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エンカウント・スペース・ジェントル

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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 宇宙空間に浮かぶシルクハット状のスペースシップ。名をジェット・ジェントル号。
 こんな世界でも紳士たるを忘れる無かれと紳士服の製造を行なうこの船は工場船である。
 ここでは数百人の紳士たちが自らの職務を全うすべく働いている。
 そんなジェット・ジェントル号の外壁がある日崩壊し、大きな爆発が起こった。

 かつて銀河帝国との戦いによって居住可能な惑星を失った人類は、生活の場を宇宙空間へと移した。
 無数の巨大宇宙船にわかれそれぞれの船でそれぞれの暮らしを続けている。ある意味で平和な世界……。
 だがそんな世界は滅びたはずの銀河帝国の襲撃によって崩れ始めたのだ。
 そう、骸の海よりよみがえったオブリビオン。戦乱の再来である。

 サイレンと真っ赤なライトが回る船内。
 あちこちに倒れる紳士たち。
 真っ黒な鎧を纏った兵士たちがエネルギーライフルを手に通路を走る。
 悪しき銀河帝国のクローン騎兵部隊だ。
 肩から血を流した紳士は兵士たちが走り去ったのを確認すると、扉をあけて狭い部屋へと這いずっていった。
 血の跡が長く続く。空間に浮かび上がる立体モニターの前にすがるように止まると、紳士は救援の信号を送り始めた。
「こちらジェット・ジェントル号。銀河帝国の襲撃を受けている。繰り返す――ちらジェット・ジェントル号。銀河帝国の襲撃を受けている。もはや船は占領されてしまった。誰か、誰か、誰でもいい……どうか船を、我々を、助けてくれ」
 その通信がどこかへと送信されるよりも、早く。
 部屋の扉は開き、逆光と共に鎧の騎兵が現われる。
 慌てて振り返る紳士。
 だがもう遅い。
 エネルギーライフルから放たれた真っ赤な光線が紳士の心臓部を貫き、背後の機械を破壊し、無数の火花を散らして小爆発を起こした。

●救えるはずの未来
「――というのが、これからスペースシップワールドで起こる襲撃事件だ」
 白いスーツの少女は指をパチンと鳴らして見せた。
 ここはグリモアベース。希望の発信地。
 グリモア猟兵が他の猟兵たちに予知情報を伝えたり、現場にテレポートで送り込んだりする場所である。
「みんなも知ってると思うがこれは未来の出来事だ。これから現地にテレポートしてもらって、銀河帝国兵が制圧した直後のジェット・ジェントル号へと乗り込むことになる……といっても、船に直接送り込めるわけじゃない。まずはこいつを見てくれ」
 少女が示したのはライフル弾のような形状をしたシンプルな小型宇宙船だった。
「一人用の船だ。こいつでジェット・ジェントル号に接近し、突入しなければならない」
 もちろん、銀河帝国兵も警戒や迎撃をするだろう。
 対応方法としては主に三通りある。
 【POW】豪快に正面突破。
 【SPD】華麗に迎撃をかわして突入。
 【WIZ】知的に警戒をかいくぐって侵入。
 ――といった具合だ。
 小型宇宙船の操縦は簡単なもので、誰でも扱うことが出来る。重要なのは、どう扱うかだ。
「突入したあとは恐らく銀河帝国軍のクローン兵や騎士との戦いになるだろう。
 だが心配はしていない。ここにいるのは他ならぬ猟兵(イェーガー)……世界を救う希望そのものなのだからな!」


空白革命
 ごきげんよう! 第六猟兵シナリオマスター、空白革命(アヤナシ アラタメ)です!
 ついに始まりました第六猟兵の世界。皆様の活躍を描けるのが楽しみです。
 愛してるぜ皆! これからもよろしく!
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第1章 冒険 『小型宇宙船で突入せよ』

POW   :    正面から力づくで突破する

SPD   :    素早い移動や的確な回避で危機を切り抜ける

WIZ   :    敵の警戒範囲を読んで隙をつく、電子機器をハッキングする

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ネグル・ギュネス
「宇宙船ならば、星を駆けるスターライダーの出番だろう。
行くぞ、今助ける!」

①【SPD】を利用し、接近を試みる!迎撃は勿論あるだろうから、最初は距離を取り、攻撃を放ってくる箇所を見極める
騎乗スキルもあるから、回避に専念しながら、敵の攻撃をしっかり見ていこう。

②死角を見つけたら、【ゴッドスピードライド】を用いて一気に加速!攻撃を放てない箇所に回り込み、一気に船へ乗り込むのを目指す!



広大なる宇宙に浮かぶ工場船ジェットジェントル号には銀河帝国による占領の危機が迫っていた。
 だが案ずるなかれ。この世界には彼らが――否、『彼』がいる!
「宇宙船ならば、星を駆けるスターライダーの出番だろう。行くぞ!」
 ネグル・ギュネス! 彼の宇宙小型船がジェットジェントル号へと進路をとり、まばゆくジェットを噴射した。
 弾丸の如く走るネグルの船。
 対するはジェットジェントル号に乗る兵士たちである。味方以外の船は全て殺せと命令された彼らは無数のビームを発射。
 急速に蛇行するネグル船。
「そこか。見切った――ゴッドスピードライド!」
 小型船にビームが命中!
 爆発――の中から、変形宇宙バイクに跨がったネグルが飛び出し、ビーム砲の死角へと素早く回り込んだ。慌てふためく銀河帝国の兵。
 その間ネグルはジェットジェントル号の突入口へと滑り込む。
「なんてこった! 一人侵入されてしまった!」
「一人だけだ! あとは通さん!」
 ジェットジェントル号のビームが拡散発射モードへとチェンジ。無数の細いビームが宇宙空間にはき出される。

成功 🔵​🔵​🔴​

天枷・雪
あそこの白い紳士服の製造が止まると困る。
ってとても熱の入ったメールが匿名で届いたから来てみたら、笑ってられる状況じゃなさそうね。
医師が必要な状況でしょ?任せて。

工場船や、周囲の敵船のシステムをハッキング。
主にレーダー周りに重点的に仕掛けて、私含む他の猟兵ができるだけ映らない様に。
とはいえ近づけば目視で発見されるだろうし、そこからは強行突破するしかないかもしれないわね。
【空中戦】と冷気と速度による【残像】、そして【妖狐の右眼】を使用した攻撃の穴の分析。それらを複合した回避技術、使わずに済めばよいのだけれど。

急患よ。道を開けなさい。……って言って通してくれる状況じゃないわよね。



暴雨の如く黒き宇宙を縞模様に染めるビームの列。
 誰もが悲鳴をあげて逃げ出すであろう状況の中で、天枷・雪はただ静かに髪をかき上げた。
「『あそこの白い紳士服の製造が止まると困る』……って、とても熱の入ったメールが届いたから来てみたら、随分な状況になってるわね」
 雪は瞬きを二回。
「医者が必要でしょ。任せて」
 途端、なんということか。あれほど規則正しく発射されていたビーム群があっちこっちへばらばらに暴れ始めたではないか。
 雪のどこか妖艶なハッキングによってジェットジェントル号のセンサー類が混乱したのだ。
「敵はどこにいる!」
「センサーで見るな、目視を使え!」
 増設された砲台のひとつ。銀河帝国兵は強化ガラス窓を開き
 迫る雪の小型船めがけてビームを発射。
 すると、雪の船は降雪のような残像を残しジグザグにビームを回避。
「なぜだ、なぜ当たらない!」
 分からないだろう。雪が『妖狐の右眼』によって敵の弱点を見つけ巧みに回り込んでいるからなどと。
「急患よ。道を開けなさい。……いいえ、もう開いていたわね」
 雪もまた、ジェットジェントル号へと滑り込む。

