エンパイアウォー⑯~暗闇に潜む百面
●風魔忍軍の忍者屋敷
「小癪な猟兵共め。この百面鬼の居所を掴まれるとは忌々しい!」
百面鬼『風魔小太郎』は猟兵達の捜索によってその足取りを掴まれ、風魔忍軍の拠点のひとつに追い込まれていた。
「まあ、いい。忍の懐に踏み込むということが、どういうことか思い知らせてくれる!」
●グリモアベース
「お前達のお陰で魔軍将が一人、百面鬼『風魔小太郎』の所在が明らかになった」
ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)はまず猟兵達の功績を労った。
「その事によって私の予知で風魔小太郎の1体が居る忍者屋敷の場所を察知することができた」
居場所さえわかってしまえば戦いを挑むことができる。
「ただ潜伏場所が忍者屋敷だけあって一筋縄ではいかないぞ」
その忍者屋敷は戸や窓がすべて雨戸のような物で塞がれており、屋敷内には昼間でも光が差し込まない。
「暗いということは撒菱や手裏剣等の忍具による攻撃が気付き難くなって厄介だ」
だからといってただ光源を持ち込むだけでは相手に自分の居場所を報せることになる。
「更に屋敷の壁や天井は結界によって強度が上がっており、攻撃のついでに建物自体を破壊することも難しい」
強敵を前にして屋敷の破壊にばかり気を取られてはより苦戦を強いられるだろう。
「忍者といえば屋内戦闘に長けていることは想像に難くない。無策で突っ込むのは得策ではないだろう」
しかし事前に忍者屋敷の情報があるということは大きな利点だ。
「難敵との戦いになるが、こいつを倒せなければ信長との決戦に臨むのは難しいだろう。お前達の腕を信じているぞ」
刀道信三
どうも、刀道信三です。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
また百鬼面・風魔小太郎は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
それでは皆さんのプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『百面鬼『風魔小太郎』』
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POW : 風魔忍法『風魔頭領面』
自身の【身に着けた『面』】を代償に、【召喚した風魔忍者の軍勢】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【忍者刀と手裏剣】で戦う。
SPD : 風魔忍法『六道阿修羅面』
自身の【髑髏の面の瞳】が輝く間、【六本の腕で繰り出す忍具や格闘】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 風魔忍法『死鬼封神面』
【歴代風魔小太郎たち】の霊を召喚する。これは【極めて優れた身体能力を持ち、手裏剣】や【鎖鎌】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:カス
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
唯・刀
「風魔小太郎……刀の俺でも聴いたことがあるような大物だ」
静かに屋敷を進む
怪物の腹の中にいるようなもんだ
いつやられるか、もしかしたらもうやられてたっておかしくはない
直ぐに反撃できるように身構えながら探すが
「……ぐっ!?」
まあ、敵は天下の百目鬼だ
俺ごときの警戒なんざすり抜けるだろう
分かってるから、やりようはある
オーラ防御っていうか、持ち前の頑丈さで初撃を凌いで
「刀だからな……」
激痛も狂気も関係ないし、冷静に見切って受け流す
「痛くも怖くもねーんだよ」
そして刀を叩いて鍛えたなら、覚悟しろ
「……斬るぜ」
【唯刀・百錬成鋼】で加速する
そしてこの身の限り斬って、斬って、斬る
「俺は、唯の、刀だぁ!」
斬って捨てる
天御鏡・百々
恐ろしき風魔忍法の使い手、ここで叩いておくべきだな
暗闇に紛れたとしても、我が『天鏡破魔光』で見通してやろう
しかし……安易に使うのは考え物か
なれば、通常の鏡を幾枚も持ち込み
念動力10で操作した鏡に幾度も反射させることで
こちらの位置を掴みにくくして使うとするか
敵の攻撃は第六感10で察知
神通力(武器)による障壁(オーラ防御64)や
