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宴がしてぇ奴はこれを見ろッ!!!!

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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「お前ら!宴がしたいか!!」
 グリモアベースで野太い声が響き渡る。その中心にいるのはグリモア猟兵の【清水谷柳牙】だ。猟兵たちを煽動するようにして意欲を駆りたて、話を進めていく。
「ちょいと予知をしてな。酒場で依頼を確認してみたんだが、これを見てくれ!!」
 柳牙は手に持っていたビラを配る。そこにはドラゴンの討伐依頼と報酬が書かれていた。ドラゴン退治が酒場に依頼されていることはよくある話なのだが、猟兵たちは報酬のある一文に注目している。
『討伐者は全員、宴会にご招待致します』
 勝利の後に大宴会をするのは、アックス&ウィザーズでは、当然の作法であり、これは倒したモンスターや盗賊がため込んでいた酒や食い物で、大宴会を行うイベントであり、保存状態が悪く、ダメになるくらいなら食べてしまおうという意味合いもあったりなかったりするらしい。
「予知した場所には、花とドラゴン。そして山賊の姿が見えたが、そこにな。尋常じゃない量の美味しそうな食料が見えた。酒もジュースもな。後は分かるな?」
 任務に成功すれば、報酬だけでなく、美味いものが食べることができる。気が早い猟兵たちの中には舌鼓を打つ者もいた。
「お前らにもう一度問う!宴がしたいか!!」
「「うおおおおおおおおおおおおお!!!」」
 猟兵とはとてもストレスが溜まるものなのである。生死とか誰かの想いとか命とか。――世界とか。何かの為に命をかけて戦い続けているのだから当然だろう。
 だからこそ、偶には心躍る報酬がある仕事も受けたくなってしまうものだろう。それに猟兵同士、仕事で顔合わせをする機会も多い。ここらで1つ、親睦を深めるというのも今後に繋がる大事な任務なのだ。
「さて、それで作戦なんだが。地図を用意した。ビラの裏面を見てくれ」
 そこには、依頼を受けることができる酒場から討伐依頼のあるドラゴンの巣がると思われる場所までの道が描かれている。
「見てわかるように、古代帝国自体に使われていた古城の城跡にドラゴンが居ると推測されている」
 酒場で確認した情報によると、そこは大昔に古城が建てられた場所で、ドラゴンが住むようになるまでは荒れ果てた荒野のような山だったという。
 それが今では草木が生い茂り、綺麗な緑が広がる元気いっぱいな森と化している。それ故に道中は危険が多い。
「どういうわけか、このドラゴンは山賊たちと結託しているらしい。討伐に向かえば、森の茂みや城跡の物陰から奇襲を仕掛けて来るだろう」
 まずは道中襲い掛かってくる山賊を迎撃しながら山を登り、頂上にある古城へとたどり着く必要がある。
 しかし、この森全体が山賊のアジトのようなもの。道中から激しい集団戦が予想されるであろう。
「参加する猟兵は各員、山賊への対策を怠るな。奴らは知性と協調性がないクソ野郎だが、生きるための知恵が豊富だ。油断してると逆に倒されるぞ。また、ドラゴンだが……」
 基本は温和でおとなしいドラゴンが、近年どういうわけか凶暴化している。というが、オブリオンと関係ない筈がないだろう。
「この森を活性化させているのもこのドラゴンの影響ではないかと推測する。普段温厚な奴が機嫌悪い時ってのは大抵面倒くさいからな。このドラゴン退治も、そう簡単にはいかないと思うが……宴の為だ。全力で狩るぞ!!」
 先ほどよりも更に野太い声がグリモアベースを支配する。猟兵たちは宴の為にと、いつも以上に念入りに準備をして、仕事に備えるのであった――。


えんぷ茶
 この度はオープニングを閲覧頂きましてありがとうございます。えんぷ茶(てぃ)です。プレイングに関する共通の連絡事項はMSページに記載していますので、各章での簡易的な説明のみ掲載させて頂きます。宴!宴!しようぜ!宴!

  ☆第1章☆
 山賊との集団戦となります。場所は森の山道となっております。山賊は木や岩などに隠れて猟兵たちへの奇襲を狙っています。出てきたところを確実に叩くか、隠れている山賊をあぶりだす工夫が必要でしょう。

  ☆第2章☆
 ドラゴンとのボス戦です。無数の花びらを使用した多彩な攻撃手段に加え、外れても花を駆使して地形を花畑で埋めることで己の戦闘力を高める、単騎戦、集団戦、持久戦。どれをとっても隙の無い構成となっております。強敵ですが、猟兵たちの得意な攻撃や連携を駆使して花より華麗にドラゴンを討伐ください。宴はすぐそこです。

  ☆第3章☆
 宴です。沢山の料理が並ぶ予定ですが、第1章。第2章での戦い方によっては食料のグレートが下がるかもしれません。派手に戦いたいところではありますが、倒したモンスターや盗賊がため込んでいた酒や食い物で、大宴会を行うということは忘れないようにしてください。
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第1章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

唐木・蒼
ウ・タ・ゲ…!あーなんて甘美な響き!あーもーやるやる、好きに騒いで飲み食いできるってなら山賊でもドラゴンでも狩ってやろうじゃない!!
ていうか、ドラゴン退治も浪漫よね!この冒険感、私が求めてたモノよ!!
【POW】
さてさて、まずは道中に潜む山賊かー…正面戦闘は得意だけど炙り出したりとか奇襲対策ってなると苦手分野ね。
森林だったら手近な木を1本へし折ってぶん回しながら進もうかしら。木に登ってる連中には威嚇になるしいざとなれば持ってる木が盾にも投擲武器にもなるもんね。
岩場はとりあえずユーベルコードでブッ壊しながら進むわ。
出てきた敵は見えざる拳で叩きのめす。
まぁ…正面突破って事になるかしら。



「ウ・タ・ゲ……!あーなんて甘美な響き!」
 宴とドラゴン退治。ロマン&ロマンな仕事にやりがいを感じている【唐木・蒼】は山道を進みながらも悩みがあった。
(奇襲対策ってなると苦手分野なのよね)
 せっかく派手で好き放題に暴れられると思ったのだが、今猟兵たちがやっていることと言えば、物陰や見通しの悪い茂みなど、安全第一で慎重に進むことだけ。
 蒼は派手で楽しくてかつ、奇襲対策にもなるアイデアを思考すること数分。何かを閃いたのか、手近な小さめな木に向かって走り出した!
 大胆にも木に回し蹴りで全長3m程度の木を倒すと、そのまま丸太のように手に持つ。
 他の猟兵たちに木が当たらないようにと距離をとって先行すると、木をブンブンと素振りしながら山道を進んでいく。
 あまりに酔狂な行動に動揺してしまった山賊がガザガザと物音を立ててしまう、音のする方向は、目の前にある岩場だった。
 蒼はチャンスとばかりに、もぎ取った木を投擲して岩場に叩きつけた!直撃した岩は粉々に砕け散り、山賊は本能で身体を動かしたのか、直撃こそ避けたものの、あまりの恐怖に気絶し、その場に倒れ込んでしまった。
「まぁ…正面突破って事になるかしら?さぁみんな、ガンガン行くわよ!」
 叩きつけた木は岩とともに砕けてしまったが、蒼はまだまだ元気よく山道を歩いていく。
 山頂とドラゴンと宴を目指す猟兵たちの中には、クレイジーな強行突破に歓声をあげて喜ぶもの、次は自分がと先頭を競うように歩き出す者もいる。
 さぁ、猟兵たちの登山はこれからだ――!

