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【模擬戦1:1】梟の領域//弓なき狩人

レオンハルト・アウストラリス 2021年8月2日

やつらはじっと見ているぞ
高い木の上から、大きな岩の影から、洞の暗がりから

やつらはじっと見ているぞ
薄闇覆う森の中、その双眸を光らせて、獲物の隙を狙ってる

やつらはじっと見ているぞ
音無き翼を羽ばたかせ、肉を啄むその時まで

やつらの眼には気を付けろ

さもなくば――――鉤爪に首を取られるぞ

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【基本ルール】
下記参照
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=62750&mode=last50

【ステージギミック:魔の大森林】
下記の[特殊ルール:宣言]のいずれかを2回まで使用することができる。
※ただし同じ特殊技能を2回使うことはできない

[特殊ルール:宣言発動]
A:宣言した回のダイス目の半分を次回ダイス目に加算
※小数点以下は切り捨て
B:宣言した回を含み2ターンの間のダイス目を攻防+10
C:固定ダメージ[70]で攻撃
※相手が1/5の際は使用不可
D:その時のダイス目を+25する。

[特殊ルール:常時発動]
・アウラ・ウェネーフィカのダイス目を常時+5する
※00はクリティカル扱いのため合計101~以上でも敗北
・ゾロ目を出した際に次回ダイスを+20
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年10月8日
【4/5】【攻撃】
……ふっ! とっ!
(高速で飛んでくる岩石の数々。回避している最中、その一部が風切り音と共に頬を掠り、思わず冷や汗が垂れる)
(こちらを正確に狙ったわけでは無い、だからこそ非常に避け辛いものがあった。正直なところ、上手く回避出来たのは運によるところも多分にあった)

……ふむ、逃げられた、か。
しかし、あの魔剣の変化形態……なにか不穏な気配を感じたな。まるで何かに侵食されているような……いや、気にしすぎか?

〈そして物語は冒頭に戻り……〉

(走り続けるレオンハルトへ向けて放たれる羽根の矢の数々。今回は更に探索中、事前に闇属性をエンチャントしておいた羽根の矢も忍ばせている)
(機銃掃射のように放たれる羽根に加え、暗い森の中に紛れて視認困難な闇を纏った羽根の矢がトドメとばかりに放たれる……!)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月17日
【3/5】【防御】+10
(羽根の矢が頬を掠める。いや、頬だけではない。肩口、脇腹……裂かれた箇所を数えるのは既に無駄だろう。ギリギで直撃は避けているが、その身は少しづつ削られ、時間が経てば経つほど追い詰められていく。だがそれも第6の魔剣ありきの回避によるものだ。)

さすがに限界か…っ!制限時間がもう…!
(獣の面鎧が顔の半分を覆ったところで能力の強制解除。第6の魔剣を保てず逃げ回ることすらできず、もはや逃げる手立てすら失い、ついには足を止めての第1の魔剣での迎撃。だが剣によって弾き飛ばすには羽根の矢の数は膨大。傷はさらに増えていく。)

『魔力を込める』『羽根』…そして最後の1つは…!
(雌雄は決したかに思われる勝負。されど…ひたすら耐える中で己の内にて新たなる力が生まれゆく。機銃の如き羽根の矢に紛れる視認困難な不可視の『闇の矢』…しかし赤き瞳はそれを捉え、その手を伸ばせば――)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月17日
【3/5】【攻撃】+10
『闇の羽根』を掴み取った。
そして…その瞬間に最後のピースがカチリと嵌る。

火・水・風・土・雷・光・闇…そして羽根――――視えた。
(魔力の奔流は全身を駆け巡り、そして己の身体を包みこみ、新たなる魔剣と服装を創出する。そして大地に立つは、右手に『羽根筆の魔剣』、左手に『風雷の魔導書』、その身に『魔術師の装い』を纏う魔装の剣士。)

Copy Grimoire【Earth,Wind & Lightning】― wake up function!
(創出した力への戸惑いはある。だが既に戦い方は頭の中に生まれた。間髪入れずに創出(ラーニング)した新たな力を振るい、羽根の矢が放たれた瞬間に風雷の魔導書の風の操作し飛翔。そして反撃開始とばかりに羽の矢を放った暗闇に向けて雷撃と風刃を広範囲へと放つ!)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月17日
https://tw6.jp/gallery/?id=144037

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ならば梟は鳥類の頂点に立ったのだろうか―――それは否だ。

