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寛永三方ヶ原の戦い~眠る虎、起こすべからず

#サムライエンパイア #【Q】 #寛永三方ヶ原の戦い #武田二十四将

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●主を求めるものども
「御館様、御館様」
 赤塗りの鎧武者達は、群れ為し主の眠る地へ。
 天下に手を伸ばした益荒男は、その夢叶わず病に死した。だが、今彼らが求むるは天下にあらず。永劫の戦、無限の合戦、終わらぬ戦国、無間地獄。
 三段撃ちにて鏖殺を行った魔王に与し、求めるその理想を。我が主にもご覧に入れよう。
「御館様、目覚めませ。信玄公、目覚めませ」
 異形に身をやつしたもの、その体に数多の傷を追い五体の何れか、何れもを失ったもの。過去の海より這い出で、人ならざるものとなれども、主を呼ぶ声未だ止まず。
 赤塗りの鎧武者達は、群れ為し主の眠る地へ。
 ――三方ヶ原へ、軍は進む。

●再戦
「杞憂で終わればよかったのですが……現実は全く非情ですね」
 骸骨の頭で眉に相当するのであろう部分を押さえながら、オクタ・ゴート(八本足の黒山羊・f05708)はそう呟くが、それを集まった猟兵達に聞かれると「御見苦しいところを」と謝罪し、すぐに全員に資料を配布する。
「今回、家光様の先見の明、そして儀式魔術【Q】の成功により、サムライエンパイアのフォーミュラと目される織田信長が、『甲斐の虎』として名の知れた名将、武田信玄の復活を目論んでいることが判明されました」
 武田信玄。多くの逸話を残し、存命中は信長をも恐れさせた程の大名。また徳川家康とも因縁浅からぬ相手である。そんな武将がもし復活すれば……間違いなく、オブリビオンの勢力は力を増し、世界の崩壊へ本腰を上げる可能性も決して否定できないだろう。
「そこで、今回皆様には信玄復活の為に差し向けられた武田軍を倒し、そしてそれらの軍の指揮を司る『武田二十四将』と呼ばれるオブリビオンを撃破して頂きます」
 この作戦の成否が、今後のサムライエンパイアの行方を左右するのは間違いない。漂う重苦しい気配からも、猟兵達はこれが通常のものより数段困難な任務であることが伝わるだろう。
「そして、今回皆様に向かって頂くのは……三方ヶ原。かつて、徳川軍が武田軍に大敗を喫した、因縁の地に御座います」

 今回の任務では、まず三方ヶ原へと進軍する武田軍の背後を衝くような形で強襲をかける。しかし、それは過去徳川家が敗北したのとまったく同じ筋書きだ。とはいえ、現状それ以外の最善手は存在せず、手を拱けばその間に信玄は復活してしまう。
 現地の命運がかかる大きな戦い。徳川の命を受け、集められるだけの武士が戦いに際し集められた。
「しかし世は本来太平であるはずの時代――言葉は悪いですが、武士と言っても名ばかりで、家柄のみで武士となった者も少なくありません。更に相手は神格化されている徳川家康公を破った者が相手とあって、気持ちで完全に負けているのが現状。このままでは、潰走では済まないでしょう」
 まず、現地へと転送された猟兵達には、この武士たちを鼓舞し、士気を高めてもらう必要がある。猟兵の目標は指揮官級のオブリビオン、そこへ辿り着くための支援をもらう為にも、現地の戦力は不可欠だ。
「そして、それら鼓舞が終わったら、いよいよ武田軍へと強襲を仕掛けて頂きます。――相手が、どのような策を講じ皆様を阻むのか。皆様が戦うのは、二十四将の内の誰であるのか。それらを予知では見通す事は叶いませんでした。油断できぬ相手、どうか、万全の準備をお願い致します」
 そう言うと、山羊は慇懃な一礼と共にグリモアを操作する。
 行き先は戦国の世界、そして、この世界の命運を担う大一番。
 いくさが、始まる。


佐渡
●今回のシナリオに関する注意事項
 今回のシナリオは、徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)を担当するマスター様「うえむら」様の提案した『【Q】「甲斐の虎」の復活を阻止したい』の特殊フラグメントを使用したシナリオです。
 通常のシナリオと異なる難易度であったり、今後の世界の動向に直結する可能性もある任務ですので、参加の際はご注意願います。

 【Q】初参戦、佐渡と申します。
 今回上様の提案した【Q】に参加させて頂くこととなりました。まだまだ若輩では御座いますが、今回のシナリオの緊迫感や手に汗握る合戦の様子などを格好良く描写させて頂きたいと思っておりますので、何卒宜しくお願い致します。

●※おねがい※●
 迷子を避けるため、ご同行の猟兵の方がいらっしゃる場合には同行者名、あるいはチーム名等目印をお忘れないようにして頂けると幸いです。
 またマスタープロフィールに御座います【シナリオ傾向】については是非一度目を通して頂くよう強くお願いいたします。
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第1章 冒険 『三方ヶ原の徳川軍』

POW   :    陣頭に立って力を見せつける事で、徳川軍の戦意を高揚させます

SPD   :    兵士一人一人への細やかな配慮や事前準備によって、士気を上昇させます

WIZ   :    演説や説得によって、徳川軍のやる気を引き出します

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●三河魂、奮い立て
 サムライエンパイアへと辿り着いた猟兵達を待っていたのは、集められた徳川の兵およそ六千余り。しかし、まともに戦えそうな風格を持つ者は本当に数えるばかりであり、残りは鎧甲冑の重さに負ける者や、槍を握る手が震える者、死んだ魚のような目でその時を待つ者など、到底戦いの前とは思えない。

 過去語られた逸話は、家康公への崇敬を確固たるものとしたが、今はそんな家康公を破ったという敵方の信玄への恐怖は更に膨れ上がっている。その上、徳川の武士の中にはこれが初陣である者も決して少なくない。
 だが、彼等とて腐っても三河のもののふ。猟兵達の言葉や行動によって、そのうちに眠る闘志が揺り起こされることを信じる価値はある。
 いくさは、戦う前から既に始まっているのだ。
御剣・刀也
POW行動

やれやれ、ちょっと発破をかけるとしますか

先陣で仁王立ちになると声を張り上げる
「お前らぁぁぁ!!逃げたいかぁぁぁ!!逃げたい奴は逃げろ!!俺は止めん!!だが、お前たちの後ろにはお前たちの家族、愛する妻、女、その他戦えない大勢の民がいる。お前たちはそいつらを守る力を持ってる!!俺もそうだ!!俺一人の力で必ず勝たせるなんて大きなことは言えない!!だが、お前たちの力も貸してくれれば、必ず俺たちが敵将の首を取ってやる!!俺もお前たちも、この大空に生まれた星の一つ!生きがいある戦場を与えられ、生きがいある命を使う場所を与えられた!そう思って、この合戦を楽しもうぜ!」


パウル・ブラフマン
【SPD】
ども!えいりあんつあーずでっす☆
今日は勇気あるもののふの皆に
元気の源をお届けに来たよ♪

持ち前の【コミュ力】と触手を駆使して
イイカンジのおにぎりを配給していくね。
手伝ってくれる人が居たらありがたくお願いしちゃうかも!

