1
アン・ハッピー・ニューイヤー

#UDCアース

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース


0




●初詣はやっぱり神社で。
 古流雅(こるが)神社。
 ところどころに風化が見られる神明造の本殿には普段よりも人の姿が確認できる。
 新年の初詣だ。
 ただし人で賑わうこの神社には、ネット界隈である種の黒い噂が流れている。
『古流雅神社に初詣へ行った客が行方不明になっているらしいぞ』
 今年もまた一人、参拝客の姿が消えていくのだろうか―。

 ●妹溺愛男が詳細を語る。
「っつーわけで、お前らにはUDCアースの陀炉神社に行ってもらいてぇんだが…」
 相棒の弓の弦を弾きながら辰神・シエル(ペネトレイトアロー・f02627)は口を開いた。
「アレだよ、アレ。この神社な、信仰してんのは邪神だ。本殿にご丁寧に祀られてんのはオブリビオン…ってワケ。そこで、お前らの出番だ!」
 にたぁ、と効果音が付くような厭らしい笑みを浮かべたシエル。彼は矢尻の調整を始めながら猟兵たちに向けて更に言葉を続ける。
「神社が邪神を祀ってるのは確かなんだ。だが、参拝客とかも居るんで事前に客を避難させたりすることが必要になってくるぜ。いっそ本尊暴いたりとか、裏で忍び込んで邪神を祀ってるって証拠を掴んできたり、普通の神社と違う個所を探してみるのもいい」
 弓と矢を片付け、妹の写真を取り出したシエルが最後に、と付け加えて猟兵たちに向き直る。
「やり方はお前らに任せるからこの世界に住むヤツらの為に邪神の復活を阻止してくれ。オレぁこの転送を維持するために後ろで妹(の写真)と共に待ってるからよ!…お前らなら確実にやり遂げてくれるって信じてるぜ」
 そう言って、シエルはグリモアを弄り転送のためのゲートを開いた。


朱珠
●挨拶
 お世話になっております、朱珠です。
 年末ですが、一足早めに新年のシナリオを出させていただきます。フライング万歳。
 今回は、初詣に訪れた客を利用し、邪神を復活させようとする神社の裏の姿を暴いていただきます。
 新年という素晴らしい始まりの日に不幸を持ち込むオブリビオンの野望を阻止してください。
 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
27




第1章 冒険 『新年の初詣は邪神神社へ』

POW   :    強引に祀られている邪神の本尊へ押し入り、本尊を暴く。初詣客を強引に追い払う、退去させる等

SPD   :    境内や本殿の奧に忍び込み、この神社が邪神信仰の神社である証拠、証言を得る

WIZ   :    噂の真偽を暴いたり、外観の違いや通常の神社との差異からこの神社が普通の神社では無いという指摘をする

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鶴来・桐葉
【作戦】客を無理やり追い返すってのはなかなかに骨が入りそうだし、かといって指摘しても聞きゃしなそうだ。俺は神社に密かに潜入させてもらうぜ。スキルの【しのび足】の出番だ。一丁行ってくるか


四季乃・瑠璃
【オルタナティブ・ダブル】使用。
瑠璃が本体、緋瑪が分身。
二人とも髪を下ろして隠す様にして耳に通信機を装着。
また、瑠璃は証拠映像確保にヘッドカメラも装着。

初詣で外の客の応対に一番忙しい時間を狙って侵入。
緋瑪がお祓い等で他の一般客に混じって合法的に本殿に入る方法で潜入。
瑠璃は逆に見つからないようにこっそりと侵入。本殿の奥に侵入し、邪神の姿や儀式の品や儀式後等を撮影。

緋瑪は逐次本殿内の様子等を瑠璃に流してサポート。
何事もなく出られればそのまま瑠璃と合流。一般客と邪神のところに連れていかれそうになったら、邪神の部屋に入る直前に接触式と煙幕式のジェノサイドボムを一発入れて一般人連れて逃げる


辰神・明
WIZを使用

シエルおにいさまも、お留守番を頑張って、くれるから
メイもお仕事、精一杯……頑張ります、です……!

本殿は、人混みで大変そう、ですから
地図をもらって、別の場所……摂社とかを、調べる、です
まつられた神さまと……縁がある神さまが
まつられてる場所があれば、何か、わかるかな

何か、異変があるか
まつられている、神さまが怪しかったら
カメラで撮影、ちゃんと証拠を確保します、です

証拠を、見つけたら
神社の入口付近で、親子連れの人達を中心に
撮影した写真を手に、避難を呼び掛け

ここは、危険な神さまがいます、です
落ち着いて……ここから、離れて下さい、です
お参りを考えている、お知り合いさんにも……伝えてほしい、です



●邪神神社探索
神社は既に参拝客で溢れている。老若男女様々な層が訪れていることから、初詣は古流雅神社…がこの周辺地域では定番らしい。
ただ、参拝客たちは誰もが古流雅神社で邪神を崇めているという事実を知らぬが故の行動かもしれないが。
猟兵たちは神社が持つ裏の顔を暴くために行動を開始している。各々が得意とする方法で。

