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錬金迷宮と階層主

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●不運な遭遇
「この階層の災魔にも慣れてきたな」
「ああ、今日は湧きがいいな。訓練にはもってこいだ」
 迷宮に潜る学生の戦鎚がクレイゴーレムを打ち砕く。
「そろそろ次の階に進んでもいい頃かもな」
「余裕を持って倒せてるのはいいが、それにしても多過ぎるな。一度一掃するぞ」
「頼んだ」
 杖を持った学生が魔氷の礫で通路にひしめいていたクレイゴーレム達を吹き飛ばした。
「ふう、さすがに疲れたな一休みしようぜ」
「ん? なんだ。地震か……?」
 クレイゴーレムがいなくなったことで開けた通路の先に山のように大きな影。
 巨影は地響きを立てながら学生達の方へと歩いて来る。
「な、なんだコイツは!? うわああああああ!」
 学生達の前に姿を現した強大な災魔は容赦なく彼らの命を奪うのだった。

●グリモアベース
「早速だが今回の依頼について説明させてもらう」
 ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)は集まった猟兵達を前に今回の予知について説明を始める。
「場所はアルダワ魔法学園の地下迷宮だ。そこに棲息する災魔に4人の学生パーティーが全滅させられる」
 学生とはいえ、それなりに迷宮探索に慣れた者達であり、どちらかといえばアックス&ウィザーズの冒険者に近い風貌をした者達だ。
「彼らは慎重に自分達の実力であれば無理のない階層で迷宮探索を行っていた。しかし彼らは運が悪かった」
 フロアボス、階層主、レアモンスター、言い方は色々あるが稀に現れる強力な個体と遭遇してしまうのだ。
「今から追い掛ければその学生達に追いつくことができる」
 寄り道などしなければ件の階層に入る階段辺りで追いつくことができるだろう。
「せっかく救える命だ。なんとか彼らが災魔と遭遇しないように手を打ってくれ。方法はお前達に任せる」
 それはそれとして彼らに限らず、この階層には鍛錬の為に多くの学生が訪れる。
「予知の間は彼らのパーティーしかこの階層にいないようだったが、強力な災魔を放って置けばいずれ他の犠牲者が出てしまう可能性も高いだろう」
 予知の被害者の安全が確保できた後でボス災魔を倒すべきだろう。
「話が早くて助かる。学生達には無理でもお前達猟兵であれば、たとえ強力な災魔が相手でも退治することができるはずだ」
 ボス災魔さえ倒してしまえばこの階層も再び学生達にとって安全に鍛錬を積める場所になるだろう。
「お前達なら、このオブリビオンに勝てると信じているぞ」


刀道信三
 どうも、刀道信三です。

 今回はアルダワ魔法学園の地下迷宮で全滅してしまいそうなパーティーを助けてもらいます。
 まずなんとか彼らに今回の探索を諦めてもらい。それから原因となっている災魔の討伐を行ってもらいます。

●他のPCとの参加
 迷子にならないように【名前(ID)】または【グループ名】をプレイング冒頭に記載していただけると助かります。

 それでは皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『無謀な挑戦を引き留めてあげて!』

POW   :    自分達の強さを見せつけたり力ずくで止める

SPD   :    先回りして行動の邪魔をして諦めさせる

WIZ   :    引き返すように言葉で説得する

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エル・クーゴー
『躯体番号L-95』
『作戦を開始します』


●SPD
本作戦は対象となる友軍を秘密裏に妨害
致傷せず以降の迷宮進行を自発的に中断させる事を目的に展開されます

当迷宮のマップ構造パターンを【学習力】も用い類推、速やかな先行に役立てます
【迷彩・目立たない】使用の上遮蔽に潜伏
対象の到着迄待機

肉眼捕捉圏内に入り次第作戦開始
コール>ウイングキャット『マネギ』(羽生やしたデブ猫がモリモリ湧いて出る)
残機80体を数体ずつマネギを対象へ嗾けます
(纏わりついたり腹からのしかかったり、ウザいばかりの非殺傷アタック祭りで【時間稼ぎ】)

マネギ達で更なる深層を前にとおせんぼ布陣を構築
「近寄らなければ絡んで来ない」風を演出します



「躯体番号L-95。作戦を開始します」
 エル・クーゴー(L95・f04770)は仲間達から先行して地下迷宮を滑るように疾走していた。
「本作戦は対象となる友軍を秘密裏に妨害、致傷せず以降の迷宮進行を自発的に中断させる事を目的に展開されます」
 学生パーティーが最短経路を徒歩で目標地点に向かうことを推測し、エルは彼らと遭遇する可能性の低い迂回路を通って先回りする。
「目標を肉眼で補足。友軍を展開します」
 階段から遮蔽となる通路に潜伏しながら待機していたエルは、ウイングキャット『マネギ』で羽を生やしたデブ猫のような姿をした機械兵器をモリモリと召喚した。
 その数はなんと数十体にも及ぶ。
「マネギに『とおせんぼ作戦』をオーダーします」
 マネギ達はエルに向かって敬礼すると学生パーティーの進行方向の通路に行進する。
「な、なんだコイツらは……?」
 学生パーティー達は困惑した。
 何しろマネギ達はみっちりと通路を封鎖して彼らの進行を阻んでいたのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヒビキ・イーンヴァル
何つーか、運が悪かったとしか言いようがないな
ま、学生たちには大人しく帰って貰うのが一番ってことで
すぐに追いかけようか

「おーい、お前ら。このままだと死ぬぞ」
ただ「帰れ」っつーだけじゃ、学生たちも納得しねぇだろ
この先にヤバい奴がいるって情報は、しっかり伝えないとな
鍛錬が大事ってのもわかるが、別に絶対に今ここでしなきゃいけない理由もないだろう
ついでに言うと、お前たちを守りながら戦うなんて器用なことはできねぇからな
わかったら、一旦退いてくれ

同じ魔法学園に所属する者としても放っておけないし
今回ばかりは良い所、譲ってくれよ?



