エンパイアウォー⑯~百の貌を持つ者
●風魔を討て。
「みんな!来てくれてありがとう!」
グリモアベースに集った猟兵達を出迎えたのは、グリモア猟兵のカナタ・アマガだ。
「みんなも知っての通り、サムライエンパイアで大規模な作戦が展開中よ」
オブリビオン・フォーミュラと目される織田信長を倒すために、時の将軍、徳川家光は、大軍と信長を討つ秘策をもって立ち上がった。これまでの二度の戦争を乗り越えてきた猟兵達だが、今回の戦争は、これまで以上の激戦となることだろう。
「厳しい戦いになるけど、サムライエンパイアの世界をオブリビオンから守りましょう!」
カナタの言葉に「勿論」と応じる猟兵達。これまでの数々の戦いを乗り越えて、彼らも成長してきたのだ。その表情からは実力に裏打ちされた自信と士気の高さが伺える。
「ウチらの役目は、徳川軍に打撃を与えようとしている『百面鬼』風魔小太郎を倒すのよ」
各地で徳川軍に対して様々な策を巡らせている将の一人、風魔小太郎の居所が判明したのだ。奴は、風魔忍軍の忍者屋敷にいる。狭い屋敷の中で、強力なユーベルコードを駆使する戦国最強の忍者との戦いはかなり厳しいものとなるだろう。加えて、忍者屋敷の数々の罠も油断出来ない。無数の罠は、それ自体猟兵に致命傷を負わせるような威力はないが、強敵との戦闘中に作動すれば、一瞬の隙を生んでしまうかもしれない。
「戦場は相手にとって有利よ。でも、ここで逃すわけにはいかないわ。みんな!頼んだわよ!」
カナタの激励を受け、猟兵達は、戦国最強の忍者の待つ屋敷に向かった。
夢月
マスターの夢月です。どんどん戦況が変わっていきますね。勝利のために頑張っていきましょう。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
本シナリオでは百面鬼・風魔小太郎とのボス戦になります。
百鬼面・風魔小太郎は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
また、忍者屋敷には、罠が仕掛けられており、罠自体で負傷することはありませんが、判定がやや不利になる場合もあるので、罠への対処もあるといいですね。
みなさんの熱いプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『百面鬼『風魔小太郎』』
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POW : 風魔忍法『風魔頭領面』
自身の【身に着けた『面』】を代償に、【召喚した風魔忍者の軍勢】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【忍者刀と手裏剣】で戦う。
SPD : 風魔忍法『六道阿修羅面』
自身の【髑髏の面の瞳】が輝く間、【六本の腕で繰り出す忍具や格闘】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 風魔忍法『死鬼封神面』
【歴代風魔小太郎たち】の霊を召喚する。これは【極めて優れた身体能力を持ち、手裏剣】や【鎖鎌】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:カス
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
グラディス・ドラモンド
WIZを選択
うーっし行くかぁ!
この戦、楽しませてもらうぜ
・罠への対処
俺様は影に潜り闇から出る者。そこに影ある限り潜り避ける
伏兵が居た場合は後述
さーて大物退治と行こうかぁ!
先ずはあの忍法だかの対策だな。敵の伏兵が居たならそいつをのして壁にしてやらぁ。複数手数で攻めてくるならこっちにも出来る盾は使わねぇとな。囮をぶつけてる間に俺様の部下……軍勢の一部を喚びだし(UC)こちらも手数でぶつかっていくぜ
影より出るは我が人型の精兵達よ、奴の攻撃速度は速い、だからこそ六本の腕の動作には思考を割いている筈。翻弄しながら囮を頼むわ。
その間に俺様が影を渡り走る形で接近、奴の喉を噛みちぎりに接近戦へ持ち込んだらぁ!
