4
嘆きの鐘は遠く響いて

#ダークセイヴァー

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ダークセイヴァー


0




●嘆きの祈りは届かない
 オォォォォォォォォォォォ……。
 亡霊の声が響き渡る。
 滅びた街の中心。
 ただ、祈りを捧げ続ける女がいた。
 彼女の祈りに呼応して無数の亡霊が集まって来る。
 ただ、ただ、彼女は祈り続けた。
 だから、その祈りに救われたくて。
 無数の無念と怨念が彼女の周りに集まっていく。
 彼女は彼らを救いたかった。
 けれど、祈りは届かない。
 願いは届かない。
 想いは叶わない。
 彼女はそれでも祈り続ける。
 ――――彼女自身はもう、終わってしまっているのに。
 彼女はそれでも願い続ける。
 ――――彼女の願いも祈りも、主は見捨てたと言うのに。
 彼女はそれでも想い続ける。
 ――――世界にすら見捨てられ、世界を停滞させる厄災と化したのに。
 彼女はそれでも――――。

 ――――それを見下ろすものの視線に気づく事なく。

●予知の時来たりて
「イエス、イェーガー。新たなる予知の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は転送の準備を行いながら猟兵たちに視線を向けた。
 紫紺の瞳が集まった猟兵たちを見据える。
「今回の予知はダークセイヴァー。無数に集まった亡霊たちの街、その中心部」
 文字通りのゴーストタウンですね、と呟いた。
 ゴーストタウン(物理)である。
 霊なのに物理とはこれ如何に。
「その中心部にて、ただ祈り、癒やし続けた聖女がいます。
 彼女を倒すことが今回の目的となります。」
 ただ祈り続けた女がいて。
 吸血鬼がその街を滅ぼして。
 そして、結果は見ての通り。
 救済を祈り続けた女は今や世界を停滞させ、滅ぼす災いと化した。
「その祈りそのものは尊いものですが、オブリビオンと化したのならば駆逐するが役目。
 彼女を滅ぼし、その無間地獄から解放するのもまた我々の務めだと当機は思います」
 その無機質な眼差しで彼女は猟兵たちを一瞥してから、また口を開く。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 ひゃっはー、新型シナリオフレームだぁ!!
 早速出しちゃおうと言うことで新型シナリオフレームです。
 第一章は祈り、願い、そして世界を滅ぼす災いと化した聖女です。
 オブリビオンを倒すのは猟兵の務め、悲しいけどこれって戦闘なのよね。
89




第1章 ボス戦 『救済の聖者』

POW   :    落日の記憶
全身を【輝かせ、周囲の亡霊達を癒しの力】で覆い、自身の【猟兵達との距離の近さ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    神、運命、世界に見捨てられ、それでも
【祈りの言葉】を聞いて共感した対象全てを治療する。
WIZ   :    救済を求め、慕い、集まる
【非業の死を遂げた人々】の霊を召喚する。これは【生物や死体へ憑依】や【最後の瞬間に持っていた武器】で攻撃する能力を持つ。

イラスト:chole

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフィーナ・ステラガーデンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎

◆心情
「ただ祈り続けた女がいて」
その祈りは神に捧げられるもの?
それとも亡霊への手向け?

ダークセイヴァーの神なら、とうに死んだわ。
亡霊は貴方の周りを取り巻いている。

貴方の祈りが亡霊を現世に縛り付けているんじゃないのぉ?
だったら開放してあげなくちゃね。
亡霊たちも、貴方自身も。

◆行動
●落日の記憶を警戒して、遠距離戦メインで戦う。
特殊弾頭(銀弾頭)を【範囲攻撃】で撃ち込む。

防御面では、フォトンバリアーで【拠点防御20】【呪詛耐性32】【残像】を使い、
亡霊が侵入不可能な光の科学的魔方陣結界を張る!
「発展した科学は魔法と見分けが付かない」っていうでしょお?


佐倉・理仁
【全世界サイボーグ連盟】参加。
アドリブ絡み歓迎。
元が祈りだろうと、やってる事俺と変わんねーだろ。もう、やめろよ。


亡霊相手なら、任せろって。
祈りに寄って来てるだけなら、訳はねェ。
『第六感』で感覚して骸の香『オーラ防御』に『呪詛』を込めて、寄り付く連中から俺の術の支配下に捕らえる。やれる事は送り還すくらいだが……。
これでも戦う様な、信仰心の厚い奴らにゃ加減はしてやれねーな。悪いが俺が知ってるのは外道の術だけでな。

【地獄開き】……もう開いてる?まだ足らねーよ。

救いの祈りも怨嗟の叫びも関係ない。さあその手に地獄の鍵を持て。聖者も亡者も隔てなく、慈悲なく全てを傷付ける者共よ。


クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎
「祈りとは足掻いて足掻いて足掻き抜いた最後にするモノです」

【SPD】連続射撃

●SPD対抗
「『運命』とは自ら紡ぐモノ、もし見捨てられたと思うなら、真に己を見捨てたのは自分自身でしょうね」
「残念ながら『共感』は致しかねます」

●戦闘
【メカニック】として自作した聖銀製【誘導弾】をマシンガンとアームドフォート2門に込め連続射撃を行います。
「CODE:FORTUNA。運命は自ら手で切り開くとしましょう」


紅葉・智華
【全世界サイボーグ連盟】で参加
※アドリブ・連携歓迎

覆水盆に返らず。時間は巻き戻らず、ただ進むのみ。それを妨げるのなら、排除するのみ。

敵の攻撃、不意打ちには勘(第六感、見切り)と経験(戦闘知識)、回避運動(ダッシュ、ジャンプ)で対処。
右手には【刹那】、左手にSirius[K's](鎧無視攻撃)を装備して【選択UC】(スナイパー、2回攻撃、クィックドロウ)による敵戦力の撃滅を図る。回復されるよりも早く、沈め切る。

時を進める【覚悟】を、私は持っている(呪詛耐性)。私は今を生きていきたいから、前に進むんだ。だから――

「――迷わずに、逝け」


リズ・ルシーズ
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎

【SPD】

良くわからないけど、祈るだけで救われるなんてボクにはちょっと考えられないかな?

【ルシーズ】を使い数で攻めるよ。距離を取ったまま【スナイパー】としてルシーズと一緒に【擬似刻印】の光【属性攻撃】のレーザーで攻撃するよ

その祈りが何かなんてボクは知らないし、知りたくも無いけど。その身がオブリビオンなら、少なくともボクの敵だよね

他の猟兵を【援護射撃】して【時間稼ぎ】しつつ、飛翔されたらルシーズと【一斉発射】による飽和攻撃で地上に落す事を目指そうかな

祈る事は否定しないけど、Caelum audaces iuvat se の方をボクは信じるよ


草野・千秋
【全世界サイボーグ連盟】
アドリブ絡み歓迎

POW
救済を祈り続けてなお
街が崩壊、ですか……
悲しい話ですが
『彼女』がオブリビオンと化したのなら
滅するより他はないでしょう
それが何よりもの
救いになるかもしれませんから
祈りだけでは世界は救えない
力なき正義もまた無力なのです

変身!
ダムナーティオー参る!
いきますよ皆さん!

戦闘開始と同時にUC発動、防御力を上げる
僕は僕を信じてくれた仲間達のために!
仲間が攻撃されそうなら
盾受け、かばうでカバーリング
お怪我はありませんでしたか!?
攻撃に転ずる場合は
2回攻撃、怪力
武器改造による炎属性攻撃付与で戦う
(断罪の剣を構え)
お覚悟!


アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、【全世界サイボーグ連盟】で参加
【POW】判定で

人々を救わんとする心意気や良し…だがオブリビオンは倒す!

