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マッスルイズパワー、マッスルイズジャスティス

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●筋肉は正義である
「グワハハハハハ、諸君、鍛えているか!?」
 隆々とそそりたつ広背筋、盛り上がる大胸筋。
 それはマッスルの証。

「なにぃ?! 鍛えておらんだと?! それはいかん!! さあ、筋肉体操だ!!」
 そして彼は無理やり強要していくのだ。
 筋肉はいいぞ、筋肉こそ至高、筋肉こそブームであると!!

「さあ、みんなでマッソォ、マッソォッ!!」
 きらーん、と輝く歯……否、最早牙。
 上腕二頭筋を見せつけながらさあ、ダブルバイセップス。

●……と言う予知がなされましたが
「イエス、イェーガー。私はそうは思わないのですがいかがでしょうか」
 聞かれても困るのだが、そんなこと。
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f0913)の物言いにグリモアベースに集められた猟兵たちは困惑の顔を見せた。
「さて、私的にはそんなブーム放っておいてもいいのですが」
 いいのか。集められた猟兵たちの困惑はさらに深まった。
「問題は彼が仲間と結託し、子供を誘拐し筋肉体操と言うものを植え付けようとしていることです」
 だからなんだよ、その筋肉体操って。猟兵たちの困惑を飛び越え、意味がわからないことになっている。
「筋肉体操を植え付け、洗脳し、ボディビルダー怪人にでもするんでしょうか」
 アリシエル・フィフスガーディは淡々と語るが語る内容が内容過ぎてゲシュタルト崩壊し始めていた。
「とにもかくにも、筋肉怪人を量産するわけにはいきません」
 想像してみよう、幾人、幾十、幾百とボディビルダーたちが連なって進軍してくる姿。
 正に筋肉の津波である、恐ろしい。
「ある意味困難な予知ですが、イェーガーたちには問題ないと判断しています」
 判断しないでいただきたい、我々にだって選択の権利があるはずだ。
 アリシエル・フィフスガーディが無機質な眼差しを君たちに向ける。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
 話を聞いてグリモア猟兵。


虎河豚天
 はい。虎河豚の天ぷら略して虎河豚天でございます。食べないで。
 さあ、筋肉体操の時間だ!! 腕を大きくあげて上腕二頭筋を見せつけて!!
 1、2、3、4、次は胸を大きく開いて大胸筋を開くポーズ!!
 ただのラジオ体操だって? 本当の筋肉体操はこれからだ!!
 そんなブームを打ち破って頂きましょう。
 いざゆけイェーガーたち!!
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第1章 冒険 『怪人の人質となった子供を奪還せよ!』

POW   :    小細工無用、正面から突撃。あるいは力ずくで奪還に向かう

SPD   :    素早く人質の場所に忍び込む、テクニックで敵の裏をかく

WIZ   :    交渉、もしくは知略をフル活用して奪還作戦を立てる

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

レド・ダークライト
筋肉体操だと···またくだらない筋肉ブームを起こそうとしてるようだなティラノ野郎は。
その筋肉ごと叩き潰してやろう!

とは言ったがまずは人質になった子どもを助けなければいけないな。
先手必勝、『先制攻撃』だ。
【殲滅の血肉】でやつの動きが止まった隙に『盗み攻撃』で子どもをかすめとるぞ。
力こそパワーだと誰かが言っていたな。文字通り、力技で押しきる。
そのまま『聞き耳』を立て周囲の様子を伺い、攻撃が来るようであれば『見切り』、そのまま逃亡だ。



「筋肉体操だと……またくだらない筋肉ブームを起こそうとしているようだなティラノ野郎は!!」
 レド・ダークライト(紅き閃光・f01284)は筋肉ごと叩き潰す構えであった。
 ところでその物言い、すでに遭遇なさったのでしょうか?
 しかし、筋肉体操を潰す前に、幼気な子供たちを助けねばならない。
 ここは一つ、先手必勝である。
 子どもたちを捉えている怪人たちに対し放たれるは【殲滅の血肉】。
 このユーベルコードは、敵の動きを止める衝撃波を放つもの。
 しかも、選んだ相手のみに対して叩きつけられる優れものだ。
 予想に違わず、それは子供たちを捉えていた怪人たちの動きを封じる。
「手癖が悪くてな」
 怪人たちが動けるようになる頃には、子供たちはレド・ダークライトの手によってかすめ取られていた。
 力こそパワー……パワーイズジャスティス。
 筋肉賛歌とほぼ変わらない気はするがそれはそれ、これはこれである。
 だが、如何にレド・ダークライトが卓越した戦闘巧者であってもその手に抱えきれるものは多くはない。
 自身の救える分だけ救って即座にその身を翻し脱兎する。
 これも彼が卓越した戦闘巧者である証左であろう。
 逃げるが勝ち、三十六計逃げるにしかずと言うではないか。

成功 🔵​🔵​🔴​

リミティア・スカイクラッド
何がやりたいのかさっぱり分かりませんが、オブリビオンの行動を理解しようとしても無意味でしょう
筋肉に興味はありません。リムは任務を遂行します

リムは人質救出を妨害する怪人をどうにかしましょう
ここは相手と同じ属性をぶつけて相殺するのが定石ですね
エレメンタル・ファンタジア発動
「筋肉」属性の「津波」で、怪人を押し流しましょう
筋肉は属性なのか? さあ。リムも初めての試みです
ダメなら普通に水の津波で押し流します



「何がやりたいのかさっぱり分かりません」
 リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は言う。
 当然である。相手はオブリビオン、その思考回路を理解出来るはずもなかろう。
「オブリビオンの行動を理解しようとしても無意味でしょう。筋肉にも興味はありません。リムは任務を遂行します」
 そう、任務には関係ない。だがリミティア・スカイクラッドには人質を救い出す手段は思いつかなかった。
 故に他の猟兵たちの援護のために妨害してくる怪人をどうにかすることにした。
「エレメンタル・ファンタジア発動です」
 顕現するのはボディビルダーの精霊、そう、彼らは筋肉属性を持つ精霊なのだ!!
 そんな属性があるのか、それを知るのは彼らのみ、彼らは生命を内包する生命の精霊とも言えよう。
 筋肉は活力であり、筋肉は生命であり、筋肉は命の営みなのである。閑話休題。
 ボディビルダーの怒涛の津波となりて、妨害怪人たちは筋肉に飲まれていく。
「ちょっと君……実はこっち側の人間なんでは……」
 筋肉に飲まれた怪人たちの断末魔の遺言が響く。
「リムは知らないと言います」
 筋肉波濤でリミティア・スカイクラッドは怪人たちを順調に除去していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ディー・ジェイ
「筋肉こそパワー、その真実に同意しよう…だが俺の銃が同意するかな!!」(POWで解決)

