エンパイアウォー③~軍神相対ス
●グリモアベースにて
「皆様、戦争お疲れ様です。今回の相手は『第六天魔軍将図』に記された『第六天魔軍将』が一人、かの軍神『上杉謙信』です。増援のため集結する徳川幕府軍は、本隊が東海道を、中山道方面軍が中山道を通り、畿内への玄関口である関ヶ原へと向かう予定です。しかし、中山道の要衝である『信州上田城』周辺は既に、魔軍将の一人である軍神『上杉謙信』の軍勢により制圧されてしまいました。上杉軍は、中山道方面軍を殲滅するべく準備を整えています。中山道方面軍の壊滅を阻止する為には、猟兵の力で『信州上田城』の上杉軍の力を削ぐ必要があります」
猟兵たちを出迎えるなり矢継ぎ早に話すのはアマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)だった。戦争もまだ始まったばかり。戦場はまだまだどこにでも存在する。今回アマータが予知したのは信州上田城。そこが今回の戦いの舞台だった。
「軍神と言いましても今回は本人と相対するわけではありません。信州上田城は小さな山城のため、オブリビオンの軍勢全てを収容する事は出来ませんから自然と入りきらない部隊が出てくるのです」
だからこそそこが攻め時だとアマータは言う。
「ですのでそこへ急行し主力部隊を先に叩いてしまえばこの戦場も優位に立つことができます。皆様にはその一番槍を務めていただきたいのです。皆様らしい方法で上杉軍の戦力を削ぎ落してください。ある程度の戦力を削ることができれば撤退が始まるでしょう」
最後にカーテシーをしながらアマータは告げる。
「まだ戦争は始まったばかり。どうかご武運を」
こうして猟兵たちの転移が開始された。
灰色幽霊
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
どうも、灰色幽霊です。
また戦争シナリオを出させていただきました。
まずは相手の戦力を削ぐためにあふれた敵を倒しましょう。
戦場は狭い山間部。あれこれ策を練るのもいいかもしれません。
それでは皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『超・貧乏神』
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POW : ドゥェッヘッヘ! お前達の身体を貧相にしてやろう
【指定した肉体の部位を貧相にする光線】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : どんな技術も、私の前では素人以下になるのだぁ!
自身に【金属を高速で腐食させるオーラ】をまとい、高速移動と【指定した技能のレベルを0にする光線】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : 貧すれば鈍する! 頭も心も貧しくなるがいい!
【知識を奪う光線】【記憶を奪う光線】【性格を下劣にする光線】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
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死之宮・謡
アドリブ&絡み歓迎
強襲作戦か…私は好きだぞ?そういうのは…
逃げ惑う連中を蹂躙するのは心地良い…
まぁ私は死に物狂いで抵抗されるのも大好きだがね?
さぁさぁ愉悦を満たす時間だ…
んー…そうだな…よし、仕返しと行こうか…
「先制攻撃」で【虚空より降りし星の雨】を発動…
訳の解らない忍法()で隕石を降らされたからな…私も隕石を降らせてやろう…
その後、腐食の「呪詛」を掛けたストライフを持って突っ込み「怪力」にて「なぎ払い」の様に「2回攻撃」を浴びせる
相手の光線(UC)は減衰の「呪詛」を籠めた黒霧を発生させ(全力魔法)防御…
んー…軍神様とも殺り合ってみたいものだ…
宮落・ライア
貧相に………いや違うか。
にしても直接的な戦い方には強いけど間接的な戦い方する相手には弱いよね。
肉体に依存しない相手だとそんなに脅威じゃないし。
でも鎧とか刀とかの徳川軍にはとんでもない脅威なのかな。
・見えざる手を大きくして薙ぎ払いの質量アタック。
まず山城ならそばに隠れる場所は多いだろうから、目標の軍勢が視界に納まる場所を見つけて隠れて近づく。
そして見えざる手を、狭い山間部であるならある程度密集してるだろうから初めに軍勢の中心に叩きつける。