真朱神楽(武器:薙刀)によるなぎ払い26で対応するぞ
『死鬼封神面』で召喚されるのは霊の類いの様子
なれば、我が破魔69を乗せた『天鏡破魔光』にて浄化してくれる
反射も上手く使えば、当てることは容易であろう
●神鏡のヤドリガミ
●アドリブ、連携歓迎
●本体の神鏡へのダメージ描写NG
「風魔小太郎……刀の俺でも聴いたことがあるような大物だ」
「ああ、恐ろしき風魔忍法の使い手、ここで叩いておくべきだな」
6尺を超える背の高い男、唯・刀(一本の日本刀・f21238)と彼に比べれば人形のように小さな童女、天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)が転送先の忍者屋敷の前に立っていた。
聞いていた通り窓も出入口も木戸で閉ざされている。
「なるほど、これは警報要らずだな」
これならどんな時間だろうと外の方が明るい。
戸を開けようが壁を壊そうが、何者かが中に入ろうとすれば光が入る。
刀は開いた戸口の正面に立たないよう慎重に扉を開いた。
「これでもないよりは増しだろう」
百々は持って来た普通の鏡を念動力で操り、屋敷内に先行させた。
鏡は開いた戸から差す日の光を反射して暗闇を照らす。
幾つもの鏡が規則性なく、そして持ち手なしに浮いている為、待ち伏せている相手も光源から位置を特定し難いはずだ。
「さて、行くか」
刀は静かに、できるだけ足音を立てずに屋敷に入る。
百々の鏡が反射する陽の光には当たらないように暗がりの中を進んだ。
流石に風魔小太郎の姿は照らし出されてはいない。
ここは既に風魔忍軍の拠点の中、怪物の腹の中にいるようなものだ。
(「いつやられるか、もしかしたらもうやられてたっておかしくはない」)
神経を削るように、いつ戦いが始まってもいいように身構えているだけで冷や汗が背を伝う。
「……ぐっ!?」
しかしそんな刀を嘲笑うかのように背後から一閃、忍刀が振るわれる。
半ば偶然に近い直感で反射的に手刀で受けるが、小振りな忍刀とは思えない剣圧で刀の背の高い体が弾かれた。
「流石は天下の百目鬼だ。俺ごときの警戒なんざすり抜けるなんて訳ないか」
「命知らずな猟兵よ。その蛮勇の対価を支払うがいい……風魔忍法『六道阿修羅面』」
百面鬼、風魔小太郎の六本の腕から繰り出される嵐のような攻撃が刀を襲う。
あまりの攻撃速度に刀は至近距離にいながら風魔小太郎の攻撃の初動を捉えることができなかった。
「刀だからな……痛くも怖くもねーんだよ」
痛みや恐怖で一瞬でも怯めば飲み込まれるような、そんな猛攻を一撃一撃、首の皮一枚のところで受け流し続ける。
「よく持ち堪えた。しかしこれで終いよ。風魔忍法『死鬼封神面』」
数えること五十四撃目の攻撃、棒手裏剣が刀の脇を通って背後の人影に突き刺さる。
そして振り返る余力もない刀を取り囲むように、朧気な人影が立っていた。
「そうはさせん。我が『天鏡破魔光』にて、その悪霊どもを浄化してくれる!」
敢えて気を引くように廊下に立った百々が、本体である神鏡を風魔小太郎達へと向ける。
そうなる様に位置を調整された鏡達に反射され、神鏡から放たれた破魔の光が歴代風魔小太郎達の霊を一掃した。
「……斬るぜ」
刀は前に倒れ込むように前傾して、『唯刀・百錬成鋼』で弾けるように風魔小太郎の懐に踏み込む。
繰り出される手刀足刀が、一歩踏み込むごとに加速する。
「俺は、唯の、刀だぁ!」
「ぬう……!」
やがて刀の速度が風魔小太郎を上回り、風魔小太郎の腕の一本を斬り飛ばした。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
伊美砂・アクアノート
【SPD 結界糸・無風陣】
…却説、油断できる相手ではないからねぇ
ま、首級と褒美のためにも、戦働きをするとしよう
屋敷の罠については、【第六感8、暗視5、視力5、聞き耳5】で、自分の知覚ギリギリまで警戒する…一応、本職シーフだしな。オレは光源を持たず、他猟兵の灯りを利用させて貰おう
先手は取られるの前提で【毒使い10、毒耐性5】で毒香水を身に纏っておき、敵の初手が来た瞬間に【早業18、破壊工作8】で焼夷手榴弾を足元で起爆。一旦、後ろに下がりつつ硝子糸を展開し【2回攻撃10、地形の利用5、だまし討ち5、フェイント5】・・・目視不可能の蜘蛛糸の檻じゃッ! 閉所戦闘は、アンタだけの十八番とは違うからねっ!