●瑠璃と緋瑪
本殿が怪しいと睨む猟兵たちは多々居た。四季乃・瑠璃(瑠璃色の殺人姫・f09675)はその一人である。
彼女は既にオルタナティブ・ダブルにてもう一人の自分の姿である緋瑪と共に本殿への侵入を試みている。
「やっぱり潜入は人込みに紛れて、だよね★瑠璃!」
「じゃあサポート宜しくね、緋瑪」
そう瑠璃に話しかけてから緋瑪は瑠璃から離れて行動を開始する。
瑠璃と緋瑪は互いに髪を下ろし、耳に通信機を付けてお互い連絡が取れるようにしていた。さらに緋瑪は小型のヘッドカメラを頭に装着している。
参拝客たちの流れに乗りながら本殿へと向かう緋瑪の役目は、裏から忍び込む瑠璃のサポートと、神社の映像を記録することなのだ。
「ここからなら侵入できそう…」
的確な緋瑪のサポートでスムーズに本殿まで侵入した瑠璃。
そこで瑠璃は本殿で祀られている神像に違和感を感じる。
神像を詳しく調べた瑠璃は、神像の裏に隠されるようにして人一人が通行できるような空間があることに気付いた。
その間も、緋瑪は彼女がその空間の奥へ行けるように参拝客たちの流れを変えたりしている。
おかげで瑠璃は誰にも見つからず、隠し通路へと向かうことが出来た。
用心し進む瑠璃。彼女がやがて目にしたのは、表に祀られている神像とは程遠い邪悪で醜悪な像。
瑠璃は直感でこれがこの神社で祀られている本当の神であることを理解した。
そのまま、何事もなく脱出できた瑠璃は、情報を共有するために緋瑪と合流を果たすのであった。

●桐葉
「客を無理やり追い返すってのはなかなかに骨が入りそうだし、かといって指摘しても聞きゃしなそうだ」
鶴来・桐葉(サイキック剣豪・f02011)は楽しそうに参拝している様子を見ながら、そう呟き、何も根拠がない状態で指摘をするのは得策ではないと判断。
自身でこの神社が邪神を祀っている証拠を得るために彼は本殿へと侵入する。
忍び足を使い、音を立てずに彼は参拝客たちの目を盗んで神像が祀られている場所までやってきた。
一見、普通の神社のように見えるが、桐葉の目は違和感を感じる。
神像はいたって普通の神像らしいが、その周りにある像の一部に触手などが生えたものがある。
隠されるように置いてあり、普通に参拝するだけでは確認できない違和感だった。
「ま、これでこの神社が普通の神社じゃないってことは理解した。後はこのことを客に伝えて避難させて、邪神を斬るだけだな」
桐葉はこれからどうやって行動しようか、と考えつつ、本殿を後にした。

●メイとアキラ
「おにいさまもお留守番、頑張ってくれてるから…メイも頑張る、です」
転送を維持するために後方へ下がっている兄を思いつつ、辰神・明(双星・f00192)は別方向から邪神を祀っている証拠を得ようと動いていた。
巫女から神社の地図を貰ったメイは、本殿ではなく、近くにある摂社へと向かっていた。
邪神が祀られているのなら、縁深い神を祀っている摂社に何かヒントがあるのではないか…と勘ぐっていたメイの推理は正しく、摂社を開けて神像を覗いたメイの瞳に映ったのは、あまりにも神像とはかけ離れたと言っていいほど邪悪な像。
故に彼女はすぐにこの神社が邪神を祀っていると気付くことが出来た。
神像の写真を撮ったメイは、避難をさせるためにオルタナティブ・ダブルを使用して自身の分身を呼び出す。
「じゃあ、宜しくね、アキラちゃん。一緒に避難を誘導、しようね」
「アタシも駆り出されるの…?でもメイがそういうなら…」
メイは分身…アキラと共に邪悪な神像の写真を参拝客に見せて、この神社が実は邪悪な存在を祀っているということを流布しはじめた。
失踪事件の噂を聞いた事のあるネット世代の若者たち始め、親子連れなどはメイ、アキラの言葉を信じ、足早に神社から立ち去って行った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

草剪・ひかり
【POW判定】
搦め手からの切り崩しは進捗したし、そろそろ正面突破も現実的?
そんなわけで、人が少なくなってきた境内に乱入!

「あーっ、危ない危ない危ない! どいてどいてーっ!!」

な感じで思いっきり本殿の奥に駆け込む!
狙いは本殿奥にも隠されているだろう、邪神の本尊、或いはそれに類する物

適当に引っ掴んで表に持ち出し

「きゃー!? 誤って神社に転がり込んじゃったら、なんか凄く不気味な物を見つけちゃったよ! 祟りでも掛けられちゃったら、どーしよー!?」

なんて感じで、参拝客の皆さんに(やや?)わざとらしくアピール!

突撃時は怪力、ダッシュ、グラップル等
アピール時は存在感やコミュ力辺りが役に立たないかな?


ミラ・パーチェ
【WIZ】で行くわ!見ていてね、神様!

神様の御加護をって言っても……
悪しき神様はいけないわ、ええ、きっといけないと思うの!

クリスタライズで私自身を透明化して
神社関係者らしい人達を中心に本殿にいる人々の話を聞いて回るわね
人混みに紛れてこっそり、って事もあると思うの

どういう人を狙っているか判明したら
透明化を解除して、ターゲットになりやすそうな人達に声を掛けて
神社から離れる様に伝え回ってみるわ
大丈夫!此処の神様以外の神様が、貴方達を守って下さるから

余裕があれば、この話を噂を聞き付けた
インターネットに強そうな人達にも伝えてみようと思うの



●ミラ
「神様の御加護をって言っても……悪しき神様はいけないわ、ええ、きっといけないと思うの!」
神を信じ、神に感謝と祈りを伝え続け、神の導きのままに旅をしているミラ・パーチェ(夢追い人・f09057)は、邪神を祀るこの神社にモヤモヤした気持ちを抱えていた。
「でも、こういう時は正面から行くより、きっとこっそりと行った方がいいと思うの!」
そう呟いたミラは、自身の姿を徐々に透明化させていく。きらきらと輝くシトリンの様な金色と、衣装の青を反射した不思議なグラデーションが掛かった髪も、やがて見えなくなった。
クリスタライズで姿を隠したミラはこそり、こそりと本殿の中を進んでいく。足音を立てないように細心の注意を払って。
彼女は、神社関係者が人が居ないところでこそ、邪神の事を話すのではないか、とそう思っているようだ。
実際、ミラの予想通りに宮司と禰宜がこの神社で祀っている邪神について話している。
「今年はいい生贄となりそうな人物は何人かね」
「我らが真に崇拝する神は、供物にはなにかとうるさい方。子供の方が良いときもあれば大人が良いときもある。…今年は確りと筋肉の付いた男…5人くらいは参拝していましたな」
宮司は蓄えた髭をさすりながら、禰宜へと声を掛けた。
「なれば、そのうち、独り身であろう人物を今年の生贄としようか」
「はい、そのように行動いたします」
遠くなる神職二人の足音を聞きながら、ミラは音を消しながらも、足早に本殿から立ち去った。
そして、彼女はクリスタライズを解消し、ターゲットになりそうな男性に声を掛けて回った。