見えないものに押しつぶされた動揺で受ける準備が出来ないうちに薙ぎ払う。そしてとっとと離脱。
シャノン・ヴァールハイト
アドリブや連携、完全にお任せします。
心情:あふれた敵のを倒して、ボスを倒せか。至極、解り易くて助かる。
軍勢との戦闘:デバイスを使って、最低限の周辺地形を把握した上で戦闘に参加させて貰う。狭い山間部と言う事なので、それを利用してUCで殴ったり、大岩を見つけたら【怪力】を利用して叩きつけるなどして溢れた敵を倒す
ボス戦:他の参加者が戦闘していたなら不意打ちでUCを使って攻撃したい。あとは、地形にもよると思うが、場所によっては畳替えしのように引っ繰り返せる物がある筈なので、そう言う物があるならば光線をそれで防ぐ(可能なら仲間も一緒に)
…しかし、能力が厄介にも程があるボスだ。上手く戦えれば良いのだがな
●前門の虎
城から溢れたオブリビオンたちを掃討すべく集まった3人の猟兵たち。ここにいるのは3人だけだがまた別に動く者たちもいる。
「さぁさぁ愉悦を満たす時間だ……」
「状況は把握した。まだ向こうはこちらに気づいていないようだ」
「んじゃサクッとやっちゃおう」
木々の間に身を隠しオブリビオンたちを観察するのは死之宮・謡(統合されし悪意→存在悪・f13193)、シャノン・ヴァールハイト(死者の声を聞き、招く者・f10610)そして宮落・ライア(ノゾム者・f05053)の3人。こちらだけが一方的に相手を把握しているという優位性の中3人は行動を開始する。
まず最初に動いたのは逃げ惑うオブリビオンの姿を想像し気分を高揚させる謡の一撃。それは別の戦場で謡自身が遭遇した忍法と呼ばれる摩訶不思議な攻撃に対する仕返しにして八つ当たり。謡の左手の人差し指が向けられるのはオブリビオンたちの集団。そして忍法により降らされたのは隕石。つまり今回、謡が放つのも
「私も隕石を降らせてやろう…」
また隕石だった。遥か上空に位置する虚空から現れる隕石の数々。それは流星群となり周囲一帯に降り注ぐ。見た目こそ派手なこの魔法だが威力もお墨付き。逃げ惑うオブリビオンたちを頭上から襲いかかる。
「……」
それに合わせライアは軍勢の全てが視界に納まる位置に移動していた。それは【受け継がれた見えざる手】により視認できなくなった左手を大きく、眼下の軍勢全てが収まるほど大きく巨大化させ隕石に合わせ軍勢の中心へとその掌を叩きつける。隕石を避けるために逃げ惑うオブリビオンたちは不可視の一撃により何が起こったのかもわからず叩き潰されていく。
「当方も隕石……ではないがやらせてもらおう」
シャノンもまた山に転がる身の丈ほどの岩をその手で掴み徐に投擲する。それは隕石と巨大な手に紛れ逃げ惑うオブリビオンたちを押しつぶしていく。
「では追撃といこう」
3人の先制攻撃により数は減ったオブリビオンだが未だ少なくない数が逃げ回っている。しかしこれ以上は大規模攻撃を続けても零れ落ちるだけ。3人は各個撃破へと戦法を変える。謡が過去戯れに創った運命を狂わせる魔剣『絶滅魔剣ストライフ』へ腐食の呪詛を纏わせ隕石から逃げのびたオブリビオンたちの元へ斬り込んでいく。そこへ追撃の不意打ちを入れるのはシャノン。岩の投擲をやめ山を駆け下りオブリビオンたちの元へと接近する。その細身に似合わぬ怪力を今度は速さへと変え【光速衝撃】により怪力は衝撃波へと変換される。
そんな謡とシャノンを狙うオブリビオンの一団。反撃のチャンスを狙っていた彼らは味方もろとも謡とシャノン目掛けて肉体の部位を貧相にする光線を放つ。
「甘いな」
「効かん」
その光線をシャノンは足元の岩盤を引き剥がし畳返しのようにひっくり返し盾にする。しかし相手は光線。盛れる光は謡が減衰の呪詛を込めた黒霧が全て呑み込んでいく。
そして光線の為にまとまっていた集団に対し再び見えざる手の一撃が迫る。大振りで薙ぎ払われたそれは残り少なくなっていたオブリビオンたちをまとめて吹き飛ばしこの戦場に溢れていた全てのオブリビオンはこれで掃討されることとなった。
「よし、やることやったし逃げる!」
「んー…軍神様とも殺り合ってみたいものだ……」
「それはまたの機会、だな」
溢れたオブリビオンを掃討するという目的は達成された。これ以上はさらなる準備をした後で再度進行すべきだろう。3人の猟兵たちは増援が来る前に戦場を後にする。
成功
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ミスツ・シューパリツェ
※連携・アドリブOK
【POW】
城攻めならともかく野戦のカチコミってんならこっちのもんだ!
