5
決めろ! スタイリッシュ揉んだミングアクション!

#アックス&ウィザーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アックス&ウィザーズ


0




●ちっぱいVSおっぱい
「おっぱいが、揉みたい」
 冒険者の店の一角、むさ苦しい冒険者たちの集う中、一人の少女がそんなことを言い始めた。
「……色街でも行けばどうだ?」
「私が!? ああいうところは男専門じゃない。それに私みたいなのが行ったら捕まって酷いことされるのよ!」
 とても慎ましい胸の少女の様子は、何かおかしかった。
「なんの後腐れもなくて揉んだ事実も気にしなくていいような、そう、揉んだ後、切り捨ててもいいような相手がいいわ!」
「相当クレイジーだなキャシー!」
「いいじゃないボブ、そう、この間見かけたハーピィが悪いんだわ、あいつの胸が私を惑わしてるのよ! 決めた! 私ハーピィを揉みに行く!」
「おいおいキャシー! 次は古代遺跡探索だろ、もう受けちまってるぜ?」
「わかってるわよ、そんなのとっとと終わらせて、ハーピィを揉みに行くわよ!」
「楽しそうな話してるじゃねえか、俺も混ぜろよ」
「ボクもボクも、ちょっときになるなー」
「あら、私も混ぜてくださらない?」
「み、みんなっ……じゃあ作戦よ、相手はかなり素早いからスタイリッシュに……」
 小さな胸の少女が産み出した小さな波紋が、だんだんと、大きな波になろうとしていた。

●どっちが勝ってもぱいなぽー
「……えーっと、えーっと……? 嘘だと言ってほしいんじゃよキャシー……」
 予知というのはグリモア猟兵によってかなり差が出てくるのかもしれない。とはいえ、ウルフシャ・オーゲツ(ヤドリガミのフードファイター・f00046)の予知する内容はいろいろな意味で偏りすぎていた。
「つまり、この後、みんなでハーピィのところに行って、返り討ちにされて、村に冒険者が居なくなって、この村が壊滅する……? そ、そういうことじゃったんじゃな!?」
 予知に必要なのは、その結果、何が起こるかという想像力も大切だ、すぐに何かが起こるわけではなくても、それがきっかけでとても大変なことが起こることも考えられる。対応しなければ世界がヤバイ。きっと。
「というわけでみんな、古代の遺跡はお好き? 結構、もっと好きになるんじゃよ?」
 なんの前触れもなく話が切り変わった、よし、どうやらこれからが本題のようだと、猟兵たちが集まってくる。
「ちょっと古代の遺跡をぱぱぱーっと調査終わらせて、みんなの力を地元系冒険者に見せつけて欲しいんじゃ」
 話が飛びすぎて何がどうしてどうなったのかがわからない。
「まず、この村の冒険者じゃが、遺跡探索が終わった後に、ハーピィの出るらしい領域に向かうつもりらしいんじゃ。このままじゃと、そのハーピィに返り討ちにされてしまうらしい、たぶん」
 じゃあ最初から遺跡探索終わるまでまてばいいのでは? と思うが、どうやらそれではうまくいかないらしい。
「地元は地元なりに誇りがあるらしくてのう、ぱっと出のよそ者なんか連れて行かんとか言って、うまく行かん可能性が高いんじゃ」
 前もって実力を指し示すことができれば、顔合わせもでき、その後の対応もスムーズにできるはず。ということらしい。
「冒険者連中は討伐よりも、そのハーピィのなにかを目的としてるらしい、その何かにこだわりすぎて不覚を取る……んじゃと思う」
 予知ではそこまではわからなかったのだ。
「おそらく現地の冒険者たちとかち合うことが多くなるじゃろう、力を見せつけて、厄介なオブリビオンを吹っ飛ばすんじゃ!」


しべりあ
 TRPGにおいて気をつけることがある、と師匠から教わったことがあります。GMはふざけてはいけない、なぜならそんなことしなくてもプレイヤーは……『やってくれる』からだと。
 好きな魔法はHFOの戦士魔法『がんばる』『がまんする』どうもみなさま、しょしんしゃのしべりあです。多くは語りません。なんかいろいろモブが出てきそうな雰囲気を出していますが、正直あまり出てこないと思います。主人公は皆様です。
 ファンタジーの冒険者たちがいる世界で、よそ者が実力を示して村の人々から認められる展開とか王道ですよね。きっとそんな感じです。
 まずはオープニングにも記載したように、村の近くの森の中で最近見つかった古代帝国の迷宮を調査して実力を示してもらいます。調査がまだなされておらず、中に魔物がいるかもしれませんし、トラップが仕掛けられているかもしれません。
 こういうところ子どもは大好きですし、放置すると危ないですよね。しっかり攻略して調べておきましょう。
 さぁ、探索の始まりだ、君たちは罠を解除し、魔物を警戒し慎重に進んでもいいし、力任せに踏破していってもいい。
133




第1章 冒険 『古代帝国の迷宮』

POW   :    手当たり次第に力づくで攻略する。どんな障害だろうと、力任せに攻略してしまえば問題ない。

SPD   :    罠やモンスターに警戒して進む。危険を早期発見、罠を解除したりモンスターを速やかに排除せよ。

WIZ   :    迷宮を注意深く観察して進む。人の手による罠なら、予測できるはずだ。知識はどんな場面も有効活用できる。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リョウ・サイバ
迷宮や遺跡はシーフなオジサンにお任せさ。10フィートくらいの棒で罠を調べつつ遠くの敵は弓で撃って近くの敵は服を脱ぎ捨ててダガーでずばっしゃーさ!(シーブズ・ギャンビット)
え?おっぱい?もちろん大好きに決まってる。おっきいちっさい関係無いね!美少女や美女のってだけでもう最高だね!え?なんでいきなりおっぱい?なんでだろうなぁ?だけどおっぱいだけでなくもう全部がいいね!可愛いは正義だね!あ、迷宮は真面目に挑むぜ?死んだり怪我したらナンパもできないしなぁ?
まあなんだ…若い情熱や欲望っていいよな!ビバおっぱい!ハイルおっぱい!揉みたいね!てか揉んだ後の羞恥に染まる顔が最高だから大きさ関係ないね!やるぜ!



●オジサンは大変な物を盗んでいきました
 皆は知っているだろうか。数多の迷宮を攻略した冒険者たちが使用していた伝説のアイテムがある。その名も『10フィート棒』。リョウ・サイバ(何でも屋(美女&美少女限定)・f05025)もそれを操る一人だった。
「迷宮や遺跡はシーフなオジサンにお任せさ」
 そう軽く語りながら、同じく迷宮を攻略しようとしている冒険者たちに見せつけるかのように、棒の感触で罠を見抜き、時には解除し、時には空発動させながら、その実力を主に女性冒険者たちに見せつけながら華麗に進んでいく。
「おっとお嬢さん、俺に見惚れるのは結構だが、よそ見はいけないぜ」
 通りすがりに見かけた、女冒険者に迫る罠の矢を、服を脱ぎ捨てた【シーブズ・ギャンビット】による高速のダガーの一撃で斬り捨てる。そんなパフォーマンスも忘れない。
「そのかわいい顔に傷でも付いたら大変じゃねえか」
 もちろん、何気なく口説くのも、忘れない。
「迷宮探索は真面目にな、終わったらいくらでも相手になるぜ」
 慎ましいながらもいい形のモノを備えた女冒険者は、顔を赤らめながら目を逸らした。

成功 🔵​🔵​🔴​

清水谷・柳牙
信頼関係は大事だよな。古代の遺跡。トラップも多いんだろうが、こういう場所でこそ経験が生きるってな。
実力を示すって言うんなら、やっぱスピード勝負になるだろうな。とりあえず、まずはモンスターを警戒だな。スナイパーライフルで確実に頭をぶち抜いて進むぜ。
 罠はなるべくロールワークを駆使して回避していきたいところだが、万が一罠が発動してしまったら、高速撃ちで罠そのものを壊すか、モンスターがいっぱい湧いてくるなら回転式拳銃やガトリングガンで二回攻撃だ。俺は暗視も得意だからな。トラップにも素早く対応して調査がしやすい環境を整える。先に罠とかモンスターの処理さえしとけば、後の奴らが調べてくれんだろ。



●笑うという行為は本来攻撃的なものであり
 迷宮に銃声が響く。頭を的確に打ち抜かれた魔物たちが倒れたことを確認し、清水谷・柳牙(軍人脳・f00466)はスナイパーライフルを下ろす。
「先に罠とかモンスターの処理さえしとけば、後の奴らが調べてくれんだろ」
 とにかく速度を優先し、魔物を狩り続け、駆け抜けていく。その正確で無慈悲ともいえるスタイルは、数多の冒険者たちを戦慄させながら、力を知らしめていく。時折発動するトラップたちも、フック付きのワイヤーを巧みに使い回避し、飛び交う矢は銃弾で撃ち落としていった。
 ある部屋の扉の前から感じた、多くの魔物の気配も彼の足を止めることはできない。せいぜい、装備を取り出す一瞬だけ。
 扉を開け放ち、そのまま引き金を引く。その手に構えたガトリングガンで、回転式拳銃で、魔物たちを薙ぎ払う様を、後から追いついた冒険者たちは畏怖の表情で見ていた。
 柳牙は振り返り、笑顔で言葉をかける。
「信頼関係は大事だよな?」
 彼らは、何度も首を縦に振りながら頷いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

花巻・里香
まず、この世界にクリスタリアンは居ないでしょうし、肌等は特殊メイクで人間に変装しておきましょ。

ふぅん、迷宮に罠、ね。それなら…魅惑の外装人形で魔物を誘惑を試みましょ。
そうして魔物を自由に操る魅了に成功したなら、魔物から情報を得るなり魔物を使った罠解除…罠に魔物を突っ込ませる漢解除するわね。
(情報は人語、動物会話、ジェスチャーで聞き取りしてみるわね)
罠には広範囲に巻き込むものの可能性もあるから何にしても罠知識がある人がいるようなら判断を仰ぎたいわね、普通に解除するよりも漢解除の方が早ければ利用価値はあると思うの。
魔物が見つからなかったら出番がなくなるけれど、どうかしら?。



●最速最強漢解除
 迷宮に魔物たちの絶叫が響き渡る。罠により矢が刺さり、穴に落ち、壁に潰されていく。長い間住処としていたこの迷宮で、魔物たちが罠にかかり死んでいくことは、少なくはないがここまで多くはない。
 その元凶となっている花巻・里香(クリスタリアンの人形遣い・f05048)は、魔物すら惑わせるほどの色香を漂わせ、迷宮を進んでいく。
 もちろん、彼女に釣られるのは魔物たちだけではない。数多の冒険者——女性を含む——の視線もさらっていきながら、悠然と進んでいた。
 魔物を操っているのは【魅惑の外装人形】のフェロモンによるものだが、冒険者たちの視線に関しては彼女そのものの魅力であった。
 女王に従う兵士の如く、魔物たちはまた一人、また一人と罠へ飛び込んでいく。
「魔物が見つからなかったら、と思っていたけど……十分そうね」
 涼しい顔で進む彼女に、冒険者たちは憧れや尊敬とは別の何かを感じる者も少なくなかったという。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニィ・ハンブルビー
呼ばれて飛び出てボク登場ー!
なになに?遺跡を攻略するの?
りょーかーい!ボクに任せて!