成功 🔵​🔵​🔴​

ジロ・コルナゴ
宴じゃ、宴!飲んで食って騒いで寝る!これこそドワーフの生甲斐よ!だが、その前に仕事はしっかりこなさんとな。

ドラゴンのいる砦に向かう途中に山賊がいるんじゃったな。奇襲は確実にあるものとして、【覚悟】しとくしかあるまい。姿を見せたら、「シーブズ・ギャンビット」で【先制攻撃】を狙うぞい。今回の仕事は、山賊狩りが目的ではないから、手足を斬りつけて戦闘能力を奪えば十分じゃろう。

「シーブズ・ギャンビット」が上手くいくにせよ、そうじゃないにせよ、攻撃後はそのまま茂みや岩陰に逃げ込むぞい。攻撃後を別の山賊に狙われたら堪ったもんじゃない。あとは、敵を見つけた順に「シーブズ・ギャンビット」で【先制攻撃】狙いじゃ。



これだけ大きく騒ぎ立てしまった猟兵たちは、山賊に強い警戒心を与えてしまっていた。【ジロ・コルナゴ】は奇襲があることを覚悟のうえ、蒼の前。つまり先頭に立っていた。
 山賊は潜伏場所から石つぶてを投げて応戦する。先頭に立ったジロ・コルナゴは一番の標的として石を投げつけられる。石つぶてを受けてしまったジロではったが、その目はぶれず、山賊の姿を探していた。
「キェェェェェッ!」
 1人の山賊が木の上から奇襲を仕掛けてきた。しかし、声を出してしまったが運の尽き。ジロはその姿を一瞬で捉え、ダガーを素早く振り上げ、山賊の持つ刃を弾く。山賊の得物はその手から抜け落ち、少し離れた木に刺さる。
 ジロは先制した勢いそのままに、振り上げたダガーを今度は山賊に振り下ろし、手足を斬りつけていく。
 山賊狩りが目的ではないから無益な殺生を避けようとしたのか。命までは狙わないようだ。そしてジロは、そのまま山賊が降りて来た木へと登ってて隠れる。
 直後、石つぶてがジロのいた場所まで飛んできた。攻撃後にも隙がないジロは、石つぶてが飛んできた方向から1つの茂みに狙いを定める。
「宴の前に、仕事はしっかりこなさんとな」
 今度はこちらの番だとジロは木の上からダガーを茂みに投擲する。数秒の沈黙の後、山賊が前のめりに倒れて姿を表す。その胸にはジロの投げたダガーが深々と突き刺さっていた。
 多少の攻撃を受けたものの、その攻撃に怯えることなく山道を再び歩き出す猟兵たち。山賊たちもこのままでは危険が危ないとない頭で策を練ようと必死になる。
 美しい自然に囲まれた山の中、猟兵たちと山賊たちの激しい攻防戦はまだまだ続く――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

シホ・イオア
尋常じゃない量ってどのくらいだろ~?
身体が埋まるくらいかな~?
ご褒美もあるし頑張っちゃいましょー。

山賊たちは隠れてるのか
上ってくる人を監視する必要があるし
空から見ても分からないほど上手に隠れてるとは思えないんだよね
ってわけで空から偵察
発見したら猟兵たちに教えてもいいし
自分で倒しに行ってもいい

私の体は光ってるから奇襲攻撃には向かないんだよね
でも、できたらやってみたいかな



山賊たちが隠れながら策を練っている中、その様子を空中で捉えている者もいた。【シホ・イオア】だ。
 山賊たちの中には上から見下ろすように見張っているものがいる。そのような山賊は当然空からなら見えるだろう。その予感は見事に的中していた。
(私の体は光ってるから奇襲攻撃には向かないんだよね。でも……)
 陽気な猟兵たちの影響を受けてしまったのか。シホはチャレンジしようと機会を伺っていた。
 木の上で見張りをしていた山賊の1人がうたた寝している様子が丸見えだ。あまりに呑気な様子に思わず笑みがこぼれる。
 このまま撤退して猟兵たちに居所を教えても、十分な成果ではあるが、好奇心には勝てなかったのか、シホは奇襲を決意する。
 炎の魔力、水の魔力、風の魔力で自身を強化してそのまま山賊に向かって襲い掛かる!
「ん……んはぁッ!!」
 三種の魔力でコーティングしたシホはその小さな身体に似合わない程に激しいタックルで山賊に突撃し、そのまま山賊は木の下へと落下していった。
 シホが落下地点を確認すると、その場所では2人の山賊が倒れ込んでいた。どうやら運悪く落ちた場所にも山賊がいたらしい。
 激しい物音を聞きつけた山賊たちが、倒れた山賊の元へと寄っていく。その様子を距離を置いて空中で眺めていたシホは、猟兵たちに居所を詳細に伝達する。
 居所を知った猟兵たちは、絶好のチャンスと山賊たちの元へと向かう――。

成功 🔵​🔵​🔴​

レッグ・ワート
飲み食いできるかはいいだろ別に。雰囲気に酔いに行くんだよ俺は。その為なら連携でもアドリブでも何とかするって。何でもとは言ってないからな。
とにかく先ずは山賊連中か。そこそこ倒しておかないと、残党が宴会材料持ち逃げする感じかね。
じゃあこう、何か小さくて重くてちゃりちゃり音するやつが入ってる袋を周りからよく見えるところで意味ありげに仲間うちに叩いて見せたら釣れたりする?流石に無理か。
ちなみに中身石な。とまれ道中は音に注意しながら進むよ。敵が出てきた時は気配のない方に袋放って、牽制や武器受けにも使える鉄骨に持ち替えて殴っていこうか。カーボン糸で手近な山賊捕まえられたら、盾にするのも手だよな。



「飲み食いできるかはいいだろ別に。雰囲気に酔いに行くんだよ俺は」
 ウォーマシンの【レッグ・ワート】は山賊を一網打尽にするべく、シホから伝達された場所へと移動していた。
 その手には何か小さくて重くてちゃりちゃり音するやつが入ってる袋を持ち、山賊が食いつかないか試してみるつもりのようだ。
 山賊たちは先の猟兵たちの行動で警戒していることもあり、視線を飛ばしながらも単身で山を登っていくレッグに手は出さなかった。
 しかし、山道の道が広くなっている場所に出ると、山賊たちはゆっくりとレッグを囲むように近づいてきた。
「そいつぉよこしな」
 山賊が刃物を片手にレッグを嘲笑う。レッグも合わせるかのように声をかける。
「欲しければくれてやるさ」
 レッグは山賊の1人に手に持っていた袋を全力で投げつける!急な投擲に注意が追いつかなかった山賊は顔にクリーンヒットする。鈍い音を立てて垂れる山賊。地面にには破れた袋から大小色々な大きさの石がこぼれだしていた。
「舐めた真似しやがって!」
 山賊たちはレッグに石つぶてを投げつける。鉄骨に持ち替えていたものの、飛び道具が相手では分が悪い。
 レッグは石つぶてを当てられながらも、来た道を塞いでいる山賊を鉄骨で殴りつけて道から押しのけると、猟兵たちが固まっている所へと走る。
 追いかける山賊、逃げるレッグ。しかし、これはただの撤退ではない。その先には猟兵たちが待っている。
 そこそこ倒しておかないと、残党が宴会材料持ち逃げすると考えていたレッグの策略だ。
 猟兵たちと山賊たちとの戦いは、ここで大きな局面を迎えようとしていた――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

メンカル・プルモーサ
【ワンダレイ】のみんなと協力するよ……
【現実を侵せし狩猟団】でガジェットを召喚、そのまま広範囲に飛ばして索敵するね……普通に発見出来すればよし、撃墜されても…そこにいる、って判る……(情報収集)
山賊の位置が判ったら……皆に伝えてからガジェットに攻撃させて、あぶり出すよ……

ついでに、山賊の一人を捕まえて……『私は』見逃すことを条件に拠点の場所きこうかな……(コミュ力)//…聞き出したら、別の方法で聞き出した尾守と答え合わせすれば、アジトの場所の真贋は判りそう…


尾守・夜野
【ワンダレイ】の皆といくぞ。
俺は塒の場所を吐かせる係りだな
おい…なまくら刃で何するつもりだ?
切られようと関係なく【生命力吸収】し平然とし見えるように殺さねぇように加減して圧し切るぜ。
んで弱った山賊を物陰に引きずり込み
飯(血)ついでに塒の場所を尋問(拷問)するぜ。
【恐怖を与える】のはお手の物ってな。
抵抗されても手間だから肩と膝間接は外しとくぜ

一番残虐な人格を出しとく

大部楽しんでたじゃねぇか
塒に貯めてるんだろ?
塒の場所を言いたくなったら教えてくれや
言いたくなければ別にいいぞ
お前さんじゃねぇといけねぇ訳じゃないからな
その場合は…な?