おにぎりを共に配る作業の途中
もしくは一人一人に『好きな具』のおにぎりを手渡す時
朗らかに【優しさ】をもって
戦場に居る皆の不安を取り除いていきたい。

弱音を否定せず『わかる』と共感。
前向きな兆しが見えたら肯定を。
『かっこいいや!』『一緒に帰ろうね!』
『オレもGlanzと頑張るよ!』と【鼓舞】に繋げたい。
重たい鎧なら
今の自分に着られるように工夫したらいいんだ。

※絡み&アドリブ大歓迎


遠呂智・景明
アドリブ・連携歓迎

さて、どうにも味方は戦の空気じゃねぇようだな。
まあ、甲斐の虎と徳川の因縁を思えば理解はできるが。
やれるだけやってみよう。

陣頭の物見の上で●殺気を込めて虎の木像でもぶった斬る。
出来るだけ注目を集めるように。
注目を集めりゃゆっくりと動きを止めて、ビビってる兵達に声をかける。

かの東照大権現は、虎に噛まれどしぶとく生きのび、この太平の世を作り上げたぞ。
それは何より、お前ら三河武士の気概と力あってこそ。
甲斐の虎無き武田など、恐るるに足らず。
さあ、立てよ益荒男共。
ここでヤツらを討ち倒し、三河武士の魂は消えてはいないことを証明する機会だぞ。

この大蛇切がテメェらにはついてる。
負けはねぇよ。



●三雄来たりていくさが始まる
 気持ちで負けている徳川の兵たち。それに発破をかけるべく二人の猟兵が立ちあがった。
「お前らぁぁぁッ!!」
 陣中の隅まで轟く、地響きが如き叫び。腹の底から人の背筋をびりびりと震わす声の主は、一人の偉丈夫。しかしその居住まいはまさしく剣豪というに相応しくも、同時に獣か鬼の如き荒々しさをも持つ。御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は、怯え半分驚き半分で彼へ視線を向ける兵たちに、檄を飛ばす。
「最初に言う。……逃げたい奴は逃げろ!! 俺は止めん!!」
 開口一番の言葉に、兵たちは呆気にとられた。怒声にも聞き紛う大声。果たして我らにどのような事を言うのかと思いきや、である。しかし、ふうと息を吸うと刀也はその眼にぎらりとした光を宿して、兵たちを端から端までゆっくりと見渡した。
「だが、お前たちの後ろにはお前たちの家族、愛する妻、女、その他戦えない大勢の民がいる。お前たちが戦わないということは、そういうことだ」
 及び腰の兵達の多くがどきりとする。確かに戦う事は恐ろしい、しかし逃げた先に何があるか、誰がいるのか。それを、言葉で突きつけられた。
 俯き、自らの震える拳を見る者。自身を送り出した領民や家の者の顔を思い浮かべる者。己の戦う意味を問う中で、突如一筋の剣閃が瞬いた。
 仁王立ちで兵達へ言葉を投げる刀也の背後、巨大な虎の木像を切り裂く一人の男が居た。刀也よりもなお若く、戦場にあって紋付き袴。しかし妖しくも強い風格を宿し二刀を手にして身の丈を超すそれを切り裂いて見せたのは、遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)。切り裂いた虎に背を向け、刀也の隣に立つと静かに告げる。
「かの東照大権現は、虎に噛まれどしぶとく生きのび、この太平の世を作り上げたぞ。それは何より、お前ら三河武士の気概と力あってこそだ」
 言葉に、雰囲気に呑まれていく。今までは想いもしなかった、考えもしなかったその力を、兵たちは感じるだろう、自らの中に流れるその血の力、太平の世を築いたかの人物とと共に戦い抜いた、三河の意地を。
「甲斐の虎無き武田など、恐るるに足らず! ここでヤツらを討ち倒し、三河武士の魂は消えてはいないことを証明する機会だ!」
「俺もお前たちも、この大空に生まれた星の一つ! 臨むべき戦場を、生きがいある命で、全霊で楽しもうぜ!」
 誇りを呼び覚ます景明。闘争心へ油を注ぐ刀也。二人のアプローチはそれぞれ力と見せ付けるような方法。だが同時に、人の心へと闘志を言葉によって伝播させる方法でもある。
 既に効果は出始めていた。彼らの目からは恐怖が薄れ、代わりに滾るのはこの地を守る確かな覚悟。連綿と受け継がれ、先祖が途方もない血を流して得たこの場所を、そしてそれ以上の血を流し治めた天下を、決して揺るがせはしないという、不退転の意志。
「お前たちの力を貸してくれ! そうすれば、必ず俺たちが敵将の首を取ってやる!!」
「この大蛇切がついてる。このいくさ、負けはねぇ!」
 応! 応! 応!
 彼らの声を受け、兵士たちは刀を、槍を掲げ応える。既に、多くの兵は彼らの言葉に、心の内の魂を燃やし始めていた。

 ……そして、時は進み出陣が迫る。そんな中で、一人の猟兵が兵たちに差し入れを配って回っていた。
「ども! えいりあんつあーずでっす☆」
 横文字に首を傾げられながらも、めげず童のように底の無い笑顔で人々へ握り飯を配って回る男。茶がかった髪を短く切り、渦を巻くような剃り込みを入れた青年、パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)は、次々に握り飯を配って回るが……その中で、気になった者へは屈託なく話しかけていく。
「お兄さん、どしたの? だいじょぶかい?」
 いざ覚悟を決めたとはいえ、熱とは冷めていくもの。否応なく出てきてしまう震えを抑えようと必死になる者へは、「大丈夫だ」と声を掛ける。いざとなったら逃げればいい、死ぬよりいいんだ、と。
 逆に気持ちを逸らせ死さえ覚悟する危うい者には「かっこいいね!」と肯定の言葉を掛けつつも、「一緒に生きて帰ろうね」と念を押す。彼らが死ねば哀しむ者が居る。オブリビオンとは違い、命は一つなのだから、と。
 背を押す者がいた。ならば逆に手を引くものがいてもよかろう。心に纏うた鎧が重いならば、見合う着方になればいい。
「……さぁて、いよいよだねえ。皆、油断しないで頑張ろう!」
 背にしたバイクを撫でながら、彼は最後にそう兵たちにそう告げる。