さて、ジャンプやダッシュで罠を避けてもいいんだけどー…
力を示せってことなら、ここはやっぱり力づくだよね!
自慢の【怪力】と【激痛耐性】で強引に突破するよ!
困った時は【思う念力岩をも通す】!地形ごと粉砕して押し通す!
子供が迷い込んで、罠にかかっても危ないしね!
かかった罠はできる限り粉砕していこう!

ん?おっぱい?
おっぱいなら【夢と希望と愛の魔法】で盛れるけど……
キミのおっぱい、盛ろうか?


御手洗・そそぎ
罠というものは、何もないところよりも、対象の注意が逸れたり油断しとるところに据えるのが肝要

例えば、曲がり角や分岐点の先
扉がある部屋の中
それに、階段やお宝の側じゃろうか

曲がり角や分岐点の先には、足元や床、天井に壁と罠がありそうじゃ
変な床や壁、妙なものには警戒じゃな
油断して壁に手を置くでないぞ

部屋の扉には、連動の罠や部屋に入って発動する時間差のものもあろう
部屋の様子は外からも確認じゃ

お宝や階段は、それ自体が罠やスイッチやも
無闇に手に取ったり踏み込まず、罠がありそうなところは仲間にも確認して貰うぞい

負傷者が出たら、生まれながらの光で仲間を癒すぞい

誰じゃ?
「ウホッ!イイチッパイ……」

とか申したのは!?



●怪力妖精と秘密の部屋
 ニィ・ハンブルビー(近距離パワー型フェアリー・f04621)はその小さな体躯とは裏腹に、強大なパワーで罠を次々と文字通り叩き潰していく。
 冒険者たちを気にせずガンガンと進んでいた彼女だったが、ふと目に留まったものがあった。
「え、なになに、仲間が閉じ込められた?」
 途方にくれている冒険者たちがいたので声をかけたのだ。どうやら仲間が罠にかかり壁が現れ分断されてしまったらしい。
「りょーかーい!ボクに任せて!」
 彼らが何かを言う前に、彼女は腕をぶんぶんと振り、一気に壁に叩きつける。
「よっこらせー!!!」
 可愛らしい掛け声からは想像もできない、凄まじい轟音が鳴り響く。【思う念力岩をも通す】による一撃である。彼女の力の前では、この程度の壁などあって無いようなものだった。
「呼ばれて飛び出てボク登場ー!」
 元気な声を上げなら文字通り壁を突き破った小さな妖精に、分断されていた冒険者たちは目を見張ったのだった。

●迷宮に舞い降りた女神
「罠というものは、何もないところよりも、対象の注意が逸れたり油断しとるところに据えるのが肝要。先ほどのように、油断して壁に手を置くでないぞ?」
 御手洗・そそぎ(ラバーカップのヤドリガミ様・f03566)は罠にかかり負傷した冒険者たちを集め、癒していくことで信頼を得ていた。
「階段や宝の側など典型的ではないか、全く……」
 注意をしながらも丁寧に癒していく彼女は、【生まれながらの光】で光を振りまき輝いていることもあり、時折拝む者が現れていた。純粋な感謝だとか、カーチャン……だとか、ウホッイイチッパイだとか、神さま……だとか、その拝まれる内容は様々であったが。
「……誰じゃ、どさくさに紛れてちっぱいとか申したのは!?」
 不届きものの気配に対し上げた彼女の声に、通り過ぎようとしていた一人の妖精、ニィが羽を止める。
「ん、おっぱい? おっぱいなら盛れるけど……盛ろうか?」
「なんじゃと!? い、いや、そんなことは望んでおらん、何か嫌な予感もするしの……」
 頼んだとしても、絶望が深まるだけ。なんとなく本能で察したのか、そそぎは丁重に断った。
 なお、このやり取りを聞いていたのか、しばらくしてからニィに声をかけてきた冒険者がいたらしい。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

露木・鬼燈
うん、まぁ、いいんじゃないですか。
こーゆーバカッぽい人たちは嫌いじゃないですよ?
迷宮の探索とかも楽しそうだしね。
んー、迷宮の攻略を一人で行うのは無謀?
苦手な分野を補ってくれる人が必要っぽい!
具体的に言うと【WIZ】が足りないのです。
そこを補えばどーにかなるのです。
心眼を持つ僕にはどんな危険もお見通しなのですよ?
まぁ、種も仕掛けもあるわけですが。
僕が罠もモンスターも発見&排除するっぽーい!
おおっと!
早速モンスターがいるのです。
気づかれてない?
それなら暗殺なのです。
降魔化身法からの棒手裏剣投擲で素早く静かに排除するっぽい!
罠の解除も任せるのです。
かなり難しい罠?
大丈夫、解除(物理)があるじゃない!


ピードル・ニュービー
・使用UC
サウンドエフェクトアタック

こう言った遺跡の攻略は初めてですからね慎重かつ大胆に。ある程度古代遺跡の地形を把握する為に古代遺跡に向かってユーベルコード。大音量の音楽から反響を【聞き耳】で捉えてソナーの原理でマッピング。大体の地形を把握したら遺跡の中に入りユーベルコードの光で周囲を照らし把握できた地点まで行き目印に立ててまた大音量の音楽でマッピングの繰り返しで道中にトラップがあったら【破壊工作】で壊しちゃいましょう。



●爆音の探索者たち
「慎重かつ大胆に……行きますよ――【サウンドエフェクトアタック】!」
 迷宮に大音量の音楽が鳴り響く。探索していた冒険者たちがなんだなんだと騒ぐが、ピードル・ニュービー(音楽好きな機械傭兵・f01112)は構わず、反射していく音に耳を澄まし、地図を書く。
「……よし、大体わかりました。次はあちら側に向かいましょう」
「よーし、モンスターは僕に任せるっぽい!」
 露木・鬼燈(竜喰・f01316)はピードルが示した方向へ、棒手裏剣を手に持ったまま張り切って歩いていく。
 二人は即席ではあるが、ペアを組み迷宮に挑んでいた。悩んでいた鬼燈に、声をかけたのがピードルだったのだ。
「んー、楽しそうなんだけど、迷宮の攻略を一人で行うのは無謀っぽい?」
「遺跡の攻略は初めてですが、よろしければ一緒に行きませんか?」
 意外と二人の相性は良かった。ピードルが探索、マッピングをし、鬼燈が魔物の対処をする。そして
「「罠は壊す」」
 物理と破壊工作で壊し方は多少違ったが、罠が発動する、躱す、壊すの3ステップを延々と繰り返し、次々と攻略していった。
 稀に音を聞いて驚いた魔物が襲い掛かってくることもあったが、基本的には見敵必殺。
「暗殺なのです!」
 否、暗殺だった。【降魔化身法】を使用した状態での棒手裏剣。遠距離から放たれる豪速の凶器を防げるような魔物はいなかったのである。
 ピードルの【サウンドエフェクトアタック】でのマッピング距離は、迷宮が複雑だったため細かく行わなければならなかったが、問題としてはその程度だった。
「おおっと!」
 いや、もちろん大がかりな罠が発動する事もありはしたのだが、結果的にはまた別の轟音が鳴り響くだけ。
「大丈夫、解除がある!」
 自信満々に色々とものすごい音を発し、迷宮を激しく揺らしながら、彼らは何事もなかったかのように進んでいく。
 冒険者たちはピードルの放つ光を目で追い、不思議な顔で見ながら、世界って広いんだなと首をかしげていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

神薙・焔
ダンジョン探索の実力を示すなら完璧なマッピング、これ。

危険なモンスターは排除する必要があるし、冒険者は遺跡を「荒らす」ものだけど、ちゃんと記録を残せば学術調査の役にも立つってもの。
後でしっかりできあがったマップを眺めるのもいいわね、思わず笑みがこぼれるわ。

昔ながらの方眼紙に鉛筆もいいけれど、スマホにインストールしたアプリを使えば修正も簡単、微細な傾きもわかるし写真も撮れる。
お、地図に奇妙な空きがあるわね、隠し部屋はここかしら?

おっぱい? それ今関係ないわよね? まあ、自信がないと言えばウソになるケド(胸張りっ)!

