#アリスラビリンス
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●アリス戦線、構築中!!
「イエス、イェーガー。予知の時間です」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は転送の準備を行いながら猟兵たちに視線を向けた。
紫紺の瞳が君たちを一瞥した。
「世界はアリスラビリンス、まっさらな不思議の国です」
淡々としたまま現地を示す。
そこには美しい花園が広がっていた。
手付かずの楽園と言わんばかりのそこである。
「現地人はすでにウサギ穴を通って現地入りしているようです」
何その取材かロケか何かみたいな物言い。
と言うかまっさらなそこで何をしろと。
「オウガなどに襲われても大丈夫な不思議の国を構築し、オウガの野郎をぶち殺せる環境整備です」
物言い物騒。
すごい発言が物騒。
「何、相手はオブリビオンです。ぶち殺してしまう方が世の情けと言うもの」
確かに猟兵の仕事はそのとおりである。
だが物言い。と言うかどうした。
発言がエキセントリックになってるぞ。
「そんなわけで防衛設備の秘密基地を構築しましょう」
現地に向かい、防衛設備と街を整備。
そうすることによって来るオウガを撃退する。
それが今回の予知であり仕事だそうだ。
その無機質な眼差しで彼女は猟兵たちを一瞥してから、また口を開く。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
あとエキセントリックな街づくりにも期待しています。
なんか付け加えたぞこのポンコツ。
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
アリスラビリンス、不思議な国へようこそ。
貴方はチェシャ猫? 三日月ウサギ?
それとも時計を抱えたウサギさん?
それはさておき街づくりです。
どんな街にするかはランナー次第。
エキセントリックにするも健全にするのも猟兵次第です。
第1章 日常
『秘密基地を作ろう』
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POW : 家具を運んできて居心地よくしよう
SPD : おいしい食べ物を用意
WIZ : 基地が見つからないようにカモフラージュする
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フルール・トゥインクル
秘密基地!何とも素敵な響きなのです。
ではでは私も一肌脱がせていただくのですよ!
秘密基地というからにはバレてはいけないですし、たどり着くまでの道を一見したらわからないようにっていうのは良さそうなのです
例えば木の下に洞窟を作ってそれを道にしたり、そもそも木の中に作ったり……は、サイズ的に難しいです?
ともかく地下道作りはありな気がしたのですよ
石の精霊のグルナと近くの精霊さんにユーベルコードで呼びかけて道を作るのを手伝ってもらうのです
とりあえず……めいっぱい網目状に作ったらいいですかね?
迷わないのですよ、たぶん!
●秘密基地!
「何とも素敵な響きなのです」
広がる花園、まっさらの不思議の世界。
そこを前にしてフルール・トゥインクル(導きの翠・f06876)が楽しそうに笑う。
「ではでは一肌脱がせていただくのですよ!!」
その声におー、と呼応するのは現地人。
ブリキのロボット、着ぐるみのようなライオン。
二足歩行するウサギやカエル。どこか墨っぽい。
……なんか鳥獣戯画混ざってません?
「秘密基地ですし……バレるようではお話にならないのです?」
そう、秘密基地とは秘密であるからこそ秘密基地なのだ。
秘密ではない基地はただの基地であって秘密基地ではない!!
「木……木……」
ふと目についたご立派な大木。
そして、その足元に目を向ける。
ご立派な根が張っており強そうである。
「木の中……はそれでも厳しそうです?」
如何にご立派な大木であってもそれは世界樹のようにご立派ではない。
木の上に作ったりは出来ようがツリーハウスはとても辛そう。
「地下……地下道!! ありな気がするのです!!」
ぽん、と思いついたように手を打ち合わせる。
その言葉に地下、地下、と言うざわめきが漏れる。
その数瞬後、現地人はどこからともなくスコップとシャベルを持ち出してきた。
「それでは地下道作り、頑張るのです」
えい、えい、おー、と拳を突き上げ、スコップも突き上がる。
さあ、作業の始まりである。
「聞こえますですか? ここに溢れる小さな精霊さん達――――」
フルールが願い、呼びかけるは石の精霊グルナ。
そして名を持たぬほどの小さな力の無数の精霊。
「私の声が聞こえたら、力を貸してほしいのです!!」
呼びかけに応じて、石の精霊グルナが顕現する。
ごつごつとした石肌を持つ精霊はゴッ、と言う重々しい音をあげ拳を打ち合わせた。
「それでは地下道工事、始めるのです!!」
こうして地下道作りが始まり――――。
無秩序に、無計画に、めいいっぱいに網目状に。
まっさらな世界に広がる地下迷宮。
そして、ふとフルールは気づいた。
「……ところでここ、どこなのです?」
似たような、と言うか全く同じ風景が広がっている。
ここはどこ、あなたはフルール。
「……迷ったのです!?」
大成功
🔵🔵🔵
クリスティアーネ・アステローペ
Wiz
地下迷宮、面白そうねえ
防衛設備ですし、踏み込んできた敵を鏖殺してしまえばそれは発見されていないのと同じではないかしら?
入口近くと主要な通路に待ち伏せしやすい部屋と罠でも仕掛けてみましょうか
……
………
「貴方たちがかかったりはしないわよね?」
少し不安ね。もしかかられても嫌ですし
かかりそうな予感もするし
「全自動はやめましょうか」
少し離れた場所のスイッチで一定時間作動するようになる落とし穴
本当は底に杭でも仕掛けたいけど現地人がかかると嫌なのでそれは無し
やっぱりかかりそうな予感がするのよ
代わりに入口より穴は広く、登りづらい形にしましょう
落ちた獲物はただの的
……スイッチの近くに縄梯子も隠しましょうか
●トラップと迷子
「地下迷宮、面白そうねえ」
クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)はめいいっぱいに広がる網目状の地下迷宮を見回した。
愉快オブ愉快である豚やらロボットやらが拡張工事を今もなおしている。
鳥獣戯画どもが壁や床を舗装していた。
「防衛設備ですし、踏み込んできた敵を鏖殺してしまえばそれは発見されていないのと同じ事」
なれば、入り口知覚と主要通路に待ち伏せいやすい部屋と罠でも。
行動に移そうとして、ふとクリスティアーネは足を止めた。
周りを見回した。
愉快な鳥獣戯画がなんぞ、と言わんばかりに首を傾げる。
「……」
それをじー、と見るクリスティアーネ。
なんぞ、とまた首をかしげる鳥獣戯画。
平べったいなこいつら。
「…………」
見つめ合うと素直におしゃべりが出来ない?
いやいやそんなはずはなくってよ。
「……貴方たちがかかったりはしないわよね?」
クリスティアーネの不安の元凶。
この愉快な連中が罠にかからないかである。
「全自動はやめましょうか」
手動にすることで安全性を確保!!