どうも近づくと面倒な雰囲気なんで、遠くから攻めるか。まずは近場にいる亡霊をレイシューターの光弾でダイナミック除霊。近場の敵を蹴散らしたら、ボスの周囲にいる亡霊たちに向けて【レイシューター・フルバースト】を発射、亡霊を薙ぎ払ってやるぜ!
ボスまでは手が回らないので亡霊の駆逐に専念し、味方が全力で攻撃できるチャンスを作る!

何を思って祈り続けるかは知らんが…続きは骸の海でやるんだな!



●祈り、彷徨い、嘆く
「ただ祈り続けた女がいて」
 ドズン、と言う音と共に石畳を砕き、石突が大地に突き刺さる。
「その祈りは神に捧げられるもの?」
 バサリ、となびく音が響き、曇天の空になびくは鋼の御旗。
「それとも亡霊への手向け?」
 今ここに降り立つは鋼の戦士、鋼鉄(はがね)の心。
「この世界の神なら、とうに死んだわ」
 河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)は自らが率いる者たちの御旗の下で。
 神亡き世を叫ぶ。
「今ここにあるは唯の呪縛、貴女の祈りは最早呪いとなった」
 ――――だったら解放してあげなくちゃね。
「貴女も、さまよう魂もッ!!」
 その叫びと共に、天より飛来する影6つ。
 重々しい轟音をあげて、石畳を砕く鋼の鎧。
「運命とは自ら紡ぐモノ、もし見捨てられたと思うのならば」
 それは貴女が己を見捨てたからです。
 聖別された白銀の弾丸を己の銃にこめながら、クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は告げる。
「覆水盆に返らず。時間は巻き戻らず、ただ進むのみ」
 時間は進む、時間は止まらない。
 時を止めたいと願うのは人の性。
 されど、それは決して叶わぬ願いで想い。
 時の停滞は即ち世界の滅び、だからこそ、時を前に進める覚悟を彼女たちは抱く。
「私は今を生きていたいから、前に進むんだ。だから……だから」
 迷わずに、逝け。
 紅の眼が嘆きの聖女を射抜く。
 紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)
 右に構えるは多目的銃剣、刹那。
 左に携えるは閃光の長銃、Sirius[K's]。
「祈るだけで救われるなんて……ボクにはちょっと考えられないかな」
 鋼の意志を持って突き進む者たち。
 それは自らの手で運命を切り開き進むもの。
 故に、その祈りは届かない、知らない、分からない。
 けれど、分かっている事は。
「――――その身は世界の滅びとなった。ならボクたちの敵だよね」
 無数の鏡面体が展開され、自らの同型複製機が展開される。
 リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)には祈りは分からない。
 けれど、それを否定する事はない。
 ただ、自分の好みには合わない。
 天は自らを助けるものを助ける――――ならばこそ。
「ボクの道はボクが拓く」
 ギチギチ、と言う音をあげ、鋼の脚部がひしめき、蠢き、地を突き刺す。
「悲しい話ですが……」
 それがオブリビオンと化したのならば、最早選択肢はない。
 如何にその意志が尊くても。
 如何にその想いが綺麗でも。
 如何にその祈りが健気でも。
「貴女は世界を停滞させる悪だから、祈りだけでは何も救えない……だからこそッ!!」
 変身――――その一言と共に、己を信じる者、信じてくれた者の為。
 鋼の魂は正義の心を伴って、今その姿を現身させる。
「断罪戦士ッ!! ダムナーティオーッ!!」
 草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)はその身を断罪の戦士にへと変貌させた。
 その鋼の拳を以て正義を示す為に。
「人々を救わんとする心意気やよし……」
 アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)はその手を握りしめ、構える。
 その身は、正義である。
 その身は、光である。
 その身は、鋼である。
 世界が闇に覆われようと言う時、彼はその身を変身させる。
 そう、それこそ、彼こそが、この暗雲なる世界に現れた闇を切り裂く光。
「祝えッ!! 全イェーガーのちからを受け継ぎ、世界を超え、過去から出でし闇を打ち破る光の戦士ッ!!」
 熱き炎の叫びが闇の空に響き渡る。
 その姿、赤き正義の戦士。
 その名は、彼の名は。
「ドーンブレイカーッ!! アメイジングフューチャーッ!!」
 また一つ、世界の力を継承した瞬間であった――――!!
 その様を後ろから眺めながら、佐倉・理仁(死霊使い・f14517)は髪をかく。
「……元が祈りだろうと、やってる事俺と変わんねーだろ」
 もう、やめろよ。
 自らが死霊を扱う術士が故に、彼女のその痛ましい姿は見ていられるものではない。
 彼女は最早外道と同じ領域にまで成り下がる、堕ちている。
 違うのは、彼女が祈りであることと、自らが外道の術を用いると言う事だけ。
 だからこそ、毒を以て毒を制する。
「さあ、全世界サイボーグ連盟のご登場よぉッ!!」
 修羅雪姫の叫びと共にフォトン粒子による防壁が展開される。
 瞬時に展開された光学結界は、最早魔法的にすら思える。
「発展した科学は魔法と見分けがつかないって言うでしょお?」
 自らの愛用の巨銃に銀弾を込めると同時、引き金を引く。
 銀の弾頭は実体なき亡霊を射抜き、着弾と同時に爆炎を撒き散らす。
 断末の悲鳴をあげる亡霊たちを理仁は自らの手中に収める。
「俺に出来るのは……送り還すぐらいだが……」
 それでもなお戦い続ける尊き意志を持った者。
 されど怨念の塊と化した者は
「――――地獄を開いてやるしかねぇだろ」
 開かれた死者の門より来るは死霊の剣士たち。
 亡霊と死霊たちが食い殺し合う地獄の光景。
「運命の歯車は自らの手で回すものです」
 携えたマシンガン、搭載されたアームドフォートの合計三門の銃口。
 鉄火の轟音をあげ、死霊たちに聖別された祝福を撒き散らす。
 死霊たちの姿が霞み、消えて、塵に帰る。
「排除するのみ……ッ!!」
 卓越な射撃技術に蓄積した戦闘経験。
 そこから来る予備動作すら見せぬ神速の射撃術。
 紅眼の射手(クリムゾン・シューター)。
 支配者の弾丸が救済の聖者を射抜き、聖者は嘆きの悲鳴をあげる。
 嗚呼、何故、何故、何故、何故、何故?
「何故? 単純な話だよ」
「ええ、至極、単純な話です」
 そう、それは――――彼女が滅びに抗う力を持たなかったが故。
 ルシーズたちが、聖者たちに肉薄し、その身を爆炎に飲ませる。
 そこに群がっていようが関係なく、リズは二門の砲火を叩き込む。
 爆炎が何度も立ち上り、聖者の身を焼き焦がしていく。
「嗚呼、嗚呼、嗚呼、嗚呼ッ!!」
 祈りは届かない、願いは叶わない、想いは霧散する。
 それでも、彼女はひとえに祈り続ける。
「何を思って祈り続けるかは知らんが……続きは躯の海でやるんだなッ!!」
 Select...BURST ACTION!!
「フルパワーでぶちかますぜッ!! レイシューターッ!! フルバァーストォッ!!」
 叫びと共に解き放たれるは閃光の破壊。
 最大出力の砲撃が、聖女諸共亡霊を焼き払っていく。
 それでも、彼女は祈り続ける。
「――――お覚悟ッ!!」
 ダムナーティオーと化した千秋は閃光の破壊の後ろを疾駆していた。
 振りかぶった断罪の炎を纏った剣。
 一閃、紅蓮の炎が聖者を焼き払う。
「嗚呼ァアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
 けれど、ああ、それでも、彼女は祈り続けるのだ。
 それは、届かないだろうけれど。
 彼女にとっては――――祈りこそが救済であったから。
 彼女は、その祈りから転じた想いに救われたから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

死之宮・謡
アドリブ&絡み歓迎

さぁさぁ、お仕事の時間だ…でも、今日はお遊びは無いのかな?少しは遊ばせてくれても良いんじゃないか?まぁ、こんなところで遊んでも良いなんて言われてもすることないけどさ…

さてさて、面倒だねぇ…死んでるのに祈るなんて意味不明だよ…まぁ、そもそもの話、私の場合は他人のために力を振るおうとするところから理解出来ないんだけどねぇ?