上半身のみ裸(ガスマスクは意地でも外さない)で彼らの前に躍り出て、俺の戦場で鍛え上げたマッスルを見せつけていく。
腹筋、背筋、大胸筋!我ら筋肉の友らよ、お前たちの華麗な上腕二頭筋を見せてくれ、と自らポーズを見せながら奴らに両腕をサイドに上げた上腕二頭筋を見せつけるポーズを要求する。

そしてそれをした瞬間に一転して銃を引き抜き撃ちまくる。
無防備な筋肉どもに撃ちまくる。

お前らは確かに素晴らしい筋肉を持っている…だが脳筋は俺の方が発達していたようだな!!!



「筋肉こそパワー、その真実に同意しよう……」
 ディー・ジェイ(Mr.Silence・f01341)はばさり、と自身の上半身を露わにする。
 それはまさに鋼であった、そそりたつ山であった、堅牢なる翼であった。
「ナイスバルク!!」
「キレてる、キレてるよー!!」
「デカい!!」
「背中バリバリィ!!」
「土台が違うねぇ!!」
 海溝の如き深きセパレーション、山脈のように隆起したバルキュラリティ……!!
 正にそれは戦場で鍛え上げられた一級芸術品であった。
 思わず子どもたちを捉えていた怪人たちは、子供たちを手放し称賛する。
「だが俺の銃が同意するかな!?」
 身を翻し、構えるは黒く鈍く光る文明の利器、文明と言う名の号砲を打ち鳴らす鉛の鉄槌!!
 放たれた無数の弾痕は筋肉怪人たちを貫き蜂の巣にしていく。
 その鍛えられた筋肉など、鉛弾の前には塵芥に過ぎんと言わんばかりに!! 貫いていく!!
「お前らは確かに素晴らしい筋肉を持っている……だが脳筋は俺の方が発達していたようだな!!」
 脳みそはすなわち筋肉、つまり、素晴らしい筋肉を持っているものは賢いのである。
 正にストレングスイスジャスティスな理論の提唱者がここに立っていた!!

大成功 🔵​🔵​🔵​

アンリエット・シャルパンティエ
・POWで解決
「弱き者がたゆまぬ鍛錬の果てに纏う肉の鎧…うむうむ、良いのではないか? 積み上げられた努力の結晶、嫌いではない。」
【存在感】で怪人の注意を惹き、挑発的な物言いで同意

「されど真に優れたる者には筋肉なぞ必要とせぬ者もおる。 …妾のようにな!」
渾身のドヤ感で自己主張。 周囲の反応が冷ややかでも問題なし、
むしろ好都合!
喋りつつも都合の良さそうなオブジェクトを探しつつ、
(無ければ路面を)ユーベルコード『力任せの一発』で粉砕!
【怪力】も乗せてみる

「虎は何故強いと思う? 元々強いからよ。お主は元々が弱いから
そこまで鍛えねばならぬのじゃ」

…ん?虎だとインパクトがない? …ドラゴンとかならどう?



「弱き者がたゆまぬ鍛錬の果てに纏う肉の鎧……うむうむ、良いのではないか?」
 アンリエット・シャルパンティエ(白炎の殲姫・f07812)は圧倒的な存在感を放つ。
 小柄な少女から放たれているとは思えないほどの圧倒的な存在感。
 それはまるで重力が増したかのような圧倒的な威圧感となり、怪人たちを圧倒する。
「積み上げられた努力の結晶、嫌いではない」
 それは筋肉への賛美、それは筋肉への同意。挑発的な物言いであっても怪人たちへの肯定的意見であった。
 なれば、怪人たちはさあ、と受け入れようと構える。
「されど!!」
 だが、強き言葉が放たれた。また重圧と共に存在感が増していく。
 あの小柄な身体がまるで圧倒的強者のように、否、気のせいか、その小柄な体が大きくすら見える。
「真に優れたる者には筋肉なぞ必要とせぬ者もおる。……妾のようにな!!」
 背景にドーン、と言う音が入りそうなまでの断言。
 渾身のドヤ顔で放たれるは完膚無きまでの完璧な己と言う存在の自己主張。
 周りの猟兵たちは、どことなく困惑気味であるが、完璧な己にとっては無関係!!
 拳を握りしめ、何とはなしに奮った裏拳気味の拳は、建造物の側面に突き刺さる。
 そこから亀裂が大きく走り、亀裂を起点として建造物は大きくその姿を揺らがせ崩落していく。
 激しい崩落音、そして、その崩落する建造物を背後に、アンリエット・シャルパンティアはドヤ顔を見せる。
「虎は何故強いと思う? 元々強いからよ。お主らは元々が弱いからそこまで鍛えねばならぬのじゃ」
 その絵面に恐怖する怪人たち、そこに立っているのは白いドレスをまとった可愛らしい小柄な少女ではない。
 虎、虎である。もとより強く、鍛え上げる必要のない虎が……否、最早ドラゴンであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

星噛・式
「筋肉体操?おおいに結構。人それぞれだ。好きに筋肉鍛えてくれ。でも子供を巻き込むのはダメだ。将来有望な子供を筋肉ダルマにしたくはないね。つまりお前は悪ってことだ。」

遠くから人質と怪人の位置を把握し手首を切り流血させ悪鬼を宿す。
敵の認識外よりトップスピードで一瞬で距離を詰めそのまま一刀両断しスピードを維持したまま子供を抱え離脱。