なんかものすごいこいつらはかかりそうな予感しかしない。
「と言うことで落とし穴を作りましょうか」
鳥獣戯画どもがスコップを突き上げ応じる。
平べったいなこいつら。
そうして築かれるは落とし穴。
少し離れた場所のスイッチを押せば一定時間発動するソレだ。
ベトナムゲリラ戦法パンジステークさんも考えた。
しかし、この愉快オブ愉快たちが串刺しになる光景がさっくり見えたので却下。
いや、絶対こいつらかかるって。間違いないって。ユーベルコード使わなくても見えるって。
代わりに入り口よりは穴は広く、登りづらくする。
ここに落ちればただの的、逃げながらスイッチを押して獲物を落とす作戦だ。
「……。…………」
クリスティアーネはそっとスイッチの近くに縄梯子を隠しておいた。
やっぱりどうしても罠にかかる様子が目に見えたからである。
あとなんか迷子もいたので保護しておいた。あらあら。
大成功
🔵🔵🔵
ガルディエ・ワールレイド
意図的に”隙”の出来た防衛陣地を構築するぜ。
その隙は大きな空き地であり、もしそこに防衛施設が有れば頼もしいだろう、という状態だ。
しかし今は何も無く、このままでは敵の侵入ルートでしか無い。……今は未だ、な。
その隙となる広場から、防衛陣地全体へ行ける道の整備もしときたいな。
そんなにしっかりした道じゃなくても良いから、障害物を排して軍の移動に利用出来るような、そんな道を。
◆行動
《怪力》や《念動力》で作業を
秘密基地って事だから、適度にカモフラージュした防壁代わりの障害物なんかも配置していくぜ。
(補足)
【選択しているUC】は今は未だ使わない。
後の章でこれを使う事を前提とした陣地構築を行う
ハヤト・ノーフィアライツ
POW分野で。
それじゃま、やるとするかね。
指定UCを使用、人足を用意。以降こき使う
なんかあった時の為に盾にしやすいように、堅い素材を入れた机だのなんだのを持ち込むぜ。
ま、こっちは気休めだろうが。
それとは別に、【戦闘知識】を生かして進行しやすいルートを予測。
UC【サイボーグ・ウィズダム】も使って、ルート上に迎撃用のトラップを設置するぜ。バンジ・ピットとかをせっせと仕掛けよう。
その上で、進行しにくいルート上にも致命的な奴を仕込む。
まぁ、こちら側の脱出ルートは残すが。目印はどうするか検討しとこう。
馬防柵も作って周囲に配置。ついでに罠を仕掛けるのに掘り返した土を使って、周囲の起伏を増やしとこう。
クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎
「技術者(エンジニア)募集中の案内に従ったらこんな所へ……」
【SPD】防衛設備:セントリーガンの用意
「セントリーガン職人の朝は早いですね」
「『衣食住足りて礼節を知る』と言いますし、先ずは守りを固めましょう」
電脳空間に保管していた資材を持ち出し、【メカニック】としてセントリーガンを設置します。
「オウガは対アリスに優れた個体が多いので、メカなら善戦できるかと」
【地形の利用】により、岩の奥等に設置。破壊しづらいポイントに相互カバー出来るように設置します。
「敵に囲まれる恐怖をその身に刻んであげましょう」
後は『炬燵型寝袋』を設置すれば……
「オウガのデスゾーン、完成です」
シン・ドレッドノート
アドリブ連携歓迎。
【SPD】
基地に必要なものは厨房です。
腹が減っては戦はできぬ、と昔の人も言ってましたしね。
食料調達は他の方(&愉快な仲間)に任せます。
あ、塩がないと戦意に関わるので、ちゃんと用意しておいてくださいね。
まずは基地の規模に合わせて人数分の食事が調理できるだけのスペースを確保。
流し台にコンロやオーブンなど、必要な設備を配置して、と。
あ、電力確保のために発電設備も欲しいですね。せめて水力発電でもできれば。
プランが決まったら、一斉に建設開始。
【奇術師の協力者】で過去に出会った技術者、設計士、大工達を召喚。
「皆さん、よろしくお願いしますね」
厨房ができたら料理を振舞って戦意高揚しましょう。
●地下迷宮に反して
「それじゃま、やるとするかね」
ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は作業の人足となるべくロボット軍団を呼び差す。
この世界の明日のためのスクランブルだ。
「そのロボットたちは手伝ってもらってもいいのですか?」
「うん? ああ、いいぜ?」
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)がロボット軍団を見上げ、ハヤトに問いかけた。
それに快く返答をする。
「ではありがたくお借りしましょう」
シンはロボット軍団を連れて行く。
さて、そんなシンが何をするか、と言うと。
「基地に必要なもの……それは……」
厨房です!!
>> 厨 房 <<
腹が減っては戦はできぬ、と古人もよく言っている。
故にご飯は必須である。
調達は愉快な連中に任せる。あ、塩は必須。
「と言うことでロボット軍団さん、協力者の皆さん、適切に事に当たりましょう!!」
そう、これこそが適当の原義である。
ユーベルコードで呼び出した協力者と借りたロボット軍団。
彼らの力が合わさって無敵のパワーである。
そうして調理する場所のスペースを確保した。
しかし、コンロやオーブン、流し台はどうするか。
「ここはエンジニアの出番と見ました」
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)、出現。
エンジニアの仕事があればどこにでも来るぞ。
コンロとオーブン、流し台を製造。
こうしてあっと言う間にキッチンだ。
「電力確保は……どうしますか」
「そこもエンジニアにお任せください」
発電機とか余裕ですよ、エンジニア。
エンジニア、すごい。
出来上がったのは……発電機。
「ところでこれ、何発電ですか」
「発電機です」
「いえ、だから何発電ですか?」
「発電機です」
「あ、はい」
……何で発電しているんだろうかコレ。
疑問はそっとしまった。
エンジニアのハイパー技術だし何の問題もなかろう、きっと。
「さって、俺の所も手伝ってもらうぜ」
借り受けたロボット軍団を見上げるガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)。
意図的な隙を作った防衛陣地。
大変大きな空き地であり、ただの侵入ルート。
そこに仕掛けたカモフラージュ防壁。
「ちょうど良い具合にできてるねぇ」
ハヤトもその間隙の陣地にパンジ・ピットなどを仕掛け迎撃路を作り上げていく。
さらには馬防柵などを作り上げ、最早一個の要塞。
……秘密基地とは一体。
「エンジニアはここでも出番があります。セントリーガン職人の朝は早い」
こうして職人は毎朝セントリーガンを……。
どんな職人なのか、それはどうでもいい。
仕掛けられる無数のセントリーガン。
来る敵は全て抹殺される。
進行しにくいルートは致命的な罠とセントリーガンがお出迎えする。
脱出ルートの確保も完璧だ。
「俺の想像より酷いことになっている件について」
ガルディエは自らの軍勢を配置する事を考えて防衛陣地を作り上げた。
無論、その余地は残されている、問題はない。
だが火力がより酷いことになった。
これでは防衛陣地ではない、殲滅陣地だ。
ハロー、オウガ、そしてさようならだ、とかやりだす状態だ。
まあいいか。オブリビオンが死ぬ分には問題はない。
「……さて、懸念事項だが」
ハヤトがふと呟いた。
ガルディエもクネウスもシンもうなずいた。
「……こいつら、これ使えるのか?」
鳥獣戯画とかブリキのロボットとか見つつ、男四人の呟きは風に流れた。
多分、大丈夫。きっと大丈夫。メイビィ、ノープロブレム。
無問題、きっと彼らが愉快であってもこのぐらいはきっと。多分。
「……」
「…………」
「………………」
「……………………」
男四人は揃って無言で考えた。
考えた結果は……。
「ま、いいか」
どうにでもなるであろう、と言う事で投げた。
なあに、大丈夫さ。彼らならきっと使いこなせる。
僕たちはそう信じているさ。
鳥獣戯画が怪しいけど。平べったいし。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リズ・ルシーズ
アドリブ・連携歓迎だよ!
【SPD】
拠点の構築かぁ、何から手を付けようかな
辺りの【情報収集】を行い、【地形の利用】できそうな場所を選んで作業開始かな。
既に準備済みの拠点を視認しながら、【リクリエイト】で複製していくよ、
1から作るよりこっちの方が効率的だよね。『検索、分析、構造化』っと
あとは、敵の通り道になりそうなところに【高分子ワイヤー】を【ロープワーク】を活用して、トラップ作成かな。敵側に見つかりにくいように【迷彩】して罠を見つかりにくくしておくよ
うん、これで準備はよさそうかな?