スキル:地形の利用1、暗視1、第六感1、世界知識2、追跡1、視力1、撮影1



●猟兵たちは自重を知らない
「冒険者は遺跡を「荒らす」ものだけど、ちゃんと記録を残せば学術調査の役にも立……」
 神薙・焔(ガトリングガンスリンガー・f01122)が至極真面目にマッピングを行い、空白の埋まっていく様を笑顔で眺めながら、歴史的価値のある建造物を色々と調べていた時の事である。
 突然、あちこちから巻き起こり始めた、轟音、爆発音に頭を抱える。
「これだから冒険者は……?」
 注意をしようと音のする方へと向かった彼女だったが、冒険者たちの大半はむしろ呆然と、大人しくしている者が多かった。
「……まさか」
 破壊された痕跡を調べていく。明らかに一般の冒険者では不可能と思われる爆発跡、壁を破壊し突き進んだであろう形跡、罠を物理的に潰した残骸。
「……歴史的、価値……」
 思わず、マッピングのために操作していたスマホを落としそうになる。いや、だめだ、ここで自分が諦めてしまったら、この世界からとても大切なものが失われてしまうのだ。
 気を取り直し、立派な胸を張りながら、彼女は走り出す。その姿に数多の冒険者の視線が集まっていた。なお、どの部分を中心に集まっていたか、ということは明言しない。
 とにかく、急がなければ間に合わない。迷宮には爆発音が響き続けていたのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

アリス・セカンドカラー
ウルフシャちゃんの予知はいつもわたしにくりちかるヒットするわねー。
おっぱいに貴賤なし、ちっぱいもでっぱいも雄っぱいも皆等しく愛でる存在よ♪
げっとおぶぐろーりー(栄光(おっぱい)をこの手に)☆

その為に迷宮を突破しないとね。
ダウジング(念動力、第六感、野生の勘、罠使い)で操るワンダーラビットを先行させて探索よ。基本的には勘頼り。
中身が飛び散ると困るからサイコフィールド(念動力、オーラ防御、武器受け)で守っておくわー。
罠を見つけたら、罠使いの知識を用いて念動力やインビジブルテンタクルで遠隔で解除を試みるわ。
解除が難しければ念動力の衝撃波で破壊工作よ。



●迷宮の奥で笛吹きの少女を見た
「おっぱいに貴賤なし、ちっぱいもでっぱいも雄っぱいも皆等しく愛でる存在よ♪」
 アリス・セカンドカラー(不可思議な笛吹きの魔少女(発酵中)・f05202)のその声を聴く者は、幸いにもいなかった。
 『ワンダーラビット』を念動力で浮かせながらのダウジング。冒険者は新手の魔物かと思い警戒し、後ろから現れた少女を見て、なんでこんなところにこんな格好のお嬢様が? と、さらに新手の魔物かと思って警戒したが、なんやかんやあって誤解は解けた。なんやかんやは皆様のご想像にお任せする。貴賤はなかった。あと魔物というのもあながち間違いではなかったかもしれない。
 ちょっとしたトラブルはありつつも、きちんとわかり愛、もとい分かり合い、進んでいく。
 迷宮には罠も数多くあったが、アリスは罠を用いる者の一人だ。古いタイプの仕掛けを発見することに苦はなく、解除に関しても、遠距離からの念動力やインビジブルテンタクル等で空発動させたり、衝撃波で破壊したりと、順調に進んでいった。
「げっとおぶぐろーりー☆」
 彼女は愉しそうに笑いながら歩みを止めることはない。彼女の目的を阻める者は、今のところ存在しなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

秦田・麻弓
う、うーん、ハーピィの何が目的なんでしょう…良からぬ予感だけは、うん、分かりますよねー…

とりあえずは周囲に警戒し(ビビり)ながら、小さな物音にも敏感に反応しながら探索
破壊してすみそうな問題であれば、遠距離からのユーベルコードでスナイパー
後続に危険が伴いそうな罠を見つけたらきちんと解除して進みたいです

モンスターは、遺跡の内部を撃って物音を立てたりして、少数ずつおびき寄せてより安全に倒していけたらな、と思います

先行に力技で突破する人がいれば、そちらの支援に切り替え

どちらにしても確実に危険を排除していく方向で動きます


…冒険者さんたち、ハーピィの代わりに何とかできることなら、私お手伝いしたいなー、とか



●すごかったらしい
「う、うーん、ハーピィの何が目的なんでしょう……」
 秦田・麻弓(びびりびりびり・f00217)が迷宮を歩む。麻弓自身の活躍や仲間の猟兵たちの暴走……もとい奮闘により 迷宮はほぼ攻略が終わりつつあった。そうなってくるといろいろと考える余裕も出てくるものだ。
「良からぬ予感だけは、うん、分かりますよねー……」
 かといって、油断をしているわけではない、残りわずかとなった未探索エリアを小さな物音も聞き逃さないように、慎重に進んでいく。仲間たちの立てていた轟音も落ち着き、迷宮は静けさに包まれている。おそらく、魔物ももういないように感じた。
「相当な力技でしたからねー……」
 先ほどまでの事を思い出す。迷宮なんてなかったといわんばかりの蹂躙突撃をする仲間たちを援護していたら、それを止めようとする仲間があらわれて、と、かなりバタバタはしたが、無事には終わりそうだった。
 ふと角で別の冒険者の少女と鉢合わせる。少し考え込んでいただろうか、気を付けなければ、と思いながらもまずは声をかけた。
「あ、ごめんなさい……ね?」
 相手も謝罪をしていたが、麻弓の体をじっと見続けながら、何かをつぶやいているのが漏れ聞こえる。
「……ハーピィと同じ、いや、それ以上……」
 彼女もハーピィに心奪われてしまった者なのだろうか、何か様子がおかしかった。
「……え、えーっと……? ハーピィの代わりに何とかできることなら、私お手伝いしたいなー……なんて」
 結果、少し長いカウンセリングを行うこととなり、とても信頼された、とだけ明記しておく。

成功 🔵​🔵​🔴​

エコリアチ・ヤエ
活用すべきは[戦闘知識]に[見切り][だまし討ち]の知識だな。あるいは[呪詛]が発動するような罠とかかね。それにより迷宮のつくりをしっかり観測し罠を回避あるいは破壊だ。
腹が減ったやつがいるならそこらの食えるキノコやモンスターの肉なんかで[料理]でもしてやるかね。
地元冒険者の信頼?この男も女も魅了するたくましい筋肉があれば十分だろ?



●筋肉料理はすべてを語る
 彼は筋肉だった。その筋肉は見かけだけか? 否、鍛え上げられた肉体はすべてを魅了する。それはその中に内包されている力に皆が惹かれるからである。
 エコリアチ・ヤエ(多重人格者の戦場傭兵・f00287)は迷宮探索が終わった後、己の筋肉を披露しながら仲間を、そして冒険者たちを労い、料理を振舞っていた。
「材料は全てこの迷宮でとれたものだ、安心して食べな」
 冒険者たちは躊躇した。迷宮でとれたもの、それは魔物に他ならない。いったいどんな魔物がいたか、猟兵たちが派手に暴れたこともあり、それを思い出せないのだ。ゴブリンか、あれはくえるのか? というかスライムとかもいなかったか? あれはどうやって食うんだ?
「どうした、遠慮せず食いな」
 自ら進んで口にして、うむ、と頷く。
 ――筋肉が頷いている。これは、いけるんじゃないか?
 恐る恐る口に含んでいく。少し粘性のあるスープ、これはもしやスライム? いやそんなことはいい、なにより。
「う、うまい……」
 こうしてヤエは見事に筋肉とその料理で冒険者たちを魅了していったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『隊商の護衛』

POW   :    不寝番で見張る。

SPD   :    斥候や警戒を行なう。

WIZ   :    守りやすいルートを提案する。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●力の先に
 猟兵たちは見事に、主に力で冒険者たちから信頼を勝ち取った。
 彼らが言うには、これからハーピィの目撃情報のある方向に向かう予定の隊商があるらしい。その護衛依頼を受けているのだが、猟兵たちも一緒にどうかと誘ってきた。
 どうやら、この護衛が今回の真の目的につながるらしい。
 ……もちろん、この村の冒険者たちを守ることが、真の目的である。
 キミたちは、おっぱ……ハーピィを見逃さないためにも、安全を不寝番で見張ってもいいし、斥候をしてもいい、安全のためにルートを変更するのも、一つの手だろう。
ピードル・ニュービー
よーしじゃぁボクは先行して見回りますよ。
【目立たない】と【忍び足】で他のモンスターになるだけ見つからず行って
隊商の進行方向と鉢合わせになりそうなモンスターがいた場合、【誘導弾】で
移動させよう。途中災害とかで進路に塞がっていたら【破壊工作】で余り音を出さずに爆破させて進路造ろう。

ところで皆、なんでハーピィのおっぱいに興味あるのだあろうかどっちかとお尻の方がチャーミングじゃない?



●胸肉もいいけどぽんじりやもも肉も好き
 隊商の護衛として出発した猟兵と冒険者たち。護衛といっても全員が全員、周辺を固めるわけではない。馬車の中で待機し、定期的に護衛を交代しながら疲労の蓄積を防いだり、哨戒に出て道の様子や魔物などを確認したりする者も必要だ。
「よーしじゃぁボクは先行して見回りますよ」
 先行哨戒に一番最初に手を上げたのはピードルである。持ち前の隠密能力を駆使し、魔物たちを先んじて発見、誘導し、争う前に対処していく。小競り合いで足を止めることがなかった彼らは順調に進んでいた。
 哨戒がひと段落つき、隊商も一旦休憩に入る。荷を引く動物も常に歩き続けらるわけではない、定期的に休息を入れないとすぐ潰れてしまう。
 休憩に入り、余裕ができたせいだろうか、彼はふと悩んでいた……なぜ、皆はハーピィの胸ばかりを見ているのだろうか、と。
 確かに胸にも惹かれるものはある。それはそうなのだが、思うに、かの魔物の真骨頂は……。
「どっちかといったら、お尻の方がチャーミングじゃない?」
 彼の小さなつぶやきは、幸いなことに誰にも聞かれることなく空に溶けた。戦争は回避されたのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニィ・ハンブルビー
なになに?今度は護衛依頼?
OKOK!任せといて!

それじゃ、ボクは見張りでもするかなー!
ハーピィがどこから来るかわかんないけど、
空から見張ってれば近づけばわかるよね!ってことで!
【フワフワの魔法】を使って空から周囲を見張るよ!
不意打ちに備えて防御重視モードで!
ハーピィに限らず、魔物がいたらすぐに仲間に報告するよ!

夜はちょっと見づらいかもだけど…そこはハーピィもおんなじかな?
っていうか鳥目な分こっちが有利?
何にせよ、ナイトビジョンみたいなのが欲しくなるね!
持ってる仲間がいたら、貸してもらえないか聞いてみよっと!



