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駅舎喫茶『黒鳥』

団長:疋田・菊月

団員 1  友好 2
 

帝都の隅っこの終点駅にひっそりと羽を休める黒い鳥

帝都を縦横無尽に走る鉄道のとある路線の終点。降りる者も乗る者もそれほど多くはない。なんともひなびた駅には、小さなカフェーが併設されている。
羽を広げた黒鳥の看板が特徴のカフェーは、駅長夫婦が趣味で始めたというが、趣味が高じたラインナップはともかくとして、地元の人間にはそこそこ愛されているらしい。
程々においしいコーヒーと、なんとも家庭的な軽食などが味わえる店は長らく駅長婦人が一人でのんびり営んでいたが、いつしか年若い少女が住み込みで給仕として立つようになってからは、見知らぬ猟兵が客としてやって来るようになったとか。

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