残党が居た場合、流血量を増やしさらに加速し逃亡。

「少し血を流しすぎたかもしれんが子どもの命には変えられないな。未来への投資ってやつか…」



星噛・式(赤水晶・f10488)は怪人たちを睥睨する。
「筋肉体操? おおいに結構。人それぞれだ。好きに筋肉を鍛えてくれ」
 そうだ、我々は自由なのだ。だから筋肉を啓蒙してもよいのだ。
 怪人たちはそう主張していた。心底主張していた。それは正義なのだと。
「でも子供を巻き込むのはダメだ。ああ、ダメだ。子供が自ら望んだならいざしらず」
 星噛・式は自らの手首に刃を走らせれば、手首から真紅が零れ落ちる。
 その真紅は彼女の身体と同じ色、彼女自身の色、そして彼女の今までの業の象徴。
「将来有望な子供を筋肉ダルマにしたくはないね。つまり――――お前らは悪ってことだ」
 その身に宿す咎は悪鬼を宿す事、真紅の体に力が宿る。
 疾駆、手首からこぼれ落ちた真紅がその速度についてこれず大気にたなびく。
 怪人たちがその疾駆に気づいた時にはすでに手遅れ、星噛・式は目の前まで踏み込んでいた。
「さようならだ」
 一閃、その翻った白刃によって怪人たちは寸断される。
 同時、子供を抱え上げ、トップスピードのまま離脱。
「お、おのれぇ……覚えていろぉぉぉぉッ!!」
 怪人はそんな断末魔を響かせ、何故か爆発四散した。何故爆発したのか。
 語るまでもない。それがお約束だからだ。
「少し血を流しすぎたかもしれんが子どもの命には変えられないな。未来への投資ってやつか……」
 もうもうと立ち込める爆炎を背に星噛・式は一仕事を終え、息を吐いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジョイフィル・メルディネ
どうも。ジョイフィルです。
むう… 筋肉体操ですか。変わったオブリビオンもいるのですね。
筋肉は私も好きですが、悪用する奴は許せませんよ。
きっちりやっつけます。

今回は正面から現れて、隙を作ってみましょうか。

筋肉隆々な完全戦闘形態へと変身して、視線を集めましょう。
【怪力】を利用したパフォーマンスも効果的でしょうか。
隙を見て液体金属のロープを利用した【ロープワーク】で、
人質を【盗み】だしましょう。
人質を確保したら【逃げ足】と【ロープワーク】で離脱しつつ、
安全な所に子供達を置きましょう。



「筋肉体操ですか……変わったオブビリオンもいるのですね」
 ジョイフィル・メルディネ(喜びを齎すモノ・f02904)は正面から堂々と姿を現す。
 それを見た怪人たちはポージングをしつつ威嚇してきた。威嚇?
「筋肉は私も好きですが……」
 それを聞けば怪人たちはその土台のよさ(※ボディビルダーたちにとっての褒め言葉である)を見せつけようとさらにポージングを取る。
「悪用する奴は許しません」
 朗らかに伝えると同時、ジョイフィル・メルディネの身体が変形していく。
 筋肉隆々な完全戦闘形態と化すことでその視線が彼女に集中する。
「ナイスバルク……!!」
「ビューティフォー……!!」
 怪人たちの賛歌が響き、気を取られているうちに放たれるのは液体金属。
 それはロープと化して子どもたちにしゅるり、と巻き付く。
「フィッシュ」
 ぽーん、と子供の一本釣り、釣れればあとは問題なく。
 筋肉隆々の戦闘形態を解除し、自慢の逃げ足と液体金属のロープワーク。
 それを駆使してその場を離脱するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『イソギンチャク怪人』

POW   :    テンタクル・テンペスト
予め【触手を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ウネウネ・アネモネ
自身の肉体を【ウネウネモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ポイゾナス・ポリプ
【頭部】から【毒針のついた触手】を放ち、【麻痺毒】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:伊藤あいはち

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「どうも、わたくしイカ怪人オクトパスールと申します」
 嘘だ。誰もが突っ込んだ。どこからどう見たってイソギンチャクだ。
「失敬な!! わたくしのどこがイソギンチャクでゲソ!!」
 見た目からしてそうなんだよぉ!! 誰もが突っ込みたくなった。
 しかしそんなことお構いなく、イソギンチャク怪人たちは君たちに向き直る。
「何故イカでタコでゲソなのか、それは彼らの体はまさに全身筋肉……!! つまり、彼らは我らの理想形と言うことでゲソ!!」
 だからお前はイソギンチャクである。だがそんな話は聞いちゃいねぇ。
「さあ、皆様には筋肉の素晴らしさを教え込む筋肉体操のお時間でゲソ!!」
 うねうねくねくね、触手をくねらせてイソギンチャク怪人は君たちに迫ってきたのである。
 話を聞かない奴なんて、ぶっ飛ばしてしまおう!! そもそもお前、イソギンチャクだし!!
蛇崩・京次郎
タツヤ(f00485)と一緒にいくゼ!
イヤ……名前をタコに変えてもイソギンチャクのままだロ…
「オレサマとタツヤの筋肉で直接教えてやるゼ! あと、オマエがイソギンチャクだってこともナ!」

オレサマの筋肉を見せる為ダ 上着を脱いで戦うゼ
使う武器は『黒曜大連珠』ダ! <グラップル><怪力><衝撃波><力溜め><マヒ攻撃><戦闘知識>でぶん殴ル!
「ギャハ! 全身筋肉だったら耐えられンだロォ?! ナァ!!」
爆速で近づいて土手っ腹に『灰燼拳』ダ

基本的にタツヤと連携しながら戦うゼ!