「何つーか、運が悪かったとしか言いようがないな」
 学生達には大人しく帰って貰うのが一番だと、ヒビキ・イーンヴァル(蒼焔の紡ぎ手・f02482)は学生パーティーを追って迷宮を進む。
「おーい、お前ら。このままだと死ぬぞ」
「藪から棒に何なんだ?」
 マネギ達の壁に立ち往生していた学生が声を掛けてきたヒビキに問い返す。
「この先にヤバい奴がいるんだ。鍛錬が大事ってのもわかるが、別に絶対に今ここでしなきゃいけない理由もないだろう?」
「お前が言っていることが本当なら警戒すべきだと思うが、その話は信用できるのか? ここまで来る時間や労力もただじゃあないんだ」
 リーダーらしき学生が代表してヒビキに対応する。
「本当にヤバいんだ。お前たちを守りながら戦うなんて器用なことはできねぇからな。頼むから一旦退いてくれ」
「む、この階層の災魔であれば俺達パーティーでも対応できるつもりだ。証拠もなしにお前の言うことを鵜呑みにすることはできない」
 話し合いは平行線。
「やれやれ同じ魔法学園に所属する者として放っておけないんだけどな……」
 頑なな学生パーティーの様子にヒビキは溜息を吐きながら小声で呟くのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

フォンミィ・ナカムラ
ただ説得するだけじゃ信用してもらえないんだね。
じゃあ、ちょっと小芝居してみようかな。
いちおう劇団でお芝居のお勉強してるし、うまくできるといいな!

わざと汚してボロボロな見た目にした戦闘コスチューム姿で、学生さんたちの前に登場
「あたしも鍛錬に来たんだけどね、いきなり超強いボスが出てきちゃって……」
命からがら逃げてきたふりをして、この先は危ないって伝えるよ。

それでも伝わらないなら、
「あたしに勝てたら、もしかしたらこの先の災魔にも勝てるかもね?」
って感じで、模擬戦を挑むよ。
土の【属性攻撃】でちょっと痛いだけのつぶてを飛ばしたり風属性で吹き飛ばすだけにしたり、危害を加えないように手加減しながらね。


フェリクス・フォルクエイン
「でしたらその実力見せていただきましょうか?」
護りには自身がありますからと軽くお手合わせをお願いしてみます
大人げないかもしれませんが無敵城塞で全力防御、鉄壁の守りを見せて先に進むのは断念していただきましょう
「先に進むのに怪我はしたくないですか? でしたら、僕からは攻撃しませんよ」
無敵城塞使うと動けなくなりますのでそのあたりをごまかす意味もあって挑発を
「ええと、全力ですよね? 僕も剣を持つ者、遠慮は無用ですよ?」
若干心苦しくはありますが、煽ったりもしてみます
「すみません、本当にこの先は危険だそうですから」
終われば挑発した件については謝ります
「いや、僕は男ですからーっ!」
性別誤認には猛抗議します



(「ただ説得するだけじゃ信用してもらえないんだね。じゃあ、ちょっと小芝居してみようかな」)
 学生パーティー達の様子を陰から覗っていたフォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)は準備を始める。
 戦闘コスチュームをまるで苦戦したかのように、わざとボロボロな見た目になるように汚した。
 幼い頃から児童劇団で演技の練習をしてきたフォンミィにとっては慣れたことである。
「あたしも鍛錬に来たんだけどね、いきなり超強いボスが出てきちゃって……」
 フォンミィはマネギの隙間から転げるように学生パーティーの前に転がり出た。
「この先は危ないから早く逃げて助けを呼んだ方が……」
 弱々しく肩で息をしながら、命からがら逃げて来た様子で訴える。
「う、だからこそ力を合わせて早くそのボスを討伐するべきでは……?」
 フォンミィの迫真の演技にようやく学生達も危機感を覚え始めた。
「でしたらその実力見せていただきましょうか?」
 フェリクス・フォルクエイン(人間のパラディン・f00171)が階段から降りて来る。
「この先は本当に危険なようですから」
 そう言ってフェリクスは鞘から剣を抜き放つ。
「もし本当にそんな危険なボスがいるなら、こんなところで争っている場合じゃないだろう?」
「先に進むのに怪我はしたくないですか? でしたら、僕からは攻撃しませんよ。でも僕も剣を持つ者ですから、遠慮は無用ですよ?」
 暗に足手纏いは要らないという挑発するような視線を向けながら誘うようにフェリクスは剣先を揺らした。
「馬鹿にしやがって!」
 激昂した学生がフェリクスに向かって戦槌を振るう。
 学生もフェリクスを殺す気はないので剣で受けたところを力押しで転がすつもりでいた。
 しかし無敵城塞を発動したフェリクスはそれを無防備に受け止める。
 戦槌は芯でフェリクスの鎧を捉えるが壁でも叩いたかのようにビクともしなかった。
「ええと、全力ですよね?」
「くっ、なんだコイツ、女のクセに強いぞ!?」
「いや、僕は男ですからーっ!」
 竦む学生パーティー達を前にフェリクスの叫びが迷宮に木霊する。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

聖護院・カプラ
【WIZ】
おお、災魔の犠牲になってしまう生徒が出るのですね。
しかしまだ間に合うようでよかった。いい予知をされましたね。
先人は「押してダメならもっと押せ」といいました。
説得をするなら、無理強いをするような言い方では逆効果になってしまうでしょうね。
さて……。

