#ダークセイヴァー
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●ダークセイヴァー
夜と闇に覆われ、異端の神々が跋扈する世界。
人類は100年ほど前に甦ったヴァンパイアに敗北し、彼らの支配下にある。
●ガザル村
「まだ、それほど遠くには行っていないはずだ。捜せ! 捜せ! 意地でも捜せ!」
ガザル村の村長ペドロにとって、それは頭の痛い問題であった。
ヴァンパイアの花嫁として、差し出されるはずだったサギリが、突如として姿を消した。
サギリの両親は彼女が、幼い頃に亡くなった。
それから、村長が親代わりとなって、ずっと面倒を見ていた。
だからこそ、彼女を生贄として……ヴァンパイアの花嫁として選ぶ事を決めたのだ。
彼女も今まで育ててもらった恩があるため、決して嫌とは言わなかった。
ただ静かに俯き、『……はい』とだけ答え、ヴァンパイアの花嫁になる覚悟を決めた……。
少なくとも、ペドロはそう思い込んでいた。
それが、よりにもよって、結婚式の当日に失踪したのだから、笑って済ませる訳には行かなかった。
しかも、彼女を連れて逃げたのは、村長の屋敷で働く使用人ライル。
ライルは真面目だけが取り柄の青年で、何を勘違いしたのか彼女と逃げた。
だからと言って、このまま放っておく事など出来る訳がない。
そんな事をすれば、約束を破った事になり、村人達が全員皆殺しにされてしまうのだから……。
そのため、ペドロは探索隊を結成し、ライル達が逃げたと思しき、森の中に入っていった。
●ガジルからの依頼
「ガザル村から逃げた花嫁を助けてあげて!」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が今にも泣きそうな表情を浮かべ、猟兵達に対して今回の依頼を説明する。
どうやら、ヴァンパイアの花嫁が駆け落ちしてしまったらしく、大騒ぎになっているようである。
だからと言って、村人達に花嫁を差し出す事が正しいとは思えないため、逃亡の手助けをして欲しいと言う事だ。
ゆうきつかさ
現時点で分かっている事は、ほとんどありません。
基本的にリプレイはプレイングで作り上げていくものだと言う考えなので、あえてオープニングでは多くの情報を出しません。
その分、面白ければどんどん採用してくれので、色々なプレイングを掛けてみてください。
ノリと勢いで何とかなったり、キャラクター的に動かしやすかった場合は、例え無茶なプレイングであっても何とかなったりします。
第1章 冒険
『消えた花嫁』
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POW : 捜索隊を押し留める。
SPD : 手当たり次第にいろいろな場所に出向いてみる。
WIZ : 手がかりを元に居場所を推理する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ガドゥッフ・ルゲイエ
【SPD】
とりあえず、まずは行動が大事。現場百回でいろいろなところに行ってみるのが良いだろう。下手に猟兵の評判も落とす訳にはいかないしな。
【情報収集】
サギリさんやライルさんと親しくしていた人に聞いてみるよ。旅芸人のふりをして、水芸を見せながら、親しくしていた人から、彼・彼女がいつも通っていた店とか、デートのお約束でよくいた場所を聞いてみるよ。最悪は夜のバーで聞き込みかな。聴き込んだ結果は、タブレットに入力して、彼らがいそうな場所について他の参加者の皆さんにも共有できるようにするさ。共有できれば、一番行動しやすいからな。
アイリス・ファル
「私、これ知ってます。愛の逃避行、ですよね!なら、私がキューピッドになってみせます!私、憧れてたんです。それに、ヴァンパイアとの望まない結婚なんて嫌ですよね。」
とはいえ、まずはお二人を見つけないとですよね。手掛かりはあるみたいですからそれを元にして、どこにいるのか考えてみましょう。エリザも気づいたことがあったら教えてくださいね。
他にも推理する人がいるならその人の推理も聞いてみたいですね。私一人の考えじゃ不安ですから。
上手く見つけたらサギリさんたちを護衛しましょう。村の人たちはもちろん、ヴァンパイアも来るかもしれないですから。本当は話し合いで解決できればいいんですけどね。
赭嶺・澪
そうね、まずはライル達が逃げた森、とやらに捜索隊がこれ以上入らない様に釘を刺しておきましょう。
森で遭難して魔獣のエサになる、って言うのもまためんどくさいわ。
「私が代わりに見つけて引き戻してきてあげるから」と言って押し留めましょう。
従わない様なら遠慮なく威嚇射撃させてもらうわ♪
そうしたら、ライル達が逃げた痕跡を探しましょう。
恐らく慌てて逃げたでしょうから、2つの足跡や、草木の荒れ具合を調べて、見つけたら装飾『探知レーダー』を使いながら追跡ね。
途中魔獣を見つけた場合は、UC『スナイプソルジャー』で見つからないように狙撃。
シウ・ベルアート
【心情】
「救いを乞うだけの人間に生きる価値があるとは思えない」
【行動】
村人達が必死になって探しても見つからない状況の為、探した場所等の情報を村長から貰う。
手がかりを元に「影の追跡者」でサギリを追跡し、村人達の意識を変える為に揺さぶりをかける。