成功 🔵​🔵​🔴​

神威・くるる
あややー、紳士やて。うち、紳士な旦那はん、好みやわぁ
そんな美味しそ……素敵な紳士は是非助けてお礼をいただかんと

力押しーいうんは得意やないさかいに、攻撃をかわして進ませてもらおかな
恋も宇宙船のバトルも、駆け引きが重要、てね?
押しては引いて、惑わせて、時にはわざとピンチになってみたりして
最終的に美味しくパクリと行けたもん勝ちやさかい

……ふふ、紳士もええけど熱烈に求めてきてくれはる帝国の軍人はんも魅力的
うち、思わずあつぅなってまいそう……なぁんて?



二度あることは三度あるといい、三度目の正直ともいう。人は三回目にこそ緊張するのだ。
 それは銀河帝国兵とて同じ。
 これ以上の侵入をさせるものかと無数のビームが乱射される。
「あややー、紳士やて。うち、紳士な旦那はん、好みやわぁ。そんな美味しそ……素敵な紳士は是非助けてお礼をいただかんと」
 そんな中を、小型船のハンドルを握ってころころと笑う神威・くるる。
 まるで体育館裏の告白を上手にかわす学園マドンナのごとくひらりひらりとビームをかわしていく。
「恋も宇宙船のバトルも、駆け引きが重要、てね?」
 くるるの小型船がまるで相手を挑発するようにふらふらと、そしてくるくると舞い始める。
 慌てて撃てば急速に狙いからはずれ、慌てて追えばもう遠くにある。
 兵たちは子供のように翻弄されていた。
「押しては引いて、惑わせて、時にはわざとピンチになってみたりして……最終的に美味しくパクリと行けたもん勝ちやさかい」
 あえて優雅に突入口に滑り込むと、くるるは口元に手を当てて笑った。
「ふふ、紳士もええけど熱烈に求めてきてくれはる帝国の軍人はんも魅力的やね。うち、思わずあつぅなってまいそう……なぁんて?」

成功 🔵​🔵​🔴​

エルネスト・ポラリス
未来からのメーデー、知ったからには助けに行きませんとね。
と、いうわけで突撃開始です!といっても力づくで突破する操縦技術はありませんから、上手く迎撃を躱していかないといけませんね!(【SPD】)
生身で逃げるのであれば、フック付きワイヤーでの逃げ足も活かせるのですが……まあ、頭の隅に置いておきましょう。逃げる時のセオリーのいくつかは通用するかもしれません。
どうしても避けきれない時は、上手く斜めに攻撃を受けて、受け流してみたいところです。これも、バスタードソードが使える環境なら武器受けで対応できるんですけど……いえ、泣き言を言いたいのはジェントル号の皆さんです、やってやりますよ!!



三度の失敗を犯した者は二種類に分かれる。
 諦観で自棄になる者。今までを忘れる者。
 その二種が入り交じる様が荒ぶるビーム群に現われていた。
 分かれ目というのは隙も同じ。
 エルネスト・ポラリスはその隙間ともいうべきエリアを器用にすいすいと駆け抜けていく。
「未来からのメーデー、知ったからには助けに行きませんとね」
 そんな彼にせまる銀河帝国の小型船。ジェットジェントル号の砲台と増設砲台だけでは足りないと判断したのだろう。
 併走するそれを横目に、エルネストは手元の操作盤を素早くタップした。
「身体を直接動かす方が、私は得意なんですけどね。それはこの後にとっておくとしましょうか……!」
 メダルを踏み込む。
 銀河帝国兵の小型船からビームが発射されるよりも早く加速。砲台から打ち込まれるビームがエルネストの船にいくつも命中するが、踏んだペダルははなさない。
 エルネストはなんとか突入口へ無理矢理飛び込み、爆発する船を背にワイヤーフックを使って緊急離脱。ジェットジェントル号への侵入に成功したのだ。
「ふう、なんとかなりました」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

涼風・穹
無限に広がる星の海を小型宇宙船でかっとばす…浪漫だねぇ…

レプリカクラフトで小型宇宙船程度の大きさの小型隕石を作成、それを小型宇宙船で押しつつ盾にしてジェット・ジェントル号へ突撃
迎撃されて小型隕石が壊される直前に小型隕石の陰から飛び出して、一気に接近して相手の懐へ飛び込む
名付けてジェットストリーム作戦だ

相手の懐に潜り込んでしまえば後は適当な搬入口へ接舷するか、難しそうならハッチ等へ突っ込んで強引に乗り込む
どうせ小型宇宙船は片道切符でしかないんだし、壊して文句を言われるようなら後で謝るだけだ
……壊した小型宇宙船やジェット・ジェントル号の修繕費用請求は銀河帝国軍宛てにしてくれると有難いんだけどな…



「無限に広がる星の海を小型宇宙船でかっとばす。浪漫だねぇ……」
 どこか渋みのある笑顔で、涼風・穹は小型船のハンドルを握っていた。
 変わった模様のペイントがされた穹の船はさあいきますかと後部のジェットを噴射しようとした――その途端、ジェットジェントル号からのビームが直撃。爆発してしまう。
 なんということか。穹は宇宙の塵となってしまったのか! 銀河帝国兵たちが今度こそやったぜとハイタッチする。
 が、彼らはぴたりと動きを止めた。
 なぜならば。
「お前が壊したのは船じゃあない。俺の作ったダミー小型隕石だ」
 爆発に気を取られ、うっかり穹の船を撃墜したと思い込んでいたのだ。
 慌てて砲のレバーを握るが――。
「遅い」
 すぐそばまで近づいていた穹の船が、砲台へとビームを発射。爆発を背に、突入口へと滑り込む。
「名付けてジェットストリーム作戦」
 船から飛び出し、髪を片手でかき上げる。
「壊した砲台やら船やらは、銀河帝国にツケておいてくれ」

成功 🔵​🔵​🔴​

グロリア・グルッグ
【心情】
同じスペースシップワールド世界の住人として、また星船に生きる同胞として見捨てられないわ。
紳士服を待っている紳士達のためにも、工場船を助けましょう。

【行動】
WIZを使用し、電子機器のハッキングに取り掛かります。
生粋の電脳魔術士の腕がどれほどの物か見せてあげましょう!
まぁ影も形も見せないのがハッキングの常道なのですが。

【作戦】
技能の時間稼ぎを使いながら、ハッキングで敵の感知精度を下げます。
私だけじゃなく他の猟兵の船も援護できるようにしましょう。
それがバレたら不本意ですがUCのエレクトロレギオンを召喚して散開させ、敵のレーダーが拾う的を増やして攪乱します。



