2
エンパイアウォー①~詛

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#サムライエンパイア
🔒
#戦争
🔒
#エンパイアウォー


0




●貧しい風魔忍法
 徳川幕府軍と合流する為に行進する、援軍が通る予定の街道。

「ドゥェヘヘヘヘッ!! 幸福は爆発だァッハーッ!!」

 そんな場所に響き渡る絶叫。同時に上空から何かが降って来ると、地面へと直撃して凄まじい爆発が発生。街道に巨大な穴が空けられてしまい、これでは援軍が通る事が出来ない。
 このまま徳川幕府軍に援軍が送られなければ、充分とは言えない戦力で信長軍との戦いに赴く事となってしまう。

 風魔忍法隕石落とし。
 オブリビオンを隕石の弾丸に変化させて自爆させる、恐るべき妨害が始まった。

●グリモアベース
「さて、戦争が始まりましたね。今回はサムライエンパイア……幕府軍に加わる為の援軍が通る街道に、オブリビオンの邪魔が入る予知がありました」
 戦争だからだろうか。若干楽しそうに、ウィルバー・グリーズマン(入れ替わった者・f18719)予知の内容を語り出す。

「どうやら、百面鬼『風魔小太郎』の配下であるオブリビオンが『風魔忍法隕石落とし』と言う自爆攻撃で、サムライエンパイアの各地を荒らし回っているようですね。僕の予知では街道でしたが、他にも色々な重要拠点が襲われています」
 関所、砦などの場所に向かって自爆特攻し、木っ端微塵にすると言うヤバい術だ。
 しかも自爆が終われば、風魔小太郎の元で即座に復活。再度自爆攻撃を行うという、とんでもないコストパフォーマンスを持つ攻撃。
「ただ、復活は自爆した時に限ります。ですので、自爆される前に倒せば良い訳です」
 しかし相手は空から飛んでくる隕石の弾丸……中々厄介だ。

 まずはこの隕石状態を解除しなければならない。要は攻撃して落とすのだ。
「直接触れる攻撃で解除するのはお勧めしません。このオブリビオンは貧乏神ですので、何か色々と呪われます」
 遠距離攻撃や念力的な物が有効か。別に直接触れてもいいのだが、あれに触れたら高確率で貧乏になる。貧乏になってもいいならガンガンぶん殴ったりしても問題はない。
 隕石状態を解除すれば、元のオブリビオンに戻る。
「そうそう。空中で解除すれば、そのまま落ちて来るまでは無防備でしょうね。ドカンと一発、強いのをお見舞いしてあげて下さい」
 その際には、遠慮なくボコボコにしてやろう。

「では、まずは魔忍法隕石落としの阻止。よろしくお願い致しますよ」
 そう言うと、ウィルバーは街道への転送を開始したのだった。


小強欲
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 どうも、小強欲と申します。
 折角なので戦争シナリオを出してみました。

 詳しい内容はOPの通り。
 隕石を叩き落としてボコって下さい。(要約)
 それでは、格好良いプレイングをお待ちしております。

●他
 プレイングが来たらとりあえずリプレイを書きます。
 4名様以上のプレイングを頂いた後、全リプレイが書き終わり次第に一斉提出してシナリオを終了します。
 また、リプレイ提出時には一度リロードしますが、その際にプレイングが増えていた場合は、そのリプレイを書き終えてから一斉提出します。
35




第1章 集団戦 『超・貧乏神』

POW   :    ドゥェッヘッヘ! お前達の身体を貧相にしてやろう
【指定した肉体の部位を貧相にする光線】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    どんな技術も、私の前では素人以下になるのだぁ!
自身に【金属を高速で腐食させるオーラ】をまとい、高速移動と【指定した技能のレベルを0にする光線】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    貧すれば鈍する! 頭も心も貧しくなるがいい!
【知識を奪う光線】【記憶を奪う光線】【性格を下劣にする光線】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。

