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ビーチに輝け!自由に遊べ!

#スペースシップワールド #【Q】 #お祭り2019 #夏休み

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 夏、海、空、全てが青で、爽やかに潮風が吹き抜けていく。そんな光景がグリモア猟兵のクトゥルティア・ドラグノフの後ろに流れている。
「皆、夏を満喫してるー?」
 両手をメガホンのように形作り、集まった猟兵達に声をかける。その言葉に返す反応は様々。だが概ねは楽しんでいるようだ。それにうんうんと頷き、再度ドラグノフは口を開く。
「忙しい猟兵活動、たまには息抜きしないとパンクしちゃうよね。だから背景を見ての通り、皆が楽しむ機会を用意したよ!」
 そういって両腕を広げて、猟兵達に伝えた。
 今背景に写っているのは、スペースシップワールドのリゾート船の一つ。その内部を見せていた。ドラグノフの話では、このリゾート船、現在猟兵の貸し切りになっているようだ。前に行われた銀河皇帝戦の恩を考えると安いものだと、快く船の人々が貸し切りにしてくれたのだ。
「というわけで、この船で、皆で、バカンスをしよう! 釣りするもよし、砂浜で何か作るのもよし、海で泳ぐのもよし! 好きなだけ遊んではしゃいじゃおう! ちなみに私は今回残念ながら監視員なんだ……もし溺れたら水生キマイラだから安心して助けを呼んでね?」
 少し残念そうな表情になったドラグノフだが、すぐに立ち直り猟兵達に楽しそうに伝える。そう、今日は争いを忘れて遊んでいいのだと。
 ドラグノフがテレポートを繋げる。潮のいい香りが伝わってくる。さざ波の心地よい音色も響いている。
「さあ、皆遊んでいらっしゃーい!」
 そう言いながら、手を振りつつドラグノフは監視塔に登りに向かうのであった。


しじる
 初めての方は初めまして!そうでない方はこんにちは、お世話になっております!しじると申します。
 オープニングの通り、今回はバカンスシナリオです!好きなだけ遊んでしまいましょう!
 その代わり、このシナリオは【日常】の章のみでオブリビオンとの戦闘が発生しないため、獲得EXP・WPが少なめとなります。またなるべく多くの人を書きたいので、ギリギリまでリプレイを待たされるかもしれませんが、ご了承ください。
 それでは楽しい夏の一時をお楽しみください!
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み』

POW   :    海で思いっきり遊ぶ

SPD   :    釣りや素潜りに勤しむ

WIZ   :    砂浜でセンスを発揮する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ロラン・ヒュッテンブレナー
【POW】
☆アドリブ絡みOK
☆耳や尻尾にも感情がありありと出る

ハロちゃん(f13966)と一緒に遊びに来たの
友だちと遊べるの、嬉しいな

わぁ…、ハロちゃんの水着姿、かわいい…
眩しくてボーっと見ちゃってた…
どきどきするの…

あ、あの、せっかくだから、海、入ろ?
ぼく、初めてだから、楽しみなの!

浅い所で海に入るよ
きもちいいね?
わぷ、ハロちゃん、冷たいの
いたずらするハロちゃんに嬉しくなっちゃうね
こういうの、すてきなの

あの、泳げないから、教えてもらえる?
手を繋ぐのもどきどきしちゃう…なんか変?
泳ぎって結構難しいね?

あ、ハロちゃん!?
夢中で手を引いて助け起こすよ
大丈夫?気を付けてね?

気が付いたら泳げてるかも?