※アドリブ可


五十嵐・達也
京次郎君(f05525)と一緒に向かう
名を当てて筋肉になったつもりでいるとはな……。
「悪いが筋肉の素晴らしさは存分に知っている。二人がかりで逆に身体に教えてやろう」
ユーベルコードの都合で、衣服を脱ぎ捨てて挑むぞ
狩人の秘薬を使い、防御力を高め全身をビルドアップさせよう
「汝の筋肉は余りに細い!筋肉はより太く、より強くあらねばならない――!」
自称オクトパス―ルに真正面から突撃する、触手を振り回していようと構わん
【覚悟】を決めて【オーラ防御】で武器や防具ではなく筋肉で受け止め

「我が筋肉の力強さを知れ、自称全身筋肉の怪人よ」
無事受け止められたら、怪力で掴みかかり、全身の筋肉で勢いよく地面に投げ落とす



「イヤ……名前をタコやらイカやらに変えてもイソギンチャクはイソギンチャクだロ……」
 蛇崩・京次郎(トシュカトル・f05525)の冷静なツッコミが突き刺さる。
「いいえ!! 我々はイカ怪人オクトゲソールなのです!!」
「名前が変わっているぞ自称全身筋肉の怪人よ」
 五十嵐・達也(血濡れの咎狩人・f00485)の冷静なツッコミも突き刺さる。
「食らうがいいでしょう、我が筋肉、我が触手!!」
 無数のイソギンチャク怪人が放つ触手、しかし二人の分厚いマッスルの前にはそんなものは塵芥でしかなかった。
「悪いが筋肉の素晴らしさは存分に知っている」
「オレサマとタツヤの筋肉で直接教えてやるゼ!! あと、オマエがイソギンチャクだってこともナ!!」
「いくぞ、京次郎君!!」
 筋肉と筋肉が合わさり、高まる時、それは新たなる神話の時である。
 そんな神話ないって? 神話とは、人が生み出した幻想にして真実なのだ。マッスルはいつでもそこにある。
 五十嵐・達也が触手を拳で打ち据え、ビルドアップしたそのマッスルを見せつけながら、イソギンチャク怪人を鷲掴みにする。
「そおいっ!!」
 哀れイソギンチャク怪人、大地に強かに叩きつけられ犬神家!!
 上半身が突き立ってところに放たれるは京次郎の灰燼拳!!
 命中!! その体がくの字にへしゃげ上半身が勢いよくすっぽ抜ける。
「これが友情と筋肉のツープラトンだゼ!!」
 そして、そのイソギンチャク怪人目掛け放たれるのは前後から迫りくる蛇崩・京次郎の分厚いマッスルな腕と五十嵐・達也のそびえるようなストレングスな腕によるラリアット。
 これは、まさか――――!!
「おおーっと!! これはサンドイッチ・ラリアットだぁーッ!! げぶふッ!?」
 叫ぶイソギンチャク怪人、何故被害者であるお前が解説するのか。
 大ダメージを受けながらもイソギンチャク怪人、産まれたばかりの子ヤギのようなぷるぷる具合で立ち上がる。
「お楽しみは」
「これからだゼ?」
 迫る二大筋肉、だがイソギンチャク怪人たちはまだいっぱいいるよ!!
 その分厚いマッスルを振りかざし、二人はさらにストレングスなマッスルを見せつけんと戦いに赴く。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

星噛・式
SPDで対応

「全身筋肉の割にはお口が元気なことだな」

「さて、お前の罪にあった器具はどれかねぇ。まぁそのおしゃべりなお口を使わさせてもらうよ」

あらかじめ手首を切り流血し悪鬼を憑依させ身体能力を極限まで上げておく

「こりゃ、今日は貧血かな」

相手の攻撃を誘いでギリギリで回避。触手が収縮し戻りきった所を見計らって相手の背後に回る

その隙に自らの武器、星堕としに血を吸わせ拷問器具であるファラリスの雄牛に変化させ相手をファラリスの雄牛の中へと閉じ込め火を放ち炙る

「あんたには筋肉以外に立派なお口があるんだからいい声で泣いてくれ。子供を危険な目に合わせたんだからな」

相手の悲鳴が牛の鳴き声のように周りに響いた


ナイア・アルハズラット
さてさて、とりあえず気になって来たんだけど……。
物陰から様子を見させてもらうと……。
見た目……見た目はなんかこう、魔物っぽいというか?
SAN値減りそうなアレで……私の管轄内っぽいような?
うーん、管轄外……ぽい??多分。

まぁ、ハズレっぽいけど来たからにはお仕事はしていきましょうか。
物陰から飛び出して《盗賊の瞬撃》で奇襲するわ。
なんかその、うにょうにょしてる触手を切り落としてあげましょう!



「さてさて……とりあえず気になって来たんだけど……」
 物陰からこっそりと様子を見に来た少女、ナイア・アルハズラット(いずれ深淵に至る魔導書・f04959)。
 まるで誂えた人形かの如き美を誇る少女は、物陰に隠れていてもかなり目立っていた。
「……見た目……見た目は、なんかこう……なんて言うか……私の管轄内っぽいような……」
 うねうねする海洋生物怪人。確かにそう言うものは彼女の管轄下にあるものだ。
 しかし、それはあくまで外なる者に連なる者のみ。
 こいつらは連なってはいない。ある意味では筋肉神と言う外なる者に連なっているのかもしれないが。
「うーん……管轄外……っぽい、多分」
 ハズレを引き当てた彼女。しかし、猟兵であるからには仕事は果たさねばならぬ。
 瞬間、一気に加速し躍り出るナイア・アルハズラット。

「全身筋肉の割にはお口が元気なことだな」
 星噛・式(赤水晶・f10488)は 紅に染まった身体はさらなる緋色に染まる。
 手首から溢れ出た鮮血を纏い、紅の美石たる女はより真紅に濡れる。
「こりゃ、今日は貧血かな」
 攻撃を誘い、放たれる触手、それを紙一重で回避しようとしたその瞬間。
「あら、御免遊ばせ?」
 瞬間的に飛び出したナイア・アルハズラットの神速の一閃がその触手を切り落としていた。
 彼女のユーベルコード・盗賊の瞬撃である。
「いや、問題ない」
 星噛・式は端的にその言葉に返せば、一撃を見舞いイソギンチャク怪人の目を眩ませる。
 同時に背後に回り込めば自らの愛用の武器でもある星堕としが変化する。
 それはファラリスの雄牛と呼ばれる拷問器具。
「素敵な趣向ね、えげつないわ」
 開かれたそこにナイア・アルハズラットが一撃を叩き込み、その雄牛の中にイソギンチャク怪人を詰める。
「なんですかこの狭いナニカは!! わたくし、これから何をされるのでしょう!?」
 イソギンチャク怪人が叫ぶ。それに対して、美石の女と人形の如き美しき少女は笑う。
「火炙りだ」
「火炙りよ」
 果たして炎は灯され、ファラリスの雄牛は燃やされる。
「良い声で鳴きなさいな」
「あんたには筋肉以外に立派なお口があるんだからいい声で泣いてくれ。子供を危険な目に合わせたんだからな」
 牛のような断末魔が響き渡り、また一つ、全身筋肉怪人は息絶える。
「さて、まだ数がいるようだけど」
「手伝ってくれるか?」
「ええ、もちろんよ」
 即席のペアが組まれ、即席とは思えぬ連携を見せながら、至極の美の化身たちは舞い踊る。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リミティア・スカイクラッド
ますますリムの理解の追いつかない状況になりましたが
生まれつき全身筋肉なら、筋肉を鍛える意味もなく、筋肉体操とやらも無価値なのではないかと、リムは考察します