イラスト:仁吉

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

二天堂・たま
オブリビオンを隕石にして落とすのは忍法じゃないと思うぞ…。ただの強力なユーベルコードじゃないだろうか。
まぁそれはいい。

とりあえず隕石を落とせば被害を防げる上、オブリビオンとの戦闘に持ちこめるわけだ。
UC:アルダワ流錬金術で周囲の無機物を水に変え、弾丸のように射出し隕石を撃ち落とす。
そして地面は鉄板に変えて、落ちた瞬間天に召されるのだ。ご愁傷さま。

敵の光線による反撃も注意しておこう。
しかしそれを防ぐのも水の盾、いや水鏡の盾で反射するのだ。
自分の放った光線を自分で受けるがいい。
相手に猟兵が現われるなど、まさに貧乏くじを引いたな、貧乏神の諸君。



 ひゅるるるるっと、遥か上空から落下してくる幾つかの隕石。
 オブリビオン『超・貧乏神』が変化したその隕石は、街道目掛けて一直線に突き進んで来る。

 そんな隕石の一つを地上から見上げる二天堂・たま(神速の料理人・f14723)は、何とも言えない表情だった。
「オブリビオンを隕石にして落とすのは忍法じゃないと思うぞ……」
 どちらかと言えば、ユーベルコードの領域である『魔忍法隕石落とし』。自爆が完了すれば復活するというのも、実にそれらしい。
 本当はそうなのかも知れないが、現時点では不明である。
「まぁそれはいい。相手に猟兵が現われるなど、まさに貧乏くじを引いたな、貧乏神の諸君」
 迫り来る隕石を見ながら、たまは人差し指をくるくるっと回して、お得意の錬金術の準備を始めて行く。

 たまはアルダワ流錬金術によって周囲の石や木を水に変えて、それを凝縮して隕石に向けて射出。
 水の弾丸となったそれは隕石に次々と命中して、少しずつ勢いを弱らせてしまって。
「よし、これで終わりだな」
 今度は水の量を増やした大きな弾丸を射出。
 それが隕石に命中すれば、超・貧乏神を覆っていた岩が砕け散って、その身を露わにしてしまった。
「ドゥヒャッ!? 私の魔忍法が消えたぁッ!?」
 空に投げ出される超・貧乏神の身体。
 落下しながらも急いで辺りを見回すと、水溜まりの上にいる、たまを見付けて。
「お、お前だなぁ! ゆるさんぞぉ、貧しくなってしまえッ!!」
 超・貧乏神は杖から三種の光線を放って行動を阻害しようとするが……。
「残念だが、それはワタシには通用しない」
 たまが水溜りの水を掌の前に集めれば、それは水の盾……いや、水鏡の盾となって光線を受け止めてしまう。

 それには驚愕の表情を浮かべる超・貧乏神だが、それだけでは終わらない。集められた光線は反射されて、逆に超・貧乏神に当たってしまった。
「うぎゃあああああッッ!!」
 光線に当たった超・貧乏神は戦闘の記憶を失ってしまい、そのまま地面へと落下。バキィッ、と色々と砕けた音がすれば、超・貧乏神は動かなくなってしまった。
 ……そう、たまは地面を錬金術で頑丈な鉄板に変えており、そこに落ちてしまった超・貧乏神は一瞬にして絶命してしまったのだ。
「うむ、ご愁傷さまだ」
 それを見て、たまはなむなむと手を合わせて、まずは一つ目の隕石落としを完全に防いだのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

須藤・莉亜
「貧乏神か…。血の味が気になるけど、吸ったら貧乏になりそうだ。」
いやまあ、チャンスがあれば結局吸っちゃうんだけど。我慢は体の毒だしねぇ。

世界喰らいのUCを発動。巨大化させた腐蝕竜さんに迎撃を頼もうかな。
彼には、爪での引っ掻き、尻尾でのなぎ払い、体当たり、毒のブレスなんかで攻撃してもらう。

僕はLadyで狙撃でもしてようか。狙撃メインで行っとけば、狙われる技能を狙撃系のものに出来ないもんかな?

