『カットスローターズ』
〜UDCアース・アンダーグラウンド・ディフェンス・コープ支部〜
「いいのかねえ。この世界でこんなハデな事して」
『私達の命令系統がどうなってるのかは知りませんが、そう言う割には楽しそうですね、切宮君』
「いや縫村、お前に言われたくないんだけど……しかし、よくもこれだけ訳の分からんもんを溜め込んだもんだ」
『UDCアースには、私達でも勝てない存在が山のように居ます。それを、六番目の猟兵が現れるまでの間、曲がりなりにも抑え込んでいた組織です。どうしようもなくて封印したオブジェクトの十や二十はありますよ』
「……よし、これで最後の封印を解除! さて、職員の奴等はどれぐらい抵抗してるかな?」
『この支部は、私のユーベルコード「縫村委員会」で封鎖しています。UDC職員には邪神の贄になっていただき、邪神達にも殺し合い、喰らいあって「最強の一体」に成長していただく。それが私達の闇堕ちゲーム』
「たった一体でも
『|持ち帰る《アーカイブ》』事ができれば、俺達はたぶん無敵だ……待ってろよ、|灼滅者《スレイヤー》!」
『執念は、私達の大切な行動原理です。一度殺すと決めたのなら、死んだぐらいでは諦めません。何度でも、どんなイカサマをしても、場にしがみついてみせます!』