人里離れた山中にそれはあった。各地で暗躍する風魔忍軍の拠点であり、頭領たる風魔小太郎がいる風魔屋敷…。猟兵達は、ついにこの場所を掴み、突入する。中は、明かりがなく、狭い廊下は、どこから敵が来てもおかしくはない。
「いくぞ…!」
先頭を行く猟兵が、覚悟を決めて、通路を抜けようとした。その瞬間、
「待っていたぞ」
すぐそばに、髑髏の面を付けた阿修羅のような男、“百面鬼”風魔小太郎が待ち受けていた。
「がっ!?」
不意打ちを受けた猟兵が、小太郎の一刀の前に沈む。さらに、通路のあちこちから、風魔の軍勢が猟兵達に襲い掛かる。
「貴様たちはここで終わりだ」
風魔小太郎が、宣告した時だった。
「いや、お前が終わるんだ」
倒れた猟兵の影からグラディス・ドラモンド(30の軍団を統べる■■の公爵(自称)・f16416)が出現する。
「わりぃな…うーっし行くかぁ!この戦、楽しませてもらうぜ!」
囮になってくれた男に感謝しつつ、グラディスは、自らの軍団をよびだす。彼らはそれぞれ風魔の軍勢とぶつかる。狭い通路はあっという間に、乱戦となる。
「楽しめるかな」
風魔小太郎の髑髏の瞳が輝く。六本の腕から繰り出される一息の間にそれぞれ九発繰り出される超高速の連撃。グラディスには躱せない。
「俺には、こいつらがいんだよ!!」
グラディスの影から彼の軍団が出現する。そして、彼の身代わりとなって次々と攻撃を受けては倒れていく。その隙に、肉薄。風魔小太郎の面のうちの一つを食いちぎった。
「どうだ…!」
そう言ったグラディスは、軍勢で防ぎきれなかった攻撃で負ったダメージが限界を超え、倒れ伏す。
「見事なり」
小太郎は、彼を称賛するのだった。
成功
🔵🔵🔴
チトセ・シロガネ
【POW】
トラップだらけのニンジャハウス、
せまるニンジャ軍団、まるで映画のようネ。
さてと、トラップは【戦闘知識・第六感】で位置や内容を予測。
これ床を踏むと槍飛んでくるやつネ。スゴイ!
せっかくだからこれらをまるっと【地形の利用・罠使い】で逆に利用させてもらうヨ。
タイミングを図って起動、相手を混乱させるネ。
近接戦を挑んでくるニンジャには【見切り・カウンター】からの【グラップル】で羽交い締めにして【敵を盾にする】ヨ。
チトセはニンジャを装備するネ!
手裏剣やトラップは【オーラ防御】とニンジャを盾にしつつ、UC【霹靂閃電】を発動、【怪力・シールドバッシュ】で振り回して武器にするヨ。
「トラップだらけのニンジャハウス、せまるニンジャ軍団、まるで映画のようネ!」
チトセ・シロガネ(チトセ・ザ・スターライト・f01698)はこの状況を楽しんでいるようだった。そんな彼女達に風魔の忍達が次々と手裏剣や苦無を投擲する。
「おっと!」
飛び退いて避ける。が、危険を察知して、着地する前に跳び上がる。彼女が着地しようとした空間に槍がとんでくる。
「わぉ!これ床を踏むと槍飛んでくるやつネ。スゴイ!」
「ならば、馳走してやろう」
風魔小太郎が面の一つを屈強な腕で掴むと、握りつぶす。その破片が宙に舞ったかと思うと、それらは一つ一つ、風魔の忍となって、チトセに襲いかかる。
「イイネ!受けて立つヨ!」
チトセは忍者刀で切りかかってきた一人の頭を鷲掴みにすると、ぶぅんと振り回して地面に叩きつける。とんできた手裏剣や苦無が忍者に突き刺さる。忍者が落下した床には仕掛けがしてある。作動した瞬間、それは、普段ならかからない味方へと襲いかかる。
「ダンスの時間ネ!クローアーム、シュートヨ!」
チトセは敵の忍者を掴んでは投げ、掴んでは振り回し数の不利をものともしない獅子奮迅の活躍を見せるのだった。
成功
🔵🔵🔴
ガルディエ・ワールレイド
厄介な敵だが、忍者を引きずり出せたのは悪くねぇか
裏で策動されても困るんでな