もちろん、チャンスがあれば【吸血】も狙う。

相手の攻撃は【見切り】と【第六感】で回避と、【武器受け】で防御。

「せめて煙草買うお金くらいは残して欲しいとこだね。」



 一つ目の隕石は防いだが、別の場所にも隕石は向かっている。
 煙草を吹かしながら、須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)はそれを見て、中の超・貧乏神について気にしていた。
「貧乏神か……血の味が気になるけど、吸ったら貧乏になりそうだ」
 莉亜は極めて強い吸血衝動を、酒や煙草で誤魔化しているダンピール。
 吸血するにあたって、オブリビオンは格好の相手なのだろう。我慢は体の毒……チャンスがあれば吸い付くそう、と考えていた。

 煙草を吸い終えると、莉亜はサムライエンパイアの世界が存在する為に必要なエネルギーを少し奪って、超巨大な腐蝕竜を呼び出した。
 それが地上から隕石に向けて飛び立てば、隕石が降るよりも速いスピードで向かって行って、まずは一撃。巨体からの体当たりをブチ込む。
 ズドォッ、と強烈な衝突音が辺りに響き渡るが、亀裂が入っただけで隕石を砕くのには少し足りない……しかし、腐蝕竜は全くの無傷だった。
「おおっ、腐蝕竜さんの体当たりに耐えた……流石に頑丈だね」
 続けて莉亜が白い対物ライフル『Lady』を構えて、軌道が逸れた隕石に照準を合わせる。
 莉亜の血液をLadyの精霊の様な存在に捧げれば、発射された弾丸は強化されて、隕石に更に亀裂を入れてしまう。
 直後に腐蝕竜の連携攻撃で、鋭い爪で隕石が引っ掻かれれば、遂に破壊されて超・貧乏神の姿を現してしまった。
「ぬぅぅ! 私の魔忍法までもが!」
 すぐに超・貧乏神へ狙いを定める莉亜だが……。
 敵が謎のオーラを纏うと、発射された弾丸を高速で腐食させてしまった。
「へぇ、敵さんもやるなぁ」
 少しびっくりした表情でそれを見るが、すぐに落ち着いて。
 超・貧乏神が掌から非常に速い光線を放てば、それを放つよりも早くに第六感を働かせて躱してしまう。
 連続で放たれるそれを莉亜は確実に見切っており、結局一度も当たる事はなく、腐蝕竜の尻尾に吹き飛ばされてしまった。

 回転しながら吹き飛ばされている超・貧乏神の先。そこには莉亜が、白い大鎌『血飲み子』を構えていた。
「う、うおおおッッ!?」
 超・貧乏神は空中で足掻くが、この状態で足掻いた所でどうなる事でもない。
 くるくると回っている為、光線で狙いを定める事も出来ない。すぐに莉亜の前まで飛んで行って。
「それじゃあ、いただきます」
 ズシャアッ、と超・貧乏神を両断して屠ってしまう。莉亜は自分の味覚と繋がる血飲み子から、敵の血を味わって。
「おっ、美味い。……せめて煙草買うお金くらいは残して欲しいとこだね」
 呪いで貧乏になってしまうが、血の美味さと引き換えならば安い……のかも知れない。

 ともあれ、莉亜も二つ目の隕石も防ぐ事に成功した。
 次は今の隕石と同時期に落ちて行った隕石だが、果たしてどうなるのだろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

コノハ・タツガミ
アドリブ・連携歓迎さね

【WIZ】

これもまた神同士の戦いというべきなのかね?