フェリクス・フォルクエイン
連携歓迎
「暗闇は厄介ですね」
可能なら夏祭りなんかで売ってる蛍光塗料入りの玩具を複数持ち込む
「自分が持たなければ、位置特定には至りませんし」
投げた時の位置を誤認するようフェイントを交え玩具を前方に投げて明かりにしつつ進みます
「防ぐか躱すか、どっちにしてもここを抜けないと活路はありませんから」
先制攻撃は残像を伴いオーラで身を守りつつ第六感を頼りに武器や盾にした敵の身体などで可能なら受け止めカウンターによる反撃の機会を待ちますがこの時召喚した敵に攻撃を見舞えるならマヒか気絶の攻撃で行動不能にし盾兼UC攻撃の起点として確保します
「今度はこちらの、番ですっ!」
攻撃を堪え切れたならインフェルノエッジで反撃
「暗闇は厄介ですね」
鏡が割れたことで屋敷に差し込んでいた日の光も届かなくなり、廊下は再び先が見通せぬ暗闇に塞がれる。
「自分が持たなければ、位置特定には至りませんし」
フェリクス・フォルクエイン(人間のパラディン・f00171)はケミカルライトの腕輪を輪投げのように廊下に向かって投げた。
時折進行方向や距離を誤認させるようなフェイントを交えつつ、ポツポツとフェリクスが投げたケミカルライトが廊下に転がる。
流石に仄かな灯りに照らされてくれる百面鬼ではないが、進む足許を確認できることは戦い易い空間を作ることに役立った。
『オオオォオオオオオォォォオオォ――!』
フェリクスがしばらく廊下を進むと前方から凄まじい雄叫びが上がる。
音もなく不意討ちされることも覚悟していたフェリクスは少々面食らった。
「防ぐか躱すか、どっちにしてもここを抜けないと活路はありませんから」
恐らくこれは風魔忍法『風魔頭領面』によって召喚された忍者の軍勢。
臨戦態勢で待ち構えるフェリクスを瞬く間に取り囲むと、松明を放り擲弾を投げ、暗い忍者屋敷は一転して炎と爆音に支配される。
「……却説、油断できる相手ではないからねぇ。ま、首級と褒美のためにも、戦働きをするとしよう」
フェリクスが忍軍を引き付けている間に、伊美砂・アクアノート(さいはての水香・f00329)はその横をすり抜けて奥へと進んだ。
背後では炎と爆発が絶えないが結界によって木造のはずの屋敷が崩れる気配はない。
「相対すれば、この首取れるとでも?」
不要に遠くで籠もってはいないと思っていたが、果たして百面鬼は少数の手勢でアクアノートの退路を断つようにしながら姿を現した。
「……よく喋る忍だな」
アクアノートも正面から戦って先手を取れるとは思っていない。
敢えて相手から仕掛けさせるように挑発的な態度を取る。
「抜かしたな」
対して風魔小太郎側も感情的になる訳でもなく、力の差を推し測ってアクアノートの誘いに乗った。
アクアノートは置き土産を残しつつ少々大袈裟に後方跳躍することで、初撃の豪腕による殴打を避ける。
焼夷手榴弾が起爆して花火のように煌々と廊下を照らした。
距離を取ろうとするアクアノートを阻もうとした風魔忍者達は、予めアクアノートが纏っていた毒香水によって動きを鈍らせる。
「小賢しい」