エレクトゥス・レヴィン
ふむ、こんな場所に基地と来たか。
とりあえず、腹いっぱい食える場所でも用意するかね。
腹が減っては戦はできぬ、ってな。
ユーベルコードで呼び出した重機型のロボット生命体と協力して、簡易的な食糧プラントを作ろう。
素になるバイオ燃料はそこら中に自生してるし、味も……まあ悪くないハズだ。
機械系の連中が充電できるように余剰電力も確保して……よし、と。
プラントが出来上がったら、目立たないように迷彩を用意しておかないとな。
花飾りもつけておくか?
え?出来たモノを食う場所?
あー……とりあえず、その辺にシートでも敷いておこう。
リミティア・スカイクラッド
リクエストは秘密基地ですか
期待に応えられるよう、リムも最善を尽くします
まずは建築用の資材を運びましょう
木材や石材をなるべく纏めて【魔女の御手】で持ち上げて建築スペースまで運びます
リムに建築の知識はないのですが、そうですね。オウガを威圧するような魔除けの像とか彫刻とか造ってみるのはどうでしょう
ガーゴイルとか、鬼瓦とか、ドラゴンとか、ゴルゴンとかです
防衛のための施設なら食糧の備蓄もしておいたほうが良いですね
瓶詰めのジャムやフルーツケーキ、ビスケットにチーズ、お煎餅に漬物といった保存食をたくさん『料理』しましょう
味については保証します。現地人の方々にもレシピを伝えておきましょう
●だがしかし。
「甘い、甘いな」
エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)は思った。
要塞ならば自給自足出来てこそ。
ならば、今ここにプラントを作り上げる事を宣言する。
腹が減っちゃぁ戦はできんのだよ、腹が減っては。
「そう、故に俺は重機を召喚し、食糧プラントを作る」
素になるバイオ燃料はそこら中に自生してる(※花)。
味? ……味。はい、味ね、うん。味ね
「さて、機械系連中が充電できる余剰電力……」
エンジニア印の発電機が目に入った。
何で動いているんだろうこいつ。
「……ま、大丈夫だろ」
思考を投げ捨てた。
「食糧プラントならば貯蔵庫も必要では?」
横からの口出し、リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)。
そう、貯蔵が出来なければご飯も貯められないのである。
「おお、そうだな、貯蔵庫もいるな」
そうして貯蔵庫も築き上げられていく。
出来上がったソレを横目にリミティアは思った。
オウガを威圧する魔除けとか、彫刻とか。
「……と言うことで色々作ってみました」
この巨大防衛要塞の入り口。
そこに並ぶもの、それは。
ガーゴイル。
鬼瓦。
ドラゴンの彫像。
ゴルゴーンの彫像。
ヒュードラーの彫像。
たぬきの信楽焼。
「完璧だと思います」
「一つ場違いじゃないかな?」
リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は思った。
たぬき。なんでこいついるの。
と言うか鬼瓦どこにつけるんだろう。
それは並べるものではなかったような。
「まぁいっか」
鬼瓦をしゃきーん、と装備するウサギとかを尻目にリズも作業を始めた。
お客様、それは頭部装備ではございません。
出来上がりつつある防衛要塞を見上げつつ、リズは思った。
……秘密基地とは一体。
「とりあえず『検索、分析、構造化』っと」
そしてコピーアンドペーストでさらに防衛設備を拡大していく。
拡大された拠点はさらに大きく、そして堅固に、無敵要塞となる。
さらに通り道にはオウガに対するトラップも無数に仕掛けていく。
愉快なやつが引っかかりそうな予感がしないでもない。
まぁ、大丈夫だろう。
「これで大丈夫かな?」
ふと見た。信楽焼が増えていた。
……これまでコピーしてしまったのだろうか?
「…………」
防衛設備にはコタツも存在しているし。
別にたぬきが増えてもいいか。
そう思った彼女がした事、それは。
壁際に無数に並ぶタヌキ。
「なんだこれ」
「完璧だと思います」
「完璧だね」
「いや、なんだこれ」
「完璧だと思います」
「完璧だね」
「……そうか」
エレクトゥスは疲れたように、ため息をついた。
無数のタヌキの群れ。
……これ動いたりしないよね?
次の作業に取り掛かるべき、三人がその場を離れた後。
のっそり、と動き始めるタヌキたち。
ハッピーバースディ!! 新たな仲間の誕生だ!!
新たなる仲間たちに鳥獣戯画やブリキのロボットたちはおおいに喜んだ。
タヌキの信楽焼だけど。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 日常
『ミニチュアの街』
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POW : 美味しいお菓子等で、街を直す
SPD : カッコイイおもちゃ等で、街を直す
WIZ : フワフワのぬいぐるみ等で、街を直す
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ミニチュアの街
さて、ここは不思議の世界。
住まう人々も不思議がいっぱい。
鳥獣戯画とかロボットとか、彼らは小さい。
そんな彼らに必要なもの、それは大きな住処ではない。
小さな街である。
と言うことで持ってきてもらったわけだが。
……ちいさーいっ!!
予想以上に小さい、これでは飛んでいってしまう!!
猟兵たちの手でこのサイズの街を手直しし、十分な街にしよう!!
防衛設備? ああ、奴は今もなお拡張工事が進んでいるよ。
シン・ドレッドノート
アドリブ連携歓迎
【SPD】
ミニチュアの街…ビルダースピリッツが燃えあがりますね。
街をじっくり観察したら、改造…もとい、修復ポイントをリストアップ。
【永遠の輝き放つ星】の中の整備室から必要な資材や道具を取り出し、作業を始めます。
「ミニチュア制作に必要なものは何かって?それは愛ですよ、愛!」
ロボットたちの住処となれば、やはりガレージ風でしょう。
クレーンやメンテナンスツールBOXなど、使いやすさを重視して配置しますね。
ロボットたちの様子を見ながら、しっかり個性に合わせた塗装も実施。
電飾も追加しておきましょうか。謎動力の発電機もあることですし。
仕上げに彼らが乗れるサイズのラジコンの車をプレゼントです。
リミティア・スカイクラッド
小さすぎず大きすぎず、ほどよいサイズがご所望ということでしょうか
防衛設備のほうは十分そうですし、リムはこちらに注力しましょう
手直しの材料になるのは……お菓子におもちゃにぬいぐるみ?
ではこちらを。リムの「料理」した特製桜餅です
いっぱいありますよ(すっすっすっ、と皆にも食べてもらおうと並べる)
しかしこれだけだと強度に不安が残りますね
手頃な石などをUCでダイアに変えて建材として利用しましょう
キラキラ光るものとか好きそうですし愉快な仲間も喜んでくれるでしょう
だいぶ形になってきたでしょうか
不思議の国らしい、なかなか愉快な街になったと思います
ここに来たオウガがどんな目にあうか、楽しみですね(桜餅もぐもぐ)
●桜餅食う
「ミニチュアの街……ビルダースピリッツが燃え上がりますね」
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)はその心を燃やす。
そう、このミニチュアの街を魔改造げふんごふん、修復するのだ、と。
自らの持つ指輪の中に格納された整備室から資材と道具をピックアップ。
さあ、今こそこの情熱を!!
「ミニチュア製作に必要なものは何か」
そう、それは何か。
彼はそう答えたらひとえにこう答えよう。
「それは愛ですよッ!! 愛ッ!!」
「何故そこで愛ッ!?」
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は思わず突っ込んだ。
何故か言わねばならない気がしたからである。何故か。
彼女はミニチュアの街を見回せば防衛設備は十分そうだと判断した。
故に取り出したのは……何故か桜餅。
どうぞ、と配りながら、シンにも手渡す。
無論、温かい煎茶と共にだ。
「あったかいものどうぞ」
「あったかいものどうも」
何故か言わねばならない気がしたからである。何故か。
その理由は分からない。何故だろう?