……こいつの隕石落としが忍者らしいかは横に置いとこう
厄介なのは間違いねぇし
◆基本
武装は《怪力/2回攻撃》を活かす魔槍斧ジレイザと魔剣レギアの二刀流
攻撃命中時は《生命力吸収》
罠の起動は《念動力》で止める
《第六感》での察知や回避も重視
◆先制攻撃(風魔頭領面)対策
敵の攻撃を《武器受け》で弾きつつ、可能な限り早く《範囲攻撃/属性攻撃/マヒ攻撃》の雷を周囲に放ち風魔忍者の軍勢を足止め
その後は《属性攻撃/マヒ攻撃》を載せた【竜神の裁き】で更に強い雷を放って残存の配下諸共に風魔小太郎を攻撃。可能なら面も狙う
同時に近接戦闘も仕掛けるぜ
風魔屋敷の通路では、なおも猟兵と風魔忍軍との死闘が続く。敵の本拠地ということもあり、地の利はあちらにある。だが、ここに乗り込んだ猟兵も歴戦の者ばかり。戦いの趨勢はどうなってもおかしくない状況だ。
「厄介な敵だが、忍者を引きずり出せたのは悪くねぇか。裏で策動されても困るんでな」
そう言って、複合魔剣レギアと複合魔槍斧ジレイザをふるうのは、今回の作戦に参加した猟兵の一人である、ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)だ。様々な武器を扱う猟兵達の中でも、ハルバートと剣の二刀流というスタイルはかなり珍しい。狭い通路で豪快にジレイザを振り回したかと思うと、姿勢を低くして近づいてきた忍者には即レギアで対応し、距離をとった敵には、ジレイザの突きで追撃をする。変幻自在の戦い方は忍者達を翻弄した。しかし、いつの間にか彼は味方から離れ、忍者に包囲されつつあった。
「まずは、貴様を『面』に加えるとしよう…」
風魔小太郎は、ガルディエを確実に始末するべく、面を二つ割り、配下を呼び出す。
「随分な歓迎っぷりじゃないか…」
軽口を叩きながらも、ガルディエの額から嫌な汗が流れる。
「やれ」
号令一下、一斉に攻撃をしかける風魔の者達。ガルディエは、攻撃を弾きつつ、包囲を破る方法を模索する。が、そんな彼の背中に、苦無や手裏剣が次々と刺さる。
「ぐっ…!このっ…!舐めるなあ!!」
怒りの声と共に、彼の全身から赤い雷が迸る。それを二刀に纏わせて一閃。雷の轟音と稲光が駆け抜けると、風魔忍軍が吹き飛ばされていく。
「どうだ…!こいつはきいただろ…!」
そう言ってガルディエは片膝をついた。
苦戦
🔵🔴🔴
ルード・シリウス
成程…こいつが将の一人か。確かにこいつは生半可な奴じゃ無さそうだ…。
が、だからこそ喰らう価値がありそうだな。
やはり、戦ってのはこれだから面白い。さて、先ずは敵将の一人、喰らいに行こうか
◆行動
暴食剣、呪詛剣の二刀を構えての斬り込み。
敵の攻撃に対しては、攻撃の予備動作から攻撃の軌道を予測して見切り、残像含ませた回避行動で。回避不可能なものは武器を盾代わりにして受け止めるか斬り払う等で対処し凌ぐ。
凌ぐ事が出来たら【鮮血暴君の魔剣】発動。
二刀による連撃で防御諸共斬り伏せる勢いで攻撃。罠含む攻撃で受けた傷は自身の攻撃による捕食能力(生命力吸収&吸血)で傷を癒し、継戦能力維持
※アドリブ、協力歓迎
竹城・落葉
【POWで判定】
どうやら、風魔小太郎の居場所が判明したようだな。奴のいる屋敷には罠が仕掛けられているのか。だが、我が故郷を守る為にも、引き下がる訳にはいかぬ。
我は戦闘に入ったら、『極術一閃』を発動する。そして、「切れろ」と殺意を込めた言葉を放つことで、言霊により風魔忍者の軍勢や風魔小太郎を切り伏せていくぞ。また、『極術一閃』の応用として、元武将としての冷酷な雰囲気を身にまとうことにより、それに触れた物を切り伏せるぞ。これで、襲い来る罠も迎撃できればよいのだが。
我が故郷に平穏を取り戻すべく、貴様を打ち取ってくれよう!
