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メアリー・セレスト

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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 ――1通のメッセージが届いています。
 響く銃撃音、誰かの悲鳴。
 モニターの光だけが室内を照らす中、息せき切った1人の男性が叫ぶように画面へ向かい合っている。
「て、帝国! 帝国の奴らだ! 突然現れて、攻めてきやがった!!」
 捲し立てるように男性は続ける。
 銀河帝国勢力の出現とそれによる攻勢へ晒されている現状。自分達の現在位置。そして、救援の要請を、と。
 銃声はまだ続いている。聞こえてくる悲鳴は、少なくなっている。
「畜生! なんだってこんな辺境に……頼む、誰でもいいんだ。誰か、誰か助けて」
 画面を前に項垂れ、男性は懇願し続ける。
 誰かに通じてくれ。誰か助けてくれ、と。
 銃声はいつしか聞こえなくなっていた。悲鳴もまた、聞こえなくなっていた。
 男性の荒い息遣いだけが聞こえてくる時間。
 脅威は去ったのか。否――男性の後ろで扉が音を立ててひしゃげた。
「や、やめっ!? たすけ……」
 そこから現れた複数の人影。それへ向けて助命を懇願する男性。
 しかし、その懇願は一発の銃声を境に聞こえなくなった。
 ――メッセージを終了します。

「宙を往く箱舟とは、こうして目にするまで想像も付かなんだ」
 リリト・オリジシン(夜陰の娘・f11035)は桃の髪を揺らし、興味深げに小型宇宙船の中を見渡す。
 そして、集い始めた猟兵を前にして咳ばらいを1つ。集った猟兵達を前に、労いの言葉を投げかける。
「此度の招集の件であるが、どうやら銀河帝国なる者達の手により、宇宙船と言うのか? それが占拠されたようなのだ。その解放を頼みたい」
 リリトの話を聞くに、襲われた船の救難信号を受信した他の宇宙船が猟兵達へ助けを求めたのだという。
 自分達の手に余ると判断したが故の依頼。
 猟兵達はスペースシップワールドの世界では「解放軍の再来」として歓迎され、援助も受けている。
 故に、この依頼を見過ごすことは出来ないと判断しての招集。
「恐らく、その船の生存者が居る可能性は絶望的であろう。故に、やるべきことは簡単だ」
 占拠された船の位置は既に把握されている。
 そのため、現在搭乗している小型の宇宙船にて敵船へ突入し、障害を退け、船のコントロールを取り戻すことが目的となる。
 生存者が絶望的なら船ごと沈めては。と、考える者も居るかもしれないが、宇宙船に積まれた「コアマシン」は現在では代替の効かないオーパーツだ。それを失う訳にはいかない。
 だからこそ、船へと突入して取り戻す必要性があるのだ。
「突入に関しては、この船を使えばよい」
 当然、それに対してのオビリビオン側からの抵抗も予想されるだろう。
 だが、猟兵達へと宛がわれた小型宇宙船は、それぞれのエネルギーを注げばより強固になったり、機動力が増したりとするらしい。それを利用して正面から力づくで突破するもよし、アクロバティックに翻弄するもよし。そして、腕に自信があるならば相手に電子戦を仕掛けてもいいかもしれない。
 敵船へ如何に突入するか。それがまずは大事となるだろう。
「突入しさえすれば、後はコントロールルームを目指すが良い。位置は既に判明している」
 占拠したからには内部にも敵が居ることは想像に難くない。
 船のコントロールを取り戻す上での障害にはそれもまた含まれることだろう。
「妾も往けたならば良いのだが、それも此度は叶わぬ。故、汝らに任せた」
 ――どうか、その罪深きから奴らを救ってやっておくれ。
 そう言い残し、リリトは猟兵達へ依頼を任せるのであった。


ゆうそう
 OPを読んで頂き、ありがとうございます。
 ゆうそうと申します。

 今回の目的は銀河帝国に占拠された宇宙船の奪還となります。
 皆様の活躍、プレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『小型宇宙船で突入せよ』

POW   :    正面から力づくで突破する

SPD   :    素早い移動や的確な回避で危機を切り抜ける

WIZ   :    敵の警戒範囲を読んで隙をつく、電子機器をハッキングする

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

グァンデ・アォ
小さい体を活かして、先行偵察で、みんなをナビゲートするよ!

偵察ドローンとかが来たら、マシンヘルムに変化!
スペースデブリを装ってやり過ごそう。
ボクは何のヘンテツもない宇宙の落とし物……(祈るように)



星々瞬く黒の海を滑るように進む猟兵達の宇宙船。
 目的地は定まっているが、今はその目指すべき場所はまだ彼方。
 その時、猟兵達の宇宙船より一筋の小さな光が奔る。
 それはグァンデ・アォ(ヒーローマスクのスカイダンサー・f10200)。
 蒼の粒子を推進機より零しながらグァンデは宇宙を奔る。
 本来ならヒーローマスクという種族の特性を活かすところであるが、今回はそれはお預け。
 今はその小さな体――ドローンとしての本体を活かしての先行偵察だ。
 先んじて目標船を発見し、よりスムーズに猟兵達の宇宙船をナビゲートするためのもの。
 小さな身からすれば大きなデブリを右へ左へ、時に上へ下へと躱しながらグァンデは往く。
 その姿を観測する者が居たとすれば、宙で妖精をみた。と、そう口にすることは間違いないだろう。
 そんな優雅さを見せながらの単独飛行。
 そして――。
「こちらグァンデ。目標発見したよ! 繰り返すね。目標発見だよ!」
 グァンデの視界に広がる大きな大きな白亜の船。
 ややあちらこちらに損傷の跡が見え隠れするのが玉に瑕ではあるが、元々は美しい船だったことが見て取れる。
 しかし、今やそれは銀河帝国の手に落ちた船なのだ。
 その声に喜びを滲ませて母船へと連絡を取るグァンデ。
 その視界に、何かが映った。
「自立行動モードを終了し、攻性ユニット支援モードに移行します――」」
 それは白亜の船より射出された偵察機。
 僅かではあるがレーダーに動体・熱源を感知した白亜の船がその正体を探るために送り出したものであった。
 ――ボクは何のヘンテツもない宇宙の落とし物。ボクは何のヘンテツもない宇宙の落とし物。
 先んじて気づいたグァンデは敢えて自立行動モードを閉じ、スペースデブリを装う。
 目の前を偵察機が過ぎ去っていく。過ぎ去っていく。過ぎ去って――いかない!?
 ヒタリ。と、グァンデの前で止まった1機。
 まるで訝しむように グァンデを目前にして止まり続けている。
 緊張の時。
 偵察機より伸びるアームがグァンデを掴もうとした瞬間――グァンデのナビゲート情報を基に猟兵達の宇宙船がその姿を宙域へと現した!
 最早、動かぬグァンデ構っている暇などない。
 偵察機は急旋回を見せると共に、猟兵達の船へと次々に加速していく。
「た、助かった……のかな?」
 モードを解除したグァンデはホッと一息。そして、急ぎ、自身の船への合流を目指すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

トルメンタ・アンゲルス
神出鬼没の帝国軍。
どうしても対応が後手後手に回ってしまうのが辛いですねぇ。
そして、こっちは消耗する一方。何とかしたいところですね。

【SPD】
それにしても、今回は小型宇宙船ですか。
俺の相棒に乗って突っ切った方が速いんですが……まあ、たまにはいいでしょう。
宇宙バイクなら、搭載しておけるでしょうし。
久し振りに、宇宙船でも飛ばしますか!