ま、何でも良いや…仕事だからさっさと死んでくれないかな?…もう死んでるけど…【精霊界の大氷雪】発動…後は呪術(呪詛)で纏めて消えてくれよ…こんな姿だけど、私は別に死者を導いたりしないしね?


イデアール・モラクス
救えない痛みさえ包むその祈り!
そんなものこの世界に響かない!背徳と悪逆の支配する世界は変えられない!
破壊と再生、それだけがダークセイヴァーを癒すのだ!

・行動
「悲しみは終わりにしよう、そろそろ!」
UC【隕石招来】に『範囲攻撃』で着弾範囲を広げ『全力魔法』で隕石を更に巨大化させ威力を高め『属性攻撃』で炎を纏わせた上で『高速詠唱』を用いて唱え、霊の大群に打撃を与える。
「消え失せろ!」
そして着弾地点の更地の上に立ち戦闘力を上昇させた上で【広範囲に稲妻を放つ超高威力の攻撃魔法】の術式を『範囲攻撃・全力魔法・属性攻撃・高速詠唱』により構築して放ち、大量の霊魂ごと聖女を一網打尽に『なぎ払う』。

※アドリブ歓迎


アリア・ヴェルフォード
【WIZ】
ただ一心に冥福を祈り続けた聖女の終端がこれですか……。
同情はしますが貴女の祈りはもはや災いの火種に他ありません。
この世界を守るため、貴女をここで討ち果たします。

UCによる光属性の魔法の槍を自身の周囲に展開し、聖剣を両手で握り締めて正面から斬りかかりに走ります。

近づけば相手も亡霊を召喚・使役して壁に、あるいは襲い掛からせてくることでしょう。
その攻撃を見切って回避や聖剣で受け流しつつ待機させておいた槍で撃ち抜いて道を切り開きます。

そのまま上手く近づけたなら光を纏わせた聖剣でバッサリと行きましょう。

アドリブ・マスタリング・連携・他もろもろ可



●聖女の終端、終わりを告げる鐘
「ただ一心に冥福を祈り続けた聖女の終端がこれですか……」
 アリア・ヴェルフォード(謎の剣士X・f10811)は同情をにじませ呟いた。
 けれど、最早その祈りは災いと化した。
 世界を停滞させる災厄と化した。
 ならば、それを放置する事は出来ない。
「この世界を護るため、貴女をここで討ち果たします」
 自身の周囲に光の槍がいくつも展開される。
 手にするは人々の想念を結晶化し、精製された神が造りし聖なる刃。
 聖光をまといし勝利をもたらす光の剣。
 ――――その祈りが力とならなかったのとは対象的に。
 今ここにあるのは人々の祈りと願い、その総体が結晶と化した力その物。
「嗚呼、嗚呼、嗚呼、嗚呼ァアアアアアアアアッ!!」
 己の祈りは届かなかったのに。
 今、そこにあるのは、祈りの結晶それそのもの。
「行きますッ!!」
 亡霊蔓延る戦場に、聖剣の少女は疾駆する。
 黒髪の魔女はそれを見て高笑う。
「救えない痛みさえ包むその祈りッ!!」
 嘲るように暴虐の魔女は笑い続ける。
「そんなものこの世界に響かないッ!!」
 言葉を投げかけながら、その足元に巨大な魔法陣が展開される。
 それは破壊をもたらす空よりの鉄槌。
「背徳と悪逆の支配する世界は変えられないッ!!」
 祈りでは、決してこの世界は変わらない。
 祈るだけでは、この世界は決して救われない。
「破壊と再生、それだけがこの世界を癒やすのだッ!!」
 イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)、暴虐なる魔女の魔力が解き放たれる。
 巨大な隕石群が降り注ぎ、破壊を齎す。
 無数の巨石が地面を陥没させ、亡霊諸共街を瓦礫へと変えていく。
 その破壊の痕こそがイデアール・モラクス、魔女の領地である。
「さあ、悲しみは終わりにしようッ!! 消え失せろぉッ!!」
 暗雲より蒼穹が降り注ぐ。
 それは天より来る破壊の力。
 古来より人が恐れし神々の力の結晶。
 蒼雷が聖者諸共亡霊を打ち据え、その痕跡を焼き払い塵にする。
「今日はお遊びはなさそうだ……少しは遊ばせてくれても良いんじゃないか?」
 あくびをしながら、死之宮・謡(統合されし悪意→存在悪・f13193)は告げる。
 かと言ってこんな所で遊ぶ代物すら何もないのであるが。
「さてさて、面倒だねぇ……死んでるのに祈り続けるとか」
 意味不明。そう、彼女には一切の理解は及ばない。
 他人の為に力を振るう事、それそのものが彼女には理解が出来ない。
 だからこそ分からない、理解するつもりもない。
 これは仕事だ、つまる所大掃除と何一つとして変わらない。
 だから消えて頂く、至極単純な結論それである。
「まとめて消えてくれよ」
 精霊界より流れ込んだ膨大な純粋魔力の大雪崩。
 それは純白の光を以て津波のように押し寄せ、亡霊たちをかき消していく。
 聖女もその白き光に飲まれ、その身は最早ぐずぐずに溶けかけていた。
「――――危なかったです」
 アリアは、彼女たちの大破壊から上手く逃れていた。
 直感が何か危ないと訴えかけていたので、亡霊たちを盾にしながら。
 聖女の前まで切り込んでいたのだ。
「貴女の祈りは、届かなかった。けれど――――」
 最早聖者に反撃する手立ても力もない。
 そもそも、彼女には反撃する気もなかった。
 ――――だって。
「この世界は救ってみせます。だから」
 振りかぶられた光の剣が。
 祈りの総体が、自身の望んだ力の結晶。
 想念が束ねられたその綺麗な光の刃が。
 ――――どうしようもなく綺麗で。
 ――――どうしようもなく美しくて。
「眠ってください」
 ――――それに見惚れてしまった聖女は。
 光の聖剣によってその身を断ち切られ、両断されて。
 悲鳴の一つもあげず、どこか満足そうに笑ったまま、塵にへと帰っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『レッサーヴァンパイア』

POW   :    血統暴走
【血に飢えて狂乱した姿】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ブラッドサッカー
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【レッサーヴァンパイア】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
WIZ   :    サモンブラッドバッド
レベル×5体の、小型の戦闘用【吸血蝙蝠】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。

イラスト:慧那

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●包囲網
「やはり釣れたか」
 声が響き渡った。
 そこに立っていたのは力ある高位の吸血鬼。
 侍らせているのは自らの僕となった無数の下位吸血鬼。
「ちょうどいい餌が転がっていたから利用したが……」
 良い具合に餌にかかってくれたな。
 その吸血鬼は笑えば、その手を上げる。
「貴様らの行動、目に余る。故にこの俺が裁く」
 下位の吸血鬼たち、その数無数。
 猟兵たちを圧殺するためだけに容易された膨大に過ぎる数。
「死体すら残さん。ここで消えろ」
 それだけ用意したと言うのに。
 下位吸血鬼たちの数は未だに増え続けている。
 入念な準備、正に"殺し切る"為の布陣。
「ここは我々が支配する世界よ。厄介事は早々に積むに限るであろう」
 ――――殺れ。
 その一言と共に、無数に過ぎる吸血鬼たちはその牙を剥き出しに。
 猟兵たちを殺し尽くす為にその力を尽くす。
河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎

