エンパイアウォー⑤~牛? 埋蔵金を探し出せ!
「復活を阻止した武田信玄以外の『第六天魔軍将』達が、サムライエンパイアを征服せんと、一大攻勢をかけてきたのはもう知ってるもちぃよね?」
抱えた水着着用の四角い物体以外一糸纏わぬモティアナ・クロスウィート(ブラックタールのお餅好き・f02000)によると、徳川幕府軍がこの国難に立ち向かう為、諸藩からの援軍もあわせ幕府軍10万を招集し、動き出しているという。
「もちろんこれを『第六天魔軍将』達も手をこまねいて見ては居なかったもちぃ」
軍勢に被害を出したり兵力を割くべく『第六天魔軍将』達もまた動き始めているのだとか。
「ここで何とかしてほしいのは、魔軍将の一人、大悪災『日野富子』の買い占めによって高騰した補給物資を何とか確保するための資金調達もちぃな」
とは言え、些少お金を稼いだぐらいで何とかなるといったレベルではなく、この買い占めに対抗して充分な補給物資を揃えるには、神君家康公が有事の為にと遺した『徳川埋蔵金』を使うしかないらしい。
「『徳川埋蔵金』は分けられる形で、魔術的に隔離された隠し部屋などに隠されてるみたいもちぃから、徳川家に伝えられた『徳川埋蔵金の地図』を借り受け、埋蔵金を探すことになるもちぃね」
もっとも、現地にたどり着けばすぐ埋蔵金が見つかるというモノでもない。神君家康公が埋蔵金の盗掘を防ぐために残したという『謎』を解かなければならないのだ。
「ちなみにこの地図に付属の文章によると、目的地には一つの『碑』があるみたいもちぃ」
尚、碑には前と後ろに文字が彫られており。
『こじょうたえしはひじょうしかりさすばしょでつねしにそろばじょうろにはべうるもの』
と表にはあり。
『城を攻めれば活路は開けよう』
と裏にはある。ともかくこの碑の謎を解き、答えを口にせねば、埋蔵金のありかにはたどり着けないらしい。
「わたしは頭を使うのあまり得意じゃないもちぃからな」
埋蔵金の確保、よろしくお願いするもちぃよとモティアナは頭を下げるのだった。
聖山 葵
と言う訳で、謎解きも出してみる。
謎を解いて見事埋蔵金を手に入れましょう。
プレイングのかけ方としては、「謎を推理するシーンや正解を思いつくシーン」と「埋蔵金を発見した時の反応」などを書いてみると良いかもしれません。
また、埋蔵金が見つかればあっさり終了となってしまうお話ですので、先に参加された方に埋蔵金が発見されて終わってしまったということもあるかもしれませんが、ご理解ください。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
では、ご参加お待ちしておりますね。
第1章 冒険
『神君家康公の謎かけ』
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POW : 総当たりなど、力任せの方法で謎の答えを出して、埋蔵金を手に入れます。
SPD : 素早く謎の答えを導き出し、埋蔵金を手に入れます。
WIZ : 明晰な頭脳や、知性の閃きで、謎の答えを導き出して、埋蔵金を手に入れます。
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
忍足・鈴女
『答えは光差す場で常に傍に侍るもの』?
光差す場所で常にあるもの…
【影】やな
つまりこの碑の影の先にーとかなんやろか?
ああ、どうやって読むかやって?
城は【じょう】か【しろ】って読むやろ
それを攻めるっちゅうことは
【じ】【ょ】【う】と【し】【ろ】を抜いて読めばええねん
まあ適当に影にまつわる所を調べていこかいなーと
はいビンゴー♪
お宝は
なんとか【怪力】で運ぶ
しかし重いなあ…
※他正答者が居て男性ならある程度押し付ける
おなごに重いもん持たせたらあかんえ
花村・百萬歳
「つまりは、こういうことであるか?」
碑を前にして、天高く七星刀レーザーを打ち上げる百萬歳。
「音読み訓読みは、寺小屋で習うようなもんである。神君も人の子、遊び心もあったものであるなあ」
レーザーの強い『光』が常に寄り添う『影』を作り、そしてそれが道となる。
「大天才にかかれば、ざっとこんなものよ!」
そして高笑い。
「『答えは光差す場で常に傍に侍るもの』?」
碑を前にして呟いた忍足・鈴女(最終猫型暗殺兵器・f03727)は上方を仰いでからすぐさま視線を下へと向けた。
「光差す場所で常にあるもの……『影』やな。ん?」
突如轟音が響き、碑が割れるように動いて隠し部屋の入り口がらしきモノが現れたのは直後のこと。
「はいビンゴー♪ と言うか、これ調べんでも答えるだけで良かったんやな」
長らく眠っていたであろう部屋の中は四角く口を開け。
「つまりは、こういうことであるか?」
花村・百萬歳(サイバータオパンク重装機械化仙人・f20879)の打ち上げた七星刀レーザーの光が差し込んで中を照らす。浮かび上がるのは、いくつもの四角い箱か何かのシルエットだ。
「後は中のお宝を……ああ、どうやって解いたかやって?」
場に居た猟兵は鈴女だけではない。故に向けられた視線を問いと見なしたのだろう。
「城は『じょう』か『しろ』って読むやろ。 それを攻めるっちゅうことは、『じ』『ょ』『う』と『し』『ろ』を抜いて読めばええねん」
「音読み訓読みは、寺小屋で習うようなもんである。神君も人の子、遊び心もあったものであるなあ」
始まった解説にコメントしつつも驚く様を百萬歳が見せないのは、時間的な差こそあれ、百萬歳もほぼ同じ答えにたどり着いていたからだろう。時間さえあれば、ここには過剰なほどの人数の猟兵が同じ答えにたどり着いていたかもしれない。
「百萬歳殿が居ってくれて助かりましたわぁ。やっぱし力仕事は男の方どすなぁ」
「大天才にかかれば、ざっとこんなものよ!」
鈴女が賞賛を送れば、埋蔵金の入った木箱を担いだ百萬歳は高笑いしつつ隠し部屋から出てくると、木箱を置いてまた部屋に戻ってゆく。
「おなごに重いもん持たせたらあかんえ」
と言われた結果であるが、荷物なら怪力がある分鈴女の方が多く持てそうな気がするのは、きっと言ってはいけないことなのだろう。
「もう一息、お気張りやす」
「おう」
二人の手によって運び出された埋蔵金はこの後無事届けられ、補給物資の購入に使われることとなるのだった。
成功
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