小型宇宙船の機関部にハック……コネクト。
動力ライン、同調。
出力上昇。回転数、レブリミットまで上昇。

さぁ、お前の限界の速さを見せてもらおうか!

俺の中の動力炉と宇宙船を繋げて、速さと機動力を限界まで引き出す!
敵の砲火や追跡なんざ、潜り抜けてやりますよぉ!


夕凪・悠那
全滅確定か。
あんまり気分のいい話じゃないけど、まあ仕方ない。
切り替えてお仕事お仕事っと。

【WIZ】
電脳魔術士として電子戦を仕掛けるよ。
『E-S』を使って射撃統制システムに[ハッキング]。
完全に沈黙させて無力化できれば一番だけど、照準を狂わせるだけでも十分だ。
後は悠々と乗り込めばいい。
味方の支援にもなって良いこと尽くめってわけさ。

ハッキングが失敗した場合、最終手段の座標改竄。
自分の船を乗り込む宇宙船の近くまでテレポートさせる。
自分だけならともかく船丸ごとって、うまく演算できるか……?



先行した者からの情報を得、その視界に目標の船を捉えた猟兵達。
 だが、その到達を阻むようにアラートが船内に鳴り響く。それは、複数の機影が接近していることを示すものであった。
 それを見つめるサングラス越しの青の瞳。
 トルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)は冷静に状況を分析する。
 彼我の相対距離・速度――接触は不可避。
「なら、久しぶりに宇宙船でも飛ばしますか!」
 どう動くか決まれば後は迅速に。ハイペースに。
 本来であれば愛機であるNoChaserを駆りたいところ。
 それであればその名の通り、追跡者などへ追いつかれることもなく目的地へと辿り着いたことだろう。
 だが、この船に搭乗しているのはトルメンタだけではないのだ。
 故に、トルメンタはその身を宇宙船と同調させる。
 ――機関部にハック……コネクト。
 ――動力ライン、同調。
 ――出力上昇。回転数、レブリミットまで上昇。
「さあ、お前の限界の速さを見せてもらおうか!」
 より速く、もっと速く、更に速く!
 速ければ速いほどに被弾しない。その信念に基づき、トルメンタは船を加速させていく!

 時を同じくして、夕凪・悠那(電脳魔・f08384)は静かに黙祷を捧げる。
 それは今は銀河帝国の手に落ちた船。その乗組員達について。
 ――全滅確定か。あんまり気分のいい話じゃないけど、まあ仕方ない。
 紫の瞳が開かれた時には既に思考は切り替わり、その身に宿した人工電子精霊E-S(エス)へと意識を繋いでいく。
 操舵は得意な人に任せ、悠那は悠那の長所を活かすべく、その思考を加速させていく。
 そして、加速した思考の目前に広がるのは先程までの視界とはまた違う世界。
 0と1で構成された懐かしき電脳の海。
 肉体と言う楔から解き放たれ、意識だけが飛ぶように、泳ぐように進んでいく。
 狙いは敵機の射撃統制システム。
 ――その機能を無力化……は無理でも、狂わせられれば上々ってところかな。
 だが、相手もただ無防備を晒すだけではない。
 悠那の眼前には炎の壁や悠那の身を害そうとするプログラムが蠢いていた。
 目指すを為すために越えるべき数多の障害。
 だが、悠那の瞳は静かに闘志を燃やすのだ。
「さあ、お手並み拝見ってね」

 胸に宿る炉は熱く。だが、演算デバイスはどこまでもクールに。
 瞳に宿す闘志は熱く。だが、電脳に奔るプログラムは冷静に。
 2人はそれぞれの戦場を駆け抜ける!

 突如としての大加速を見せ始めた猟兵達の宇宙船。
 それは接近しつつあった敵影から、目指すべき船から一旦離れるように加速していく。
 そして――トルメンタによって速さと機動力を限界まで引き出された船は急旋回!
 突然の加速と動きに動揺の空気を見せる複数の敵影を置き去りに、一気に抜いていくのだ。
 だが、敵もさるもの。いや、この場合は偶然か。
 他の機影に比べて僅かに送れていた1機が猟兵達の前に立ち塞がる!
 ――照準。発砲。
 真空の世界を切り裂き、迫る砲弾の雨。
 だが、それはまるで雨の中で傘をさしているかのように、猟兵達の傍を通り過ぎていくものの、その身の芯を捉えることはない!
 それはトルメンタの隔絶した操縦技術。
 それは悠那が電脳世界で行ったハッキングの成果。
 その複合効果により、弾丸の雨を縫い、猟兵達の船は突き進むのだ!
「のろまな追跡なんざ、俺に追いつける訳もねぇってもんですよぉ!」
 ならば。と、その身をぶつけんとする敵機をまさに己の身体の如くにトルメンタは操り、敵陣を抜けていく。
 まさしくその軌跡は流星の如く。その身を捕らえるモノはこの場には居ない!
 だが、それだけでは終わらない。
 悠那は1つの置き土産を電脳世界――敵機へと置いていく。
 その数瞬後、置き去りにした船の後方で、星々の世界に焔の花が咲いた。
 その花の数は迫り来た敵機の数。
 掌握した射撃統制システムを弄った悠那はフレンドリー・ファイアをプレゼントしたのだ。
 かくして、迫りくる脅威を退けた猟兵達。
 目指すべき船は目前へと迫るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

オリヴィア・ローゼンタール
PO
これが星の海を行くという船ですか……
ふむふむ、興味深いですね……
珍しく落ち着きなくあちこち触る

【トリニティ・エンハンス】【属性攻撃】
船に炎の魔力を注ぎ込み攻撃力を強化
船を宇宙空間でも燃える不思議な炎で包む
エンジンの出力を上げて突貫する
【騎乗】の低さは【学習力】と【勇気】で補う

強化された【視力】で敵の攻撃を【見切り】、
【オーラ防御】【火炎耐性】でダメージを軽減する
どんどん加速(【ダッシュ】)して敵船に突っ込む


幻武・極
小型宇宙船の操縦はやっぱりゲームのようにはうまくいかないね。
これで何度目の被弾だっけ?
とりあえずはトリニティ・エンハンスでシールドを展開してどうにか進んでこれたけど、こうなったらこのまま突撃だね。
帰りのことはあの船を奪還してあの船で帰ればいいんだしね。
さあ、突撃だ。



