〜仙界・渾沌の地〜
(何度でも【再孵化】せよ。死ぬ事は赦さぬ)
「おのれ……つまりは鴻鈞道人、あなたが張角に封神台を破壊させたのですね。でも何故、かつてあなたは封印されなかったのですか!?」
(無論、私がオブリビオンではないからだ)
(私は常より名乗っており、隠しても居ない)
(私は渾沌氏……すなわち【骸の海】である)
(お前達が生きるために踏みしめてきた、全ての過去である)
「世界の外に広がるという骸の海が、左目を得て具現化したと? そんな……そんな途方も無い物、一体どうやって滅すれば……」
(絶えず時は運び、全ては土へと還る)
(罪深き刃を刻まれし者達よ)
(相争い、私の左目に炎の破滅を見せてくれ)