後光と共に『存在感』を放ちながら、学生パーティーの正面から現れます。
私も迷宮に潜っていたのですが、手酷い痛手を受けましてね。
先程パーティを組んでいた……金髪や緑髪の子とはぐれてしまいまして。
彼女たちから再三の警告があったかと思いますが、本当です。

嘘などついていませんとも。
勇者とは、引く勇気も持ち合わせているものです。
貴方達の勇気に問うています。



「おお、災魔の犠牲になってしまう生徒が出るのですね。しかしまだ間に合うようでよかった」
 聖護院・カプラ(旧式のウォーマシン・f00436)の声音からは金属でできたウォーマシーンの顔にも、学生達の予知された未来を憂い、そしてまだそれを救うことができるという安堵の表情が窺えるような温かみを帯びているように感じられた。
「先人は『押してダメならもっと押せ』といいました。説得をするなら、無理強いをするような言い方では逆効果になってしまうでしょうね。さて……」
 ……なんか今、矛盾することを言ったような気がしたが、その圧倒的な存在感と泰然とした態度が、それは些細なことだと思わせる何かがあった。
「生徒諸君」
 カプラが呼び掛けると、通路にみっちりと詰まっていたマネギ達がまるで十戒の海のようにザァッと壁に寄ってカプラに道を作る。
「私も迷宮に潜っていたのですが、パーティーを組んでいたそこの金髪や緑髪の子とはぐれてしまいまして、手酷い痛手を受けましてね」
 カプラは後光と共に存在感を放ちながら、正面から学生パーティーに歩み寄った。
「彼女たちから再三の警告があったかと思いますが、この先にいる災魔が危険だというのは、本当です」
「ア、アンタが言うなら、そうなのかもしれないな……」
 カプラの存在感にあてられた学生達はその説得力に抗うことができない。
「嘘などついていませんとも。勇者とは、引く勇気も持ち合わせているものです。貴方達の勇気に問うています」
 学生達も迷宮に封じられた災魔と戦うことを選んだ志を持つ者であり、心根の悪い人間ではない。
 何か自分達も手伝えることがあるのではないかという善意を持っていた。
「アンタらもしかして噂の『転校生』なのか? それならアンタらが苦戦するような相手に俺らでは何も出来ないかもしれない……俺らは学園にこの状況を伝えに戻る。だからアンタらも無茶はするなよ!」
 そう言うと学生パーティーは急ぎ来た道を戻って行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『クレイゴーレム』

POW   :    上官を呼ぶ
自身の身長の2倍の【クレイゴーレム】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    仲間を呼ぶ
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【クレイゴーレム】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    配下を呼ぶ
レベル×5体の、小型の戦闘用【クレイゴーレム】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 予知された目標地点に向かう先には、通路にひしめき合うほどの数のクレイゴーレム。
 その様子はさながらモンスターハウス。
 この階層に慣れた者であれば湧出が多いていどの違和感かもしれない。
 しかしこの階層にようやく辿り着いたような者であれば命の危機になり得る異常。
 この先に何かあると予感せざるを得ない光景が目の前に広がっていた。
エル・クーゴー
『友軍の戦線離脱を確認』
『一次目標達成』

『敵影捕捉』
『二次目標が設定されました』

『これより、敵性の完全沈黙まで――』
『――ワイルドハントを開始します』


●真の姿!
・マニピュレーターが沢山増えて全搭載武装を同時運用
・あとマネギ達の毛ツヤが若干よくなる


●WIZ
敵増援を確認しました
ウイングキャット『マネギ』攻勢布陣
敵召喚配下の殲滅を優先事項として交戦を開始します

搭載武装による【援護射撃】
一射一殺可能見込の個体への【スナイパー】狙撃
これらを敢行しつつ、増殖する配下へマネギを差し向けます
配下一体の撃破にマネギが何体必要か【学習力】で見取り、即座に用兵に反映
召喚可能残機90体が尽きるまで敵の削減に専心します



「友軍の戦線離脱を確認、一次目標達成」
 エル・クーゴー(躯体番号L-95・f04770)はバーニアを噴かせホバリングしながら迷宮の通路を進む。
「敵影捕捉、二次目標が設定されました。これより、敵性の完全沈黙まで――ワイルドハントを開始します」
 マニピュレーターがエルの体の各部から展開、全搭載武装を保持した。
 ゴーグルに映る視界に武装の数だけレティクルが増えていく。
 クレイゴーレムにレティクルが次々と重なりロックオンされる度にエルの各武装から号砲が轟いた。
 狙撃は正確にクレイゴーレムの核を撃ち抜き土塊に還していく。
「敵増援を確認しました。ウイングキャット『マネギ』攻勢布陣。敵召喚配下の殲滅を優先事項として交戦を開始します」
 エルに小型の配下をけしかけようとするクレイゴーレムに向けて、真の姿の力の一端で毛ツヤ若干良くなったマネギを突撃させる。
 マネギ達は小型ゴーレムと交戦し、マネギ達が小型ゴーレムを撃破するのに必要な戦力を分析すると、エルは即座にマネギ達への指示に反映させ戦術を最適化させていった。
 マネギ達の活躍で射線が確保され、全展開されたエルの武装が通路を制圧していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

竜胆・エレナ
……うーん。この洞窟は土くれが多いわね。
このままここに住むにも、ちょっと多過ぎて邪魔ね。間引いてあげましょうか。

まずは手持ちの槍で近くのクレイゴーレムを串刺しにしながら、召喚ドラゴンのガーたんを呼びましょう。
「おいで、ガーたん!そいつ倒したら周りのもやっちゃって!」
ちゃんと働いてもらうまで何度でも呼ぶんだからね。