1つの脅威を乗り越えた猟兵達。そして、目前に迫る目標。
 だが、その前に再び1つの脅威が立ち塞がる。
 それは目標船からの火砲。
 そして、それへ近づくがため、弾幕はより密度を上げていく。
 まだ距離のある分、猟兵の巧みなる操船により直撃は避けられているが、このままでは埒があかない。
 故に、猟兵達は1つの決断を下す。
 それは――。
「星の海を行くという船。興味深いものでしたが、今は悠長にしてもいられませんか」
 乾坤一擲の突撃。
 そのための下準備をオリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)は施していく。
 清廉な立ち姿は嫋やかさを感じさせるものであるが、その体は揺れる船の中にあっても揺らぐことはない。
 数多の戦場を乗り越えたことに裏打ちされる実力が読み取れるものであった。
 幾つか目の至近弾。
 揺れる船内で突撃への下準備をするのはオリヴィアだけではない。
「小型宇宙船の操縦はやっぱりゲームのようにはうまくいかないね。揺れる回数も多くなってきたみたいだ」
 目標へと向かって進む船。揺れる回数が増えてくるのは致し方ないことだ。
 だが、あっけらかんと言う幻武・極(最高の武術?を追い求める羅刹・f00331)の身体もまた、揺れることはない。
 そんなオリヴィアと極。その2人が選んだ手段は奇しくも同じものであった。
 白亜の教会で祈りを捧げる時のように、修めた武術の型をなぞるように、2人から発せられた力。
 それはトリニティ・エンハンス。
 本来であれば、数多の属性を持って、自身を強化するもの。
 だが、2人はそれを自身達の搭乗する船へと使用することを選んだのだ。
 燃える焔が船を包み込む。
 星々の明かりのみが照らす暗闇の世界において、煌々とした輝きは力強さをも感じさせる。
 だが、その明かりは同時に敵の注目をも集めるモノでもあるのだ。
 暗闇の中での明かり。
 まるで誘蛾灯のようでもあるそれへ、火砲の密度はより一層に増していく。
 しかし、それは全て2人の展開した――2人で展開したからこその――強靭な焔の壁に阻まれていく!
「では、お次と参りましょう。いけますか?」
「問題ないよ! こうなったらこのまま突撃できるようにしようよ!」
 オリヴィアは悠然と、極はまだまだ余裕と言わんばかりに、各々のコンディションを確かめあう。
 そして、焔の熱さは船を守る壁としてだけでなく、エンジンにまで影響を及ぼしていく!
 焔の熱さを受けて唸りをあげ、より一層に回転数を上げていく炉心。
 最早、敵の火砲など何するものぞ。
 熱く燃える船体をより一層に輝かせ、船は一条の星の如くに目標目掛けて宙を駆ける!
 加速して、加速して、加速して。
 そして――大きな大きな衝撃が2つの船を襲う。
 目標地点へと船体半ばまで喰い込んだ猟兵達の船。
 だが、その船体は衝撃に比して、破損は圧倒的に少ない。
 それはトリニティ・エンハンスの力でもあり、オリヴィアの施したそれ以外の策――オーラによる装甲の強化――によるものの結果だ。
 かくして、猟兵達の船は目標の船へと突入船の如く突き立ち、道を拓いたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『バトルドロイド』

POW   :    バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ   :    シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


突入に際して出来上がった瓦礫の山。
 それを押しのけ、猟兵達は船内への侵入を果たす。
 そこに待ち受けていたのは遺体の山――ではない。
 戦闘の痕跡こそあるが、生存者は居ないであろう。という予想に反して、そこには遺体を含めた人の姿というものは何もなかった。
 まるで、それだけが綺麗さっぱりに消えてしまったかのように。
 疑問に思う者。今はそれを気にするべきではないと意識を切り替える者。反応は様々。
 だが、次に現れた影を目にした猟兵達の想いは1つとなる。その影とは無数のバトルドロイド。
 ――これを倒しながら進まねば、コントロールルームへの道は拓かれない。
 一糸乱れぬ規則正しい足音を響かせ迫る波。
 猟兵達はその波を押しのけ、進むしかないのだ。
 そして、今、新たなる戦いの幕はここに切って落とされたのだ!
オリヴィア・ローゼンタール
SPD
さて、ここからは槍働きの時間ですね

【守護霊獣の召喚】で黄金の獅子を召喚
【属性攻撃】で聖槍に炎の魔力を纏う
前に出ます――どなたか、援護をお願いします(共闘アドリブOK)

獅子に【騎乗】し、敵陣へ突貫(【ダッシュ】)
【怪力】にて槍を【なぎ払い】、炎の【衝撃波】を叩きつける
頑丈な者には直接槍を叩き込み粉砕する(【串刺し】【鎧砕き】)
獅子の爪牙で蹂躙する(【グラップル】【踏みつけ】)
有象無象の心なき武では私を止められません!

熱線による攻撃は【オーラ防御】【火炎耐性】で軽減
問題ありません、炎熱は私の得意分野です


グァンデ・アォ
オリヴィアさんの突貫の後をついていって、討ち漏らした敵に攻撃するよ。
といっても、ドローン形態だと、フォースハーケンを展開しての体当たりぐらいしかできないけどね。
えい、どっかーん!

もし敵の増援が来るようなら、混戦地帯をピョンピョンと飛び越えて、区画封鎖シャッターのところまで急ぐよ!
みんな、少しだけ持ちこたえてて!

シャッターの手動装置を操作して、敵を分断するんだ!……って、手動~!?
しまったボクには手も足もない!!
だ、誰かぁー、手伝って~!

一人で何とかしなければならない場合、【念動力】を使えることを思い出すよ。


夕凪・悠那
死体ゼロって絶対ロクでもないやつだ……って思うのは最近UDCの依頼受けたせい、だけじゃないよなぁ。
まあ今はいいか。さあ、戦争だ。

来い、【バトルキャラクターズ】。
ユニットはこの世界に合わせて近未来が舞台のFPSゲー仕様でいこう。
遮蔽物や通路の角がある場合は積極的に活用。

半数を援護射撃に回しつつ、残りで[誘導弾]を使って確実に落としていく。
敵が固まって複数の敵を巻き込める場合は、[範囲攻撃]のグレネード系アイテムを投擲。
負傷キャラが出たら手近なキャラと合体させて無駄死にしないようにするよ。
押されるようなら[時間稼ぎ]に専念。
舐めるなよ、FPSもそこそこやってるんだよボクは。



規則正しく隊列を組み、まるで壁のように、大波のように押し寄せる無数のバトルドロイド。
 痛みを知らず、疲れを知らず、ただただ与えられた命令をこなす機人の群れ。
 その数の多さ、その無機質さ。それらは確かに、常人だけでは磨り潰される未来しか待ち受けていなかったことだろう。
 だが、ここにあるのは一騎当千の猟兵達なのだ!
「ここからは槍働きの時間ですね。前に出ますので、どなたか援護を」
 熱線銃から光が断続的に奔り、制圧するかのように迫る黒の大波。
 一言残し、それを断ち割るかの如く、飛び込んだのは闇夜を払う金色――黄金に輝く獅子の背に乗り、手には輝く黄金の穂先を持つ聖槍。オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)!
 猟兵とて無敵ではない。当たれば負傷もすれば、最悪、命を落とすことだってあるだろう。
 しかし、それに二の足を踏む者達ではない!
 時に槍で払い、時に纏う破邪の焔で熱線の光を受け止め、距離を詰める。
 そして――。
「有象無象の心なき武で私を止められません!」
 黒の波間に飛び込んだオリヴィアは、宿した破邪の焔で黒の波を吹き散らす。
 野火の如くに燃え広がる炎の衝撃波。
 それの過ぎ去った後には黒の波間にぽっかりと空間を開かせ、確かな橋頭保を築きあげた!
 そこへ続くのは青の燐光と額に1の刻印を持つ15体の銃持つ歩兵達。
 グァンデ・アォ(ヒーローマスクのスカイダンサー・f10200)と夕凪・悠那(電脳魔・f08384)の召喚したバトルキャラクターズだ。
 オリヴィアの開いた空間をより広げるべく、築かれた橋頭保に飛び込んでいく。
 青の燐光が熱線の奔る空間を縫うように飛び、その前方に展開したサイキックエナジーによる衝角で持って弾き飛ばしていく。
 前方が駄目ならば、横から後ろからと狙いを定める機人。
 しかし、それを見過ごす悠那ではなく、歩兵達の火砲を巧みに指揮し、その隙をすかさずに埋める。
 その活躍もあり、猟兵達の確保する空間はじわりじわりとその範囲を広げていく。
「死体ゼロって絶対ロクでもないやつだ……」
 以前の依頼の経験が残像として脳裏に残っているからか。はたまた、猟兵としての直感か。
 悠那は歩兵達を指揮する傍ら、視線を船内に走らせ、違和感を口から零す。 
 ――だが、今はそれを考える時ではないか。
 思考は一瞬。再びに戦闘へと意識を切り替えて、歩兵達の指揮を続けていく。

