〜グリードオーシャン・終の王笏島〜
見よ、あれなるは「蒼海羅針域」。
遂に猟兵共は、我らが座標を指し示す羅針盤を手に入れた。
多世界侵略船団コンキスタドールが、逆に他者の侵略を許すとは。
だが、大いなる神が「静観せよ」と宣う意図も分かる。猟兵共の扱う秘儀、あれはまさしく、わが麗しの姫君が恐れし「グリモア」に相違あるまい。現状を維持していれば、いずれ彼奴らの拠点に通ずる蒼海羅針域を開拓する事もできたであろう。だがそれは、喉元に刃を突きつけられた今、行うべきではない。
汝らの王たる我、カルロス・グリードより、全てのコンキスタドールに命ずる。全軍を以って猟兵との戦端を拓け。目標は、彼奴らの「渦潮」の破壊なり。同時に、我はこの世界を再び「侵略形態」へと戻す。メガリスを求める次なる航海にも同乗したくば、戦いによって汝らの意気を示すのだ。