ガーたんに小さいのは何とかしてもらって、私はウィザード・ミサイルで敵をぶっ飛ばしていくわ。
「土の塊がいくらこようと、私の敵じゃないのよ!」

大きいクレイゴーレムが出たら、ドラゴニアン・チェインで力比べといきましょう。
拘束している間にウィザード・ミサイルをまとめて叩き込むわ。



「……うーん、この洞窟は土くれが多いわね。このままここに住むにも、ちょっと多過ぎて邪魔ね」
 学園で得られる迷宮の情報としても、この階層にはクレイゴーレムが出現するとされているが数が多過ぎる。
 不動産の内見をするような感覚でこの光景を評する竜胆・エレナ(ドラゴンお姉さん・f08680)の将来の夢は、洞窟に住み着いて冒険者待ち受ける仕事らしい。
 アルダワ魔法学園を卒業したら、そのような就職先を斡旋してもらえるのだろうかと少し心配になってしまう雰囲気の三十路過ぎのお姉さんである。
「おいで、ガーたん! そいつ倒したら周りのもやっちゃって!」
 手近なクレイゴーレムをドラゴンランスで串刺しにすると、ドラゴンのガーたんがエレナに迫りつつあった小型の配下クレイゴーレムに襲い掛かって行った。
「土の塊がいくらこようと、私の敵じゃないのよ!」
 矢の形をした魔法の炎が、せき止められている小型ゴーレムの頭上を越えて焔の嵐となって、それを使役するクレイゴーレム達を一掃する。
 通路に密集するクレイゴーレムの数は減りつつあり、その先に迷宮の広間のようなものが見えつつあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネレム・クロックワーク
通路にひしめき合うほどのクレイゴーレムなんて、寒気がするわ、ね
一刻も早く、対処しましょう

【WIZ】
数には数で勝負
改良後の実戦は初めてだけれど、上手く使ってみせる、わ
愛用の魔導銃を、銃内部に組み込んだ変形機構を使って【範囲攻撃】モードにチェンジ
【全力魔法】と星属性の【属性攻撃】を【高速詠唱】で魔導銃に装填
魔導銃から100本分の拡散型流星弾を発射する、わ
まだ終わらないわ、よ?
同じく【全力魔法】と【マヒ攻撃】を【高速詠唱】で装填した範囲攻撃モードの魔導銃から通常攻撃の魔法弾を連射

殲滅するまで、只管攻撃するのみ、よ
向こうの攻撃には【見切り】で対応する、わ



「通路にひしめき合うほどのクレイゴーレムなんて、寒気がするわ、ね。一刻も早く、対処しましょう」
 この先に待ち受けている階層主でなくても、鍛錬のつもりでこの迷宮に探索に来る生徒達にとって、この数のクレイゴーレム達は脅威だろう。
「数には数で勝負。改良後の実戦は初めてだけれど、上手く使ってみせる、わ」
 ネレム・クロックワーク(夢時計・f00966)は愛用の魔導銃を範囲攻撃形態に可変させる。
「耀う、星の幻想夜」
 短い一節の詠唱に込められた膨大な術式と魔力が高速で魔導銃の薬室に装填された。
 狙いを絞らずとも遍く通路を照らす百条の流星弾が前面に展開したクレイゴーレム達を貫き砕き粉砕していく。
「まだ終わらないわ、よ?」
 ネレムは足許に滑り込んで来た小型のクレイゴーレムを、ひょいと軽やかなステップで避けつつ通常弾を装填、残敵を照準すると即座にトリガーを弾いた。
「殲滅するまで、只管攻撃するのみ、よ」
 有言実行、極大の第一射で撃ち漏らしたクレイゴーレム達を連続詠唱で装填した魔法拡散弾で残さず狙い撃っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

聖護院・カプラ
【WIZ】
この先に災魔が予知されたのでしたね。
クレイゴーレム退治にもたついてしまっては、別の進入路から災魔の元へたどり着く学生が出てしまうかもしれません。

数頼みの敵ではありますが、脅威に繋がるものとして一刻も早く討伐せねばならないでしょう。

後光ユニットから発する『存在感』から『円相光』を放ち、敵配下の小型クレイゴーレムごとその動きを改めさせ停止させます。
ゴーレムの術式を停止させる事までできれば僥倖ですが、それがならないなら私の膂力と皆さんのお手を拝借して使い……
一体一体敵を討伐していく心算でいます。


フォンミィ・ナカムラ
まだいっぱいゴーレム残ってるー!
よしっ、一気に片付けちゃおう!

【エレメンタル・ファンタジア】使用
属性は「水」、現象は「嵐」
横殴りの大雨みたいな水礫を浴びせかけるよ。
土のモンスターなら水にはきっと弱いはずだよね。
【範囲攻撃】で、呼び出した配下もぜんぶ巻き込んじゃう!

敵がこっちに近接してきたら、【高速詠唱】【属性攻撃】で目の前に氷属性の冷気を壁状に生成
「ピポちゃん、お願い!あいつを凍らせて!」
水を含んだゴーレムを凍らせて、動きをとめた隙に反撃だよ!