●大体の場合特注品
「なになに? ボクは上から見てればいいの?」
 アックス&ウィザーズの世界にはフェアリーが実在している。旅の導き手とも言われるのには様々な意味があるだろうが、ニィの様に空からの案内、警戒が可能というのも一つの要因かもしれない。
「OKOK! 任せといて!」
 仲間からの相談を受け、【フワフラの魔法】の力で風を纏い、隊商の上から周りを見渡す。周辺はまだ人里からそれほど離れていないこともあり、魔物も少なく、道も悪くない。仲間の活躍により魔物とかち合うこともしばらくなさそうだった。
「ハーピィかぁ……」
 いるというのはあの辺りだろうか、向かう方角に遠くに見える山の方を眺める。この距離ではまだ鳥か何かわからないが、時折なにかが飛んでいるのは確認できた。なにがいるにせよ、あの近辺で野営するときは空にも気をつけなければならない。
「夜のために暗視ゴーグル借りられないかなぁ」
 異世界の文明の力を借りることができるのは猟兵の特権の一つだ。
 後ほど仲間に相談したところ、手伝いをする代わりに一時的に借りる事ができた。
「って、こんなのフェアリーはつけられないよ!?」
 とても、大きかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

神薙・焔
このじもてぃ冒険者一行がハーピィに、あふれる痴性で返り討ちにされる、というのが予知の内容だったわね。

いったいどんな理由で不覚を取るコトになるのか、それとなく調査してみようかしら。

遺跡探索の時からもうこの隊商護衛に行くつもりだったようだけど、何かハーピィに拘りでもあるのかしら、えっと、あそこの平ら…慎ましやか…スレンダーなコに、ちょっと聞いてましょう、何か悩みや悩ましいコトがあれば、相談に乗るわよ…。

…ちょっと肩がこったわね、湯につかるとラクになるんだけどなあ、誰か揉んでくれないかしら、とりあえずガジェットで揉んで、あー、気持ちいい、思わず声が出ちゃうわ(肩ですよ? 胸は合わせて揺れるけど)。



●これが秘訣なのね、と少女は呟いた
「この冒険者たちがどうして不覚をとったのか、かぁ……」
 焔は同行している冒険者たちを観察する。情熱に溢れる真剣な瞳、連携を取り油断せずに進む警戒心、隊商の足を止めることなく随行する体力……迷宮でも普通の魔物相手に遅れをとってはいなかった。実力としては優秀ともいえるだろう。いかなハーピィ相手とはいえ、なす術なく返り討ちに合うとは思えない。
 考えてばかりでも仕方がない、少し話でも聞いてみようかと、同じタイミングに休憩に入った慎ましやかな体型で活発そうな冒険者の少女に声をかける。
「まだまだ先は長そうね。けどみんな何かハーピィに思うところがあるのかしら?」
「思うところっていうか……」
 答える少女の視線はあからさまに焔のあるところに集中していた。
「何か悩みや悩ましいコトがあれば、相談に乗るわよ?」
「べ、別に相談するようなことじゃないもの。私は私のやりたいようにするだけなの」
 これが持つものの余裕なの……と恨めしそうに呟き、それでも少女は眺め続ける。
「言いたくなったらいつでも聞くからね。……けど、こういった護衛だとお湯に浸かれないのが難点よね、肩が凝っちゃた今みたいな時には特に気持ちいいのよねぇ」
 視線を気にしないまま、焔は自らのガジェットを変形させ、肩をマッサージしはじめる。馬車の振動と合わさり、なかなかに強力に色々なところが振動する様を、少女は複雑な表情を浮かべながら、それでもずっと見続けていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

花巻・里香
お風呂ね。

隊商の護衛と言えば、お風呂は外せないでしょう。
野外の夜を過ごすのなら疲れを明日に残すよりも温かい湯に浸かって疲れを取りたいもの。
そうと決まれば早速準備ね。
事前に、クリスタガーデンによる宝石の庭園内にお風呂を用意しておきましょ。
それに治療のエネルギーに満ちた、宝石の庭園なら怪我も回復するわよ。
私だけでなくフェアリーランド系の使い手がいれば協力をお願いしたいところね。
もちろん男女別に分かれて裸のお付き合いしましょ。
もっとも私のクリスタガーデンは、私の口づけを受けることが条件だけれども。
(額や手の甲に口づけ、他への希望があれば、それはあとのお楽しみにね?)



●命の洗濯
「お風呂ね」
 需要があるとは踏んでいた。
 隊商が今日の野営地点に着いたとき、里香はあらかじめ準備していたお風呂のことを周りに伝え始めたのだ。
「疲れを明日に残しちゃいけないわ。暖かいお湯に浸かるだけでも大分楽になるわよ?」
 そう言いながら、自分だけでは全員の対応が難しいと判断し、フェアリーランドを使用出来る猟兵の仲間にも協力も仰ぐ。そうして男女別での入浴を可能にしていった。基本的に野営中には体を拭くだけか、近くに川があれば水を浴びるぐらいである。
 入浴が可能になると思っていなかった皆からは、とても喜ばれることとなった。
「私の口づけを受けてもいいなら、ね?」
 拒否するものはいなかった、むしろ手の甲とかじゃなくてもっと、などという者もいたが、それは後で、と軽くあしらわれる結果となる。
 彼女のクリスタガーデンに入り込んだ人はその光景に驚きながらも、入浴しながら疲れを癒していくのだった。
「すごい魔法を持ってる人もいるのねぇ」
 冒険者はとても順応性が高かった。

成功 🔵​🔵​🔴​

秦田・麻弓
カウンセリングの内容から、なんとなく目的は見えた気がするので、協力できそうだなー、とか…
も、もちろん、無用な危険や被害を避けるためであって、ヘンな意味はないです、よ?

他のハーピィに心奪われている冒険者さんに(誘惑とかも駆使しつつ)協力を仰いで、一緒に周辺の警戒・斥候に動きます。
隈なく探して危険を避けないといけませんからね、人目につきにくい所や寄り付きにくい所なんかを重点的に…いや決して隠れてこっそりどうこうとか、そういうわけでは…

痕跡探しは真剣に、羽根や爪痕、毛髪なんかも目を皿にして頑張ります。
冒険者さんが集中できない時はしっかり休憩しつつ、積極的に長めのカウンセリングも…とか…



●揉む者たち
 麻弓は冒険者に混ざり周辺の警戒に当たっていた。
 今のところハーピィの痕跡自体は見当たらない。ただ、冒険者からの情報と比べることで、普段この辺りにはいない魔物たちの痕跡があることがわかった。どうやら、ハーピィが新しくやってきたことで、魔物や動物の住処が少し変わってしまっているらしい。
 生態系の変化の中心がハーピィのいる場所とするならば、たしかにこのまま進んでいくと住処とぶつかる可能性が高い。本来なら避けるべきなのだろうが、隊商としてはその道を使わない場合は大きく回り込むこととなり、損失が多くなりすぎるといい、冒険者たちとしては、え、それが目的なのにという顔を浮かべるのだから始末に悪い。
 ならば、少しでも冒険者たちの疲労や心労を和らげるためにも、と、麻弓はいろいろと相談に乗ることにしたのだ。
「警備は引き継ぎましたし、これでひと段落ですね。あ、そうだ、ちょっと気になるものがあるので最後にあっちに付き合ってもらえませんか?」
 人目があると話しにくいこともある。さりげなく、自然な感じに人気のない場所へ誘うのも重要である。
「その、ここでなら、ちょっと長めに、お話しできます、よ?」
 関係があるかどうかは不明だが、仲間の用意したお風呂を一番多く利用していたのは彼女だったらしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

アリス・セカンドカラー
おっかしなー、わたしダムピールなのにサキュバスのお嬢さんって認識されてるぞ、なんで?

ま、いっか、不寝番で夜警よー。
自分にマインドジャックして脳を活性化させて、さらに自作のアレなお薬(医術、毒使い、催眠術、誘惑)で精神を高揚させておけばいくらでも起きていられるわ。

レビテーションで浮遊して高いとこから見張ってれば見逃しも少なくなるわよね。

魔物かなんかの襲撃があればエナジードレインで対処するわ。

色々もてあましたアレやコレは交代した後に、ね。
依頼にかこつけて欲望を満たすことはあっても、持ち場離れるとマズイ時にはキチンと真面目にやるわよー。



●昏き空に浮かぶ月
 野営する場合どうしても不寝番は必要となる。魔物が危険なのは言わずもがなだが、夜行性の動物も甘く見ることはできないし、急な天候の変化の可能性もある。
 アリスは夜の空に浮かんでいた。今回の野営地は森の入口の手前で、そこまで見晴らしは悪くない。山まではだいぶ近くはなったが、まだ距離はあった。
 彼女は深夜に入っても元気である。それがドーピングや精神改造を行って無理やり元気になっているのだとしても、周りから見て深夜テンションとの違いはわかるものではない。そして、そもそも空に浮かぶ彼女の近くには誰もいなかった。
「おっかしーなー……」
 少し首を傾げながらも、真面目に警戒を続ける。実は先程から、野営地や物陰から魔物の気配ではないが彼女のセンサーに引っかかるものがある。なんだか、こう、なんやかんやな気配を感じる。今は持ち場を離れるわけにはいかない、特に問題があるわけでもないし黙って何も気がつかないことにするべきだ。しかし、ああ、しかし何か勿体無い……。
 野営地に向かってきていた暴れイノシシは、いろいろ持て余している彼女からエナジードレインを受け干からびていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

エコリアチ・ヤエ
道中獣とか山賊とかハーピィから商隊を守ればいいってことか。
斥候に出るやつがいたら地元冒険者の護衛も兼ねて付いていこう。
事前に商隊のルートもしっかり確認。敵の位置の確認や、簡単に倒せそうなら排除も。何か問題があった時はユーベルコードでもう一人の自分を召喚すれば攻撃・防衛あるいは救助とかにも手が回るはず。
戦闘は装備してる木の杖で呪詛を使ったり、ファイブエレメンツソードを駆使して戦う。