●ひかり
猟兵たちの活動のおかげで、だいぶ神社の本性を現すことに成功している。
となると次に必要なのは、今ここにいる参拝客たちに今いる場所がいかに危険な場所かを伝えることだ。
草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)は慌てた様子で人をかき分け、本殿目掛けて走り出した。
「あーっ、危ない危ない危ない! どいてどいてーっ!!」
ひかりが本殿への道を走るたびに彼女の長い黒髪が風に揺れ、ふわふわと漂う。
その姿に何人かの男性参拝客は目を奪われたようだが、ひかりは気づいていない様だ。
勢いのままに本殿を突っ切り、その奥にある隠し扉まで行ったひかり。そこに祀られている邪神の像をむんず、と握る。
邪神の像は相当な重さがあるのだが、プロレスラーとして日々肉体を鍛えていることに加え、怪力とグラップルの技能をフル活用して邪神像を引っ張り上げ、その邪悪なる姿を参拝客たちの元へと晒した。
「きゃー!? 誤って神社に転がり込んじゃったら、なんか凄く不気味な物を見つけちゃったよ! 祟りでも掛けられちゃったら、どーしよー!?」
少し大げさに彼女は大勢の人に聞こえるように言った。
参拝客たちはなんだ、なんだとざわつき始めたが、ひかりが手に邪神像を持っていることと、彼女自身に存在感があることがプラスとなり、一人、また一人とひかりの言う祟りを恐れ、離れていく。
「本当に祟られそうだから早く逃げなきゃー!」
ひかりが叫んだことによって、参拝客たちは蜘蛛の子を散らすように去っていった。

騒ぎを聞きつけて神社の宮司たちがやってきたころには、参拝客たちは一人残らず帰った後であり、本来宮司たちが密かに気付かれず崇めるべき邪悪なる神の姿は、本殿の外へと露呈されていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『泥人』

POW   :    痛いのはやめてくださいぃ…………
見えない【透明な体組織 】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD   :    悪いことはダメです!!
【空回る正義感 】【空回る責任感】【悪人の嘘を真に受けた純粋さ】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    誰か助けて!!
戦闘用の、自身と同じ強さの【お友達 】と【ご近所さん】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●邪神の片鱗
今年の生贄を獲得することが難しくなった宮司。彼は本殿に隠されていた邪神の本尊を暴いた猟兵たちを睨みつける。
「何者かは知らんが、神社の秘密を握ってしまったようだな。ならば、此処で死んでもらうほかない」
宮司が何やら、ぶつぶつと言葉を呟き始めると、邪神の像が光り始めた。目が眩むほどの強烈な光が治まる頃には、宮司の隣に3体の少女の姿がある。
だが、猟兵たちはこの少女たちが普通の少女では無い事を知っている。
彼女たちの足は、揃いも揃って人とは違う形……。どろりとしたゲル状の様な形となっていたのだ。
「神社を荒らすのは悪い事なのに」
「そんな悪いことをする人たちにはお仕置きが必要ね」
「私たちが神社を守らなきゃ!」
邪神を祀り、生贄を取ってきた神社側を善、それを阻止しに来た猟兵側を悪。と認識した邪神の眷属たる可憐な少女たちは、的外れな正義感を胸に抱きつつ猟兵たちに襲い掛かってきた。
草剪・ひかり
【POW判定】
他参加者との連携・アドリブ歓迎

知られた相手を殺さなきゃいけない秘密とかロクなもんじゃないよね
見た目かわいい子でこっちを動揺させるつもりだろうけど
殺す気で来る相手に容赦も何もあったもんじゃないよ!

そんなわけで、私のパワーを魅せつけるファイトを展開!
ゲル状の相手には、普通の点や線を狙う攻撃は効果が薄そう
そういう時は、面で潰しちゃうのが正しいよね!
プロレスラーはそういうの得意だよ!

女子としてはヘビー級の身体からのボディアタック
地面や床に思いきり叩きつけるボディスラム

そして、何匹かまとめてダウンさせた状態の相手を
宙返りで圧し潰す爆乳ムーンサルトプレス!

この程度じゃ私の相手には不足だね!


辰神・明
WIZ使用

現地で偶々会った、朝海さん(f10070)と
一緒に……泥人さんと、戦います、です……!


戦闘が始まったら、アキラおねえちゃんに、人格交代
アキラおねえちゃん、お願い……!
交代中に、守ってくれた……朝海さん、には
ごめんなさい、って、謝れたら……いいな、なの、です

泥のダチだかなんだか、知らないケドさァ?
大元叩けばハイ終了、ってね!
ソコのクールイケメン、味方認識でOK?ハイ、OK!
だったら、好きに動いて援護ヨロ!

適度に召喚されたヤツを相手にしつつ
隙あれば本体を狙って攻撃、庇われたって構わない
ダメージを受けたら、叫雨使って億倍返しでブッ潰す!

血の海に沈んじまいな、泥ヤロー……あ、女かなコレ?


