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【1:1RP】ルゥ&鏡介

夜刀神・鏡介 2020年11月9日

某日、魔導書庫にて

普段は賑やかなそこも、今日は珍しく2人きり。
自分の他のもう一人。何やら作業に勤しむ彼の邪魔するのも悪いからと、暇に任せて――魔法の知識がある訳でもないのに――魔導書のページを捲ってみるもが、当然ながらたいして理解もできず。

さて、こいつはどうしたものだろうか。

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◆参加者
ルゥ・グレイス(f30247)
夜刀神・鏡介(f28122)

とりあえず30レスを目安に適当な所で〆




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夜刀神・鏡介 2020年11月9日
……(パラパラとページを捲る。書いてある文字は読める。文章として読むことも出来る、だが)いや、全く理解できんな。これで入門編とは。
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ルゥ・グレイス 2020年11月9日
(魔術の編纂作業も一息ついて紅茶でも淹れようかと顔を上げたところ、難しい顔でページを捲る姿が目に入った)
おや、飛行術の入門書ですか。その手のものは習うより慣れろだったりしますよ。物は試しでやってみてはいかがですか。
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夜刀神・鏡介 2020年11月10日
(本は開いたまま、顔をそちらの方に向けて)……ん? ああ、いや、たまたま封印を解除したから読んでるだけで、空を飛びたい訳じゃないから良いんだけどな。それより、そっちの作業は良いのか?
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ルゥ・グレイス 2020年11月11日
先はまだまだ長いですけどとりあえずひと段落、というか少し行き詰まってるんですよね。
生体魔術理学における神秘系の人体照応と魔力空転率の関係性を元にした生体自己制御魔術の編纂についてなんですけど…
あ、えーと噛み砕くと…科学的、魔術的に心身の理想的な状態を再現しよう、ということですね。日本の武術における明鏡止水とか無念無想とかそういった概念についての魔術です。
時に夜刀神さん、「夜神一刀流」に明鏡止水の境地についての記述とかあったりしません?
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夜刀神・鏡介 2020年11月13日
なるほど、そいつはお疲れさんだ。あれか、それも魔導書か?(とりあえず此方は良いやと本を閉じて傍らに押し遣って)…………(話を聞くも全く分からんと匙を投げそうになり、それようやく理解できる話になってきたと一安心)
へぇ、肉体の方は分かるが、精神の方も魔術でどうにかなるものなのか。もしそうなら、僧侶はお役御免になりそうなもんだ……っと、それは兎も角。うちの流派は実戦派って事になってるからな。その辺りに関する記述はあまり詳しくない。瞑想をするだの、ある程度一般的な範囲だな。
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ルゥ・グレイス 2020年11月13日
病も気から、とあるように気も病から、が通ずるものですよ。万能ではなくともそれなりに心のあり方をいじれてしまうのが現代科学というものです。
しかし、夜刀神さんも詳しくないとなるともう手詰まりですね。とりあえず紅茶かなにか淹れてきますが…いかがですか?
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夜刀神・鏡介 2020年11月16日
なるほど、確かに精神状態に影響する薬もある訳だし、そういう魔術が生まれるのもそうおかしな話でもないか。仮にも武術を修める者としては少々複雑でもあるが、それを否定するべきでもないしな。
実は俺も流派の全てを修めてる訳じゃなくてな。この先に進めばそういう教えもあるのかもしれないが、その辺りは今すぐってわけにもいかないしな。紅茶か。せっかくの申し出を断るのも悪いし、頂こうか。
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ルゥ・グレイス 2020年11月19日
では、
(かちゃりとティーカップを用意してお湯を沸かしつつ)
えっと、砂糖とかミルクは?
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夜刀神・鏡介 2020年11月20日
そうだな……何もなしで頼む。にしても、魔術でポンとお茶を出すって訳でもないんだな(準備する様子を見ながら、半分くらいは冗談でそんなことを言う)
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ルゥ・グレイス 2020年11月21日
できなくはないですが、少しコストがかかりすぎますから。カップと茶葉とお湯と砂糖を探知して浮かせて動かして、とやることが多すぎて制御が大変です。それなら自分が動いた方がよほど楽というものです。
まあでも、お湯を沸かすくらいなら。
(戸棚からシュガーポットを取る傍らでカップの中の水に指を向けて軽く文字を描く。数秒後には沸騰したお湯になって湯気を立てる)
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夜刀神・鏡介 2020年11月21日
なるほど。杖を振ればすぐにお茶が出てくる……なんて簡単な話じゃないわけか。意外と面倒なもんだな。平時であれば、機械だのを使って茶を入れるのと然程変わりそうにない……野営中だとかは便利そうだが。
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ルゥ・グレイス 2020年11月23日
確かに道具を省ける分、野営では便利ですね。戦場だと魔力探知を嫌って、結局お湯を焚くところもあるそうですが。
ああ、そうだ。ちょっと面白いものをお見せしましょう。
アルダワの教授がティータイムに生み出したレネイ=ティースプーン方程式…水がコンマ1秒で紅茶に変わる魔術です。
(必要なのは今日の日付と室温の情報。それを元に紙に七つの三角形を重ね合わせた魔法陣を描く。そしてその上に茶葉を入れたポットを置き)