村人達の中にサギリと年が変わらない娘がいたら代わりに生贄にすることを提案する。
適当な言い訳をして生贄になることを拒絶したなら
ヴァンパイアに組するものとして村人たちを敵と見なし、ウィザード・ミサイルで全員始末すると宣言する。
逆にヴァンパイアと戦う意思があるならサギリも村人も救うと誓う。
村人達の意識改善を行った後にサギリを村に連れ戻す。
アザゼル・メッザノッテ
●WIZで行動
森の中に逃げ込んだんなら、洞窟とか、空き家とかそこらへんに行った可能性を予測する。
きっと、人目につかない場所を選ぶと思うから。
だから、森の中にある洞窟とか現地に行って調べる。
「ヴァンパイアの花嫁…か。あんな奴らに渡すくらいなら…って駆け落ちしちゃうよね」
その気持ちに至るのは、使用人がその花嫁の事を好きだったから…なのかもね。
●ガザル村
「私、これ知ってます。愛の逃避行、ですよね! なら、私がキューピッドになってみせます! 私、憧れてたんです。それに、ヴァンパイアとの望まない結婚なんて嫌ですよね」
アイリス・ファル(人間のシャーマン・f04666)が瞳をランランと輝かせ、ハッピーエンドな妄想に思いを馳せた。
これも、駆け落ちしたふたりの愛が、為せる業。
例え、どんな障害が立ち塞がろうとも、愛のパワーで打ち砕く、というヤツである。
「そんな簡単な問題じゃない。こっちは村人達全員の命が掛かっているんだからな。わしだって出来る事なら、ふたりの愛を祝福してやりたいところだが、自分達の命を捨ててまで祝う価値はない。それが分かっていながら、駆け落ちしたような連中に掛ける情けもないッ!」
ガザル村の村長ペドロは、苛立ちを隠せない様子であった。
少なくとも、ヴァンパイアの花嫁であるサギリが同意していた事。
それを一介の使用人であるライルに、邪魔をされる筋合いはない。
そもそも、ふたりが愛し合っていたのかさえ、ペドロには疑問であった。
もちろん、そこまでふたりに干渉していた訳ではないのだが、理由が何であったとしても、これは主に対する反逆以外のナニモノでもない。
「救いを乞うだけの人間に生きる価値があるとは思えないけど……。そんな事より、代わりの生贄を用意した方が早いと思うけど……。サギリと、それほど年が変わらない娘くらい、いるよね?」
シウ・ベルアート(灰色の調律者・f04914)が、ゆっくりと辺りを見回した。
一応、若い娘はいるが……絶望的に可愛くない。
一言で言えば、ゴリラとモアイが共存したような顔……。
こちらの視線に気づいて、物凄くイイ笑顔を浮かべているが、色々なモノが足りていない。
「……分かるだろ。アイツは無理だ。絶対に駄目だ。これで、あの娘を身代わりにでも、してみろ。村人どころか、村ごと纏めて、この世から消し飛ぶぞ? まあ、本人は乗り気なようだが、ヴァンパイアに喧嘩を売るような真似はしたくない」
ペドロが青ざめた表情を浮かべ、ガタガタと身体を震わせた。
他にも同い年くらいの娘がいたものの、可愛さと美しさが駆け落ちしたレベルで、絶望的なレベルであった。
それでも、性格が良くて、愛嬌もあるのだが、そういったアピールが、ヴェンパイアに通じるとは思えない。
「とりあえず、ふたりと親しかった人はいないの? ふたりがよく行っていた店があったとか、デートでよく行く場所とか知っている人がいれば、それだけでも手掛かりになるから……」
ガドゥッフ・ルゲイエ(キマイラのスクラップビルダー・f01628)が、ペドロに視線を送る。
一応、ここに来るまでの間、旅芸人に扮して水芸などを見せながら、手掛かりになるような情報を探していたのだが、みんなふたりが付き合っているとは思っていなかったようだ。
「残念だが、何も知らん。そもそも身分違いの恋だったのだから、堂々と付き合う訳がない。おそらく、夜な夜なコッソリと会って……うう、けしからん! 実にけしからん! ライルだけは絶対に許さん!」
ペドロが何やらイケナイ妄想を膨らませ、悔しそうに地面を何度も踏みつけた。
ライルに限って、そんな真似はしないと思っているものの、妄想が膨らみ過ぎて歯止めが利かなくなっているらしい。
「まあ、落ち着け。本当に心当たりはないのか? 他に協力者がいたとか、そう言った事でもいいんだが……」
ガドゥッフがタブレットを使い、今まで得た情報を入力しながら、ペドロの顔色を窺った。
「ふたりとも、身寄りがない。仲が良かった奴もいない。ライルは特に人付き合いが苦手だったからな。さっきも言ったが、自分達の命を捨ててまで、協力しようとする奴はいないはずだ。それよりも、そろそろサギリ達を捜しに行かせてくれ。こうしている間に、遠くまで逃げちまうかも知れないからな」
ペドロが面倒臭そうに答えた後、村人達だけで結成された捜索隊をジロリと睨む。
猟兵達が来る前も、何度も森に入ってふたりの痕跡を捜したが、何ひとつ手掛かりが見つからなかったせいか、イラついているようだった。
「だったら、私達が代わりに見つけて、引き戻してきてあげる。それなら問題がないでしょ?」
赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)がペドロ達の前に立ち、自信満々な様子で口を開く。
サギリ達が何処にいるのか分からない。
だが、このまま放っておけば、そのうち遭難して、魔獣のエサになるのがオチである。