*アドリブ&共闘、歓迎です
「よくやった…が、ここまでだ」
ガルディエにトドメを刺そうと手を伸ばす風魔小太郎。だがしかし、その直前に殺気を感じて、飛び退く。そこに、呪詛剣「無愧」と暴食剣「神喰」という二本の大剣を振り下ろしたのは、ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)だった。
「成程…こいつが将の一人か。確かにこいつは生半可な奴じゃ無さそうだ…。が、だからこそ喰らう価値がありそうだな。やはり、戦ってのはこれだから面白い。さて、先ずは敵将の一人、喰らわせてもらおうか」
ルードは剣の先を小太郎に向ける。
「我が故郷に平穏を取り戻すべく、貴様を打ち取ってくれよう!」
緑の着物に陣羽織を羽織った竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)も刀に手をかける。
「遅いな…」
二人が戦闘態勢をとった時には、すでに風魔小太郎は己の面を握りつぶしていた。二人の背後から、風魔のシノビが襲い掛かる。
「ぐぅっ!」
ルードの身体に次々と手裏剣や苦無が突き刺さる。が、その流れ出た血が彼の武器に力を与える。
「はぁ!」
接近してきた忍を一刀のもと両断する。
「切れろ」
落葉は、剣を抜く前に、視線を忍に向け、言葉を放つ。それは、言霊を介して、「切断」という現象を引き起こす。忍は胴の部分で寸断される。その傷から大量の血があたりに飛び散り、落葉の視界を塞ぐ。
――しまった!
能力の使用を封じられた彼女に忍達が次々と手裏剣や苦無を投擲する。ゴホッと、口から血が溢れる。とどめと忍者刀を手にせまる忍達。その間に、割って入るルード。彼の身体に次々と刀が突き刺さる。
「っ…!このっ!」
ルードは二振りの大剣で忍者達を薙ぎ払う。剣を通して吸い取った生命力が彼の傷を癒すが、それは十分ではない。
「…まだいけるか?」
「当然だ…。我が故郷を守る為にも、引き下がる訳にはいかぬ」
ルードの問いかけに、落葉は口の端を上げて笑って見せる。二人はかなりダメージを負っているが、その闘志はまだ燃え尽きていなかった。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
メイスン・ドットハック
【SPD】
武家屋敷の罠に関しては【罠使い】を駆使して、トラップ解除を慎重かつ迅速に行い、決戦に備える
風魔忍法『六道阿修羅面』の対策は風魔小太郎の筋肉や所作を電脳魔術で【ハッキング】【情報収集】し、その情報を下に【第六感】【視力】を駆使し回避、電脳魔術の盾や壁を生み出して防御していく
先制攻撃を凌ぎきったら、UC「惑星の開拓者」を発動
0と1の電脳数字の集合体と身体を変化させ、攻撃を透過させる
電脳魔術を組み上げ、「惑星の開拓者」解除と同時に発動
風魔小太郎自身を【ハッキング】【情報収集】することで得た、歴代風魔小太郎の魂の接合部分を攻撃する電脳ジャミング爆弾で、ダメージと混乱を狙う
アドリブ絡みOK
「おぬしが、風魔小太郎かのう?」
いずれも歴戦の猟兵達を苦戦させている風魔小太郎の前に、次に立ちはだかったのは、気の抜けた声のメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)だった。
「如何にも。かくいう貴様は何者だ?」
「ただのハッカーじゃ」
風魔小太郎の問いかけにさらりと答えつつ、メイスンはすたすたと歩み寄る。その様子に、風魔小太郎は眉を顰める。
「あぁ、あんたがしかけた罠はみな、外させてもらったのじゃ。多少時間はかかったがのー」
メイスンの言葉に、猟兵達が、安堵の溜め息をついた。罠を警戒しながらの戦闘はかなり精神的に負担が多くそれで実力を発揮できないでいたのだ。
「こっからはおもっきりやれるのー」
「小癪な、貴様から捻り潰してくれる」
風魔小太郎が、六本の腕による高速連撃を繰り出す。が、その全てがメイスンの身体をすり抜けていく。マトリックス“惑星の開拓者”。それは、彼女の身体を電子情報へと変換する。数字の信号の集合体となった彼女に物理的な攻撃手段は通じない。そこへ、思う存分戦えるようになったガルディエ、ルード、落葉の三人がそれぞれの武器で攻撃を加える。猟兵達の反撃が始まった。
成功
🔵🔵🔴
蛇塚・レモン
【雷鳴団】のみんなと連携するよっ!