目を離さないでくださいね。

(3.2.1..0のタイミングで魔力を通す。その瞬間、バン!という爆発音とともにお湯が紅茶に変わっている)
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夜刀神・鏡介 2020年11月23日
魔力探知……魔法が当たり前の世界だとそういう心配があるのか。火を起こせばその痕跡を辿られる可能性もある。単純に便利と言う訳にもいかないもんだな。
(何をやるのかとちょっと近付いて覗き込み、お湯が紅茶に変わったのをみて思わず拍手する)お茶ってのはもう少し時間をかけて抽出するものだろ。これはどういう……いや、理論を聞いても分からんからそっちは別に良いんだが、確かに面白いものだ。
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ルゥ・グレイス 2020年11月23日
圧力制御と温度制御と粘度操作、要は一瞬だけ数トンの力を与えて無理矢理絞りだしているわけですね。
開発当初のティータイムにはアルダワ中から爆発音が聞こえるせいで、校則にティータイムの爆発音を禁ず、という一文が盛り込まれたとか。
(カップに注いで、ソーサーに乗せて、お盆の上に二つのカップとシュガーポット、ついでに見かけた甘さ控えめスコーンも乗せて用意ができたらそばのテーブルに運ぶ)

世の中どれも一長一短で、火を起こすも魔法を使うも適材適所が一番なのでしょうね。ままならないものです。
(椅子について自分の紅茶に角砂糖を二ついれる)
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夜刀神・鏡介 2020年11月25日
ふむ、俺の分かる内容で言ってみれば圧力鍋を物凄く強力にしたもの……って理解で良いのか?よく分からん奇跡とかでなく、あくまで自然の現象に基づいた事象と考えれば多少は理解も出来るようになる。……ああ、アルダワだと確かに爆発だのボヤ騒ぎだのは日常茶飯事だよな。こういう騒ぎもあったのか。
一長一短とは言っても、取れる手段が多いに越したことはなし。そういう意味では魔法を使えるってのは便利で良いかもな。(紅茶の香りをなんとなく嗅ぎながら)
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ルゥ・グレイス 2020年11月26日
圧力鍋、すごく正しい理解です。

全くその通りですね。何事も選択肢があるが一番ですから。備えあれば憂いなし、です。
(紅茶にはさらに角砂糖を二つ)
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夜刀神・鏡介 2020年11月26日
魔法ってのは物理法則だのを無視して結果が出るもんだと思ってたんだけどな。そんな夢のある話でもないか。それとも、そういう魔法も世の中にはあるのかね?

選ばないのと選べないのは違うからなぁ。(角砂糖を投下していく様子を見て)もしかして甘党だったりするのか? あ、そうだ。頂きます(軽く頭をさげて紅茶を一口飲む)……うん、美味いな。
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ルゥ・グレイス 2020年11月27日
アリスラビリンスなんかにはそんな魔法もあるかもしれませんが…僕にはとても扱えるものではありませんね。

(紅茶にさらに角砂糖を入れて飲む)
お気に召したならよかったです。環境と方程式に則って、適切な温度と圧力をかければそれなりにおいしいものができる…けれど、本職ほど上手くはならないのが難点です。
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夜刀神・鏡介 2020年11月28日
魔法も様々って話か。夢があるのかないのか判断に悩ましいところだな。

上手くならないってのはお茶に対する知識の問題なのか、それとも精密な作業ができないってことか? 何にせよ商売をするのでもなければそれなりで十分だと思うけどな。
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ルゥ・グレイス 2020年12月2日
理論上、環境に応じて適切な方法を踏めば最も美味しいものが淹れられるはずなんです。けれど実際そうはいかない。
人の技術に人類の学術がまだ追い付いていないんです。
そうなれば、最も適した紅茶の方程式を作り上げたくなるのが学者の性というものなのですよ。
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夜刀神・鏡介 2020年12月2日
なるほど、そんなものか。しかしなんだな、環境に応じた最も美味いお茶の淹れ方はともかく、魔法でお茶を淹れるってのは便利なんだろうが、どうも技術の無駄遣いをしているような気がする……ってのは俺が魔法を使えないからか。
お茶の淹れる魔法から何かすごい技術が発見されたり、って事もあるかもしれないものな。
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ルゥ・グレイス 2020年12月4日
技術なんて使ってすり減るものでもないですからね。どんどん無駄遣いしていっていいのです。そうしていくうちに最適化されていって新しい技術が発見されることもあるでしょう。その果てに社会が変わることも…戦場で最高級のティータイムを楽しめる時代が来るかもしれませんね。
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夜刀神・鏡介 2020年12月5日
俺達が今使っている技術も含めて、何が切っ掛けで進化するかなんて分からないものだろうしな。
戦場のティータイム……何故か銃弾が飛び交う戦場の中で堂々と茶会を開いているなんて光景を想像してしまったが。休憩中に良いお茶が飲めるなら、精神的にも良いことだろうな。
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ルゥ・グレイス 2020年12月7日
いいじゃないですか。スタンドアローンの戦闘機械が弾薬散らす戦場のそばでアフタヌーンティー片手に敵軍と論戦を繰り広げるのが未来の軍人の姿かもしれませんよ。
おっしゃる通り技術の発展にどんな切っ掛けがいるかは分かりません。なのでこんないつものティータイムにもなにか『切っ掛け』がないか、気を張っておきたいものです。
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夜刀神・鏡介 2020年12月8日
無人兵器同士の戦いであれば人命が失われない事を喜ぶべきか、そこまでして戦争を続けている事を悲しむべきか検討に困る未来図だな、それは。
俺は息抜きの時間くらいは小難しいことも考えずにいたいと思うが、そのあたりの意識の違いが凡人か否かを分けるのかね。ちなみに今の所は、何か役に立ちそうなものはあったか?
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ルゥ・グレイス 2020年12月9日
いえ、今のところ何も。
そんな簡単にいくものでもないですし、
そもそも僕のようなフラスコチャイルドが新たな技術の発明という分野に向いていない、というのもありますね。
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夜刀神・鏡介 2020年12月10日
そりゃ残念……という程の話をしていた訳でもないし、そりゃそんなものか。今くらいの話で何か発見があれば、世の中もっと凄いことになってそうだ。