【指定UC】を使い、神々の分霊を召喚するとするかね。

さ、皆、狙うはあの石ころさね

【範囲攻撃・全力魔法・2回攻撃】を用いて自身も【宝珠:神の矢】を使い、分霊とともに雷【属性攻撃】の矢で隕石を地上から撃ち落とすとするかね

同じ神の名の付くもののよしみさ、止めまでしっかりしてあげるよ

地上に落ちた敵へ、チャクラムを投げ逃げ惑う敵がいても【誘導弾】で確実に仕留めていくとするさね

それにしても、敵もどこからこんなに貧乏神を拾ってきたんだろうね



 二つの隕石の内の一つ、それはまた別の場所に向かって落下していた。
「これもまた神同士の戦いというべきなのかね?」
 隕石を見上げて、その内にいる神に対して、コノハ・タツガミ(放蕩亜神・f17939)は気になっている様子。
 一体何処から貧乏神を拾ってきたのだろう、と考えていた。素直に隕石になるのも、少し不思議だ。
「ん、まぁ、やる事は変わらないさね」
 相手が神であろうと、オブリビオンである事には違いない。
 であるならば、コノハのする事は一つ。倒すのみだ。

 コノハの周囲が光に包まれると、その周囲の街道を埋め尽くす程に現れる、人型の神々の霊。
 彼、若しくは彼女達は、縁を持つ古代の神々の分霊。現世に呼び出された神々は、まるでコノハの言葉を待っている様子で。
「さ、皆、狙うはあの石ころさね。一瞬で片を付けるよ」
 その言葉と共に分霊達は同時に構えて、一斉に放たれる雷属性の矢。
 それは重なり合い、混ざり合い、一つの巨大な雷光となって、隕石に向かって行く。

 バチィッ、と隕石に命中すれば、途轍もない質の雷光が容易にそれを焼き払ってしまって、内にいた超・貧乏神が飛び出して来る。
「ドゥヒャアッ!! む、無茶苦茶な神だなぁ! お前ッッ!!」
 容赦なく放たれる無数の雷の矢。
 その量は凄まじく、大量のそれを完全に避ける事など超・貧乏神にする事は出来ない。ならばこそ、せめて妨害して被弾を防ごうと考える。
「これでどうだ! 頭も心も貧しくなるがいい!」
 超・貧乏神の掌から発せられるは、三種の光線。知識と記憶を奪い、心を貧しくする厄介な攻撃だ。
 狙うは当然、指揮をするコノハ。変な軌道を描いて、光線が此方へ向かって来る。

「ふむ……あれはまずいね。よし、相殺を狙って」
 コノハが命じると、光線に向かってまたもや同時に放たれる雷の矢。
 こんどは全てが一つの雷光になるのではなく、複数が小さな雷光となって、光線を相殺しようとして。
「それならズラせば……な、なにッ!?」
 光線の動きを変えようとした超・貧乏神だったが、雷光も同じく動いて、光線に向かって行く。
 まるで蛇のように、三つの光線に喰らい付くように動き、更には超・貧乏神まで飲み込んでしまう。
「ぐわああああぁぁぁぁ…………」
 その雷光を受けて、動けなくなる超・貧乏神。
「同じ神の名の付くもののよしみさ、止めまでしっかりしてあげるよ」
 続いて、他の雷光が続けて彼を襲って、度重なる電撃を受け続けた超・貧乏神は、遂には蒸発してしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アニー・ピュニシオン
誰かが頑張って作ってくれた道を壊そうだなんて許せないわ!

UC「ドレスアップ・プリンセス」を使って
強化プリンセスハートで頑張って隕石を破壊し、
落ちてくる貧乏神にもハートの魔力で対応するね!
攻撃は飛翔能力でうまく避けるよ!