どこからか伝播を受信したのであろう。
間違いあるめぇ。
「では早速始めましょう」
桜餅を食いつつ、茶ぁしばきながらシンは作業を開始する。
ブリキのロボットたちがいるのならばガレージ風が相応しかろう。
クレーンやメンテナンスツールBOX完備!!
意味不明な改造などはいらぬ、整備性の高さこそが至高。
そして電飾で飾り付ける!! 電力? なんかそこにあった。
仕上げに彼らが乗れるラジコンサイズの車でフィニッシュッ!!
正に愛ですよ、愛。
「ふむふむ」
むぐむぐ、と桜餅食いながらそれを眺めていたリミティア。
このミニチュアな街を見て強度に不安を抱いた。
ならば不滅と願いの成就をこめた約束の宝石。
「この不滅の輝きに願いをこめて」
そうして出来上がったのはダイアモンド建材。
それ建材として大丈夫? 衝撃に弱くない?
「大丈夫です、問題ない」
なら問題ないですね、きっと不思議で愉快な仲間たちがどうにかするでしょう。
見た目がきらきらに輝くミニチュアな街であることを除けば。
「だいぶ形になってきたでしょうか」
なかなか愉快な街になったと絶賛。
侵入者は絶殺するトラップがここに至る前にあることは気のせい。
追加された信楽タヌキがダイアモンドウォールにパンチして拳が砕けてるのも気のせい。
瀬戸物の癖に無茶しやがって。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ハヤト・ノーフィアライツ
アドリブ連携歓迎。
SPD分野一択だな。
UCで無駄に高まった【メカニック】の知識を生かし、レンガ製造機を作ろう。
材料さえありゃあレンガは焼き放題にできるようにな…!
コンクリートとか打つのも味気ねーし、鉄の塊で全部覆うのも風情がないから、妥当な辺りだろう。
まぁ、それはそれとして、ついでに街自体に仕込みをする段取りをしとこう。
無闇に【メカニック】の知識を駆使して。
ドリル付の【ファルコン・フォース】を動員して、各家と、所定の場所にシェルターを作ろう。
…あと、それとは別にせり上がる防壁とかも仕掛けておくか。秘密基地っぽく、地下からの脱出ルートとかも掘らねーと。
こいつは大仕事だな。
ガルディエ・ワールレイド
まぁ普通に暮らしやすい街を作りゃいいだろ。
秘密基地の隠密性とかも一応は気にするか……一応は(別に見つかっても大丈夫な気がしつつ)
【POW】折角だから、アリスラビリンスらしく菓子の家でも立てるぜ
厨房が有ったし利用するか。まさか、本当に厨房の重要度が高いとは。
普通の人間じゃやりにくい作業(そもそも巨大菓子の用意のほとんどがそんな作業な気がする)は、【竜神気】を用いて作業するぜ。
それでミニチュアの街を参考にしたり、住むやつの意見(が有るなら)を聞いたりしつつ、菓子を組み立てて住む場所を建設。
しかし、なんだ。オウガ共はこの街を果たして見ることが出来るんだろうか。
……見れねぇ気がするな。
●レンガの街
「ダイアモンド……?」
ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)はダイアモンドに煌めく街を見て首を傾げた。
その後まぁ、そういうこともあろう、と向き直った。
かっこいい男は細かい事は気にしないハードボイルドなのだ。
「レンガ製造機を作ろう。それも耐火煉瓦だ……!!」
無駄に高まった知識レベルの力によりハヤトの力は数百倍にも高まっている。
コンクリート? 味気がない。
鉄の塊? 風情がない。
この愉快で楽しい街にはレンガ造りこそが似合うのだ。
ドリル付きもファルコン・フォースで各家にシェルターを作る。
無論繋がる先は地下迷宮だ。
……シェルター? 大丈夫?
その地下迷宮、トラップ仕込んであるけど?
「せり上がる防壁もつけ、秘密基地っぽく地下への脱出ルートもだッ!!」
ドリドリと言う音と共に掘削する音が響く。
大丈夫? その地下迷宮迷うけれど?
「……まぁ、普通に暮らしやすい街を作りゃいいだろ」
はっちゃけてるメンバーをとりあえず差し置いた。
ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)はアリスラビリンスらしい家を作る事を思いつく。
そう、お菓子の家である。
これぞまさしく不思議で愉快な国にこそ!!
「……まさか本当に厨房の重要度が高いとはな……」
そうしてミニチュアの街を参考にガルディエはお菓子の家を作り始める。
一つ作り上がった。よし次だ。
もそもそとガルディエは作業を繰り返す。
一つ作り上がった。ふと隣を見た。
家が無くなっている。
「……?」
まあ良い。次を作ろう。
もそもそとガルディエは作業を繰り返す。
ふと隣を見た。
「…………」
「…………」
愉快な仲間(笑)どもがむしゃむしゃ食ってた。
目と目が合う瞬間。
「………………」
「………………」
わーっ、と一斉に愉快な仲間が逃げ出す。
ガルディエは穏やかな微笑みを浮かべた。
「待ちやがれ畜生どもッ!!」
確かに畜生である。
こいつら二足歩行する獣とかだし。
鳥獣戯画いるけど。平べったいけど。
愉快な仲間と鬼ごっこを終えてからガルディエは再び作業に戻った。
今度は決して食われぬように最新の注意を払う。
まず防壁は小豆が原材料のアイスだ。
これならば瞬間的にモース硬度を8とか9とかを記録する。
そう簡単には食われまい。
……ほんとにこいつアイスか?
「……しかし、なんだ」
ガルディエはふと、防衛設備の方を見た。
来る者すべて絶殺するキルゾーン。
「……オウガどもは果たしてこの街を見ることが出来るんだろうか」
……思案した。
…………思案した。
結果、彼は考える事をやめた。
なんか見れなさそうな気がしたからである。
誰だよ秘密基地とか言って要塞作ったの。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リズ・ルシーズ
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎だよ!
【SPD】
次はどうしようかな、これだけ小さいと手数があったほうがやりやすいかな
【ルシーズ】を使って量産型Rシリーズを召喚するよ。皆で手分けして、エレクトゥスとクネウスの手伝いをするよ
え、ビル型のミサイルにするの?
どうせやるならと、ミサイルと分かりにくくするために【迷彩・変装】処理を施しながら準備をしていくよ
。
ほら皆、遊んでないで手を動かして!
小さな町を探検するかのようにうろうろする量産型を叱咤しながら、後々のために【スナイパー】として動きやすいように【地形の利用】しやすい場所を【情報収集】しておこうかな
クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎
「第3新ミニチュア市ですか……」
【SPD】武装変形ミニチュアタウン
「戦闘時は変形し防衛機構に。ロマンですね」
エレク(f11060)の召喚した小型ロボット生命体を【メカニック】で【武器改造】し、【誘導(ミサイル)弾】へと改造。
「大体、こんな感じの要領です」
「CODE:HEPHAISTOS。模型作りの工具は既に揃っています」
UCを使用し自身の扱う工具やパーツをLv個複製しリズさん(f11009)の召喚した量産型Rシリーズにも渡します。
「素材はまだまだある様子……」
愉快な仲間達も街に組み込まれている……たぶんきっとおそらく気のせいですね!
エレクトゥス・レヴィン
【全世界サイボーグ連盟】から参加。
こいつはまた難儀な作業になりそうだな……。
とりあえず、餅は餅屋ってことで、アイツ等に頼むとするか。
来い!小型と言うには割とサイズのある小型ロボット生命体(マイクロン)!
さて、来てくれて早々なんだが、お前には尊い犠牲になってもらう。
メカニック班と協力して、小型ロボット生命体を移動する街に変形できるよう改造だ。
街並みは一見すると小さなビル街だが、ビルの一つ一つがミサイルになるように作られている……らしい。
まぁ、いざって時もこれで安心だな?うん。
コイツを元ある街に横付けさせて、街の拡張兼防衛設備にすれば完成だ!