◆心情
これが噂の猟兵狩りかぁ。
直接お目にかかるのは初めてね。
でも猟兵を舐めると、ただの火傷じゃすまないわよぉ。

◆行動
UC真の姿・限定開放を使用。
内蔵された圧倒的な量の火器(ガシャンとせり出す)の火力で、
(機関砲、レーザー砲、大砲等)
レッサーヴァンパイアの群れを掃討する。
【2回攻撃】【範囲攻撃】【鎧砕き】【吹き飛ばし】

「聖ナルカナ、聖ナルカナ、聖ナルカナ……」
アルカイックスマイルを浮かべたまま、
無慈悲にヴァンパイアたちを蹂躙していく巨神。
圧殺、鏖殺、大滅殺。


クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎

「聖銀製の弾丸は有効な様ですね。なら、直接撃ち込みますか」

【SPD】遠距離狙撃
事前準備:サーチドローンで地形【情報収集】

「地形情報収集完了、UC発動元『レッサーヴァンパイア』を確認」

敵のSPD UCが対象を変えて『操る』、主従が存在する。
主を狙えば個体数を減らせるはず。 聖銀製【誘導弾】をアームドフォートに込め、【スナイパー】として狙うのは胴体(心臓)。古来より、吸血鬼は心臓を聖別された武器で貫くモノです。

「CODE:ARTEMIS。シュート!」

後は、サーチドローンとホバー戦車を【武器改造】し高速で自走させます。POW UC対策にします。


リズ・ルシーズ
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎だよ

【SPD】

ちょっと敵の数多くないかな?こっちも皆いるから負ける気はしないけどね!

光学【迷彩】を展開し【地形の利用】をしながら、【スナイパー】として距離を取って戦うよ。擬似刻印の光【属性攻撃】のレーザーによる【援護射撃】で皆のサポートしながら、戦局の【情報収集】かな

傷を負った人にはこれだね!

負傷者が増えてきたら、【リジェネイト】を放ち、緑色のナノマシンを放ち皆の回復と補給をしようかな。

まだ、本命はいそうだから適度に休まないとね

近付かれたら【零距離射撃】で【時間稼ぎ】をして、一気に【空中戦】で距離を取ろうかな

戦いの端役に構ってると危ないよ?


紅葉・智華
【全世界サイボーグ連盟】で参加
※アドリブ・連携歓迎

ここまで多いと最早ただの蝙蝠でありますね。となれば、駆除するのみでありますよ。
敵の行動への警戒(第六感、見切り、戦闘知識)、回避運動(ダッシュ、ジャンプ)は継続。【刹那】とSirius[K's](鎧無視攻撃)による連続攻撃(2回攻撃、クイックドロウ)を活かした【選択UC】(スナイパー)で敵を穿つ。一射目に反応してガードしたところで、それは着弾。刹那の弾丸の後にSriusの熱線をぶつける。
少なくとも、致命傷でなくとも一手損をさせる事で、味方にとっての【援護射撃】になる筈。

「弾丸は美味しいでありますか? おかわりでありますよ!」


草野・千秋
【全世界サイボーグ連盟】
アドリブ等歓迎

上位吸血鬼とはまた相手としては
手応えがありますね
雑魚の下位吸血鬼を侍らせているようですが
まあそれも定番でしょう
倒れて消えるのはあなたの方です
夜の王ヴァンパイアよ
何故なら僕達が現れたのですから!
悪の化身はヒーローによって
倒れる運命にあるのです!
真・ダムナーティオー推参!

2回攻撃と怪力を主軸に攻撃
武器改造でアサルトウェポンの弾と
断罪の剣を純銀製に変えておく
ヴァンパイアにはこれが
てきめんに効くと聞きました
心臓を確実に狙って打つ!斬る!
命中率重視でいきますよ、お覚悟!
決め場になればUC
仲間さんが攻撃されそうなら
盾受け、かばう
ダメージを受けたら
激痛耐性で耐えてみせる


佐倉・理仁
【全世界サイボーグ連盟】で参加。
アドリブ絡み歓迎。
聖者と亡者の次は、吸血鬼が湧いてきたか……多いな、ゾンビ映画かよ。

● レッサーってことはコイツらも犠牲者か?

【旅は道連れ】 視界に入りゃあそっから連中をけしかける。……しかしこの世界は暗いな、誰か灯ィ貸してくれね?

死体からモリモリ相手が出てきても『第六感』で探知、片っ端からくれてやる。
『呪詛』「自害しろ、レッサー」とでも言って終わるなら楽だが、バンパイアってのは身体も丈夫だろ。
撃破よりも行動阻害を狙う事にする。 死霊の支配が効いてる間は他の仲間にとってはいいカモだろ。心臓を狙いやすいようにでもさせよう。

みんなの火力、期待してるぜ?


アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、引き続き【全世界サイボーグ連盟】で参加

これが最近流行りの猟兵狩りって奴か?
となると本番はこれからか。ふむ、最初は戦闘員との戦いだな…DS世界の連中も様式美を分かっているじゃないか!

と言うわけで大型バイク・ライドランに【騎乗】して敵陣に突入。【フルスピード・スカイドライブ】で加速をつけてこの場で最速の状態になるぜ!
敵のUCは速く動く物を狙う特性があるからな。超スピードを得られる俺の技は囮にもってこいだぜ!
もちろんただ動くだけじゃねぇ。超スピードで突っ込んで【吹き飛ばし】たり、突っ込むついでに【怪力】で敵を捕らえて【投擲】したりでこっちも攻撃だ!