●一人の双璧
「つまり道中、獣とか山賊とかハーピィから商隊を守ればいいってことか」
 隊商は筋肉、もとい、エコリアチを中心とした冒険者たちに守られていた。
 ハーピィの目撃情報があったこともあり、空からの攻撃の対処のし易さを優先し、森の中を通る事に決定した一行。
 本来は襲撃が増えかねない道を進んでいく事になった彼らだったが、エコリアチの肉体に恐れをなした森の獣たちはほとんど襲いかかっては来なかった。
 もちろん、他の猟兵や冒険者たちによる斥候の賜物でもある。それでも最後の守りに筋肉があるという安心感は、離れて行動しても本隊は大丈夫という精神的な支柱になっていた。村の冒険者がわりと脳筋だったというのもあるのだが。
「ぬぅん!」
 筋肉が唸る、ファイブエレメンツソードが光る。宙に浮かぶエコリアチの五つの刃の前に、襲い掛かってきた獣たちはなすすべ無く切り伏せられていく。その見事な腕前に冒険者たちは彼が増えたような幻覚さえ見たという。実際増えてもいたのだが。
「しかし、数は増えてきている、注意しないとな」
 人里から離れるほど獣や魔物が増えるのは致し方ない。彼は周りの冒険者たちに再度声をかけ、気を引き締めていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
隊商の護衛です?
不寝番とか退屈なのでこれはないのです。
ルートの考案もこの辺の地理に詳しくないからダメ。
うむ、斥候しかないよねっ!
襲撃がありそうな辺り、つまりは見通しが悪い場所かな?
そーゆー場所の周辺を探るのです。
先行して探るわけだし、機動力って大事。
秘伝忍法<凶>の使いどころっぽい!
機動力は文句なし、悪路だって関係ないのです。
戦闘だって得意なんですよ?
凄いぞ!強いぞ!格好いいぞ!
なのに女ウケが悪いのです。
僕は悲しい。
この悲しみ…戦いで晴らすしかないっぽい!
音もなく移動し、殺れそうなのは暗殺。
気づかれない範囲で間引いたら撤退。
役目は斥候だからね、物足りないけど仕方ないね!
情報は持ち帰らないとね。



●森の魔物は恐怖する
 古来よりムカデというのは退治される魔物として描かれることが多い。それとは逆に、御仏の使いという側面を持つこともあるが、どちらにせよ、女性に人気が出るか、と聞かれれば首をかしげる他ないだろう。
「凄いぞ!強いぞ!格好いいぞ!」
 ……なのに女ウケが悪いのです、と呟きながら巨大なサイボーグムカデを操る鬼燈。斥候として森の中を行くことになった彼は、早速【秘伝忍法<凶>】を用いて召喚を行ったのだが、その結果現れたムカデを見た女性冒険者がドン引きしたのだ。
 悲しかった。こんなに格好いいのに何で理解してくれないのだろう……。そんな悲しみを晴らすかの如く、魔物を発見しては人知れず暗殺していく。群れがいた場合は仲間と協力しながら、護衛対象に危機が及ばないように対処していった。
「役目は斥候だからね」
 正直物足りない気持ちはあったのだが、私怨にかられるわけにもいかない。そして彼とムカデは再度森の中を行く。冒険者たちからは、どっちが魔物なのかわからないぞ、という視線が向けられていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

御手洗・そそぎ
ハーピィの目撃情報がある方面に向かう隊商のう
ハーピィとは羽があって、飛んだりする化け物じゃろうか

そうなら……最大の武器は飛行じゃろうな
ならば、鬱蒼とした森が多いルートや、両側が切り立った岩壁になってる谷底を通るようなルートがよさそうじゃ

そうすれば、開けた場所と違い飛び回れる空間を限定できるし、森なら木々が邪魔で飛び難かろう?

こちらも視界が制限され、敵を見つけにくいかもしれんが……森なら、揺れる木々の枝で接近するモノの気配もわかるというもの
谷底なら前後と真上に警戒すればよい

もし怪我をしても生まれながらの光で治してやろうぞ
その代わり、わしが疲れて歩けんときはおぶうがよい

ちっぱい密着ktkrじゃと?



●そっち派も多少はいた
 隊商が森の道を通ることを提案した者の一人がそそぎであった。
「森なら木々が邪魔で飛び難かろう?」
 という彼女の話により、そうか、目的のためにも飛び回られるのは厄介だもんなと納得した冒険者たち。
「ハーピィとは羽があって、飛んだりする化け物じゃろう? やりにくそうな相手じゃと思うのじゃが……」
 強力な魔物と戦う可能性があるというのに、彼らに恐れる様子はない。それが冒険者という存在だからか、それとも、目的のためには何でもしてやるという狂気じみた気迫からか。
 森に入り敵の数は増えている。ケガをするものも増えてはいたが、重傷となるものはおらず、【生まれながらの光】で十分対応できる状態であった。それでも、癒していくと疲労がたまっていく。
 ふらつき始めた彼女を、冒険者の一人が若干顔を赤らめながら背負い、馬車の中へと寝かせ、護衛へと戻っていく。ガタつく馬車に揺られながらも、外から漏れ聞こえてきた声が気になって仕方がないそそぎであった。
「……ちっぱい密着ktkrじゃと……?」

成功 🔵​🔵​🔴​

リョウ・サイバ
さぁって、おっぱいを…じゃなくて次は隊商の護衛依頼だなシーフなオジサンは斥候や警戒が得意だしそっちを頑張りますかね(SPD)
ああ、オジサンに教わりたいって子がいれば歓迎だよ?特に女の子とか女の人とか可愛い子とかおっぱいとかちっぱいとか(げふんげふん)
っま、千里眼射ちで危険そうな獣とかが見えたら排除したり皆に教えて対処を考えようか…おっぱ…でなくハーピーが見えたらいいね!
まぁ、健全なおっぱいの為にもけが人とかが出ないように気を配らないとな!おっぱいは宝物!ちっぱいには夢がつまってるのさ!

※アドリブ掛け合い突っ込みなんでも大歓迎です



●待ちかねたおっぱい
「おっぱいは宝物! ちっぱいには夢がつまってるのさ!」
「さすが、わかってるわね!」
 ちっぱい密着だとかなんとか言っていた、わりと大きめのモノをもつ冒険者と語り合いながら、リョウは哨戒を続ける。話の内容はともかく、仕事内容は真面目である。同行している冒険者たちと協力し、進路上の魔物たちを駆逐していた。
「オジサンに教わりたいってのなら歓迎だよ?」
 リョウの活躍する様を見ていた女冒険者に軽く語り掛ける。
「むっ若いからって甘く見ないでよね?」
 信頼したからといって、地元には地元の意地がある。負けじと張り切る彼女を苦笑を浮かべながら眺めていた。
 哨戒がひと段落付き、隊商に合流するために戻る途中であった。気配を感じ空を睨み、弓に矢を番える。
「……おいでなすったか」
 【千里眼射ち】を放ち、標的を挑発する。彼の視線の先には、青い空に舞う影、そこには見事なおっぱ……ではなく、ハーピィが翼をはためかせていた。
「隊商の足を止めて仲間を呼んでくれ、この先でケリを付ける」
 冒険者にそう言い残し、ハーピィが追ってくるのを確認しながらリョウは走る。
 守るものの近くで戦うのは避けられそうだ、なら後は、有利な場所へ連れ出すだけだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ゾーク・ディナイアル
「そんなに揉みたいならボクのを揉んでいいよ、ヒマだしさぁ」

☆偵察
隊商の移動中は冒険者達と過ごして、夜間は単独で周辺偵察をやるよ
冒険者達は何かおっぱいおっぱい煩いからボクのを揉ませてあげよう、揉まれると気持ちいいしコリも解れるから良いんだよね
「遠慮しないで良いよ、別にお金とかとんないから」
夜間になったら単独で周辺偵察に出かける、害になりそうな獣とかモンスターがいたら手当たり次第に強化兵戦技《高速剣》
で斬り殺して、隊商の邪魔にならないように排除しておこう。
「ハーピーのおっぱいが凄いって本当かなぁ…手脚を斬り刻んでおっぱい揉み機にしてプレゼントしたら…皆ボクを褒めてくれるかなぁ…キャハハハハハ!」



●ハーピィ逃げて、超逃げて
 ゾーク・ディナイアル(強化エルフ兵の出来損ない・f11288)はコリがほぐれた体で思いっきり伸びをする。そろそろ隊商の護衛の時間だ。
 彼女と一緒に交代するため馬車から出てきた、いろいろ満足した空気を出している冒険者たちは、憑き物が落ちたような顔をしている者が多かった。
「また気になるなら遠慮しないで良いよ、別にお金とかとんないから」
 若干目をそらしながらも、彼らは護衛を再開する。何があったかは深くは語らない。彼女が体を張ったおかげでいろいろと目が覚めたものは多かった、ただそれだけである。
 交代し少し経った時、森が騒がしくなる。斥候から戻ってきた冒険者が、慌てながらも標的が来たことを告げた。
「へぇ、来たんだハーピィ……」
 急ぎ足を止める隊商や、討伐するために走り出す仲間たちの喧噪の中で、ゾークの瞳に狂気が宿る。いや、あるいは元から染まっていたのか。
「ハーピィのおっぱいが凄いって本当かなぁ……手脚を斬り刻んでおっぱい揉み機にしてプレゼントしたら……皆ボクを褒めてくれるかなぁ……キャハハハハハ!」
 彼女の笑いながら走り出す。決戦はすぐそこだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『ハーピー』

POW   :    エキドナブラッド
【伝説に語られる『魔獣の母』の血】に覚醒して【怒りと食欲をあらわにした怪物の形相】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    ハーピーシャウト
【金切り声と羽ばたきに乗せて衝撃波】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ハーピーズソング
【ハーピーの歌声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●空駆ける理想の双丘
 ハーピィという魔物がいる。その声で、色香で旅人を惑わせ喰らう典型的な異形だ。
「私に矢を射かけたのはお仕置きしなきゃだけど、こんなにいっぱいごはんを用意してくれたのには感謝するわ!」
 そういいながらキミたちの前に現れたのは、その種族の中でも一際輝かしい双丘を誇っているように見えた。
 キミたちの活躍や提案がなければ、相手が有利な足場の悪い山道で、疲労のたまった状態でハーピィと戦うことになり、冒険者たちがただでは済まなかったということは想像に難くない。
 決して足場が悪いのにハーピィに飛び掛かって行き、勝手に落下全滅するという未来があった、などというわけではないだろう。多分。
 なんにせよ、これからどうなるかはキミたちにかかっているのは変わらない。
 キミたちはハーピィの胸を揉みしだいてもいいし、太ももをすりすりしてもいい、もしくはおなかをぷにぷにするのもいいだろう。
 ……もとい、キミたちは瞬間的に強化されたハーピィをさらなる力でねじ伏せてもいいし、衝撃波を躱しながら華麗に切り込んでもいい、もしくは強化には強化で対抗するのもいいだろう。
神薙・焔
ハーピィ戦、新兵器ファイアーバインダーズ・ガントレットの初披露でもあるわね、あたしの胸の地獄の焔を吸収し、内部に固定できるスグレモノ、ここから他の蒸気ガジェットの動力にしたり、ガントレットで直接攻撃したりできるわ。

さあ、相手は上空にいる、心臓はふるえて燃えつきるほどヒート! ジャンプから両足のウィングド・ビートで空を駆け距離を詰め、あたしのこの手が真っ赤に燃える! 今、必殺のバーニング・ハンド!