縄張りを追いたてられた在来種も外来種も全てが消えたわけではない。
戦う野性を持つものたちは森の深くへ、洞窟の奥へ、梟の鉤爪の届かない闇の奥へと隠れただけだった。

そして力を蓄え戻ってきた。

復讐心と共に。
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月17日
(追加特殊ルール)
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『魔剣シャクイス』レオンの『特殊ルール:宣言発動』の使用回数を1増やす。
『羽根筆の魔法使い』レオンの攻撃ダイス目を[+10]とする。
※ゾロ目の+20は[+5]をした上でのダイス目とする。
「例:ダイス目『61』+[+5]=ダイス目『66』となりゾロ目ボーナス発動」
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年10月24日
【4/5】【防御】
ほう、ほう……これは……!(遠くからでも感じられる魔力の流れ。そして、その魔力が形を為したのを感じた瞬間、此方へと飛んでくる雷撃と風刃を察知する)

なるほど、戦いの中での成長……相手にしてみると厄介で、面白いものだな!
(瞬間、ふと脳裏をよぎったのが竜神親分『碎輝』、無限の成長力を持つ彼を直接相手にした事は無いが、それを相手に戦った猟兵はこんな気分だったのだろうかと夢想しながら、こちらも雷撃と風刃を放ち相殺しようとして)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年10月24日
【4/5】【攻撃】
(虚空の中でぶつかり合い、激しい閃光を散らしながら相殺される雷撃、弾け飛び消える風刃)
(そして次の瞬間、弾幕の中にぽっかりと空いた空間からアウラが高速で飛び出し、脱出する)
――中々の出力だな。もう少し、範囲を絞って攻撃を集中されていたら危なかった。

ふふ、だが私の力を模すとは……実に面白い。弟子はまだ取った事は無いが、誰かの成長の助けになるとは良い気分なものだな。
……良いだろう。では私も、梟翼の魔女として更なる魔法をお見せしよう!
(そして、余った雷と風の魔力を用いて発動される二つの属性魔法。その翼に雷を、その全身に風を纏う【飛翔雷翼(ユーピテル・ウィング)】と名付けられた複合魔法。飛翔するレオンに対し、同じく高速で飛翔するアウラから、羽ばたきによって幾度となく雷撃が放たれる!)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年10月24日
(追加特殊ルール)
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『梟ではなく、梟翼の魔女として』アウラの防御ダイス目の[+10]を解除し、通常に戻す。
(攻撃ダイス目は[+10]のまま据え置き)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月30日
【3/5】【防御】
これで少しは肝を冷やしてくれたらよかったんですけど……どうやらそうでもなさそうですね。
(「危なかった」という言葉とは裏腹にアウラの語り口は軽快、そして講釈は的確。風雷の弾幕を切り裂き、閃光と共に周囲へと四散した魔力光を背に、美しき双腕の翼を広げてアウラは飛来する。)

見様見真似の模倣(モックバスター)も良い所ですけどね…!
感謝しますよ!お師匠(アウラ)様(さん)!
(『梟』として再び深き森の闇の中に消えれば依然として己の不利は変わらなかったはず。それでもあえて己の眼前に現れたのは、魔術の世界に入門した自分への祝いか教示だろうか。)
(『梟ではなく、梟翼の魔女として』戦うという口上と共に放たれた、己の上位互換とも言えるような、暴風を纏い轟雷を放つアウラへと「範囲を絞り攻撃を集中させた雷撃」を放ち相殺を狙う。)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月30日
【2/5】【攻撃】
やっぱり魔術の撃ち合いじゃキツいか…っ!
(互いに幾度となく放たれ対消滅していく雷撃と雷撃。単純な威力により何とか相殺にまで持ち込めるが精密性は雲泥の差。魔術の世界の入口に足を踏み入れたからこそ分かってしまう、アウラ自身の膨大な魔力と、研鑽と合理化で繰り返し磨かれた連綿たる精密な魔術。どれだけ成長速度があろうと容易く踏み越える事の叶わないだろう技術の差……故に均衡は徐々に崩されついには雷撃の一閃が己の身を穿つ。雷撃の痛みに呻きつつ手を伸ばしたのは…生成した『空のインク瓶』。)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年10月30日
アウラさんが本気で戦ってくれる…
それなら!俺の全部を使って貴女を倒す!
魔剣の猟兵改め「魔法使い見習い」のレオンハルト!
―――本当の戦いはここからだッ!
(アウラのようにメノンのようにロランのように、ある魔女のように…己の内なる魔力を外部へと放出し超常を引き起こす方法など未だ知らない。されど『魔力を物質に詰め込む方法』ならば身体が知っている。今まで何度も何十度も何百度も魔剣と共に繰り返してきた工程。今現在のレオンハルト本人にとっては知る由のない『エンチャント』という技術により、生成されたインク瓶に魔力を流し込めば、空のインク瓶の中に色とりどりのインクが満ちていく。それは燃え盛る炎、波打つ水、轟々と吹く風…それらを込めた即席で作られた【属性攻撃入りのインク瓶型爆弾】をアウラ目掛けてバラ撒くように投げつける)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月10日
【4/5】【防御】
ふふふ、そう簡単に追い抜かれては此方も立つ瀬がないのでな。
しかし、即座に出力範囲を変えて対応し始めるとは……良い魔力操作だ。