へぇ、そんなものなのか?勿論個人差はあるだろうが、種族としてそういう特徴があるってのは初耳だな。
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ルゥ・グレイス 2020年12月10日
種族、というより型式番号がRuから始まる僕の同型機が、です。
フラスコチャイルドは設計理念によって得意分野が変わりますから。
無偏重型や、飛躍した発想が必要な型ならともかく資源の最大有用管理を目的に作られた僕らRu系列には少し荷が勝ちすぎるところですね。
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夜刀神・鏡介 2020年12月11日
造られたが故の、か。アポカリプスヘルは厳しい世界って話だし、生き延びる為には特化する事も必要ってことか。だが、生まれ持った適正だけが全てじゃない…‥ってのはルゥも既に分かってるだろ。結局は自分が何をしたいか、何をするか次第だ。
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ルゥ・グレイス 2020年12月11日
ええ、もちろん。
だからこんな魔術なんて作っているわけですからね。
(書きかけの編纂書をひらひらやる)
苦手なことと好きなことは両立する。まあ、理想通りにいかないのはままならないものですが、ゆっくりでも進んでいけばそのうち納得するものも出来るでしょう。おそらく、たぶん。
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夜刀神・鏡介 2020年12月14日
ああ、そうだな。ルゥが納得出来るものが完成するように応援している。……が、こんな事をいうのもどうかと思うが、完成しないのかもしれない。
だが、自分では納得できなくても、それは誰かの、或いは役に立つものかもしれないし、そういう意味では最後まで諦めずに頑張って欲しいとは思う。
とはいえ、自分が納得出来ない、成果が出ないまま続けるのは辛いものでもあるし、自分が納得できるものが完成して、それが何かの役に立つのが一番だとは思うけどな。
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ルゥ・グレイス 2020年12月16日
ええ、とりあえずできるとこまでやってみます。世界にとって有用なものを作るのはまだ難しいですが、その過程を、今ここでの試行錯誤を知ってくれている人がいるだけで励みになりますよ。

…さて。そろそろ研究に戻るとしましょうか。
(食べかけのスコーンを口に放り込)
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夜刀神・鏡介 2020年12月16日
ああ、その意気だ。ルゥならきっと立派なものが作れるさ。いつか、良いものが出来たら教えてくれよ……何処まで理解できるかは分からんが。

お、そろそろ作業の再開か?それじゃ、邪魔しちゃ悪いし俺はお暇するとしようかな。(単純に解らない本を読んでいても仕方ない、というのもあるけれど)
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ルゥ・グレイス 2020年12月19日
はい。いつか形になったらお伝えします。
とりあえずは自分のユーベルコードにでも転用できればいいですね。

この後はどちらへ?
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夜刀神・鏡介 2020年12月20日
はは、それじゃあ楽しみにさせてもらおうかな。俺も負けないように、精々剣術を磨くとしよう。

そうだな、ちょっと街に出て……何か仕事でも探してこようかなと思ってる。
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ルゥ・グレイス 2020年12月21日
その時は一つ手合わせでもお願いしますかね。

なるほど。では、いってらっしゃいませ。お気をつけて。
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夜刀神・鏡介 2020年12月22日
ああ、それもお互いにいい経験になりそうだ。楽しみにしているとしよう。
それじゃ、お互いにやるべきことを頑張ろうぜ。
(読んでいた本は本棚に仕舞い、使い終わったティーセットは片付けるべく手に取り。軽く会釈して部屋を出ていった)
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夜刀神・鏡介 2020年12月22日
―終―
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