あっ? 手が、相手の、胸に? ちちをもげ? ごめんなさ…いや謝ることはないわよね、敵なんだし!

スキル:属性攻撃1、マヒ攻撃3、手をつなぐ3、空中戦3、ジャンプ2、勇気3



●後日この様を再現した像が村に建てられたらしい
 森の開けた、空からの攻撃には制約が着いてしまう、地上に有利な場所へとハーピィは誘導されていた。しかし、そんな不利など気にした様子もなく、敵は悠々と空にとどまっていた。
 そんな相手に最初に飛びかかって行ったのは焔だ。
「新兵器ファイアーバインダーズ・ガントレットの初披露の時が来たようね!」
 彼女の中に燃え盛る炎が、新調してきたガントレットの中に渦巻いていく。その熱を叩きつけようと、空へと飛び上がった。
「震えるわ心臓! 燃え尽きるほどに熱くっ!」
 ハーピィに対抗するかのごとく立派な胸部装甲を震わせながら、彼女は空を駆ける。その足に備えた『ウィングド・ビート』は彼女をハーピィの元へと誘っていく。
「空中疾走ですって!?」
 いきなり自分の元に飛び込んでくるとは思っておらず、思わず硬直するハーピィ。その隙を逃すような焔ではなかった。自らの力をその両手に込め、一気に振り下ろす!
「あたしのこの手が真っ赤に燃える! 今必殺のぉ、バーニング・ハンドぉ……ぉぉお?」
 ぷにん。
「あっ?」
 ぷにんぷにん。
「え、えーっと、ちちをもげ?」
 それは、胸というにはあまりにも凶悪だった。張りもツヤもあり、揉めばしっかりと返ってくる手応え、その感触はたしかに人を超えた魔性のもの……。彼女の手はなぜか真っ直ぐとハーピィの胸を掴んでしまって、そのまま無意識のうちに揉みしだいていた。いきなりの事態にハーピィも止まってしまっている。
「あ、あの、あなたの手、あったかい、のね?」
 止まっているどころか混乱してよくわからないことを言い出している。
「ご、ごめんなさ……」
「だ、大丈夫、いきなりだったから、驚いただけで、その……嫌じゃないから」
 よくわからないあまり、なんだかいい空気になっている空中をよそに、地上の冒険者たちは大いに沸いていた。
「さ、さすがだあの姉ちゃん! 俺たちにできないことをのっけから平気でやってやがる!」
「痺れるぜぇ!」
 知らず知らずのうちに痺れて憧れられている張本人は、空中で困惑しながらも結果的にハーピィの動きを完全に封じ込めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ゾーク・ディナイアル
「あれが噂のおっぱいかい…アハ…すげぇ」

☆戦術
SPD勝負、おっぱい揉む
「本当に凄いよぉ、そのおっぱい…ステキだよぉ…だからさぁ、ボクにも揉ませろよぉぉぉぉ!」
妖剣解放で狂気も解放、怪力を盛り盛り発揮して衝撃波を二回攻撃で放ちまくって斬り刻む!
「落ちろ落ちろ落ちろ!おっぱい揉ませろ揉ませろぉぉぉぉ!」
見切りと高速移動でハーピーの衝撃波を躱しながらこっちは当てて、羽と手脚をズタズタにして地面に叩き落とす。
「キャハハハハハ!おっぱいぶるーんブルン!」
落ちたらすかさず馬乗りになっておっぱい揉みまくりの揉んだミン。
もし落とせなかったら気合いで跳躍しておっぱい揉みながら引きずり落とすよぉ!



●さらに揉む者たち
「あれが噂のおっぱいかい……アハ……すげぇ」
 仲間の勇姿に思わず声を漏らしていたゾーク。このまま見ているだけでいいのか、否、今こそが好機。
「本当に凄いよぉ、そのおっぱい……ステキだよぉ……だからさぁ、ボクにも揉ませろよぉぉぉぉ!」
 なんとも真っ直ぐな叫びと共に【妖剣解放】により狂気と怪力から放たれた複数の衝撃波は、硬直しているハーピィの羽根を見事に切り裂いていく。
「っ!? しまっ!」
「落ちろ落ちろ落ちろぉ!」
 完全に意識がどこか遠い所に行ってしまっていたハーピィはなす術なく地面に激突してしまった。
「くっ、よく……もっ……?」
「おっぱい揉ませろ揉ませろぉぉぉぉ!」
 墜落し、追撃を覚悟した彼女に襲いかかってきたのは攻撃ではなく、狂気に囚われた一人のエルフ。彼女は全く自重することなくハーピィの胸へと真っ直ぐ飛び込むと、ものすごい勢いで揉み始めたのだ。
「キャハハハハハ!おっぱいぶるーんブルン!」
 おっぱいが彼女を狂気たらしめているのか、狂気が彼女をおっぱいたらしめているのかもはやわからなかった。そこにはただ揉むだけのマシーンと化したゾークがいたのだ。
「あっ……も、もっとやさし……じゃなくて!?」
 何がなんだか分からず、されるがままになりつつあったハーピィだったが、気を取り直し、這々の体で振り払う。かなりいろんな意味でダメージを負ってはいたが、それでもなんとか、傷ついた羽でふらふらと空へ逃げようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

涼風・穹
空中へ逃げられてはおっぱいを揉みに行くのも一苦労
ここで逃がすわけにはいかないので速やかにハーピーへフック付きワイヤーを投擲!
いい感じにおっぱいにもワイヤーが巻き付いて柔肌を締め付けつつ色々と強調するような具合にばっちり拘束
そして迷わず全力でおっぱいに飛び込み只管揉みしだくぜ

……ハーピーの衝撃波?
そんなものおっぱいダイブで正面から飛び込んで粉砕するまでだ

もし空中に逃げられたならレプリカクラフトで長い棒を作成
棒高跳びの要領でハーピー(の「おっぱい」)に向けて思いっきり跳ぶ

たとえどれ程の攻撃を受けて倒されようが、煩悩が肉体を凌駕して何度でも立ち上がり、そのおっぱいへ飛び込み揉みしだくまで何度でも挑む



●知らなかったのか、揉む手からは逃げられない
 ふらふらと飛び上がろうとするハーピィを黙って逃す猟兵たちではなかった。
 涼風・穹(人間の探索者・f02404)はフック付きワイヤーでハーピィを瞬時に絡め取る。そのロープワークは異世界に脈々と受け継がれる、亀の甲羅を連想させ、あらゆる箇所を強調するような伝説の結び方に近しいものだった。
「ほ、ほどけ! こんなことをしても私の攻撃は止められない!」
 ハーピィは必死に抵抗しようと金切り声をあげ衝撃波を巻き起こす。
「そんなもの、おっぱいの前には無に等しい!」
「無茶苦茶な……!?!
 しかし、理想郷(おっぱい)をめざし全力で走り出した彼を、その程度で止めることはできない。衝撃波に正面から突撃し、粉砕し、玉砕していく冒険者たちとは違い、一瞬たりともひるむ間も無くハーピィへと飛び込んでいった。その様を見た冒険者たちからは大喝采を上がる。
「い、え、あの、えっ? ちょ、そこは、ってなんでなの!?」
 悪鬼羅刹のごとくの勢い高速の胸部按摩を行う穹にあっけにとられながらも、必死に振り払うハーピィ。しかし、何度蹴り飛ばしても、逃げ出そうとしても、彼は自らの身を顧みることなく彼女(のおっぱい)を求め続けた。
「そ、そんな積極的に来られてもっ!? お友達から! 私にも心の準備がっ!?」
 そして度重なる機会にも関わらず、危害をほとんど加えられず、ただ胸部だけを執拗に責めてくる猟兵たちにより、ハーピィはいろんなものが削られ、言動がおかしくなるのを感じていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

エコリアチ・ヤエ
死霊騎士と死霊蛇竜でハーピィを地面に引きずりおろそう。
ハーピィっていうのは鳥がベースにあるらしいが…鳥っぽいところって足ぐらいしかねーな。人間食うのはさすがの俺も切羽詰まらない限りちょっと…。
それにしても細いな。ちゃんと食ってるのか?肉もやらかすぎる。運動不足だな、飛べるからってちょいと道楽しすぎなんじゃないのか。大胸筋もちゃんと鍛えねぇといい感じ保てねぇだろ
(ハーピィを捕まえて肉を揉んでは説教)



●筋肉式胸部談義
 激しい抵抗の末、なんとか拘束を抜け出し、今度こそと空へと距離を取ろうとするハーピィ。しかし、自分の足を掴む何者かがそれを許そうとしない。
「お、おばけっ!?」
 そこにいたのは死霊の騎士と蛇竜。普段の彼女ならばなんら驚くことはなく振り払ったであろうが、錯乱していた彼女は抵抗を忘れてしまった。
「ハーピィっていうのは鳥がベースにあるらしいが……鳥っぽいところって足ぐらいしかねーな」
 再度空から地面へと引きずり降ろされた彼女の前に現れたのは、黒光りの筋肉を誇るエコリアチ。
「それにしても細いな。ちゃんと食ってるのか? 肉もやらかすぎる」
 彼は全身をつつきながら話しかけてくるが、ハーピィは疲れからか動くことができずにいた。
「た、食べてるわよっ、あ、あなたたち、私を食べようとでも言うの!? だからさっきからほぐしてるっていうの!?」
「人間っぽいのを食うのは流石に俺も切羽つまらない限りちょっと……」
「切羽詰まったら食べるのね!? そして今切羽詰まってるのね!?」
「全く、鍛え方が足りんからこの程度で落ち着きを無くすんだ」
 彼は喚き散らすハーピィの胸部を掴みながら真剣な眼差しで語る。
「運動不足だな、飛べるからってちょいと道楽しすぎなんじゃないのか。大胸筋もちゃんと鍛えねぇといい感じ保てねぇだろ」
「あひぃ!? あ、その、えっと、ごめんなさい」
 まっすぐに向けられた真摯な瞳と気遣うような優しい言葉に、ハーピィは素直に頷いていた。
 なお、その間も胸は揉まれていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アリス・セカンドカラー
レビテーションで空中戦。
真なる夜の到来よ。夜に覆い、夜に融け、夜に堕ちてしまいしょう?

