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*評議

穂結・神楽耶 2021年3月24日

救済なのか、絶望なのか。
知り得る手段はないけれど。


ダークセイヴァー、常闇の空の下
滅ぼされた村の跡地

https://tw6.jp/character/status/f25190




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穂結・神楽耶 2021年3月24日
(──ことダークセイヴァーにおいて、「間に合わない」というのは日常茶飯事だ。いくら救済者達が努力を重ねていたとて百年の支配構造は容易く揺るがない。だから、こうして食い散らかされた痕跡を発見することだってある。)
(ひとまず遺されていた肉体を集めて荼毘に伏した。炎の明るさは遠くからでも目立つことに気付いたのは燃え上がってからだったから、最低限の警戒を崩さぬままにその光景を眺めやり)
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ロキ・バロックヒート 2021年3月29日
(ゆらりと、その炎の前に立つ人影があった。逆光のようになって、詳しい姿形は知り難いけれど。月のような双眸が、君を見詰めていることだけはわかる)
(それはさふりさふりと軽すぎる足音だけ立てて、近付いて来て)……ねぇ、なにしてるの?(言葉通りの、興味ばかりの問いを投げた)
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穂結・神楽耶 2021年3月30日
(つ、と視線を上げた。軽すぎる足音を立てて近づいてきた影のようなダレカ。オブリビオンでは決してないはずなのに、どこかそれに似通った気配。……けれど読み取れたのは敵意ではなく興味ばかりだったから、答える声は誤魔化しのない透明だ) 弔いを。……多くが死んでおりました故。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月31日
(雨の日にわざとそれを踏む子どものように、濡れた鈍い音も立つ。気にも留めないで歩む主は、先程蹂躙していった者のことも如何でも良いかのような)
ふぅん。こんなにいっぱい、君ひとりでぜんぶ?(いっぱい、と示すよう両手を軽く広げて。降ろす)……君は、この村の子じゃあないね。(他人事のような言い草もあるけれど、全てが終わった、この世の終わりのようなこえはきこえない。そんないろもない)
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穂結・神楽耶 2021年4月1日
そうですね。通りすがりの猟兵です。 (肯定は二重。弔いのために死体を運んだのも、村に根差す存在でないことも。濡れた音を聞かないように焚火へと視線を向けて) この村に縁もゆかりもありませけど、だからといって通り過ぎるのも寝覚めに悪いですから。
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ロキ・バロックヒート 2021年4月2日
猟兵かぁ。じゃあ、呼んだのは君じゃないんだ。(もう死んじゃってるかもなぁ、と。ひとり納得しながら、ぐるりと周りを見回した。動くものはいない)……へぇ。(上がった感嘆のような声は嘘ではないのだが。えらいんだね。優しいんだね。その言葉のどれも君には届かない気がするから)ね、手伝ってあげようか?
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穂結・神楽耶 2021年4月4日
呼ん……? (不可解な単語だと首を傾げた。だってこの村は予知が間に合わなかった。助けに入ることができる『誰か』はいなかった。だからこうなっているのに、だから) どうして手伝おうと? 別にあなた、この村に興味も何もないでしょう?
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ロキ・バロックヒート 2021年4月7日
(言い放たれた言葉にきょとん、として)……ふ、ふふっ、あははは、(そんなことないよ、なんて誤魔化す前に思わず笑ってた。可笑しくて、つい)うん。その通りだよ。空っぽになっちゃった村なんて興味ないや。でもさ、君には興味があるんだ。ただ――眺めたり話しかけるだけだとたぶん邪魔だし、やることを手伝った方がきっと有意義かなって。(どうかなぁとでも云いたげに、こちらも首を傾け)
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穂結・神楽耶 2021年4月8日
……わたくしに?(予想外の回答に思わず瞬いた。滅んだ村に興味を持たぬ知り合いは多けれど、そうではなく自分に興味を持たれるというのは予想外だった。とはいえ、迷う程のことではない) まあ……別にそういうことでしたら構いませんけども。その代わり丁寧にして頂きますよ?
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ロキ・バロックヒート 2021年4月10日
うん。君こそ縁もゆかりもない村に、どうしてそこまでするんだろうって。(邪気なく紡ぐ言葉。君を慮る振りをすることはやめたらしい)やった、良いの? ていねい。……。(初めて聞いた単語かのように鸚鵡に繰り返し。首が取れかかった状態で瓦礫の上に転がった死体などを見た)ポロッとしたら、ごめんね……?