む――――瓶、か?
(レオンハルトから放たれる何かの瓶。しかし飛翔中ゆえにそれが何なのかは上手く把握できず、そして戦闘中に必要とされる一瞬の判断力、戦闘についての経験という面で、アウラはまだ甘い部分があった。)
(瓶に何かを封じて投擲する、自身も良く使う戦法である。平時であれば迂闊に手出しはせず、一先ず距離を取っただろう。しかし、戦いの熱に浮かされ判断を誤った彼女は、宙を舞う瓶に対して迎撃せんと雷撃を放ち――)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月10日
【3/5】【攻撃】
……な!?
(雷撃は寸分違わず複数の瓶を破壊する。そして、枝分かれする雷撃のうちの一つが穿ったのは赤い色、燃え盛る炎の瓶――!)
(瞬間、炸裂して広がる爆風で誘爆していく属性瓶の数々。同時に発動する事で一部が相殺されたものの、それ以上の相乗効果が発揮された属性攻撃の爆発がアウラを飲み込み……)

がはぁっ!
(火炎に身を焼かれ、水流に打ち据えられ、そして烈風によって吹き飛ばされ、凄まじい勢いで木の幹へと叩きつけられるアウラ。咄嗟に張った魔力障壁によって致命傷は免れたが、少しの間、空を飛ぶ事は難しいだろう)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月10日
【3/5】
なる、ほどな……。
生成した瓶へのエンチャントによる簡易式魔道具……私好みの魔法だ。
そして私を倒すか、いいだろう、その意気や良し――!

(なんとか起き上がるも、ダメージによってふらつく身体。魔力操作には支障は出ていないが、今接近戦を仕掛けられたら不味い。そんな判断の元に時間稼ぎと、ちょっとした意趣返しも兼ねて発動した魔法が【愚者の嵐(レイジング・エレメント)】と呼ばれる魔法だ)
(アウラとレオンハルトの周囲の地面に複数展開される、視認し辛いように作られた魔法陣の罠。踏み込んだ対象を見えない障壁で内部に閉じ込めた後、暴走させた属性魔法の嵐で蹂躙する術式。更に気付かれぬように囮として、激しい放電音と稲光を放つ雷の矢をレオンハルトへと飛ばす)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年11月17日
【2/5】【防御】【特殊ルール:宣言発動A】
掛かった!ぶっつけ本番だったけど…日頃の訓練のおかげだな!
(そう魔剣に語り掛けても魔剣は黙して語らず。成長を見た事か、それとも特等席での観戦がようやく楽しくなってきたのかそれは分からないが…されどどこか愉快そうな気配を感じる。しかしこれ以上話すには無意味。そう、今こそが……)

―――勝機…!
(ふらつくアウラの姿から、先ほどのダメージが抜けきっていないと判断するやアウラ目掛けて駆けだす。たとえ周囲に先程自分が行った複数の魔術…それも意図した暴走状態で発動された大規模な魔術領域を展開されようとも、身体能力による中央突破という最短の道で駆け抜ける。その中を獄炎を切り払い、濁流を切り裂き、業風を切り穿ち、そして雷の矢を……)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年11月17日
【2/5】【攻撃】【+10】+【+48】=【+58】
(減速することなく真正面から視認して躱す。複数展開された術式による属性攻撃の波状攻撃が本命か、否。ならば隠された雷の矢こそが本命か、それも否。ならば本命は…この閉じ込められた障壁の領域内に吹き荒れる暴走状態の魔術。暴走した魔術が互いに干渉しあうことでさらなる暴走を連鎖的に引き起こし、領域内を暴風雨が蹂躙し尽くす。されど…レオンハルトは止まらない。切ることは不可能、そして留まれば敗北にさらに一手近づく。この魔術をどうにかする方法は皆無……ならば往く道は一つ。)

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
(直進あるのみ。雄叫びと共に魔術の暴風雨を障壁ごと叩き切り、その先のアウラへと跳躍、上空より袈裟の一撃を振り下ろす!)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月20日
【3/5】【防御】【特殊ルール:宣言発動A】
……はは、まさか、障壁ごと切り裂いて突破してくるとはな。
(意図して暴走させた属性元素の嵐を最短距離――つまりは最適解で駆け抜け、魔力の壁すら容易く叩き切るレオンハルトを見て、思わず乾いた笑いが零れる。全く持って想定外の連続だった)