なんにせよオブリビオンなら容赦はしません。リムは目標を殲滅します
技能「属性攻撃」「全力魔法」でエレメンタル・ファンタジア発動
発現させるのは「地」属性の「豪雨」
上空から降り注ぐ岩石で、目標を埋めてしまいましょう
自慢の筋肉でも這い上がってこれないよう、念入りに


ジョイフィル・メルディネ
ふう、人質を無事に解放できたようですね。
しかしこれからが本番。筋肉を悪用する輩には制裁を加えなければ。

この程度のザコ達には私の本気を披露する必要もないでしょう。
ショットガン「アンロック」【零距離射撃】と片手斧「リベレイター」の【怪力】を駆使した【2回攻撃】で、ザコ達を吹き飛ばしましょう。
敵の攻撃は【激痛耐性】で耐えられるでしょう。

ユーべるコードはヴぁリアブル・ウェポン。
両手にショットガンを構えて撃ちまくります。
集団戦なので、攻撃回数を重視します。


ディー・ジェイ
「所詮イカ以下、そのしなやかな身体を活かせない貴様に筋肉を語る理はない!」(POWで解決)

さっきと同様に上半身の筋肉を見せつけたまま、相手が振り回す触手の軌道をしっかり把握しておき、相手の一発目をきっちりかわす。
その後二発目以降の振り回しに対し、銃撃である程度妨害を行って速度と命中率を下げてやる。

周りの反応を利用してあえて
「確かに何処からどう見てもイカ怪人だな、素晴らしい」
とほめてみて、動きの止まる単純野郎なら堂々とその隙を狙ってフルバーストをぶちかます。
墨も吐けない、筋張って食えそうもないイカに用はないんでね。



「確かにどこからどう見ても立派なイカ怪人だ、素晴らしい」
 ディー・ジェイ(Mr.Silence・f01341)が唐突になんか言い出した。
 自らの上半身を晒し、見事な筋肉を見せつけながら、なんか言い出した。
 唐突過ぎる発言に周りの猟兵たちはえっ、とあっけにとられる。
「え、やはりそうでゲソ。わたくしは全身筋肉の立派なイカ怪人でゲソ」
 うむ、やはりわかる人にはわかるのだ、とイソギンチャク怪人は頷く。
「やはり筋肉の同志と言うか、魂の同胞には理解を得られるでゲソな!!」
 なんか言い出したぞこのイソギンチャク、もしかしてただのバカかナニカか?
 いや、元から主張自体がバカだったな、と猟兵たちは思い直した。
 ジョイフィル・メルディネ(喜びを齎すモノ・f02904)がそれを見てから、なるほど、と頷き、ぱちぱち、と拍手をする。
「ええ、見事な全身筋肉ですね」
「リムも見事な筋肉と考察します」
 リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)もそれに便乗し、褒め称える。
 イソギンチャク怪人は今までにない賛美にでれでれとし始めるではないか。
「馬鹿め、砕け散れぇっ!!」
 動きが止まったその瞬間、ディー・ジェイはフルバースト・マキシマムを放つ。
 全武装の一斉射撃である。
「へ?」
 動きの止まっていたイソギンチャク怪人は哀れ爆散!!
「隙だらけね」
 同時に両手に構えたショットガンの散弾雨あられ。
 この程度のザコたちに本気を出すまでもない、と構えられたソレは連続で火を吹き出す。
 フルオートショットガン、だと……?!
「良い子のみんな!! ショットガンは人に向けて撃っちゃだめでゲソ!!」
 謎の断末魔を残しながら蜂の巣になっていくイソギンチャク怪人たち!!
 そもそも良い子はショットガンなんて手に持たないと思うぞ!!
「良い感じに馬鹿だったのです」
 リミティア・スカイクラッドもそれに同意しながら岩石の豪雨を降らす。
 生まれつき全身筋肉なら鍛える意味も筋肉体操も無意味なのだ、そんな考察と共にメテオレインが降り注ぐ。
 念入りにイソギンチャク怪人の埋立工事を始めようとするのだ。
 自慢の筋肉? 貴様らのそれが自然の驚異に勝てると思っているのか、とその魂に刻み込むように。
「き、貴様ら、良心の呵責と言うものはないでゲソォォォォォォッ?!」
「ない」
「ないわ」
「ないとリムは言います」
 あらゆる武装の豪雨、ショットガンの豪雨、岩石の豪雨。
 その鉄火と岩石の豪雨に飲まれ、イソギンチャク怪人たちは皆流されていくのであった。
「墨も吐けない、筋張って食えそうもないイカに用はないんでね!!」
「あんな筋肉ばかりのもの、仮に食べれても食べたくないわ」
「……そもそもイソギンチャクは食べられるのか、とリムは疑問を呈します」
 イソギンチャクは食用イソギンチャク以外は食べられないぞ!!
 みんなもイソギンチャクなんか食べずにちゃんとイカやタコを食べよう!!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ティラノサウルス怪人』

POW   :    ザウルスモード
【巨大なティラノザウルス】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ティラノクロー
【鋭く長い爪】による素早い一撃を放つ。また、【装甲をパージする】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    学説バリエーション
対象の攻撃を軽減する【羽毛モード】に変身しつつ、【体から生えた鋭く尖った針のような羽毛】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:九廸じゃく

👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「貴様らか、俺の筋肉体操布教計画を邪魔したのは!!」
 なんだその計画、しかも計画にしては雑ぅッ!!
「決して許しはせんぞ、見るがいい、この深く海溝のごときセパレーションッ!! 隆起する山脈の如きバスキュラリティ!!」
 セパレーションとは、筋肉の部位を分ける溝である。
 そして、バスキュラリティとは皮膚越しに浮き立つ血管の事である。これボディビルダー豆知識ね。
 ティラノサウルス怪人はポージングを取る。
 いつもならば取り巻きであったイソギンチャク怪人たちが声をあげてくれた。
 しかし、今や彼らは全滅――――最早彼に称賛の声を浴びせる存在はいなくなっていた。
「おのれ!! 我が同胞を、魂の同志たちを……!!」
 ティラノサウルス怪人が咽び泣く。あんな感じでも彼らには深い、深い友情があったのだ。
 そう、筋肉と言う絆で繋がれた友情が……。
「だが、あのような脆弱なゲソどもと俺を一緒にするなよッ!!」
 一瞬で切り捨てやがったこの野郎。
 所詮この世は弱肉強食、弱い者は強い者に食われるのである。
 ところでこいつもイソギンチャクをゲソ扱いしてるんだけど大丈夫か?
「見せてやる、この俺のフロントバイセップスをッ!!」
 ティラノサウルス怪人は咆哮し、君たち目掛けその筋肉を見せつける!!
 さあ、猟兵たちよ、とっとと片付けてしまおうね!!
ディー・ジェイ
「確かにやつらの筋肉は脆弱だった…だがあの数の筋肉を屠った我が上腕二頭筋の美しさに叶うか?恐竜さんよ」(勿論POW)

もはや隠す気もない上半身の筋肉、宣言通りの上腕二頭筋とついでに胸筋をぴくぴくさせながらティラノサウルス怪人にボディビル勝負を仕掛ける!

そして攻撃の標的にされない程のゆっくりとしたマッスルポージングを維持しながら、やつが本能で他に動くやつを標的にした瞬間…
文明の利器を取り出してやつの装甲が薄い部分を撃つ。

馬鹿め、映画ではもはや定番レベルで銃弾を弾く謎の硬さを誇る恐竜も、最後には強大な火力と爆発によってラストを飾る。
つまり最強の筋肉をもつ俺が銃を撃てば貴様に勝つのは必定だぁぁぁぁ!!


星噛・式
SPDで対応

「早いし当たれば致命傷になりそうな爪、か。筋肉ダルマの割にはちゃんとSPDにもスタフリしてんだな。」

インビジブル・ステップ発動し徐々にスピードを上げながら怪人の上空周囲を飛び舞う。

「俺だって脆いクリスタルの体、当たれば一撃だろうな。あんたが一撃当てるのが先か、俺の一撃が先か」

「因幡の白兎って柄じゃないから強いて言うなら闇夜に舞う蝙蝠かね」

怪人の真上を飛んだ際、最高速でそこから急降下し脳天に一撃。そのまま離脱

「まぁ定石だろ?脳筋は回避率高い敵には勝てないって」

「筋肉鍛えるのもいいけど、次は仲間を鍛えな。次があればね」


リミティア・スカイクラッド
やはりオブリビオンに友情など存在しないのでしょうか
魂の同士にしては扱いが軽いですね

先の戦闘で、この連中はおだてに弱いらしいことが判明しました
ここは適当に筋肉を褒めて隙を作りましょう
えっと……きれてる、きれてるー、でしたか。リムは貴方の筋肉を賞賛します(棒読み)

隙ができたら焼きましょう。その自慢の筋肉を
三度エレメンタル・ファンタジアを発動。今度は「火」属性の「竜巻」です。「全力魔法」で最大火力で焼きます
弱肉強食が世の摂理なら、次に食われるのは貴方です
脂肪が少なそうなのできっとヘルシーに焼きあがるでしょう。リムは食べませんが



「確かに奴らの筋肉は脆弱だった……脆かった、弱かった……」
 ディー・ジェイ(Mr.Silence・f01341)はむきっ、とその上腕二頭筋と胸筋を見せつける。
「だが、あの数の筋肉を屠った我が上腕二頭筋の美しさに、叶うか? 恐竜さんよ」
「貴様の土台は認めよう……だがこの俺のビルドアップに勝てると思っているのか?」
 むきっ、みちみちっ。そんな音が響きそうなボディの見せつけあい。
 そんな様子を尻目に星噛・式(赤水晶・f10488)は紅の体を染めたまま、虚空に舞い踊っていた。
「早いし、当たれば致命傷になりそうな爪、か……筋肉ダルマの割にはちゃんとスピードもあるんだな」
 虚空を飛び交うその姿は、闇夜に舞う紅に染まったコウモリ。その紅は誰の緋か。
「俺だって脆いクリスタルの体、当たれば一撃だろうな。あいつの一撃が先か、俺の一撃が先か」
 幸いにもティラノサウルス怪人はポージング勝負に夢中で、そんな姿には気づいてもいなかった。
「えっと……きれてる、きれてるー、でしたか。リムは貴方の筋肉を称賛します」
 筋肉もおだてりゃ木に登る。そういうわけではないが、ゲソを名乗るイソギンチャクどもは褒められて実に良い気分になっていた。
「ふっ、この幼気な少女にすらこの俺の筋肉の素晴らしさがわかっているようだな!!」
 実に得意げな顔……渾身のドヤ顔をぶちかまし、ティラノサウルス怪人はディー・ジェイに告げた。
 ディー・ジェイはニヤリと笑う。それは会心の笑みであった。
 だが、バカな恐竜にはそれが自身を認めた賞賛の笑みであると解釈したのだ。バカである。
「まぁ、定石だろ? 脳筋は足の早い奴には勝てないって」
 刹那、頭上より舞い降りた星噛・式の一撃が脳天に突き刺さる。
 あらゆる生命体に対する致命的部位への致命的一撃に、ティラノサウルス怪人の巨体が揺らぐ。
「隙あり、とリムは言います」
 筋肉は焼くに限ると古人は言った。誰が言ったのか。それはわからない。
 炎の精霊が舞い踊り、炎の竜巻が巻き起こり、怪人を焼いていく。
 その炎が放たれた時、星噛・式の身はすでにまた虚空へ舞い上がっていた。
「ぐおおおおおおおッ?! だが、俺の熱き血潮は、筋肉は決して燃え尽きはせんぞぉ!?」
 頭上への一撃で頭皮から流血し、さらに炎に巻かれ燃やされる。
 膨大な熱量で流血した緋紅が蒸発していく。
 その熱量攻撃に対し、ティラノサウルス怪人は矛先をリミティア・スカイクラッドに向けた。
 刹那である、ディー・ジェイが動く。神速の抜き打ちであった。
「馬鹿め!! 定番レベルで謎の硬さを誇る恐竜であっても最後は爆発オチと決まっている!!」
 ハリウッド映画の定番、爆発は全てに勝る。
 取り出したるは文明の利器×たくさん。
 全武装一斉射撃、次々と突き刺さる銃弾やらグレネードやらミサイルやら。
「ぬわーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」
 轟音、爆発、爆炎が吹き上がり、爆風が巻き起こり、黒煙が立ち込める。
「つまり、最強の筋肉をもつ俺が銃を撃てば貴様に勝つのは必定だぁぁぁぁ!!」
 すなわち筋肉×銃=最強である。多くの映画でもこの理論はすでに証明済みだ。
 つまり筋肉あるものがより強い武器を持てばより強く、エレガントになるのである。
「ぐぬぬぬぬぬぬ、だが、俺の筋肉はいまだ脈打っている、俺により翼を授けろと!!」
 炎に焼かれ、頭部に傷を負い、蜂の巣になれどその男は自らの背に生えた翼を見せん、と盛り上がる背筋を見せる。
 なお、物理的に翼が生えているのではない、そのような定型句の賞賛があるのである。
 これボディビルダー豆知識ね。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナイア・アルハズラット
もう、どこまで暑苦しいったらありゃしない。
そんな筋肉より美少女の方が人気よね?そうでしょう?
つまり、クールで、美しく、その上可愛い私が一番なわけよ。
分からないなら、《天性の美貌》魅せてあげるわ?