先制攻撃対策:
歴代小太郎の霊と小太郎本体の足元を左目(アイテム)からの念動力+衝撃波で穴を開けるよっ!
不可視の挙動に忍者の敵は警戒するはず!
一瞬の隙にUC発動、鋼の鱗を纏った巨大な蛇神様の長い身体で旅団の仲間の盾になってもらうよっ!
罠も敵ユーベルコードも、あたいたちへ向けられた敵意、つまり、全て蛇神様の呪詛の念動力で風魔小太郎へ跳ね返すよっ!
(オーラ防御+激痛耐性+盾受け+呪詛+念動力+だまし討ち)
あたいも蛇神様の影から指鉄砲の雷属性の霊弾スナイパー+援護射撃+呪殺弾+鎧無視攻撃+生命力吸収+属性攻撃)で攻撃するよっ!
トドメは団長のこがねさん、お願いしますっ!
上泉・信久
SPD 【雷鳴団】で同行 アドリブ可
皆の戦いぶりを見守るとしよう
しかし、噂に名高い風魔の鬼か、楽しみだ
今回は皆の援護が主体
錬成カミヤドリで44本の無窮村正を召喚し
各自が攻撃に集中できるよう守りに10本、攻めに34本
「若者の道を作るのは俺の役目だ」
風魔忍者の軍勢を迎撃するには十分な数だといいな。
俺の刀が届く範囲ならば、自ら動いて【武器受け】でいなす
仲間が怪我をするのは困る
窮地の時は【残像】【早業】で瞬歩の如く移動し【見切り】で迎撃しよう
「俺は頑丈だから問題ない」
トドメはこがねにとのことだ
腕前は如何かな?
援護に油断はなく、敵が消え去るその一瞬まで切れることはない
終わったなら皆の頭を撫でて褒める
桑原・こがね
【雷鳴団】
よし!者ども!雷鳴を轟かせろ!
まずは先制攻撃の対策ね。
忍者刀と手裏剣、厄介ね。
忍者刀はこちらも刀で受け流すとして、手裏剣は雷で凌ぐ!弾くとか撃ち落とすとかじゃなくて起動を逸らす意識で行こう!最初は防戦一方になるかもしれないけど仕方ないわ。
耐えてる間に他のみんなが隙を作ってくれるはず。
それを見逃さず踏み込んで一閃!
渾身の力で斬り込んで一撃で決めるわ!
虎熊・月霞
【雷鳴団】のみんなと参戦ー。
『対先制攻撃』
対策って言っても部下を大量に召喚されちゃうぐらいなんだけどぉ、まぁ仮面消費させてるし、まぁ僕は僕の仕事をするだけさぁ。
風魔頭首はみんなに任せるとして、そのための道を切り開かないとねぇ。召喚された忍者の足止めとしてぇ、ユーベルコードの技で屋敷の床ごと破壊していこうかなぁ。動きの制限を目的として、【地形の利用】をして回り込まれたり囲まれたりされない様にするよぉ。
まぁ距離が空いたら手裏剣で攻撃してくるだろうしぃ、こがねに攻撃が行かない様【存在感】を出して【殺気】で敵の気を引いて、手裏剣は【見切り】ながら【武器受け】とか【武器落とし】で対応していくよぉ。
キャロライン・ブラック
【雷鳴団】として参加いたします
敵が先制攻撃をしてまいりましたら、わたくしは天井からの攻撃に警戒
宙に雷属性を付与した黄色の塗料を撒き、攻撃を少しでも緩めますわ
もちろん、その後も武器などで攻撃を防ぐよう心がけますけれど……
ある程度の傷を負う覚悟はしておきましょう
一陣を防ぎ、反撃の構えが整いましたら柘榴石の橙を発動
杖先に留めた橙色の塗料で一人一人、確実に仕留めてまいります
仕留める際は出来る限り敵の体を吹き飛ばし
別の敵にぶつけることで連携を乱すよう心がけますの
立ち回りといたしましては小回りを重視し
連携の隙を埋めるよう行ってまいります
相手は史上最強と謳われる忍
常に想定外を警戒し、対処できるよう努めますわ
天道・あや
【雷鳴団】団長(f03679)月霞(f00285)キャロ(f01443)蛇束(f01443)上泉(f14443)(これで全員です)でgo!