 オリヴィアの、グァンデの突進に合わせて、飛び交う援護射撃。
 特に、前線で道を切り拓くオリヴィアは誘蛾灯の如く敵を惹きつける。
 ――あれが起点だ。殲滅せよ。
 そう言わんばかりに攻め込む機人達であるが、聖炎の槍が閃き、諸共に敵を串刺しとする。
 ならば数で抑え込めばよい。とバトルモードを起動させる機人達。一斉に飛びかかり、一部は数瞬前の焼き直しのようにオリヴィアの槍の餌食に、獅子の爪牙の餌食となり倒れ伏す。
 だが、それはあくまでも一部。残りはその身体をオリヴィア達の懐へ飛び込もうとさせて――
「固まり過ぎるのも、どうかとも思いますよ」
 オリヴィアと獅子のみだけでは対応しきれぬ数。
 だが、ここにあるのはオリヴィア1人だけではないのだ!
「纏めて倒せばボーナスポイントゲット! って、ならないものかな」
 火薬による爆風が、固まり、押し寄せようとしていた機人達を纏めて洗い流す!
 範囲を纏めてに薙ぎ払う一撃。
 それを受けてなお倒れぬ者も居たが、その五体は無事とはいかず、残る歩兵達の火砲の前に儚く散っていく。
 オリヴィアが敵を惹きつけていると見た悠那。その即席の役割分担は見事に嵌った結果であった。
 目礼を返すオリヴィアと、ひらひらと手を振って応える悠那。
 2人の活躍は更に敵の前線を押し返し、猟兵達の進むべき道を拓くのであった。

 だが、猟兵達に比して弱兵とは言え、やはり数とそれによる弾幕は侮れるものではない。
 弾幕を軽減し続けていたとしても、人である以上、疲労や傷は増えていくものだ。
 オリヴィアは確保した空間で数瞬の呼吸。息を整え、再びに槍を構える。
 悠那も幾体かの歩兵達を合体させ、戦線を整えている。
 ――せめて、進むべき道以外の場所を閉じられれば。
 目的とする方向以外からも現れ続けるバトルドロイド。それを減らせさえすれば、猟兵達にかかる圧力も減じる。
 そう考え、動いたのは蒼の燐光零しながら機人を弾き飛ばし続けていたグァンデだ。
「みんな、少しだけ持ちこたえてて!」
 目指すべきは隔壁を封鎖するための手動装置。
 機人の波間に垣間見たそれを目指すべく、グァンデは宙を駆ける!
 1回、2回、3回……と、サイキックエナジーを推進機より噴射して、黒の波を越えていく。
 狙いに気付いた訳ではないだろう。
 だがしかし、宙を駆けるグァンデへ黒の波間より無数の熱線が!
 それは地から吹き上げるマグマのように、グァンデへ迫りくる。
「っ! 緊急回避!」
 目標目掛けての推力を一時的に横方向へとズラし、回避に至る。
 だが、それによって減じた推力を再び得、目標地点へと辿り着くにはあと1歩が足りなかった。
 ――そんな、駄目なのかな!?
 焦燥が心を焼く。だが、それで諦められるものではない!
「ボクは、絶対に敵を分断するんだ!」
 それでも尚、と諦めずに放たれた無意識の力――念動力。
 それはあと僅かを確かに埋めるモノであった。
 それはグァンデの身体を確かに後押しし、その体を念願の地へと誘う。
 そして――衝突音。
 勢いを殺さぬまま、隔壁を落とすボタンは手も足もないグァンデの身体により押され、増援を呼び込み続けた隔壁は降ろされる!
 ここに、確かにグァンデの目的はなされたのだ!
 しかし、窮地は続く。
 此処は増援を吐き出し突けた場所のド真ん中。つまり、敵陣の真っただ中。
 無数の銃口がグァンデへと向けられる。
 しかし――。
「やるなら、もう少し待つかしてくれると嬉しかったかな」
 光明は常にあるものだ。
 グァンデの目前の機人達が爆風に洗い流されていく。
 そして現れた、4の数字を持った歩兵とそれを伴う悠那。
 グァンデの行動があったが故、突撃の方向に居た機人達の意識の多くが悠那やオリヴィアから逸れていたのだ。
 それは奇しくも、隔壁を閉じて圧力を減らそうとしていたものと同じこと。
 圧力が減れば、その分、自由に動けるのは当然のこと。
 その力で持って眼前の敵を打ち倒し、余力を生み出した猟兵達。
 だからこそ、こうして駆けつけることが出来たのだ。
 そして、隔壁も閉じ、四方からの圧力が圧倒的に減じた今、猟兵達の勢いを止めるものなど、この場には存在しない。
 突撃を慣行してより幾ばくかの時を経て、橋頭保を確保しきった猟兵達は目指すべき場所へ向けて、脚を進め始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トルメンタ・アンゲルス
久し振りに宇宙船とラインを繋げると、キますねぇ。
戻るのにちょっと手間取りましたが、すぐに追いつきますよ!

やっぱり、生身の死体は遺されてませんでしたか。
相変わらず胸糞悪い増え方をしてくれますねぇ……。

さぁ、行こうかNoChaser!
マキシマムグッドスピード!

失礼、遅れましたぁ!
先行するお三方を跳び越え、宇宙バイクを唸らせながら、バトルドロイド達を轢いて撥ねて、ブラスターを撃ちまくって空間を空けますよ!

一瞬の隙が出来たところでベルトを起動
『MaximumEngine――HotHatch』(ベルトの機械音声)
変身、アクセルユニゾン!
防御力重視の装甲を纏い、一気にコントロールルームへの道を開きますよ!


皐月・灯
この船に乗ってた連中をやったのはてめーらか?
まあ、今はどっちだっていい。
どっちだろうと、やることは変わらねーからな。

ヤツら、これだけ雁首揃えて来てんだ。利用しねー手はねーな!
攻撃を【見切り】つつ、ヤツら自身を盾に射線をかわすぜ。
そうやって連中を翻弄して密集させたところで、【属性攻撃】を叩き込む!

《轟ク雷眼》だ。機械のてめーらにはよく効くだろ?
そして、どんなに正確な攻撃でも、使い手が動けなきゃ怖かねーってな。
感電させたところに追撃で拳をブチ込んで、一気に片づけてやるぜ!