これ以上はまずい。失態が続けば兵たちは文字通り首が飛びかねない。
 無数の増設砲台が。無数の銀河帝国兵船が。
 最後の一機めがけて集中する。
 グロリア・グルッグの船である。
「同じスペースシップワールド世界の住人として、また星船に生きる同胞として見捨てられないわ」
 レーダーに表示される無数の敵影。操縦席でレバーを握り、ペダルを強く踏み込んでいく。
「紳士服を待っている紳士達のためにも、工場船を助けましょう!」
 無数の敵めがけてまっすぐ突っ込む――かに思わせて、グロリアは非常に狡猾であった。
 グロリアを狙った敵船のビームが、どういうわけか同士討ちをし始めたのだ。
 仲間割れ? 操作ミス? いいやどちらでもない。
「生粋の電脳魔術士の腕がどれほどの物か見せてあげましょう!」
 操作盤の上を熟練のピアニストのごとく走るグロリアの美しい指。
 兵たちはわけもわからず爆発四散し、まばゆく光る宇宙をグロリアは悠々と直進していく。
 慌てて砲撃を始めるが、グロリアの召喚したエレクトロレギオンが砲台めがけてパンチを繰り出し共に爆発。
 グロリアはまったく回避行動をとることなく、まるで当たり前のように突入口へと到着したのだった。
「さ、船を返して貰うわよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​


次々と船へ突入するイェーガーたち。
『総員に継ぐ! 侵入者を抹殺せよ。侵入者を抹殺せよ!』
 館内放送が響く中、あちこちからビームライフルやビームサーベルを装備したクローン兵が駆けつける。
 通路は前も後ろも兵士だらけだ。
 どうするイェーガー!
 次回『エンカウント・スペース・ジェントル』第二章――君の指示を待つ!


第2章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:蒼夜冬騎

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『総員に継ぐ! 侵入者を抹殺せよ。侵入者を抹殺せよ!』
 館内に誰かの声が響き渡る。きっと指揮官のものだろう。
 それに応じて飛び出してきた無数のクローン兵。
 ビームライフルやビームサーベルを装備した彼らは、イェーガーを抹殺せんと襲いかかる。
 前も後ろも敵兵だらけだ。
 だがここを脱すれば道は開ける。
 紳士の魂を取り戻すため、戦え――イェーガー!
ネグル・ギュネス
「さて、一番乗りと言ったところか。
なら、大盤振る舞い、平らげさせてもらうか。」

楽しげな歪んだ笑顔を見せて、敵を威嚇。

まずは矢張り、弾幕を張られたら厄介だ。
ならば【SPD】を生かし、敵の近接攻撃や銃撃を回避しながら接近しよう。
装備スキル【残像】を用いて、当たったと錯覚したやつが、目の前にいたらどうなるかな。

接近したら、ドローンや銃を【剣刃一閃】で斬り裂き、敵を制圧しながら、駆け抜けて行こう!

「永遠に寝てろ!───チェェェェストォォ!!!」



「さて、一番乗りと言ったところか。なら、大盤振る舞い、平らげさせてもらうか」
「死ね! イェーガー!」
 一斉に向けられる熱線銃。
 真っ赤なラインが集中するがそれをネグル・ギュネスは腰から抜いた刀で打ち払った。
 さらなる熱光線をジグザグな機動で回避。至近距離まで迫った彼をクローン騎兵が咄嗟に打ち抜いた。
 のけぞるネグル。
 更に一発、二発、三発四発。クローン騎兵たちの集中砲火だ。
「やったか……!」
 ぜえぜえと息を切らせるクローン騎兵たち。
 その後ろで、クローン騎兵の一体が崩れるように倒れた。
「誰と遊んでるんだ? 『今』の俺はここだぜ」
「「ぬかせ!」」
 ビームサーベルの刃を展開したクローン騎兵たちが前から後ろから襲いかかる。
 だがそれよりも早く、そして力強く、ネグルは刀を抜いていた。
「永遠に寝てろ! チェェェェストォォ!!!」
 剣刃一閃。回転斬りがクローン騎兵たちを一斉になぎ倒す。
「ばかな……これほどなのか?」
「ひるむな! 数で押せばイェーガーとて!」
 クローン騎兵たちは一斉にジェノサイドモードに変化すると、恐ろしいパワーで飛びかかった――!

成功 🔵​🔵​🔴​

天原・京香
【SPD】で戦闘をしかける。ドローンでの戦闘力強化は型は違えど同じドローンを使う身からすれば、ある程度動きは予測できるはず。ならばこちらは、愛用のライフルの出番よ。ユーベルコード「キルゾーン」、たとえどれだけ動こうと視認さえして距離を間違えなければ当てられるはず。本体に当てるのが難しければ技能「零距離射撃」を用いて直接当てる、もしくはドローンを先に狙い、ドローンを失った本体を射撃する。船内が無重力状態であれば技能「空中戦」も用いて無重力空間ならではの機動性を活かした戦い方を行う。


ギルバート・グレイウルフ
おいおい、抹殺とか物騒なこといってんな、おぃ。
せっかくの紳士服に血と硝煙の臭いがこびりついちまうじゃねぇか。

つーか、アレがクローン兵ってやつか。ほんと見た目どいつも同じに見えやがるな……。
これ、誰がどいつを倒したか分かるのか?……ちゃんと報償金が支払われるのか心配になってきたぜ……っとと、いつまでも思案する時間をくれるほど奴さんたちも優しくはないってか。

【SPD】を使用して、味方のおこぼれ…もとい連携して各個撃破といきますか。
通路の扉を盾にしたり、敵さんの死体を投げつけたり……なんでもアリだろ、死にたくねぇしな!
命と金……毎回思うがバランス取るの難しいな、ほんと。



その時である!
「ワンパターンなのよ、あんたちは」
 金色の髪と甘い香りが風のように舞い込んだ。
 いびつに膨らんだクローン騎兵たちの腕に、ライフルの銃口があてられている。
 ハッとして腕を引こうとするクローン騎兵の動きをまるで先読みしたかのように、天原・京香は腕を零距離射撃によって打ち抜いた。
 それだけではない。
 悲鳴をあげてのけぞるクローン騎兵の動きまで読み、敵を盾にしながら肩越しにライフルを連射。
 後続のクローン騎兵たちの心臓部を的確に打ち抜いていく。
「おーおー、ほんとだな。どいつもこいつも同じに見えやがる」
 ギルバート・グレイウルフは倒れたクローン騎兵をキャッチすると、反対側から駆けつけてきたクローン騎兵たちへと放り投げた。
「くそ! 抹殺しろ! 全員抹殺だ!」
「物騒なこといってんな、おぃ。せっかくの紳士服に血と硝煙の臭いがこびりついちまうじゃねぇか」
 ギルバートは壁のドア開閉ボタンを殴ると、閉まる扉の裏に隠れた。
 連発される熱線銃の射撃がドアをぶくぶくと膨らませ、醜く溶かして破壊していく。
「伏せて!」
 京香の声だ。言われるままに伏せたギルバートの頭上空間を自動詠唱機関銃の弾が薙ぐようにさらっていった。
 足下にばらばらと落ちる大量の空薬莢。
 最後の一本が回転しながらカチンと跳ねた所で、ギルバートは膝のホコリをはらって立ち上がった。
「おー、危ねえ危ねえ」
 振り返ってみれば、崩壊したドア向こうのクローン騎兵たちは穴あきチーズと化していた。
「サンキュー、しかしこんなにばたばた倒してちゃ報奨金の計算が面倒だな」
「心配いらないわ。ジェットジェントル号一隻単位で数えてるだろうから」
 大きなマガジンを捨て、予備弾倉を機関銃に差し込む京香。
「なるほど」
 通路の角から遅れて飛び出してきたクローン騎兵が、ギルバートの後頭部めがけてビームサーベルを振りかざす。
 が、肩越しに突きだしたギルバートの銃口がクローン騎兵の顎をとらえるのが先だった。
 トリガーを引くだけで、クローン騎兵は崩れ落ちる。
「なら、安心だ」
 ギルバートは懐から取り出した煙草をくわえ、胸を叩き、ライターがないことに気づいて肩を落とした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

キッシュ・アルザス
やっぱり、こういう戦闘は血が滾るよね
とても、ワクワクするよ。さぁさぁ、敵だ!ゴチソウだ!
侵略者は、捻じ曲げねじ伏せ、ぶっ飛ばす!!