●鋼の御旗の下で
「これが噂の猟兵狩りねぇ……」
 数えることも億劫なほどの数。
 彼ら、彼女らの機械的なサーチはその数を演算し続けていた。
 けれど、ぞくぞくと増えていくカウンターの数値。
 正にただ一人が為す現代軍隊戦が如く。
 されど、鋼の戦士たちは怯むことすらない。
「猟兵たちを舐めると、ただの火傷じゃすまないわよぉ?」
 河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)が首魁の男に返す。
「なめているつもりなどはない。それ故の布陣」
 彼らを過小評価しているつもりはないのだろう。
 だからこそ、これほどの数を揃えた。
 惜しむらくはそう、ただ、単純に。
「これが流行りの猟兵狩りって奴か? しかしなんだ……なかなか様式美をわかってるじゃないかこの世界の連中も!!」
 アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)、ドーンブレイカーと化したこの男は口走る。
 そう、様式美であると。
 油断? 慢心? そうではない。
 この状況を楽しんですらいる。
「……多いな。……ゾンビ映画かよ。パニックホラーじゃあるまいし」
 ナパーム、弾持ってこい。
 最近のゾンビどもは走るんだぜ、知ってたか?
 佐倉・理仁(死霊使い・f14517)は持っているカンテラに篝火と灯す。
 無数のレッサーヴァンパイアたちを睥睨する。
「ここまで多いと最早ただの蝙蝠でありますね」
 まるで駆除業者のような軽い物言いで告げるは紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)。
 皆、気負うことなく、その無数の軍勢と相対する。
 そうだ、惜しむらくは――――彼らは規格外(イレギュラー)であった、その事実のみ。
 通常通りの戦力評定ならば、この包囲網、正に絶殺の包囲。
 逃れることもなく、逃すこともなく、確実な死を与える包囲網。
 されど、彼らは正に規格外であったと言うその事実のみ。
「――――幾らでもほざくがいい。狩り殺せ、下等どもッ!!」
 その声と共に下等吸血鬼の軍勢は叫びながら襲いかかる。
 刹那、襲いかかった吸血鬼の一角が弾け飛んだ。
「なんだ……?!」
「聖ナルカナ、聖ナルカナ、聖ナルカナ……」
 人の心を捨て、人間性を捨て、巨大な観音像と化した修羅雪姫。
 無数の内蔵火器が展開され、各所が爆裂する。
 相手が圧倒的な数でかかるならば、こちらは絶対的な個で捻り潰す。
 そう言わんばかりの巨躯がそびえ立ち、吸血鬼の軍隊を睥睨する。
「聖銀製の弾丸はなかなかに有効なようですね」
 ピン、と弾いた弾丸を掴み取れば、装填。
 トリガーと同時、弾け飛んだ吸血鬼を見ながら冷静に告げるのはクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)。
 無数のコタツがせり上がり簡易拠点となる。
 いつの間に仕込んだこれ?
「古来より吸血鬼は心臓を聖別された武器で貫くもの――――そこです、シュート」
 コタツ防壁より身を乗り出したクネウスの弾丸が吸血鬼の心臓を射抜き、破壊する。
 装填、トリガー、装填、トリガー、装填、トリガー。
 繰り返しながら並行処理でサーチドローンを放ち、首魁の居場所を特定させる。
 見つければ後は他の猟兵に任せるのだ。
 その為の移動手段として相手を轢殺出来るホバー戦車も用意してある。
 表面は聖別した聖水でコーティングしてある。
 これも匠の小癪な技である。
「ちょっと敵の数多くないかな?」
 愚痴るようにリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は呟いた。
 最もそれは面倒と言う意味のつぶやきであり諦観などではない。
 何せ、鋼の勇者と言う仲間がいるのだ、リズにとって敗北は無きに等しい。
 光学迷彩を展開し、コタツ防壁を利用しながら、レーザーが吸血鬼を焼き払う。
 古来より光とは、太陽とは、吸血鬼を焼き払う浄化の光であった。
 それゆえに擬似的に太陽光の属性を付与されたソレは下等の吸血鬼なら消滅させて余りある。
「さっさと駆除するであります」
 自走して轢殺して回るホバー戦車の上から紅葉は刹那とSirius[K's]で攻撃を繰り返す。
 刹那の弾丸が吸血鬼を打ち据える。
 強固な防御でそれを防いだ所に二の太刀である熱線が突き刺さり焼き払う。
 ならば一射目を外せばいい?
 不可能だ、彼女のそれは支配者の弾丸。
 一射必中の概念のこめられたその弾丸は決して避けられぬ。
 ならば、防げばいい、と防げばSirius[K's]の高出力熱量がそれを焼き払う。
「弾丸は美味しいでありますか? ――――おかわりはたんまりあるでありますよ」
 轢き潰された吸血鬼の顔面に、支配率を有する弾丸は突き刺さり、弾痕を穿つ。
 さらには吸血鬼の心臓に突き刺さる聖銀の剣。
 聖別された純銀の剣がその胸に突き立つ度にまた一つと息絶える。
「これも定番ですね、そしてここまで定番と来れば……消えて倒れるのは夜の王、そちらですよ!!」
 真・ダムナーティオーと化した草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は断罪の牙を抜く。
 心臓を撃ち抜けばそれで済む。
 ――――至極、当たり前の話だ。
 心臓と言う重要部位の損壊、生き物であればそれで死ぬ。
 その道理を覆すもの、それが吸血鬼。
 されど、その吸血鬼とて、弱点となる武器でそこを抜けば終わる。
 千秋の弾丸と剣は着実に敵を減らし、切り裂き、射抜いていく。
「喜びの島へと、送ろう……!!」
 その拳が顔面を刳り、放たれた蹴りはその命を奪う。
 他の面子と違って近接戦をする千秋はその分ダメージも他の面子よりも受けやすい。
 だが、そんな傷は即座に自己再生を始め修復されていく。
「まだ本命はいそうだから適度に休まないとね」
 緑色の粒子上のナノマシンが疲弊した身体を、傷を癒やしていく。
 そして同時に彼らの消耗品たる弾丸として同時に供給されるのだ。
 これがリズ・ルシーズの支援、【リジェネレイト】であった。
 そんな最中、同士討ちを始めるかのように味方を盾にする吸血鬼も現れた。
「……わりぃな。片っ端からくれてやるよ」
 旅は道連れ、世は情け。
 されど、その道連れは死出の旅への道連れ。
 理仁はお迎えを呼んでやる。それは死霊と言う名の水先案内人。
 吸血鬼の身体に憑依し、同士討ちを招くその手段。
 それだけで敵の動きは大いに鈍り、そして他の戦士たちの助けとなるのだ。
 正に良いカモである。ネギもおつけしようか?
 動きの鈍っている一角を竜騎バイク・ライドランが轢き潰した。
 Select……FLYING ACTION!! 電子音が響き、ライド・ランから蒸気が噴き出す。
 爆熱の蒸気を撒き散らしながら、アーサーことドーンブレイカーの駆る爆速のバイクが戦場を突き抜けていく。
 先端の槍(もちろん聖別済みだ。いつしたって? エンジニアにお任せを。)が次々と吸血鬼を貫いていく。
 加速度も相まってその破壊力はまるでモーセの如く。
 爆熱の蒸気が貫いた吸血鬼も焼き払い、その数を順調に減らしていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

死之宮・謡
アドリブ&絡み歓迎

さてと、消化試合か?面倒だな…んー高々バンパイア風情が…不愉快だね…まぁ良い、さっさと此奴等潰して引き摺り出すか…

【押し寄せる銀灰の波濤】発動…潰れろ…

・戦闘
UC【押し寄せる銀灰の波濤】で先ずは数を減らす。一気に減らして、残留する高熱の金属でダメージ+行動制限。
数を減らしたら呪いの剣を飛ばして残党狩りに移行(呪詛・全力魔法)
近付かれたら大鎌で「なぎ払い」(呪詛・怪力・生命力吸収)
後は呪術(呪詛)で攻撃


さてと、殺ろうか…


イデアール・モラクス
フン、数だけ揃えた所で我らを狩れるとでも思っているのかぁ?
笑止!全て纏めて終わらせてやる!

・行動
「劣等種如きで、吸血鬼さえ超越した私を止められるものか!」
UC【魔導覚醒】を『高速詠唱』で行使。 本気モードになり、魔導防壁を纏いながら空を縦横無尽に飛翔し、両手から次々と『全力魔法』の力で威力を増した『属性攻撃』魔法【風の刃、聖なる光線、闇の球体、炎弾、氷の槍、足元から隆起する石の棘】を無詠唱連射、圧倒的弾幕の『範囲攻撃』と成して『一斉射撃』の飽和攻撃をかけ、召喚された無数の蝙蝠ごとレッサーヴァンパイアどもを『なぎ払う』。
「我が魔力は無尽蔵だ、まだまだ遊んでやるぞ?
アーハッハッハ!」

※アドリブ歓迎


アリア・ヴェルフォード
【SPD】
あのボスっぽいのがこの街を襲った奴でしょうか……。
どちらにせよやることは変わりませんね。
狩りに来たのがどちらなのか……それを教えてあげましょう。