おーい、塒がわかったぞ!
これで宴費用確保だな!
で、戦闘班に加勢するぜ


ゼット・ドラグ
「酒は大好きだ。綺麗なボンキュボンのお姉ちゃんがいれば言う事ないんだがな」
軽口を叩く戦闘狂
飛空戦艦ワンダレイの皆と一緒に参加。
団長であるアルフレッドと共に盗賊に戦いを仕掛ける。
「おーおー団長様は元気があっていいねぇ」
団長がバッタバッタと切り倒してく様を見つつ、敵が団長の死角から飛び出して来たら反応して黒剣で切り伏せ、そのまま団長と背中合わせに戦闘を始める。
「どっちが敵を多く倒すか勝負しようや」(←軽口言いあう台詞用)
敵が少なくなり、逃げだした敵がいたらそいつを追う。
「塒に案内してくれりゃ良いんだがな・・・団長は尾守を待っててくれ」
逃げた敵の先に大量の敵が待ち構えていたら、頭を真っ白にして戦う。


アルフレッド・モトロ
錨型武装【ワンダレイ・アンカー】を担いで【ワンダレイ】のメンバーと出発!
「おら盗賊ゥ!出てこいやコラ!」
【怪力】と【先制攻撃】で錨で盗賊が隠れてそうな所をバッタバッタと破壊していくぞ。
盗賊が出現したらゼットと二人で連係する
囲まれるようなら背中合わせの陣形を基本に闘う
「いいぜ。折角だから何か賭けるか?」とゼットに返答。

相手が石つぶてを投げてきたら
【野生の勘】で反射的に【怪力】で錨を振って【吹き飛ばし】!
爽快に打ち返したい!「それで終わりか?」

逃げる奴には錨を【怪力】でぶん投げて阻止。俺から逃げられると思うな。

独りで先に向かおうとするゼットに「あっズリィぞお前だけ!」と声をかけ、夜野達と合流する!



●戦闘狂『ワンダレイ』
 小型の戦闘用ガジェット『現実を侵せし狩猟団』を召喚して索敵していた【メンカル・プルモーサ】は、山賊たちが『ワンダレイ』の元へと走ってくるのをいち早く察知した。
「山賊がくる……多い、かも」
「血が騒ぐぜぇ……」
 待ってましたと【尾守・夜野】が口を開く。【ゼット・ドラグ】と【アルフレッド・モトロ】もこれから戦いが始まろうとするというのに、どこか楽しそうだ。
 猟兵たちの居場所は戦場。戦闘狂たちにとっては絶好の仕事だろう。4人はそれぞれの役割を相談すると、それぞれのポジションへと向かっていく。
 先陣として先頭に立ったのはゼットとアルフレッドだ。メンカルはガジェットで2人を援護しようと後方で待機し、夜野は遊撃と奇襲への対応をしようと深い茂みに隠れている。
「酒は大好きだ。綺麗なボンキュボンのお姉ちゃんがいれば言う事ないんだがな」
 軽口を叩くゼット。しかしその目は真剣で近づいてくる足音だけでなく、周囲に不審な動きがないか警戒も怠らない。
「おら盗賊ゥ!出てこいやコラ!」
 一方、アルフレッドはゲラゲラと笑いながらも錨で盗賊が隠れてそうな木や岩場ををバッタバッタと破壊していく。緊張感のなさから腕には自信があるのだろう。
 しかし、奇襲など不確定要素に対する策は怠らないあたり、その腕に驕りはないのだろう。あらかた破壊し尽くしただろう頃には、レッグと合流する。レッグについてきた山賊たちも現れ、互いに睨み合う形になる。
「出たな盗賊ゥ!かかってこいやコラ!」
「おーおー団長様は元気があっていいねぇ……だってさ盗賊さんよ。かかってこいやコラ」
「俺たちは盗賊じゃねぇ!山賊だ!!」
 アルフレッドとゼットの挑発にキレた山賊たちは隊列も連携もなく、ただ真っ直ぐに2人へと襲い掛かる。
「どっちが敵を多く倒すか勝負しようや」
「いいぜ。折角だから何か賭けるか?」
 アルフレッドが錨を振り回し、山賊の死角からの攻撃にはゼットが対応しカウンターとばかりに黒剣で切り伏せる。息の合った連撃で山賊たちを圧倒していく。
 これはまずいと山賊が一旦下がり、石つぶてを投げても、アルフレッドが錨を振って打ち返す。茂みに逃げ、奇襲を狙おうにもメンカルが位置を察知し、夜野が山賊を抑え込む。
「それで終わりか?」
 アルフレッドの言葉に山賊たちは散り散りに逃げ出していく。山道ではなく獣道を抜けて登っていく。
「塒に案内してくれりゃ良いんだがな・・・賭けに負けた団長は尾守を待っててくれ。」
「あっズリィぞお前だけ!」
 ゼットは追跡を試みる猟兵たちとともに山賊を追いかける。アルフレッドも追いかけようとするが、団長としてメンカルと夜野のことも気になっていたのだろう。その場にとどまり2人と合流することにした。

●尋問
「おい…なまくら刃で何するつもりだ?」
 山賊を捕まえた夜野は、弱った山賊を物陰に引きずり込み、尋問という名の拷問をしていた。抵抗する山賊に軽く刃物で切られているのだが、その顔は平然としていて、怯える山賊の胸ぐらを掴む。
「大部楽しんでたじゃねぇか」
 抵抗されても手間だからと顔色1つ変えずに肩と膝間接を外していく。
「な、何が目的だ……」
「目的はねぇが、塒の場所を言いたくなったら教えてくれや」
 その場合は……と、山賊が持っていた刃物で足首を軽く刻んでいくと、山賊は震える声で叫ぶ。
「お、俺たちの塒は頂上付近の長屋だ!」
 山賊が叫ぶと、夜野は山賊を殴りその場で気絶させる。その様子を見ていたもう一人の山賊が、怯えた表情でメンカルの方を向く。
「見逃して……欲しい?」
 マナーモードのようにブルブルと小刻みに首を縦に振る山賊。その目には涙が滲んでいた。
「拠点を……教えて?」
 山賊は、頂上付近の長屋について詳細に地形を伝えると、メンカルはそのまま山賊を解放する。解放された山賊は山を降るように去っていく。
「おーい、塒がわかったぞ!」
「拠点……教えてもらった」
 2人はそれぞれ教えてもらった場所が一致していることを確認すると、2人の元へと戻って来たアルフレッドと合流する。
 聞き出した場所を猟兵たちと共有すると、3人は山賊を追いかけたゼットに追いつこうと、再び山を登り始める。
 山賊の数も大分減ってはいるものの、残党はそれなりの数がいる。安全にドラゴン退治をする為にも危険な毒は取り除かねばならない。
 猟兵たちは残りの山賊を討つべく、山頂付近の長屋へと向かう――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】

いーじゃん宴。楽しみだなあ!んじゃっ、まずは山賊ぶっ倒せばいーんだろ。さっさとドラゴンのとこに行かせて貰うぜ。

レドの追跡結果に応じて、残った奴は一網打尽だ。
そんな単調な攻撃は[見切って]やる。そんでもって大鎌での[なぎ払い]を[2回攻撃]しながら斬り伏せていくぜ。この武器じゃ、接近しづらいだろ。中距離戦で相手してやるよ。
んあ、石?そんなショボいの、【獅子宮の咆哮】で撃ち落とせるだろ。

それと、レドの探索は信用してるけど、もし気づかず俺を奇襲してくる奴が残ってたら[第六感]に頼るしかねーな。

「いいからさっさと食料出しやがれ!」


レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】
だいぶ数が減ってきているように感じるな。
残りの奴らをあぶりだしてたたき出してやろう。行くぞ、ステラ。

逃げ出した奴がいたら、または逃げ出した奴がいなくても『殺気』を放つことで追い返す。
そしてそいつを【黒影の血痕】で追跡させてもらおうか。
逃げ出したやつは仲間のいるところに行くだろう。

仲間を見つければ『先制攻撃』や『2回攻撃』の技術で一人残して倒し、また逃げた(逃がした)やつを追う···。
ゴキブリは1匹いれば20匹はいるというな。
抵抗するなら攻撃を『見切り』、『聞き耳』を立て見失わないようにする。
倒し損ねたら後はステラに任せよう。