ああ、さて……どうしたものか。
(間に合わない。迎撃も、回避も、防御も)
(上空から自分へと振り下ろされる魔剣を見ながら、少しでも回避を試みるべく身体を捩らせつつ高速で思考を巡らせる。時間稼ぎが意味を持たなかった現状、ならば次に自分が取るべき手段は――)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月20日
【2/5】【攻撃】【+10】+【+02】=【+12】
――――――――ッ。
(そして、刃がその身を切り裂く)
(咄嗟に飛び退いた事で致命傷こそ免れたものの、袈裟懸けに斬られた身体からは血が溢れ出し……)

うぁ、つ、ぐぅう……!
(よろめきながらも、何とか持ち堪える自身の傍らに浮かべるは緑の宝玉。斬られる直前に取り出した【天舞の宝玉】と名付けた魔道具に次の瞬間、出来うる限りの魔力を一気に注ぐ!)

っ、ぁぁぁああああああ!!!!
(過剰供給された魔力によって宝玉に罅が入っていき、小気味の良い音を立てて四散する。道具を使い捨てにする事によって生み出した強力な竜巻へ、更に雷撃と風の刃を放つ事で、雷を纏い全てを切り刻む竜巻が自身を中心とした全方位に広がっていく……!)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年11月25日
【2/2】【防御】
ハァ…ハァ…前に進み続ければ恐怖には追い付かれない…ってもんですよ…!さすがに効いたでしょう、今のは――……っ!
(荒れ狂う魔力の渦を喰い破り、振り下ろした刃はアウラへと吸い込まれ一太刀を浴びせた。……だがレオンハルトは気付く。戦いの中での高揚、その熱に浮かされ負わせた傷、流れ出る血、呻くアウラの姿にほんの一瞬だけ躊躇いが生まれる。ここはアウラのホームグラウンド、回復手段は幾らでもあるだろう。されど…その一瞬だけ瞳は揺らぐ。……だがそれこそが致命的。戦闘中止などと言う野暮はせずに本気の印として取り出した宝玉の存在に一瞬だけ反応が遅れてしまう。)

やるなら最後までってことですか!なら…間に合え!
(再び魔本を展開。出力では到底かなわない。だが同属性を使っての軽減なら――)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年11月26日
【2/5】【攻撃】
駄目か!この出力差じゃ飲み込まれ…ぐっ、うっおおおおおおおおおおおおおお!!!!
(魔導書から放つ風と雷による軽減など無意味。逆に飲み込まれさらなる威力と化して己の身すらも飲み込む。)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年11月26日
【2/5】【攻撃】
(刃の刃に飲み込まれ、中で切り刻まれつつも、アウラの言葉を半濁する。魔力の正しい使い方は分からない、だからこそ一点のアドバイスを噛み砕き、己の中で拡大解釈する。)
範囲を絞って…攻撃を集中…魔力を絞り、一点に…集中…
集中…一点に…己の身体に…―――『纏う』。
(魔導書の風と雷の放出を解除。己の身体という一点へ風と雷を収束し纏わせる。すると自分とアウラの同属性の魔術が、逸れていく。さながら今の自分は暴風に同化した小型台風。纏う風雷で暴風による攻撃の影響のみを受け流し流れに逆らわず受け流し続ける。そしてついには頂上まで登り切る。そして見えた、台風の目、中心部のアウラ。そこに向けて[赤いインク瓶]を投げ込む。)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月28日
【2/5】【防御】
ふ、ふふ……優しいな。だが遠慮は不要……やるなら最後まで、そういう事だ。
(自身の負傷を見て躊躇するレオンハルトに、思わず微笑む。戦いの場とは言え、仲間の優しい面を見るのは嬉しかったようだ)
(そして、荒れ狂う風雷によってお互いの距離が離れたのを確認した後、次へ放つ攻撃の為に魔力を練り始めた――が)

…………は?
(ふと気配を感じて視線を上げれば、自身を目掛けて飛んでくる赤いインク瓶。呆気に取られている間に、もはや取返しのつかない距離まで接近したソレが、目の前で割れて――)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月28日
【1/5】【攻撃】
――ぬぐ、がっ、あぅっ!
(瓶に込められた赤が司るは『火』属性。瓶から溢れ出した火のエレメントは、周囲に満ちていた風のエレメントを瞬く間に呑み込み増幅され、凄まじい爆炎と化す)
(至近距離で発生した爆発によって、地面を何度かバウンドしながら吹き飛ばされていくアウラ。同時に、竜巻も消滅していく……)

(正直な話、猟兵となってからでも此処までの手傷を負ったことはない。満身創痍、もはや後少しの攻撃で容易く意識を手放すだろう)
(だが……)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年11月28日
【1/5】【攻撃】
"距離"と"時間"は、これで稼げた……。
(足を震わせながらも立ち上がり、改めて精神を集中させる)

