斎藤・福 & 徳川・家光


〜サムライエンパイア・島原「魔空安土城」前〜
「遂に辿り着いたぞ……福、お前の出番だ!」
「畏まりました上様……首塚の一族よ私に続け! 宙に浮かぶあの城を、私達の呪詛にて見事引き摺り降ろしてみせよ!」

 斎藤・福の号令と共に、10万超の幕府軍と共に島原へと到達した首塚の一族は、しわがれた呪詛の声と共に、侍達によって増幅されたユーベルコードを、天空の城に向けて解き放つ。それは巨大な「鎖」となって城を縛り上げ、次に燃え盛る炎と化して、城の防護を焼き尽くす。やがて、無敵と思われた魔空安土城はゆっくりと高度を下げ始め、轟音と共に大地へと到達した。

「……はぁ、はぁ……できました上様、なでなでして……」
「流石は余の御母、よくぞ使命を果たした。後は皆に任せて退がれ(なでなで)。
 猟兵達、そして幕府軍よ、これが最後の決戦である。必ず、生きて帰ってくれ……!」