だからと言って、捜索隊を放っておけば、自分達より先にサギリ達を見つけてしまうかも知れない。
そうなれば、ふたりの話をまったく聞かず、ヴァンパイアの生贄にする可能性が高かった。
「そんな話が信じられると思うか? 初めて会った相手に、自分達の命を託すような事をするヤツが、この村にいると思っていたのか? でも、まあ……どうしてもって言うんだったら、魔獣の巣がある場所を捜してくれ。その間、わしらは他の場所を捜しておくから……。それなら、お互いに問題がないだろ?」
そう言ってペドロが猟兵達を見つめ、ニンマリと笑うのだった。
●魔獣の森
「まさか、一番危ない場所を任されるとはね。まあ、魔獣程度の相手なら、何とかなると思うけど……」
澪達は駆け落ちしたサギリ達を捜すため、魔獣の巣を目指して、森の中を進んでいた。
村人達が捜す事を躊躇うだけあって、森の中は異様な空気に包まれており、今にも物陰から魔獣が飛び出して来そうな雰囲気であった。
「それにしても、ヴァンパイアの花嫁……か。あんな奴らに渡すくらいなら……って駆け落ちしちゃうよね。その気持ちに至るのは、使用人がその花嫁の事を好きだったから……なのかもね」
アザゼル・メッザノッテ(深淵のウロボロス・f01286)が色々と察した様子で、ふたりの気持ちを想像した。
ここまで危険を冒して、駆け落ちしたのだから、生半可な気持ちで、森の中に入った訳ではないだろう。
そういった意味で、ライル達が村に帰る可能性は低かった。
そんな事をすれば、間違いなく自殺行為。
村人達も、彼女達を許す訳がないのだから、最悪の場合は命が無い。
「……とはいえ、まずはお二人を見つけないと、ですね。エリザも気づいたことがあったら教えてくださいね」
アイリスが小型の竜の霊体に声を掛け、一緒になって森の中を歩いていく。
しばらくして、サギリ達の痕跡が見つかった。
それは巧妙に隠されていたが、猟兵達の目を欺く事が出来るレベルではなかった。
「……焚火の後ね。此処で食事をしたようだけど……。それほど、まだ遠くには行ってないわ」
澪が草木の荒れ具合を調べ、探知レーダーを使いながら、再び追跡を開始した。
ライルひとりであれば、もう少し遠くに行けたのかも知れないが、花嫁衣裳を身に纏っているサギリと一緒なので、かなり移動に時間が掛かっているようである。
それでも、魔獣の巣が近くにあるため、村人達が追ってくる事はないと思っているのだろう。
「あの小屋だ……!」
アザゼルがハッとした表情を浮かべ、遠くの方にある小屋を指差した。
それは単なる勘であったが、小屋が近づくにつれて、それが確信に変わっていった。
「……分かった、あの小屋だね」
すぐさま、シウが影の追跡者を発動させ、小屋の中を調べさせた。
どうやら、逃げている途中で、サギリが足を挫いたらしく、ライルが手当てをしている最中のようだ。
成功
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ガドゥッフ・ルゲイエ
【心情】
情報がほとんど得られないと言うは厳しい状況だ。ただ、小屋の中にいるとしたら、あとはどう行動するかだな。
【行動】
【WIS】
村人たちの捜索隊の様子を気にかけながら、怪しいという小屋に行ってみることにしよう。扉をノックして「安心しろ、俺達はお前たちを助けに来た」と声をかけてみるよ。
最も俺の場合は身なりが怪しいから怪しまれるかもしれないが、指を立てて「静かに」とだけ言います。声とかで魔物がきたり、もっとも、ライル自身がヴァンパイアの使者の可能性もあるからな。
サギリが怪我をしているなら、その怪我を癒すためにシンフォニック・キュアを使います、ささやくような小さな声で。
●森の中の小屋
(「……やるだけの事をやるしかないか」)
ガドゥッフ・ルゲイエ(キマイラのスクラップビルダー・f01628)は覚悟を決めた様子で、小屋の扉をノックした。
「だ、誰だ!」
ライルがドアノブを掴んだまま、警戒した様子で叫ぶ。
おそらく、捜索隊がここまで来たのだと勘違いしているのだろう。
この場所からでも分かるほど、鋭い殺気が向けられていた。
「……安心しろ、俺達はお前たちを助けに来た」
ガドゥッフが臆する事なく答えを返す。
サギリが怪我をしているのであれば、のんびりしている暇はない。
最悪、血のニオイを嗅ぎつけて、魔獣が現れてしまう危険もあるのだから……。
「そんな話……信用できるか!」
だが、ライルは警戒したまま。
サギリが何やら言っているようだが、ここからでは何を言っているのか分からない。
「恋人が怪我をしたんだろ? 俺なら治療が出来る! 今だけでいい。信じてくれ!」
それでも、ガドゥッフが諦めず、ライルの説得を試みた。
「な、何故、それを知っている! お前は誰だ! 何者だ!」
ライルが激しく動揺した様子で、叫び声を響かせた。
「……そんなに騒ぐな。信用できないんだったら、俺の首元にナイフを押し当てたままでいい。彼女の治療をさせてくれ! それとも、手遅れになってもいいのか!?」
ガドゥッフが険しい表情を浮かべ、警告混じりに問いかけた。
「うう……、確かに、そうだが……。そうなんだが……。だったら、ひとつだけ約束してくれ。彼女だけは助ける、と! 絶対にヴァンパイアから守ってくれ……!」
ライルが声を震わせた。
ここで抵抗したところで、すべてが無意味だと判断したのだろう。