我が魔力よ……
(魔力は既に練り上げた。後は特定のワードを唱えるだけで良い)
(詠唱を始めると同時に、上空に巨大な魔法陣が形成されていく。正直、これから放つ魔法によって森に与える被害を考えると、躊躇しないかと言われると嘘になる)

宙に漂う星と化し……
(しかし本気の戦いである以上、全力で戦わないというのも失礼だろう。大丈夫だ、森と言うものは案外強く、ヤワではない。師匠も笑って許してくれる筈。許してくれるといいなぁ)

災禍を纏いて、降り注げッ!!!
(瞬間、上空の巨大魔法陣から大量に降り注がれる、ランダムに炎、冷気、雷を纏った隕石群! 【輝き落ちる星の群れ(エレメンタル・ミーティアシャワー)】と名付けられた四属性混合大魔法が、レオンハルトに向けて放たれた!)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月3日
【2/5】【防御】
やるなら最後まで…とは言ったけど…冗談だろ……
(上空に出現した巨大な魔法陣。そして降り注ぐ災禍纏う隕石群。
出鱈目だとしか言いようがない。
そんな範囲攻撃に対応する手段など1つ、全力で逃げる事。
踵を返し攻撃範囲内を……だが、その足は歩みを止める。
その脳裏に浮かぶは、皆と語らいあった在る夜のアウラの言葉。)

~~~~~~
まさに、その師匠だ……。「愛している」家族愛と「消せない」重ね過ぎた記憶が込められているんだ、深い深い森の中で。
~~~~~~

……それだけ本気って事ですよね、アウラさん。
(隕石群に向き直り、魔剣を振り上げ、自分が1つだけ知っている術を詠唱する。高速詠唱のできぬ自分では時間は掛かる、疲労も凄まじい、さらに言えば使いどころも難しい。
されど威力は極大。己にとっての最大の切り札であり、そしてある意味で……アウラの技より着想を得た必殺技――――
0
レオンハルト・アウストラリス 2021年12月3日
【2/5】【防御】
「第1の魔剣、解放」

隕石群が降り注ぐ。狙いは1人、広範囲に広がるわけではない。

「第2の魔剣、解放」

敵味方の識別のためか、狙いは自分1人だろう。

「第3の魔剣、解放」

ならば放つ先は一直線。

「第4の魔剣、解放」

この森に被害がでなければそれでいい。

「第5の魔剣、解放」

不合理の極み。だが……

「災禍を喰らいて、万象灰塵に帰すは(ラグナロク)―――――」

隕石群を全弾撃ち落とすことを決行した。

「―――――終末の極光(ブレイザ)ァァァァァァ!!!!」
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月3日
【1/5】【攻撃】
なんとか…喰い破った…!
(放たれた光の柱と化した極光が隕石群を砕き、大部分を蒸発させる。しかし全てを砕き切ることは敵わず細かな隕石片となり隕石群が森へ甚大な被害を与えることは避けられた…しかし、狙いの中心に居たレオンハルトへと細かな破片が降り注ぎ、全身を属性攻撃を纏った大小の岩の雨霰がダメージと疲労で満身創痍の身を打ち、思わず膝を付きかける。だが…レオンハルトは止まらない。)

我は光を喰らう者…我は闇を喰らう者……ッ!
(その場に留まっての『万象灰塵に帰すは終末の極光(ラグナロク・ブレイザー)』の再詠唱。今まで連続で発射を敢行したことは皆無。……だが、その眼は上空のアウラへと訴える。『勝負だ、「凄烈なる虹光(エレメンタル・ブラスター)でこい…!』と。)

全てを喰らい無に帰する終末の極光よ!万象を滅せ!!
(そして――地獄の闇と獄炎の赫を宿した破壊光線がアウラへと放たれる!)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月7日
【1/5】【防御】
…………。
(漸く戻った感覚により、痛みを堪えながらも上空へと退避した彼女が見たのは光の柱。どこか禍々しい気配すら感じられるその極光はしかし、自らが放った隕石群を破壊し打ち砕いていく。それはまるで、この森を護るかのようで……)
(――勿論、分かる。彼の性格から考えて、これは確実に森を、そしてアウラの心をも護る為に放った物だと言う事を)

はは……全く。これではどちらが森に生きる者か、分かったものではないな。
(本当に見事、見事だ。それは正しく物語に登場する勇者のようで。何処までも好感を持てる青年と、自分との対比に思わず苦笑気味に笑みが漏れる)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月7日
【1/5】【防御】
……さて。
(その直後、真剣な表情へと戻るアウラ)
(眼下にはそんな自分を見据えるレオンハルト。属性を纏った隕石の破片によってダメージを負いながらも、些かも萎えぬ熱い想いを向けてくれる青年の眼を見て、言葉は無くとも確かにその意思を感じ取った)