雲霞の如く押し寄せるバトルドロイド。
 それらを蹴散らし、一路、コントロールルームを目指すは猟兵達。
 そして、進む者と阻む者との幾度目かの激突が巻き起こる。
 熱線銃の銃口を数多光らせ、待ち構える機人。
 対して、幾度来ようとも打ち倒し進む覚悟を秘める猟兵達。
 銃口から光が溢れ、それを受け止めんとした時――。
「C'mon! NoChaser! 俺達の速さ、見せてやろうぜ!」
 ――さあ、行こうか!
 轟くエンジン音。宙を行く一条の星が猟兵達の頭上を奔り、その勢いのまま、機人達が形成する壁をぶち壊す!
 ドリフト。火花が散り、後輪が円を描くように滑り、流星の主――トルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)は戦場へと降臨する。
 だが、まだ攻性は終わらない!
 NoChaserが動きを止める慣性を利用し、同乗していた1つの影――皐月・灯(灯牙煌々・f00069)が飛び出した!
「アザレア・プロトコル3番――」
 励起した魔術回路が魔力を雷へと変換し、空気の弾ける音を周囲に轟かせる。
 だが、まだその牙は真価を発揮している訳ではない。解き放たれる時を今か今かと牙研ぎ、クリプタイド・デルタを彩るのだ。
 そして――。
「――《轟ク雷眼》!!」」
 握られた拳が速度と破壊力を持って1体の機人が体を紙の如くに打ち貫く!
 ――弾けろ!
 打ち込まれた拳を基点に、溜め込まれた轟雷が天駆ける龍の如くに荒れ狂い、周辺諸共を薙ぎ払う。
 後に残ったのはNoChaserに吹き飛ばされ機能を停止した機人。迸る轟雷に回路を焼き切られた機人。その残骸が名残を残すだけであった。
「失礼、遅れましたぁ!」
「この船に乗ってた連中をやったのはてめーらか?」
 トルメンタは先に戦っていた猟兵達へ。
 灯は両の拳を打ち合わせ、睨め付けるように機人達へ。
 だが、互いに油断はなく、エンジンの回転数を高め、四肢に力を籠め、開戦の時を測る。
 その視線の先には吹き飛ばされた仲間の躯を踏み砕き、再びに押し寄せる黒の波。
 銃口に光を満たし始める者。機械音を高鳴らせ、その力を解き放とうとする者。
「相変わらず、胸糞悪い増え方をしてくれてるみたいですねぇ……」
「随分と、雁首揃えて来てくれてんじゃねーかよ」
 バトルドロイトがどうやって増やされているのか。
 それを知っているかのようにトルメンタはサングラス越しの瞳を鋭く光らせる。
 その視線の意図する想いは機人達へか、はたまた、それを生み出した存在に対してか。
 そして、灯は迫りくる敵を前に不敵な笑み。
 宿す二色は数多の敵を前にしても輝きを失わず、むしろ、それを打ち砕かんと輝きを強めている。
 そう。なんであれ、やるべきことは――
 機人達の銃口から光が溢れた。機人達がモーターの唸りをあげて飛び出した。白と黒の波が2人へと迫りくる!
 ――1つなのだから!
 数瞬、交わる2人の視線。そして、トルメンタと灯も時間差で動きだす。
 一番槍と駆けたのは灯。
 熱線銃の光はクリプタイド・デルタより零れる粒子が阻み、迫る機人達を遮蔽物と利用し、巧みにその身を捌いていく。
 武器とするのは己の四肢。
 掴み、捌き、払い、殴打。
 動きに合わせ、胸元で揺れる歪なシルバーアクセサリー。そして、輝く銅の紋章は己が修めた武技の冴に違わず!
 そして、流れを受け止め、留めたところで再びに轟雷が弾けた。
「はっ、なってねー。何1つなってねーな!」
 流れる一拍の間。
 だが、速さを追求するトルメンタにとって、それだけあれば十分だ。
「MaximumEngine――HotHatch」
 ――変身、アクセルユニゾン!
 腰に巻いたMaximumEngineから機械音声が流れる。
 輝き。その後に現れたトルメンタの姿は、堅牢なる装甲を纏った姿。
 NoChaserに跨り、力強い姿を見せるは重装騎兵が如く。
 そして、NoChaserのエンジン音が唸りをあげ、背部のプラズマブースターが火勢をあげ、人馬一体と突き進む!
 速度があれば当たらない。当たったとしても分厚い装甲がそれを阻む。
 まさしく一個の弾丸ともなったトルメンタは黒の機人が群れを文字通り蹂躙する!
 雷が迸り、荒れ狂い。奔る豪風が吹き荒れる。
 機人の群れが蹴散らされ、コントロールルームへの道が開けるのに、そう時は要さなかった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『二足歩行戦車』

POW   :    一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


バトルドロイドの攻勢を撥ね退け、辿り着いた目的地。
 船の指令部たる、広い広いその場所。
 駆けこんだ猟兵達の眼へ飛び込んできたのは――猟兵達を待ち受けていたかのように、その火砲へエネルギーを充填し終えた二足歩行型戦車の姿であった!
コントロールルームの、船内の空気を震わせ、戦車に搭載された火砲がその銃身を熱くする。
 ――轟!
 そして、解き放たれたそれ。
 愚直なまでに真っ直ぐに、だが、違うことなく猟兵達へと突き進む砲弾の数々。
 誰かが反応するよりも速く動いた者が居た。
 身動きしやすいようにか、深いスリットの入った戦闘用のシスター服。
 紺色のその裾を靡かせ、猟兵達より前へと飛び出たのは、オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。
「炎熱であれば、その対処は心得ています。ここは私がっ!」
 炎を纏う聖槍の輝きも美しく、迫る火砲の光に抗わんとして、その姿も毅然として立ち塞がるのだ。
 そして、激突!
 猟兵達を呑み込まんとしていた火砲。
 それを槍で、ガントレットで、その身に宿した数多の祝福で、オリヴィアは抑え込む!
 戦車からの射撃が途絶え、猟兵達が存在していた場所には爆炎の名残。
 もうもうと立ち込める煙と静寂が空間を支配する。
 ――第一リミッター、解除。
 煙を、静寂を打ち破り、高速で飛び出る影1つ! 
 その影はトルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)。
 その脚が刻む軌跡は地を駆け、宙駆け、壁を駆け、縦横無尽の疾駆を見せる!
「追いつけるものなら、狙ってみやがれ!」
 挑発するように声を張り上げるトルメンタ。
 その視線は一瞬、煙の向こう側――猟兵達を庇い、一時、態勢を崩したオリヴィア――を見、すぐに視線を戦車へと向け直す。
 その挑発へと答えた訳ではないだろう。
 だが、戦車へと搭載された数多の火器が、その砲口をトルメンタへと差し向けた。
 そこまでは意図通り。
 だが、1つだけ意図から外れることがあったとすれば、その戦車の砲に死角などなかったということだ。
 雨霰と降り注ぐ弾幕。
 しかし、戦車側にも1つ――否、2つの誤算があった。
 その1つは流星ライダーの2つ名を誇るトルメンタのその速さ。
 雨霰と降り注ぐ弾幕ではあったが、トルメンタを攻勢へと変えさせはしなかったものの、その身を捉えることは出来なかった。
 そして、もう1つは――。
「――やあ、出迎えご苦労様。まさか、リアルで二足歩行戦車を歩兵が倒すなんてやることになるとはね」
 今は金色を双眸へと宿す、夕凪・悠那(電脳魔・f08384)。その能力である。
 