【SPD】で仕掛けるよ!
ドローンとかクローンとか、こっちの世界は名前が分かりづらいね!
でも【戦闘知識】と【見切り】を利用して、どんな攻撃方法があるかは把握してる! あとは体感して、回避していこう!

目指すは敵陣!
数が多いなら、やっぱり、これだよね
【人狼咆哮】! 邪魔ダァァァァ!
数が多いから奇襲や背後に注意して、【第六感】で気をつけていくからね
後ろから襲われても、それは気づいてるよ……!



コンテナ搬出用のシャッターが崩壊し、数人のクローン騎兵が吹き飛んでいく。
 ごろごろと転がる彼らが顔を上げれが、キッシュ・アルザスが首をこきりと鳴らしながら崩壊したシャッターをまたいでいた。
「やっぱり、こういう戦闘は血が滾るよね。とても、ワクワクするよ……」
 獣のような足や腕。獣の骨を被った頭。長い髪をわずかに地に着けて、キッシュは跳躍の勢いをつける。
「調子に乗るなよ――!」
 クローン騎兵たちは戦術ドローンと自信をリンク。恐るべき連携力によって攻撃を仕掛けてくる。
 対して。
「さぁさぁ、敵だ!」
 サイドロールで光線をかわし――。
「ゴチソウだ!」
 跳躍でサーベルをかわし――。
「捻じ曲げねじ伏せ、ぶっ飛ばす!!」
 振り上げた剣がクローン騎兵を頭から粉砕。
 とその時、死角から飛びかかった別のクローン騎兵がキッシュの背中を切りつけた。
「馬鹿め、目の前に気を取られて死角の俺に――」
「気づいてたよ」
 ぴたりと止まるクローン騎兵。
「やっと――出てきてくれた!」
 激しい咆哮が地面を、壊れたシャッターを、背後のクローン騎兵や熱線銃を構えた騎兵や潰れた騎兵の残骸をまとめて吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

イルナハ・エイワズ
「ユルの出番はまだですから大人しくしていてくださいね」
ドラゴンランスのユルはドラゴンの姿で待機させておきます

クローン騎兵に対して錬成カミヤドリで攻撃します
自分の本体である魔導書を複製しクローン騎兵にぶつけます
一人に対して複数個を放ちタイミングをずらしたり
死角から攻撃したりと上手く操りましょう

技能の視力と見切りを活用して中距離で対応します
間合いを詰められた場合にはダッシュで距離を離し
間合いを維持して戦いましょう

魔導書のヤドリガミなのに魔導書で殴った方が強いとか
自分でもどうかと思いますね



紳士服生産工場。
 そこには大量の紳士服のかかったハンガーが今もレールを通って制作工程を進めている。
 だがその紳士服が仕上がることはない。なぜならクローン騎兵たちが襲撃しているからだ。
 部屋に立てこもる職人たち。それを引きずり出そうとドアをビームサーベルで切断しはじめるクローン騎兵。
「おい、誰か来たぞ」
 接近の様子に振り返ると、そこにはイルナハ・エイワズが立っていた。
「ユルの出番はまだですから大人しくしていてくださいね」
 もふもふしたドラゴンを後ろに待たせると、イルナハはどこからともなく魔導書を取り出した。
「どこから入ってきた?」
「きっと職人のひとりだろう。とっ捕まえて奴隷にし――」
 ごん、という鈍い音と共にクローン騎兵が崩れ落ちた。
「なっ、なんだ!?」
 イルハナの手には何冊もの魔導書が積み重なっている。その一冊が恐ろしい堅さをもってクローン騎兵の頭をへこませたのだ。
「イェーガーだ!」
「殺せ!」
 咄嗟に熱線銃を構えるクローン騎兵たち。
 ぱっと放った無数の魔導書が熱光線を受け止め、受け止めきれない光線がイルナハの腕を焼く。
「本を大切にしない人ですね……」
 イルナハは大きく走って距離を離し、柱の後ろへと隠れた。
「出てこい!」
「ぶっ殺してやる!」
 クローン騎兵たちが迫る――!

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アルル・アークライト
うっわぁ、なんだか凄そうな武器使ってくるのね
異世界って凄いわねー…
と、とと。感心してる場合じゃなかった、あいつらをやっつけないとね!

仲間とも連携して援護射撃を仕掛けるわね、
遮蔽物に隠れて詠唱、飛び出して発動、投射。
これで発動の遅さの不利は埋められる…ハズ!

【WIZ】で対抗、さあ受けてみなさい、【ウィザード・ミサイル】!
相手は一度に一発。こちらは…ふふ、何発出てるか、数えてみる?

さあさあ逃げ惑いなさい、
当たったら熱いじゃ済まないんだからねッ!


黒川・闇慈
「やれやれ……まさか宇宙船の中でクローン兵と戦うことになるとは。私は魔術師なのですがねえ……」

【行動】リザレクト・オブリビオンを使用しますよ。死霊騎士を私の側で盾役として待機させ、遠距離攻撃の防御と、接近してきたクローン兵の相手を任せます。
死霊蛇竜は攻撃役です。クローン兵への攻撃に専念させましょう。
相手は魔術とは縁のない世界の住人です。死霊など見慣れていないでしょう。死霊蛇竜には吠えたり、気持ち悪くのたうってもらったりして、相手の動揺を誘ったりしてみましょうか。

「クックック……死霊の相手は初めてですか……?」


ギャレット・ディマージオ
ジェノサイダーモードを起動させた敵クローン騎兵集団が待ち伏せている地点へと突入。
「この威力、避ければ船に穴が開くか。ならば、全て受け切るより他にあるまい」
敵の攻撃を、我が身を『無敵城塞』と化し、一歩も動かず凌ぎ続ける。
クローン騎兵達が寿命の消費で消耗し、動きを鈍らせ始めたら、すかさず飛び出し剣でとどめを刺す。