……ホントにこれでいいんだよな?
絡み、アドリブ歓迎。
●ビル型ミサイル群
「次はどうしようかな」
小さな町並みを見てリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は悩んだ。
手数を増やすか、とリズはルシーズを呼び、人足を増やす。
「第三新ミニチュア市ですか……」
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)の眼鏡が光る。
彼の頭の中にはある発想がよぎった。
「エレクトゥスさん、例のモノを」
「例のモノってなんだよ」
エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)が小型ロボット生命体を呼び出す。
そして、クネウスがそれを手に取る。
や、やめろ、やめろぉおお!! となんかもがいているが。
生物(?)の本能が嫌がっているのだ。
「……お前たちには尊い犠牲になってもらうよ」
エレクトゥスはそれを見送った。
あいつは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲、その犠牲にな。
「戦闘時は変形し、防衛機構となる!! このロマン!!」
哀れ、小型ロボット生命体はビル型ミサイルと化した。
大丈夫、素材はまだまだいっぱいいるよ!!
町並みは普通のビル街、その一つ一つがミサイルである!!
なあに、普通の街は普通にあるからこのぐらいはっちゃけても大丈夫さ。
「まぁ、いざって時もこれで安心だな!!」
エレクトゥスはナニカから目をそらした。
それは目をそむけてはいけないナニカだったと思うのだが。
「さあ、リズさん、この工具で次々と!!」
「え? ……え? うん、わかった」
ビル型のミサイル? え、それいいの?
リズは思った。思ったが……。
「……まぁいっか」
流された。
目をそむけてはいけないナニカから目をそむけたエレクトゥス。
流されてはいけないナニカに流されたリズ。
結果、そこに生まれるのは魔改造である。
「どうせやるなら……」
ミサイルとわからぬよう。
それがせめてもの慈悲である。
エレクトゥスにも工具を渡す。
そう、それが彼らの手向けとなるのだ。
「……小型ロボット生命体は犠牲となったのだ。犠牲の犠牲……その犠牲にな……」
「犠牲」
なんか言わねばならない気がしたので言った。
多分どこかから電波を受信したのだろう。
「ほら、遊んでないで手を動かして!!」
お菓子の町並みにダイアモンドの町並み。
探索するようにうろついていた量産型に叱咤しながらリズは情報を収集する。
もしかしたら、もしかするじゃないですか。
「ふふふ、素材はまだまだある様子……」
クネウスは魔改造を続けている。
信楽焼のタヌキはその背にジェットブースターを積んで飛ぶようになった。
鳥獣戯画はウォールペイントとなった。
いざとなれば連中はここに逃げ込むことが出来るのである。
……逃げ込むと言えるのだろうか?
町並みに埋もれると言うか町並みそのものと化した愉快な仲間たち。
「……たぶんきっとおそらく気のせいでしょう」
気づかぬうちに魔改造を施していたクネウスも目をそらした。
この現実から目をそらしたのである。
「いやぁ、街作りって楽しいなぁ!!」
「うん、そうだね」
エレクトゥスは小型ロボット生命体をミサイルに変え続けた。
リズは小型ロボット生命体ミサイルをビル迷彩に変え続けた。
クネウスは愉快な仲間たち(笑)を魔改造していた。
なんかこの一角だけおかしいんだけど。
それを突っ込む人物はどこにも誰もいなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フルール・トゥインクル
ま、まさか本当に迷子になると思わなかったのです
助けていただかなければどうなっていたか……
ともかく、街づくりですね
ミニチュアと言いますですけどもしかして私にとってはちょうどいいサイズなのでは?
ならば自分に合うように、そうでなくてもある程度は自分に合わせてもよさそうなのです
とりあえずは小さすぎて飛ばないようにしたらいいのですよね
よし、ネージュ、オランジェ、出番なのです!
オランジェの樹の力で建物を捕まえるしっかりとした土台として根を
ネージュの雪の力で氷として接着剤代わりにして屋根をくっつけたり、雪の家を建てたり
溶けたりはしないのです、魔法ですから
…って食べたらダメなのですよ!?かき氷ではないのです!
クリスティアーネ・アステローペ
Wiz
秘密基地…?
……確かにこの殺傷力は正直秘密にしておきたい、わね?
いえ、見た目柔らかくすれば隠せるっていうわけじゃあないのだけれど
(集められた大量のクッション見て)
中に板でも入れれば建材になるかしら、これ
中に金属板を入れて四隅に継手を付けて…組立式のかまくらみたいになったわね
繋げばそれなりに大きくも頑丈にもできるし、こんなのでもいいのかしら
久しぶりの針仕事、結構楽しかったわね
ところで。キルトのクッションで組んだら周囲の草花と相まって軽く迷彩ね、これ
セントリーガン、でしたっけ?あれに被せて特火点にでもしてしまいましょうか
……いえ、見た目柔らかくすれば隠せるっていうわけじゃあないのだけれど
●秘密(にしたい)基地
「……秘密……基地……?」
最早秘密でもなんでもないキルゾーンな防衛設備を見て呟いた。
クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)である。
「……確かにこの殺傷力は正直秘密にしておきたいわね」
来るモノは鏖殺する。それがこのキルゾーンの掟。
秘密基地になるはずだった地下迷宮は避難用シェルターである。
シェルターの癖に迷うとはこれは一体どういうことなのか。
「……」
クリスティアーネは目をそらした。
そらした先にあった大量のクッション。
そこに埋もれているフルール・トゥインクル(導きの翠・f06876)。
「……見た目を柔らかくすれば隠せるっていうわけじゃあないのだけれど」
「ですよねー!!」
フルールはクッションから這い出てきた。
もふもふふかふかがちょっと気持ちよかったのは秘密。
「中に板でもいれれば建材になるかしら、これ」
「そこはそれ、私の出番なのですよ」
フルールが精霊に呼びかける。
雪の精霊ネージュ、樹の精霊オランジェ。
オランジェが樹の力を張り巡らせ、その根でクッションを固定する。
これによりクッション型の壁が出来上がる。
そして、雪の精霊の力が節々を凍らせ連結させる。
出来上がるのは内壁はクッション、外壁は氷の雪の家。
「どうなのですか!!」
「……溶けない? これ?」
「魔法の雪なので大丈夫なのです」
「そう……。なら」
あとは内部に金属板で補強し、継手でさらに補強。
つなぎ合わせればそれなりに大きく頑丈に出来る。
「わわ、素敵なおうちになったのですね」
フルールがそれを見ながら目を輝かせる。
ところでがりごり、と言う音がする。
「なんなのです?」
「何かしらね」
音のする方に目をやった。
そこには鳥獣戯画が雪の屋根をがりごりかじっているのが見えた。
がりごり、がりごり、がりごり、がりごり。
「わあ、食べてるのです」
「ええ、食べてるわね」
数瞬の沈黙、永遠の刹那。
がりごり、と言う咀嚼音は続く。
「って食べたらダメなのですよ!? かき氷ではないのです!?」
「シロップも何もかけてないから味もないわね」
「そういう問題じゃないのです!?」
鳥獣戯画を引っ張って離そうとするフルール。
しかし、なんか引っ張ると妙にみょいーん、と伸びる。
こう、みょいーん、と。
「……。…………」
そっと手を離してみた。
バチン、と言う音と共に戻った。
「……。…………」
クリスティアーネも掴んで引っ張ってみる。
みょいーん、と伸びる。
みょいーん、と。
「…………」
そっと手を離してみた。
バチン、と言う音と共に戻った。
「ゴムなのですか!?」
「見た目墨の癖にね」
「だから、そういう問題じゃないのです!?」
しょうがないわね、とクリスティアーネは懐を探る。
そして取り出したるは……。
「これを屋根とかに混ぜるしかないわ」
「こ、これは……」
あずき。
そう、あずき。
「歯が砕け散ると言うあの伝説の……!?」
「そう、あの伝説の」
そうして雪の家にはあずきが盛り込まれたのである。
盛り込まれ、かじれきれなくなった雪の家。
だが。……だが。
「見た目がすっごい悪いのですッ!!!!!!」
「あずきだものね」
「なんか選択どこか間違ってないのですッ!?!?!?」
フルールのツッコミをなんとはなしに流しながら。
クリスティアーネは考えていた。
キルトのクッションで迷彩とかどうかしら。
セントリーガンに被せれば特火点にもなるし。
「見た目柔らかくすれば隠せるっていうわけじゃあないわね」
「お話いきなりどっかに飛んでないのです?」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『希望を摘み取る者』
|
POW : 絶望の光槍
全身を【輝く槍から放たれる光】で覆い、自身の【受けた傷を癒やし、猟兵が習得した🔵の数】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : 否定されたご都合主義
対象のユーベルコードに対し【輝く槍の一撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
WIZ : バッドエンド・イマジネイション
無敵の【自分が有利になる状況】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
イラスト:あも井
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ユナ・アンダーソン」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●希望を摘み取る者
「ここか……ここに気配が、気配がする……」
希望を摘み取るもの。
このアリスの世界に存在する希望と言う若き芽。
それを摘み取る者、希望の斬獲者。
目ざとくも真白なこの世界にも感づいた。
「嗚呼、嗚呼、私に、私に早く刈り取らせ……?」
ひゅるるるるるるる……と言う音が響いた。
なんだ? と言わんばかりに彼女は上を見上げた。
降り注ぐのは……たぬき。
「は?」
信楽焼のたぬきがジェット噴射で彼女に降り注ぐ。
そして、炸裂。何故か爆発する。
「きゃああああああああああああああっ!?!?」
なんで、爆発ナンデ?