まぁ、そうして惚けてるうちに攻撃しちゃうのだけれども。
可愛くって、ごめんなさいね?でも、戦場でぼーっとしてる方が悪いのよ。
しなやかに、踊るように攻め、所々アピール(《天性の美貌》)も忘れない様に。

ついでに遠巻きに観戦してるかもしれないキマイラ達にもサービスしておきましょう。
声援よろしくぅ♪


アンリエット・シャルパンティエ
「やれやれ、お主も頑張るのう…常日頃から筋トレの日々となれば
耐える事はお手の物、という事か」

「…なればその自慢の筋肉、奪ってやるしかあるまいなぁ!」
悪辣な笑みを浮かべて【血統覚醒】を使用、吸血鬼の魔力を地獄化した
アンリエットは全身から白い炎を噴き出し、多目的棺桶「ニグレド」を
構え、内蔵式鉄塊剣「ルベド」をせり出させる。

「さぁ面を上げよルベド、宴の始まりぞ!」

怪人の銃創目掛け【怪力】【鎧砕き】【傷口をえぐる】を使ってルベド
を突き立て、更に【吸血】【生命力吸収】を使用、ティラノ怪人自慢の
筋肉をしなびさせてやろうと試みる



「もう、どこまでも暑苦しいったらありゃしない。そんな筋肉よりも美少女よね? そうでしょう?」
 ナイア・アルハズラット(いずれ深淵に至る魔導書・f04959)はその美貌を、容姿端麗なその姿を見せつけるように、くるり、と回る。
「可愛くって、ごめんなさいね?」
 ちゅっ、と唇に指を当て、投げるはキッス。
 周りのキマイラたちが大歓声をあげる。
「お、俺の筋肉を見ろぉぉぉぉぉおおおおおおッ!!」
 ティラノサウルス怪人、対抗!! されど世の中筋肉よりも美少女なのだ。
 しかも、それが人形めいた、と言えばそれまでであるが、まるで作り上げられたかの如き麗しき容貌の美少女なれば余計にである。
 ほとんどの観客の視線はナイア・アルハズラットに向き、筋肉の味方はいなかった。
「うおおおおおおおおお、貴様ら、筋肉の、筋肉による、筋肉の為の体操に集ったのではなかったのか?!」
 観客に、猟兵たちにティラノサウルス怪人は慟哭の咆哮をあげる。
「やれやれ、お主も頑張るのう……常日頃から筋トレとなれば耐えることはお手の物、と言う事か」
 悪辣な笑みを浮かべ麗しきダンピールの少女、アンリエット・シャルパンティエ(白炎の殲姫・f07812)の全身から白き焔が燃え立つ。
「さあ、面をあげよルベドよ、宴の始まりぞ、略奪の時は来たれり!!」
 多目的棺桶より射出されたそれは巨大で、無骨で、分厚く、最早鉄の塊といざわるを得ない巨剣。
 放たれた一撃は、ティラノサウルス怪人の傷口に突き立ち、その命を抉り、啜り、吸い取っていく。
 ソレはまさにダンピールたるアンリエット・シャルパンティエの御業であった。
「ぐおおぉぉぉぉぉぉぉぉッ、俺の、俺の筋肉が……ッ!! くそ、俺を褒め称える声さえあれば、俺は、俺はまだ戦えるッ!!」
「残念だったわね? 観客の視線は私の独り占めよ? 声援よろしくぅ♪」
 再び、蠱惑的なポーズで放たれた投げキッスに観客のキマイラたちは湧く。
 如何に分厚く、巨岩の如き、ご立派なマッスルがあれど、それを賛美する者がいなければ、それはただの筋肉にしか過ぎない。
「さあさ、抉り、啜り尽くすがいい!!」
 アンリエット・シャルパンティエのルベドがさらにティラノサウルス怪人の体力を奪い去っていく。
「まだ、だ……まだ終わらない……俺の、俺達の筋肉と言う夢は、分厚く、でっかく、土台が違うのだから……!!」
 分厚いマッスルを持つティラノサウルス怪人は膝をつき、萎びながらもその戦意を落とす事はなかった。
 それこそが、彼がマッスルである証であるのかもしれない――――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レド・ダークライト
やっと現れたか筋肉野郎が。
筋肉体操なんて流行らせて、俺の師匠が現れたらどうする!勘弁してもらいたい。

さて動きが早く、攻撃力もあるとなれば、やつの動きを止めてから叩くのが良いだろう。
他のやつに気を取られているうちに『先制攻撃』だ。【殲滅の血肉】でやつの動きを封じ、かつ攻撃を与える。
そのまま一気に距離を詰め、『2回攻撃』で『傷口をえぐる』ように斬撃を加え、『生命力吸収』でやつの筋肉パワーを奪い取ってやろう!
反撃してくるようであれば攻撃を『見切り』、なるべく距離を保って戦うようにしていく。

筋肉パワーはいつまでもつかな?