朝海・柚貴
POW

調査に来たら随分と騒がしい
眼鏡越しに明さん(f00192)を発見
彼女が攻撃されそうになる所を身を呈してお守りします
「お気になさらず、当然の義務です」
それにただ身を出した訳ではなく
クランケヴァッフェを広範囲に広げ周りを囲んでいます
全ての攻撃を避けたり、受け止める事は出来ませんが
一時凌ぎで良いのです

「はい?痛いのはやめてくれ?
器物損壊、幼児虐待、殺人未遂、近隣迷惑の貴女達が何を仰るのでしょう」
それに、と眼鏡を片手で直し
「一方的にやられたこのクソ忌々しい精神的苦痛の責任は勿論取って頂けますよね?はいか分かりましただけで結構」

億倍返しでブッ潰す
おや意見が合いますね
ユーベルコードで私も援護致します



●少女の姿をした悪
可憐な少女の姿をしたオブリビオン三体の手には、包丁や鈍器として利用できそうな瓦礫などが握られていた。
宮司も流石に少女の姿をした邪神の眷属を攻撃できまいと睨んでいたようだが、姿は可憐でも敵意を持つ存在を放っておく事は出来ない。
「あなたは、悪い人?」
少女一体が近づいたのは、草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)。
「知られた相手を殺さなきゃいけない秘密とかロクなもんじゃないよね」
肩にかかった長い黒髪を右手でかき上げながら呟いたひかりは、腰を落とし、上体を前方に傾けた。
そして、一気に間合いを詰めるかの如く、タックルを仕掛ける。重そうな瓦礫を透明な体組織で操り、重力を加えて叩き込もうとしていた少女は、その大振りな一撃が災いして簡単に懐へとひかりを潜り込ませることになってしまった。
「ひゃっ…!」
「見た目かわいい子でこっちを動揺させるつもりだろうけど、殺す気で来る相手に容赦も何もあったもんじゃないよ!」
邪神の本尊を暴いた時の可愛らしい演技の時とは違う、迫力に満ちたひかりの姿に気圧される少女。
身体をぐにゃりと変形させてタックルから逃れようとするが、ひかりはそれを許さない。
「プロレスラーの戦い方をその体でしっかりと味わってもらうわよ!」
タックルで勢いをつけ、少女へ向かって勢いよくボディアタック。身体の全て……面を使った攻撃は、拳で殴るより確実に少女の不定形の身体を捉える。
派手に吹き飛び、地面へと倒れこむ少女。
「痛いのは!!やめてくださいぃ!」
少女は寝そべったまま、叫んだ。叫ぶと同時に身体から見えない体組織が飛ぶ。放たれた体組織はひかりへと飛んでいき、彼女の身体を穿った。
それでも、ひかりの闘志は消えない。ひかりはだん、と地を蹴り上空へと跳躍しくるりと半回転。地面へと倒れ伏す少女へめがけて渾身のムーンサルトプレス。
豊満な胸も相まって、少女はぺしゃり、と押し潰された。

●少女は止まらない
一体の少女がひかりに向かうと同時、もう一体の少女が向かったのは辰神・明(双星・f00192)の所である。
「はわ……こっちに来るですか……?」
大人しく、争いごとには向かない性格の『メイ』は、困ったように眉を下げた後
「アキラお姉ちゃん……アキラお姉ちゃん……!お願い!!」
自身の内に有る人格である『アキラ』へと語り掛けた。
だが、『メイ』が『アキラ』へと変わるその瞬間、少女が見えない体組織で操った包丁が明へと迫る。『メイ』が攻撃の衝撃に備えて目をぎゅっと紡いだ。

「調査に来たら随分と騒がしい」
明が衝撃が来ないことを不思議に思い、瞳を開けてすぐ目にしたのは、知り合いである朝海・柚貴(絶対零度・f10070)の姿。
眼鏡越しに明を見る柚貴の表情は変わらないが、明の前に立ち、敵からの攻撃を受け止める姿から、彼が明を心配して庇った事は容易に想像がついた。
「あー、ワリィ!助かった!」
『メイ』から『アキラ』へと変わった『アキラ』は『メイ』が伝えたかった謝罪を代わりに伝えた。
「お気になさらず、当然の義務です」
敵を見据えたままで言葉を返す柚貴。しかし、彼はただやみくもに庇っただけではなく、武器であるクランケヴァッフェを広範囲に広げて一時的に敵の包丁から身を守っていた。
「しっかし、この女やってくれんじゃねーか!つか、ソコのクールイケメン、味方認識でOK?ハイ、OK!だったら、好きに動いて援護ヨロ!」
「はい、味方認識で大丈夫です」
にたりと口元を歪めた『アキラ』は、自身を狙って攻撃してきた少女へ目掛けて走り出す。
少女は流石に2対1は分が悪いと思ったのか、お友達とご近所さんを呼び寄せた泥の少女は迫りくる『アキラ』から自分を守ってほしいとお友達とご近所さんにお願いした。
「はぁ!?数で負けてるから増やすってか!?ならこっちだって数の暴力で億倍返しにしてやるよ!」
『アキラ』は血で槍を作り始める。その数は、75本。
75本の呪いの血槍がご近所さんやお友達を含めた少女へと目掛けて降り注ぐ。
明のユーベルコード・叫雨(ラメント)だ。
「おや、奇遇ですね。私も億倍返しという意見には賛成です」
叫雨により、息も絶え絶えになった少女が痛いのはやめてと叫ぶ。勢いよく体組織が伸びて柚貴へと向かうが、眉一つ動かさず柚貴は冷やかな視線を少女へと向けた。
「痛いのはやめてくれ?器物損壊、幼児虐待、殺人未遂、近隣迷惑の貴女達が何を仰るのでしょう」
眼鏡をくいっと上げた柚貴は、少女にとっては絶望ともいえる一言を口にした。
「一方的にやられたこのクソ忌々しい精神的苦痛の責任は勿論取って頂けますよね?はいか分かりましただけで結構」
あらかじめ脳内にプログラムしておいた連続攻撃を解除し、少女の姿をした邪神の眷属に容赦のない一撃を浴びせまくった。
その間『アキラ』も攻撃の手を緩めることはない。手にした得物で柚貴の攻撃の邪魔にならないタイミングを見計らって殴る。
「ア、アァ……」
二人の怒涛の攻撃が終わるころには少女は立つ気力すら失っていた。そのまま少女は指先から消えていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