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穂結・神楽耶 2021年4月12日
引き摺るとか、わざと取ろうとするとか、そういう“モノ”扱いしないならとやかく言いませんよ。(苦笑めいて言う自分はといえば、焼け焦げて炭を落とす母娘の遺体を両手で抱え上げる。投げかけられた質問は、おそらく心底の疑問なのだろう。肩越しに振り返り) 滅んだあととはいえ、こうして場に巡り合ったのは「縁」ですよ?
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ロキ・バロックヒート 2021年4月29日
そんなことしないよ、やだなぁ。これでも可哀想だなって思ってはいるんだから。(母娘の遺体に向ける視線は、憐れみだ。まるで命が絶えるまでの痛苦を慮るような)ふぅん。そんな縁まで拾ってたら、辛くない?君はただの人間じゃ――(ない気がするけどさ。まで紡げなかった。よいしょと背負ってみた、さっきの死体から首が落ちかけたから。慌てて押さえる)わ、と。
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穂結・神楽耶 2021年5月1日
あくまでたとえ話ですから。(抱えた遺体を焚火の中へ。───尋常のものではない、“破滅”を内包した焔は燃えるのに適さないものでも荼毘に伏せる。ひときわ強く上がったそれに背を向けて、ゆるく首を傾けた) 放っておく方が辛いですもの。そこに何を思うかに種族が関係ありますか?
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ロキ・バロックヒート 2021年5月4日
(――ごろり、どさっ)(結局首は地面に転がって、首が取れたことも解らぬその身体も少し遅れて落ちた。信じてくれるかは置いておいて、わざとじゃない)君、それは――(遺体を取り落とすほど力が抜けて、蜂蜜色を見開いて釘付けになっているのは、その焔だ)種族?ああ、くだらないことを言ったかもしれない。ごめんね。 ――ねぇ、君、それは、なに?
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穂結・神楽耶 2021年5月5日
え、─── (視線の先にある、燃え盛る己の焔。それが何かの琴線に引っかかったと気づいて警戒が跳ねあがった。本来なら見ただけで性質が分かるものではないそれに、何かを感じたということは──) ……わたくしの神器。破滅の性質を持った焔が……何か?
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ロキ・バロックヒート 2021年5月11日
(屍を置いて、ぱっと君に駆け寄る。そのまま距離を詰めて――その手を両手で取ろうとした)すっごい!とってもきれいだねぇ!(きらきらと輝く笑顔を浮かべて)神器。……ああ、聞いたことあるよ!見るのは初めてかも。焔のカタチをとってることもあるんだねぇ。(一説では神の力を超えると云う。興奮気味に、瞳の端に映るそれに魅せられたよう)
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穂結・神楽耶 2021年5月16日
え? え?(──かけられた言葉が予想と正反対だったから感情が追い付かない。素直に手を取られた。神器の影響で表面温度が高く出来ているから、きっと持った手は熱いだろうと現実逃避気味に思う。振りほどくのはたやすいが好意だろうそれを弾くのは躊躇われて) わたくしにとってはこれが通常と言いますか、焔以外になり得ないと申しますか……。
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ロキ・バロックヒート 2021年5月22日
そうなの?てっきり武器かなにかだと――いや、これも武器でもあるのかな。すっごくかっこいい!君も燃えてるみたい!(どこかひんやりとした、得物を持ったこともないような細っこい手が覆う。ともすれば熱くて手を離しそうであるのに、少しも緩めずに、そんな感想を述べて。君が止めないなら、きゅっと握る始末)ねぇねぇ、どんなものまで焼き尽くしてきたの?
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穂結・神楽耶 2021年5月27日
(───基本的かつ根本的に、この刀は他者の手を阻めるようには出来ていない。そして手を握られるというのもめったにないことだったから動揺が先に立って止める間もなく。ひんやりとした手の温度を己の手越しに感じて言葉を追いかける) えと、ええと……いろいろと? 近頃はやはりオブリビオンが多いですけど……ええっと、ご興味が?
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ロキ・バロックヒート 2021年5月29日
あ、ごめん。びっくりした?(握った手が緩む。それでも離したりはしなくて、物珍しいものに、それも貴重なものにでも触れるような)随分熱いんだね。君まで焼いているみたい。 うん、興味あるよ。こーんな綺麗な焔がさ、どんなものを滅ぼしてるのかなぁって。あー、オブリビオンかぁ。猟兵だもんね。(納得しつつも、少し物足りない顔を少し横に傾けて、戻してから。ひょいと君に近付けて聞いた)ねぇねぇ、それってさ、神様も焼けると思う?