久し振りに、派手に暴れるぜ野郎共!!
下半身辺りから大量に触手を千切り、二本足で動きやすくすると同時、UCで触手を戦闘員に変える
半分は俺と共に同行、もう半分は離れた高台のポイントに待機させ、
その場の岩を集めたり、木を切り崩して転がせるように準備させとく
俺と同行戦闘員共でカチコミをかけ、触手≪撃式≫も使い【一斉射撃】、
射線を上手く動かし敵の退路を誘導、【恫喝】で追い立て、待機ポイントの下のところまで追い込む
敵集団が下まで来たら合図の砲撃をし、戦闘員らに岩や木を上から落としたり、銃撃触手で上から攻撃させ、同時攻撃
アリス・レヴェリー
山間部に布陣するオブリビオン……なんか、彼らにはあんまり近寄りたくないわね……
【友なる金獅子、勇猛の調べ】で喚び出したダイナに乗って山中を駆けましょう。山ならダイナの得意分野だしね。
基本的に彼らよりも高い位置を移動して、大地の隆起や沈降での揺さぶりや、落石での牽制を兼ねた攻撃でバレないように複数グループのオブリビオン達を一箇所に集めるわ。
上手く近隣地域の住民たちに迷惑がかからないところに誘導できたら、山の一番高い所にダイナと一緒に陣取りながら機を窺って、一網打尽にできそうなタイミングで地すべりを起こすわ!
大量の土石で巻き込んだ後にそれごと大地を固めてしまえば流石の彼らも少しは堪えるでしょう!
アヤナ・サンドリオン
うわ、何あの人たち!!笑いかたも見た目もなんかエンドってる!!!!こっちくんなし!ちょーキモいんですけど!!
言葉で精神攻撃をかましながらUCを使用し、サイキックパワーでふわふわと浮かぶよ!近寄りたくないもんなんか移りそうだし。
あー
!!!!!!今パンツみたっしょあんたたち!まじおまFKなんですけど!!!
その辺にある山の岩とか武器とか落ちてるもの全部サイキックパワーで浮かべて雨降らせてやるんだから!!!!
サイアクー!マジ今日星座占い12位だったから気分さげぽよだったのにもっとサゲサゲなんですけど!!!!
帰る
!!!!!!
ヘカテー・ティシポネ
おなかすいたわ…。
早く……終わらせて…お団子でも食べに行こう……
(それに、敵の山岳地帯に潜んでいるのは色々と面倒ね。
此処は「地形の利用」を考慮して、上空から【吸血蝙蝠ノ群レ召喚】で急襲
してみようかしら。複数のコウモリたちに纏わりつかれれば流石にウザいだろうし、集中できないでしょうね…。
私は、その間に「目立たない」ように木々とかの間を動いて、敵からの攻撃は、コウモリを盾にしたりしながら、出来る限り避けるように動いて「呪詛」の込めた屍霊竜の魔刃で始末していこうかしら。)
ダメ…貧乏神って…何か食べ物も……持ってなさそうね…
*:アドリブ等&絡み等歓迎
●後門の狼
「城攻めならともかく野戦のカチコミってんならこっちのもんだ! 久し振りに、派手に暴れるぜ野郎共!!」
「行くわよ! ダイナ!」
「うわ、何あの人たち!!笑いかたも見た目もなんかエンドってる!!!!こっちくんなし!ちょーキモいんですけど!!」
(おなかすいたわ…。早く……終わらせて…お団子でも食べに行こう……)
各々思い思いの決意を込めてミスツ・シューパリツェ(バイオモンスターのバーバリアン・f17654)、アリス・レヴェリー(真鍮の詩・f02153)、アヤナ・サンドリオン(小悪魔的超常現象・f18188)、ヘカテー・ティシポネ(エリーニュス三美姫・f06411)の4人の猟兵は戦場へと降り立った。
4人がとる戦術は単純明快。城の外に溢れるオブリビオンたちを一か所に集め一網打尽にするというもの。その先陣を切るのは大地と炎の力を自在に御する黄金の獅子『ダイナ』に跨るアリス。そしてその後に続くのはミルツが自身の下半身から生える大量の触手を千切り【増殖蹂躙・杉菜】で切断したその触手から生み出した戦闘員たち。その半分がミルツと共にカチコミをかけオブリビオンたちを追い立てる。そして空からはヘカテーが召喚した吸血コウモリの群れがオブリビオンたちを攻め立てその視界を遮っていく。