シノ・グラジオラス
POW選択

女の子の姿してるのは、やり難くはあるが…やり難い『だけ』だな
敵で他人に情けをかける程、俺はお人好しじゃないんでね
他人を生贄にするような神社を荒らして悪い事って言われても説得力無いな

こっちも痛いのは止めたいのは山々だが、そっちが戦闘放棄しない限りはな?
戦場は男女平等なんでな。すまんね、お嬢さん
と言う事で無遠慮の『2回攻撃』

見えない透明な体組織を放ったのを『聞き耳』で確認したら、
一気に距離を詰めて爪による攻撃回数重視の【紅喰い】
近ければ少しは扱いづらいだろ?
顔は止めてやったんだ。少しは感謝してほしいね

相手からの攻撃は『野生の勘』で避けるか、『武器受け』すりゃ少しはマシかね


空亡・柚希
SPD使用
他参加者との連携・アドリブ歓迎

錆びた金属塊(クランケヴァッフェ)を変化させ、≪Repair;Snow Queen≫を使う
命中率は持てる技術で少しでも上げる(<誘導弾2><追跡3><スナイパー2>)
狙いは超強化された子、もしくは「お友達」「ご近所さん」を召喚した本体の子を優先的に。庇われたとしても、庇った子が何かしら受けるんだろう
攻撃手段は早めに減らしたいし、強くなるなんて以ての外だ
……うん、機械と似たようなものだね。壊れた部分はさっさと摘出して組みなおすに限る。
痛いのはやめろと言おうが、君たちが言えた義理なのかな……壊れモノが邪魔をするなよ



●ロンリーマッドガール
「あれ?いない、いない……」
2体の泥少女たちが消えていったのを見た残り1体が周りをきょろきょろと見まわす。
そうして自分しかもう残っていないと悟ったようだ。

「女の子の姿してるのは、やり難くはあるが……」
やり難い『だけ』だ。敵に情けをかけるほど、自分はお人好しではない。そう言って残り1体と対峙しているのはシノ・グラジオラス(火燼・f04537)。
「痛いのはやめろと言おうが、君たちが言えた義理なのかな」
少女と対峙しているシノの横に立った空亡・柚希(玩具修理者・f02700)も思いの丈を語る。
「こっちも痛いのは止めたいのは山々だが…戦場ってのは男女平等なんだ」
シノが少女との距離を詰めて爪を鋭くさせる。
「目ぇ反らすなよ? スコルのお出ましだ」
爪から体を狼と変化させて泥の少女を切り刻んでいくシノ。攻撃回数を重視した【紅喰い】は確実に泥少女の身体にダメージを与えていく。
少女もただやられているだけではなく誰か助けて!と叫んでご近所さんを呼び寄せた。
ご近所さんが少女を守るように立つ。その様子を見た柚希は錆びた金属塊…クランケヴァッフェを変形させてユーベルコード・【Repair;Snow Queen】を発動させた。
「うん、機械と似たようなものだね。壊れた部分はさっさと摘出して組みなおすに限る。だから、カイタイしよう、クミカエよう」
金属塊がそれぞれ攻撃を分解する鏡片、束縛する金属の鎖、意識を溶かす金属の吹雪となり、ご近所さんではなく本体である少女を狙っていく。
ずがが、と少女に攻撃が襲い掛かる。息も絶え絶えとなった少女は地面へと倒れ込んだ。
「ひど、い……ひどい…!どうしてこんな悪い事するの……!」
ゆらりと体組織を変化させて柚希とシノを睨みつける少女。だが、シノがゆっくりと歩みを進める。
「他人を生贄にするような神社を荒らして悪い事って言われても説得力無いな」
再び、紅喰い(ゾネンフィンスターニス)を使い少女に爪を立てる。
少女の肉体に深々と爪が刺さり、それが致命傷となり少女の身体は消え始めた。
「……君が玩具だったら……いいや、無粋だね」
ぽつり、虚空に向かって柚希は呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『灰霞の剣』ヴォル・ヴァ・ドーズ』

POW   :    焔を焚く者
真の姿を更に強化する。真の姿が、🔴の取得数に比例した大きさの【灰色の焔 】で覆われる。
SPD   :    灰霞の剣
【灰霞の剣 】が命中した対象を燃やす。放たれた【霧とも霞とも見える灰塵の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
WIZ   :    焔・灰・剣(BLAZE ASH BLADE)
【焔か灰か剣】が命中した対象を切断する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は吾唐木・貫二です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●不完全
少女たちが全員倒れ伏し、消えていく。その体から煙がもくもくと立ち上がり、一つになる。
ぴきり、と傷が入った御神体に向かって煙は飛んでいった。煙がご神体を覆い、歪にうねり始める。
徐々にうねりがおさまり、煙が変形していく。灰霞となったソレは、明らかなる意思を持って動き始めた。
「ガ、ガガ……ワレ、カンゼンなル フッカツを ノゾムムムムム……!」
不完全ながら蘇った神社の邪神は、完全に復活をするために周りにいる全てを食らい尽そうと体から伸びる霞を伸ばしていく!
鶴来・桐葉
おいおい、マジかよ…こんなん放っておく訳にゃいかねえな…【作戦】仲間と連携。【溜め】と【二回攻撃】を使用して敵を一気にサイコスラッシュセカンドで倒すぜ!