最悪、捜索隊によって、小屋を囲まれているかも知れないと思っているのか、その声には諦めにも似た感情が入り混じっていた。
「ああ……、分かった!」
そんな空気を察したガドゥッフが、躊躇う事なく答えを返す。
今はやるだけの事をやるしかない。
それで信用されなければ、別の方法を考えるまでだ。
『グルルルルルルルルゥ……』
次の瞬間、暗闇の魔獣が血のニオイを嗅ぎつけ、唸り声を響かせながら、ジリジリと小屋に迫ってきた。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『暗闇の獣』
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POW : 魔獣の一撃
単純で重い【血塗られた爪】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 暗闇の咆哮
【血に餓えた叫び】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 見えざる狩猟者
自身と自身の装備、【自身と接触している】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アイリス・ファル
このタイミングで来るなんて…止めないといけませんね。
「竜魂召喚」を使って竜を召喚し、魔獣と交戦します。召喚するのは中型の周りの木に行動を邪魔されないくらいの大きさの竜です。森の中なので、炎での攻撃をせずに爪や体当たりの物理的な攻撃をするようにします。
私自身は小屋の近くに立って、竜に指示を出しますが、万が一、魔獣が小屋に近づいてきた場合にはドラゴンランスで迎撃します。
魔獣が姿を消した時にはエリザに手伝ってもらって、物音を探知して、いる場所を割り出します。
驚堂院・どら子
POWで行動。
真打ちは遅参するものです。
下賎な魔獣に恐れるなど上級たるわたしには考えられませんね。
臆してない証拠に、【ドラゴニアン・チェイン】で魔獣と繋ぎ逃げないようにしておきましょう。
さあ、魔獣よ。真っ向勝負です。
●暗闇の獣
「まさか、このタイミングで来るなんて……止めないといけませんね!」
アイリス・ファル(人間のシャーマン・f04666)は暗闇の獣と対峙し、【竜魂召喚】で中型の竜を召喚した。
中型の竜は激しく唸り声を響かせながら、暗闇の獣を睨みつけた。
「グルルルルルルゥ……」
だが、暗闇の獣は怯まない。
【血に餓えた叫び】を上げ、猟兵達を巻き込む勢いで、中型の竜を攻撃した。
それでも、中型の竜は怯む事なく、暗闇の獣の首元に食らいつき、鋭い牙を突き立てた。
「一体、外で何が……何が起こっているんだ!」
その途端、ライルが不安げな様子で、猟兵達に問いかけた。
小屋の中からでは、外の様子が分からない。
それ故に、不安な気持ちばかりが膨らみ、苛立ちを隠す事が出来なくなっているようだ。
だからと言って、危険を顧みる事なく小屋の扉を開けて、外の様子を窺う訳にも行かなかった。
「死にたくないのなら、小屋の中でジッとしてて!」
すぐさま、驚堂院・どら子(ホワイトロイヤルドラコ・f10975)が、【ドラゴニアン・チェイン】で自分と暗闇の獣を繋ぐ。
これでしばらく、時間を稼ぐ事が出来るはず。
ある意味、これは覚悟の証。
絶対に暗闇の獣を倒すと決めた以上、ここで逃げる訳に行かなかった。
だが、暗闇の獣はケタ外れに強く、何度も身体が宙を舞い、辺りの木々に打ち付けられた。
そのたび、意識を失いそうになったものの、どら子は決して諦めなかった。
「し、死にたくないって! まさか、魔獣がサギリを……サギリの命を狙っているのか!? 畜生ッ! ようやく逃げる事が出来たと思ったのに……!」
ライルが悔しそうにしながら、入口の扉をドンと叩く。
「グルルルルルル……」
その音に暗闇の獣が反応し、思わせぶりに舌舐めずりをした。
しかし、ライルはまったく気づいていない。
何もかも手遅れだと思い込み、入口の扉をドンドンと叩いていた。
「し、静かにしてください。このままだと魔獣が……。それとも、まさか死にたいんですか! と、とにかく落ち着いてください。私達が絶対に護ってみせますから……!」
アイリスがライルに警告しながら、召喚した中型の竜を再び嗾け、自分自身はドラゴンランスで暗闇の獣を迎撃した。
「さあ、魔獣よ。此処から先に進みたかったら、私達を倒しなさい!」
どら子も暗闇の獣を牽制しつつ、オーラの鎖を引っ張った。
だが、このままでは暗闇の獣を倒す前に、他の魔獣が血のニオイを嗅ぎつけ、ここに集まってくる可能性があった。
そうなる前に暗闇の獣を倒さなければ、今まで以上に面倒な事になるだろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ミミ・フリージア
☆大きな獣が現れたのぅ
まともに攻撃を受けてはまずいかもしれぬ
弱点とかみつかればいいんじゃがわらわの場合足とか狙ってみて機動力を削げればよさそうかのぅ
獣じゃったら火とか怖がりそうじゃがその辺の動物とは一緒にできぬかもしれぬ
ここはいろいろな属性を試して苦手そうなものを探してみるのじゃ
大きな敵じゃが恐れず思いっきり武器を振るわねばならんのぅ
赭嶺・澪