そもそもなんでタヌキ?
わけのわからない事態に彼女の目が回る。
「ちょっと、え、何、何なのここ!?」
ようこそオブリビオン。
この不思議で愉快でエキセントリックな世界へ!!
シン・ドレッドノート
アドリブ連携歓迎!
【SPD】
「この秘密基地をターゲットにしたのが運の尽きですよ」
迎撃システムに捉えられた敵を電脳ゴーグル・怪盗の単眼鏡の望遠機能で視認したら、戦闘開始です。
せっかく先ほど作成した秘密基地、有効活用させていただきましょう。
「ターゲット・ロック、目標を狙い撃ちます!」
怪盗の単眼鏡のハッキングで基地に設置されている銃器・砲台にアクセス、制御下においたら、【異次元の狙撃手】で先制の長距離一斉射撃です。
「この弾幕、槍の一撃くらいでは迎撃できませんよ!」
あとは味方の攻撃に合わせて、援護射撃を行います。
攻撃にタイミングを合わせて、フェイントの牽制射撃で気を逸らしたり、足止めを行いますね。
ハヤト・ノーフィアライツ
対空砲とか作ったほうがよかったかね。
んじゃま、ふん縛るぜ!
【ファルコン・フォース】は住民の避難誘導へ。
距離があるうちは、【戦闘知識】で動きを予測し、
【早業、スナイパー、援護射撃、2回攻撃】を駆使し熱線銃で攻撃。
狙われると嫌なタイミングでちょっかいをかけていくぜ。
中距離まで来たら、【怪力】を駆使して作りすぎたレンガを【投擲】。
適正距離になったら指定UCを発動。銃を撃つと見せかけ、【早業】で投網を発射。
キャッチ出来たら【ロープワーク】でふん縛り、【怪力】で振り回し、近接系の味方の方へ声掛けし【吹き飛ばす】。
攻撃には【早業、武器受け、激痛耐性】で対応
近接戦は【グラップル、早業、怪力、2回攻撃】で対応
●ひみつきち(わらい)
困惑しているオブリビオン・希望を摘み取る者。
そこにさらに降り注ぐたぬきども。
爆裂、爆発。
「ちょっと!! なんなのこれ!!」
叫ぶ希望を摘み取る者を、シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)はゴーグルの望遠機能で眺めていた。
無数のたぬきが降り注ぎ、オブリビオンにダメージを蓄積する。
「この秘密基地をターゲットにしたのが運の尽きですよ」
ひみつ……きち……?
これが……?
「せっかくですからこの秘密基地、有効活用させて頂きましょう!!」
シンの単眼鏡がきらり、と光る。
そして、それに秘められた演算機能がこの基地のコントロールを一時奪われる。
仕掛けられた自動砲塔やセントリーガンが一斉にオウガに向けられた。
「ターゲット・ロック、目標を狙い撃ちますッ!!」
そして、無数の火線が張り巡らされる。
銃弾が希望を摘み取る者に降り注ぎ、たぬきも降り注ぐ。
「マシな武器もってまたたぬきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!?」
オウガ曰く、マシな武器。
それを回避しようとした先に降り注ぐたぬき。爆裂。
何故たぬきばかり当たるのか。
だってそいつ生きてるからね、ホーミングするよね。
「対空砲とか作った方が良かったかね……? いや、十分対空砲として機能してるんだが……」
でもあれ街の住民じゃなかったっけな。
新型のだけど。
ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は首を傾げた。
住民たちを避難させようとファルコン・フォースを呼んだ。
しかし、住民たちは、と言うと。
なんか銃座に腰掛けて弾丸をぶっぱなしたりしていた。
積極的防衛である。なんだこいつら。
「……ようし、俺も前に出るぜッ!!」
現実から目をそらした。
鳥獣戯画が銃座で銃撃しているのが非現実的であったからである。
やはりここは最早秘密基地ではない。
ただの要塞である。
ハヤトが熱線銃でオウガを射撃しながら、その距離を縮める。
シン、そして愉快な仲間の銃撃がそれを支援する。
「ちょっと、なんなのよここッ!!」
「Welcome!! 俺たちの秘密基地へッ!!」
疑問を叫ぶオウガに対して歓迎のレンガが投げられる。
ああ、大歓迎さ!!(ぼうよみ)
「流石にレンガ如きでッ!!」
槍の一撃がレンガを粉砕する。
その瞬間を待っていたんだ!!
「んじゃま、ふん縛るぜッ!!」
その間隙をついて放たれたのは超合金ネット。
ばっさぁ、とオウガがネットに捕獲される。
「んなッ!?」
「へいへいへいへーいッ!!」
そのままぶんぶん、と振り回し、オウガを要塞目掛けてシュゥゥゥゥゥゥッ!!
「タイミングはばっちりですね」
そこにシンはすべての火線を集中させる。
もちろんたぬきもだ!!
「え、ちょ、ま、まって……ッ!?」
砲撃、爆裂、大爆発ッ!! 超、エキサイティンッ!!
ぼろぼろになったオウガがそのままひゅるるるるるる……と言う音をあげ、防衛設備の中に落ちていく。
ようこそキルゾーンへ、ここからが君の地獄の始まりさ!!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ガルディエ・ワールレイド
「対空完備の要塞に単騎突撃するとは敵ながら哀れ。じゃなかった天晴な奴だ……まぁ、何というか、運がなかったな」
先ずは【万の軍勢】発動。……当初の予定とは何か違ってる気もするが
この秘密基地建設に携わってことで、より詳細に城塞を想像し創造出来るだろう
地下迷宮と組み合わせ、その上部を的確に補強する城塞の完成だ
勿論、ミサイル等の発射口は潰さずに確保するぜ
軍勢は守備兵として運用
余ってる対空装備があれば使わせよう
俺自身は魔力の通し方次第で形を変える『幻影弓スティラ』装備
強弓として用い、矢に雷の《属性攻撃》を纏わせ《念動力》で誘導
敵が降下すれば『魔剣レギア』に持ち替え、《怪力/2回攻撃/武器受け》を活かし戦闘
リミティア・スカイクラッド
ようこそいらっしゃいました。そしてご愁傷様です
飛んで火に入る夏のオウガ。リムは目標を退治します
前衛は他の方に任せて、リムは【魔女の火葬】で砲台役に徹しましょう
なぜか?うっかり動き回って罠や防衛装置に巻き込まれるのが怖いからです
誰がどこに何を幾つ仕掛けたなんて、リムは把握してませんから
あなたはここから自分が有利になる状況を想像できますか?