●崇められしもの
霧で出来た体をくねらせながら古流雅神社の邪神・ヴォル・ヴァ・ドーズは贄を探す。
鶴来・桐葉(サイキック剣豪・f02011)はそんな様子のヴォル・ヴァ・ドーズを確認し、剣の鞘に手を掛ける。
「おいおい、マジかよ…こんなん放っておく訳にゃいかねえな…」
焔を焚く者を使用し、自身の真の姿を更に強化する邪神。その姿は更に灰色の焔で覆われていく。
対する桐葉はいつでも刀を抜けるよう、指先に神経を尖らせていた。
彼が狙うのは敵が攻撃を仕掛ける瞬間だ。
邪神が自らの身体に取り込もうと、視認した桐葉に炎を纏った腕を振り下ろす。
この瞬間を待ってましたとばかりに桐葉は邪神に接近し刀を抜き放った。
「さらにつええ手品を込めた剣戟だぁぁ!!」
超能力を纏った刀が流線型を描く。かちゃりと鞘に刀が仕舞われる音が響いた。
邪神の灰炎の腕は桐葉に届くことはなく、彼の刀にて切断され、霧となって消えていく。
「ゴ、ガ?」
視認すらできなかった攻撃は、確実に邪神に傷を与えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミラ・パーチェ
WIZ

他に怪しい所をぐるぐる回っていたら、いつの間にか邪神がいたの……!
実は私にも良くわかってないわ!眷属達は何処に行ったのかしら?
……でも、この邪神を倒せばきっと解決するわよね!
神様もきっと、そう言ってくれる気がするの!(ガッツポーズ)

せめて、優しい神様の下で安らかな眠りを……
って、コラー!今までの人々の信仰を忘れちゃったの!?
靄が一般人を狙って、外へ出ようとするなら身をもって受け止めるわ

そんな悪い神様は成敗しないと、よね!
邪神へ指先を向けて、全力のジャッジメント・クルセイド
可能なら、ダメージを受ける覚悟で接近して殴りまくるわ
人々を贄としか見られない貴方に、神様を名乗る資格なんてないんだから



●聖女は遅れてやってくる
「他に怪しい所をぐるぐる回っていたら、いつの間にか邪神がいたの……!」
ミラ・パーチェ(夢追い人・f09057)は邪神が出現した場所にたどり着くと、不思議そうな顔をした。
そういえば眷属は何処かしら?としばし考えた後、きっと神様が倒してくださったのね!という結論に達し、目の前で蠢く霧の邪神へと立ちはだかる。
神様は邪神と私を対峙させるために他の怪しい箇所を回らせたのよ!そうにちがいないわ!との神の啓示だと信じ、神の啓示に従うため、指先に神経を集中させ、邪神に攻撃を行おうと詠唱を始めた。
新手が現れたことに気が付かなかった霧の邪神はミラが発したジャッジメント・クルセイドを避けることが出来ずにまともに食らう。
『グゴ、ゴ、ゴゴ!』
眩い光に苦しむ霧の邪神。神に愛されたミラにそんな絶好のチャンスを逃すつもりはない。
メイス片手に駆け出して接近。大きく跳躍すると同時にメイスを邪神に向けて振り下ろした。
「せめて、優しい神様の下で安らかな眠りを」
重力も加わった恐ろしく重い聖女様の渾身の制裁。霧で実体が捉えにくいにも関わらず、神の力が加わったメイスの一撃は確実に邪神にダメージを与える。
「人々を贄としか見られない貴方に、神様を名乗る資格なんてないんだから」
びしぃ、とミラはメイスの先を邪神に向けてきっぱり言い放った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

竜石堂・はつら
ちょっとお寝坊して初詣に来たら大変な事になっていますっ
邪神さんが復活したい気持ちは…はつらさん別にわかりませんでしたっ
でも復活しちゃったらきっと大変なのでここでピシャッと止めさせていただきますねっ

なんだかぼーぼーと燃えていますが斬れないことはなさそうですね
ぺたぺたと無造作に見えるように近付きつつ油断を誘って
炎の攻撃が来たらそれを【残像】で避けます!

そしてはつらさんを見失っている所で壁を走り、ぴょんっと後ろの方に飛びながら
大上段からバッサリと剣刃一閃を叩き込みます!

残念ですがここには貴方の居場所はないようです、元気なくして帰ってくださいっ


辰神・明
WIZ

完全体と戦うのも楽しそうだケド、アンタはココでゲームオーバーだよ
塵も残さず消えちまいな、変なモヤモヤの真っ黒くろすけ

【捨て身の一撃】【傷口をえぐる】を使いまくる!
敵の攻撃が当たって多少ケガしてもお構いなし、隙あらば叫雨を使うよ
いやー、ぶっちゃけ……その姿の方がメイが悲しまねぇから助かるわ
見た目って重要だよねー、ホントに

つーか、アンタしぶと過ぎるんだよ……!
シスコンバカ兄貴を待たせてるんだっつーの!
殴り甲斐はあるケド、さっさと倒れてくれねぇ!?っていうか、倒れろ!



●初詣に来たら邪神がいた。
ちょっとお寝坊して初詣に来たら邪神がいました。とは竜石堂・はつら(どこかのはつらさん・f01374)の言葉である。
形を変え、燻りながら進む邪神を金色の眼で捉えながらはつらはゆっくりと近づく。武器も構えずに近寄る姿は無防備。邪神は格好の得物を見つけた、とばかりにくすぶっていた灰霞の身体を燃やし始めた。
邪神の周囲の熱量が増し、身体の周辺からは陽炎が揺らめく。ただ、邪神が自身を強化し始めても、はつらはにこにことした笑みを浮かべて歩みを進める。
「ぐるぁあああ、グガ!がが……!」
自身の攻撃範囲にはつらが入ったと同時に振り下ろされる強化された炎。それははつらの身体を確実に捉える。だが、ほのおがはつらを燃やすことはなかった。
「それははつらさんではないですよ」
確実に攻撃が当たったと思ったところに響くはつらの声。邪神は辺りを見回してはつらの姿を探す。
「なんだかぼーぼーと燃えていますが斬れないことはなさそうですね」
壁を走り、邪神の背後を取ったはつら。彼女は手にしたはつらさんブレイドを頭上高く振りかざし、剣刃一閃を放つ。
ざん、という音と共に灰霞の身体が真っ二つにされ、邪神が苦悶の声を上げる。
「残念ですがここには貴方の居場所はないようです、元気なくして帰ってくださいっ」