 猟兵達の言葉が、そして想いが、確かに兵を武士へと変えた。
 そしてついに、戦いが。いくさが、幕を上げようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『荒ぶるカマシシ』

POW   :    アオの寒立ち
全身を【覆う和毛を硬質の毛皮】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    神鳴り
自身に【紫電】をまとい、高速移動と【電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    影より出づる藤波
【自身の影】から【召喚した藤の花】を放ち、【絡みつく蔓】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:笠見諒

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●鹿笛
 徳川の兵は、猟兵達を守るように陣を組み、三方ヶ原のある点へと進軍を続ける武田の背後を衝くべく進軍を開始した。
 騎馬隊のどうどうという蹄の音が鳴り響く。その進軍は、途中までは順調だった。
 予定であればもうすぐに、武田の軍へと追いつく――その時である。
 地を蹴る蹄の音に交じって、何かが聞こえた。それに首を傾げる兵もいる。しかし、僅かな音だ。鳥の鳴き声か、空耳か何かだと思うのも無理は無い。

 そして、それが数度目。何度か聞こえたあたりで、兵の一人が叫んだ。
「皆、止まれ! これは、『鹿笛』だ!」
 そう叫んだのと、隊列の最前近くで雷鳴が響いたのは同時だった。ぎゃあと叫ぶ声に飛び出す猟兵達が目にしたのは、目を血走らせ、紫電を纏う『鹿(しし)』の群れ。
 ……三方ヶ原の山中、その中にある鹿の霊。それを呼び出しオブリビオンとして顕現させたのだろう。ここで足止めを食えば、武田の軍勢に追いつくのは難しくなるだろう、急がなくてはならない。
 猟兵達は武器を構え、荒ぶるカマシシへと挑む!
遠呂智・景明
アドリブ・連携歓迎

さあ、テメェらの雷と俺の炎どっちが上か比べようじゃねぇか。

風林火陰山雷 火の如くを使用。
まさか武田相手に、俺のこれを使うことになるとは思わなかったぜ。
UC発動と同時に●早業で刀を抜きつつ、手近な奴からぶった斬る。
敵の攻撃は高速移動と●見切りを用いつつ回避だ。●回避しつつ、相手の守りを抜く●防御無視攻撃、敵の攻撃に合わせた●カウンター。かわしきれないのは●武器受けしつつ、斬り返す。

戦での立ち回りは、刀だった時代からずっと繰り返し続けてきたんだ。
オブリビオンごときに負けるかよ。
さあ、邪魔だ道を開けろ!
大蛇切が通るぞ!!


パウル・ブラフマン
【SPD】
へぇ、あのカマシシさん達も脚が速いんだぁ?
ならオレらも負けてられないよね♪
UC発動、行こうGlanz!

愛機Glanzに【騎乗】して
【地形の利用】を念頭に
日頃鍛えまくってる【運転】テクを披露しちゃうぞ☆

まずはKrakeを展開して【誘導弾】を射出。
コッチに注意を引きつけるね。
ハンドル捌きで電撃を【見切り】つつ
Krakeによる手前の個体からの射撃で対抗。
敵軍内に【スライディング】で飛び込んだら
そのまま【なぎ払い】で蹴散らしたいな。

徳川兵が巻き込まれそうになったら
Glanzの車体ごと盾代わりにして【かばう】ようにしたい。
大丈夫!オレとこの相棒と…猟兵さん達は皆強いから♪

※絡み&アドリブ大歓迎


レナ・ヴァレンタイン
――兵を退け。可能な限り早くだ
あと耳を守れ、まともに聞くとバカになるぞ

ユーベルコード起動、【軍隊個人】発動承認
リボルバー、マスケット、ガトリング、アームドフォートを複製配備
敵に対して全火力投射による制圧を行う
ガトリングはひたすら弾幕を張って少しでも動きを鈍らせろ
マスケットは高速移動を始めた敵の足を撃ち抜いてそのまま転倒させろ
リボルバーはある程度近づいてきた敵の目や耳を潰すことに専念させる
アームドフォートはうかつに寄ってきた敵の胴体を丸ごと吹き飛ばしてやれ

兵士諸君、動きが止まった敵を槍で貫け。弾丸での援護なら任せるがいい
さて、ずいぶん動きが早いようだが、弾丸より速く動けるというならやってみろ!


ナザール・ウフラムル
森の中で雷はキツいんだよなー、下手に避けると木が燃えて山火事まで発展するし。気ぃつけよ。

敵の目を誤魔化すために、風を操ることで空気を圧縮して屈折率を変えて【迷彩】を施す。
その後に騎馬隊の後ろの方から集団を離れて、木の陰に身を隠しながら接近。
多分ある程度近づいたところで気づかれるんだろうが、防御を固められるたとしても俺が狙う場所は変わらねぇ。
「目」。相手を見る以上防御のしようがない場所だ。そこを「ザイーツ」で狙う。目を潰されりゃ痛みもあるだろう。嘶いて口を開けたところにUCで「触れるものを切り裂く冴え冴えとした風」を纏った貫手を突っ込む!


御剣・刀也
邪魔すんな
勝たせてやるって言ったからには必ず勝たせる
その邪魔をするなら神だろうが仏だろうが斬って捨てる!