真の姿解放
外見は変化せず、能力だけ向上。
銃の利点を生かすために距離を取って回避を優先しつつ、技能『2回攻撃』『スナイパー』と攻撃回数重視のUC『アサルトブラスター』で対応。
『暗闇の咆哮』は範囲なので、距離をとっても当たる可能性があるので、これは覚悟しないとね。
一番厄介なのは『見えざる狩猟者』かしら。
透明になられると厄介ね。近づいてくる足音で判断しましょう。
もし距離を詰められた場合は、技能『零距離射撃』『2回攻撃』、攻撃力重視にしたUC『アサルトブラスター』を叩き込んでやるわ。
●暗闇の獣
「これはまた……大きな獣が現れたのぅ。まともに攻撃を受けては、まずいかも知れぬ」
ミミ・フリージア(エルフの聖者・f05747)は暗闇の獣と対峙しながら、気まずい様子で汗を流した。
その間に、暗闇の獣が唸り声を響かせながら、少しずつ距離を縮めてきた。
暗闇の獣にとって、ミミたちは獲物……。
もしくは、御馳走。
……狩るべき存在。
そのすべてに当てはまっているせいか、まるで品定めをするようにして、舌舐めずりをし始めた。
「な、何か手伝える事はないか!」
そんな中、ライルが小屋の扉越しに叫ぶ。
おそらく、居ても立っても居られなくなっているのだろう。
ここで何かしなければいけないと言う気持ちが強くなっているらしく、今にも扉を開けて飛び出しそうな勢いである。
「おぬしはサギリどのの傍にいるのじゃ!」
ミミが暗闇の獣を牽制しつつ、少しずつ間合いを取っていく。
この状況で退く訳には行かないのだが、やる事が山積み過ぎて、頭が痛い。
それでも、ここで何とかしなければ、余計に面倒な事になってしまう。
「グオオオオオオオオオオオオオオン!」
すぐさま、暗闇の獣が血に飢えた叫びを上げ、その場にいた全員に対して、高威力で無差別攻撃を仕掛けてきた。
『ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!』
それに応えるようにして、あちらこちらで魔獣達が咆哮を響かせた。
しかも、次第にこちらに向かって集まっているのか、その距離も少しずつではあるが縮まりつつあった。
だが、それまでに暗闇の獣を倒せるだけの戦力が、こちらには……ない。
「……これは面倒な事になったわね」
赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)が、グッと唇を噛み締めた。
状況的には、最低最悪……。
それでも、出来る限りの事はやっているのだが、あまりにも時間が足りな過ぎる。
だからと言って、ここで奇跡を信じたところで、誰かが助けに来るわけではない。
その助けさえあれば、暗闇の獣を倒す事が出来たかも知れないが、この状況でやれるだけの事をやるしかない。
「本当に……大丈夫なのか? やっぱり、俺も……!」
そんな空気を察したのか、ライルが心配した様子で叫ぶ。
しかし、ライルが加勢したところで、足手纏いになるだけ。
まったく戦力にならない事が目に見えていた。
それが分かっていても、戦おうとしているのは、小屋の中でサギリが不安げな表情を浮かべ、身体を震わせているせいかも知れない。
「とにかく、今はそこにいて……」
澪がライルに答えを返しつつ、真の姿を解放すると、暗闇の獣にアサルトブラスターを撃ち込んだ。
その一撃を食らっても、暗闇の獣は怯まなかったため、ミミがトリニティ・エンハンスで自らを強化しつつ、逃げ道を塞ぐようにして攻撃を仕掛けていった。
一応、暗闇の獣は、どの攻撃であっても、ある程度のダメージを与える事が出来たが、致命傷には至らない。
それがとても、もどかしく感じたものの、地道に攻撃する以外に選択肢は残されていなかった。
(「もう少しで倒す事が出来そうだけど……」)
澪も間合いを取りつつ、再び暗闇の獣に攻撃を仕掛けていく。
だいぶダメージを与えたものの、それでも暗闇の獣が倒れるまでは、しばらく時間が掛かりそうだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
岩倉・鈴音
通りすがりのものだが義によって助太刀いたすっ。
古代の戦士を召喚して獣にとどめを刺しにいく。
【WIZ】で行動。
なんかしらんがおとなしくしないヤツがいるな。おちつけ。駆け落ちしてんなら女を不安がらせるような真似しなさんな。
、と一喝する。
●魔獣達の咆哮響く中で
「……通りすがりのものだが、義によって助太刀いたすっ」
そんな中、現れたのは、岩倉・鈴音(サイボーグの電脳魔術士・f09514)であった。
鈴音は何の躊躇いもなく、暗闇の獣に対峙すると、【サモニング・ガイスト】で古代の戦士を召喚した。
「グルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ!」
だが、暗闇の獣が怯む事はない。
激しく唸り声を響かせながら、ジリジリと距離を縮め、今にも飛び掛かってきそうな雰囲気だった。
「命が惜しくないのであれば……来るがいい」
鈴音が真っ直ぐ暗闇の獣を睨みつけたまま、ゆっくりと間合いを詰める。
「……!」
次の瞬間、目にも止まらぬ速さで、暗闇の獣に攻撃を仕掛けていく。
それに合わせて、古代の戦士も暗闇の獣に渾身の一撃を放ち、反撃する余裕すら与えず、鈴音が続け様に【ヴァリアブル・ウェポン】で攻撃ッ!