距離を取ろうが鎖鎌や手裏剣、更には忍刀まで投擲して髑髏面の瞳を輝かせながら風魔小太郎の超高速の連撃がアクアノートに襲い掛かる。
五千度に達する燃焼剤の炎も、毒香水の残り香も、召喚した風魔忍者を巻き込むことすら厭わず、風魔小太郎は間合いを詰めつつひとつ腕を失っても一息に四十五の攻撃が繰り出された。
「……目視不可能の蜘蛛糸の檻じゃッ! 閉所戦闘は、アンタだけの十八番とは違うからねっ!」
暴走列車のように迫る風魔小太郎を『結界糸・無風陣』による結界領域が迎え撃つ。
魔軍将のユーベルコードをすべて受け止め切ることは叶わないが、本領を発揮した無風陣は互角に技をぶつけ合い続けた。
「今度はこちらの、番ですねっ!」
そこへ忍者の軍勢の攻撃を防戦に徹することで凌ぎ切ったフェリクスが、白銀の双剣を携えて追い付く。
ユーベルコードを撃ち切った後ということもあるが、アクアノートの結界糸に囲まれて風魔小太郎は動きを抑えられていた。
「喰らえっ、インフェルノ・エッジ!」
フェリクスは風魔小太郎の懐に踏み込んでからの連続斬りで、廊下の端まで風魔小太郎を吹き飛ばす。
最後の一太刀が炎の魔力を帯び、風魔小太郎は爆発炎上するのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
黒鋼・ひらり
ったく…いかにも悪者が潜んでるって感じね
磁力操作を駆使し探索
視覚に依らない索敵…【ダウジング】なら金属反応や地磁気の乱れ、生体磁気を感知して奇襲や罠も(金属なら特に)察知可能だし、飛道具の類は【ポルターガイスト】で弾き飛ばせる…何なら壁や天井を歩くのも手かしら
光源は持込もうかしら…居場所割れるって言っても対策はあるしどの道襲われるならいっそカウンター狙いもあり…ね
先制攻撃も磁力での探知&手裏剣や刀を磁力で弾き返し防御…弾き漏らしも義手や転送した武器を使捨てにして咄嗟に防御
凌ぎ切れば周囲の磁性体…弾き飛ばした手下の武器や罠、使い捨てた自前の武器を利用しUC発動…小太郎、手下諸共巻込んでぶっ潰すわ
「ったく……いかにも悪者が潜んでるって感じね」
一度屋敷の奥へと退いて行った風魔小太郎を追って、黒鋼・ひらり(鐵の彗星・f18062)は暗い廊下を進む。
磁力操作を得意とするひらりにとって、視覚に頼れない状況も苦ではなかった。
擬似的磁気センサー【ダウジング】を使えば敵の接近を察知することも難しくない。
相手が忍者だからこそ武器として金属反応がある物を持っている可能性が極めて高いからだ。
「どの道襲われるのなら、いっそカウンター狙いもあり……ね」
ひらりは敢えて電灯を手に屋敷の奥へと向かう。
間も無くして手裏剣や苦無がひらりを狙って殺到した。
ひらりはそれを磁力で弾き、弾き切れなかったものを『武器庫』から転送した斧槍を盾にして凌ぐ。
「何やら我らの動きを探る手段を持っているようだが、物量でお前の許容できる量を上回ってしまえば手も足も出まい」
風魔忍軍が雨霰と手裏剣を四方から投擲する間を縫って、風魔小太郎の鎖鎌がひらりの右手首に絡みついた。
鎖鎌の刃が手首に食い込み、魔軍将の膂力で鎖が引かれ、ひらりの義手がもぎ取られる。
「これで追い詰めたつもり? 今度はこっちからいくわよ!」
