エンパイアウォー①~降り注ぐたぬき岩
●降り注ぎ来るは
無数の隕石。
それは街道や村、宿場町、砦。
徳川を壊滅させんと降り注ぐ。
あとに残るは無数の瓦礫と無数の屍。
嘆きと怨嗟の声が満ち渡る。
●と言う。
「――――風魔の隕石が世界中に降り注いでいます」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は猟兵たちに視線を向けた。
今、サムライエンパイアに迫る危機。
これをどうにかせねばならない。
そう、世界の存亡の危機である。
「これらの隕石は徳川の主要施設などに対する風魔の攻撃です」
防げねば、大損害を受ける事は間違いないでしょう。
紫紺の瞳は猟兵たちを一瞥しながら淡々と説明を続ける。
「我々のするべき事はこの隕石の迎撃、そして隕石迎撃後のオブリビオンの撃破です」
この隕石はすべてオブリビオンが化けたものです、と一言付け加える。
虚空に浮かぶモニターから、降り注ぐ位置がポイントされる。
「我々が向かう場所は主要な街道です」
ここが破壊されれば、江戸幕府軍の進撃に関わる。
そうなれば、幕府軍は不利な状況に立たされる事は明白。
「よって、これを迎撃し、撃破することは必須です」
紫紺の瞳がまた猟兵たちを見回して、意思疎通が出来たかを確認する。
そして、遂に転送の準備が整った。
「強大な敵に対する前戦となりますが……」
紫紺の瞳が無機質なまま、猟兵たちに向けられる。
そこに一定の感情は存在しえない。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
いつもの定型句で括りながら銀糸の少女は言葉を告げ終えた。
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
うわあああああああ戦争だあああああああああ。
初めての戦争シナリオです。
隕石を迎撃しましょう。
たぬき岩です。
最近(私のシナリオにおいて)たぬきの出番多いなおい。
第1章 集団戦
『狸兵団』
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POW : 狂乱野鉄砲
【仲間がやられた恐怖心】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【弓矢や火縄銃の集中砲火】で攻撃する。
SPD : 狸兵団突撃
予め【突撃陣形を組む】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ : パンダ混じりの狸囃子
戦闘力のない【子狸応援団(何故かパンダがいる…)】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【戦場に響く賑やかな太鼓の音】によって武器や防具がパワーアップする。
イラスト:綾智
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リズ・ルシーズ
アドリブ・連携歓迎だよ!
【SPD】
敵(オブリビオン)も味方(家康)もたぬきばっかりだね
【レグナンド】でたぬき型の外部兵装を召喚し、大型の狙撃銃を手に【スナイパー】として戦うよ。他の皆への【援護射撃】も忘れずにだね
突撃陣形かな、良い的だね!
突撃陣形を組む敵に突撃されるまえに【先制攻撃】として、狙撃銃のHEAT弾による衝撃【属性攻撃】で弾を撃ち込むよ
近づかれたらたぬきの振りをして【時間稼ぎ】をして、隙きを見て体当たりによる【気絶攻撃】をした後に【零距離射撃】をして【空中戦】で距離を取るよ
ボクが一番、たぬき(武装)を巧く使えるんだ!
二天堂・たま
【SPD】
なるほどな…隕石が降ってくるなんておかしいと思っていたが、オブリビオンが化けていたのか。
無機物を変化・操作するUCでは対処出来なさそうだ。
とにかく目の前の敵に勝ち、戦況を好転させねば進軍など叶わんな。
敵の突撃陣形に対し、フェイントや逃げ足を使い攻撃を回避する。
時間を掛けて陣を組めばその分見切りやすくなるしな。
回避直後にUC:ピヨの波動による精神攻撃で陣形を崩すのだ。
一度整えられた戦術をひっくり返されると、立て直すのは難しいだろう。
あとはケットシーの肉球でてしてし叩いて、各個撃破を狙おう。
ここは進軍のための地ならし、二の足を踏んでるヒマなどない。
死之宮・謡
アドリブ&絡み歓迎
隕石か……いきなり隕石か…此処はSSWじゃなくてエンパイアであっているよな?(首をかしげ)
まぁ良いか…防げば良いんだろう?