良いだろう、"勝負"と行こうか。
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月7日
【1/5】【防御】
――さぁ、魔力よ。我が元に集え……
(そして目の前の空間に意識を集中し、詠唱が始まる)

我が魔を以って操るは、世界を創る力の一端……
(詠唱と同時にアウラの前方に発生するは六つの光。それらは別々の色に美しい光を放ちながら周囲を回り……)

混じれ、融け合え、混合せよ、世界を創る力は今、全てを破壊する力となる
(六つの属性を持った光は一つへと合わさり、対消滅現象によって打ち消されていく。だが、その際に発生した強大な破壊エネルギーは虹色の光へと変化して、その輝きを増していき……!)

万変に揺らぐ相剋の光よ……その大いなる虹の輝きを、解き放てッ!!!!!!!!!
(瞬間、アウラの目の前に輝く虹は線となり放たれる。闇と赫を纏う光と、虹色に輝く光。二つの光は空中で衝突し、競り合っていく!)
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月7日
【1/5】【攻撃】
(空中でぶつかり合う二つの光……拮抗した状態のまま暫く押し合っていた光だが、徐々に虹色の光が押し勝ち始めたと思った瞬間……空中で巨大な爆発を起こす!)

(しかし、アウラの魔法の威力がギリギリで上回っていた影響か。残ってなお余りある威力を秘めた虹色の光の残滓や余波が、爆風と共にレオンハルトに向かって降り注いでいく!!)

(……今回、レオンハルトの放った術は慣れぬ再詠唱による連続発動。恐らく両者が万全な状態で撃ち合えば、これとはまた別の結果となっていたのだろう)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月10日
【1/5】【防御】
さすがに連発は無茶したか…自信は…あったんだけどな…
(『万象灰塵に帰すは終末の極光』vs『凄烈なる虹光』……軍配が上がったのは赤黒き光を切り裂く虹色の光。空中で巻き起こった爆発により四散する魔力光、そして向かい来る余波を仰ぎ言う。)

(身体から力が抜けていく。疲労とダメージは元より、慣れぬ魔術をハイペースに行使したことによる魔力の枯渇で既に肉体の限界は近い。それこそ…『今この瞬間はその場から動けぬ程』だ。)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月10日
【1/5】【防御】
でも―――最後にもうひと無茶(カミカゼ)させて貰うとするか。
(足は既に死に体。だが…まだ残された手が一つ。)

第5の魔剣…レイジングブル……!
(荒れ狂うブースターと、魔術を切り裂く突進を可能とする魔剣。既に防御も回避も儘ならぬ。故に……)

貫けえええええええええええええ!!!!!
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月10日
【HP:0/5】

(あと100m。虹の光を切り裂き、爆発を切り裂き、上空のアウラへと突き進む。)

(あと50m。だが降り注ぐ光の残滓と余はあまりにも膨大。)

(あと25m。『線』で切り裂こうとも切り裂いた端から『面』で魔力が襲い掛かる。)

(あと5m。加えて強烈なGが体を軋ませる。)

(あと1m。刃の切っ先はアウラを捉えた。されど――)

(あと10cm。蝋燭の火は、勝利まで拳一つ分のそこで消えた。)


(地上まであと100m。そして完全に意識を手放した身体は地上へと墜ちていく。)

【試合終了!】
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月11日
【1/5】【勝利】
(上空で力を失い、地上へと落下していくレオンハルト。……生命体の埒外にある猟兵ならば、このまま落ちたとしてもそうそう命を失う事はないだろう。それにシャクイスと言う存在も彼には付いている。それこそ余計なお世話、という物かもしれなかったが――)

――全く、無茶をする……まぁ、私も人の事は言えないが、な。
(その身体を、梟の爪が掴む)

(……こちらも殆ど限界に近かった。あと10数㎝、レオンハルトが力を保つ事が出来ていたら避ける事は叶わず、刃がその身を貫いていただろう)
(そのまま痛む体に何とか鞭を打ちながら、レオンハルトを掴んだまま地上にゆっくりと降りていき……地面へと寝かせる事に成功すると、ふぅと一息。そのまま静かに目を瞑り、体と魔力を回復させながら目を覚ますのを待ち始めて)
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レオンハルト・アウストラリス 2021年12月16日
(降ろされたレオンハルトから羽根筆の魔装は剥がれ落ち、魔力の残滓が空中へと無散して普段の装いへと戻っていく……完全な決着だ。それから幾らかして目を覚ます。一瞬だけガバっと上半身だけ起き上がり周りを見渡せば、そこにはアウラの姿。)