できたら凄いですね。少しだけ尊敬します
まあ正攻法ならセントリーガンとかミサイルとか、防衛設備を先に破壊するのが普通でしょうか
では戦闘が長引いてきたところでUCを発動
破壊された防衛設備も作動したトラップも、全て元通りに修復します
良かったですね。もう一度遊べますよ
●敵ながらマンモス哀れな奴
「対空完備の要塞に単騎突撃……なんと哀れな」
ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は呟いた。
しかもキルゾーンに落下して地雷やらセントリーガンやらに追いかけ回されている。
マンモス哀れな奴よ。
「飛んで火にいる夏のオウガ」
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)もそれに合わせて呟いた。
ちゅどん、ちゅどん、と言う爆音が響いている。
「まぁ……何というか、運がなかったな」
狙うところが悪いよお姉さん。
ガルディエが手を翳せば、さらなる城塞が生み出される。
そして、そこに集うは幾千の、幾万もの軍勢。
「勇将の元に弱卒なし、すなわち俺が力を示すならば、またお前たちも勇兵と為す!!」
生み出されし城塞、それは地下迷宮までを覆う堅牢堅固なる守りの守り。
勇将の元に集いし兵士たちが剣を突き上げる。
「かかれッ!!」
その声と共に兵士たちは突撃……。
せずに銃座に乗り込めば乱射し始めた。
「ちょっとッ!! ここは兵士たちが突撃して木っ端如きがって展開でしょう!?」
「勝てば良かろうだぁッ!!」
「ひええええええええええええええッ!!」
勝てば正義。それが世の中ってもんなんですよ。
ミサイルと銃撃の雨あられ。
自身も矢を番え、雷霆神速の矢を放つ。
突き立てば周囲に滅びの雷が巻き起こる。
「こ、のぉぉおおおッ?!」
「ご愁傷さまです。ところでここから自分が有利になる状況、想像できますか? 出来たら凄いですね、少しだけ尊敬します」
後方からどかんどかんと炎を放つリミティア。
何故前に出ないのか。答え:怖いから。
だってどこに誰が何を幾つ仕掛けたとかさっぱりわかりませんし。
と言うか把握してる人いるの?
「私は否定する、私が否定する、私の前に奇跡はなく、私の後に秘跡もなくッ!!」
希望を刈り取る者がユーベルコードを否定する一撃を大地に突き刺す。
そうすれば跡形もなく、ガルディエの作り上げた要塞と兵士は消えてなくなる。
元からの防衛設備は大量に残ったままだが。
「ここからならぁッ!!」
光り輝く槍の乱舞が防衛設備を、城壁を瓦解させていく。
そう、荒ぶる力の前ではこんなもの、無意味なのだ、と言わんばかりに。
「そろそろですね」
リミティアが呟けば、その足元に魔法陣が広がる。
輝きが世界に満ちる。
「この世に永遠は無く、されど滅びには未だ遠く」
世界に魔力が満ちていく。
虹色の煌めきが虚空を満たす。
それに嫌な予感がしたのか、希望を刈り取る者はその輝きの槍を放つ。
「おっと、邪魔はさせねぇぜ」
横合いから黒き騎士・ガルディエが剣でそれを打ち払った。
今もなおリミティアの詠唱は続く。
「心ある者は見るがいい、智慧ある者は知るがいい」
虹の輝きが空を満たす。
虹の煌めきが大地に満ちる。
そう、今ここに――――。
「世界はここに"再世"する」
一瞬にも、永遠にも思える刹那、世界に満ちた光。
その閃光が晴れた頃。
「……な……な……な……!?」
消え去ったはずの城壁と幾万の兵。
破壊されたはずの幾つものトラップやセントリーガン。
瓦解したはずの分厚い城壁。
それが今、目の前にそびえ立ち、そして、健在していた。
「良かったですね、もう一度遊べますよ」
「ふざけるなぁああああああああああああああああ!?!?!?」
もう一度遊べるDON☆
たぬきがまた降り注いで爆発した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み&コタツ歓迎
「職人は鉄を打ち、モノは魂を宿す」
【WIZ】エンジニア
●メカニック
「CODE:THE CREATOR。街は生命を宿し、狩人は目を覚ます」
【メカニック】として作成に関わった全てを【武器改造】し生命を与えます。 更に「人間以上」の『身長』を与えた街、つまり巨大化した施設群は猟兵達の頼もしい味方となってくれるでしょう。
●連携
リズ(f11009)
「承知」
エレク(f11060)
「エレクさんもメカニックに……」
●WIZ対抗
「巨大化した信楽焼のたぬきミサイル残り299発相手に勝てるとお思いですか」 【情報収集】し、たぬき軍団の指揮を執ります。
リズ・ルシーズ
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎だよ!
【SPD】
敵もまさか信楽焼のたぬきが襲ってくると思わないよね
【レグナンド】で召喚されしは信楽焼のたぬきを模した強化外骨格とあまりに不釣り合いな大きさの狙撃銃、不釣り合いなのは大きさなのか組み合わせなのか。ジェット噴射で飛びたつ信楽焼のたぬきに混じって【重力制御装置】で空に浮かび上がり【空中戦】を開始するよ
ボクはたぬきを統べるモノ!……あれ、なにか間違えたような?
空中からあたりの【情報収集】をしつつ、【スナイパー】として【援護射撃】だね。突撃するたぬきや施設群のための【時間稼ぎ】を目指すよ
エレクトゥス・レヴィン
【全世界サイボーグ連盟】から参加。
あーあ、出会っちまったな……。
逃げるなら……もう遅いか、うん。なんかごめんな?
こうなっちまった以上、やるっきゃないよな……。
とは言えオレが手を出すのは忍びないし、呼応契約で適当な奴に任せよう。
……そう言えば、動物型のロボット生命体にたぬきに変形する奴がいたな……懐かしい。
……あっ。
(雑念が混じったせいで現れるたぬき型のロボット生命体)
(唖然とするUC使用者をよそに変形し、瓢箪型の銃器で【クイックドロウ】や【誘導弾】を用いて【空中戦】での【援護射撃】を試みる)
(いっそ早く相殺して欲しい自分の心情etc.)
……【狂気耐性】あってよかったな……。
絡み、アドリブ歓迎。
●職人は鉄を鍛ち、たぬきは空を飛ぶ
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は鉄を鍛つ。
それは比喩表現である。
彼は職人でありエンジニアでありメカニックである。
故なればこそ、彼の造った代物は魂を宿す。
「CODE:THE CREATOR。街は生命を宿し、狩人は目を覚ます」
命を吹き込まれた巨大施設群が起き上がる。
鳥獣戯画が、ブリキのロボットが、臆病なライオンが、信楽焼のたぬきが巨大化する。
「敵もまさか信楽焼のたぬきが襲ってくるとは思わないよね」
リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)も強化外骨格を展開する。
そこにおわすはご立派な信楽たぬきではありませんか。
あれ、そんなんでいいの外骨格。
「ボクはたぬきを統べる者!!」
無数のたぬきが滞空するリズの周りに飛んでいた。
その数299匹。
「……なにか間違えたような……?」
気のせいです。
地上ではエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)がため息をついていた。
「あーあ……出会っちまったな……逃げるなら……もう遅いか」
うん、なんかごめんな?