「グル……グガ……ガゴッ……!」
暗闇の獣は恨めしそうに鈴音を睨んだ後、血の塊をげふっと吐き出し、グッタリとして動かなくなった。
「……お、終わったのか」
それに気づいたライルが、恐る恐る小屋の中から顔を出した。
その後ろにはサギリが隠れており、怯えた様子でライルの服をギュッと掴んでいた。
「ああ、終わった。それにしても、随分と騒がしかったな。駆け落ちしていんなら、女を不安がらせるような真似しなさんな」
鈴音がサッと踵を返し、ライルをビシィッと一喝した。
「も、もちろん! そのつもりだ!」
ライルが真っ直ぐ鈴音を見つめたまま、躊躇う事なく答えを返す。
「おいおい、何か忘れてないか?」
そんな中、森の中から現れたのは、ヴァンパイアであった。
ヴァンパイアは魔獣達を引き連れており、鈴音達に向かって警告と言わんばかりに、ガザル村の村長ペドロの首を放り投げた。
「どうやら、運が我に味方してくれたようだな。このまま逃げられていたら、いくら我でも見つける事は出来なかった。だが、これも運命ッ! 天が我に役目を果たせと訴えている証ッ! ……我が名はエヴァン! そこにいる花嫁を迎えに来た! 此処で死にたくなければ、花嫁をこちらに渡せ! そうすれば、命だけは……助けてやる!」
そう言ってヴァンパイアが猟兵達を見つめ、不気味な笑みを浮かべるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ヴァンパイア』
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POW : クルーエルオーダー
【血で書いた誓約書】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : マサクゥルブレイド
自身が装備する【豪奢な刀剣】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ : サモンシャドウバット
【影の蝙蝠】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
赭嶺・澪
真の姿を解放。
姿外見の変化は特になし。
あたしは技能『2回攻撃』、攻撃回数重視にしたUC『アサルトブラスター』で対応ね。
銃の利点を生かすために敵との距離は取るけど、相手のスキルはどれもこれも厄介ね。
近づかれた場合は技能『2回攻撃』『零距離射撃』、攻撃力重視にしたUC『アサルトブラスター』と、武器『アサルトナイフ』で対応しましょう。
『クルーエルオーダー』のルールとやらが気になるわね。
相手と距離を取るから接近して戦え、とかかしら。
とにかく、無駄なダメージを追うのは回避しましょう。
ミミ・フリージア
そなたの花嫁ではないんじゃがのぅ
退けば命まで取らぬと言いたいところじゃが村長を殺めた時点でもうそれは無理じゃな
おぬしのような者は放っておくわけにもいくまい
この場で勝負してやるのじゃ
翼があるという事は飛んだりするんじゃないかのぅ
飛ばれて攻撃されても逃げられたりしてもやっかいじゃな
斬りつけていって翼を狙えるといいんじゃが
敵は手数の多い攻撃が得意そうじゃし仲間の支援もしていかねばのぅ
攻撃が仲間の死角から飛ぶ場合はわらわが声をかけたり武器で受けていくのじゃ
消耗が激しい者が出てきたら回復を施して立て直しじゃな
ガドゥッフ・ルゲイエ
【心情】
「このタイミングで、ボスのお出ましか。さて、どうやって、料理してやろうか」
【行動】
森林戦だと大きいことが命取りになりかねないからな。
大きい木の幹などで、相手が気づきにくいところに隠れ、そこから、水の槍や弓矢を使って攻撃、仮にこちらの注意に気づいた場合は、「無限の水製」で相手にダメージを与えていく感じだな。
「水はどこにでもある。たとえ空の上でもな。喰らいな!」
相手からの攻撃は、上空からの攻撃に注意し、その後で反撃を行う様にし、コウモリがいた場合はコウモリを優先に攻撃する。
その後は、大きくて枝ぶりのいい木で迎撃を行っていきます。
●エヴァン
(「このタイミングで、ボスのお出ましか。さて、どうやって、料理してやろうか」)
ガドゥッフ・ルゲイエ(キマイラのスクラップビルダー・f01628)は警戒した様子で大きな木の幹に隠れ、ヴァンパイア達の様子を窺っていた。
ここで戦いを長引かせれば、今まで以上の魔獣を相手にしなければならなくなってしまう。
それを防ぐためには、出来るだけ早めに、決着をつける必要があった。
その上、ヴァンパイアの傍にいる魔獣達は鼻が利くため、いつまでも隠れている訳にも行かなかった。
「どうやら、もう一匹ネズミが隠れているようだな。このまま、そこに隠れているなら見逃してやろう。そもそも、我は自らの花嫁を迎えに来ただけ……。それ以外のモノに興味はない。だが、花嫁は別だ。アイヒヴァイゼン家再興のためには、どうしても必要なのだッ!」
ヴァンパイア・エヴァンが、思わせぶりにポーズを決めた。
「お前にサギリは渡さない!」
その途端、ライルが殺気立った様子で、サギリを守るようにして陣取った。
本当は怖くて、怖くて仕方がないようだが、万が一の場合はエヴァンに斬りかかっていく勢いで、ナイフを握り締めていた。
「悪いが、お前にその権利はない。そいつは我の花嫁だ」
エヴァンがライルを見下した様子で、キッパリと言い放つ。
これ以上、妙な真似をすれば、容赦なく殺すと言わんばかりに睨みを利かせ……。
「……と言うか、そなたの花嫁ではないんじゃがのぅ。退けば命まで取らぬと言いたいところじゃが村長を殺めた時点で、もうそれは無理じゃな。おぬしのような者は放っておくわけにもいくまい。この場で勝負してやるのじゃ」
ミミ・フリージア(エルフの聖者・f05747)がやれやれと言わんばかりに溜息を漏らした後、エヴァンの前にゆっくりと立つ。
おそらく、エヴァンは自信過剰。