人の歴史が戦争と分かち難いとは言え、戦いには常に虚しさが付きまとう。
このような人の愚かさと戦争の狂気を体現するような者達との戦いならばなおさらだ。

「しかし、奴らこの船を奪って何を織る気だ?」
紳士服に身を包んだクローン騎兵……(想像中)……うむ。多分違う。



「追い詰めたぞ!」
 クローン騎兵がジェノサイドモードを発動。屈強な腕でもって殴りかか――た筈だ。
 が、拳が当たったのは黒い金属の塊だった。
 しかも、鋼鉄すらひしゃげさせるジェノサイドパンチでへこみひとつ見られない。
 はっとして顔を上げると、相手はなんとギャレット・ディマージオであった。
「この状況。全て受け切るより他にあるまい」
「全てだと……舐めやがって!」
 クローン騎兵たちが一斉にジェノサイドモードを発動させ、ギャレットをぼこぼこに殴りまくる。
 ――だというのに、ギャレットはまるで表情を変えなかった。
「お前たちは職人たちを奴隷にしてどうするつもりだ? 紳士服でも纏うのか」
 などと余裕そうに問いかけるほどである。
 焦り、怒り、そしてなによりも寿命を犠牲にしてまで出したパワーで目の前の相手が倒せないというどうにもならない感情にクローン騎兵たちは身を乗り出した。
 それこそが、最大の隙となったのだ。
「リザレクト・オブリビオン」
 どこからともなく聞こえた声。
 誰の声か?
 決まっている。黒川・闇慈が死霊騎士や死霊蛇竜を呼び出した声だ。
 騎士の剣がクローン騎兵を背中から串刺しにし、蛇竜がその頭を食いちぎっていく。
「やれやれ……まさか宇宙船の中でクローン兵と戦うことになるとは。私は魔術師なのですがねえ……」
「な、なんだこの技術は……ぐ、ぐわあ!?」
「クックック……死霊の相手は初めてですか……?」
 怪しく笑う闇慈。
 そこへ何人ものクローン騎兵が突入してくる。
「貴様、イェーガーだな」
「だったらどうすると……?」
 振り返り、手を翳す闇慈。
 無数の熱光線が飛来するが、闇慈の騎士や竜に全て打ち払われてしまった。
「やれやれ……格が違いすぎましたね……」
 これでは遊びにもならない。
 くつくつと笑う闇慈。
 そこへ新たな一団が現われた。
 残るクローン騎兵たちが一斉に飛び出し、闇慈たちを包囲したのだ。
「どれだけ強くても取り囲めば手も足も出まい! ここからなら撃ち放題だからな!」
「ほんと、撃ち放題ね」
 声がした。そう、三人目の声だ。
 右や左を見てざわめくクローン騎兵たち。
 その中の一人が、ハッと上を見やった――途端、魔法の矢がクローン騎兵の頭部を貫通、爆発させた。
「何っ!?」
 追って、アルル・アークライトが天井ちかくを通るレールから飛び降り、床へと着地した。
 あえて、包囲のド真ん中に。
「うっわぁ、なんだか凄そうな武器。異世界って凄いわねー」
「き、貴様――」
「ならこっちも射撃で対抗しないとね。受けてみなさい、ウィザード・ミサイル!」
 アルルが叫ぶやいなや、約75本の魔法矢が頭上にずらりと並んだ。
「さあさあ逃げ惑いなさい、当たったら熱いじゃ済まないんだからねッ!」
「か、回避――!」
 クローン騎兵の叫びはむなしく。全ての矢やクローン騎兵を貫き、全ての個体を爆発四散させたのだった。
「ふう……これで全部かしら?」
「そのようですがね……」
「待て。まだ残っている」
 動けるようになったギャレットは剣を翳し、開く扉を見やった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『帝国騎士』

POW   :    インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。

イラスト:Jambo

👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


紳士服工場の奥。大きな扉が開いていく。
『イェーガーどもよ。よく我がクローン騎兵を倒せたな。褒めてやろう』
 ぐおんぐおんと音をたて開く扉のその先は、巨大なダンスホールになっていた。
 作り上げた紳士服が最も美しく映る場所。
 ホログラフィックシャンデリアの輝き。
 円形の壁には宇宙のあちこちで喪われたという名画が投影されていた。
 強化大理石の床に立ち、真っ赤なビームサーベルを抜くその姿こそ――帝国騎士である。
 彼はマイクを放り投げ、こちらへと振り返った。
「だがこの私を倒すことは容易ではないぞ。イェーガー。この船に立ち入ったことを、あの世で後悔するがいい!」
 恐ろしく強力な敵、帝国騎士がイェーガーたちに襲いかかる!
ネグル・ギュネス
「面白い。
なら、てめェはあの世で自慢しな。
俺に負けたことをな!」

にたァりと歓喜の笑みを浮かべながら、指を鳴らす。

「ウェイクアップ、ファントム…!」

相棒バイクの【ファントム】を呼び、【騎乗2】スキルと、【SPD】全振りで、敵と高速移動勝負を挑む!
放出する電撃を回避し続け、寿命を削らせて動きを鈍らせる!

焦れたとこで【残像】で、自分が電撃を受けた錯覚を見せた後、一気に近付いて

「あァばよ、チェェェェストォォ!!!」

サムライブレイドでぶった斬りにかかる!!



「面白い。なら、てめェはあの世で自慢しな。俺に負けたことをな!」
「小癪な。この私に勝てると思っているのか」
 ネグル・ギュネスの抜いた刀と帝国騎士のビームサーベルが激突し、激しい火花を散らす。
「遅い遅い、遅いぞ!」
 帝国騎士の残像を残すかのような連撃はネグルの刀を打ち払い、ネグルの腹を蹴りつけて突き飛ばす。
 壁に激突するネグル。ゆがむ名画ホログラフ。
 口の端から血を流し、しかしネグルは笑って右手を翳した。
「ウェイクアップ、ファントム……!」
 フィンガースナップと共に壁を突き破って現われるは彼の相棒(ファントム)であった。
 追撃のために迫っていた帝国騎士を撥ね飛ばすと、颯爽と飛び乗ったネグルと共に真っ青な光となった。
「おのれ――!」
 帝国騎士もまた真っ赤な光となって加速し、ほぼ同速度で部屋の中を駆け回り始める。
 右で、左で、頭上で、いくつもの火花が次々と散っては爆ぜる。
「チェェェェストォォ!!」
「ぬう――!」
 バイクの上から切りつけるネグルの高速馬上斬りと寿命を犠牲にした帝国騎士のハイスピードスラッシュが激しく交差した。

成功 🔵​🔵​🔴​

アララギ・イチイ
なんだか分からないけど、貴方が強いなら問題ないわぁ

装備はビームブレイドを選ぶわぁ
【ダッシュ】で加速、【残像】のスキルで相手を撹乱しつつ、ビームブレイドの斬撃【2回攻撃】を飛ばして攻撃、左右の動きを読まれ始めたら飛行【インナー付与効果&【空中戦】スキル】して三次元的に移動よぉ
相手の行動を阻害する為に攻撃時は【マヒ攻撃・気絶攻撃】を併用するわぁ
飛んでくる攻撃は【見切り】、またはシールドビットを呼び出して【盾受け】よぉ

ダメージで相手の動きが鈍ったら一気に接近して、【捨て身の一撃】使用で【斬撃・火葬祭】を叩き込むわぁ
仲間が居る様なら連携を忘れずに、よぉ



「なんだか分からないけど、貴方が強いなら問題ないわぁ」
 二人が衝突した大いなる隙。
 そこを突くように飛び出したのがアララギ・イチイであった。
 燃えるような赤髪を残像に残し、凄まじい速度で突撃する。
「フン、遅いと言っている!」
 アララギの繰り出したビームブレイドを跳躍によって素早くよけた帝国騎士は、空中からビーム斬撃を飛ばしてきた。
 斬撃を受け止めたアララギの腕に念動力の鎖が巻き付く。
「とらえたぞ」
「どうかしらぁ?」
 蜜のようにとろんと笑うアララギ。
 その瞬間、帝国騎士の脚に……脚の鎧に、ビシリと亀裂が走った。
「何っ、ぐわ――!?」
 突如としてあがる炎。
 帝国騎士はバランスを崩し、強化大理石の床に頭から転落した。
「いつの間に……いや、あの時か!?」
 最初の斬撃をよけた瞬間、アララギの『第二の刃』が空中に飛び上がる帝国騎士を切り裂いていたのだ。
「この程度……!」
 歯を食いしばるように叫び、立ち上がる帝国騎士。
「あらぁ? まだやるのかしらぁ?」
「言ったはずだ。この私を容易には倒せん。仮に破れるとしても、一人二人は道連れにしてくれるわ!」
 鎖を引き、アララギへと斬りかかる。
 彼女の美しくも白い首筋へ、赤い刃が迫る――!