ハロ・シエラ
【POW】
ロランさん(f04258)と遊びに来ました。
リゾートには馴染みがないので楽しみです。
ダークセイヴァーの海とは違い、綺麗で、爽やかで…… 水着姿の友人も可愛いです。

今回はロランさんに泳ぎを教える事になっています。
まずしっかり準備運動、海はオブリビオンより怖いです。
とか言いつつ、綺麗な水に入れば心が軽くなるもの。
水に慣れるのが大事、なんて水をかけてふざけたりして。

ここで私の【水泳】能力の出番です。
ロランさんの手を取って水に浮かせ、バタ足など…… としている内に私も砂に足を取られてバランスを崩したり、と言う事もあるかも。
その時はきっとロランさんが助けてくれると思いますけど。



 目の前に広がる青い空と海。それはダークセイヴァーではなかなか見られないもので、【ハロ・シエラ】は馴染みのないリゾートを楽しみとしていた。
 もちろん一人で来たのではない。大切な友人である【ロラン・ヒュッテンブレナー】と共に来たのだ。耳はピクピク、尻尾はブンブン動き、その喜びの隠しきれなさをありありと見せていた。
「お、遅れて……ごめんハロちゃん……わぁ…、ハロちゃんの水着姿、かわいい…」
 少し遅れて現れたヒュッテンブレナーは、シエラの水着に見とれた。黒は女性を美しく魅せるというが、その通りだろう。黒いビキニは黒髪である彼女とよく合い、十分にその魅力を引き立てていた。しかしそれはヒュッテンブレナーにも言える。
 男とはいえまだ幼い、ゆえに出る可愛らしさを強調するかのようにゆったりとした服と水着は、少年の魅力を引き出していた。
「ロランさんも可愛いですよ」
 さらっと素直な自分の気持ちを伝えるシエラ。それに嬉しそうににこりと笑うヒュッテンブレナー。
「あ、あの、せっかくだから、海、入ろ? ぼく、初めてだから、楽しみなの!」
 そういって浅い海へと駆け出す。シエラも続く。ダークセイヴァーの海とは違い、綺麗で、爽やかで……その先の言葉が出てこない。ただ美しいこの海で遊べることを、シエラは少し感謝した。
「準備運動が先ですよロランさん」
 気持ちはわかるが先急ぐヒュッテンブレナーを窘め、しっかりと海に入る前に準備運動をする。監視員がいるとはいえ、溺れるのは怖い。下手するとオブリビオンよりも危険な場合もある。水中で足などつったら目も当てられない。ゆえにしっかりと準備運動。それが終わったなら今度こそ海へ。
「わぁ! きもちいいねハロちゃん」
「そうですね……ふふっ」
 まずは浸かり、そして心が浮いたのか、シエラは海水を救ってひゅヒュッテンブレナーにバシャリとかけた。驚くひゅヒュッテンブレナー。ハロちゃん、冷たいのと言いつつやり返す。はたから見れば子供同士の遊び。でもそれでいいのだ。普段猟兵として駆け回っていて、年相応に遊ぶことを捨てることになっても、今だけは子供に戻っていいのだ。
 ところでヒュッテンブレナー、海に来るのは初めて。泳ぐのも初めて。故に泳ぎ方を知らない。だからこそシエラが教えることになった。水中で体を浮かせて、ヒュッテンブレナーの手を取るシエラ。一二とバタ足のやり方を教えていく。
 手取り足取り教えられ、少し心の内がドキドキするヒュッテンブレナー。その気持ちが何なのかわからないが、なんにしての彼の泳ぎはだんだん上達してきていた。そんな時だった、シエラの足が砂の取られたのは。
「あっ!」
「ハロちゃん!?」
 いくら浅いとはいえ幼い体からすれば十分な深さ。溺れてしまうのではないか、そう思ったヒュッテンブレナーは必至でシエラを泳ぎ助け出す。いつのまにか泳げる事にはあとで気づくが、この時はシエラを助けることで一杯だった。
「大丈夫?」
「ええ、平気です……ありがとうございます」
 一つ例を言い、向き合う。そしていつのまにか泳げてることを伝える。其のことをヒュッテンブレナー本人も驚き、そして二人で笑った。気が付けばデジタル太陽は傾き夕方を演出していた。
 もう帰る時間だ。名残惜しいとばかりに海を見るヒュッテンブレナーにシエラは言う。
「また夏来ましょう? 二人で」
「!! うん!」
 二人の少年少女の間に、熱くもさわやかな夏の風が吹き抜けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

笹鳴・硝子
【四六九九団地】

昼寝をしていてBBQの夢を見たんです
これは、浜辺で、BBQをしなくては!