【葬ルハ黒キ柱】発動…
今回は降らせずに上空に固定…触れた隕石を消滅させるバリア代わりにしよう…
それじゃあ…狸共は死ね…
・戦闘
魔剣ストライフに崩壊の「呪詛」を掛け「先制攻撃」で「なぎ払い」の「2回攻撃」を仕掛け、一気に蹴散らす
鬱陶しい後ろの狸共も纏めて連鎖の「呪詛」を籠めた爆発(全力魔法)で消し飛ばす
さぁさぁ緒戦…面白可笑しく死んでくれ……
アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、【全世界サイボーグ連盟】で参加
隕石って…ニンジャってすげーな(小並感)
今回は【シューティングギャラクシィ】フォームで参戦、【フルスピード・スカイドライブ】で上空に飛び立ち、レイシューターを構えて【レイシューター・フルバースト】を隕石に対して発動するぜ。地上は仲間に任せ、俺は上空でバンバン撃ちまくって【範囲攻撃】で数を減らしていくぜ。
狸も弓矢や火縄銃で反撃するだろうが、そこはライドランの【騎乗】テクニックで回避してやるぜ。最大速度マッハ4だ、多少は食らうだろうが…その何倍もの威力でお返ししてやるんだぜ!
宝海院・棗
家光くんのためにもがんばらなきゃ!
基本的にはスライムスリップやスカイステッパー、スペシャルエボリューションスピンで回避率を上げ(空中戦、残像、スライディングの技能を併用)、隙を突いてエラスティボディと技能の範囲攻撃、串刺し、2回攻撃、鎧砕きを用いて攻撃
WIZ技を確認したら上記の攻撃と同時に太鼓を取り上げ、または破壊
POW技に対しては武器落しと敵を盾にするの技能を併用
かわいそうだけど信長の部下だったら容赦はしないよ!
河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎
「ぽんぽこ♪ ぽんぽこ♪ 戦争なんだけど、なんだか楽しいわねぇ」
この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。
戦闘中、戦いながらも、戦場全体や仲間の状態に常に気を配ります。
「おいで、私の子供たち。殺戮の宴の始まりよぉ!」
狸兵団の「狸兵団突撃(SPD)」に対し、ユーベルコード「無線誘導攻撃型浮遊ドローン・修羅雪姫カスタム(ジゴクマンダラ)」を使うことで、
45機のドローンを召喚、たぬきを攻撃します。
最大の目的は、いち早く敵の群れを殲滅することです。
その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。
●たぬき岩ども
「隕石って……ニンジャってすげーな」
アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は変身する。
そう、彼こそは暁の戦士、ドーンブレイカーなのだッ!!
「シューティングギャラクシィでいくぜッ!!」
彼は幾つもの姿を持つ。そして彼は今、輝かしき銀河を射抜く者となる。
そう、それこそがシューティングギャラクシィフォームであるッ!!
上空に飛び立った彼は自らの持つ愛銃、レイシューターを構える。
「フルパワーで……ぶちかますぜッ!!」
【Select……BURST ACTION!!】
機械音と共に、膨大な熱量の奔流が放たれる。
無数のたぬき岩が爆発すると同時。
爆炎の中からひゅるるるるるるる、と何かが降り立つ。
「たぬッ!!」
たぬきである。
そう、隕石はオブリビオンであるこのたぬきが風魔忍法で化けていたもの。
死之宮・謡(統合されし悪意→存在悪・f13193)はそれを一瞥すれば。
「……なるほど? 隕石ではなくタヌキか……」
手を掲げれば天より降り注いだ黒き闇が隕石をまた飲み込んでいく。
その度に隕石の術が破られたぬきが地上に降り注ぐ。
「敵も味方もたぬきばっかりだね……」
そう言いながら自らもたぬきを呼び出すのはリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)。
この世界はたぬきばかりか。
だがただのたぬきと思うな、このたぬきは強いたぬきだ。
「ボクが一番たぬきを巧く使えるんだッ!!」
たぬきどもが突撃陣形を組む。
たぬきマシーンも突撃陣形を組む。
ずどどどどど、と騒音をあげながらたぬきとたぬきがぶつかり合う。
「なるほどな……隕石がこうも降り注ぐのはおかしいと思ったが……たぬきが化けていたか」
二天堂・たま(神速の料理人・f14723)が納得したように呟く。
突撃していくたぬき武装軍に交じる猫一匹。
「ぴよーーーーーーーーーーーッ!!」
たまは叫んだ。お前猫じゃなかったか。
ぴよっ?! とたぬきが疑問げな声をあげる。
だが、それと同時に放たれた気合による圧力がたぬきを吹き飛ばす。
「たぬーッ!?」
「はーい、ようこそーッ☆」
吹っ飛んだたぬき、その先には宝海院・棗(もち・ぷに・とろり。・f02014)が待ち構えていた。
棗がタヌキを美しき煌めきを放つ剣で貫く。
鮮血が散り、タヌキはまた一匹ここに命を散らす。
「かわいそうだけど……信長の部下だから容赦はしないよ!!」
味方がやられたことに怒ったタヌキが火縄銃を構え、棗を射抜こうとするも。
背後から飛んできた浮遊ドローンの銃撃でタヌキがまた一匹と息絶える。
「ぽんぽこ♪ ぽんぽこ♪ 戦争なんだけど楽しいわねぇ、なんだか」
相手がタヌキだからでは?