まずはUCでもう一人の私を呼び出します。
そして私は聖剣、もう一人の私は邪聖剣を使い、背中合わせにお互いの死角を補いつつ戦いましょう。

スタミナには自信がありますからね。
数が増えても焦らずに今まで通り戦闘を継続、襲いかかってくる敵を連携しながら全て斬り捨ててあげましょう。



●破壊と鏖殺と聖剣二振り
「……さてと、消化試合か? ……いや、面倒だな」
 高々ヴァンパイア風情が、と不愉快そうに吐き捨てる死之宮・謡(統合されし悪意→存在悪・f13193)。
 彼女にとっての本命は嘆きの聖者、彼女であった。
 それを利用した本来の首魁なぞ最早興味はない。
 その無数の数も彼女にとってなんら意味をなさない。
「数千度の高熱、数万トンの質量……防げる道理はない」
 案ずるな、痛みなどは感じる時間もない。
 故に。
「一瞬で死ね」
 召喚されたのは大瀑布。
 白熱した液体金属の津波が押し寄せて吸血鬼を飲み込む。
 その熱量、その質量、共に即死に値する。
 飲まれた連中の末路は言うまでもない。
 例え逃げ切ったとしてもそこに出来るのは白熱した荒野。
 戦うことすら烏滸がましいフィールドが出来上がる。
 それでも戦おうと、抗おうと吸血鬼たちは白熱の荒野を駆け出す。
 だが。
「劣等種ごときで、吸血鬼さえ超越した私を止められるものか!!」
 大きく笑ってみせたはイデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)。
 結界を纏い、虚空に舞う姿は彼女が本気となった証左。
「数を揃えれば狩れると思っているのか? 笑止ッ!!」
 自らの稚拙さを教えてやろう……!!
 叫ぶと同時、両手に魔法陣が展開される。
 さらにはその虚空にも無数の魔法陣。
「ハハハハハハッ!! 無尽蔵の魔力から織りなされる"遊び"だ、死にもの狂いであがくがいい劣等種どもッ!!」
 放たれた膨大な魔力。
 風の刃がその身を切り裂いていく。
 浄化の光がその身を消失させる。
 漆黒の闇がその身を刳り潰していく。
 爆炎がその身を焼き焦がし灰へと返す。
 絶対零度の吐息が身も心も凍らせて薄氷の塵と化す。
 隆起する絶対の大地が手足を射抜き、身体も貫く。
 絶対の飽和攻撃が吸血鬼を駆逐していく。
「どうした、まだ遊びはこれからだぞ、アーッハッハッハッハッハァッ!!」
 高笑いする魔女、統合された悪意たる存在を眺めつつ。
 頬を小さく掻いた金髪の少女。
 アリア・ヴェルフォード(謎の剣士X・f10811)はぽつり、と呟いた。
「……あそこまで壮絶にすごい破壊ってなかなかにありませんよね」
 何せ地形が変わったのだ。
 早々に起こりえない。起こす奴らは多いけど。
 とにもかくにも、首魁のようなボスが出て来たのだ。
 やることは何も変わらない。
「と言うことで、出てこいもうひとりの私!!」
『出てきましたもうひとりの私!!』
 いえい、と二人してハイタッチ。
 携えたるは光の聖剣、携えたるは闇の聖剣。
 人の良き想念を束ねたる夢と祈りと願いで鍛たれた光の刃。
 人の悪き怨念を集めたる欲と憎悪と悪夢で鍛たれた闇の刃。
 その性質は全く逆で、その存在も全く逆。
 されど、その本質は何一つとして変わっていない。
 どちらも、人の想いから生まれたるモノ。
 両者を束ねて一つにしたモノ、それが人間と言うもの。
「さあ、狩りに来たのがどちらなのか……それを教えてさしあげましょう!!」
 二人のアリアがその剣を高く掲げる。
 膨大な魔力が収束し、金色の聖光と漆黒の極光が天を貫く。
「輝ける光の奔流よ!!」
『全てを喰む闇の奔流よ!!』
「我らが」
『王道を』
 ――――導けぇッ!!
 叫びと共に解き放たれた【運命られし勝利の剣】。
 それは約定である。
 "運命られし勝利"、それは約定であり確定であり事実である。
 最早その因果はここに定められた。
 膨大な光と闇の極光が戦場を満たし、そして消し飛ばす。
 あとは最早数える程度に等しい数。
「――――さてと、殺ろうか」
 存在悪が、それを駆逐した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ヴァンパイア・ノゥブル』

POW   :    封印魔眼
【封じられし魔眼から放たれる、魅了の視線】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    従魔召喚
【レベル分の数、使い魔の吸血蝙蝠や人喰い狼】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    肉体変化
対象の攻撃を軽減する【魔力で出来た霧状の肉体】に変身しつつ、【時折実体化し、腰に佩いた剣や調教用の鞭】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:壱ル

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●高位吸血鬼
「……甘く見たつもりはなかった、が」
 薙ぎ払われ、更地と化した街一つを見回す。
 その少年のような体躯の吸血鬼は自らの軍勢が消え失せたことにすら表情を変えず。
「軍を個で滅ぼし尽くすか、筆舌にしがたい戦果よな」
 それすらも不遜に笑い飛ばした。
 同時、膨大な魔力が場に満ちる。
 ただ一人で、あの軍(群)に匹敵、否、それ以上の力。
 物理的な圧力すら生じさせる膨大な力を発揮した目の前の少年の形をしたバケモノ。
「なればこそ、ここでその命は滅ぼしておかねばならん」
 驚異と断じたからこそ、あれほどの手を尽くした。
 故に、彼にとって猟兵はここで駆逐し尽くさねばならない。
「手は抜かん、予の全霊と全力を以て貴様たちを殺す」
イデアール・モラクス
クク…本命の登場か!
我らを誘き寄せるとはなかなか興味深いオブリビオンだ…身体の隅々までしゃぶり尽くしてやる!

・行動
「来な、私が遊んでやるよ!」
UC【魔剣の女帝】を『高速詠唱』で行使。
真の姿となり『空中戦』しながら次々と『全力魔法』の力で威力を増した魔剣を無尽蔵に召喚し『一斉射撃』で雨霰と射出、圧倒的弾幕の『範囲攻撃』と成して飽和攻撃をかける…しかしこれは霧となった奴を実体化させる罠。
「待っていたよ、坊や!」
近寄らせ、実体化し攻撃してきた敵の剣を『属性攻撃』で炎を纏わせた魔剣ドミナンスで『武器受け』して『薙ぎ払い』、返す刀で『串刺し』にして噛みつき『吸血』し『生命力を吸収』する。

※アドリブ歓迎



●暴虐なる者たち
「クク……本命の登場か!! 我らを誘き寄せるとはなかなかに興味深い……ッ!!」
 笑いながら、イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)が魔法陣を刻む。
 その身を女が変化させていく。
 艷やかな黒髪は輝く銀色の髪へと。
 その豊満な身体を隠すこともない程の露出を見せた鎧を纏う。
「身体の隅々までしゃぶり尽くしてやろう……!!」
「面白いことをほざく女だ、嬲り殺してやろう!!」
 高慢なる者、暴虐なる者、互いにその性質は似通ている。
「いざ征けや魔剣の女帝、これが我が真の姿!!」
 虚空に浮かび上がるのは無尽蔵に放たれる魔剣の嵐。
 それは少年の容貌をした高位の吸血鬼に放たれる。
 だが、無数に召喚された蝙蝠や狼たちが肉の壁となってそれを防ぐ。
「ハハハッ、従魔の群れでいつまで防げると思う?!」
「高みより予を見下すとは不敬なッ!!」
 吸血鬼の身が霧と化してその絨毯爆撃で避けていく。
 霧と化したその身は決して捉えることはできず。
 されど、霧と化している間は彼もまた攻撃を行えない。
 故に残された手段は、白兵戦と言う結論。
 されどそんなものはイデアールも分かっていた。
「待っていたよ、坊やッ!!」
「わらべ呼ばわりとはどこまでも不敬なッ!!」
 実体化すると同時に放たれた剣。
 イデアールの剣がそれを受け止める。
 幾度となく放たれる剣戟、なぞる軌跡。
 まるで鏡写しかのような戦い。
「その身体でなかなかにやるではないかッ!!」
「貴様こそなかなかほざく……ッ!!」
 白刃が再度打ち合い、きしむ音をあげて鎬を削る。
 キィン、と言う甲高い音が響き、吸血鬼の剣が大きく弾かれた。
 その瞬間、イデアールは返し刃で剣を突き刺す。
「がッ?! ……だが、その程度で殺せはせんぞ……!!」
「ああ、分かっているぞ、言っただろう?」
 しゃぶり尽くしてやると……!!
 その言葉の通り、イデアールは吸血鬼の首筋に噛みつき牙を立てる。
 溢れた血がイデアールの口の中に広がり、それを飲み下す。
「ぐ、ぁ、き、貴様ぁッ!?」
「いやはや、なかなか甘美な味だ。最高級のワインにも匹敵するッ!!」
 振り払ったイデアールをにらみつける吸血鬼。
 甘美な味のする血を味わったイデアール。
 二人は相対し、剣をまた構え合うのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ・連携歓迎

◆心情
『ヴァンパイア・ノゥブル』、やっと本丸に手が届いたわね。
「軍を個で滅ぼし尽くす」?
ノンノンノン(指チッチッチッ)。
私たち猟兵は、「互いに協力し合って、その力を増す」ことができるのよぉ。
オブリビオンの貴方には、到底理解できないかもね。
じゃ、始めましょうか?