正確には、今まで強い相手と戦った事が無かったのだろう。
そのせいで、自分が負ける事など想像できず、例えどんな相手であっても、勝つ事が出来ると思い込んでいるように見えた。
「……なるほど。それはつまり死にたいと言う事か。それと、何か勘違いをしているようだから言っておくが、村長は約束を破ったから死んだ。本来なら、村人全員を殺すところを、村長だけで許してやったんだから、感謝される事はあっても、恨まれる筋合いはない」
エヴァンがまったく悪びれた様子もなく、フンと鼻で笑う。
「村人達の命を助けたから、自分は悪くないって言いたいの……?」
赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)が、嫌悪感をあらわにする。
「ああ、その通りだ。まあ、無駄な時間を使わなかったおかげで、何とか花嫁を取り戻す事が出来そうだ。お前達は見るからに弱そうだしな」
エヴァンが猟兵達の顔色を窺いながら、皮肉混じりに呟いた。
「随分と安く見られたわね。あたし達を倒せると思っているなんて……」
すぐさま、澪が真の姿を解放すると、【可変型サブマシンガン】でエヴァンを攻撃した。
「ああ、もちろん」
エヴァンが魔獣の群れを嗾け、自らを守る盾にした。
魔獣の群れは痛みで身をよじらせたものの、エヴァンから決して離れようとしなかった。
「だったら、これでも喰らいな!」
その間にガドゥッフが魔獣達の死角に回り込み、水の槍でエヴァンの身体を突き刺した。
「……!」
これには魔獣達も反応する事が出来なかったのか、エヴァンの身体が串刺しになり、大量の血がぶしゅっと飛び散った。
「……ぐぬぬ! 見逃してやった恩を仇で返すとは……。やはり、お前達にも死ぬべきか」
エヴァンが怒り狂った様子で、翼を大きくバサッと広げた。
「ここで飛ばれても厄介じゃ。ただでさえ、魔獣が邪魔で攻撃しづらいのじゃから……!」
それに気づいたミミが、王家の宝剣を振り下ろし、エヴァンの翼を切り裂いた。
「ば、馬鹿なッ! お前達は、何者だ! まさか、お前達が最近、噂の……!」
エヴァンが両目をカッと見開き、ダラリと一筋の汗を流した。
「ひょっとして、俺達は有名人って事か。だったら少しサービスしないとな」
ガドゥッフがエヴァンの逃げ道を完全に塞ぎ、もう片方の翼を水の槍で貫いた。
「ウグッ……ググググッ……! 我をここまで追い詰めた事……それだけは褒めてやろう! だが、それもここまでだ!」
それと同時にエヴァンが鬼のような形相を浮かべ、【血で書いた誓約書】を猟兵達に投げつけた。
「一体、何を……」
その一撃を食らった澪が、グッと唇を噛み締めた。
その誓約書には『エヴァンを攻撃してはならない』と書かれていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●死への秒読み
「見たか、これが我の力だッ! さあ、どうする? 自分の身体が傷ついてもイイなら、いくらでも我に攻撃を仕掛けてくるがいい。だが、その痛みに御前達が耐えられるか見物だな」
エヴァンが勝ち誇った様子で、不気味な笑い声を響かせた。
まず手始めにする事は、ライルの首を刎ねる事……。
そんな事をすれば、花嫁の心が壊れてしまうかも知れないが、二度と逆らう事が出来ないようにするためにも、見せしめが必要であった。
正直、村長の首だけでは、インパクトが足りない。
おそらく、この場にいる誰もが、我が身可愛さから動く事はない。
恐怖で体を震わせ、涙を流しながら跪き、必死に命乞いをする事があっても、ライルを助けるため、果敢に行動する者などいない。
いや……、いるわけがない!
みんな自分の命が惜しいのだから、わざわざ痛い思いをしてまで、誰かを助けようとは思わない。
……思う訳がないのである!
今までそんな人間ばかり見てきたため、容易に予想する事の出来る未来であった。
実際に、誰も攻撃を仕掛けてこないのだから、誰も傷つきたくはないと言う事だろう。
そこまでの危険を冒して、自分を倒そうとする者がいないのだから、こちらも好きにするだけ。
誰にも邪魔される事なく、ライルの首をポンと刎ねるだけである。
(「それにコイツが死んだところで、困るのは花嫁くらいのモノだ」)
そんな事を考えながら、エヴァンが真っ直ぐライルを見つめるのであった。
アザゼル・メッザノッテ
【真の姿を開放】
まったくもう、これだからこういう嫌なヤツって嫌いなんだよね。
勿論、僕はこのまま黙って花嫁と恋人さんをぽん、っとやられたり奪われたりするのを見るのは嫌だね。
それに、僕の本来の姿って呪いの大鎌だから、この体が傷ついてもそこまで痛手ではないから。
ってことで、ルールを破ってヴァンパイアに攻撃。
リザレクト・オブリビオン死霊蛇竜をよんで攻撃しちゃうよ。
「やれやれ、本当に痛い思いするんだねぇ。ルール破りってのは」
可能なら、攻撃ついでにライルを攻撃されないように守っていようかねぇ。
赭嶺・澪
真の姿を解放。
外見の変化は特になし。
アンタの『クルーエルオーダー』、確かに強力だけどそんなの関係ないわ。
ヴァンパイアは殺す。当然アンタも殺すわ。
『クルーエルオーダー』はもう一度見たわ。
もう一度きた時はUC『UCジャマーグレネード』をぶつけて相殺する。
効かなかったとしても、構わず全弾ぶち込んでやるだけよ。
攻撃は技能『2回攻撃』で、武器『Mvf20』、殺傷用の弾に切り替えた『SOM Mk-25』と、近接用の『アサルトナイフ』で対応。
基本的には銃の利点を生かすために距離を取るけど、場合によっては近距離に切り替えね。
ガドゥッフ・ルゲイエ
【心情】
くそ、こんな状況下で、変なのが来やがった。
どうやってこの局面を打開する。あいつらだけは守りたい。
【行動】
彼らを守りたいという気持ちから「防御形態」に姿を変えます。
相手の注意を引きつけるため【ビルドロボット】を使用し、【マサクゥルブレイド】が来ても、彼らを守るように鎧以上に硬い体でなんとかなるだろう。