セルフ倫理結界の中で外から見えないことをいいことにちゅっちゅペロペロよー♪
真なる夜の到来が内包する各種UCでなんやかんやしてなんやかんやするわよ☆
内包するエナジードレインでイーフィルニエフィルフィンの効果も出るわね。
さらに、ラブフェロモンとマインドジャックで心までぐちゃぐちゃにしてあげる♪



●円盤では闇が晴れます
 空へ地上へとの激しい上下運動を繰り返していたハーピィはすでにかなりの体力を削られており、その顔は赤らみ、息も荒くなってきていた。それでも彼女は自分が有利な場所を求め、空へと再度向かう。そこに待ち受けたる最悪の刺客に気がつかないまま。
「真なる夜の到来よ。夜に覆い、夜に融け、夜に堕ちてしまいしょう?」
 少女……アリスの高く甘く、そして妖艶さを感じさせる声が響いた後、辺りは漆黒に染まっていた。
「そんなっ!? いったい、なに……あっ……」
 突然空に浮かんだ漆黒の世界で何が起こっているのか。地上の者達は伺い知ることができない。しかし、漏れ聞こえてくる声や音だけで、大抵の冒険者たちがなぜか前かがみになり動けなくなる恐ろしい範囲攻撃が行われていた。
「はぁ……ん……はぁ、はぁ、こ、こうなったら、本気を……」
「あら、わかってるわよ、本当の貴女は、ただの可愛い女の子だって……」
「んひぃいいいいい!?」
 かなり長く感じる時間の後、闇が晴れる。そこにいたハーピィには、なんら変わった様子は無かった、ただ、体を痙攣させながら、呆然としながらも幸せそうな表情で顔を赤くしながら、緩やかに地上に落下して行っただけ。それだけだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リョウ・サイバ
おっぱ…ハーピィちゃぁぁぁん!オジサンと勝負だー!
衝撃波を躱しながら華麗に飛び掛かり超高速おっぱい揉み揉み…うん、満足したら戦おう!満足できなかったら揉みながら倒そう!そう、これは戦いの中の妨害!相手の動きを封じて猟兵達が戦いやすくするための作戦なのだ!
だから俺は揉むぞ!すりすりするぞ!ぷにぷにだってするんだ!

………ふぅ。

魔物は退治だな(キリリ)

ダガーと弓を駆使して戦うぜ!空中に上がれば弓で地上に近ければダガーで!

………そしておっぱいだ!ナンパだ!煩悩は108だ!

依頼が無事に終わったら冒険者のお嬢さんとボウケンしたいね!
一夜の冒険とか浪漫じゃぁないか

※アドリブ掛け合い突っ込みなんでも大歓迎です



●はげしいこうげきにさらされて
「おっぱ……ハーピィちゃぁぁぁん! オジサンと勝負だー!」
 緩やかに落下するハーピィをこの上なく純粋でかつ不純な瞳を向けながら受け止めたのはリョウである。
 完全に脱力しきった彼女は衝撃波で抵抗することも忘れているようで、熱に浮かされたような瞳で彼を見上げる。
 しかしそれにたじろいだり遠慮するようなリョウではない。むしろ完全に誘ってると認識して容赦なく超高速、いや、光速にも届くのではないかと思われるほどの勢いで胸を揉みしだく。
 度重なるマッサージの影響か、張りがありつつもモチモチ感が増し、全てを包み込むかのような優しさを感じるような凶器として昇華されつつあったそれは、歴戦のショウをも唸らせる存在にまで進化していたのだ。
 彼は手を休めない。休めてしまうとハーピィが動き出してしまうかもしれないではないか。他の仲間のためにも手を止めるわけには、離すわけにはいかない。胸部だけではいけない、脚部や腹部も抑えておかなければ、何を企み、抵抗してくるかもわからない。
「……ふぅ、魔物は……退治だな……」
 108回にもわたる必死の攻撃による疲労で動けなくなったリョウと、攻撃を受け続け動けなくなったハーピィは、お互いに地面に倒れ伏していた。
 後日、リョウのそのあまりの激しさに感服した冒険者から、夜の冒険に声をかけられることになるのはまた別の話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

秦田・麻弓
うーん、どっちかっていうと触られる方が…あ、じゃなくて、衝撃波との撃ち合いですね、回避がんばります
各攻撃の初動を観察・確認して、以降声かけしつつ回避を
機動力を奪うために翼を重点的に狙います
他の人にとって狙いにくい位置にいるようなら、おびき寄せたり誘惑したり
「ど、どうですかー?私、柔らかくて美味しい自信ありますよー」
喋ってるし通じるかもだし、違う意味で解釈されたらラッキー…じゃなくて動きはより封じれそうですし

撃破後に満足行かない冒険者さんがいたら
「残念でしたねっ、かわりに私のとかどうですか?ほら、またいつでも来ますしっ」
あ、あくまでアフターフォローとして、ですね…目が期待してる?そんなそんな。



●夢を声に出すことが実現への近道だってばっちゃがいってた
「うーん、私はどっちかっていうと触られる方が……」
 仲間の雄姿(はぁぴぃのさんじょう)を眺めながら麻弓は何となく、何かを持て余しつつ、つぶやく。
「っと、いけない、見惚れてる場合じゃなかった、今のうちにっ!」
 状況に釣られて、どこか遠いところに意識が飛びかけていた麻弓だったが、すんでのところで気を取り直し満身創痍なハーピィの翼を撃ち始める。
 流石に痛みにより再起動したのか、ハーピィも起き上がり、麻弓に狙いを定めた。
「おのれ、よってかかって惑わせるとはなんという」
 いままで自分がやっていたことをいざやられてみると、というやつだろうか。
 羞恥と怒りと、後自分でもわからない熱い感情が入り混じりながら、ハーピィは震えていた。
「ど、どうですかー?私、柔らかくて美味しい自信ありますよー」
 このまま再度空へと逃げられると厄介だと判断し、麻弓は挑発しながら撃ち続けていく。
「私だって……私だってええええ!」
 銃弾を掻い潜りながらも、まだ正気に戻りきっていなかったハーピィ。その行動は、挑発に見事に乗せられたものだった。なんとその強力な両足で麻弓の胸をがっちりと鷲掴みにし、踏み揉み始めたのである。
「これが、これがいいのか、くそう……あ、いいかも……」
 自ら始めたことにも関わらず何か別の深みにはまりつつあるハーピィ。策略通りというべきか、彼女は麻弓から離れることができず、ある意味拘束される結果となった。
 その様を見ていた冒険者たちは密かに生唾を飲む。
「この戦いが終わったら、土下座したら、行けるかな……」
 誰かが、そんなことを呟いていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

御手洗・そそぎ
なるほど……あの魔性の乳
略して魔乳が人々を惑わすと申すか!

ならば、あの焼き鳥の魔乳をラバーカップでズボズボ引っ張ったり、もがぬと人々を解放できぬな
まさか、引っ張られて怒って、逆にわしの獲物を奪って引っ張ろうとしたりはせぬよな?

……今、引っ張るモノがないとか言うた者は、一歩前に出るがよい

とにかく、わしは生まれながらの光で負傷した者を治療じゃ
仲間の盾になる者や、深手を負った者を優先し治療し、自分が疲れて動けんようにならぬようにペース配分じゃ

疲れて動けんことをいいことに、
「お嬢さん、お体にさわりますよ?」

とか手をワキワキさせて迫られたらたまらんしの
そこは「障る」であって、タッチの「触る」ではないわ!



●みんなに夢を与えているからひかえめ
「なるほど……あの魔性の乳が……魔乳が人々を惑わすと申すか!」
 絶賛惑わされ中なのはハーピィの方だったが、そそぎは混迷深まる状況を見て納得していた。確かに皆が皆、らしからぬ行動をとり始めている気がする。ハーピィ含む。
「ならばわしのすることはただ一つ!」
 彼女が手に持ちたるは巨大なラバーカップ――流石にそそぎの本体ではない、と思われる――を、いろんな意味で拘束され心奪われているハーピィの胸部へとまっすぐと突き出す。
 密着した時を見計らい、起動する蒸気機関。その力を最大限に発揮し、ラバーカップはハーピィの胸をパワフルにズボズボし始めた。
「な、なんなのこれ、こんなの私知らないいい!?」
 今までとは違う機械による攻撃? により、さらなる混乱に陥るハーピィ。
「ふふふ、その胸がもがれるまで苦しむがよい」
 そそぎはその隙に一気に距離をとり、力尽きている仲間たちを回収して退避していった。
「なんて強力な攻撃だ、敵に回したくないぜ……」
「あの武器をあの嬢ちゃんに使ったら……いや、あまり効果はないか……」
 冒険者たちは戦慄しながらも彼女を褒め称える。いや、何かとても不届きな者がいた気もするが。
「誰か、今、何か言うたかの……?」
 こんな連中の中で力を使い果たしたら、何をされても不思議ではない。しかし、仲間を回復するのなら敵が動けなくなっている今の内だ。
 彼女は冒険者たちを蹴り飛ばし、にらみながらも、激しい戦いで倒れ伏した者たちを癒していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

花巻・里香
色香で惑わし喰らう、何処にでもいるものね。
(ハーピィやこれまでの猟兵の様子から)
冒険者達の望みを叶えるなら魅惑の外装人形による魅了一択なのでしょうけどそう簡単には魅了に墜ちないわよね?
でも狙える時は狙ってみましょ

それとハーピィの興味はごはんだけかしら
鳥達のように貴方もヒカリモノがお好き?
私は人間への変装を解いて、宝石の体を露わに誘き寄せて誑かしましょ
そうして一瞬の隙を突き早業で抵抗する間も与えずに蠱惑の小部屋へ送り込むわね
そこは小さな花びら(に擬態し、何故か胸は手付かず翼を重点に喰らう幼虫)の小部屋。
小部屋から脱出してきたら花達に喰われた恐怖がある内に蘭花の饗宴で目晦ましと騙し討ちを仕掛けるわ