「やっと現れたか、筋肉野郎が……!!」
 全身を赤黒い乾いた血に染め上げたレド・ダークライト(紅き閃光・f01284)が言う。
「筋肉体操なんて流行らせて、俺の師匠が現れたらどうする!!」
 勘弁してもらいたい、と吐き捨てて言った。現れたら困るんだろうか、師匠なのに。
 血に濡れたコートを風に翻し、レド・ダークライトは鮮血に染まる黒き剣を抜き放つ。
 筋肉ティラノサウルス怪人は他の猟兵たちに気を取られ隙だらけであった。
 フロントバイセップスを見せつけ、その筋肉の翼が生えた背に向けて斬りかかる。
 なお本当に翼が生えているわけではない。比喩表現である。これボディビルダー豆知識ね。
「おらぁッ!!」
 殲滅の血肉が放たれ、それに気づくティラノサウルス怪人。
 されど、隙を狙って放たれたソレに完全に対応する事は出来ない。
 出来ないが、ティラノサウルス怪人はそれでも技を繰り出す!!
「ああーっとッ!! あれは、バック・ラット・スプレッドだぁッ!!」
 バック・ラット・スプレッド……それは、背中の筋肉を広げ、その背の筋肉を見せつけるポージングである。
 観客キマイラたちがご丁寧にその名を叫ぶ。
「だからどうしたぁッ!!」
 ご自慢の筋肉を披露するポーズ、ボディビルダー会場ならば賛美の声もあがっただろう。
 だがここは戦場である。戦場は無慈悲だ、その見せつけられた背に一瞬で二度の斬撃が食い込み、黒い刃はその血肉を啜る。
「血肉を啜れ、黒き剣よッ!!」
 先程から生命吸収系攻撃に晒され、萎びかけている筋肉に追い打ちがかけられる。
「ぬううぅぅぅぅぅぅぅんッ!!」
 自慢の筋肉が衰えてきていることに気づいているティラノサウルス怪人はそれでもパンプアップをやめない。
 ビルドアップすること、それこそがボディビルダーの命なのだから。
「なかなかやるな、だがその筋肉パワーもいつまで持つかな!!」
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ……ッ!!」
 最早瀕死の体裁、ボディビルダー・ティラノサウルス怪人は膝をつき、かつての筋肉も萎びかけていた。
「まだ……まだだ、筋肉体操を世に……!!」
 それでも、ティラノサウルス怪人はいまだになお、その目的を諦めていなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイア・アルハズラット
もう、往生際が悪いわね……なら、最後は派手にいきましょうか。

肉体美、わかるわ。
鍛え上げられた筋肉は美しいものね?
でも、美しさは一つじゃない。私が美少女なように!
美しさは人を魅了するモノであって、けして他者に押し付けるものではないわ。
それが分からなかった、それがあなたの敗因よ。

《盗賊の瞬撃》からの《猟犬は標的を逃さない》で、高速の一撃からの、死角への転移して追撃を仕掛ける。これの繰り返しよ。
まさに目にも止まらぬ速さってやつね?物理的に消えてるんだし。
名付けて、そう…………まぁ、何でもいいか!

筋肉への注目、私が盗ませて頂きましたわ♪



「もう、往生際が悪いわね……なら、最後は派手にいきましょうか!」
 ナイア・アルハズラット(いずれ深淵に至る魔導書・f04959)は天を仰ぐように大仰な振る舞いをする。
「肉体美、わかるわ」
 まるで歌うように、容姿美麗な少女人形は歌う。
「鍛え上げられた筋肉はまるで彫刻美のような美しさがあるもの」
 まるで舞うように、眉目秀麗の少女の形をした魔導書は舞う。
「でも、美しさは一つじゃない、私が美少女のように!」
 誇るように、高らかに、それを宣言する。
 作り上げられた美の化身が如き少女はその白き無垢なるドレスを舞わせながら歌劇の舞台のように。
「美しさは人を魅了するわ。けれどそれは決して他者に押し付けるものではない。他者が心から美しいと思って賞賛してこそその価値が生まれるの」
 その白き無垢なるドレスに反するように構えられたのはどこか彼方より来たるもの。
 禍々しき緋紅に染め上げられた魔獣の牙より鍛たれた異界の幻想。
「それが分からなかった……それがあなたの敗因よ」
 放たれた一突き、それはンガ・イバウの虚空より来たれり禍々しき猟犬。
 名をダルダロイスと呼ばれし追跡者。決して獲物を逃さぬ不可視の魔獣。
 その牙より鍛たれた魔槍には、その不可視の追跡者と同等の力が宿ると言う。
「さあ、食らいつきなさい。ダルダロイス!! 猟犬の名に恥じぬ力を!!」
 一突きがティラノサウルス怪人の皮膚を抉る。
 その度に、その槍を持った少女人形の姿は霞み、ティラノサウルス怪人の死角へと具現し、再度放たれる。
 それは高速移動ではない――――空間転移である。
 物理的な質量の瞬間移動ではないそれを物理的な攻撃が捉えることは不可能。
 幾度となく食らいつくそれは猟犬が、まるで獲物を食い散らかす魔槍の一撃。
「俺の……筋肉体操が……俺の…………」
 幾度なく放たれる高速の乱舞に、血風を舞わせ、断末魔の悲鳴をあげることも出来ず、無念の中にその躯を晒す事となる。
 血風が晴れ、無残な躯を晒したティラノサウルス怪人を背に、麗しき少女魔導書はその緋槍を取り回し、周りのキマイラたちに一礼する。
 舞うような槍の一撃、そして、その麗しき姿に観客たちは湧く。
「筋肉への注目、私が盗ませて頂きましたわ♪」
 麗しき少女魔導書にして稀代の大盗賊、ナイア・アルハズラットは最後に見惚れるような笑顔を浮かべて見せた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2018年12月30日


挿絵イラスト