ここまでで作戦の前段階は終了。オブリビオンたちは突如現れた猟兵たちに驚き陣形も崩し散り散りに戦場を逃げ惑う。これでは一か所に集めるのは難しい。だからこそ逃げるオブリビオンを妨害する役割を担う者がいる。
「うわー……ちょうさげぽよなんですけど。でも逃げ回ってるのはちょっとウケる」
それは自身のサイキックパワーで上空へ浮かぶアヤナの役割。上空から戦場を俯瞰し退路を断つ、という手はずだったのだが……。
「あー
!!!!!!今パンツみたっしょあんたたち!まじおまFKなんですけど!!!」
そんなことより乙女の尊厳の方がアヤナにとっては大事だった。言いがかりかもしれないがそれでもアヤナはスカートの中を覗き込まれたことに憤慨しミルツの戦闘員たちが集めた岩や山に落ちる武器をサイキックパワーで宙へと浮かべる。そもそも下着が見られたくないのなら空を飛ぶなと言ってはいけない。
「てーい!」
「やりなさいダイナ!」
「お前ら撃て撃てぇ!」
(あ、あの雲わたあめみたい)
ダイナに乗ったアリスと戦闘員と共に銃やボウガンに変形した『触手≪撃式≫』を持ったミルツがオブリビオンたちを追い立てその逃げ道をダイナが地形を変化させて誘導しアヤナが上空から降らせる岩で退路を断つ。ヘカテーも混乱に乗じて木々の合間にその身を隠し影に紛れて行動を開始。ドラゴンゾンビの爪より削られた怨念のこもった呪われし短剣『屍霊竜の魔刃』で一体ずつ呪詛のこもった一撃でオブリビオンを塵へと還していく。コウモリに視界を遮られ、ただでさえ逃げるのに必死なオブリビオンたちは自身の仲間が一体ずつ消えていることになど気づいていなかった。
「ダメ…貧乏神って…何か食べ物も……持ってなさそうね…」
「むむむ? これはイケてる感じ?」
追い立てること数分、猟兵たちはオブリビオンを一か所にまとめることに成功した。それを確認したアヤナから他3人の猟兵たちに合図が飛ぶ。そこから作戦は最終局面へと移行する。
最初に行動を開始したのはダイナとアリス。オブリビオンたちを追い立てることをやめ山の頂上へ向け駆けあがる。そこにはミルツの部下の残りも待機しておりアヤナへ渡したように岩や木々を集めていつでも山の上から転がせるように準備していた。その間にミルツとヘカテーもまた高所へと上がりオブリビオンたちの足止めは戦闘員とコウモリたちに任せていた。
狭い山間部。
一か所に集まったオブリビオン。
山の頂上に陣取る猟兵。
導き出される答えは―――
「これで一網打尽よ!」
黄金の獅子の咆哮に呼応するが如く大地が鳴動し斜面が滑り落ち土石流となり山を駆け降りる。本来であれば広範囲へ被害の広がる規模ではあるが今回は事前に進路を岩で誘導し確実にオブリビオンたちだけを飲み込む大地の津波となっていた。
「お前らもやっちまえ!」
そこへミルツの部下たちも岩や木々を追加し巨大な土石流は無慈悲にオブリビオンたちを飲み込んでいく。もちろん彼らも抵抗を試みるがその圧倒的なまでの質量を相手にしては焼け石に水だった。
大地に震動が収まるころには地上にオブリビオンの影は一つも存在していなかった。
しかし彼らの最後にはなった光線は誰一人として傷つけることはなかったが思わぬ成果を上げていた。
「サイアクー!マジ今日星座占い12位だったから気分さげぽよだったのにもっとサゲサゲなんですけど
!!!!」
乙女の尊厳のためどこかという明言は避けるがアヤナのとある身体の一部を貧相にしていた。あくまでオブリビオンの攻撃でありそのオブリビオンはもういない。しばらくすれば元に戻るだろうが乙女的には大問題だった。
「帰る
!!!!!!」
こうして猟兵たちの活躍により上杉軍の戦力はそぎ落とされた。しかし戦争はまだ始まったばかり。猟兵たちは次なる戦場へと赴いていく。
余談だが乙女の尊厳はこの後すぐ戻ったらしい。
成功
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