そう思い立って団地のLINEでお誘いを
「BBQしましょう。材料は持ち寄りで。ビールとオレンジジュース、えのきと浜辺のBBQっぽく帆立はあります」
えのき?無しってありえないでしょう、世界の決まりです
それに肉は皆が…誰かが持ってきてくれるって信じていました
信じていましたよ、八千代ちゃんになびきさん
肉とビールで大体幸せですけど、更なる幸福(高級アイス)の為に、平和的な戦い(ビーチバレー)に身を投じるのも良いでしょう
今のわたしはBBQパワー満点ですから強いですよ!

※服装は今年の水着全身参照。口調は平坦・表情は真顔。


花邨・八千代
【四六九九団地】
ごろごろしてたら硝子からINEがきた、これは参加せねばなるまい。
という訳で来たぜビーチ!無論水着でだ!

俺の持ち寄りは勿論肉だ!BBQにはやっぱコレがねーとなァ。
「奮発してでっかいの買ってきたぜー!ホタテも良いがやっぱ肉だろ!」
「えのき…えのきは、そうだな…多分あっていいと思う…」
否定するほどの思い入れがえのきには無いとも言う。

豪快に材料を焼いて食う!そして飲む!
「夏はビールのうまさが異常だよな…、いや冬は冬でうまいけど」
持ち寄りの食材もぜんぶうめーなァ、最高だ。

「飯食い終わったらビーチバレーしようぜ!俺持ってきたから!」
「よーし、高級カップアイスをかけて全力勝負だ!」


鎹・たから
【四六九九団地】
BBQときいてグリモアで飛んできました
牛と豚と野菜を買ってきました、なびきが
アイスキャンディーも買いました、なびきが

お肉が焼けてもたからには少し熱いので
冷ましたものを頂きますね
お肉は体にいいので沢山食べます
カルビ、カルビがいいです
高いお肉ほど健康にいいと聞きます(もりもり

なんと、えのきは世界の理だったのですね
ホタテもバターが染みていておいしいです(もきゅもきゅ
飲み物はジュースを頂きます、まだ未成年なので

ビーチボールですか?
腕がなりますね
勝った人が高級カップアイスを食べられることにしましょう
たからは強いですからね、優勝してみせます(すごい準備運動

※服は今年の水着全身


揺歌語・なびき
【四六九九団地】
BBQはいいんだけど
なんか予算明らかにオーバーさせられた気がするんだよねぇ
あ、おにぎり食べる子居る?
塩味だけのシンプル仕様だよぉ

みんなお肉もえのきも魚介類もいいけど、野菜も食べるんだよぉ(ふぇえ
調理は苦手だけど、大人らしく火の番はするよ
どんどん焼けちゃうからね
焦げない内にお皿に乗せようねぇ
…でもおれが食べる前に消えてくな、これ