もし、貧すれば…が当たった場合
「……やりやがったな、この使い捨てのどさんぴんがよぉ」
落ちてくる貧乏神の下に、光の剣を磔になるように敷き、
隕石の欠片を放り込んで即席魔女裁判を開始する。
「エンコを詰めるだけじゃ許せねぇ、
てめぇでキャンプファイヤーを楽しませてもらおうか」
偶然近くにあったガソリン携行缶を持って、相手に近づいていき
「ははは、神はよく燃えるなぁ!どれ、もっと火力を……あっ」



 最後に飛来する隕石の場所には、アニー・ピュニシオン(小さな不思議の国・f20021)が空を飛んで待ち構えていた。
「誰かが頑張って作ってくれた道を壊そうだなんて許せないわ!」
 豪華絢爛なドレス姿で激しく怒る様は、まるで女王が如く。
 傍らに浮いているプリンセスハートは、アニーの心と同調してドクンドクンッ、と怒りの鼓動を上げている。
 ハートの魔力が高まればアニー自身も強化されて、隕石にも対抗できるパワーを得る。
 ふわりと辺りに花びらが舞い散れば、アニーは隕石に向かって、最初っから全力の強烈な魔法を解き放った。

 ズガーンッ!! と、凄まじい音が発生すれば、隕石は一瞬で割れてしまう。
「ヒエッ! 何だお前はぁッ!?」
 その剣幕に飲まれたのか、超・貧乏神はこれはヤバいとすぐに三種の光線を発射して。
 アニーはそれを飛翔能力で次々と躱して、超・貧乏神に魔法攻撃を加えていく。
「くらえっ! ふきとべっ!! 燃えつきろーッ!!!」
「何なんだコイツはぁ! 寄るなぁッ!!」
 超・貧乏神が咄嗟に放った光線は、一発だけだがアニーに命中してしまう。
 そして、静かになるアニー。

「へ、ドゥェッヘッヘ! 形勢逆転だ……」
 そう言った直後、頭に強い衝撃。アニーがアリスランスを持って、恐ろしい目で超・貧乏神を睨んでいた。
 三種類ある光線の一つ、性格を下劣にする光線……それはアニーの性格を、凄まじい物に変化させてしまう。
「……やりやがったな、この使い捨てのどさんぴんがよぉッ!!」
 空中からのヤクザキックで超・貧乏神を蹴り付けると、それは凄い勢いで地面に落下して。
「ひぃぃッ! ぐぎゃッッ!!?」
 超・貧乏神が落ちた先は、アニーの背後に揺らめいていた十字架型の光剣、プニツィオーネが、何時の間にか地面に仕掛けられている。
 その上に落ちた彼は、まるで磔の様な状態になってしまった。

 アニーは先ほど落ちた隕石の破片を手に持つと、それを思いっ切り超・貧乏神へとぶん投げて。
「あぎゃッ!!」
「エンコを詰めるだけじゃ許せねぇ、てめぇでキャンプファイヤーを楽しませてもらおうか……!」
 まるでヤクザや任侠の口調で、ちろっと舌舐めずりまでする徹底っぷり。これは怖い。
 何故か近くに置いてあった油壺を超・貧乏神にぶち撒けると、笑いながら魔力を込めて。それを解き放てば、彼は燃え始めて行って。
「ギャアアアアアアッッッ!!!!!」
 躊躇がない。一切容赦がなく、まさしくヤクザのそれである。
 泣き喚く超・貧乏神にも心を傷めずに、寧ろ喜びでハートがドクドクと動いている程だ。性格下劣の光線とは、ここまでの物なのか……。
「ははは、神はよく燃えるなぁ! どれ、もっと火力を……」
 今度は油壺を直接、超・貧乏神にぶち当てる。それがどうなるのかは分かり切っているが、アニーは気付いていない様子で。
「あっ」
 ピカッ、と辺りが光に包まれると、凄まじい爆発が起きて、超・貧乏神は吹き飛んでしまった。

 アニーは少し焦げたが、何とか無事だった様子。


●隕石の阻止
 四つの隕石を防いで、街道を守り切った猟兵達。
 これで援軍も徳川幕府と合流する事が出来るだろう。

 だが、まだまだ戦争は続く。
 次なる戦いへ向かうのだ。我等が勝利の為に。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月04日


挿絵イラスト