寒立ちで防御携帯になったら此方も呼吸を整え、第六感を研ぎ澄まして次の行動に備えて準備をする
神鳴りで高速移動と電撃の放射が出来るようになったら、日本刀をぶん投げて雷を避雷針代わりにして惹きつけ、その隙に近づいてグラップルで鹿の首か角を圧し折る
影から藤の花を召喚して動きを阻止しようとしてきたら障害物を利用して上空に逃げるなどして距離を詰め、背中に乗れたらそのままグラップルで首を圧し折る
「たかが鹿風情で俺らを止められると思ったんなら舐められたもんだ。猟犬の前に鹿を出したお前らの主を恨むんだな!」



●鹿狩り
 狼狽する兵士たちの前に立ち塞がる人物がいる。迫り来るは話し合いの通じない獣、その数は百をゆうに超えるだろう。しかしその人物は一切動揺せず、落ち着き払った様子で兵士たちに声を掛けた。
「できるだけ速く馬を下げたまえ」
 不遜な態度といえるだろう。しかしその背が放つ風格に兵たちはただ従う。それを振り返る事もせず、南蛮の男装に身を纏い、中折れ帽のつばを指先で押し上げながら、指を鳴らした。
『さあ、戦争を始めよう』
 同時に一斉に並ぶ射手無き銃の群れ。これより挑む武田という相手に、その横隊の銃は何とも皮肉。しかし彼女……いや、「彼」とってそんなことは全く意味を為さない。
 振り下ろされる掌に合わせ、その砲口は一斉に鉛の嵐を巻き起こす。回転する機関銃が弾幕を張り、群れを音とその弾幕で動きを鈍らせれば、続けざまに螺旋を描かぬ弾丸が無慈悲に足首を狙う。正確な歩兵銃のその狙撃によって生み出される数多の走る事の出来ない鹿の頭、それを、無骨なリボルバーが撃ち抜いていった。
 乱れの無いその銃撃と対処。それを指揮する奏者こそ、レナ・ヴァレンタイン(ブラッドワンダラー・f00996)。「彼」はそうして鹿たちの侵攻を押しとどめながら、ふと馬を下がらせた武士たちを振り返り告げる。
「何をしている。兵士諸君、動きが止まった敵を槍で貫いてくれ」
 そう言うが、彼らにとって猟兵は正に格上。自分たちが手出しし何か不都合が起きるのではないかと言う。それに呆れ交じりの溜息を吐くその背中に襲い掛かる鹿。しかし不用意な接近に返されるのは二発の砲。アームドフォートと呼ばれる巨大な装備式の大砲によって肉体の八割を焦がし地面に転がるカマシシをよそに、レナは言葉を続ける。
「銃はいずれ弾が尽きる。そうなればここは持たなくなる、それまで数は減らすが、少しでも弾を温存しておきたいのだがね?」
 その半ば脅しの様な言葉に跳び上がった武士たちは、一瞬の迷いの後に前列へと加わる。その様子を見ながらレナはほくそえんだ。
 これから始まる本当のいくさ、命を奪うということへの実感を植え付けるというのは、新兵が兵士になる第一歩だからだ。これはいわば、「彼」なりの新人教育とでもいうべきだった。
 同時に、彼女は自分の語った言葉が偽りであることも知っている。猟兵は、自分一人ではなく、そしてその猟兵達もまた、信用に足る実力を持っているのだから。

 場所は移って、カマシシの群れの後方。群れの最後尾に当たるこちらでは、前方の鹿たちが動きを止められ勧めない事にいら立ちを覚えるものが少なくなかった。血走った目で先頭を睨みながら、落ち着かなさげに頭を振るい、その度に角より紫電が爆ぜる。
 だが、そんな彼らの上空に突如何かが現れた。鬼火とも、花火ともよべる色鮮やかな炎の光球。はたと、それに目を上げた鹿たち。
 ――まさかそれが最後で最期の光だとは、よもや思うまい。
 光球に気を取られた数匹の鹿の視界が突如暗黒に包まれる。そして、走る目への激痛。傷ましい嘶きを上げるその横っ腹を何か硬質なモノが殴打し、そのまま吹き飛ばされる。地面に再び戻る頃には、その体は歪に捻じれ、口からは赤交じりの泡を吐く。
 なにかが、なにかがいる。獣の本能がその敵意と殺意を感じ振り返る。そこにいたのは、雰囲気の異なる二人。
「うんうん、うまくいったね! ナイッスー♪」
「いやいや、援護のお陰っすよ。ありがとうございますっす」
 一人は、宛ら呪い師といった出で立ち。ローブに指輪、それに槌を手にしながら、右の指に嵌められた指輪から起きる風は爪の形を模すように渦を作る。
 もう一人は、現代風の装いに眼帯、現代風の衣装に鋼の肌と車輪の二足をもつ愛馬に跨り、その腰からは奇異な砲をもつ触手が覗く。
 パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)とナザール・ウフラムル(草原を渡る風・f20047)。二人は、互いに視線を合わせると同時に、一切の迷いなく鹿の群れへと突っ込む。
「いくぜ鹿野郎、【Glanz】とスピード対決といこうじゃねえか!」
 彼がバイクに跨る機会は二つある。一つはお客に最高の旅を届ける時。そしてもう一つは、轢き潰すべき敵を目の前にした時。前者の場合、彼は気のいいドライバーとなり、後者の場合、彼は獰猛なる戦士となる。
 同胞を殺された怒りに任せ、カマシシ達は一斉に神鳴りを以て彼を穿たんとする。だが洗練された技術と乗り慣れた愛機、この二つを持つパウルには掠る事はなく、僅かに白銀のボディを撫でる雷撃も、焦げ跡を残す事さえできない。
 野生動物というのは、頑丈だ。人工の乗り物と衝突し、逆に乗物を廃車にすることさえある。だが、彼の生み出す速度という運動エネルギーに加え、命中のコンマ数秒前に怒る僅かな変形によって、衝突した鹿の腹は水風船のように弾け、回転するタイヤに巻き込まれた脚は桜肉のミンチに加工される。
 更に、触腕に装着された小型の砲が掃射されれば、眉間に首、背中に胴と、辺り構わず穴が空く。返り血を浴びながら、その表情は獰猛に歪んでいた。
 さて一方途中までにこやかだったパウルの変容にやや怯みながらも、ナザールは自身のやるべき行為を忘れる事はない。派手に吶喊するパウルに釘付けになる鹿の背後から、音もなく近づき背に跨る。何かが背中にいると察し暴れ出すカマシシは、自分が感電することもいとわず雷撃を流すが、纏う霊長の羽を編んだ外套には傷一つつける事はない。その間に、彼の右の手に嵌った指輪が作る風の鈎爪が、その赫々とした瞳を容赦なく抉り取る。
 たまらず嘶くその喉奥に差し込まれる貫手。喉の中で竜巻が起こったとしたら、どうなるだろう? 平時では到底起こりえないそれは、しかし風を操る彼に手にかかれば、文字通り現実のものとなる。ばん、と内側から骨と筋肉がはじけ飛ぶ音がした時、既に姿は掻き消えている。風を圧縮しその姿を隠しながら、彼は隙を狙い続ける。
 鹿たちもその脅威に薄々感づきながらも、捉える事は叶わない。理由は簡単だ。彼は、敵を倒す事だけではなくもっと重要な点に意識を巡らせていた。
(下手に避けると木が燃えて山火事まで発展するし、気ぃつけないとな)
 山火事が起こればこの戦いにも、その後にも影響が出る。大局を見つつ、敵の攻撃の一切を把握するナザールに、獣の知恵無き牙が通る筈もない。
 二人はそうして後方からの攻撃を続けるが、この鹿狩りのプランは決して背後からの強襲ではない。もしそうなら、全ての猟兵がこちらに集結しているはずだ。
 挟撃。それこそ、猟兵の出した答え。
 前線の方角から起こる二つの力の爆発。それを目撃し、二人は顔を見合わせ、笑う。作戦は成り、既に決着は目前である、と。