成功 🔵​🔵​🔴​

エルネスト・ポラリス
帝国騎士、ですか。ええ、強そうですね。
ですが、この船に立ち入ったのは彼の方。紳士たちの船、返してもらいますよ!

突入時は苦労させられましたけど、真の姿である巨狼の体を解放した今、容赦はしません。
口にくわえたフック付きワイヤーの【ロープワーク】で相手の拘束を試みてみましょう。
上手く動きを妨害できたのなら、そのまま引きずり倒して味方のチャンスを作り、そうでないなら、【無敵城塞】と真の姿の巨体を活かして壁役ですね。

紳士たちを救えるまであと少し、気合を入れていきましょう!



迫る刃がぴたりと止まった。
 がちがちと震える腕にはフックワイヤーが巻き付き、その先にはエルネスト・ポラリスの姿があった。
 眼鏡の端を二本指でつまみ、繊細に直すエルネスト。
「帝国騎士……ええ、確かに強そうですね。ですが、この船に立ち入ったのはあなた方。招かれざる客なのですよ」
「愚かな。もはやこの船は我が銀河帝国の領土である」
「いいえ、この船は紳士たちの船。仮にそれを奪ったのだとしても――返して貰いますよ」
 きらりと光る眼鏡のレンズ。
 力強く引くエルネストの腕力に対して、帝国騎士は念動力の鎖を発射。エルネストの腕にきつく巻き付けた。
 互いに引き合い、力と力の勝負へと持ち込んでいく。
「綱引きのつもりか。隙だらけだな……!」
 片腕で鎖を握りつつ、ビームサーベルを振り上げる帝国騎士。斬撃が次々と飛び、エルネストへと直撃していった。
 爆発、爆発、更に爆発。
 エルネストの姿は爆煙の中に埋もれてゆく。
「フン、他愛もない……!」
 鼻で笑う帝国騎士……だが、煙のはれた先を見て息を呑んだ。
「ええ、隙だらけですとも」
 巨大なさび色の狼が、そこには居た。
 腕は無傷。
 足は無傷。
 無論、眼鏡も無傷!
「突かれて困る隙は、ありませんので」
「貴様!」
 帝国騎士は怒りに震えた――!

成功 🔵​🔵​🔴​

黒川・闇慈
「おやおや……騎士様のご登場ですか。なんともサイバーな見た目でいらっしゃる」

【行動】
失墜の一撃を使用して攻撃します。相手の頭上からの攻撃ですから、軽く挑発でもしてこちらに注意を向けさせましょうか。

「紳士服工場を襲撃ですか……どちらかでパーティーのご予定でも?その光る棒で幻想的なイルミネーションダンスでも披露なされるんでしょうかね……クックック」

相手の意識がこちらに向いたら、攻撃を仕掛けましょうか。

『天から落ちるは落命の一撃、来たれ暗黒、フォールン・スマイト!』



「おやおや騎士様。サイバーな見た目でいらっしゃるというのに、随分な怒りようで……」
 怒りに震える帝国騎士へ、黒川・闇慈はどこか相手の心をざわつかせるように語りかけた。
 一歩、二歩、ゆっくりと。大理石の床を優雅なダンスでも踊るように歩み、迫ってゆく。
「紳士服工場を襲撃するくらいです。どちらかでパーティーのご予定でも? その光る棒で幻想的なイルミネーションダンスでも披露なされるんでしょうかね」
「貴様……この私を愚弄するというのか。この、帝国騎士である私を……!」
 帝国騎士は念動力で帝国の旗を作り出すと、床を穿つかのように突き立てた。
 旗から発せられた念動力波が闇慈を襲う。
 人間をたちまち焼き尽くすような赤い稲妻が、しかし闇慈を焦がすことは無い。
「クックック……」
 闇慈は怪しく、そしてどこか威圧的に笑いながら距離を詰めた。
 剣でも、拳でも、銃の間合いでもない。
 彼の間合い。
 魔術の間合い。
『天から落ちるは落命の一撃、来たれ暗黒――フォールン・スマイト!』
「何っ!?」
 咄嗟に上向いた帝国騎士の頭上に魔力球が発生。頭蓋よ砕けよとばかりに直撃した。

成功 🔵​🔵​🔴​

イルナハ・エイワズ
ユルに槍形態になってもらいましょう
「ユル、お願いしますね」

強敵でしょうから仲間と連携し、戦闘を有利に進めましょう
帝国騎士を観察し、攻撃の癖などを把握します
その後、見切りとダッシュを活かして間合いを詰め攻撃します
鎧無視攻撃を活用し、ドラゴニック・エンドをその鎧の内部に叩き込みます
帝国騎士が怯んだり、動きを止めることが出来たら
ユルで足を串刺しにし、地面に縫い付け、行動の阻害を行います

インペリアルフラッグは他の仲間が打消しやガード出来ない場合は
ユルを持たない右手で受け、戦闘力強化の妨害をします
損傷しても再生出来る体ですから行動に支障のない範囲で活用します



帝国騎士に巨大な球体が直撃した、その瞬間が好機。
 イルナハ・エイワズは歩き出し――否、走り出し、虚空に手を翳した。
「ユル、お願いしますね」
 一声ないた竜が美しい槍となり、イルナハの手に収まってゆく。
「ぐっ、舐めるな!」
 咄嗟にビームサーベルを繰り出す帝国騎士。
 イルナハの槍とサーベルが交差し、互いの肉体を切り裂き合った。
 吹き上がるイルナハの血。
 対して帝国騎士は腕に僅かな亀裂が走っただけだ。
「ク、ククク……この私の装甲を破ることは出来なかっ――」
 勝ち誇る時間すら、帝国騎士には与えられなかった。
 槍が再び竜へと変じ、帝国騎士の鎧を粉砕して腕を食いちぎっていく。
「何か、言いましたか?」
「ぐああ……!?」
 腕を奪われた帝国騎士はよろめき、突き立てられた帝国の旗へと片腕だけで寄りすがった。
「馬鹿な……この私が、破れるだと? そんな……そんな筈は無い!」
 吠える帝国騎士。彼の腕が念動力によって無理矢理形成され、全身が赤い稲妻に覆われていく。
 もはやそれはただの帝国騎士ではない。
 最後の命を振り絞った、帝国の亡霊そのものだ。
「たとえ我が身滅びるとも、貴様らを道連れにしてやるまでだ!」

成功 🔵​🔵​🔴​

久世浦・穗積
ボスが出てきたぞ、やっつけろ!ところでなんで紳士服なんだ!
広い場所で待ち構えてるし、マイクパフォーマンスしてるし
ビームサーベルとかかっこいいし、強者感をヒシヒシと感じる
こいつ…強い!(確信
油断せずに行こう
軽く挑発を入れつつ、盾受けで攻撃を捌いて機を伺う
あのビームサーベルはきっと強いだろう
だがしかし、私はさっきカレーを食べてきた
もう一度言おう、さっきカレーを食べてきた!
つまり私が勝つという事だ!今だ!【召喚・華麗魔神】!!
巨大なスプーンで騎士をぶん殴ります
鎖で繋がったって構うもんか、接近戦上等だあ!