コウモリの翼を持つオオカミで山賊たちを追跡していた【レド・ダークライト】は、山賊付近の長屋に一番乗りを果たしていた。
「残りの奴らをあぶりだしてたたき出してやろう。行くぞ、ステラ」
「ああ、山賊ぶっ倒して、さっさとドラゴンのとこに行こうぜ」
 レドは殺気を放ち、長屋に隠れている山賊を威嚇する。猟兵たちを警戒している山賊は、正面から戦わずに逃げようと裏口からこっそりと長屋を後にする。
「レド、こっちから逃げてるぞ!」
 第六感で逃げることを察知していたステラは、裏口から出てきた山賊たちを目視すると大声を上げてレドを呼ぶ。
 しかし、その声に反応してか、正面からも山賊が現れてしまい、逆に包囲されてしまう。
 背中合わせに山賊と対峙するステラとレドであったが、互いに頼りになる相棒が傍にいるからだろう。慌てる様子はなく、冷静に仕掛けてくる山賊の動きを見切って躱す。
 ステラが大鎌で山賊を巻き込むようにして切り裂き、レドが素早い動きで先制し、剣で突き、斧を振りかざす連続技で、生き残った山賊たちを次々となぎ倒していく。
「野郎……ぜってぇ殺してやらぁ!」
 山賊は下卑た叫び声を上げるが、苦し紛れの震えた声では仲間は誰も同調しない。石つぶてを投げて少しでも抵抗をしようとするが。
「気高き王獅子の声を聴け!」
 獅子の咆哮と共に炎を纏った星を放ち、石を弾き、山賊たちを炎で燃やしていく。その炎は山賊の足元を焦がし、長屋へと燃え広がっていく。
 長屋からは潜伏していた山賊たちが更に現れては抵抗の構えを見せる。
「ゴキブリは1匹いれば20匹はいるというが……」
炎によって文字通りあぶり出された山賊たちは、レドに斬られ、ステラの大鎌が血を吸っていく――。
 このまま戦っても勝ち目はないと、山賊は長屋から更に山を登っていくようにして逃げていく。レドは見失わないように追いかけるが、少し追いかけたところで追跡をやめた。
 何故ならば、その先にあったのは、多い建物。外装の汚れやひび割れ具合からもかなり古い建築物であるということが分かる。
 場内で激しく戦えば簡単に壊れてしまいそうな。それでいてどこか禍々しさも感じる。ドラゴンが住んでいるという古城だった。
 2人だけで乗り込むのは危険だと判断したステラとレドは追跡をやめ、他の猟兵たちと合流をすることにした。
 決戦の時は近い――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

イクス・ノーハート
宴でぇすかぁ。たぁまにはこう言うのも許されますねぇ!まあ、大半がぁ見てるだけになぁりそうですがぁ。

こぉんにちわー。そう、私です。
遊びにきましたぁ!現場の山賊さぁん?!・・・おや、元気は無いようだぁ。

取り敢えず錬成カミヤドリで棺桶増やして、それらを盾にしつつ(盾受け)ジリジリと敵に接近しましょうかぁ。まあ、ギムレーなら石つぶて程度問題無いですねぇ。

射程に入ったら、影から接近(ダッシュ)「本物」のギムレーから「鉄の処女」の形状にした、ヴォイドを奇襲気味に敵一体前にグパー、やってバツンッ!ってしましょうかぁ。
悪い子は仕舞っちゃおうねぇ。

一体づつ、堅実に消して行きましょう?



「こぉんにちわー。そう、私です」
 そんな中、炎の上がっている長屋を探索しているのは【イクス・ノーハート】だ。
「遊びにきましたぁ!現場の山賊さぁん?!・・・おや、元気は無いようだぁ」
 錬成カミヤドリで棺桶増やしつつ、まだ潜伏していた。もしくば逃げ遅れた山賊を見つけてはジリジリと敵に接近していく。最後の抵抗とばかりに石つぶてを投げてくる山賊もいたが、棺桶を盾にして進んでいくイクスは傷1つ付くことがなかった。
 山賊が自分の射程圏内に入ったことを確認すると『本物』のギムレーで忍び寄り、『鉄の処女』の形状にしたヴォイドを取り出し、山賊を閉じ込める!
「悪い子は仕舞っちゃおうねぇ」
 燃えている長屋の中で、何とかやり過ごそうと隠れている山賊を1人ずつ丁寧に探しては拷問具にかけて堅実に消して行く。
 森の外まで逃げてしまっ山賊はともかく、古城の近くで生き残った山賊はドラゴンとの戦闘中に奇襲を仕掛けてくる可能性もある。
 確実に仕事を果たすためには必要なことなのだ。道中別れて古城の近くに潜む山賊たちを倒し追い払った猟兵たちは、再び終結して古城へと向かう。
 さぁ、進め!猟兵たちよ。ドラゴンと宴が待っている――!

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


猟兵たちが山を登り、古城の前に立つと。そこには話の通り、大きなドラゴンの姿があった。
 正門を守るかのように構えているドラゴンの足元周辺は、付近のよりもひときわ草木が生い茂っていて、強い生命力を感じさせる。
 まるで何か供物を待つかのように猟兵たちを見ているが、問答無用と猟兵たちは己が得物を手にする。
 ドラゴン《息吹の竜『グラスアボラス』》は猟兵たちが山賊とは違い、敵なのだと気付くと、自身の足元にあった草木を竜胆花びらに姿を変えさせて、臨戦態勢に入る。
 猟兵たちとドラゴンとの激しい戦いが、今始まろうとしていた――!
シホ・イオア
フラワーフィールドの効果から考えると花畑のある状態だと強くなるってことだよね?
なら、攻撃と同時に焼き払っちゃいましょう。

敵の体型的に背中が死角になりそうなんだけど
味方の攻撃の邪魔になるよねー
とりあえず地上戦は任せてシホは空中から攻撃するよ。
炎を誘導して竜の視界をふさぐように動かしてみたり
ブレスを吐く前は息を吸うだろうから
炎を吸い込ませたりと色々と邪魔しちゃいましょう。



味方の攻撃の邪魔にならないようにと空中からグラスアボラスの様子を眺めていたシホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)は、足元にあるお花畑に注目する。
 足元の草木を竜胆花びらへと姿を変えて攻撃を仕掛けてくるというのであれば、その元を経ってしまえばいい。
(なら、攻撃と同時に焼き払っちゃいましょう)
 シホはグラスアボラスの体型的に背中が死角になると空から回り込み、気づかれないうちに先制を仕掛ける。
「輝石解放、ルビー!愛の炎よ、優雅に舞い踊れ!」
 シホが叫ぶとハート型の愛の炎が多数現れる。その声に気づいたグラスアボラスは、竜胆花びらをシホに向けて攻撃を仕掛けるが、いくつかの炎を盾にして花びらを焼くことで攻撃を防ぎ、残りの炎で狙うはグラスアボラス本体、そしてその足元だ。
「グォォォォォォ……!」
 足元が燃え、身体も炎に焼かれ、苦しそうな声をあげるグラスアボラスは、もがきながらも口からブレスを放つ。
 吐き出された息吹は地面の火を消し、熱風を乗せてシアを吹き飛ばそうとする。シアは熱風に当てられながらも辛うじて空に逃げる。しかしその息吹はグラスアボラスの足元を花畑で埋めた。
 シホの炎は大きなダメージとはならなかったものの、その身体に火傷痕を刻んだ。
 シアを気にして顔を空に向けているドラゴンの隙を狙い、猟兵たちが次々とグラスアボラスに向かっていく――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

唐木・蒼
山賊相手は先陣切って派手にやって、私は楽しかったけど仲間にはちょっとやりづらくしちゃったかしらねー悪いことしたわ。とは言え私にできる事が変わるわけでもなし、今度はおっきなドラゴン相手だから真っ向からでも大丈夫よね!
【POW】
この城、廃城らしいしあっても山賊の残党とかこういうドラゴンが拠点にしちゃうんなら多少以上に壊れても大丈夫よね?てことでユーベルコードを載せた「捨て身の一撃」で正面からの力比べ!
もっと効率的でスマートなやり方ってのもあるんでしょうけど…これが私だから、生き方は曲げられないってねー。
敵攻撃は極力回避、喰らって倒れても味方猟兵がいるから頼っちゃうわ。
いざ尋常に勝負!