 少し時間をさかのぼり、前線。銃撃によって勢いを削がれたそこへと切り込む、二人の剣士が居た。全く異なる剣技によって、カマシシのそっ首を狩り散らす。
「邪魔だ!」
 剛にして堅。力強い一撃を繰り出し、鹿の身体を「縦」に両断せしめるは御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)。戦場にて修羅たる彼に、獣の相手など朝飯前。動きを止め、毛皮を硬化させるカマシシ。しかしそれさえも彼にとっては無駄な足掻きに過ぎない。あろうことか刀を近場の鹿の頭へと投げ付ければ、動かぬ鹿の鼻を蹴り上げ、空いた口に腕を突っ込み舌を引き抜けば、たまらず緩んだその皮を腕で締め上げ首を圧し折る。
 それを獅子と評するか。悪鬼と評するか。否、否、否。獣の獰猛さと、合理の解を合わせ、命を奪う躊躇いを捨てる。然してその剣は、その残酷は、未来を脅かす邪にのみ振るわれる。それこそまさに、人の強さの在り方。修羅たる所以。他の鹿に突き刺さった刀を抜き、血を払って吠えた。
「猟犬の前に現れた事を恨め!」
 そして一方、もう一人の剣士の技は、火の如く苛烈でありながら、しかし疾い。焔を纏うた刀身は赤熱し、触れた毛皮を焼き、そして断ずる。雷を以て少しでもそれを鈍らせようと試みる鹿ではあるが、放つ寸前で、既にその首は焦げた臭いと共に胴体と泣き別れている。
 信玄の説いた兵法になぞられたその剣技を、まさか武田を相手に使うとは。戦の前にはそう思った、だが、今そんな事は関係ない。戦国の世より積み重ねた場数は、武田相手でも引けを取ることはないのだ。
「さあ、テメェらの雷と俺の炎どっちが上か比べようじゃねぇか」
 言葉など通じるはずもない。それをわかりながらも、己の武具であり己そのものでもある刀は激しく燃え上がる。勝利への血路と、その先に切り開かれるべき未来の為に。遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)は、この戦場を照らす明星となる。
『天武古砕流、無刀奥義――!』
『燃え盛る炎の如き一撃、見せてやる』
 一対の剣。かたや無刀、かたや刀の霊。だがその姿は、その技は、そしてその魂は、武士であり、侍であり、そして同時に世界を守護するつわものの姿。
『【無刀流・刃断】ッ!』
『【風林火陰山雷――火の如く】』
 二つの力が交差する。荒ぶる鹿の残滓は、片端から吹き飛ばされていく。その光景を見ていた兵士たちは、その目に焼き付けた事だろう。
 未来を背負い戦う猟兵達の覚悟と、その彼らと轡を並べる、その意味と重さを。

 障害は討たれた。ついに、武田への道が拓かれる――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『戦国武将』

POW   :    合戦具足
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【自分の城の一部もしくは武者鎧】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD   :    乱世斬
【日本刀による衝撃波を伴う斬撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    戦国兵団
【自分に従う兵士達】の霊を召喚する。これは【火縄銃】や【弓矢】で攻撃する能力を持つ。

イラスト:酉作

👑7
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●武田二十四将【原昌胤】
 鹿の妨害を受けながら、それを突破し軍をすすめた猟兵達。そしてついに、武田の軍勢の目印たる赤鎧を発見する。
 ついに見つけた、覚悟。そう言い突進しようとする先方のもののふたち。しかし、彼らは次の瞬間横合いより現れた騎馬兵によってたちどころにその首を撥ねられた。
「……ふむ、猟兵の一人は討てたかと思うたが」
 赤塗りの鎧武者は、そう言いながら切り裂いた亡骸を踏み潰し、徳川の兵のその最中――猟兵達へとその切っ先を向けた。
「武田二十四将が一人、原隼人佑昌胤――参る」
 その名は同じく二十四将が一人の鬼美濃と似るが、しかしその武働きは後世に殆ど残っていない。しかし、冷静にして沈着なるその雰囲気は、恐ろしき脅威をひしひしと感じさせる。

 ……決戦が、始まろうとしていた。

●説明・【原昌胤】
 武田二十四将【原昌胤】は、『地形を読む事』に長けています。
 戦場での武勇の少ない彼ですが、オブリビオンとなった今その能力は更に磨きがかかっているようです。鹿をけしかけたり、開幕の不意打ちもまた、地形を読むことで行った行動です。このオブリビオンは、猟兵に対し「地の利」を得て攻撃しようとしてくるでしょう。
ステラ・クロセ
げん!しょう……??えっと……(漢字が読めていない)
(従姉より渡されていたメモを読む)
職業は…?う…馬奉行!つまり獣医さんだね!
だからといってアタシは油断しない、行くよ!