その様子じゃ届かなかった…ってところですかね?
心春にヴァシリッサさんにアウラさん!3敗かぁぁぁ……!
(どうやら自分の剣は届かなかったのだと理解すると、再び大の字で寝転がる。悔しさが無いわけではないが、その顔に負の感情はない。全力を出し尽くした満足感の方が遥かに上回っているようだ。)

それでもって――――俺の魔法、どうでした?
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月20日
(起き上がったレオンハルトの声を聞き、静かに目を開ける)
――む、起きたか。

(そして黒星を重ねたにも関わらず、全く負の感情を見せないレオンハルトを見て思わず優しい笑みが零れる。しかし、こちらが有利だった事は紛れも無い事実。それは改めて伝えておかねばと、穏やかな口調で述べる)
いやいや。前にも言ったが、ここは私が生まれ育った場所だ。
この夜闇といい、地の利と言う面では圧倒的有利だったにも関わらず、この結果……
実質的にはそちらの勝利と言っても良いだろう。私もまだまだ、という奴だな。
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アウラ・ウェネーフィカ 2021年12月20日
さて、レオンさんの魔法について、か。

…………ふむ。
魔力操作の精密性、という面では改善の余地あり。
しかし、鍛錬も無しにあれほどの魔法を放てるセンス、戦いの中で竜巻すら乗り越えられるほどに急激に成長していく学習力。
元々持っていたエンチャント(属性付与)技術の高さ、更には即席で攻撃型魔道具を作る発想力と技量。
なにより、最後に放った破壊の光……ふふ、本当につい最近魔法を扱うようになったとは思えないな。

――っと。ああ、いや、長くなったな、すまない……。
(つい話が長くなってしまった事を自覚し、ゴホンと気を取り直して纏める)

そうだな……うむ、見事なものだった。
魔力について更に知見を蓄積していき、これから様々な魔法を覚えていけば、私すら超えるさぞかし良い魔法使いとなる事だろう。
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レオンハルト・アウストラリス 2022年1月1日
負けは負けですよ。でも……そんなアウラさんに喰らい付けて、さらに「持ち帰れたもの」もいっぱいあったなら、確かにそれは勝ちかもしれませんね。
(大の字に倒れながら優しい顔で見下ろすアウラに屈託なく二っと笑って見せる。)

(体を起こしてアウラの言葉を一字一句聞き漏らさんと、うんうんと頷きながら真剣な表情で聞き入る)
エンチャントかぁ…実はほとんど無意識に思いついて使ったというか…アウラさんの言ってた「範囲を絞って攻撃を集中」ってアドバイスを頼ったのと、捨て身の賭けが上手いこと噛み合ったって戦いの中で一番使いやすいようにやった結果だったりするんですよね。だからまぁ、魔法と言うには邪道な使い方と思ってましたけど、第一人者からそう褒められると……なんか照れますね。(「越えられる気はしないけど」と言い照れながら後頭部をポリポリと掻きながら)
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アウラ・ウェネーフィカ 2022年1月6日
うむ、これは優劣を競う物では無く、互いを高め合う為の戦い……バネとなる悔しさも経験も、持ち帰れた物があるのなら、それは紛れも無く勝ちだろう。
(笑うレオンハルトへ向けて、満足そうに頷きながら声を返す)

はは、その発想に至れるのが良いんだ。人道に反せぬ限り、魔の道に邪道など有りはしない。
剣士としての才に、魔剣使いとしての経験、魔導の素質。それらが合わさった物もまた、レオンハルトさんが至った一つの"道"だ。
ならば私は私なりに、その道を往く者を助けるだけだ。――嘗て、私がそうされたようにな。

(そう言った後、よっと身体を動かそうとして……)
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アウラ・ウェネーフィカ 2022年1月6日
――あ、痛っ、いたた……!
(眠っている内に使用した簡易治療用ポーションで流血自体は止まったものの、戦闘の高揚が抜けて痛む傷口を抑えて)

いやはや、我ながら良く戦った物だ……。
レオンさん、自力で起き上がる事は出来るか?
此処からなら家が近い。私は治療しに戻ろうと思うが、良ければそちらの傷も一緒に看ようか?
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レオンハルト・アウストラリス 2022年1月13日
…うん、やっぱりアウラさんと戦えて良かったです。
アウラさんがかつて辿った道、そして俺だけの"道"…今はまだ道に踏み込んだくらいですけど、きっとそうやって色んな思いが紡がれて、続いてきたんでしょうね。アウラさんが師匠さんにそうされたように。