ひらりは『武器庫』から投剣【アステロイズ】を展開し、自分を攻撃していた風魔忍者達の手裏剣や撒菱、それを防ぐのに使った自らの斧槍、更にはもぎ取られた義手までも弾丸として磁力で加速し、風魔小太郎達に向けて一斉掃射した。
結界で守られた屋敷の壁をガリガリと削りながら、無数の磁性体が逃げる間もなく風魔小太郎達を飲み込んだ。
成功
🔵🔵🔴
黒瀬・ナナ
【鈴守】
◆屋敷内
迷子にならないように、二人と離れず行動
べ、別に暗いのが怖いわけじゃ……やぁん、銀之介さん、綾華さん待ってーっ
聞き耳を立てて音、匂いや気配も辿り
失せ物を探す要領で、罠や敵の位置を探りながら
不意打ちを警戒し、後方に特に注意を
◆先制対策
敵の攻撃の気配を感じ取ったらすぐに二人に報せ、オーラ防御使用
多少痛いくらいなら我慢できるもん!
第六感でヤバいと思った攻撃は咄嗟の一撃で軌道を逸らして
攻撃の方向から敵位置を探ったら、皆と連携を取り合い一気に反撃に移るわ
召喚された霊達は破魔の祈りを込めて
鎮魂の歌を口遊み、纏めてなぎ払い
風魔小太郎にはマヒのおまけ付きで、全力の一撃をお見舞いしちゃう!
浮世・綾華
【鈴守】
暗闇対策
雪洞を鍵刀に引っかけ上方を警戒
ふふ、ナナさん意外と怖がりなんデス?
手裏剣が飛んできたなら夏ハ夜を使い
範囲・風の属性攻撃で払いのける
銀之介。居場所、分かりそー?
攻撃に対処しきれなけりゃ
雪洞を投げて囮にしその隙に先へ
先制対策
敵の数を把握し分担して対処
使うのは巫覡載霊の舞
攻撃は鍵刀で受け止めたりカウンター狙ったりしつつ
手数が多いなら多少の攻撃は受ける覚悟だ
仲間の状況も伺いながら
必要なら鳥籠に紅を散らし、花びらで援護を
歴代を倒せたなら本体へ
腕の一本くらいはくれてやろうかと紅を靡かせフェイント
鍵刀を素早く振い衝撃波で首を狙う
忍の動き、侮れねーよな
でもさあ、負けるわけにはいかねーんだわ
相楽・銀之介
【鈴守】
暗闇対策
『八頭一式』を八頭の犬神として顕現させ
気配や音を探る警戒役へ
風魔の居場所を探せ。
犬神が敵の場所を探す
あの子らが探し出してくれるはずだ
俺も暗視で前方の警戒を行おう
撒菱や罠には特に注意
手裏剣や鎖鎌の金属音を聞き耳で察知
奇襲には護符で結界を張り範囲攻撃で防御と相殺
先制攻撃対策
複数の風魔を同時に相手するほど愚かではないよ。
錬成ヤドリガミで護符を増やし周囲に配置
触れた者を捕らえる
風魔は速いからな。相手の舞台で戦う必要はあるまい
犬神たちは綾華やナナの攻撃を通す為に行動
小太郎の名を継ぐだけあって、流石と言わざるを得ない実力だ
多少の破壊は覚悟の上さ
オーラ防御で致命傷を避け
神薙による鎧無視の斬撃
「はぐれて迷子にならないように……べ、別に暗いのが怖いわけじゃ……やぁん、銀之介さん、綾華さん待ってーっ」
背後の警戒を担当する黒瀬・ナナ(春陽鬼・f02709)は、しっかりと役割を果たそうとするほど、つい他の二人と離れてしまいそうになり早足で追い掛ける。
「ふふ、ナナさん意外と怖がりなんデス?」