山道で先陣を切って猟兵たちを勢い付けた唐木・蒼(喰らい砕くはこの拳・f10361)は、シホが作った隙に素早く反応してグラスアボラスに向かっていく。
(今度はおっきなドラゴン相手だから真っ向からでも大丈夫よね!)
 その手には大きな斧が握られている。特に策があるわけではなく、一撃入魂。正面から殴り倒そうというのだ。
 その動きに気づいたグラスアボラスは息吹を吐き出し蒼を近づけないようにと迎撃に出る。
(もっと効率的でスマートなやり方ってのもあるんでしょうけど)
 蒼は最初こそ回避して進んでいたが、このままでは間合いに入ることができないと悟ると、息吹を受けながらも近づいていくことにした。
「これが私だから、生き方は曲げられないってねー!」
 咲き乱れる竜胆花びらによるフラワーカッターが息吹に乗って蒼を襲う。得物で弾ききれずに切り傷が増えていくが、それでも蒼は一歩も引かなかった。
「いざ尋常に勝負!」
 単純で重い、しかし何より気合いの乗った一撃はグラスアボラスの芯を捉えてぶっ飛ばし、古城へと叩きつけた!
 蒼の捨て身の一撃で飛んでいったグラスアボラスを追いかける猟兵たち。しかしグラスアボラスもすぐに起き上がり、猟兵たちと睨み合いになる。
 メキメキと古城から嫌な音が聞こえてくる中、猟兵とドラゴンとの戦いはますます激しくなっていく――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】

へえ、可愛いドラゴン。まあそれで油断する気ないけどな。...ところで、あれも食えんのか?

少し戦いをじっくり見て、あいつの攻撃を[見切らせて]貰ったぜ。正面からの息吹や爪や牙での攻撃が多い筈だ。後ろからが狙い目ってことだな...レド、任せたぜっ。

俺は正面から大鎌で花畑の花を[なぎ払い]、盛大に蹴散らす。どうだ、このままだと全部なくなっちまうぜ。ああ、なんなら燃やしちまおうか?
それで俺を狙えば予定通り。お前の攻撃、【天秤宮の審判】で真っ向から相殺してやるよ。

全体を幅広く攻撃してきたとしても、レドならへーきだ。覚悟してんだろ。そいつの身体、切っちまえ!


レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】
花花花、花畑····これが噂のドラゴンか。想像していたよりも···いや、今は考えるべきではないな。行くぞ、ステラ。

敵がステラに気を取られているうちに俺は後ろから近づく。
範囲攻撃が来た場合【光防の増血】で防御力をあげることで耐えることにしよう。
『地形を利用』し近くに高いところがあれば『クライミング』で登り翼を、なければ尻尾を狙い『捨て身の一撃』でぶった斬る!

あまり攻撃をくらいすぎても良くない。他の猟兵に任せてさっさと撤退させてもらおう。



次にグラスアボラスへと駆け出していくのはステラ・リトルライト(星影纏う人形・f01749)とレド・ダークライト(紅き閃光・f01284)だ。
 2人は他の猟兵たちの戦闘を見て何かに気づいたようだ。
「正面からの息吹や爪や牙での攻撃が多い筈だ。後ろからが狙い目ってことだな...レド、任せたぜ」
「ああ、行くぞ、ステラ」
 ステラは正面からグラスアボラスに向かっていくが、レドはステラとは違い、裏から回り込もうと古城の中へと入っていく。
 グラスアボラスはレドの動きには気づかなかったようで、正面のステラの方だけに集中していた。
 グラスアボラスは爪を振り、牙を出してステラを切り裂こうとするが、それの動きを予測しているかのように躱して間合いを取る。
 一瞬の間に大鎌を取り出したステラは、その鎌でグラスアボラスの足元を狙い、花畑の花を刈り取っていく。
 グラスアボラスは、自身への攻撃と思い防御しようと爪を出してしまった為に、その斬撃を止めることができずにいた。
 再び足元を花畑で染めるべく、息吹を吐き出そうと息を大きく吸う。
「予定通り。お前の攻撃、真っ向から相殺してやるよ」
 ステラは1つの大きな天秤をグラスアボラスの頭上に召喚する。その天秤はグラスアボラスの息吹の力を予測して傾き、その後、傾いた反対側に重石が積み重なっていく――。
 積み重なった重石によってその天秤の傾きがなくなり、グラスアボラスが息吹を放とうとするが、その口から放たれたものは、ただの息のみ。強風になることも、足元に花が咲くこともない。
 息吹が出ないことに驚くグラスアボラス。その背後、古城の2階からレドは飛び出し、更にクライミングで上へと登っていく。
 物音に気づいてグラスアボラスが振り向いた時には既にレドは古城から手足を放し、空高くへと飛び上がっていた。
「我が光で悪しきものを滅せよ!」
 グラスアボラスは花びらでなんとか迎撃しようと試みるも、ステラが刈り取った足場では手数が足りない。
 炎を弾く光と毒を浄化する光。2つの光を身にまとったレドは得物を思い切り振り下ろす!
 グラスアボラスはその捨て身にも近い一撃は防ぎきれないと判断して身体の前に大きな尻尾で受ける。
 レドが着地すると同時に、多量の鮮血が地を濡らす。レドの片手には血がこびりついた得物。もう片手にはグラスアボラスの尻尾が握られていた。
 尻尾を失ったことで激しく興奮しているグラスアボラスは、今までになく激しく暴れ回る。
 攻撃直後で態勢が悪いこともあり、2人はグラスアボラスから一旦距離を置くことにした。
 苦しみながらも更に力強く吠えるドラゴン。猟兵たちは、暴れるグラスアボラスに警戒しながらも、次の策を実行するべく動き出す――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ゼット・ドラグ
「花のドラゴンか・・・何か可愛いが手加減も油断もしねえぞ」
【飛空戦艦ワンダレイ】のメンバーと一緒に参加。
敵の息吹を回避しつつ、黒剣で攻撃を仕掛ける。


メンカル・プルモーサ
【ワンダレイ】で参加だよ……あれを倒せば宴会…頑張る。

まずは…【現実を侵せし狩猟団】を出してみんなと連携して牽制、足止めするね……
それで、戦闘中に竜の情報を分析・解析するよ…(時間稼ぎ・情報収集)

…主に武器として操るのは竜胆の花びら、だから…他の草花を成長させて竜胆に変える…竜胆がほかの植物に比べて効率がいいのかな…
それと……息吹もよく利用する……魔力に指向性を持たせる意味もある、かな…?
……情報が集まったら、【崩壊せし邪悪なる符号】で対処。
…変換プロセスを逆順…全部、元に戻す……ん、あの花びらは……まかせて。みんなは、全力で……

決着がついたらそっと変化した花びらのサンプルが取れれば回収かな…


アルフレッド・モトロ
「つかオブリビオンって食えんの!?」

まず【ワンダレイ・アンカー】を構えて【力溜め】。夜野のサポートをしたい。
俺を見て夜野が察して【アンカー】に乗ってくれるだろうから
「一発かますか!夜野!」と敵に向けて【怪力】と【吹き飛ばし】で
夜野を豪快に吹っ飛ばして【先制攻撃】だ!

勢いづいた夜野の攻撃はさぞ痛かろう!

夜野の攻撃を追って、俺も参戦する!

しっかし武器に変化する花びらが厄介だな?
平和を乱すようでちょっと気が引けるが…思い切って【ブレイズフレイム】で焼くか
【アンカー】を【怪力】で振る風圧で【吹き飛ばし】たいんだがどうだ?


尾守・夜野
【ワンダレイ】の皆と行くぜ。宴の品数に影響が出ると聞いているが…まさかこいつを食うつもりなのか…?
わからんが、肉質に影響出ねぇように戦うか。
…!はは!いいねぇ船長!
そういう派手なのは俺好みだぜ!
示されたアンカー見てにやりと獰猛に笑って乗って構えるぜ

吹っ飛ばされたら【真の姿:体中から黒剣を生やした姿】を解放するぜ!

んで【黒風鎧装】で更に強化!

一筋の弾丸となって切り刻んでやんよ!
龍っころ!
切る瞬間に【生命力吸収】することで更にダメージを強化するぜ!