●辰神・『アキラ』、フルスロットル。
はつらが両断した邪神の灰霞の身体が集まり始め、再度、一つになる。だが、ダメージは確実に蓄積しており、ところどころの火の燻りが弱まっているように見える。
これをチャンスととらえたのは、辰神・明(双星・f00192)。
「完全体と戦うのも楽しそうだケド、アンタはココでゲームオーバーだよ」
塵も残さずに消してやる!と息巻く言葉遣いから察するに現在の人格は『アキラ』のようだ。
『アキラ』の言葉を聞いた邪神は、ターゲットを彼女へと変更。自身の身体から霞を切り離し、剣を形どってから『アキラ』へと投げつける。
『アキラ』は向かってくる剣にもお構いなしに邪神へとまっすぐに突き進んだ。放たれた剣が彼女の身体を掠り、赤い線が出来ても止まることはない。
「んじゃ!今度はアタシの攻撃だ!!」
先ほど作られた傷口から流れ出した血を使い、数多の闇属性を孕む槍を作り出した『アキラ』。
幾重もの槍が邪神を貫く。血液で出来た槍が邪神の身体を穿つたびに雄叫びを上げる邪神。
だが、まだ倒しきるまではいかず、散った霞をまた一つに集め始めた。
「つーか、アンタしぶと過ぎるんだよ……!シスコンバカ兄貴を待たせてるんだっつーの!」
転送ゲートを維持している某グリモア猟兵がくしゃみをしたような気がするが、それはそれである。
『アキラ』は倒しきれていない邪神を見るや否や、殴り合いは楽しいが飽きた!さっさと倒れちまえ!的な事を叫んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

辰神・明
POW

『薬箱』からカプセルの増血剤を取り出して
飲み終わったら、もう一度邪神と対峙する

ぶっちゃけ殴んのは!飽きた!
飽きたからいい加減ブッ潰れろ、このモヤモヤ邪神!

ブラッド・ガイストを使って
右腕の『傷痕』を獣型の殺戮捕食態に変化させる
【捨て身の一撃】【2回攻撃】【傷口をえぐる】を重ねて
今までの傷口に喰らい付く様な攻撃を、何度もブチかます
ついでに【生命力吸収】して、受けたダメージ帳消しに出来りゃラッキー

倒し切れなくても、邪魔な灰色の炎は全部剥がしてやるっての……!


空亡・柚希
SPD
不完全な復活でも、しぶといものなんだね。自分が消えそうだって考えたらあがこうとするのも無理はない……かも。ああ、完全な復活にならなくてよかった。これ以上のものなんて知りたくないや

<忍び足1><目立たない6><だまし討ち2>で、隙を見つけて【Repair;SnowQueen】
少しでもこの邪神の認識の外側へ行き、クランケヴァッフェを変化させよう
即席の鎖や吹雪で、不意打ちを試みる
……正面きって、というのはあまり得意じゃなくて。
あがく手段すらも無くなっていくのって、邪神でも怖いものなのかな。どう思う?



●霞は未だ消えない。
「不完全な復活でも、しぶといものなんだね」
まあ、自分が消えそうなら足掻くのも無理はないか。と呟くのは空亡・柚希(玩具修理者・f02700)。
彼は思う。完全に復活した状態ではなくてよかった、と。きっとこれ以上の恐ろしいことが起こってたのだろうと想像し、目の前で揺らめく霞を見つめた。
邪神の視界に入らないよう、慎重に動く柚希。目立たないように、死角に潜る。
そして、揺らめく邪神が他の猟兵を攻撃する瞬間にチャンスを見出した柚希は金属塊を組み替えて鏡片、鎖、金属の吹雪を作り出す。
「カイタイしよう、クミカエよう」
不意打ちで放たれたRepair;Snow Queenが邪神を穿つ。鏡の破片が攻撃の邪魔をし、鎖が手足を縛る。そして、金属の吹雪が邪神の意識を揺らがせ、現世との繋がりを絶ち始める。
「あがく手段すらも無くなっていくのって、邪神でも怖いものなのかな。どう思う?」
ユーベルコードを放とうとした邪神の動きが完全に止まったのを見て、柚希は呟いた。

●ガチで殴りてぇ、その顔。
辰神・明(双星・f00192)は持っていた薬箱から造血剤を取り出し、ごくりと飲み干した。
「あー!もう殴んの飽きたからいい加減ブッ潰れろ、このモヤモヤ邪神!」
失った血液を薬で補給した明……『アキラ』は叫んだあと、右腕の傷跡に視線を向けたあと、邪神をまっすぐ見つめる。
ゆらゆらと揺らめいている霞と炎は今、柚希によって縛られて身動きが取れない状態である。
今なら顔面含め、ぐにゃぐにゃ動く身体すらぶん殴れる。『アキラ』は獰猛な笑みを浮かべながら、顔面を覆っていた手を前に突き出し、自身の血液を使って傷口を獣型の殺戮捕食態に変化させた。
「全てを食らってやる!覚悟しな!泣いても止めらんねぇからな!」
獣が手負いの動物を食らうように、殺戮捕食態の獣が邪神に食らいつく。
炎の揺らめきが弱い箇所を重点的に食らう獣を通じて、『アキラ』へと敵の生命力が送られてくる。
「倒し切れなくても、邪魔な灰色の炎は全部剥がしてやるっての……!」
さらに深く獣の牙を邪神へと食いこませ、『アキラ』は笑った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリス・マジック
到着が遅れたけど、まだ仕事が残ってるみたいで良かった。
さて、邪神様には元いた世界へお帰り願おうか。
新年に相応しい打ち上げ花火で見送らせていただくよ! さぁ、ボクの手妻をご覧あれ!