神威・くるる
あやや、舞踏会場やなんてロマンチックやこと。
そこの騎士はんもえらいたくましゅうて、好みの旦那はん。
――ちょいとお味見、させとくれやす?

真の姿(二十歳前後の妖艶な美女)になり、スピードで攻撃をかわしつつ接近を狙います
ダンスをねだるように腕を伸ばして、誘惑技能で油断したところ
縄でこう、ぎゅーっとな?
ふふ、身動きできひん旦那はんも美味し……魅力的。
ほな、吸血、いただきまぁす

吸血出来ても出来ひんでも
縛ったままにしとくさかい、後は他のイェーガーはんらが煮るなり焼くなりお好きにどーぞ?


天原・京香
【SPD】再度機動性を重視する。今度はユーベルコード「クイックドロウ」を用いてスキル零距離射撃、2回攻撃と併用し一度の接近で高速射撃を行う。帝国騎士を仕留める目的ではなく、相手の体力を削り足止めに専念する目的。大ダメージは他の猟兵に任せる。



「あやや、えらい逞しゅうなって。好みの旦那はんよ? ちょいと――」
 神威・くるるは妖艶に髪をかき上げると、突如として二十歳前後の美女へと変身した。
「味見させとくれやす?」
「アアアアアアア!!」
 念動力の稲妻でできた巨大な腕が迫るが、くるるはくすくすと笑って飛び退いた。
「ほら、ほら、あせらんと」
 妖艶に笑うくるるがジグザグに飛び退き、まるで彼女に夢中になったかのように帝国騎士は雷の腕を次々に叩き付けていく。
「おおお……広い場所でマイクパフォーマンスしてビームサーベル出したかと思ったらオーラ(?)で巨大化した! 強敵!」
 久世浦・穗積はぐっと拳を握りしめると、稲妻をまき散らし続ける帝国騎士から大きく距離を離した。
「え、ちょっと、攻撃するんじゃ無いの?」
 援護射撃をしようと構えていた天原・京香が驚いた様子で振り返る。
「するさ。だがその前に言っておくべきことがある」
「なによ」
「……聞きたいか?」
 ニヤリと笑う穗積に、京香は一旦真顔を返した。
「早く言いなさいよ」
「カレーだ」
「ふーん……ん?」
 再び援護攻撃に戻ろうとライフルを構え、そして穗積を二度見した。
「なんて?」
「私はカレーを食べてきた。工場船ジェット・ジェントル号の社員食堂にてジェントルカレーを食べてきた!」
「…………うん」
 なに言ってんだろうこの人。
 と思ったが、あっちこっちの世界からやってきたイェーガーに変な人が多いのは承知のこと。
「それで?」
「美味かった」
「それで!?」
「つまり、私が勝つということだ!」
「なに言ってんだろうこの人」
 今度は口から出たが、それは安心したがゆえである。
 なぜならば。
「召喚・華麗魔神!」
 穗積がジェントル印のスプーンを掲げた途端、穗積の二倍もの魔神が現われたからだ!
 二倍っていったけど大体54.2センチである。
「スプーンスマッシュ!」
 が、強さは信頼して頂こう!
 サッカーボール二個分くらいの魔神がとんでもないスピードで帝国騎士へ突っ込んでいったかと思うと、赤い稲妻をすりぬけて相手の顔面にスプーンをべちこーんと叩き付けたのだ。
「ぐあー!?」
「効いてる!?」
 見た目で侮ると死ぬ。イェーガーあるあるだ。
 京香はそれを今一度確認し、そして――壁を駆け上がって跳躍した。
 空中で引き抜く熱線銃。それも左右のホルスターから二丁。
「暫く踊ってなさい」
 京香の熱線銃が秒間12発の高速連射を繰り出した。
 魔神と銃撃をそれぞれ防御し、まるで無数の針に縫い付けられたかのごとく足を止める帝国騎士。
 そんな彼の足の間を、腕の間を、するすると登っていくくるる。
「あばれたらあかんよ。ほら、ぎゅー……っとな」
 手が、足が、露出した口がそれぞれ封じられ、帝国騎士の放っていた稲妻が強制的に止まった。
「う、うぐ……!」
 身体を揺すって暴れる帝国騎士。
 だがもはや、文字通り手も足も出なかった。
「まな板の鯉やね。ほな、いただきまぁす」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

天枷・雪
あんなガラクタ、いてもいなくても変わりないわ。経費の無駄よ。

軽口を叩きつつも、強敵である騎士の出現に、自身の鎧装である落涙(アームドフォート)を起動し、併せて妖狐の右眼も油断なく使用。
相手の出方が掴み切れてない段階、相手や攻撃の弱点の情報は一つでも多い方が良い。
初めは無理に距離は詰めず、【残像】【空中戦】【操縦】あたりを使った回避を重視。
味方の動きを冬燕(フォースセイバー)の射出で援護。(【属性攻撃】【早業】【一斉発射】【鎧無視攻撃】【2回攻撃】あたりを使用し手数で)
隙を見て、【全力魔法】で1本に束ねた一撃を撃ちこんで緩急つけていきましょう。


御手洗・そそぎ
ほほう
お主がこの船を乗っ取ろうとした盗人の親玉かえ?

ならば、お縄にして仕置きせぬとな!

後方から敵の動きを注視し、特に狙われる者が居たり、敵が仲間の大技等の隙を狙うようなら、声掛けし注意を促すぞい

打撃を受け次第、仲間を回復したいが……わしが先に動けぬようになっては足手纏いになる
回復後の仲間が、後一撃受けても凌げる位の消耗のうちに、体力が低い者や仲間の盾役になる者を優先して、生まれながらの光で回復じゃ

複数同時回復は、いよいよピンチのときの奥の手じゃ
体力のなさが恨めしいわい

機を見定めて回復し、敵の猛攻を凌ぎきるぞい
その兜を剥いで、お主の素顔を拝ませて貰おうかの

盗人の親玉よ!

それにしてもキラキラじゃ!