◆行動
「殺伐とした戦場に、全サ連登場!」
開幕ダッシュでエレキギターをかき鳴らし、
UCヘビーメタル・シャウトをぶちかます。
【残像】【拠点防御】【オーラ防御】で光のマイステージを作り出し、
【誘惑】【歌唱】【楽器演奏】で絶唱。

「あんまりカッコ良すぎて、逮捕されちゃうかもぉ?」
ペロリ、舌なめずり。


草野・千秋
【全世界サイボーグ連盟】
大ボス級の出番ですね
見た目はあどけないですが油断は禁物
ここまで来たのなら僕らが勝つより他はないでしょう
こちらとて手は抜きません
全力でいきますよ!
(髪の色と装甲の色が変わり)
真・ダムナーティオー推参!

基本は2回攻撃、怪力で攻撃
素早く射撃していく
アサルトウェポンの弾を
光の光線に武器改造、敵の目を惹き付けておく
仲間が攻撃されそうなら
盾受け、かばう
攻撃を受けたら武器受け、激痛耐性で耐えてみせる
戦友のためならこの程度の傷……!

最後の決め場はアーサーさん……
いや、ドーンブレイカーと
Wライダーキック的にUCを使用
戦友よ共闘だ!
これでトドメだ!
喜びの島、とは名ばかりの骸の海へ送ろう


クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎
「機械化歩兵旅団……そもそもが軍とは違い、規格外の個を活かすための集団ですね」

【POW】真の姿で杭打ち
●POW対抗
「ルールですか、邪魔になるようなら“左腕”で受けますか」
ルールが戦闘に支障がある場合は、ダメージを機械化済みの“左腕”で【武器受け】。ない場合は遵守。

●戦闘
強化外骨格(真の姿)を電脳魔術で召喚、装着し特攻。マシンガンを左肩、パイルバンカーを右腕に装備。
「強化外骨格、展開完了。ブースター、点火」

最後は【零距離射撃】&【鎧無視攻撃】で敵の体内に『液体火薬入りの杭』を三連射で撃ち込みます。
「白木の杭では無いですが、これも効果があるかと」


アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、【全世界サイボーグ連盟】で参加

いよいよ敵怪人枠の登場か。強いんだろうが…まあ、大ボスでもない怪人の出番は割と短い…ってな!

魔眼とやらは直視すると面倒そうだな。目晦ましにレイシューターで光の砲弾を【一斉発射】しつつ牽制をしておこう。ついでに召喚される取り巻きを【怪力】で掴んで【投擲】、視線を阻害しながら接近するぜ。戦場はボロボロみたいだから、そこら辺の瓦礫を撃って砂煙を起こし、視線が通らないようにするのも手だな。ついでに【怪力】で投げ飛ばして攻撃にも使おうかな。

十分に距離を詰められたら、最後は…新技【アメイジング・ブレイク】でトドメだ。一気に行くぜ、ダムナーティオー!


紅葉・智華
【全世界サイボーグ連盟】で参加
※アドリブ・連携歓迎

蝙蝠の飼い主さんでありましたか、これは失礼。――失礼ついでに、其方の命も、摘ませて頂く……!

右手の【刹那】と左手の[K"s]Siriusの手数(【選択UC】(2回攻撃,クイックドロウ,スナイパー))で蝙蝠等のおかわりを駆除、味方の敵への射線動線を確保する【援護射撃】とする。奇襲不意打ちの類についても、勘と経験を頼りに警戒を怠らない。(戦闘知識,第六感,見切り)
また、敵の接近を許したり、此方から接近する場合は【刹那】の銃身下部の刃で近接戦闘。【串刺し】にして接射(零距離射撃)する。

「迷わず逝け、オブリビオン。お前には刹那程の時間すら長い」


アリア・ヴェルフォード
【POW】
あれが敵の親玉、膨大な魔力を持つ吸血鬼。
圧倒的なプレッシャーを感じます、口だけでなく確かな実力もあるのでしょう。
ですがそれだけ、それだけです。
生涯、いや死した後まで誰かのために祈り続けて消えていったあの女性のほうがずっと強い。

「だから貴方は倒します。この世界を救う、その約束を守るために」

小細工はしません、正面からねじ伏せましょう。
分身を戻して我が身一つ、聖剣と邪聖剣による二刀流で戦います。
他の仲間の戦いから吸血鬼の行動を観察、それを元に相手の攻撃を見切って避けつつ立ち回りましょう。
そして自らのフェイントや仲間の行動で吸血鬼に隙ができたところにUCによる一撃を叩きこみます。


死之宮・謡
アドリブ&絡み歓迎

ん?出て来たのか?まぁ何でも良いけどね…まぁ折角出て来たんだし相手をしてあげたい処なんだけどね…?

…【怠惰なる女帝】アンロック…
後は宜しく…


・インフォメーション
連日の働き詰めが原因で「怠惰」を暴走させました。
が、何時もと違い、相手の此方に対する害意が明確な為、全力で殺傷に向かいます。
(呪詛・生命力吸収・2回攻撃・傷口を抉る・全力魔法)

さっさと死ね…私は眠いんだ…


佐倉・理仁
【全世界サイボーグ連盟】で参加。アドリブ絡み歓迎。
俺はどっちかってーと集団を使ってるけどね。


じゃ、ちょっと派手に行こうか?『高速詠唱』
【暴虐の屍骨龍】
召喚後は身を守る為に『オーラ防御、目立たない』でゾンビに紛れて隠れつつ、龍の突撃……霧に変化するなら、『呪詛』を乗せたブレスをくれてやろう。夜の闇よりもくらーい世界の住人だ、舐めんなよ?