相手がライルやサギリに攻撃を仕掛けても、【クルーエルオーダー】に耐えられるようにはなっているだろう。
【盾受け】を使用し、相手からの攻撃をかわします。
【サモンシャドウバット】が出てくれば、こっちのもの、現れたシャドウバットを掴んで潰します。
「これは、オーダー違反じゃないよな?」
●名家の誇り
「お、お前なんて、こ、こ、怖くないぞ!」
ライルは恐怖で体を震わせていた。
それでも、サギリだけは守ろうと必死になっていた。
そうしなければ、男でない。
ここで逃げるようでは、サギリを守り抜く事など出来ないと思っているのだろう。
自らの心に芽生えた恐怖を飲み込む勢いで、エヴァンの前に立っていた。
「吠えるだけしか、脳のないゴミがッ!」
エヴァンが不機嫌そうにフンと鼻を鳴らし、豪奢な刀剣を複製すると、ライルの首を刎ねようとした。
……それですべてが終わる。
その上で、逃げる気力を無くした花嫁を連れて帰れば、すべてが終わる。
「……まったくもう、これだからこういう嫌なヤツって嫌いなんだよね。僕はこのまま黙って花嫁と恋人さんをぽん、っとやられたり奪われたりするのを見るのは嫌だからね」
すぐさま、アザゼル・メッザノッテ(深淵のウロボロス・f01286)が真の姿を解放すると、呪いの大鎌になって豪奢な刀剣を弾き返した。
「ば、馬鹿なっ! 制約を無視して、動く奴がいただと!? そんな事をすれば、自分の身体が傷つくだけ……。それなのに……そんな事をして、何の意味が……!」
エヴァンにとって、それは信じられない事だった。
彼が知る限り、自らの身を犠牲にしてまで、他人を助けるような人間はいない。
いない……はずだった。
故に、この状況であっても、見て見ぬフリ。
例え、目の前で人が死のうが、絶対に助けるような真似はしない。
……それが今までの常識だった。
「アンタの『クルーエルオーダー』、確かに強力だけどそんなの関係ないわ。ヴァンパイアは殺す。当然アンタも殺すわ」
赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)も真の姿を解放すると、エヴァンの前に陣取った。
「うぐぐ……こんなはずでは……」
エヴァンが悔しそうに拳を震わせた。
彼らの一族は、代々ツメが甘かった。
ここぞと言う時に、自分語りをしてしまうため、勝てる戦いも、勝てなかった。
そのせいで、彼らの一族は……没落した。
それは先代の頃から始まった忌わしい呪い。
……呪い的なモノ。
だが、エヴァンは……少なくとも自分だけは違うと思っていた。
アイヒヴァイゼン家十三男のプライドに懸けて、ここで負ける訳には行かなかった……!
「ならば、もう一度……」
エヴァンが再び【血で書いた誓約書】のルールで、澪達を縛り付けようとした。
「一度、見た技が聞くと思ったの」
それに気づいた澪がUCジャマーグレネードで、エヴァンの攻撃を相殺した。
「ば、馬鹿なァ! そんな事があって、たまるか!」
エヴァンが殺気立った様子で、豪奢な刀剣を複製し、そのままライルの首を刎ねようとした。
少なくとも、それで花嫁は……動揺する。
その瞬間を狙って彼女を人質に取れば、まわりにいる奴等も手出しが出来ない……はず。
そんな気持ちを胸に抱きながら、豪奢な刀剣でライルの首を刎ねようとした。
「くそっ! 思った以上にダメージがデカイな。それでも、あいつらだけは守らねば……」
それよりも速くガドゥッフ・ルゲイエ(キマイラのスクラップビルダー・f01628)が防御形態に姿を変え、ビルドロボットに変形して、豪奢な刀剣を弾く。
「ぐぬぬ! な、何故だ!」
エヴァンが信じられない様子で、ギギギッと歯を鳴らす。
まだ最初の誓約は有効のはず……。
ならば、今の行動で確実にダメージを受け、最悪命を落としていたはずである。
「これは、オーダー違反じゃない……って事だ」
間一髪で攻撃を防いだガドゥッフが、勝ち誇った様子でエヴァンを睨む。
「み、認めん! 我が負ける事など、絶対にないのだから……!」
エヴァンが自らの心を奮い立たせるようにして、ケモノのような叫び声を上げた。
「やれやれ、よほど負けるのが嫌なようだねぇ。でも、攻撃しちゃうよ。それがルール破りであったとしても……!」
アザゼルが【死霊蛇竜】を召喚し、エヴァンの左半身を食い千切らせた。
それと同時にアザゼルの身体に激しい痛みが走り、思わず気絶しそうになった。
だが、それはエヴァンも同じ。
左半身を食い千切られてしまったせいで、意識が朦朧としており、反撃するだけの気力もない。
「こ、これで終わったと思うなよッ! 例え、我が死んだとしても、その意志は必ず……」
エヴァンは大量の血をゲフッと吐きながら、最後の希望とばかりに影の蝙蝠を飛ばそうとした。
それは自らの死を伝えるのと同時に、猟兵達の特徴を伝えるモノ。
そうする事で誰かが仇を討ってくれる……はず。
「必ず……なんだ?」
次の瞬間、ガドゥッフが影の蝙蝠を掴み取り、そのままグシャッと握り潰した。
「そ、そんな馬鹿……なッ!」
それを目の当たりにしたエヴァンが全身を震わせ、現実を受け入れる事が出来ぬまま、血溜まりの中に沈んでいった。
「ふたりとも……無事?」
澪がエヴァンの死を確認した後、ライル達の無事を確かめた。
ふたりとも、だいぶ疲れているようだが、何とか無事のようである。
「あ、ああ……何とかな」
ライルが気まずい様子で、ペドロの生首に視線を落とす。
この状況で村に帰る訳にも行かないため、ふたりで何処か住む場所を探す必要があるだろう。
そこが何処なのか、決まってはいないものの、しばらくの間は色々と我慢をする必要がありそうだ。
そして、猟兵達はふたりを連れて、魔獣の森を抜けるのだった。
大成功
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