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穂結・神楽耶 2021年5月31日
(握られた手をそのままに、蜂蜜色の瞳を柔らかく射抜いた。──その通り。今は蝶状の神器とひらめく破滅は己を第一の薪と焼べている。灰に沈めたあらゆるを初対面に等しい相手へ教える気にはならないけれど、質問だけは答えんと) 生憎神様と相対したことはないので分かりかねますが……ひとつの『世界』は焼いたことがあるので。『世界』と神様、どちらの方が強靭だと思います?
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ロキ・バロックヒート 2021年6月6日
ふふ。(その視線の代わりに刃を通されたとて、笑って居そうな調子だ。語られぬことは流石に知り得ないけれど、詮索しすぎると良くないのは識っているから引っ込むけど)(否、すごく聞きたい。だって)――『世界』を!(予想以上だったから。感動にぱっと手を離して、両手を仰ぐように広げた)ねぇねぇ、その『世界』はどんなものだったの? んん、どっちが……神様は『世界』の一部だから、きっと『世界』かな?……ああ、でも、『世界』を渡れる神様はどうだろう。あまねく全ての、だったら、『世界』の方かもしれないけど。ちょっと紛らわしいよね。(世界と云っても様々な世界が在るから。うーん、と首を傾げた)
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穂結・神楽耶 2021年6月9日
(くるり。仰ぐように広げられた手に対して背を向けるように180度回転。翻った髪の先から黒々とした火の粉が零れた。そのひとつひとつが破滅に焼かれた灰。花弁めいて散るそれを背に顔だけで振り向いて、微笑した)
──そう。三十六の世界を焼くには不足ですが。そのうち一つの欠片を焼くには余り在る。世界を維持する神様は、神様を維持していた世界が燃え尽きたなら意味を成さない。だから焔は、燃え尽きた世界のことを知らない。
───ご満足いただけまして?
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ロキ・バロックヒート 2021年6月12日
(わお、なんて感動詞が口から漏れた。闇夜に踊るその黒は、解けて失せる時まで魅せてくれる。それは己の残滓よりも、儚く美しく視えた)(その力を齎す主に、ふわふわと蕩けたような笑みを浮かべて)ううん。(確認のような問いかけには、先に首を振る)
ねぇ、いつか君が世界を焼くのを見たいな。そこに在った世界総てを灰にしてしまう焔は、どんなに――きれいなのかなぁって。
何十年、何百年、何千年先でも良いからさ。
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穂結・神楽耶 2021年6月15日
ええ、お断りします。
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穂結・神楽耶 2021年6月15日
(いくら破滅を宿していようと。焼け落ちていく過程にあるとしても。──己は、ひとの為の刀だ。誰かの笑う未来を守ることを願われたかみさまだ。ならばこそ今在る世界を焼くことなど望まない。ただ孤独のまま消えていくことだけを願っている)
もしもお求めでしたら……いつか水底を探ってくださいな。残滓を残して錆びついた鉄屑のひとつくらいは世界のどこかに残っているでしょうから。
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ロキ・バロックヒート 2021年6月23日
――だよねぇ。
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ロキ・バロックヒート 2021年6月23日
(拗ねたみたいに口を尖らせて、肩を竦めた)まるで神様みたいな所業をしといて、君ってばぜーんぜん、こう、なんていうの?(嬉しそうでも楽しそうでも誇らしげでもない。――と、それらの言葉が当て嵌まるかは微妙なところだけど。それは忌まれるものだと、さっきの堅さが物語っている)君にとって、今の世界は焼くべきものじゃないんだね。ざんねん。……それとも、本当はその世界も焼きたくなかったのかな。
そうだねぇ。わざわざ探したりはしないけど、いつかそういう世界に呼ばれたなら、君の焔を思い出すぐらいはするかも。
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穂結・神楽耶 2021年6月26日
(仮面めいて硬質な笑みのまま、貫いた無言は言外の肯定だ。それでも己が背負ったものである以上、忌まれるべき破滅も己のものだと。灯した焔が徐々に勢いを失くしていくのは火種が灰と朽ちてきているからだろう。揺れる影が眩しいとでも言うように目を細めて遠い空を見上げる)
誰かが思い出してくれるかもしれないというだけで、わたくしには望外の報酬ですとも。ふふ、ありがとうございます“神様”。
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ロキ・バロックヒート 2021年7月7日