 そして、時はオリヴィアが敵の火砲を受け止め、トルメンタが時間を稼いでいた時に引き戻る。
 爆炎の名残、煙の檻。その中にあって、悠那は静かに瞳を閉じる。
 ――『E-S』……リンク。
 ――『Laplace』……起動。
 再び開いた瞳は、紫から金色へ。
 その瞳の先に広がるのは現実世界へと被るように流れる0と1。
 宇宙船での突入の時とはまた少し違う世界を見つめ、悠那は静かにその手を掲げる。
 その手の先あるのは、トルメンタを追いかける二足歩行型戦車の姿。
 指先から静かに、まるで蜘蛛の糸の如く、極細の魔力糸が放たれ、悠那と戦車とを繋げた。
「――繋がった。検索開始』
 悠那に流れ込む、戦車からの膨大な情報の波。
 それを必要なもの、不必要なもの、処理できるもの、処理できないもの。
 瞬時に判断し、波に呑み込まれぬ様、御していく。
 そして、程なく悠那の目的とするものは見つかった。
 それは射撃の制御システムが一部。
 ――これさえ一時的にでも狂わせることが出来れば。
 宇宙船での焼き直し。あの時も同様のことを為した。ならば、今回も。
 しかし、予想外のことが起こる。
 それは――。
『助け……解放して……』
 システムの奥底から聞こえる人の声。苦渋に満ちたその声。
「……助けるとは、どういうことだい?」
 突然のことに驚きつつ、これが、この声が射撃の制御システムを担う一角である。と、そう判断した悠那は状況を把握すべく声を掛ける。
『殺……、脳……システム…一部……』
 はっきりとした内容が言葉で返ってきた訳ではない。
 だが、そこにあるイメージは理解できた。
 人の脳。犠牲者の魂。そういったものが戦車の様々なシステムを担わされているのだ。
「分かった。今、助けてあげるよ」
 逡巡はない。このシステムを狂わせることは悠那の目的であり、外で戦う仲間達の援護ともなる。そしてなにより、囚われた者の解放へとも繋がるのだ。
 そして――。
『ありがとう』
 システムが狂わされ、世界の繋がりが断たれる中、その言葉だけはやけにはっきりと悠那へと届いたのであった。

 時は再びに戻り、歩みを進める。
 トルメンタを追いかけていた砲口の一部が、突如として動きを止める。
 まさしく好機!
 そして、その隙を見逃すような猟兵達ではない!
 悠那は歩兵達に号令を下し、その手に持つ火器で戦車の脚を止め、トルメンタ他の猟兵達から戦車の狙いを引き剥がす。
 その時を待っていたかのように、解き放たれた流星は作られた死角を宙より駆け降りるのだ!
「何度出てこようと、何度でもぶっ壊してやりますよ!」
 ――砕けろぉ!!
 単純な蹴りの一撃。だが、高所からの勢いも込められ、ただただひたすらに重たいその一撃は装甲を、備え付けられた火砲の一部を砕ききる!
 だが、攻撃はそれでは終わらない。
 地に降り立った流星は、再びに昇り龍の如く、空へと還るのだ!
 着地の勢いを脚に込め、膝を曲げ、そして、反動。跳躍。
 打ち上げられた拳が戦車の胴を下部から叩き上げ、衝撃に戦車が僅かばかり宙に浮く。
 そこへ、灼熱が迸った。
 火砲を受け止めた名残か、衣装の一部は破れ、地肌にも傷が残るオリヴィア。
 だが、その痛みも、熱さも、全て飲み干し、未だここに健在なり!
 踏み出した脚。腰の捻りを通し、力は全て身体、腕へ。
 黄金に輝く穂先には太陽の光もかくやと言わんばかりの焔。
「鋼鉄の装甲に身を包もうと、灼熱の一撃は全てを穿つ!」
 ――轟!
 此度の音を生み出したのはオリヴィア。
 まるで先程のお返しとも言わんばかりに放たれた剛の一撃。
 それは宙に浮き、逃げ場のない二足歩行型戦車を撃ち貫き、吹き飛ばした!
オリヴィア・ローゼンタール
POW
戦車……?
私の知る、馬に牽かせるそれとは様相が違いますね……

【トリニティ・エンハンス】【属性攻撃】で聖槍に炎を纏い攻撃力を増大
これさえ倒せば……皆さん、一気呵成に畳み掛けましょう!

火砲からの剣呑な気配を察知(【第六感】)し、突貫(【ダッシュ】)して仲間を【かばう】
【武器受け】【オーラ防御】【激痛耐性】【火炎耐性】の四重防御
膨大な熱の気配――!
炎熱への対処は心得ています、ここは私がっ!

【怪力】にて聖槍を叩きつける
鋼鉄の装甲に身を包もうと、灼熱の一撃はすべてを穿つ(【鎧砕き】【串刺し】)

えーあい……自動化されているなら、そのパターンを読み切れば……(【学習力】【見切り】)


トルメンタ・アンゲルス
出て来ましたね、デカブツ!
何度でもぶっ壊してやりますよ!

第一リミッター、解除。真の力の片鱗をお見せしましょう!
先ずは速さを生かして翻弄し、注意を俺に引き付けて、味方に余裕を作りますよ!
さぁ、こっちだ!
追いつけるものなら狙ってみやがれ!

床を駆け壁を駆け、スマッシュ・エアで宙を駆け、速さで振り回しながら、
主砲の他に、相手のどこにどれだけの火器が備えられているかチェック。
おおよそ把握出来たら、相手の死角を突いて、出鱈目な軌道で接近。
排撃のブリッツハンマーを叩き込んで、装甲ごと内側までひしゃげさせてやりますよ!
そこに隙が出来たら、二回攻撃で更に追撃を仕掛けましょう!


夕凪・悠那
――やあ、出迎えご苦労様
二足歩行戦車を歩兵が倒す――まさかリアルでやることになるとはね

素早く[早業]で【バトルキャラクターズ】補充と武器チェンジ
散開させて敵の攻撃を[見切り]、アサルトで牽制しつつ、巻き込まれる位置に仲間がいない場合に[誘導弾]の携行ミサイル使用
ボクは遮蔽物に身を隠しながらキャラの操作に集中しておくよ

で、こっちが本命
タゲが外れたら【座標改竄】で回り込んで【精神回線】
『E-S』とリンク、『Laplace』起動
機械の精神、システムに[ハッキング]を仕掛ける
(何時の間にか瞳が紫→金に変化)
射撃系、駆動系、制御系なんでもいい。一時的にでも狂わせる
成功しても失敗してもモタモタせずに即離脱