その後は多分派手に動いたことで俺は注意引いちまっているはずだ
だから、他の奴の囮になる感じに動くぜ
軽口だとか言いながらやれたらかっこいいよな



●護るもの

「花のドラゴンか・・・何か可愛いが手加減も油断もしねえぞ」
 グラスアボラスの姿を目視したゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)は思わずつぶやく。とはいえ、今は尻尾を切断され、暴れ回っている。その姿はまさにモンスターである。
「私は……竜の情報を分析・解析するよ……」
 そんな様子を芳しくないと思ったのかメンカル・プルモーサ(プルモーサ家の魔女・f08301)はまずはグラスアボラスの動きを止めようと、山賊たちとの戦いで召喚していたガジェットを配備する。
「了解。時間は稼ぐから、頼んだぜ」
 ガシェットとともにゼットはグラスアボラスの元へと向かい、メンカルの解析が終わるまでその攻撃を受けていくつもりのようだ。
 グラスアボラスも、今までのように息吹を放つだけでなく、翼を使い、移動しながらブレスを放っている。ゼットは時に躱し、爪を黒剣で弾きながら、己の姿を微かな漆黒の旋風に覆われた真の姿へと変化させていく……。
 グラスアボラスとゼットはお互いに徐々にギアを上げながら素早く激しくぶつかり合うが、ガシェットがグラスアボラスへ突撃を開始したところでゼットは素早く後退する。
「頼んだぜ!」
 グラスアボラスは、ガシェットを息吹と花びらの刃で破壊すると、再度息を大きく吸い、新たな息吹を放とうとする。
「邪なる力よ、解れ、壊れよ。汝は雲散、汝は霧消。魔女が望むは乱れ散じて潰えし理……」
 メンカルはグラスアボラスに情報を分解する魔術を放つ。武器として操るの竜胆の花びら。わざわざ竜胆の花びらを選択することに意味があるのだと考える。
 次に息吹。花びらを舞わせたり、花畑を生やす時も。この大きく息を吸い込んだ後の息吹がトリガーとなっている。
 メンカルの魔術は、息吹と連動して起きる事象を分解していく。グラスアボラスの息吹は誰にも当たることがなかったが、その息吹で足元に花畑が咲くことは無かった。
 息吹による攻撃手段を失ったグラスアボラスは、己の爪や牙を使った近接攻撃へと切り替えていく。後退していたゼットは再び攻撃を受けるべく、もう一度前線に戻る。
「こっちは引き受ける、攻撃は任せるぞ!」
 ゼットはグラスアボラスの向こう。回り込んで攻撃の機会を伺っていた猟兵たち……『飛空戦艦ワンダレイ』の仲間に声をかけた。


●狩るもの

 ゼットとグラスアボラスとの戦いを横目にワンダレイ・アンカーを構えていたアルフレッド・モトロ(蒼炎のスティング・レイ・f03702)は尾守・夜野(群れる死鬼・f05352)と作戦を練っていた。
「一発かますか!夜野!」
 ガハハと笑いながらワンダレイ・アンカーを指さすアルフレッド。その様子を見てアルフレッドの言葉を察した夜野はニヤリと笑う。
「…!はは!いいねぇ船長!そういう派手なのは俺好みだぜ!」
 2人は不敵な笑みを浮かべて、作戦の準備を開始する。夜野は示されたアンカー見てにやりと獰猛に笑って乗って構える。
 夜野がライドオン状態になったことを確認したアルフレッドは、空いている手を大きく振ってメンカルに合図を送る。メンカルはもう一体のガシェットをグラスアボラスに突撃させてゼットに合図を送る。
 ゼットが下がると同時にアルフレッドはワンダレイ・アンカーに乗った夜野をグラスアボラスに向けて豪快に吹っ飛ばす!
 夜野はグラスアボラスに突撃する最中に体中から黒剣を生やした姿へと変貌し、更に全身が凶器となった身体を漆黒の旋風に覆い、更に力を蓄える。
「切り刻んでやんよ!龍っころ!」
 勢いそのままにグラスアボラスと衝突した夜野はその体中から生えた黒剣でグラスアボラスを斬りつけた。斬られたグラスアボラスは、その標的を夜野にロックオンして、爪で切り裂くように腕を振る。夜野は、その攻撃を黒剣で受ける。
 今度は守りの剣として、爪や牙の攻撃を下手に撃てないようにと攻撃を続けていく。その内にゼットとアルフレッドもグラスアボラスに接近して今がチャンスとばかりに得物で切り裂く。
 グラスアボラスはまるで最後と言わんばかり再び大きく息を吸い込んでいく。
「……!危険……下がって……!」
 今までとまた様子の違う吸い込みに違和感を覚えたメンカルは3人に一旦距離を取るように指示を出す。間一髪で避けたグラスアボラスの息吹は今までよりも強い風のブレスだった。

 一旦距離を取って様子を見る4人。グラスアボラスは立っているにも様子で、今にも倒れそうだ。全身の切り傷に加え尻尾からも血を垂らし、身体を揺さぶりながら一歩ずつ猟兵たちへと近づいてくる。
 確実にトドメを刺すべく、猟兵たちも最後の気力を振り絞ってグラスアボラスへと向かっていく――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

イクス・ノーハート
これは、これは。本腰入れないとポックリ逝きますねぇ!

まず、【武器改造】で機骸をランスに変換し、血刃と共に「炎属性」を付加しましょう。

血刃で【薙ぎ払い】つつ、【ダッシュ】を併用、花畑を散らしつつ敵の意識を私の武器に向けさせます。

危なくなったら【武器受け】しつつ【カウンター+属性攻撃】を狙っていきましょう。

向いてると分かったらダメ元で敵上空に向かってランス【投擲】しますよぉ。

敵の首向きが上向いたら、棺桶からありったけのスクラップ引き出して【機骸竜の進軍】使いますよぉ。

機骸竜になったら敵息吹が来る前か、合わせて【属性攻撃+カウンター】でいきます。

(腕に生やしたブレードで叩き斬る)


レッグ・ワート
城から引き離したいけど、もし何か採りたい人いるなら落とすのもなあ。宇宙バイクで攻撃避けながらうろついて釣れれば話が早いんだが。
とりま今までの様子から、竜が息吸うのと吐ききるまでの時間や攻撃範囲をざっくりだす。強弱で変わるだろうが、基本がわかれば対策浮かぶかもしれないしな。
もし隙があれば利用するぜ。一応爪やら牙、翼や尾にも気を付けながら宇宙バイクで詰める。息吐くタイミングに鉄骨で真横へ、それか頭の横手から怪力で吹き飛ばしの勢いでなぎ払うよ。ブレスも他所へ流せるかね。
特に隙がなかったら、武器受けとか見切りで避けられない分を無敵城塞使って解いてしつつ距離縮めて殴りにいくけど、面白い案あったら乗るわ。



「これは、これは。本腰入れないとポックリ逝きますねぇ!」
 敵も満身創痍。しかし油断しては猟兵たちもやられる。イクス・ノーハート(無望の大禍・f06772)は宇宙バイクで距離を詰めているレッグ・ワート(其は脚・f02517)の動きに合わせようとタイミングを見計らっていた。
 レッグは今までの戦いを見て、竜が息吸うのと吐ききるまでの時間をざっくりとではあるが計算していた。爪や牙の攻撃を警戒しながら距離を詰めるが、グラスアボラスは手負いが酷いのか、腕や顔は動こうとしなかった。
 変わりに微弱なブレスを出しては息を少しずつ深く大きく吸い込んでいる。少しずつ溜めて大きなブレスを吐ける状態となりつつあるグラスアボラス。
 レッグは攻撃の隙を狙っているイクスを視界に捉えると、あえて武器受けや見切りで避けられない位置へと顔をだす。グラスアボラスは、これが最後のチャンスとブレスを大きく噴き出していく!
 しかし、超防御モードに切り替えたレッグは、その息吹も花びらの攻撃にも完全に防いでいく。息吹を吐き出したグラスアボラスに大きな隙ができている。
 イクスはダッシュしながら血刃で花畑を散らしつつグラスアボラスに近づいていく。グラスアボラスは反射的に腕を振り下ろすが、その攻撃を手にした得物で受け、その腕にランスを投擲する。
「マッチポンプだって?!ご冗談を!。戦いにぃ!遠慮や常識があると思ってんのぉ!」
 グラスアボラスはバランスを崩してその場に倒れてしまう。その隙にイクスは棺桶にあるスクラップと合体し、自身の身長の2倍はあろうかというロボに変形する。
 イクスはロボの腕に生やしたブレードで、また、レッグも超防御モードを解除して、イクスと反対側から得物でグラスアボラスを叩き斬る――!
 山頂に君臨していた大きなドラゴンは、尻尾を捥がれ、腕を斬られ、胴体には2本の得物が刺さっている。追い込んだ猟兵たちへと近づこうと身体を動かすが、腕が動かず、息吹を放とうにも肺を斬られ、息をすることすらままならない。
 グラスアボラスは苦し気な声を上げながら足を動かし、やがて。その身体は動かなくなった。猟兵たちはグラスアボラスを無事に討伐することができたのである。
 