ドローンを放った河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)は楽しげにドローンを操作する。
彼女の可愛い子どもたちが戦場の空を舞い、そして殺戮の宴を奏でる。
「さて……緒戦だ……面白可笑しく死んでくれ……」
三日月のような笑みを浮かべながら謡は魔剣を携える。
滅びの呪詛をまとったそれは禍々しさを放ちながら、まるで血を滴らせるように、呪詛がぼたぼた、とたれ落ちる。
垂れ落ちた先の大地はそれに汚染され、溶解する。
「それじゃあ……死ね」
薙ぎ払うように放たれた刃。
たとえその刃に触れずとも、それは滅びの呪詛。
触れれば死に至る死の呪い。
それを浴びたタヌキは即座に絶命に至る。
理由? そんなものはない。
そこにあるのはただの死そのものである。
そういう"概念"を孕んだものな以上、それがそう至るのは最早必然。
「良い的だねッ!!」
降り注ぐ隕石はまだまだ存在する。
されど、リズのスナイパーライフルと。
演算によって正確に、精密に放たれたソレ。
たぬき岩を砕き、たぬきに戻す一撃。
余裕があれば落下中のそれを撃ち抜く一撃。
「地上は大丈夫そうだな」
空を舞うドーンブレイカー・シューティングギャラクシィ。
彼の熱線銃がそれを次々と撃ち落とす。
膨大な熱量がタヌキ岩を薙ぎ払い撃ち落とす。
銀河のような光の奔流は決して地にタヌキ岩が落ちる事を許さず。
撃ち落とされた隕石はまたタヌキとなり地上に降り立つが。
「最早ただのカモ撃ちだな」
降ってきた直後、着地の隙をついたたまの肉球パンチが炸裂。
見た目の割に威力の高い一撃を受ければタヌキなぞ吹っ飛ぶ他ない。
爪は立ってないよ?
そして吹っ飛んだ先にいるのは棗である。
その足のローラーの高機動を利用して無防備になったタヌキを次々と串刺しにしていく。
「次はどの子かなぁ?」
宝石のような輝きの剣を振るえばその軌跡が虚空に煌めいて残る。
自らの摩擦抵抗を極限まで無くした状態、そしてローラーによる機動力。
有り得ないほどの速度で踊るような斬撃と刺突でまたタヌキが減っていく。
「ぽんぽこ♪ ぽんぽこ♪」
いつの間にかパンダから奪い取った太鼓を叩きながら歌って踊るは修羅雪姫。
ジゴクマンダラと名付けられたドローンが空を飛び、上から火線を叩きつけて銃兵を黙らせる。
虚空にいる敵を墜とす手段を失えば、あとは最早ただの蹂躙でしかない。
蹂躙、殺戮、無情の世、残るのは突撃兵ばかり。
されど突撃兵の先にいるのは――――。
「どうした? まだまだ私は足りないぞ……」
呪詛を撒き散らしながら歩み続ける死の概念、死の想念。
まとったそれは最早滅び、あるいは死、あるいは終端。
呪詛をこめた魔刃がさらなる滅びと災いを撒き散らす。
「他愛もない……もっと愉しませろ」
嘲るように笑う謡、されどタヌキは最早戦う力は残されていない。
猟兵たちの一気呵成の攻撃により、街道の隕石は駆逐される。
「ふむ……この街道は守りきれたか? だが所詮これは地ならし、二の足を分出るヒマなどない」
駆逐されたたぬきの隕石の群れ。
されど、まだこれは始まりに過ぎない。
戦いの火蓋はまだ切って落とされたばかりなのだから。
成功
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