どんなに先代だか先輩だか呼ぼうとあたし達の敵じゃない!よーしっいっくぞー
先制攻撃対策
先ずは【挑発】して風魔の霊を【誘き寄せ】て小太郎と離す小太郎の相手は他の人に任せた! そして風魔の霊の攻撃はなるべく避ける【見切り】けど無理そうな時は耐える【激痛耐性】
そして敵を引き付けながら【サウンドオブパワー】を発動して皆をパワーアップ!そしたら反撃!【カウンター】風魔の霊が放つ手裏剣や鎖鎌を【グラップル】で掴んで投げ返したり鎖を掴んで振り回してその辺の床や壁にぶつける
メイスンの活躍により、戦いの趨勢は一気に猟兵側に傾いた。一瞬の隙が命取りになりかねない罠の脅威がなくなったことにより、それぞれの猟兵が戦闘に集中出来るようになり、風魔忍軍を徐々に押し始めていた。
「よし!者ども!雷鳴を轟かせろ!」
猟兵の旅団『雷鳴団』を率いる桑原・こがね(銀雷・f03679)が、刀を抜き放ち、仲間に号令をかける。
「ふふふ、団長さんはりきってますわね」
キャロライン・ブラック(色彩のコレクター・f01443)は、そんな姿を見て微笑む。
「あたいも団長さんに負けてられないね!」
蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)は、やる気に満ちながら、蛇腹剣クサナギを振るう。刀身がそれぞれの連結部で分かれ、伸び縮みしながらしなるような動きで忍者達を打ち据える。
「いいねいいね!みんなその調子だよ!」
天道・あや(未来照らす一番星!・f12190)が声援を送る。彼女は、そこにいるだけで味方が勇気づくアイドル的存在だ。
「調子にのっていると、怪我をするぞ」
上泉・信久(一振一生・f14443)が、波にのって勢いづく面々を窘める。比較的若いメンバーが多い中にあって、ヤドリガミでかなりの長命な彼は、今回保護者的な立場になっている。
「まー焦らずのんびり行こー」
虎熊・月霞(電紫幻霧・f00285)がのんびりした声で言う。彼女のペースはこんな時ものんびりとしている。旅団『雷鳴団』からは以上のようなメンバーが今回の作戦に参加していた。彼らは息のあったコンビネーションで、次々と風魔忍者を撃退していた。そんな彼らを風魔小太郎は危険と判断する。
「あれが噂に名高い風魔の鬼か」
信久が風魔小太郎の姿を確認する。彼は、六本の腕でそれぞれ面を掴むと、同時にそれを破壊する。今までとは比較にならない数の風魔忍者が、『雷鳴団』の面々に殺到する。
「うわ、こいつは厄介だな…!」
こがねは、次々と迫りくる手裏剣や苦無を刀で弾きながら、周囲を見回す。どこもかしこも風魔の手の者でびっしり囲まれている。
「この数は流石にきついですね…何か策は…」
「対策って言っても部下を大量に召喚されちゃうしどうにかできる都合のいい方法はないんじゃないかなぁ。まぁ仮面消費させてるし、まぁ僕は僕の仕事をするだけさぁ」
月霞は、のんびりとした調子で、身の丈ほどもある野太刀を振るって、手裏剣や苦無を叩き落す。
「そうですね…わたくしもやれることをやるだけです!!」
そんな月霞の姿を見て、キャロラインの杖を握る手にも力がこもる。彼女がさっと杖を振るうと先端から黄色の塗料が宙にまかれ、飛び道具の威力を弱める。
「いいねいいね!どんなに先代だか先輩だか呼ぼうとあたし達の敵じゃない!よーしっいっくぞー!」