コントロールルームの、船内の空気を震わせ、戦車に搭載された火砲がその銃身を熱くする。
 ――轟!
 そして、解き放たれたそれ。
 愚直なまでに真っ直ぐに、だが、違うことなく猟兵達へと突き進む砲弾の数々。
 誰かが反応するよりも速く動いた者が居た。
 身動きしやすいようにか、深いスリットの入った戦闘用のシスター服。
 紺色のその裾を靡かせ、猟兵達より前へと飛び出たのは、オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。
「炎熱であれば、その対処は心得ています。ここは私がっ!」
 炎を纏う聖槍の輝きも美しく、迫る火砲の光に抗わんとして、その姿も毅然として立ち塞がるのだ。
 そして、激突!
 猟兵達を呑み込まんとしていた火砲。
 それを槍で、ガントレットで、その身に宿した数多の祝福で、オリヴィアは抑え込む!
 戦車からの射撃が途絶え、猟兵達が存在していた場所には爆炎の名残。
 もうもうと立ち込める煙と静寂が空間を支配する。
 ――第一リミッター、解除。
 煙を、静寂を打ち破り、高速で飛び出る影1つ! 
 その影はトルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)。
 その脚が刻む軌跡は地を駆け、宙駆け、壁を駆け、縦横無尽の疾駆を見せる!
「追いつけるものなら、狙ってみやがれ!」
 挑発するように声を張り上げるトルメンタ。
 その視線は一瞬、煙の向こう側――猟兵達を庇い、一時、態勢を崩したオリヴィア――を見、すぐに視線を戦車へと向け直す。
 その挑発へと答えた訳ではないだろう。
 だが、戦車へと搭載された数多の火器が、その砲口をトルメンタへと差し向けた。
 そこまでは意図通り。
 だが、1つだけ意図から外れることがあったとすれば、その戦車の砲に死角などなかったということだ。
 雨霰と降り注ぐ弾幕。
 しかし、戦車側にも1つ――否、2つの誤算があった。
 その1つは流星ライダーの2つ名を誇るトルメンタのその速さ。
 雨霰と降り注ぐ弾幕ではあったが、トルメンタを攻勢へと変えさせはしなかったものの、その身を捉えることは出来なかった。
 そして、もう1つは――。
「――やあ、出迎えご苦労様。まさか、リアルで二足歩行戦車を歩兵が倒すなんてやることになるとはね」
 今は金色を双眸へと宿す、夕凪・悠那(電脳魔・f08384)。その能力である。
 
 そして、時はオリヴィアが敵の火砲を受け止め、トルメンタが時間を稼いでいた時に引き戻る。
 爆炎の名残、煙の檻。その中にあって、悠那は静かに瞳を閉じる。
 ――『E-S』……リンク。
 ――『Laplace』……起動。
 再び開いた瞳は、紫から金色へ。
 その瞳の先に広がるのは現実世界へと被るように流れる0と1。
 宇宙船での突入の時とはまた少し違う世界を見つめ、悠那は静かにその手を掲げる。
 その手の先あるのは、トルメンタを追いかける二足歩行型戦車の姿。
 指先から静かに、まるで蜘蛛の糸の如く、極細の魔力糸が放たれ、悠那と戦車とを繋げた。
「――繋がった。検索開始』
 悠那に流れ込む、戦車からの膨大な情報の波。
 それを必要なもの、不必要なもの、処理できるもの、処理できないもの。
 瞬時に判断し、波に呑み込まれぬ様、御していく。
 そして、程なく悠那の目的とするものは見つかった。
 それは射撃の制御システムが一部。
 ――これさえ一時的にでも狂わせることが出来れば。
 宇宙船での焼き直し。あの時も同様のことを為した。ならば、今回も。
 しかし、予想外のことが起こる。
 それは――。
『助け……解放して……』
 システムの奥底から聞こえる人の声。苦渋に満ちたその声。
「……助けるとは、どういうことだい?」
 突然のことに驚きつつ、これが、この声が射撃の制御システムを担う一角である。と、そう判断した悠那は状況を把握すべく声を掛ける。
『殺……、脳……システム…一部……』
 はっきりとした内容が言葉で返ってきた訳ではない。
 だが、そこにあるイメージは理解できた。
 人の脳。犠牲者の魂。そういったものが戦車の様々なシステムを担わされているのだ。
「分かった。今、助けてあげるよ」
 逡巡はない。このシステムを狂わせることは悠那の目的であり、外で戦う仲間達の援護ともなる。そしてなにより、囚われた者の解放へとも繋がるのだ。
 そして――。
『ありがとう』
 システムが狂わされ、世界の繋がりが断たれる中、その言葉だけはやけにはっきりと悠那へと届いたのであった。

 時は再びに戻り、歩みを進める。
 トルメンタを追いかけていた砲口の一部が、突如として動きを止める。
 まさしく好機!
 そして、その隙を見逃すような猟兵達ではない!
 悠那は歩兵達に号令を下し、その手に持つ火器で戦車の脚を止め、トルメンタ他の猟兵達から戦車の狙いを引き剥がす。
 その時を待っていたかのように、解き放たれた流星は作られた死角を宙より駆け降りるのだ!
「何度出てこようと、何度でもぶっ壊してやりますよ!」
 ――砕けろぉ!!
 単純な蹴りの一撃。だが、高所からの勢いも込められ、ただただひたすらに重たいその一撃は装甲を、備え付けられた火砲の一部を砕ききる!
 だが、攻撃はそれでは終わらない。
 地に降り立った流星は、再びに昇り龍の如く、空へと還るのだ!
 着地の勢いを脚に込め、膝を曲げ、そして、反動。跳躍。
 打ち上げられた拳が戦車の胴を下部から叩き上げ、衝撃に戦車が僅かばかり宙に浮く。
 そこへ、灼熱が迸った。
 火砲を受け止めた名残か、衣装の一部は破れ、地肌にも傷が残るオリヴィア。
 だが、その痛みも、熱さも、全て飲み干し、未だここに健在なり!
 踏み出した脚。腰の捻りを通し、力は全て身体、腕へ。
 黄金に輝く穂先には太陽の光もかくやと言わんばかりの焔。
「鋼鉄の装甲に身を包もうと、灼熱の一撃は全てを穿つ!」
 ――轟!
 此度の音を生み出したのはオリヴィア。
 まるで先程のお返しとも言わんばかりに放たれた剛の一撃。
 それは宙に浮き、逃げ場のない二足歩行型戦車を撃ち貫き、吹き飛ばした!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グァンデ・アォ
《積極的に共闘します》
敵のレジェンダリーソルジャーを警戒するよ。
コイツ、さっきより動きが的確だ!みんな気を付けて!
ボクがこいつなら、真っ先に狙うのは……!
その人の元へ急いで駆けつけて、ボクを装着するよう促すよ。

《口調変更》
サポートAI、『大人の』グァンデです。よろしくお願いします。
早速、存分に視聴者サービスができるよう、モザイクエフェクトを起動させ……ああっ、「お前を消す方法」でヘルプファイルを検索しないで!真面目に、真面目にやりますから!

