オブリビオン・フォーミュラ『聖杯剣揺籠の君』
わたし……ゆりゆりには、ほんとうにほしいものがあります。
それは、「すべてのせかいのすべてのいのち」。
いまのゆりゆりは、にくたいからはなつ「いんよくのかぜ」にふれたものすべてをえっちにできる。
えっちになったものはすべてしに、いのちはすべてゆりゆりにそそがれる。
すべてをうばいつづければ、ゆりゆりはどこまでもつよくなれる。
いんよくのかぜのこうかはんいも、どこまでもひろがってゆく。
せかいのそとにでれるなら、もっと。もっと。
きっと、むくろのうみもこなごなにできるはず……!
あれ? なぜ、そんなにむくろのうみをうらんでいたのでしょうか?
おもいでやきおくを「せいはい」にあげたので、わかりません。
……かんがえてもしかたないので、ゆりゆりはしんぷるに「さいきょう」をめざします。
りょうへいたちもたいせつないのち。ゆりゆりはおなかがすいて、こうふんしてきました……!