三人の中では背が高い浮世・綾華(千日紅・f01194)が、鍵刀に雪洞を引っ掛け周囲を照らしながらナナの様子を窺った。
それでも自分が担当する上方からの奇襲に対して気を緩めることはない。
相手が忍者だからこそ屋内であっても天井から襲って来ることもあるだろう。
「風魔の居場所を探せ」
相楽・銀之介(八頭一神・f02575)は本体である八枚一式の護符揃えから、八頭の犬神を顕現させ屋敷の奥へと先行させた。
「銀之介。居場所、分かりそー?」
「問題ない。あの子らが探し出してくれるはずだ」
度重なる猟兵達の襲撃に、百面鬼も屋敷の奥で迎え撃つ構えを取っているようだ。
犬神達が気配を探り、案内する方へと付いて行くと開けた座敷に出る。
広い屋敷に相応な広い座敷のようで、綾華の雪洞でも隅まで灯が届かない。
「二人とも、来るよ!」
ナナは神霊体となることで物理衝撃への耐性を付けて前へ出た。
音も無く近付いて来た敵の重い打撃をナナは薙刀の柄で受け止める。
暗闇に乗じて徒手空拳でこれほどの技の冴えを見せるのは、恐らく召喚された歴代風魔小太郎達の霊だろう。
数こそ多くないがひとつひとつのプレッシャーが強い。
急所を的確に狙った豪速の手裏剣をナナが咄嗟に薙刀の衝撃波で軌道を逸らした。
牽制の一撃一撃が必殺であり、油断をすれば致命傷を受ける。
ジリジリと縮まる包囲網があるところでピタリと止まった。
「風魔は速いからな。相手の舞台で戦う必要はあるまい」
銀之介が錬成カミヤドリで複製した護符揃えで作った捕縛結界。
それに踏み入れてしまった者も、気付いて警戒する者も動きを鈍らせる。
「銀之介、助かった」
綾華は鉄屑ノ鳥籠に紅を堕として、白き花びらを舞い散らせた。
「――かしこみかしこみもうす」
花びらが舞う中で、ナナは破魔の祈りを込めながら、神楽を踊るように薙刀『迦陵頻伽【花嵐】』を薙ぎ払う。
破魔の力が込められた神気の衝撃波は、霊体である歴代風魔小太郎達に物理的な威力以上の効果を発揮し、召喚の楔ごと討ち祓っていった。
ナナの切り開いた一角の先には、本体である百面鬼風魔小太郎の姿。
「忍の動き、侮れねーよな。でもさあ、負けるわけにはいかねーんだわ」
仲間が切り開いてくれた道。
綾華は巫覡載霊の舞による神霊体へと変化し、衝撃波によって間合いの延長した鍵刀を振るいながら、風魔小太郎に向かって駆ける。
「猟兵如きに信長様の邪魔はさせん!」
それを迎え撃つは風魔忍法『六道阿修羅面』。
腕を一本失おうが一息で四十五を数える忍具の攻撃は対面する相手を何度か殺して余りある脅威だ。
攻撃を軽減する神霊体となり、黒鍵刀から繰り出す衝撃波で撃ち落とし相殺しても、無傷で通り抜けることは不可能である。
それでも綾華は傷を負いながらも、唯々風魔小太郎の首を狙って足を止めなかった。
「風魔の恐ろしさは統率力だったって聞くぜ。骸の海に堕ちて忘れちまったのか?」
綾華と風魔小太郎の影が交差し、黒鍵刀の一閃で風魔小太郎の首が落ちる。
こうしてこの風魔忍軍の忍者屋敷は、頭領が討たれたことで猟兵達によって制圧することができたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