皆の攻めるきっかけを作る為に先行して攻めます。
【勇気】をもって突撃し、兵士が飛び道具を撃とうとするなら【スライディング】で砂煙をあげて視界を遮ってから
UC『紅蓮の灼翼』で飛び上がり、さらに突撃。

地形を利用するんだったら、飛んじゃえ!
炎の【属性攻撃】で敵の兵士を【なぎ払い】にいきます。

※アドリブや他の方との連携等は、お任せします。


ジード・フラミア
ジード「駆けつけたは良いけど……人が多いのと、オブリビオンが地の利を使って罠を仕掛けてるから近づけないね……」
メリア『ナラ、空デス!地形を無視して進みマショウ!』
ジード「……わかった。メリアその身体借りるよ!」

そう言うと、木々や朽ちた武器がメリアの身体に纒わり付く。背中には大きく回転する刃、手足の先にはジードが乗れる様な椅子と、下からの弓矢の攻撃から護るように木や鉄の板が張り付く。そしてサムライエンパイアに似合わない機械が出来上がっていく…



という訳で変化する人形を使用
メリアのボディを中心にヘリコプターの様な機械を作ります。空を飛び、スクラップや人形を落として攻撃します。
アドリブ・共闘歓迎です。


アリス・フェアリィハート
アドリブや連携も歓迎です

武田信玄さん…
その方が復活してしまえば
この世界が…

この世界を護る為にも
そんな事はさせません…!

【第六感】や
【動物使い】で
『リリーヘイア』等
バディペットに周囲を偵察
して貰い
【動物と話す】で
【情報収集】等し
敵将【原昌胤】さんの
地形等利用した不意打ち等
を警戒

敵将さんの攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】や
【空中戦】での飛翔等で
防御や回避

【早業】で攻撃に転じ
自身の剣
『ヴォーパルソード』で
【破魔】の【属性攻撃】
【なぎ払い】
等の剣戟や
剣の【衝撃波】【誘導弾】等
遠距離攻撃を
【二回攻撃】での
時間差攻撃とも組合わせ
攻撃
戦国兵団は
UCで対処
(味方や動物さん達を巻き込まない様に)


御剣・刀也
原昌胤、相手にとって不足なし!
天武古砕流後継者御剣刀也!推して参る!!

合戦具足で巨大化したら足首などを攻撃して倒れてきたら頭を狙って捨て身の一撃で斬り捨てる
乱世斬は第六感、見切り、残像を駆使して避けて近づいて、捨て身の一撃で斬り捨てる
火縄銃や弓矢を持った霊を召喚されたら火縄銃は残しておくと面倒なので先に片づける
相手は地の利を生かそうとしてくるので、障害物の少ない平地は隠れる所がないので巨大化か乱世斬がメインと思われる。なのでなるべく近づいて距離を取られないようにし、巨体と武器の間合いを生かせないようにして戦う
「戦場では俺は死人、死人は死を恐れない!さぁ、最後の大舞台を一緒に楽しもうぜ!!」


遠呂智・景明
アドリブ・連携歓迎

武田24将が相手とは、はっ、血が滾るじゃねぇか。
大蛇切景明だ、この戦の間くらい覚えておけよ。

さて、地形崩されて踏み込めなくされるとちとキツイが。
初めから引く選択肢はねぇ。
どっちにしたって長くはやれねぇんだ。
●早業で接近。足場を崩される前に一気に攻め込む。
敵の一撃は●見切りつつ距離をとり、衝撃は●武器受けで受け流す。
多少の痛みは●激痛耐性で耐えきる。

その勢いを殺さねぇまま●カウンターだ。
UC 風林火陰山雷 風の如く!
敵の装甲の弱い部分を●鎧無視攻撃でぶち抜く。
あんたらの前で使うのは烏滸がましいかもしれねぇが。
とくと味わえや!


グルクトゥラ・ウォータンク
【アドリブ共闘歓迎】
先の手を見るに、なかなかヤれるようじゃなブシドートウリョウ。地の利に敏いようじゃが、生憎お互い条理から外れた存在よ。常道ならざる力で以て、お主の盤、引っ繰り返させてもらおうか!

ユーベルコード発動、祖神顕現!人を遥かに超えた身の丈を持つ我が祖神、人相手の戦術に意味はなく!その膂力と体躯で以て地勢すら跨ぎ越す!
纏った炎の【属性攻撃】、体躯から繰り出される【範囲攻撃】、ガジェットボールズや自動砲台にしたガトリングガンからの【援護射撃】を使い、真っ向勝負じゃ!
武田の何某復活、阻止させてもらおう!


パウル・ブラフマン
【WIZ】
(踏みつけられた亡骸を見て瞳孔を開き)
別にアンタに恨みとかなかったんだけどさ。
…気が変わったわ。

そっちが地形の利を使うなら
コッチは近代兵器を鬼利用するまでだね。

【誘導弾】で弾幕を作った隙にHerz握り締めUC発動!
Glanzを【操縦】し戦場を駆け巡りながら
【歌唱】するのは、配給時に徳川軍の皆に教わった
それぞれの『故郷にまつわる唄』。
それを繋いで、即興の応援歌を紡ぎたい。
軍歌なき時代に奏でるなら、護るべきモノを想起させる歌がいい。

ピンチな徳川兵を可能な限り
Glanzの車体を盾に【かばう】ようにしつつ
【鼓舞】する際は
配給時に聴いた名前で呼びかけるようにするね!

※絡み&アドリブ&同乗歓迎!


アネット・レインフォール
▼心情
ふむ…少し出遅れたが、本戦には間に合ったみたいだな。

普段なら攻撃手に回る所だが、今回は思いついた技を試したいからな。
実戦で使いものになるか…確かめさせて貰おう。

▼POW
只の勘だが雰囲気から察するに、敵は真面目で勤勉なタイプだろう。
勝ち星のためには搦め手も使うが決して自意識過剰ではない。

ならば――その手段ごと封殺させてもらう。

同じ戦場にいる他の猟兵達に対し【全テ守ルト誓ウ】で
攻撃は勿論、他の横槍(投擲や落石等の不意打ち)から防ぐ役割を担おう。
防御・回避に専念することで戦況を左右する手綱を握りたい処だ。
…遅れた詫び、という訳でもないけどな。

事後は技の練度確認でも。

▼他
連携、アドリブ歓迎



●地の利を得るか、破るか
 不意打ちによって猟兵達の前に姿を現した、武田二十四将が一人、原昌胤。先手こそ奪われたものの、すぐに飛び出し攻撃を加えんとする猟兵達。
 しかし、猟兵達が攻撃を仕掛けてくるべく踏み込んでくると同時に、昌胤は近くの森の中へとその身を隠す。その消極的な姿勢に呆気にとられる猟兵達だが、その意図はすぐにわかった。
 ……森の中から次々に放たれる矢や火縄銃の弾。しかもそれらは一様に、猟兵ではなくその背後に居た徳川の兵をめがけて飛んでくる。視認しづらく反撃の難しい森の中からの一方的な攻撃。更に目標を徳川の兵に向ける事で、行動を制限しようとしたのだ。
 森の中では空を飛んでも意味がない、踏み込んでいけば味方がやられる。世で語られる武士道とは相反する卑怯な戦法。しかし合理的な事には違いない――最もその悪辣が、猟兵達にとって最善ではなかったのだが。