水心子・静柄
粘土の大軍ね…粘土なんて斬っても面白くもなんともないから、さっさと土塊に返してあげるわ。

上官を呼ばれても、下士官と一緒にグラウンドクラッシャーの餌食にしてあげるわ。まぁ主に上官の上から私(鞘付き脇差)を振り下ろすだけなんだけど。ロープを巧みに使ってクレイゴーレムを集めて、グラウンドクラッシャーの地形破壊で上官も下士官も地面と混ざって後片付けもバッチリね。破壊工作は得意だから楽しいわ。

それにしてもこの先に何があるのかしらね?クレイゴーレムを率いているのがただのゴーレムなんてオチはあまり面白味がないけどね。



「この先に災魔が予知されたのでしたね。クレイゴーレム退治にもたついてしまっては、別の進入路から災魔の元へたどり着く学生が出てしまうかもしれません」
 聖護院・カプラ(旧式のウォーマシン・f00436)はユーベルコードが飛び交う迷宮通路に翠色のカメラアイからでも察せるような憂いを帯びた視線を向ける。
「数頼みの敵ではありますが、脅威に繋がるものとして一刻も早く討伐せねばならないでしょう」
 通路のクレイゴーレムは粗方片付いているものの、その先の広間の入口とその奥にはまだまだ多くのクレイゴーレムの姿が確認された。
「改めなさい」
 カプラの後光ユニットから発せられる輝き存在感溢れる円相光が放たれ、その光輝に照らされたクレイゴーレムは活動を停止していく。
「よしっ、カプラさんがゴーレムの動きを止めてくれてる今がチャンス。一気に片付けちゃおう!」
 フォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)は精霊杖『ホッピポッラ』、愛称『ピポちゃん』を構えて魔力を練り始めた。
「属性は『水』、現象は『嵐』、土のモンスターなら水にはきっと弱いはずだよね」
 歌うような詠唱と指揮棒(タクト)のように振るわれるピポちゃんの動きに導かれ、水と風の精霊の力がフォンミィの周りに集まっていく。
「いくよっ。エレメンタル・ファンタジア!」
 横殴りの大雨みたいな水礫は、狭い迷宮の中で水流となり、渦潮となって残ったクレイゴーレム達を押し流して一ヶ所にまとめていく。
「粘土の大軍ね……粘土なんて斬っても面白くもなんともないから、さっさと土塊に返してあげるわ」
 刀として生まれた性か、戦いの機を直感的に読んだ水心子・静柄(剣の舞姫・f05492)はクレイゴーレム達の中心に向かって疾走した。
 それを迎撃しようと弱々しい動きで巨大クレイゴーレムを構築しようとするが、渾身の一撃を繰り出そうと跳躍した静柄の方が膨れる土塊の上を行く。
 迷宮の天井すれすれの高さから落下の勢いを乗せて振り下ろされるのは、鞘に収められた脇差のヤドリガミである静柄の本体。
 濡れて固められた粘土と迷宮の床に『地形』としての差はあるだろうか。
 静柄によって叩きつけられたユーベルコード『グラウンドクラッシャー』の名前の通り、周辺地形としてクレイゴーレム達は粉々に破壊された。
「それにしてもこの先に何があるのかしらね? クレイゴーレムを率いているのがただのゴーレムなんてオチはあまり面白味がないけど……」
 静柄の視界の先にはクレイゴーレム達が壁となって遮っていた迷宮の広間。
 静柄の視線は見上げるように徐々に天井の方へと向かっていく。
 広間に待ち受けそこに座していたのは黄金の巨竜。
 予知で学生パーティーの命を奪い、クレイゴーレムを異常発生させていたのはこの錬金の竜に違いない。
『グォオオオオオォオオオオオォォォッ!!』
 自分の前に現れた猟兵達に対して宣戦布告するように階層主が咆哮を上げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『錬金術ドラゴン』

POW   :    無敵の黄金
全身を【黄金に輝く石像】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    ドラゴンブレス
【炎・氷・雷・毒などのブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    アルケミックスラッシュ
【爪による斬撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に錬金術の魔法陣を刻み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ネレム・クロックワーク
強大な災魔の正体はドラゴンだったの、ね……
何としてでも此処で討たなければ、いけないわ、ね

【SPD】
先ずは先陣を切ってドラゴンの動きを止めましょう
【先制攻撃】でイニシアチブをとる、わ
いらっしゃい、星型の双子の攻撃ユニット
自身の魔導銃に【全力魔法】と雷属性の【属性攻撃】並びに【マヒ攻撃】を【高速詠唱】で装填
2体の攻撃ユニットと共に、三方向から同時にマヒ攻撃付きの電撃魔法弾の連射をお見舞いする、わ
一度では終わらないわ、よ?

他の猟兵さん達の次の一手が放たれるまで、攻撃の手は緩めない
向こうの攻撃には【見切り】で回避
多少被弾しても、決して怯まない、わ



「強大な災魔の正体はドラゴンだったの、ね……何としてでも此処で討たなければ、いけないわ、ね」
 先陣を切ってネレム・クロックワーク(夢時計・f00966)は真っ先に錬金術ドラゴンの目の前、通路から迷宮の広間へ飛び出した。
「いらっしゃい、星型の双子の攻撃ユニット」
 2体の攻撃ユニットが左右に分かれて飛翔し、ネレムも魔導銃を構えながら錬金術ドラゴンの側面に向かって駆け出す。
「電撃魔法弾をお見舞いする、わ」
 錬金術ドラゴンからの射線を避けるように疾駆しながらの並行詠唱。
 装填された雷属性の魔法弾を攻撃ユニットと三方向から同時に一斉射。
 紫電の鞭がドラゴンの皮膚に縄のような焦げ痕を刻む。
「一度では終わらないわ、よ?」
 錬金術ドラゴンを中心にネレムと2体の攻撃ユニットは広間のスペースを利用しながら、まるで夜空の大三角のような位置取りで包囲を続けた。
 ネレムは魔導銃にもう一発同じ魔法弾を装填。
 立て続けに銃口と攻撃ユニットから雷光が放たれる。
『グォオオオオオォオオオオオォォォッ!!』
 砲声と共に吐き出されるドラゴンブレス。
 お返しだと言わんばかりに雷属性の吐息が大蛇のように迷宮内をのたうち回る。
 首を捻りながらネレムを追うように狙うが可動範囲の外側まで、ネレムは最後には転げるような勢いで駆け抜けた。
 ネレムの直ぐそばを稲妻が通過し、迷宮の床材が飛び散る。
「決して怯まない、わ」
 ドラゴンブレスが近くを掠めただけで凄まじい衝撃と熱をネレムは感じていた。
 しかし戦意は萎えることなく魔導銃を構えて真っ直ぐな視線が錬金術ドラゴンを射抜く。