バンシィ・ルフェイ
※その場で状況を見ながら味方を支援、他の方との合流希望します

【行動】
【蝕(イクリプス)】を使用
「呪詛」技能の相似の物は干渉しあう法則を利用して
その場に満ちた相手のユーベルコードの残響を呼び出し
敵が放つユーベルコードを相殺して味方の攻撃のチャンスを生み出す

「アンタ、その剣技は何度使ったかね?
そんなに見せられたらいやでも覚えちまうねぇ……」

「蝕!(イクリプス)」
(暗い人影のようなものがその場に現われ
敵と同じ技を放って相殺して消える)

「帝国だか暗黒騎士だか知らないけどねぇ
過去の遺物は大人しく消えて行きな
今を生きる者たちの邪魔をするんじゃァないよ!」


満月・双葉
既に何人か侵入しているようです…その混乱に乗じて乗り込みましょう。
遅れてきてすいませんね…寝坊したもので。ママには内緒にしてください、殺されますから。貴方達よりよっぽど怖いですよ。

他の方の援護をします。生命力の存在点を見極めて【命採】で削ぎ落としていきます。
勿論接近戦もしますよ、この撲殺武器である本と…大根でね。
戦場は突入後可及的速やかに把握し、変化に注意し危険があれば即周知させます。
わざと隙を見せてそこを攻撃させて間合いに入れ逆に殴り殺してみましょうか…この大根で。
戦いは常にクソ真面目ですよ。次にこの大根の泥になるのは何方ですか。
メガネを壊すのは辞めてくださいね、ママに殺されるので。



手も足も出ず、首筋を噛まれた帝国騎士。
 もはや可哀想にすらなってくるこの有様に、御手洗・そそぎは静かに手を合わせた。
「哀れ……初戦はおぬしも銀河帝国の手先に過ぎなかったのかのう」
「自業自得よ」
 天枷・雪は冬燕から光の刃を出現させると、ちらりと後ろを振り返った。
「今いいところよ、一緒にどう?」
「ふむ、ご相伴にあずかろうかねぇ」
 バンシィ・ルフェイがだらりと腕を下げたまま、雪たちの列へと加わっていく。
「遅れてきてすいませんね。寝坊したもので」
 同じく満月・双葉もクローン騎兵の頭を放り投げてダンスホールへと入ってきた。
「ママには内緒にしてください、殺されますから。あの帝国騎士よりもずっと恐いんですよ」
「ぐむむ……!」
 自分を放置して雑談を始めようとする双葉たちの余裕ぶりに、帝国騎士が怒りのうなりをあげた。
 たとえ手足を拘束されていようと、すべて引きちぎって動き出すこともできるのだ。
「ぐ――ぐおおおおおおおおおおおお!」
 帝国騎士は激しいうなりをあげ、ダークフォースバリアを、インペリアルブレイドを、インペリアルフラッグを、全ていっぺんに発動させた。
「この私を侮るな! 我が全ての技をもって貴様らを――」
「アンタ、その技は何度使ったかね? そんなに見せられたら嫌でも覚えちまうねぇ」
 バンシィは首を振って、飛びかかる帝国騎士を指さした。
「蝕(イクリプス)!」
 突如、バンシィの周囲から影のようなものが現われ剣を、旗を、電撃をいっぺんに消失させてしまった。
「なん……だと……?」
「帝国だか暗黒騎士だか知らないけどねぇ。過去の遺物は大人しく消えて行きな。今を生きる者たちの邪魔をするんじゃァないよ!」
 空中で全ての技を相殺され奪われた帝国騎士は、先程とは別の意味で手も足も出ない哀れな存在だった。
「さて……」
 双葉は【命採】を発動。ただでさえ残り少ない帝国騎士の命を急速にそぎ落としながら、分厚い本と大根を左右の手に握り込んだ。
「さあ、大根の泥になりなさい」
「こ、この程度――!」
 帝国騎士が破れかぶれで繰り出したビームサーベルを、双葉はあろうことか大根で受け止めた。
「切れ味の悪い包丁ですね」
 本を持った手の小指で、眼鏡のブリッジを押し上げる双葉。
 大きく命を削り取られた帝国騎士はそれ以上のダメージを恐れて飛び退き、クローン騎兵が使うようなチャチな熱線銃を乱射し始める。
「無駄よ」
 雪はアームフォフォートのスラスターをふかし、美しいダンスホールをめぐるように走り始める。軌跡がきらきらと光り、粉雪が散るかのようにダンスホールに散ってゆく。
「おおー、随分とキラキラじゃな!」
 そそぎは楽しそうに笑いながら、【生まれながらの光】を発動させた。
 ラバーカップ(あのトイレのかっぽんてするやつ)を振りかざし、ぐるんぐるんと振り回せば、聖なる力があふれ出す。
「いいぞ、存分にやってくるのじゃ! 真っ正面から飛び込んでゆけ!」
 そそぎから送り込まれた聖なる光が雪を包み込み、吹雪のように真っ白な光が広がっていく。
「く、来るな……!」
 熱線銃を投げ捨て、ビームサーベルを繰り出す帝国騎士。
 それが悪あがきであることはそそぎにも、バンシィにも、双葉にも――そして何より雪の【妖狐の右眼】に明らかだった。
 ビームサーベルを紙一重で回避しながら高速で脇を駆け抜け、冬燕の美しい斬撃が帝国騎士の首を切断。高速スピンによって胴体までもを切断し、強化大理石に二重の螺旋模様を描いて停止した。
 振り抜いた刀からのびた白銀のエネルギーをそのままに、雪は目を閉じる。
「次によみがえることがあったら、もっとマシな捨て台詞を考えておくのね」

 ダンスホールに崩れ落ちた帝国騎士。
 こうなってしまえば、宇宙を一度は絶望させた銀河帝国の騎士とは思えない。ただの死体である。
 部屋にはただ名画ホログラフが回り、シャンデリアホログラフがきらめき、静かな時間が流れるのみ。
 やがて戦闘の終わりを察したのか、ジェット・ジェントル号の住民たちがダンスホールを覗き込んできた。
「おや?」
 おそるおそるこちらを見る宇宙紳士服の男たちに、双葉は小首を傾げた。
「もう終わりましたよ。私はお先に失礼します。放っておくとママに殺されるので」
「え、あの……」
 なにか問いかけようとする男たち。
 他の仲間たちも役目は終わったとばかりにダンスホールを出て行ったり、テレポートで元の場所へと帰っていったりした。
 バンシィも同じように帰ろうとしたが、なんだかもの言いたげにこちらを見る男たちが気になって振り返った。
「なんだい。クローン騎兵でも残ってたかい?」
「い、いえ、残らずめっきりずたずたでした」
「そうかい。なら」
「待って待って。一言お礼を!」
 男たちはダンスホールにざっと流れ込むと、被っていたシルクハットを脱いで膝を突いた。
「これで宇宙に紳士服を届ける我々の使命を続けることができます。本当にありがとうございました!」
「…………」
 雪は真正面から頭を下げられるのが苦手なのか、頬をわずかに赤くして明後日の方向を見ている。
「つきましては、あなたがたをモチーフにした紳士服……いえ、猟兵服(イェーガースーツ)を作りたいのですが」
「そんなこと言われても」
「うむ、よかろう!」
 後ろから飛び出したそそぎが雪の背中をぽんと叩いた。
「美しく作るんじゃぞ?」
 とりあえずそれっぽいポーズをとってみるそそぎに、男たちは『ハハーッ!』と言って一斉に平服した。

 こうして、宇宙にまたひとつ平和が戻った。
 だが忘れてはならない。
 骸の海より蘇った銀河帝国の先兵たちはまたこの宇宙を危機にさらすだろう。
 だが恐れることもない。
 宇宙に危機が訪れるたび、きっと彼らが現われる。
 イェーガー――世界を救う、世界の希望。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2018年12月18日


挿絵イラスト