「やはり、そうきたな」
 森から飛んでくる無数の攻撃。徳川の兵たちに降りかかる全ての攻撃は、どこからともなく現れた盾によって全て防がれた。
 黒い装いに、徒手のまま。いや、彼の携えた無数の武具は全て、味方を守る盾へと形を変えていた。アネット・レインフォール(剣の教導者・f01254)は続けて放たれる二度目の攻撃にも、的確な防御を行う。
 こうして味方を守るという役割に回ったのは、前線へ立つのが遅れた故の償いでもある。しかし同時に、彼が相手の用いる戦略を分析した結果でもあった。
 勝つべくあらゆる手段を用い、驕らない。卑怯でも、相手の弱点を容赦なくついてくる類の人物だろうと。そこまで読めたならば、それを封殺するのみ。
 後ろを守る防塁となり、味方が攻めに回る後押しをする。いくさの中ではそうして役割を分ける事もまた重要な戦略だと、勤勉な彼は知っていたから。
 ……そして、味方を守ろうとするのは一人ではない。
 火縄銃の銃撃にその身を晒し、味方を庇うは鋼の荒馬。それに跨るパウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)。その眼は零れ落ちる程に開かれ、森の奥へと睨みを利かす。戦いの覚悟を決め、そして意を決した人々。その亡骸を平然と踏みつけたあの敵へ、彼はどうしようもない激情の迸りを覚えたのだ。そんな中で、彼はふぅと大きく息を吐くとその場で歌を紡ぎ出した。
 サムライエンパイアでの歌といえば、能や和歌が一般的。だが、彼のそれはリズムのある一編の詩だ。――出陣の前に聞いた彼らの想い出や故郷を読んだ和歌、耳に残る子守歌や根付く手遊び、祭囃子に至るまで。それらを繋ぎ、彼らの背を推すための想いを、歌として広げていく。
 それを聞いた徳川の兵たちは、次々に叫ぶ。それは、鬨の声となり、自らの武器を構え、森の中の姿なき敵に対し陣形を組み、次々に矢を放って応戦を始めた。
 当然、同じ攻撃の打ち合いならばより防御の堅牢な方が勝つ。アネットの盾とパウルの鼓舞と援護が、徳川の兵たちの攻撃の更に後押しとなっていた。
 ――兵での戦いでは、徳川と猟兵達に分がある。そうなれば、もう将が出てくるほかはない。草木に隠れていた昌胤は、虚を突き徳川の兵たちを強襲せんと再びその姿を現す。しかし……同じ手を二度食う程、猟兵も甘くはない。
 ……同時に瞬く二つの刀。それが昌胤の鎧に交差の傷を残す。かっと兜の奥より光る眼が、自身に一太刀を浴びせた者を見た。
 一人は、白の羽織と赤い瞳を持つ男。その気配は人のようでいながら僅かに淡く、しかし堂々たる風格を持つ。もう一人は、爛々とした闘気と殺気を漲らせ、隙の無い構えを見せながら口角を吊り上げ笑う鬼のような男。
「天武古砕流後継者、御剣刀也! 推して参る!!」
「大蛇切景明だ、この戦の間くらい覚えておけよ」
 名乗り、再び刀を構える両者。御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)と遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)は、言葉を交わす事もなく同時に踏み込んだ。
 先手を取ったのは景明。瞬き一つ終わる間に敵の懐へと潜り込み、すかさず放たれる低い姿勢からの居合、突風の如き速さと苛烈な威力は、昌胤がかろうじていなせばその背後に並ぶ森の木々をも蒲鉾のように易々と断ち切る。
 続けて景明を飛び越え裂帛の気合と共に縦一文字の一刀を振り下ろす刀也。触れれば断つその乾坤一擲の技を地面を転がり避ける昌胤だが、無論攻勢がそれで終わる筈もない。
 速さで翻弄する景明、力強さで追い詰める刀也。これまでの戦いを乗り越え技の冴えは磨かれこそすれ、霞む様子など微塵もない。反撃に振るわれる太刀の攻撃も、残像を切るばかりであったり、あるいは受け流され反撃の糸口を与えたりするばかり。自らの定めを切り開くべく、強さを得た男。戦場に在って死を恐れず、強者を求める男。異なる信念を持ち、刀を手にしたつわもの。
 ついに、二人の刃がその肉体を捉えた。刀也が兜を割り、景明は鎧の隙間から剣を突き立てる。しかし……同時に、ぞくりとする寒気に思わず飛び退いた。
「――おお、御館様。暫しお待ちを」
 深い手傷を負ったはずの昌胤、しかしうわ言の様に何かを呟くと、その体に切り落とされた鎧の破片や切り裂かれた木々などを自らに纏わせ巨大なより武者の形となった。
 普通ならば、突然そのように巨大な影として立ち塞がれば怯え、竦みもしよう。しかし、猟兵達にとってそれはなかった。それさえも、予想の範疇であったのである。
 巨大な体を揺らし、歩み出すは徳川の兵の元。自身の生み出した兵の霊は大半が既に敗れている、押し勝てるという希望を持ったものへ立ち塞がれば、士気が下がり勝ちの目が出ると。
「おおっと、そうはさせんぞ!」
 だがその眼前に、全く別の何かが立ち塞がった。巨大となった昌胤を更に追い抜く程に大きいその巨人は、全身より焔の煙を上げる鋼神。策謀を無に帰す圧倒的な力を以て、その歩みを押し留め、そしてその鼻面に拳が叩き込まれた。
 ……森の中で炎を使えば、大変なことになりかねない。だが、それさえも先の戦いが解決していた。繰り返された刀也と景明の剣閃が木々を薙ぎ倒した事で、山火事の危険性を抑え、既に徳川の兵たちはその場で援護と防御を続けていたアネットとパウルの言葉を受けて撤退を始めている。万が一の火災があれば、すぐに駆け付け収められるように。
 既に、決着は将を討つばかり。そして、的を大きくするばかりの行為は正に火に油、昌胤は選択を誤ったのだ。
『始源の王に冀う! 捧げるは鋼、掲げるは炎、築き上げるは我が腕! 御身に相応しき依り代ならば、我が祈り正しければ! 今ここに顕現されよ!』