〇WIZ
弱ってきてる邪神に対し、トドメのウィザードミサイルを連射します。
一応反撃を警戒して距離を取り、反撃が来たらミサイルで迎撃して相殺を狙います。


草剪・ひかり
POW判定
お色気、即興連携、キャラ崩し描写歓迎

なんだかよくわからない奴だけど、だいぶ弱ってきたのは間違いないかな?
それじゃそろそろこの私……草剪ひかり様が引導を渡してあげる!

肌も露わなコスチューム姿で、燃え盛る邪神に正面から組み付く
布地が焼け落ち、巨体に押し込まれる様子は「苦戦」にも見えるかも?

でも、“プロレスラー”の本領は、相手の力を引き出し、それ以上の「凄み」を魅せつけてこそ!

邪神の身体?を思いっきり引っ掴んで鳥居のしめ縄にハンマースルー!
神聖なしめ縄の力に跳ね返されたヴォル・ヴァ・ドーズに、必殺の「アテナ・パニッシャー」を炸裂!

完全KOで猟兵連合チーム、そして私、草剪ひかりの勝利だよ!


朝海・柚貴
SPD
アレンジ歓迎

これは一人では手に負えませんね
ご協力願いつつフォローも致しましょう
早く片付ける為です、皆さん少々気が荒く無茶しそうな方が多いようですし

クランケを使って【武器受け】【盾受け】【オーラ防御】骨骸の尾を広範囲に広げ盾とします
炎が自他問わず急激に飲み込みそうならば【火炎耐性】で庇う事も視野に
「足手まといになられては困りますから」

ですがただ受け身のまま過ごしたのではなく【情報収集】などで相手の動きを見ながら反撃のチャンスを
ユーベルコードを邪神が攻撃した隙を突いて放ちます
難点は止めたくても止められないのですが
多少周りの建造物が壊れても私のせいではありませんし、問題ないでしょう



●旅をする少女は邪神と出会う。
揺らめく霞が消えかかり始めている邪神と対峙するのは、アリス・マジック(旅の手妻師・f00870)。
「到着が遅れたけど、まだ仕事が残ってるみたいで良かった」
「グルぁ……ア、イケ、にエ!」
アリスの言葉に反応した邪神は、アリスを新たな生贄と認識し、炎を、剣を、霧をけしかける。
対するアリスは来たる攻撃をしっかりと見極め、避ける。もちろん、反撃を警戒して適度な距離を取ることも忘れない。
気ままに旅をする彼女だ、時には危険な目に合うこともある。自然と身についた距離感の把握なのかもしれない。
「ぐ、ウ…!」
攻撃が空振り、邪神に隙ができる。その一瞬を逃さず、アリスは武器を邪神に向けた。
「新年に相応しい打ち上げ花火で見送らせていただくよ! さぁ、ボクの手妻をご覧あれ!」
手品師が自慢の手品を行う時のような言葉と共に放たれる90本ものウィザード・ミサイルが次々と夜空を彩る輝きの如く邪神を穿って鮮やかに花を咲かせる。
「ふぅ、これでもまだ立ってるんだ……早く元の世界にお帰り願いたいんだけど」

●邪神の最期
「これは一人では手に負えませんね。ご協力願いつつフォローも致しましょう」
戦いに加わっているメンバーを見遣り、そう判断を下したのは朝海・柚貴(猫の街・f10070)。
周りの猟兵たちが自ら前に出て戦うタイプが多い事を自分の目で確認した柚貴は猟兵たちが攻撃に専念できるよう、己のやるべきことをしっかりとやり始める。
邪神も、そんな柚貴に気付いたのか、彼や彼の周りを狙って作り出した灰霞の剣を撃ち出していく。
だが、邪神の行動を見た柚貴はUDCの肉体を加工して造り上げたクランケを骨骸の尾に変形させ、広範囲へと広げて攻撃から身を護る盾とした。
「そのような攻撃が通じるほど、柔らかな盾ではありませんよ」

柚貴の盾が邪神の攻撃を弾くさまを近くで見ていた草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)は邪神に隙が出来たこの時をチャンスと見て、攻撃を仕掛けようと一気に距離を詰めた。
「なんだかよくわからない奴だけど、だいぶ弱ってきたのは間違いないかな?」
肌も露わなリングコスチュームのひかりが燻り燃える邪神の身体を捕まえ、真正面から組み付いた。
「んぅっ……!」
瀕死の体ながら、熱量を放つ燻る霞がリングコスチュームを、肌を焦がしていく。一見すると、自分の倍以上はあるかという巨体に無謀に突撃したように見える。が、ひかりの……プロレスラーの本気はここからだ。
揺らめく霞の手首をがしりと掴み、反動をつけて鳥居のしめ縄へと走らせていくように仕向ける。
為すがままにしめ縄へと向かう先には、柚貴の姿。
「すみませんが、ただ受け身のまま過ごすわけにはいかないので」
プログラムド・ジェノサイドを発動し、迫る邪神へと脳にプログラムしていた超高速の連続攻撃を叩き込む。
邪神の灰霞の身体へ余すところなく攻撃を加えた柚貴。邪神の腹へ拳を打ち込み、ひかりへと邪神を送り返す。
強く跳ね返された邪神がひかりに迫るなか、彼女は大きく右腕を振りかぶった。
「(さぁ、絶対女王草剪ひかり! ここで遂に、激闘に終止符を打つ必殺の右を繰り出すか!?)」
何処からともなくそんなような声が聞こえてきたと同時に、ひかりの右腕が邪神へとめり込んでいく。
“戦女神の断罪の斧”アテナ・パニッシャー。
絶対王者、必勝の一撃に邪神は立ち上がることも出来ず、霧散して消えた。

●物語の終焉。
辺りには、閑散とした空気が漂っている。
参拝客を利用して邪悪な神をこの地に顕現させようとした宮司たちの企みは止められた。
この神社の行く末は未定だが、猟兵たちが周辺地域の平和を守ったことには変わらない。
一仕事終えた猟兵たちは、自分たちの生活へと戻っていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月28日


挿絵イラスト