●落ちた鳥の行く末は
「色香で惑わし喰らう、何処にでもいるものね」
 現状、逆に惑わされているハーピィを眺めながら里香は笑う。
 その笑顔のまま追い打ちをかけるように行われる【魅惑の外装人形】での誘惑に、何かとダメージを蓄積されているハーピィは抵抗できず、いや、むしろ進んで誘われるかの如く歩いていく。
「そう、そのままいらっしゃい……」
 釣られた鳥が入り込んだのは里香の十指の糸により導かれた【蠱惑の小部屋】だ。
 朧気だったハーピィの意識は、自らの翼が蟲に喰らいつかれていることで目が覚ますという、覚醒したにもかかわらず悪夢のような状況に陥った。
「イ、イヤアアアアア!?」
 徐々に空を飛ぶことも怪しくなりつつある翼を、それでも必死に振り回しながら逃げ帰る。
 しかし、逃れられない。彼女の体は、知らぬうちに蝕まれていた。無数の蜂が、蘭の花びらが、体につけられていた小さな花に誘われ、覆っていったのだ。
「な、なんで!? 私の声が、響かないの!?」
 里香のユーベルコード、【蘭花の饗宴】により、ハーピィは邪魔なものを薙ぎ払うための衝撃波を出すことすらできず、花弁で視界を奪われながら逃げ惑っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ピードル・ニュービー
これが冒険者さん達が求めてたハーピィですか立派なおもちで(でもお尻のが可愛いとおもうんだけどなぁ)

・使用UC
ショックブラスト

ハーピィが衝撃波を放つならこっちも衝撃波で対抗するんだ。相手の衝撃波に合わせて相殺を狙うよ。そしてアサルトライフルの【誘導弾】【地形の利用】で羽ばたきで逃げられない所に誘導したらアンカー付きウインチのアンカーを投げ【ロープワーク】でワイヤーを絡みつかせボクの方に引き寄せるのを試みるよ。もし引き寄せることが出来たなら近距離ショックブラストを浴びせるよ。

なんかSMプレイみたいな感じになっているけどボクは悪くない。



●音波により肉質が柔らかく
 必死に逃げ惑う標的を誘導するのは訳もない。要するに逃げる場所を用意すればいいだけだった。
 冷静さを失っている相手は疑うことなくその道へと走り出す。
 そうして誘い出された所へと飛んできたのはピードルのアンカーとそれに繋がるウィンチ。絡みつかれたハーピィはなすすべもなく銃を構えた彼の元へと引き寄せられていく。
 先程の仲間の攻撃で技が封じられており、衝撃波を出すことができなかったのが、ほぼ抵抗なく捕縛できた一番の要因だろう。
「これが冒険者さん達が求めてたハーピィですか。立派なおもちで」
 近くに来たハーピィを見ながら、そうつぶやいた彼の声は、果たして相手にはどのように聞こえたものか。
(お尻のが可愛いとおもうんだけどなぁ……)
 少なくともピードルの思考が伝わりはしなかった。
 そのまま容赦なく浴びせられる至近距離での【ショックブラスト】。
 ピードルのハイパースピーカーをはじめとした複数のスピーカーから放たれた高出力の衝撃波は、敵を激しく打ち据えた。
(しかし、そのなんというか)
 彼は、全身を絡めとられたまま音波による振動で全身を震わせるハーピィを見て、何かとても、いけないことをしているのでは、と思い始めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニィ・ハンブルビー
あー…なんかいろんな人がハーピィのおっぱいを凝視してる…
正体現すと化物なんだけどな…
…まあいっか!ほっとこう!

ボクは力づくでねじ伏せる方向で動くよ!
【力溜め】しつつ近づいてきた瞬間【ジャンプ】して間合いを詰めて【カウンター】!
【ズバズバの魔法】で生み出した18mの大剣を大上段から打ちつけて、
ハーピィを地面に叩き伏せるよ!
確実に当てたいから命中重視で!
その後もハーピィを逃がさないよう、
ひたすら大上段から振り下ろして地面に縫い付けるよ!
むしろ地面にめり込ませる勢いで!

悪いけど、アンタ達にはここで倒れてもらうよ!

※掛け合い・アドリブ等ご自由にどうぞ



●正体を現すその前に
 猟兵が、冒険者が、あと興味本位でこっそりのぞきに来た隊商の人が、ボロボロになりつつあるハーピィに目を取られていた。
「あー……なんかいろんな人がハーピィのおっぱいを凝視してる……」
 今までの仲間の戦う姿を眺めながら、とりあえず様子を見ていたニィだったが、ハーピィの様子が変わりつつあることに気が付きそろそろ出番かと動き始めた。
「こんなもの、こんなものおおおおおおお!」
 拘束していたウィンチを引きちぎり、ハーピィの体が少しずつ変化しようとしていた。封じられていた技が解放される前兆だ。
 ニィは仲間が戦っている間に溜めに溜めていた力を、一気に開放し飛び掛かる。
「邪魔をするな!」
 それを見て跳ね除けようと、ハーピィは大きく翼を振るった。振るってしまった。その攻撃は、的が小さいニィに当てることはできない。
 そして、翼を躱された彼女が見たのは眼前にそびえる、ニィの【ズバズバの魔法】により召喚された巨大すぎる剣。
 大振りな攻撃をしてしまったことで体制を崩したハーピィはそれを防ぐことは、叶わない。
「悪いけど、アンタにはここで倒れてもらうよ!」
 振り下ろされる妖精の剣。
 ハーピィは空に戻ることも、魔獣の母の血に覚醒することもできないまま、再度大地にめり込まされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
ハーピィを倒せば冒険者たちは救われる!
…だけど素直に倒してしまったら空気を読めてない人だよねー。
冒険者も猟兵もなんか目的があったみたいだよね、確か。
満足するか生命の危機に陥るまで待機とゆー名目の見物かな?
面白おかしい光景を肴に清酒を楽しんでるです。
だいじょーぶですよ?
戦闘に影響が出るほどは飲まないからね。
で、出番が来たら真の姿を開放して黒風鎧装。
空気を読んで待ってたのでここからはガチ戦闘っぽい!
別の個体ではあるけどハーピィとの戦闘経験はある。
動きを見切ってこちらのペースで戦闘を進めるですよ。
棒手裏剣の牽制から連結刃を巻き付け力づくで地上に叩き落す!
あとは大剣形態で全力の一撃を叩けつけるのです。



●最後におっぱい、ではなく一杯
 周りの冒険者たちを見る。いろいろ満足したような顔をしている者ばかりだ。
 ならばそろそろ終わりにするべきだろう。
 鬼燈は飲んでいた清酒を置き、立ち上がる。漆黒の旋風を纏い、武器を構える。
 仲間の振るう大剣でハーピィが地面に縫い付けられるのを見るがもう一押しがいる、それがこの一太刀。
 最早牽制などは不要。ただただ、全力の一撃を叩き込むのみ。
 ドンッ、と、激しい踏み込みが空気を震わせ、大地を揺らす。
 悪鬼羅刹となった鬼燈が振るった『堕ちた聖剣』は、怨念が叫びを上げるかのごとき風切り音を周辺に響かせながら大地ごとハーピィを砕き、海へと帰したのだった。
 隠しきれない残念さと、戦いが終わったという安心感が混ざった不思議な歓声が辺りを包む。
「……何か、感触がおかしかったっぽい?」
 そんな中、鬼燈だけが何とも言えない違和感を感じながら首をかしげていた。
「少し手が滑ったような……まぁ、終わったからいいっぽい!」
 一応護衛はまだ続くのだ、山場は越えたし、再度一杯やりながらのんびりしようと、彼は気にしないことにした。

成功 🔵​🔵​🔴​


●おっぱいの終わり
 こうして、人々を惑わせた一つのおっぱいが終焉を迎えた。
 冒険者と猟兵たちはその後無事に隊商の護衛を終え、依頼の完遂を祝い宴会を開き、酒を飲みかわした後にそれぞれの日常へと帰っていく。
 彼らと縁は結ばれたのだ。生きてさえいれば、また会うことはいつでもできるだろう。
 それに、この世界は魔物であふれている。またいつか、第二、第三のおっぱいが現れる可能性も十分ある。そうなれば、これだけの熱意を持った彼らだ。その場で遭遇することもあるかもしれない。
 キミたちは再開を願って別れを告げてもいいし、彼らと共にもう少し冒険を続けてもいい。依頼の余韻に浸りながら、ちょっとしたロマンスに興じるもいいだろう。
アリス・セカンドカラー
わざわざ倫理結界張る必要はなかったかしら?(他の猟兵の戦いを見つつ

それはそれとして追撃は必要よね☆

深く深く深ーい口付けでエナジードレインよー♪
ラブフェロモンとマインドジャックで脳を支配して脳内麻薬と快楽物質をどばどばと分泌させてとことこんまで堕としてあげるわー♪
もちろん、おっぱいは揉みまくりよ☆

ふふ、気持ちよーく逝かせてあ・げ・る♪



●洋画によくあるエンドロールが終わった後とかに流れるアレ的ななにか
「ふ、ふふふ、詰めが甘かったわね……」
 森の奥、大地と共に砕かれたはずのハーピィがズタボロになりながらも起き上がる。
 彼女は最後の一撃を喰らい瀕死になっていたものの、その勢いを利用し遠方へと逃れていたのだ。
「覚えていなさい、必ず復讐を……」
「あら、こわい」
 聞き覚えのある甘く、蕩けるような少女の声。
「そん、な……」
「ふふふ、気が付かないわけはないわ? 私はずっと二人きりになるのを狙っていたのよ?」
 暗闇を纏うように現れたのは、アリス。ハーピィの顔に浮かぶのは、絶望。
「そんな顔をしないで? もう痛いことはしないわ? ずっとずーっと気持ちよくしてあげる」
 顔を近づけ、深く口づけをする。ハーピィはそのまま気を失った。アリスの【エナジードレイン】により、起き上がるための体力を根こそぎ奪われたのだ。
「さぁ、奪い尽くしてあげるわ、心も、体も……」
 ……命も、何もかも……。
 そうして彼女たちは闇の中へと消えていった。
 かのハーピィの最後がどうなったかを知る者はいない。
 たが、きっと、シアワセに満ちたまま骸の海へと帰って行ったのだろう。
 様々な者にシアワセを与えたハーピィに、良き来世があらんことを。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月09日


挿絵イラスト