 詠唱を強め、更に巨神へと力を送るグルクトゥラ・ウォータンク(サイバー×スチーム×ファンタジー・f07586)。強大なる力を御するべく力を込めながら、下手な出し惜しみを行う事はない。埒外の力を自らが持つように、相手も同様に理を逸しているのだという根本を彼は忘れていない。グルクトゥラの祈りに応えるように咆哮した鋼の神。近付きながら全身に備えた砲や機関銃で次々に攻撃を繰り出すその姿は正に荒ぶる神の如し。
「まだまだ、これで終わりじゃないよ!」
 更に、続けて炎がその赤鎧へ撃ち込まれる。優勢でもなお油断せず、勇気を具現した焔の翼を羽搏かせて天を舞うはステラ・クロセ(星の光は紅焔となる・f12371)。
「ヤハリ空を飛ぶのは正解デシタネ!」
 どこか詰まったような声音が注意を引き、振り向けば炸裂する瓦礫の散弾。ジード・フラミア(人形遣いで人間遣いなスクラップビルダー・f09933)の中に眠るもう一人、『メリア』は今飛び散った木々や土塊を含めた瓦礫と合体し、武装ヘリの形をとって敵の周りを旋回する。
 地の利を得て戦う、それを知ったジードとメリア、それにステラは上空からの攻撃を真っ先に思いついた。最初こそ森の中に入られてしまい手を出せずにいたが、同時にそれは巨大化によって姿を顕わにした相手へいち早く攻撃を撃てるという意味でもある。
 着実に瓦礫などを吸収し、武装を整えたことで、今『メリア』は機関銃だけでなくミサイルまで装備した重武装を得、自身の集中を高めながらオーラを全身へと集中させ続けたステラの剣は、今やこれ以上ない程の熱と力を帯びていた。
 身軽な体で空を舞うステラ、光の軌跡を追う頃には、既に赤熱した剣が鎧の表面を焼き溶かし、乱れ飛ぶ火炎は目を眩ませつつ広範囲へと命中する。だがステラの方に夢中になれば、今度は近代武装が火を噴く。ジードの合図に従い放たれる機関銃の弾幕に加え、刀での反撃にはミサイルが迎撃。力をためていた二人の全力の攻撃を喰らいながら、それでも昌胤は反撃の機会をまだ伺っていた。
 突如身を捩る昌胤。グルクトゥラの呼び出す祖神の攻撃が空を切り、メリアのロケット弾があらぬ方向へ飛んだかと思えば、ステラの放った炎が森へと落ちていく。
 地の利は我にあり、「護る」戦いを行う猟兵にとって、この場所で火を使う事はリスクが大きい。ならばそれを突けばよい。昌胤最後の策は……しかし、功を奏さない。
 火が、宙で爆ぜた。細かな火の粉となって森へと落ちるそれは、しかし風に煽られ吹き消える。そして木の上に舞い降りる、光り輝く清浄の剣と豪奢なエプロンドレスを纏うた少女。
「残念ですが……もう、終わりです」
 アリス・フェアリィハート(天使の国のアリス・f01939)は、凛とした表情でそう告げる。森の動物たちとコミュニケーションを取れる彼女は、昌胤が森に入ったのを目撃してからすぐに森の動物たちに森の中の道や広さを訊き、そしてどのような場所で戦うかを予め想像していた。ヒトだけではなく、生きる命の犠牲をこれ以上生ませない為に。
 アリスの言葉に呼応するように、徐々に近づいてくるエンジン音。グルクトゥラの祖神がしゃがみこみ、その背をジャンプ台にして跳び上がる二台の影。
「く、た、ば、れぇぇえ!!」
「――折角だ、俺も見せ場をもらおう」
 白金のバイクが放つ一斉掃射。黒鉄のバイクが操る無数の武具。徳川の兵を守護していたパウルとアネット。パウルはぶつける事の出来なかった憤りを乗せながら、装着していた武器の残弾を残らず吐き出して。アネットはここでも遅れて駆け付けるのかという自嘲を混ぜながら、盾として仲間を守った武器を刃に戻して。出しうる限りの速さを込めた一撃をどてっぱらに叩き込む。
 僅かに揺れた巨大な鎧甲冑の身体、けれどそれは始まりに過ぎない。
『速きこと風の如く――とくと味わえや!』
『この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!』
 鎧は堅牢、だが穴もある。関節を狙い放たれた二つの技。信玄の説いたという軍略に準えた技の名を持つ神速の剣が右足を。血の滲む修練と渾身の力を振り絞り叩き付ける剛力の技が左足を。それぞれ砕いた。技の粋を用い共闘した相手とここでようやく顔を見合わせ、景明と刀也はにやりと笑い合った。
 がくんと脚を失い体勢を崩したその将が、最期に見たのは、四つの勇士。
『アタシの限界を――この翼と、剣で、超える!』
 自身の身を焦がしかねぬ程の赤き光を帯びながら、二刀を手に舞い降りる、金色の髪の乙女。
『「メリア、全部使って!」「オーケー、出血大サービスデス!」』
 互いの力を組み合わせ、姿を変えた人形とその主。どちらが欠けてもいけない陰陽一体の一撃。
『我が神よ、御身のお力、今暫く貸し与え給う――』
 鋼の神体、その美しさと雄々しさ。そしてこれを作り操る者の技量と魂の込められた、炎の鉄槌。
『花の声よ、我が剣よ、世界を護る力となれ……』
 囁くような声、微睡むような花の香。花嵐の中に輝く聖なる剣の輝きと、それを手にした妖精の如き少女。
 
 ……人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。
 仇を作り、人を使わず戦った者。味方と共に戦い、そして力を合わせた者。皮肉ではあるが、かの名将の遺した言葉を思えば、勝者になるべきがどちらであったかは、明白であった。
 かくして赤鎧の将は討たれ、今武田信玄復活を目論む野望の一つが、猟兵達によって潰えたのであった。

●置き土産
 戦いが終わり、敵将【原昌胤】の消滅を確認した猟兵達は、その亡骸の中に一つの書物を発見するだろう。重要な情報が記されている可能性を考慮し、それは持ち帰り詳しい調査が行われることだろう。

 ――回収されたその巻物の題は、『第六天魔軍将図』。
 いくさは終わった。新たないくさの予感を残しながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月28日


挿絵イラスト