ホタテには折角だしバターをちょこっと乗せたり
やっぱり熱々が一番いいよねぇ
あ、ビール…やめとこ、うん(烏龍茶ちびちび

ってあのカップアイスはおれ個人の!?
でも女の子達相手に手加減なしもちょっと
…いや多分本気でやらないと負ける(寒気

※服は今年の水着全身



 昼寝をしていて、一度はBBQの夢を見たりはしないだろうか。そしてそれを実現しようと思ったりは? 【笹鳴・硝子】はまさに今そうしようとしていた。
「BBQしましょう。材料は持ち寄りで。ビールとオレンジジュース、えのきと浜辺のBBQっぽく帆立はあります」
 早速友人たちに連絡をする。そうして集まったのは【花邨・八千代】【鎹・たから】【揺歌語・なびき】の三人だった。そしてすぐにやってきた当日。それぞれエノキ、肉、ホタテを持ち寄った。
「信じていましたよ、八千代ちゃんになびきさん」
 肉を持ってきた二人に感謝する笹鳴。仮に二人が持ってこなかったらどうするつもりだったのだろうか。だがこうして持ってこれたのだから良しとしよう。
「奮発してでっかいの買ってきたぜー!ホタテも良いがやっぱ肉だろ!」
 そういうのは花邨。用意した肉はそれ相応の量で、果たして四人で食べきれるかどうか。そして笹鳴の異様なエノキ押しにこう言うしかできなかった。
「えのき…えのきは、そうだな…多分あっていいと思う…」
「なんと、えのきは世界の理だったのですね」
 同意するように呟くのは鎹。唯一の未成年故に飲んでいるのはオレンジジュース。次々と冷ましては食べるを繰り返し、とても幸せそうである。
 それを見つめ、最年長らしく焼き係を務めているのは揺歌語だ。予算を大分オーバーしているんじゃないかとか、ビールを飲むか迷って烏龍茶を飲んでいたりと、この四人の中では苦労人のようだ。
「みんなお肉もえのきも魚介類もいいけど、野菜も食べるんだよぉ。あ、おにぎり食べる子居る?」
「あ、俺もらうぜ! にしても夏はビールのうまさが異常だよな…、いや冬は冬でうまいけど」
 そういいつつ飲み食いする花邨。さらに続く二人の食べっぷりに、揺歌語はおれが食べる前に消えてくなこれ、と思ったそうだ。
 そうして十分にBBQも堪能した四人。しかし時間はまだまだある。さて、どうしようか。そんなとき花邨が声を上げる。
「ビーチバレーしようぜ!俺持ってきたから!」
 そうしてすっとボールを取りだした。
「ビーチボールですか?腕がなりますね……そうだ、勝った人が高級カップアイスを食べられることにしましょう」
 唐突に鎹が提案する。それは良さそうだと笹鳴も花邨も同意する。
「たからは強いですからね、優勝してみせます」
「よーし、高級カップアイスをかけて全力勝負だ!」
「今のわたしはBBQパワー満点ですから強いですよ!」
「ん? あっあのカップアイスはおれ個人の!?」
 正直一人、大切なアイスを賭けられたところがあるが、それはそれ。これはこれ。そんな感じで始まるビーチボール対決。揺歌語は最初、いくら自分のアイスがかかっているとはいえ女の子達相手に手加減なしもちょっとと思っていた。
 しかしその思いはすぐに消えた。開幕笹鳴から始まったボールは、恐ろしい速度で花邨に打ち出される。それに反応し、ベクトル方向を変えるように受け、鎹へと。だが鎹も鎹で、すぐにそれに対応して揺歌語へ強烈なアタックを繰り出した。
 本気でやらないと負ける、悪寒と共に感じ取ったそれのおかげか、遅れることなく対応できる。こうして猟兵による超異次元ビーチボールが始まり、決着まで数時間かかったのであったとか。
 ちなみに勝者は揺歌語で、大人の意地を見せて自身のアイスを何とか死守したのであった。

 こうしてリゾートでの遊びはあっという間に時間が過ぎていった。争いばかりで疲れ果てた体を癒すように、ここでの一日は多くの猟兵たちの癒しとなっただろう。さあ、つかの間の休息が終わったなら、また戦場に戻ろう。未来を守れるのは猟兵しかいないのだから。
 波が打ち寄せては引いていく、夏の白い砂浜を染めるプロジェクターの夕日。偽りでも、本物と遜色ないほどに美しくて。また来よう、誰かがそう呟いた。ああ、また来よう。一日の終わりを告げる太陽が、優しく微笑んだ気がした。
【END】

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月01日


挿絵イラスト