ゾンビと一緒に敵の使い魔も吹っ飛ばして味方が攻撃に専念出来るように……え、俺が呼んだ連中の方が邪魔? 一緒に散らしちゃって平気平気。



●究極の一たち(アルティメット・ワンズ)
「軍を個で滅ぼし尽くす? 貴方分かってないわぁ」
 指を振りながら、河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)は告げる。
 闇夜になびく鋼の御旗の下で。
「私たち、猟兵最大の力、それは――――」
 エレキギターをどこからともなく構え、ギュィィィン、と言う音を響かせる。
 足を地に叩きつけるとそこがせり上がり無数の光が乱舞する。
「互いに協力しあってその力を増す……そう……」
 1+1=2ではなく、1+1は……。
「無限大って言うことよぉ!!」
 奏でられる鋼のビート、響き渡る魂の鼓動(ビート)。
 その情動のエモーションは、この場にいる猟兵たちの力と化す。
「カッコ良すぎて逮捕されちゃわないか、シ・ン・パ・イ、ねぇッ!!」
 鋼のステージ、それは同時に鋼の戦士たちの拠点とも化す。
 強化外骨格を纏い、完全なる重武装を披露するはクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)。
「そもそもが軍とは違い、"規格外"の個を活かす為の編成、それが"機械化歩兵(サイボーグ)"旅団です」
 重武装より、無数の火線が迸り、ヴァンパイアの周辺を抉り、砕き、砂塵が立ち込める。
 その爆風に思わず顔を覆う高位吸血鬼。
「失礼――――隙だらけであります」
 その真紅の瞳には砂塵立ち込める戦場など遮蔽にもならず。
 紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)の構えた刹那と[K"s]Sirius、それによる無尽蔵とも言える弾幕の展開。
 それが吸血鬼を打ち据え弾痕をつけ、血肉を爆ぜさせる。
「オノレ……いい気になるなよ、下等生物どもが……ッ!!」
 吸血鬼の身に備わった回復力が、その傷を癒やす。
 噴き出る瘴気はまるで、鋼の戦士たちの蒸気のようにも思えて。
 刹那、その姿に巨大な影が差す。
「……何ッ?!」
 暴虐なる屍たるもの。
 巨大なる幻想の一端、その末路。
 佐倉・理仁(死霊使い・f14517)が呼び出したるは最強の幻想種の一角。
 ――――屍骨龍(ドラゴンゾンビ)。
 その腐り果てた巨躯の腕が持ち上げられ、吸血鬼に叩きつけられる。
 吸血鬼の身が吹き飛び、強かに大地に打ち付けられる。
「おのれ……!? おのれ、有象無象が、予に楯突くか!!」
 ――――そう、その言葉の通りに。
 彼の周りには無数のゾンビが存在し、彼を拘束し、呪縛する。
「光差さぬ暗黒の世界よりも、夜闇の世界よりももっと昏ぁい世界に住まう者たちだよ」
 ――――あんまり舐めるなよ。
 暴虐なる瘴気のブレスがゾンビ諸共吸血鬼を灼き、溶かす。
「くそがぁッ!!」
 叫ぶ吸血鬼、ゾンビの群れをなぎ払いながら、それでも猟兵たちを潰そうともがく。
 それをあくびをしながら死之宮・謡(統合されし悪意→存在悪・f13193)は告げた。
「……あれ、邪魔なんだが」
「え、やっぱ? でも大丈夫。一緒にふっとばしていいから」
「ならいいか」
 謡はまたあくびをすれば、彼女は呼び出したベッドにそのまま横になった。
「……じゃ、よろしく。徹底的に」
『またぁ?! またかぁ!? 指示あるだけマシだけどなぁ!!』
 ベッドが叫び、激しく蠢きながらゾンビを踏み散らす。
 謡はめんどくさそうに手を掲げ、膨大なサイキックパワーが吸血鬼を束縛し、そのまま握りつぶさんばかりの圧力をかける。
 ゾンビが吹き飛び、ピンボールのように、あるいはドミノ倒しのように。
 もみくちゃになってますます吸血鬼の動きを阻害する。
『お嬢が眠そうだからさっさと終わらせてやるぜ!!』
 そのベッドが備わった巨大な口がゾンビ諸共と言わんばかりに牙を剥き、そして噛み付く。否、最早噛み砕く。
「あがっ、ぉぉおおおっ!?!?」
 その痛みから悲鳴をあげ、みしみし、と言うきしむ音をあげる。
 それはその噛み砕く一撃から逃れようとする身体の嘆きの響き。
 なんとか身をよじるが、その犠牲は大きかった。
 ぶちぶち、と言う嫌な音をあげ、もぎ取られ、抉られ、血が噴き出す。
 この一瞬で、高位の吸血鬼は隻腕と化した。
「ちぃぃぃぃ……ッ!! 再生させねば……ッ」
「させると思っていましたか」
 再生をしようと無数の蝙蝠を束ねようとしたその身にアリア・ヴェルフォード(謎の剣士X・f10811)が踏み込む。
 右手に光輝なる人のよき夢を、左手に混沌たる人のあしき夢を携えて。
 それは束ねられた人の意志と祈りと想いの総体。
 人の願いによって鍛たれ、人の夢によって編まれた幻想。
 光の刃が、その胴を薙ぎ、闇の刃が、その隻腕を薙ぐ。
「貴様、いつの間に……!!」
「隙だらけなんですよ、貴方……それに……」
 光が満ちて、闇が満ちる。
 光の総体、闇の総体、膨大なまでの魔力、暴力的にも過ぎる魔力。
「貴方は力があるだけです。――――生涯、そしてその身が死して朽ちてなお、誰かのために祈りを続け、そして帰ったあの女性(ひと)の方が……!!」
 よっぽど、ずっと、強いッ!!
 咆哮と同時に、光と闇、相反するようで表裏一体の極光。
 放たれるソレは極大の斬撃、究極の一撃。
 光と闇が入り混じった混沌の斬撃が、吸血鬼の身を引き裂く。
「ぐ、ぉぉぉおおおおおおおおッ?!」
 その混沌なる光の一撃から逃れようとその身を退かせたその先。
「待っていたであります、オブリビオン。……迷わず逝け」
 退いた先に待っていたのは智華。
 刹那の銃身下部に備えられたブレードエッジ。
 それが彼の背に突き立った。
 ぞぶり、と言う感触、噴き出す血液。
「お前には、刹那程の時間すら長い」
 トリガー。カチン、と言うあまりにも軽い音と共に。
 弾丸が放たれる。二度、三度、四度五度六度。
「ぐ、が……ごぉ……ッ?!」
「おまけも貰っていくでありますよ」
 同時に蹴りつければ轟音をあげ、その身が弾け飛ぶ。
 弾け飛ぶその身に高速で肉薄する姿一つ。
 それは――――。
「白木の杭ではないですが、破壊力は十二分でしょう――――どうぞご堪能ください」
 ズドン、と言う轟音。
 パイルバンカーが押し当てられただけのその音。
 刹那に響くはそれ以上の轟音三度。
 リアライズされたパイルバンカーの三連撃。
 その身に巨大な風穴を開け、断末魔すら無くその身が吹き飛ぶ。
「それではあとはヒーローたちに決めていただきますか」
 クネウスが視線を一瞥した先にいたのは。
「ドーンブレイカーさん!!」
「おう!! 一気に行くぜ、ダムナーティオー!!」
 真・ダムナーティオー(草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504))のパンチが。
 ドーンブレイカー・アメイジングフューチャー(アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446))の放つ無数の花びらが。
 吸血鬼を包み込み、そして、その身を大地に縫い付けた。
【Select――――FINAL ACTION!!】
「喜びの島じゃない……骸の海にぃッ!!」
「光よりも速くぶち抜いてやるぜッ!!」
 二人の身が金色に輝き、そして、跳躍する。
 虚空でその身を翻し、同時に突き出すのは蹴り足。
「還れぇえぇえええええええええええええッ!!」
「うおおぉぉぉぉりゃあああああああああああああッ!!」
 ブースト、金色の流星と化した二人。
 その蹴りは遂には吸血鬼を捉え、砕いていく。
 一片の塵すら残さぬと放たれた二人の一撃必殺。
 それは、吸血鬼だった少年を文字通り塵一つ残さず、骸の海にへと返す。
 ばさり、と御旗が戦いを終えることを告げるように翻ると同時。
 聖女が祈り続けていた崩壊仕掛けの教会の鐘がゆっくりと鳴った。
 ゴーン、ゴーン、と言う音を数度響かせて。
 この戦いの終わりを告げるように、また数度響く。
 それは――――嘆きの鐘ではなく。
 報われず、散っていった者たちを葬送する音のようにも思えた。
「――――どうか、救いありますように」
 アリアは2つの剣を束ね、そして祈る。
 それは、救いを求め祈り、救済を求め嘆き。
 ただ、ただ、人を救わんとしてあった嘆きの女の冥福を。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月21日


挿絵イラスト