成功 🔵​🔵​🔴​

エル・クーゴー
『最終撃破目標を肉眼で捕捉しました』


●POW
【空中戦】用バーニア、展開
低空飛行機動にて射撃戦レンジを堅持しつつ、敵反撃に対しては回避マニューバを
そして搭載武装による砲打撃を間断無く敢行します

この攻撃は与ダメージの累積他、敵に守勢を意識させることを目的に行われます

敵が黄金像と化したら本命の作戦を敢行します


躯体番号L-95
敵性の至近距離からのガン見を開始します
(【ミレナリオ・リフレクション】)


敵が動かない間をたっぷり用い黄金の構成材質を解析
【武器改造】によりライフルの発射機構及び弾体の形状・素材を極限まで最適化

【零距離射撃・吹き飛ばし】を込めた超至近距離からの黄金の魔弾で敵無敵状態の相殺を図ります



「最終撃破目標を肉眼で捕捉しました」
 エル・クーゴー(躯体番号L-95・f04770)は空中戦用バーニアを展開。
 ドラゴンブレスを吐く錬金術ドラゴンの背面へと低空飛行で回り込みつつ射撃兵装のレンジを維持する。
「攻撃を開始します」
 マニピュレーターに保持された搭載武装から間断無く放たれる砲打撃。
 錬金術ドラゴンの硬い鱗に細かい傷を刻んでいくが、ユーベルコードを用いない射撃では狙い通り『無敵の黄金』を誘発させるには至らない。
 防御体勢を取るには至らずとも攻撃を続けるエルのことを無視する訳でもなく、錬金術ドラゴンはエルの方へと振り返ると前肢を大きく持ち上げた。
「ユーベルコードを解析、相殺します」
 覆い被さるように振り下ろされる魔力の込められた竜の爪を、エルは手刀によって正確に全く同じユーベルコードをぶつけることで防ぐ。
 しかしエルが防げたのは自分へと向かって来た爪一本分のアルケミックスラッシュ。
 エルを外れた竜の爪は迷宮の床に錬金術の魔法陣を刻んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

竜胆・エレナ
ふぅん……竜なの?
私にはガラクタにしか見えないんだけど
ま、いいわ。仮にも竜を名乗るのなら……簡単に壊れないでもらえるわよね?

あらかじめウィザード・ミサイルを展開して待機させておいてから、ドラゴニアン・チェインで敵を絡め取ったところに全弾ブチ込んでいくわ
発動は確実に敵を押さえ込んでから
一発たりとも無駄弾は撃たないわよ
「竜種の心得その1!強者を挫く礎であれ!この程度で欠けてんじゃないわよ!」

無敵の黄金を使われたら、守りに徹するわ
効果が切れたタイミングで槍を投げて、槍を媒介にガーたんを呼び出すわ
「竜種の心得その2!常に気圧される存在であれ!相手にナメられてんじゃないわよ!やっちゃえ、ガーたん!」


犬憑・転助
【ブットバース】で参加

俺のユーベルコードは超嗅覚、キナ臭さだってかぎ分けるぜ

戦闘時は二刀流

敵の奇襲や発見は超嗅覚で感知し、仲間に知らせる
俺はキナ臭い場所が解るのよ、来ると思ったぜ(かばったり避けたり敵の弱点ついたり)
敵が攻撃してくるタイミングや標的に気づいて知らせる
(名前呼び捨て)! そっち行ったぞ!

床に刻まれた錬金の魔法陣は刀で切り捨て破壊
おいおい、侍の刀に……斬れないもんはねーんだぜ?

戦いが膠着したら、頭脳派な旅団の仲間の指示に従う。またはやろうとしてる作戦をフォローする
(コロ助が苦労するのは望むところ)

自分の世界(エンパイア)との違いには感心する
アドリブ歓迎、他PCと絡み希望


化野・那由他
「ブットバース」の皆と連携します(4名くらいかしら)
強そうな敵ね。でも皆で力を合わせれば勝てるはずだわ。敵の攻撃に注意しながら、錬金術の魔法陣を使わせないよう試みます。
その他の部分も、可能な限り皆と連携します。

SPDで判定、[付喪神奇譚]を使用して、長い木綿の反物に似た付喪神を召喚します。それを敵の前でひらひらと浮遊させ、誘惑やおびき寄せ技能も使って、魔法陣から引き離すor誘い込みます。
「これで気を引けるかしら」
それができたら、総攻撃に合わせ反物の付喪神を竜の顔に巻きつけて視界を奪います。
味方が魔法陣を破壊できたら、炎の属性攻撃である[叢原火]も使い鬼火を飛ばして援護射撃。総攻撃に加わります。