……では、防御は私が。あなたは攻撃に集中してください。
敵の攻撃に対し、正確に力場を展開して弾いて逸らします。
ご存分に。



猟兵達の一撃により吹き飛ばされる二足歩行型戦車。
 轟音を立て、その身は壁へと強かに打ち付けられる。
 混乱。
 ――射撃制御システムの一部が応答せず、砲塔も幾つか喪失。
 戦車自身の中で異常を知らせるアラートが鳴り響く。
 ――やはり、人を利用したモノでは駄目か。
 アラートを切りつつ、そう判断した戦車は現状を打開すべく、システムを他のモノへと切り替える。
 それは戦車に搭載された統括AIが疑似的に再現したコントロールAI。
 動きが変わった。
 立て直しは素早く、追撃を掛けんとする猟兵達を牽制するように射撃は間断なく。
 そして、その内の一門が牽制に紛れ、本命の一撃を猟兵達へと!
 鋭い音を立てて放たれた射撃は猟兵へ到達する――直前に青の燐光へと阻まれた。
「的確な攻撃だったよね。でも、だからこそ分かり易かったよ!」
 窮地を救った猟兵の前に浮かび、立ち塞がるはグァンデ・アォ(ヒーローマスクのスカイダンサー・f10200)。
 今迄はあくまでも通常の自立行動モード――ドローンフォーム。
 だが、今、この場において、その真なる力が開帳される時が訪れたのだ。
 ――さあ、ボクを装着して!
 猟兵の逡巡は一瞬。グァンデを掴み、その身を自身へと重ねる!
「自立行動モードを終了し、攻性ユニット支援モードに移行します……ユニット素体と接続しました。戦術級攻性機能がアンロックされます」
 ――キミに翼を。
 響く機械音声。そして現れたるはトルーパーフォーム――グァンデの戦術級戦闘形態――である。
 グァンデを装着した猟兵の身に溢れるサイキックエナジー。
 ドローン形態の時には翼のようでもあったスラスターは脚部へ。
 今、2人の力が合わさり、新たなる猟兵が誕生したのである!
 なお、装着中の、いや、変身中とも言おうか。その際の不思議エフェクトはお約束というものである。
 ――サポートAI、『大人の』グァンデです。よろしくお願いします
 猟兵の脳裏に直接響く声は通常時と比べ、幾分落ち着いたもの。
 そして、力の使い方が猟兵の頭の中へ流れ込んでいく。
 ――力の使い方は理解しましたね? では、防御は私が。アナタは攻撃に集中を。
 頷き、返答する猟兵。
 そして、2人の力を宿した新たなる戦士は戦場を駆け抜ける。
 その道筋はただただ真っ直ぐに。
 だが、迫る砲弾は前方に展開されたサイキックエナジーの力場により防がれる。
 そして――。
「力場収束。やってしまってください!」
 懐深くに飛び込んだ猟兵の拳にサイキックエナジーの力場が渦を巻いて集う。
 蒼の粒子を宿した拳。
 それは二足歩行型戦車の脚目掛け、深く、深く、抉り込むように叩き込まれたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

オリヴィア・ローゼンタール
WIS
今まで炎は武器や手足に纏い強化するものとして扱ってきましたが……
なるほど、そういう使い方もあるのですね
覚えました(【学習力】【情報収集】【戦闘知識】)

槍を杖代わりにして立ち、吹き飛ばした戦車へ掌を向ける
自身に炎熱防御を展開し準備(【オーラ防御】【火炎耐性】)
炎を……集中……一直線に……

戦車のビーム連射と同時、味方が回避して射線が開けたところで反撃(【見切り】【カウンター】)
即興で編み出したユーベルコードを発動
掌から【属性攻撃】で強化した【紅炎灼滅砲】を発射し【なぎ払う】
怒涛の如き炎の奔流で戦車のビームを飲み込み滅多打ちにする
真正面からの撃ち合い……根性比べといきましょう


トルメンタ・アンゲルス
さぁ、追撃と行きましょうか!
……とはいえ、愚直に突っ込んだら主砲や迎撃火器のいい的ですからね。
こういう時こそ落ち着いていきましょう。

まぁ、でも、長引かせたら危ないのもありますし、最大火力を叩き込みましょうか。
『OverDrive――Thunderbolt』(ベルトの音声)
右足にエネルギーを収束、チャージを開始。
動かないでチャージし続けられれば僥倖ですが、そうもいかないでしょうね。
左足と両足、ブースターで周囲を撹乱しながら回避に専念。
兵装の一部は破壊しましたし、最初よりは死角も生まれるでしょう。

余波が出るほど限界までチャージしたら、一撃。
追撃のブリッツランツェで、その胴体に風穴空けてやりますよ!



懐深くへ飛び込んだ猟兵により抉られた戦車の脚。
 それが為、片足のみでその身を支えることは叶わず、戦車は遂にその身を地に伏せる。
 だが、まだその身に積んだ砲があるのだ。
 そう言わんばかりに、弾幕はより一層に濃くそれを形成する。
 ――懐に入られれば不利。近付けてなるものか。
 そう言わんばかりのそれ。
 だが、動きを伴わないその砲撃は遭遇した最初を思えば、その脅威度を減じていた。
 終幕の時は近い。
 猟兵達のその予感。そして、それへ到達すべく、戦場を牽引し続けていた2人が動き出す。
「炎を……集中……一直線に……」
 先の一撃により、新たなる境地を得たと思しきはオリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。
 武器や手足に纏い、強化するものとして扱っていた焔を掌へ。
 集まる熱量が故か、オリヴィアの周囲が陽炎のように揺れた。
 それに脅威を感じた戦車の砲口がオリヴィアへと向くが――
「OverDrive――Thunderbolt」
 ベルトからの機械音声を響かせ、動いたのはトルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)。
 自身も右足へとエネルギーを収束、チャージをしつつも、味方の援護を忘れない。
 エネルギーを収束しつつあるためか、右足を除く各部位のブースターを存分に活かし、己の身体を操縦し、弾幕の中を自在に泳ぎ回る。
 すぐにでも追撃へ移りたいが、今はまだ雌伏の時。
 そう心に言い聞かせ、トルメンタは時を計る。
 ビームの乱射が雨霰。
 その熱量でもって、床へ、壁へ、天井へ、戦闘の痕跡を刻んでいく。
 そして、同様に猟兵達の身へも傷が1つ、2つと増えていく。
 だが、その中において輝き衰えぬ者が2人。
 炎熱は極限まで高まり、其れは闇を照らし邪悪祓う太陽の如く。
 迸る雷光は周囲の空気を爆ぜ、其れは暗闇裂き終焉の神鳴りが如く。
 初めに動いたのはオリヴィア。
 迫りくるビームの数々。既に、幾度がその炎熱への耐性をも抜かれ、痛みを身体に齎している。
 だが、――
「猛き炎よ、我が掌中に集い、万象を灰燼と化す破壊の奔流となれ!」
 ――それがどうしたというのだ。
 太陽から光が零れた。否、それは怒涛の如き炎の奔流。
 炎とビームが激突し、全ての世界が白へと塗り替えられる。
 互いが互いを呑み込まんとのせめぎ合い。
 正しく、巨砲同士の殴り合い。真正面からの根競べ。
 だが、それは戦車のリソースを奪うには十分すぎるもの。
 そして、稲妻が奔った。
 駆ける軌跡に残すプラズマはブースターによるものか。はたまた、溢れるエネルギーの余波か。
「決して逃がさん!」
 跳躍。それは高く高く。
 そして、最高到達点まで至り、ブースターの再点火。
 今度は地へ、戦車へ向けて。
 最初の一撃は装甲を砕くものであった。
 そして、この攻撃は――
「その胴体に風穴空けてやりますよ!」
 速く、鋭く。衝撃を広げ、砕くものではなく、一点へと威力を集中し槍の如く貫くもの。
 戦車の身体を上から下へ、稲妻が駆け抜けた!
 結果を見るまでもなく、トルメンタはその場を即座に離脱。
 拮抗は崩れたのだ。
 それはつまり――オリヴィアの炎が戦車の装甲を焼き溶かしていく。
 ここが決め処と、炎は一層に激しく、熱く。その熱は風穴を開けられ、中にまで至り、全てを、そう。全てを浄化していくのだ。
 装填されていた弾薬に引火したのか、小規模な爆音。
 それは戦車の、オビリビオンの断末魔だったのかもしれない。それとも、違う声だったのか。
 最後に到来した極大の炎熱が全てを白の中に融かし尽くしていくのであった。 

 そして、世界に色が戻ってくる。
 猟兵達が目にしたものは黒焦げとなり、原形をとどめぬ程に形を崩した戦車。
 銀河帝国に奪われた船。それが今、猟兵達の手により取り戻された瞬間であった。
 勝利に湧く猟兵達。
 戦の名残火から立ち上る煙は、失われた命が天へと上るような、まるで送り火のようでもあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月09日


挿絵イラスト