あやがテンションを上げて、歌い始める。ユーベルコード『サウンド・オブ・パワー』により彼女の歌を聞いた味方の戦闘力が底上げされる。その状況を見た風魔小太郎は、現状もっとも厄介なのは彼女と判断する。
「いでよ…我が先達…!」
二本の手を組み合わせて印を結ぶ。彼の身体から彼と同じように面をつけた忍達が現れる。彼らこそ、歴代の風魔小太郎を襲名せし者達だ。彼らは、面を破壊して呼び出された風魔の忍とは文字通り『格』が違う。
「…やれ」
彼らは当代の頭領の命により、風魔にとっての敵を刈るために即座に行動する。彼らの狙いは、あやだ。
「…!」
恐ろしい面を付けた敵が迫るのを感じてあやの身体がこわばる。彼女の危機を察知して動いたのが、信久だった。
「仲間はやらせん」
信久の本体である無窮村正が、幾つも宙に浮かび、歴代の風魔小太郎の攻撃の前に立ちはだかる。そして、信久自身も、あやの前に立って攻撃を受け止める。
「信久!」
「心配するな。俺は頑丈だから問題ない。あやは、自分の役目に集中しろ」
信久の言葉を受けて、あやはマイクを握りしめ、再び味方の支援に集中する。
「小賢しい真似を。ならば、貴様から!」
当代の風魔小太郎が、信久を仕留めんと自らが動く。六本の腕による高速九連撃の構え。
「させないよ!お願い、護って、蛇神様っ!」
レモンが『戦闘召喚使役術式・か弱き者を守護せよ、慈愛の鉄蛇“バトルサモンコード・ヴリトラ・リフレクト・ガード”』によって、白蛇の鏡盾から巨大な蛇神は、信久とあやを守るようにその身を割り込ませる。蛇神の身体に、次々と風魔小太郎の攻撃が叩き込まれる。しかし、レモンの術によって、硬化した鱗はそれらの攻撃を防ぎきる。さらに、それらは呪詛によって、風魔小太郎自身に返ってくる。
「ぐっ、あっ!?」
身体のあちこちからどす黒い血が噴き出る。よろめいた風魔小太郎に、キャロラインが肉薄し、杖の先端を突きつける。
「キラキラ輝く、橙色のガーネット。きっとあなたに似合うから、近くにおいでくださいな?」
詠唱完了と共に、マンダリンガーネットを模した塗料が噴射、キャロラインの魔力がこもった一撃に、ドンという衝撃音と共に、風魔小太郎が吹き飛ぶ。『わたくしの好きな色、柘榴石の橙“レインボーパレット・マンダリンガーネット”』。彼女のもつユーベルコードの中でも威力の高い一つが、確実にヒットする。
「まだです!追撃をお願いします!」
「まかせなさい!」
キャロラインに続いて、こがねが追撃を加えようと駆ける。それを阻もうと行く手に風魔忍者、歴代頭領達が、立ちふさがる。
「月霞!」
「あいよー。落ちよ雷鳴、その一切を打ち砕け――まぁ思いっきり振り下ろすだけなんだけどねぇ」
月霞が、雷の纏った野太刀を振り下ろす。次の瞬間、轟音と共に、まるで雷が落ちたように床が破壊され、風魔の者達の隊列が乱れる。そこをこがねが駆け抜けて、風魔小太郎に迫る。
「みんなが作ってくれた隙!逃したりしない!」
「むぅ!」
風魔小太郎も迎え撃つ。こがねが剣を抜き放ちながら、駆け抜ける。剣刃一閃。鋭い一太刀は、防御した武器や腕ごと風魔小太郎を両断した。
「不覚…ここで敗れるか…」
無念の思いを口にして、戦国最強の忍は、初めからいなかったかのように、静かに霧散して消え去った。
成功
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