って、アウラさん!大丈夫ですか!?
(バッと飛び上がるように立ち上がり、手を貸そうとする)
……あ。えっと、なんか起き上がれちゃいました。
でもまぁ身体バキバキなので、やぶさかでなければお願いしたいですけれど…!
(一瞬だけは痛みを忘れたのは本当。だが立ち上がってからは忘れた痛みがぶり返すが…痩せ我慢。)
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アウラ・ウェネーフィカ 2022年1月23日
っと、申し訳ない……。
(手を貸してもらって、なんとか立ち直る)
……しかし、ふふ。
今ので飛び起きる辺り、流石はレオンさんと言ったところだな。
(なんとも満足げというか、得心が行った様な表情で)

うむ、では案内するとしよう。
神官のように神聖術が使えればすぐに治療もできるのだがな。
各属性に回復用の魔法が無い事もないが……生憎、あまり得意ではない上に魔力も心許ない。

すまないが少し歩く。まぁ、もし道中で獣が出てきたとしても、私たちであれば相手にもならないだろう。
(流石にレオンハルトを掴んで飛ぶ体力は残っていないようだ。鳥の脚で地面を踏みしめ、ゆっくりと歩きはじめる)
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レオンハルト・アウストラリス 2022年1月30日
なんか頭で考えてるよりも先に身体が動いちゃって。
(たははと笑い、屈伸して足を伸ばして、身体が痛い。それでも応えるように余裕の顔で笑ってみせる。)

ええ、行きましょうか!それじゃ少しだけ御厄介に……
(少し前を歩くアウラの背中を見て、ふと何か思いついたような顔をする。すると小走りでアウラを追い抜き、軽く跳躍。)

シャクイス!
(そしてその魔剣の名を呼べば地面に刺さった魔剣は何も言わずに、天翔ける剣に変化した魔剣は低空飛行でレオンハルトを乗せ、その場に留まる。)
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レオンハルト・アウストラリス 2022年1月30日
格好良い馬や車なんて気の利いたのじゃないですけど…よかったら「相乗り」どうですか?
空を飛べる人を誘うなんて不思議な気もするけど、やっぱりアウラさんは飛んでる方が良いですから!(2人くらいなら余裕で乗れそうな剣の上から、アウラに手を差し出す。)
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アウラ・ウェネーフィカ 2022年2月6日
……む?
(案内するつもりが、急に自分を抜いて駆け出すレオンハルトに怪訝な顔を浮かべるアウラ)

レオンさん、急にどうし――(と、ここでかの魔神を呼ぶ声と共に、もはや見慣れた変化によって魔剣は天駆ける剣へと変わり)
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アウラ・ウェネーフィカ 2022年2月6日
――ふふ、なるほどな。
私に馬や車など似合わないさ、寧ろこういったものの方がしっくりと来る。
では、有難く「相乗り」させて貰うとしよう……あぁ、翼はデリケートだからな、優しく頼む。
(翼を差し出し、レオンハルトに引き上げる貰う様にして魔剣へと上りながら、ふとある考えが脳裏を過る)
(……魔剣シャクイス。今回は剣としての役目に徹していた彼が、もし全力でレオンハルトを補助、または魔神として表に出てきたら、この勝負はどうなっていただろうか)

(……いや、考えても詮無き事だろう。それにこれが最後と言う訳でもない。これから先、その機会が訪れる事もあるかもしれない)
(今は身体を休め、修練を積んで備えるとしよう――。いつか来るかもしれないその時を若干楽しみに思いながら、家への案内を始めた)
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レオンハルト・アウストラリス 2022年2月15日
ええ、勿論。それではエスコートさせて頂きましょう。
でも案内はお願いしますね?
(誰かから学んだ軽口を言いつつ、その手は掴んだのかも分からないように優しく、ふわりと引き上げる)

(アウラの内心を知ってか知らずか同じようにふと考える。)
(終わってみれば知略で負け、魔法戦で負け、結果的に勝負にも負けた。足掻いて考えて小細工も策も全部投入して、今最強の自分をぶつけた結果だ、悔いはない。だが魔法の使い方に闘い方、戦闘論理、そしてシャクイスという補助輪に頼らぬ戦い方……これからの課題は山積みで、いつもだったらゲンナリするとこだ。
でも今は魔法を練習するのが楽しみだ。初めて自分で得た…いや、大切な仲間から学んだこの力を。
アウラさんの家に着いたら頼んでもっと教えて貰おうか。きっとそれが良い、その方が面白い。)
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レオンハルト・アウストラリス 2022年2月15日
…っし、それじゃ行きますよアウラせんせー!
短いけど快適な空の旅を楽しんでいってください!

(2人を乗せ飛翔した魔剣は暗き森を抜けて蒼穹へ。)

(速度は原速、魔剣は無言、2人分の笑い声と共に、空へと風が吹き抜けていった。)
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レオンハルト・アウストラリス 2022年2月15日
【END】
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