 山賊たちのいた長屋は燃えてしまったために盗品を詳しく探すことはできなかったが、古城を探索すると、中には山賊が蓄えていた沢山の食料、酒もジュースなどが放置されていた。もし、古城をも戦いの中で倒壊したり燃えてしまうしまうことがあれば。宴の開催も危うかっただろう。
 無事に盗品を回収した猟兵たちは、これだけあれば宴ができるだろうと喜びを分かち合う。共に山を過ごした猟兵たちは、一休みした後に互いの武勇を称え合いながら下山を始める。
 宴の開催は、もうすぐそこだ――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『荒野の大宴会』

POW   :    たらふく喰ってたらふく飲む

SPD   :    巧みな芸を披露する

WIZ   :    料理を準備する、冒険を歌にする

👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


無事に下山し、ドラゴンの討伐依頼を報告した猟兵たちは『荒野の大宴会』へと招待されていた。
 ドラゴンの討伐依頼をした村はドラゴンが住み着いてしまった山の麓に位置している。生命の息吹を失った山はすっかり枯れ、荒れ果てた、まるで荒野のような景色へと変貌していた。
 村の人々は自然に恵まれていい面も確かにあったのだが、それ以上に村の治安が大変だったと、大喜びで猟兵たちを歓迎しているようだ。
 討伐に参加した者、またその友人。もしくば偶々この村に居合わせた者。様々な猟兵たちが、この『荒野の大宴会』で飲み、食い、または一芸を披露することで宴会を盛り上げたり、猟兵たち同士、様々な手段で親睦を深めようとしていた――。
また、食べ物の中には村の郷土料理や、猟兵たちが見慣れた料理も並んでいるだろう。酒やジュースなど、飲み物も多くある。その中でも一番目を引くのが、ドラゴンだ。
 山で討伐したドラゴンを食べれるのはないかと考えた猟兵も多く、下山する時に持ち運んでいたようだ。
 村人にドラゴン料理の経験者は居なかったのだが、ドラゴン討伐して頂いた方の頼みならば、とドラゴンを丸焼きにしてくれた。
 味の保証こそないが、どうやら今回のドラゴンは食べることもできるようだ――。
シホ・イオア
会場を飛び回って料理や飲み物をあさります

いっぱいあるねー
何人分だろ?
フェアリーサイズの料理は無いよね?
甘そうなものを中心に少しずつ食べますー。
あ、ドラゴン肉にはチャレンジしておかないと……
お持ち帰りはありかな?

飛べなくなるほどは食べません



会場を飛び回っているシホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)は大宴会で用意されている料理や飲み物に興味深々だった。
「いっぱいあるねー。これって何人分だろ?」
 大宴会で用意されていた料理は、山から持ち帰ったものだけはなく、村人たちが猟兵を歓迎して材料を基に調理したほか、感謝を込めて料理を作った方もいるようだ。
(フェアリーサイズの料理は無いよね?)
 テーブルの上にあるものは、一般的な人間サイズのものが多く、シホのような身体の小さな猟兵には食べ物をよそうのも一苦労だ。
「ささ、冒険者様。どちらをお取りしましょう」
 そんな様子に気づいた村人が小さなお皿と小さな串のようなものを持ってシホの元に向かう。
 シホは村人に1つお辞儀をすると、厚意に甘えて甘そうなものを中心によそっては食べていく。
 村で人気のその甘味は、甘さは控えめだが、果物の深い味わいを引き出していてとても美味しいものだった。
(あ、ドラゴン肉にはチャレンジしておかないと……)
 シホがドラゴン肉を指さすと、村人は少しばかり躊躇するものの、指示通りによっていく。
 シホがドラゴン肉を口に運ぶ。ゆっくりと噛み、ゴクンと飲み込む。
「あ、美味しい」
 どうやらシホの口には合ったようで、ドラゴン肉を追加でよそって貰い、綺麗に残さず食べていく。
 美味しい。しかし、飛べなくなるほど食べるわけにはいかない。ここでの食事が気に入ったシホは、村人に頼んでお持ち帰り用にお菓子やドラゴン肉などを包んで貰うと、ご機嫌な様子で宴会場を後にした――。

成功 🔵​🔵​🔴​

唐木・蒼
待ってましたー!!まあドラゴン退治については楽しんでた部分が少なからずあるんだけど…それでも、こーんな豪勢に用意してくれてるなら宴も目一杯楽しませてもらうわ!
【POW】
とにかく食べる、とにかく飲む!豪快な飲み食いも勢いがあれば芸みたいなものだから、用意してくれた村の人とか他の参加者が楽しんでくれたら嬉しいかな。
お腹にたまってきたらドラゴンやその他の肉を食べてUC発動、消化器を活性化して残さず食べるわ!…大食いもある意味戦いだから、発動できるでしょ、多分?
飲み物はお酒中心に、ザルってわけでもないからほろ酔いくらいを保つ感じね。村の人とか他の参加者にお酌もいいわね、まぁまぁまぁまぁ〜って!



「待ってましたー!!」
 唐木・蒼(喰らい砕くはこの拳・f10361)は豪勢に用意されている食事の数々に心を奪われていた。
 蒼自身はドラゴン退治についても楽しんでいたのだが。それはそれ、これはこれなのである。
 とにかく食べる、飲む。もしかすると、フードファイターの血が騒いでいるのかもしれない。
 蒼は、自分用に用意された更に、沢山の食べ物をよそうと、すぐさま豪快に食べ始めた。
 豪快な飲み食いも勢いがあれば芸みたいなもの。蒼の勢いある食べっぷりに村の人が集まってくる。
 早く食べるだけでなく味わって頂くさまを見て、村の人たちは拍手や歓声を上げるものもいた。
(けっこう、お腹にたまってきたわね……)
 しかし、食べっぷりに村人たちがどんどん食べ物をよそった皿を蒼に手渡すため、蒼の胃袋も限界が近づいてきた。
 その皿にはドラゴン肉が沢山入っている。蒼は、イチかバチか、その肉を一気に食べ尽くしていく……。すると、蒼の全身の細胞が活性化し、戦闘力……いや、戦食力が刺激され、そのフードファイトの勢いは更に加速していく。

 多量の皿を完食し続けた蒼は、一旦食を休め、お酒を飲むことにした。フードファイトを盛り上げくれた村人たちにもお酌をしていく。
 村人たちと仲良くなった蒼は、ドラゴン退治やフードファイトについてなど。色々な話を交えて宴会での交流を楽しんだ―ー。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】【行動:POW】

はーっ、戦ったら腹が減った。にしてもこれ、食い切れんのか?
...レドと目が合う。ああ、俺達の気持ちは同じみたいだ。
「お前にだけは絶対負けねえ!!」

ま、まあ俺そんなに食わねーんだけど、そこは知恵次第ってやつだ。レドは食うのに夢中だし、ちょっとくらいズルしても途中でばれたりしねーだろ。

[コミュ力]を活かし、よく食う村人がいないか急いで[情報収集]。それからレドが対戦相手を求めてるとか[言いくるめ]てそいつにも肉を食ってもらうぜ。
俺含めた挑戦者vsレドの大食い勝負の完成。1対1なんて決まってねえし、勝てば勝者...だろ?


レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】【行動:POW】
待ちに待った肉だ!肉···!!
宴となれば食うしかない。
···なんだステラ。ああ、そう来るだろうと思っていた。
「お前にだけは絶対負けねえ!!」

溢れる肉汁!ひたすら食いまくるぞ!!
より多く、より早く肉を食べた方が勝利だ。
ふっ、ふふ、血が滾る。師匠との勝負を思い出す···あ、いや、思い出したくはないけどな。
ステラが小細工かけるかもしれないが、そんなの俺には関係ねえ!
全てを食い尽くす勢いで行くぞ!!