「ふぅん……竜なの? 私にはガラクタにしか見えないんだけど」
 竜胆・エレナ(ドラゴンお姉さん・f08680)は予知の階層主が竜種とわかると視線の威圧感を強めた。
「ま、いいわ。仮にも竜を名乗るのなら……簡単に壊れないでもらえるわよね?」
 周囲に魔法の矢を展開、待機させると拳にドラゴンオーラを纏わせ単身エレナは錬金術ドラゴンに肉迫する。
「竜種の心得その1! 強者を挫く礎であれ! この程度で欠けてんじゃないわよ!」
 爆裂。
 エレナは殴りつけた錬金術ドラゴンの前肢から引きずり出すようにオーラの鎖を逃がさないように握った。
 遅れて殺到する炎の矢。
 その数、実に90本。
 一発も外れることなく全弾余すことなく錬金術ドラゴンに吸い込まれるように命中する。
「へぇ、少しはやるじゃない……」
 しかし全身を黄金に輝く石像と化し、魔法陣の上に鎮座する錬金術ドラゴンに火傷ひとつ付くことはなかった。
「強そうな敵ね。でも皆で力を合わせれば勝てるはずだわ。まずは魔法陣から退かせないと」
 化野・那由他(書物のヤドリガミ・f01201)は付喪神奇譚で長い木綿の反物に似た付喪神を召喚する。
「これで気を引けるかしら」
 ひらひらと無敵の黄金状態で動かない錬金術ドラゴンの眼前に反物の付喪神を浮遊させた。
「那由他! そっち来るぞ!」
 犬憑・転助(孤狼の侍・f06830)は超嗅覚でイチ早くキナ臭さを嗅ぎ取って攻撃の予兆を報せる。
 反物の付喪神を嫌ってか直前まで那由他がいた場所に炎のドラゴンブレスが激突し、爆炎を散らせた。
 あまりの熱量に広間の温度も一瞬で上がる。
 ヒラリと炎を躱した付喪神が錬金術ドラゴンの顔に巻きつき視界を奪った。
 那由他はそのままエレナのドラゴニアン・チェインと協力して錬金術ドラゴンを魔法陣の上から引きずり出そうとする。
 攻撃後の隙を突かれ、視界まで閉ざされた錬金術ドラゴンは、咄嗟に反応できずにつんのめるように前に倒れた。
「おいおい、侍の刀に……斬れないもんはねーんだぜ?」
 錬金術ドラゴンが引き倒されたことで錬金術魔法陣の全容が露わになる。
 ここがキナ臭いと転助は構えた二振りの妖刀で錬金術魔法陣の力の起点を寸分違わず断ち切った。
 錬金術ドラゴンを強化する要の魔法陣が消え去ると同時に投擲されたドラゴンランスが錬金術ドラゴンの胴体に突き立つ。
「竜種の心得その2! 常に気圧される存在であれ! 相手にナメられてんじゃないわよ! やっちゃえ、ガーたん!」
 エレナに召喚されたドラゴンのガーたんが錬金術ドラゴンの首筋に噛み付き牙が深々と竜鱗を穿った。
「さあ、ここから総攻撃の始まりよ!」
 那由他の鬼火が錬金術ドラゴンを討ち倒すための猟兵達による一斉攻撃を開始する狼煙のように放たれる。
『グォオオオオオォオオオオオォォォッ!!』
 硬い黄金の皮膚に覆われた錬金術ドラゴンは傷口から入り込む炎に肉を炙られ苦鳴を上げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

木霊・ウタ
心情
過去が嘗て自分があった世界を壊すなんて
なんか寂しいよな
そんなことさせやしないぜ

手段
Wウィンドを奏で歌い皆を鼓舞しつつ
聖なる調べで敵の力を減弱
;コミュ&パフォ&演奏&歌唱&手をつなぐ&鼓舞&勇気&優しさ&破魔

サウンドOPも行くぜ
未来を守るという想いを込めて歌いあげる
未来を紡いでいく命
喰らわせやしないぜ!


ずっと封じられてて寂しかったか?
ちょいと相手をしてやるよ

無敵黄金が終わった瞬間に仕掛け
炎を纏わせた焔摩天でぶっ飛ばす
;鎧砕き&薙ぎ払い&属性攻撃&破魔

敵防御を弱体化し
破邪の焔が蝕んでくぜ

さあ踊ってもらおうぜ
お相手は地獄の焔摩だ(にやり

わざと外して地面の魔法陣を砕くってのも
やってみるか


輝夜・レナ
【ブットバース】で参加よ。
「ボス発見、っと!アタシの実績の為にアンタには死んでもらうわ。悪く思わないでね!」

【バトルデータ・インストール・Ⅱ】で射撃戦モードに移行する。
「換装完了。処理を開始します」
距離を取りながら、まずは【フォトン・ブラスト】で魔法陣めがけて牽制を。
魔法陣に乗り続けるなら、大量の光弾で蜂の巣にしてあげます。

ブレスには気をつけながら立ち回る。
敵の脆いところや弱点が露出したら、そこに向けて【ホーミング・ブラスト】を撃ち込みます。
「ターゲット・ロック。これでトドメです。ホーミング・ブラスト、斉射」

倒したことを確認したら、換装を解いてステータスの実績を確認するわ
「まだ先は長いわね…」


コトト・スターチス
【ブットバース】のみなさんといっしょに、ボスをたたきますっ!
空とぶドラゴンとの相手はゲーム以外だとはじめてですが、めいきゅーの平和のためにもがんばります!

まずは距離をとりながらドラゴンの動きをすこし観察して、動きのパターンを見きわめます(情報収集)
そして、パワーアップする魔方陣へむかうそぶりをみせたなら、ドラゴンの顔めがけてジャッジメント・クルセイドを放ちますっ!
まばゆい光ですこしでもめくらまし(気絶攻撃)できたならチャンスです!
無敵になるまえに、みなさんと一斉に攻撃をしかけていっきに退治しちゃいましょう!
「このドラゴンの動きかた、前にやったことのあるゲームとにてますっ!今がチャンスですっ!」


聖護院・カプラ
【WIZ】
成程、確かにこの錬金竜は学生の方々には荷が重い。
ですがここに来たのは百戦錬磨の猟兵の面々。
竜の行いを改めさせ、平和を齎す事を約束いたしましょう。

『アルケミックスラッシュ』は恐らく自己強化技……ですが、
錬金術の魔法陣の上に立っていなければ戦闘力の増加は見込めない物。
敢えて打たせて、避ける事で地形に魔法陣を刻ませます。