(対して、いじけたような顔もそう保てず。驚きも過ぎれば浮かべるのは柔和な微笑みだ。――ああ、焔が消えてゆく。燻り衰える、その姿すらも美しい)ああ、触ってみたら良かったかな……。(思ったことがつい口に出つつも)
あれぇ?バレてた?(ぱちくりと瞬いた)俺様もね、どこかで見たいろだなって思ってたんだ。ねぇ、破滅の焔の子。名前を教えてくれる?俺様は、ロキだよ。
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穂結・神楽耶 2021年7月8日
穂結、と。(猛る焔を預かるとは思えないほど穏やかな声が名乗りを告げた。けれど燻る熱と翳り逝く光にこそ映える射干玉こそ焔の娘である何よりの証明。消える直前の盛りがよく似合う刀は柔らかく焔色の双眸を細めた) そちらの名もお預かりしてよろしいでしょうか?
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ロキ・バロックヒート 2021年7月13日
穂結。(その名を思い浮かべるたび、君の麗しいお顔ではなく、このいろと、焔と、熱と、燻る匂いが蘇るだろう。それ程に此度の出会いは鮮烈で得難いもので、)ロキ――ああ、かの道化の神じゃないよ。でも君の魂に敬意を表して――破壊神、とでも名乗っておいた方が良いかもね。(残照のような灯りに照らされたそれは、やはり笑っていた)
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穂結・神楽耶 2021年7月15日
ええ、確かに刻みました。(頷きは嫋やかに。されど焔熱を宿した視線は直と、細く歪んだ蜂蜜色を見据える。名乗った通りの存在であらば己より高位であろうけれども折る膝は持ち合わせていないと。ただ小首を傾げれば熱を持たない火の粉が落ちる。──ここでの用事はもう済んだと、界を渡る扉を開こうとしている) で、そのロキ様のお帰りはどちらへ?
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ロキ・バロックヒート 2021年7月21日
ありがとう。――ふふ、今日はとっても好い日だなぁ。(永きに渡り、ひとにすら傅かれたことのない神だ。視線を絡めたままで在るのも、意にも介さない。鼻歌さえもうたいそうな上機嫌で、)あ、結局お手伝いになってなかったね。(事は終わったらしい。遅れて気付く)ん?んー、帰るところもないし、どこへって云われると困っちゃうな。 なぁに?送ってくれるの?(冗談のように、甘えた声音)
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穂結・神楽耶 2021年7月23日
ここの世界に居を構えているというわけでもないのでしょう? (置いて行くと思われたのはむしろ心外だ、そう言わんばかりに当たり前のような疑問顔だった。はらはら幻焔を散らしながら舞う折紙の小鳥を掌上に、少しだけ考えて) 場所に迷うようならUDCアースでよろしいです?
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ロキ・バロックヒート 2021年7月27日
えっ?うん。 えっ、優しい……。(詰まるところ、どっちでも良かったのだ。置いていかれても。戦場に赴くものではないその扉を、ちょっと渡ってみたくなっただけで。何度か瞬いて、焔色と眼を合わせていた)UDCアースでも、どこでも良いよ。 ――ねぇねぇ、(扉が開くのを待つ間、軽い足取りで君の傍に近付いて)
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ロキ・バロックヒート 2021年7月27日
いつか、君が焼くに相応しいと思ったら。そのきれいな焔で焼いてくれる?
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穂結・神楽耶 2021年7月31日
(UDCアースのとある支部へと扉を繋げて振り返る。合わせた蜂蜜の瞳は蠱惑的に緩んでいて、ややすれば頷いてしまいたくなる。けれどそれこそが自分の矜持に反するから、ただ穏やかに微笑んだ) そうですね。いつかあなたが本当に堕ちて歪んで、世界に害を為すだけの影になったら。その時は焼き斬って差し上げますとも。
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ロキ・バロックヒート 2021年8月6日
――それは重畳、(眼を細めて、猫のように笑って。そして首をゆうるり振った)でも、《過去》に成る気はないんだ。(だから)(きっと来ないのだろう、その時は)

ああ、口惜しいなぁ。(ひょいと扉を潜る寸前に呟いた声は、届いたか否か)
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穂結・神楽耶 2021年8月13日
───ああ、ならその方が良いですよ。(何の衒いもなく柔らかな肯定が紡がれる。聴こえたかどうかではなく、ただその事実を口にすることの方が大事なのだと態度で示すように。自らも世界を渡る門たる幻焔へと足を踏み入れた)
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穂結・神楽耶 2021年8月13日
《過去》は、今を救う事をしませんから──ね。


[〆]
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