「はーっ、戦ったら腹が減った。にしてもこれ、食い切れんのか?」
「待ちに待った肉だ!肉ッ……!!」
 ステラ・リトルライト(星影纏う人形・f01749)とレド・ダークライト(紅き閃光・f01284)は、蒼のフードファイトに煽られたのか。大量の食べ物と腹ペコな身体。互いの視線を合わせると、どちらもニヤリと笑みを浮かべる。
「「お前にだけは絶対負けねえ!!」」
 その言葉を聞いた村人たちは、再びフードファイトが始まるのか!と期待の眼差しを向ける。
 気がつけば2人の席には、ドラゴンの肉が皿に山盛りに盛り付けられている。合わせて数キロはあるだろう肉に2人の猟兵が食い散らかしていく。
「溢れる肉汁!ひたすら食いまくるぞ!」
 レドは開始の合図と同時に肉へ勢いよく食らいつく。より多く、より早く肉を食べた方が勝利。小皿に移して食べようとしているステラを一気に突き放すべく、大皿ごとガツガツと食べる。
(ふっ、ふふ、血が滾る。師匠との勝負を思い出す……あ、いや、思い出したくはないけどな)
 レドが自分の皿と過去の記憶に気を取られている間、ステラは沢山の小皿にドラゴン肉を分けて、あろうことか村人たちに配り始めていた。
「なぁ、ドラゴン肉食いたい村人知らないか?」
「え、でもその肉は勝負用の……」
「いいからいいから」
 ステラは悪知恵を働かせていたのだ。そもそも正確なルールが決まっていたわけではない。皿の肉を完食した方が勝ち。誰も一人で食べなくちゃいけない、とは言っていないのだ。
(レドは食うのに夢中だし、ちょっとくらいズルしても途中でばれ……)
 ステラがレドの方を見ると、レドは目を見開いてステラを威嚇した。それでも手には大皿を握り、肉を食らい続けている。
(ステラが小細工かけるかもしれないが、そんなの俺には関係ねえ!)
 レドは全てを食い尽くす勢いで食べる。ステラも、このままでは負けてしまうと自分自身で食べるペースをあげていく……。
 ステラ&村人たちvsレドの大食い勝負の結果は。レドの勝利に終わった。というのも、村人たちがドラゴン肉の美味しさに気づき、ステラの配った勝負用の肉をさらに別の村人たちへと回して食べていたのだ。
 その皿から更に小さな皿に渡ったドラゴン肉は、レドが食べ切った後も残っており、小さな少年少女たちの口の中へと少しずつ消えていく。
 ステラの策略により、ドラゴン肉を食べた村人たちが美味しさに気づき積極的に食べるようになっていた。
 それと同時に少し遠慮がちだった村人たちも猟兵たちと積極的に話すようになり、宴会は更に盛り上がっていく――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

尾守・夜野
【POW】判定

竜の味って気になってたんだよな…

丸焼きの尻尾部分を少し貰い、後、調理過程で竜血でたなら貰うぜ(グールドライバー的な意味で)

後は俺はひたすら食べて飲んで、ワンダレイの皆に絡みにいくぞ。

あ、食べるのは特に赤い系統の料理に反応して食べ歩くぜ。

基本アースかダークセイヴァーから動かねぇからこういった料理珍しくてな。ここいらの郷土料理があればそれも摘まむぞ。

あ?アース基準で未成年たから酒は一滴も飲んでないぜ?

なんか、皆はあの荒れ地をどうにかしたいみてぇだからな。

地元のご婦人方に料理のレシピ聞くついでになんでかれてるのか世間話でもして情報だけは集めますかねぇ。

後で共有しとくさ


メンカル・プルモーサ
……ん、村に治安が戻って……良かった……?
(荒れ野を見つつ)あんまり良くない気もする……
宴の料理しながら、村の長老や知恵役に……ドラゴンが住み着く前の生活の仕方を聞いてみる……
ドラゴンを倒したけど荒野戻っちゃったから村は立ち行きませんでした、は寝覚めが、ちょっと……なにか知恵をかせるなら、貸したい……(世界知識・情報収集・コミュ力)

あと、土壌とか分析して…ちょっとでも元に戻せないか、考える……
ドラゴンの残骸を埋め直すと、魔力が循環するかな……
……花とか植物の種、残骸の周囲に埋めてもいいかも…?みんなも相談してみる…
【WIZ】を使用


アルフレッド・モトロ
「やっぱドラゴンの肉は食いごたえがあるな!!ふははは!!」

POW判定で!たらふく食ってたらふく飲む!!動いたあとは腹が減るからな!!
【ワンダレイ】のみんなとわいわい絡んで飲み食いするものの……遠目に見ても悲惨に見える、荒野と化した山が気になっちまってなぁ。
どうやらメンカルが善後策を練ってくれるようだからそれを手伝おうと思う。

最終的に【飛空戦艦ワンダレイ】で上空から植物の種をバラバラーっと荒野に撒いて帰るよ。夢があって良いだろ?
自分のやったことの始末くらいつけて帰らねえとな!

これからまた新たな生命の息吹が始まるのさ。なんてな、へへへ。



「やっぱドラゴンの肉は食いごたえがあるな!!ふははは!!」
 アルフレッド・モトロ(蒼炎のスティング・レイ・f03702)は、ワンダレイの仲間と宴会を楽しんでいた。
「……ん、村に治安が戻って……良かった……」
「竜の味って気になってたんだよな…」
 メンカル・プルモーサ(プルモーサ家の魔女・f08301)は村の治安が良くなったことを喜び、尾守・夜野(群れる死鬼・f05352)は、お酒の代わりに竜の血を貰い、ワンダレイの仲間と村人たちと飲んで食べて、フードファイトを冷やかし時を過ごしていた。
 しかし、アルフレッドとメンカルは少しだけ気になることがあったようだ。
「山、荒野になっちまったなぁ」
「荒野に……戻っちゃった……」
 夜野も、荒野に戻ったことはさほど気になっていないものの、ワンダレイの仲間が気にしていることが気になるのか、3人はそれぞれ村人たちに元の生活と荒野について聞いてみることにした。
 
「なぁご婦人。これってどんなレシピで作ってんだ?」
 夜野は村で用意された料理そのものが珍しかったようで、調理をしていた村人たちに話を伺っていく。
「そーんな大した料理じゃないよ。あった野菜と肉を炒めただけさ」
「へぇ……普段から野菜とかって山から取って来てたのか?」
「そうだねぇ。みんな自分たちの畑は持ってるんだけど、山で山菜が取れるようになってからは、畑を使わなくなってねぇ。これからまた土を肥やすのも時間がかかるかもしれないよ。なんたって……」
 ご婦人方の話は長く、夜野はレシピの情報と山で食事の一部を賄っていた近状の話だけ覚え、後の話は聞き流しておくことにした。

 アルフレッドとメンカルは、村の長老にドラゴンが住み着く前の生活の仕方を聞いてみることにした。
「元々この付近の畑だけでは増える子供の食事が賄えなくてのぉ。あの荒れた山を肥やす計画はしていたのじゃよ」
 この村にとって、あの荒野がドラゴンによって自然に恵まれたのは渡りに船だった。しかし、それと同時にドラゴン以外の者も現れた。
 しかし、山賊と協力したドラゴンの存在は、自然の恵みというメリットを踏まえても討伐するしかなくなっていたのだと言う。
「山賊が荒らしてしまうからの。畑仕事をやめ、山賊の少ない山の足元で山菜を取り、質素な生活をしてきたのじゃ」
 村は立ち行きませんでした、とまではいかないものの、暫くは村もまた厳しい生活が続くことになるだろう。
 知恵をかせるなら貸したいと、2人は村を出て山の近くの土壌とかを分析してみるが、土の状態は思ったよりも悪く、普通の方法では難しいということだけが分かった。
 
 2人が宴会場に戻ると、ドラゴン肉は食べ尽くされていて、ドラゴンの骨と鱗だけが残っていた。
 夜野と合流し、お互いの情報を交換し合う。
「ドラゴンの残骸を埋め直すと、魔力が循環するかな……」
 メンカルの提案に、夜野が婦人から聞いた話を思い返していく。
「そういえば、畑を肥やすのに骨粉を使うとか言ってたな」
 3人はその視線をドラゴンへと移していく。その骨にまだ何か不思議な力を感じていたのだ。
「自分のやったことの始末くらいつけて帰らねえとな!」
 アルフレッドはワンダレイの仲間やその場にいた猟兵たちに声をかけ、協力してその骨を砕き骨粉にしようと試みる。
 ドラゴンの骨はそこらの家畜の骨よりも固かったものの、猟兵たちが力を合わせればあっという間だった。この戦いと宴会を通して絆を深めた猟兵たちのチームワークの賜物だろう。
 アルフレッドは飛空戦艦ワンダレイで上空から骨粉と植物の種をバラバラーっと荒野に撒いていく。
「これからまた新たな生命の息吹が始まるのさ。なんてな、へへへ」
 こうして、荒野の大宴会はあっという間に終わりの時間がやってきた。最後に新たな希望を村に残して猟兵たちは各々の拠点へと帰っていく。その山が再び花咲くことを祈って。

 この村で荒野の大宴会が開かれることはもう2度とないだろう。何故ならば次にこの村で大宴会が開かれる時には、こう呼ばれるからだ。
 『沃野の大宴会』と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月06日


挿絵イラスト