強化を狙って魔法陣の上に降り立って下さって助かりました。
『円相光』を存分に放てるのですから。

敵の動きを止めた所で、皆さん。こらしめてやって下さい。



「空とぶドラゴンとの相手はゲーム以外だとはじめてですが、めいきゅーの平和のためにもがんばります!」
 話は数分前に遡る。
 コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)は錬金術ドラゴンのいる迷宮の広間に到着していた。
 飛び出したいのをぐっと我慢して少しの間、錬金術ドラゴンの動きを観察する。
 初見殺しはこわい。
 仲間の猟兵達を信頼して、コトトは情報収集に徹した。
『無敵の黄金』状態の時はユーベルコードでも傷を付けることは難しい。
 でもその間、錬金術ドラゴンは身動きが取れない。
『ドラゴンブレス』は威力も高く狭い迷宮の広間では厄介な範囲攻撃だ。
 そして『アルケミックスラッシュ』によって刻まれる錬金術の魔法陣。
 それは自身を強化するための陣地を築くためのもの。
 錬金術ドラゴンの戦術はその巨体での移動に制限のある迷宮で戦うため、迎撃を主体としていることが読み取れた。
 広い空間を動き回られない分、その行動をパターン化することは難しくない。
 そして時間は現在に戻る。
『グルルルルゥウウウゥゥゥ……』
 錬金術ドラゴンは唸り声を漏らした。
 首筋に穿たれた孔が疼く。
 錬金術ドラゴンは猟兵達を明確な脅威として認識した。
「成程、確かにこの錬金竜は学生の方々には荷が重い。ですがここに来たのは百戦錬磨の猟兵の面々。竜の行いを改めさせ、平和を齎す事を約束いたしましょう」
 聖護院・カプラ(旧式のウォーマシン・f00436)が迷宮の広間に出て来ながら錬金術ドラゴンを見上げた。
 錬金術ドラゴンは猟兵達を脅威と認めてしまった。
 認めてしまった以上、カプラの圧倒的な存在感を無視することはできない。
「『アルケミックスラッシュ』は恐らく自己強化技……ですが、錬金術の魔法陣の上に立っていなければ戦闘力の増加は見込めない物」
 自分を狙って振り上げられる竜の爪。
 しかし狙われているとわかっていれば避けるのはそう難しいことではない。
 錬金術の込められた爪が迷宮の床を抉るが、カプラは錬金術ドラゴンの動きを読んで後方に移動していた。
 再び錬金術の魔法陣が床に描かれる。
 この上にさえ移動してしまえば問題ないと言わんばかりに錬金術ドラゴンの口角が上がった。
「このドラゴンの動きかた、前にやったことのあるゲームとにてますっ! 今がチャンスですっ!」
 錬金術ドラゴンが魔法陣の上に一歩踏み入れようとした瞬間、コトトが指をさしてジャッジメント・クルセイドを放つ。
 天井付近にある錬金術ドラゴンの顔、それも正確に眉間に向かって天からの光が奔り、眩い光に錬金術ドラゴンは蹌踉めいた。
「ふむ、強化を狙って魔法陣の上に降り立ったところを狙うつもりでしたが、これなら待つまでもありませんね」
 カプラの後光ユニットから放たれた光が存在感となって錬金術ドラゴンに照射される。
「コトトさん、いい狙いですね。皆さん、こらしめてやって下さい」
 円相光を受けた錬金術ドラゴンは一時的に動きが封じられた。
「過去が嘗て自分があった世界を壊すなんて、なんか寂しいよな。そんなことさせやしないぜ!」
 木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)は愛用のギター『ワイルドウィンド』を奏でる。
「未来を紡いでいく命、喰らわせやしないぜ!」
 ウタの歌声が仲間達を鼓舞し、戦闘力を増強した。
「ずっと封じられてて寂しかったか? ちょいと相手をしてやるよ」
 ウタはギターから炎を纏った巨大剣『焔摩天』に持ち替えると、錬金術ドラゴンに向かって疾駆する。
 錬金術ドラゴンとの間合いを詰めながら、焔摩天の切っ先で迷宮の床を削り錬金術の魔法陣を打ち破った。
「さあ、踊ってもらおうぜ。お相手は地獄の焔摩だ!」
 逆袈裟の斬り上げが錬金術ドラゴンの胴を深く切り裂き、傷口から血飛沫と破邪の焔が舞い散る。
「アタシの実績の為にアンタには死んでもらうわ。悪く思わないでね!」
 輝夜・レナ(流離のボスハンターReNa・f12146)は錬金術ドラゴンを『ボス』と認めると不敵な笑みを浮かべた。
「モード換装……射撃戦用意。蜂の巣にしてあげる」
 バトルデータ・インストール・Ⅱで射撃モードに移行すると戦闘行動を開始する。
「換装完了。処理を開始します」
 錬金術ドラゴンを見据える瞳は冷めたものになり、接近しながら大量の光弾を撃ち続けた。
 身動きの取れない錬金術ドラゴンは光弾の雨に打たれて硬い鱗を削られていく。
「ターゲット・ロック。これでトドメです。ホーミング・ブラスト、斉射」
 猟兵達に刻まれた深い傷口を照準すると、レナは弧を描きながらそこに吸い込まれるようなレーザーを放った。
 傷口から体内に侵入したレーザーは錬金術ドラゴンの臓器をズタズタに傷つけ致命傷を与える。
 戦う力を失った錬金術ドラゴンは存在感に縛られることもなくなり迷宮に崩れ落ちた。
「まだ先は長いわね……」
 錬金術ドラゴンの討伐を確認すると、レナは換装を解いてステータスの実績を確認する。
 そして実績の解除までの数字を見て溜息を吐くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月26日


挿絵イラスト