たぬきの無数の爆裂を放つ戦場を見ながら思った。
エレクトゥスもロボット生命体を呼び出す。
そして呼び出されたのはたぬき型ロボット生命!!
そう、たぬきだ!!
「あっ」
雑念混じったせいで呼び出されたそれを見て唖然とする。
たぬきロボは空に飛び上がりたぬきを統べる者と合流する。
「…………」
無数のたぬき、無限のたぬき。
ひょうたん型銃器で射撃するそのさまを見て。
エレクトゥスは考える事をやめた。
「さあ、行くよたぬき軍団!!」
ひょうたん銃で火線が張り巡らされ、無数のたぬきが降り注ぐ。
弾丸を切り払いながらオウガは吼える。
「なんでたぬきなのよぅッ!!!!」
涙目で再生された防衛設備を破壊しながら進む。
すまんな、こんな秘密基地で。
そして降り注ぐたぬきミサイル。
爆発する。
「だからなんでたぬきなのよぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
「たぬきを甘く見ないでよね!!」
銃撃、火線が、弾幕がさらに厚くなる。
ブループリントでたぬきは増える、増え続ける。
どんどん増えるよ働くたぬき。
「エレクさんもメカニックに……」
ほろり、とハンカチで涙を拭うクネウス。
何か違うぞ。
そんな事していたらオウガが槍を構える。
「隙ありぃッ!!」
「ありませんよ」
即座にコタツ返し、甲高い音をあてて槍が跳ね返された。
「何それぇッ!?」
「コタツですよ、知らないのですか」
「そうじゃないッ!!」
「これは日本と言う国にある暖房器具で、机に熱源をいれてですね」
「そういう説明を欲しがってるわけじゃないッ!?」
「じゃあ何が知りたいんですか」
「なんでコタツが槍を弾き返すのよぅッ!?」
「コタツだからです」
「ああああああああああ、もうぅぅぅぅぅぅッ!?」
地団駄を踏むオウガ。
あ、隙だらけ。
「隙ありッ!!」
そしてたぬきが降り注ぐ。
エレクトゥスの造ったたぬきも一緒だ。
「あッ」
一瞬の閃光、刹那の爆発。
巨大なきのこ雲があがる。
たぬきは犠牲になったのだ、犠牲の犠牲、その犠牲にな。
「犠牲……」
エレクトゥスが呟いた。
そう、たぬきは犠牲になった……オウガからこの町を守ったのじゃ。
「まだ終わってないわよッ!?」
チッ、生きてやがった。
大成功
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クリスティアーネ・アステローペ
希望の前に自身の困惑を刈り取りたいでしょうねえ
多分無理でしょうけれど
何故って?……構築に関わった私も今すごく困惑しているもの
最初から見ていて、よ?完成した後に来た貴女がどうにかできるものじゃないわ、これ
さて、更なる困惑と、その先の希望が見たければ此方よ?ついてらっしゃいな
……黙ってセントリーガンの殲滅陣地を抜けて地下迷宮の外れから落とし穴へと誘導しましょう
所々で【権能覚醒「嵐と雷」】による白兵戦を
落とし穴に落としたら【ウィザード・ミサイル】を《一斉発射》ね
私への弾丸は《見切り》や《オーラ防御》でどうにかしたいわね
さあ、有利になる状況とやらは此処の失笑物の防衛能力相手にでも維持できるものかしら?
フルール・トゥインクル
まぁ、たぬきさん元気いっぱいなのです
……元気いっぱいということでいいですよね?
迎撃態勢が整っていますですので、どちらかといえば被弾させる方を取った方が良さそうなのです
小さい身体を活かしてバレないように飛んで行って、敵の目の前まで
全力でユーベルコードを使っちゃうのですよ
アングルナージュ!ちょっとだけ力を借りるのですよ
……でもこの状況で思い出す過去ってもしかして最初に迎撃されたときの……あっ(察し)
たぬきにこちらも被弾や巻き込まれてはかなわないのですので、最悪地下道へ逃げ込むのです
今度は迷子にはならないですよ!
●とどめの地下迷宮
「希望の前に自身の困惑を刈り取りたいでしょうねえ……」
「たぬきさん元気いっぱいなのです。……元気いっぱいということでいいですよね?」
「いいんじゃないかしら。神風みたいなものだけれど」
クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)とフルール・トゥインクル(導きの翠・f06876)はその現場を眺めていた。
オウガの困惑を刈り取る事は多分無理だろう。
何故か。彼女たち自身も困惑の極みにいるからである。
仕方ないね。誰がたぬきが乱れ飛ぶ戦場を予想したと言うのか。
「うおおおおおおおッ!?!?!?」
地雷やセントリーガンを突き抜けながらオウガは一目散に町に走る。
どうやら正攻法ではいかないと気づいた模様。
「誘導する必要もなさそうね」
そうして導かれた先は大地下迷宮。
たぬきの爆撃はここには届かない。
「漸くマシなところ……? に出たかッ!!」
「ええ、けれどここで終わりよ」
嵐と雷をまとった少女がそこにいた。
槍が繰り出され、戦矛がそれを打ち払う。
紫電が迸り、風が荒れ狂う。
乱撃と乱撃が乱れ飛び、互いのソレを打ち払う。
そして誘導されたそこに遂に来た。
「お……とし穴如きでぇッ!?」
しかし、彼女には空を舞う術がある。
故にこれは無意味。
だが――――。
「アングルナージュッ!!」
フルールはオウガの目の前に飛び立っていた。
そして、手を突きつける。
「何をッ!?」
「力を貸して欲しいのですッ!!」
そして全力で放たれるのは時を操る力の一端。
それは時と言う、時間と空間を司るもの。
記憶を巻き戻し、過去を想起させ、その動きを止める術。
「……にゅわッ!?」
思い出されるのは最初の一撃。
たぬき爆撃。
その困惑と驚愕が彼女の飛ぶ術を奪った。
「あっ」
フルールは察した。
この状況で思い出す過去なんてアレしかないのでは、と。
そしてオウガは落とし穴に落ちる。
「ふ、ふん!! だがこんなもの、すぐに……でも……」
落とし穴を覗き込む影。
クリスティアーナとフルール。
そして、鳥獣戯画とブリキのロボットと臆病なライオンと信楽たぬき。
愉快な仲間たちの手に握られしそれは。
「……えーと……それ……何、かなー」
「バズーカなのですね?」
「RPG-7もあるわね」
ガチャコン、と愉快な仲間たちが砲口を落とし穴に向ける。
トリガーに指がかかる。
「えーと……話し合いの余地とかは……?」
「ないわね」
「ないのですね」
そして、トリガーがひかれると同時。
クリスティアーネとフルールは爆風に巻き込まれぬように即時退避する。
ついでにオマケのウィザード・ミサイルもばらまいてきた。
ファイア。
放たれた破壊の号砲。
迫りくるソレを見て、オウガは悟った。
「……ここに来たのが、そもそもの間違いだったのね」
悟ったような表情で、迫りくる無数のロケット弾と魔法の矢を見て。
盛大な爆発が巻き起こり、彼女は、今ここに瓦解し、駆逐された。
「……ええ、そうね。ここに来たのがそもそもの間違いなのは間違いないわ」
もうもうと黒煙をあげる落とし穴を見ながらクリスティアーネは呟いた。
ふと、視線を横にやると横にいたはずの妖精がいない。
「…………」
一方その頃のフルールは。
きょろきょろと周りを見回してから。
「…………今度は迷わないはずだったのですのにーッ!!」
後々クリスティアーネに回収されてたと言う。
大成功
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