【新入】虹月・天柳【団員】
白斑・物九郎 2020年11月1日
『突然の申入れ失礼する。
俺は虹月・天柳。ついひと月程前に猟兵の末席に名を連ねた若輩者だ。
其方では猟兵同士の模擬戦が盛んだと聞き、ついては先達の動きを学ばせては貰えまいかと思い申請を送らせて貰った。宜しくお願いする。』
※
●世界:キマイラフューチャー
●所:ワイルドハント拠点ビル【96F(ペントハウス)】
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=51630
●新入団員:「虹月・天柳」
【28/男/人間:悪魔召喚士×人形遣い】
https://tw6.jp/character/status/f30238
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白斑・物九郎 2020年11月1日
(この星の住人は一体いつ寝てんだってくらいに電飾やらがまあビカビカ眩しい機械&リゾートだらけの都市群を眼下にドーンと聳える96F建て、その最上階。そこを拠点とする猟団が掲げる御旗の名は、そこかしこの世界でなんやかんや伝承としてその語を存在せしめる『ワイルドハント』。そして、その三千世界の猟師共を集める首魁というのが――)
白斑・物九郎 2020年11月1日
ァ? 新人猟兵ィ?
(――白いマダラとヘアピンだらけの黒髪に、紅黒模様の猫耳一対。パッと見「招き猫を擬人化したみたいな」ナリの甚平姿。でかいソファを一人で占有する形でデーンと寝っ転がった黒猫キマイラ、だ)
はぁん。ま、よく来ましたわな。
エル・クーゴー 2020年11月1日
(ところでその甚平の傍らには、ごついゴーグルで目元をすっかり隠した銀髪のドールが「副官でござい」って感じでピシッと突っ立っていたりした。身の回りの宙に直接描出する形でホロのウィンドウやらをピコピコ展開し、それらを慣れた調子でタイプしたりフリックしたり。そのウィンドウ群の中の一つには、虹月からは鏡文字っぽく見える向きで『虹月・天柳【28/男/人間:悪魔召喚士×人形遣い】』とか表記されていた)
『“ワイルドハント”はキマイラフューチャーを拠点に各世界のオブリビオンの排撃_及び_猟兵同士の相互扶助を目的として活動を展開しています』 『また_団員間の模擬戦闘演習は大いに推奨されています』
(なんかプリセットにあるシステムメッセージを喋ってるみたいな感。)
虹月・天柳 2020年11月1日
(不遜な黒猫と真白いサイバー娘。一見してちぐはぐな取り合わせに見える主従の様子も、天柳にとっては「そういう関係性もあるだろう」という程度でしかない)
(宙に浮いたウィンドウを物珍しげに目で追っていた天柳は、無機質なドールの言葉に頷き、口を開いた)
あぁ、だから此処の門戸を叩かせてもらった。力の扱い方に習熟するには、実践あるのみだからな。
白斑・物九郎 2020年11月1日
新人のお手本みてえな口ィ利くんスね。
(年上相手にもマジ不遜極まれりと言わんばかりの態度で、相変わらず寝っ転がったまんま、なんならナワバリ意識強めの野良猫みたいな目付きで構えたまんま――)
一月前なァ。マジですかよ? なんやかんや、結構「歴」長そうに見えますけども。
(言って、見遣るのは――虹月の目元。「左眼窩らへん」、だ)
虹月・天柳 2020年11月1日
(髪に隠れた左目へと注がれる視線に気付き、微かに口の端を吊り上げる。左手の指先で、露わになっていないそこを示すように軽く叩く)
生憎、悪魔どもと契約するより前は、しがない人形作家だったさ。まぁ、學徒兵の真似事をする程度の術の心得はあったが。
白斑・物九郎 2020年11月1日
(「人形作家」。「悪魔と契約」。「學徒兵の」、「真似事」――)
(さて、聞かれたこれらをツギハギして見えて来る先方の氏素性はと言うと)
白斑・物九郎 2020年11月1日
サクラミラージュ出身の、人形遣い×悪魔召喚――んにゃ。
(エルが拡げる電脳魔術群を一瞥し、)
「悪魔召喚士×人形遣い」。
虹月・天柳 2020年11月2日
(その言葉に、微かに吊り上げられていただけの口元が明確な笑みの形をとる)
御明察。が、少しヒントを出し過ぎたか。學徒兵はあの世界特有のものであるようだし。
白斑・物九郎 2020年11月3日
その悪魔と契約だかしたトコで、ジョブの「もう一枠」が埋まった――みたいなカンジでしょうかや。
…ンで? なんだって一人形師が悪魔のパゥワーを求め始めなんかしたんですよ?
(掘り方と掘る所の次第ではめっちゃ重くて深そうな部分へ、めっちゃぞんざいに切り込んだ)
虹月・天柳 2020年11月3日
(訊かれ、表情は真顔に戻りツイと視線だけが逸らされる)
いや、生憎と契約の経緯は凡そ成り行きでな……。
何を隠そう、今契約している2体は、元々大叔父が契約していた悪魔なんだ。大叔父の葬式から2日程後に、日付指定の郵便で此れと手紙が一緒に届けられたのさ。「此奴らを頼む」と。で、断る理由も無かったから受け取った訳だ。
(此れ、と言いながらコートの内ポケットより銀の懐中時計を取り出し、蓋を開けて物九郎に文字盤を見せる。その針が逆しまに時を刻んでいることは容易に見て取れるだろう)
白斑・物九郎 2020年11月3日
(虹月の視線が逸れて行くのを「ほー」とか言ってるみたいなツラで見送り――、と。示されたそれな懐中時計を前に目を二・三度しばたいた。エルに目配せを送る)
エル・クーゴー 2020年11月3日
『>ざっくり外部スキャンを実施』
『事象改変波形の残滓を観測_』『カテゴライズ結果は“ダイモンデバイス”の一種と判定します』
白斑・物九郎 2020年11月3日
(頭の上の黒猫耳が、まるでエルに頷く代わりっぽくハタッと揺れた)
「大叔父」。…ははぁん? ニャるほど、悪魔召喚士ジョブをそんなルーツで継承したってトコっスか。
その悪魔の内訳は――、まあ軽々にゃ聞かねえ方がよさゲですわな。迂闊に名前バレするとなんかロクでもねえコトがあったりするんですっけ? 悪魔召喚士界隈のこたァあんま詳しかありませんけども。
虹月・天柳 2020年11月4日
名前には力があるからな。下手な相手に知られるとうっかり主導権を盗られて寝首を掻かれる、ということにもなり得るわけだが……。
仮の呼び名を与えてはいけない訳で無し。俺としては今使っている名を知られたところで困ることは特にないな。
――ウト、どうせ居るんだろう。顔を出せ。
(床に落ちる影に声をかけ踵を2度鳴らすと、影は石を投げ入れた水面のように揺れ、そこから作り物じみた少年の顔が覗き物九郎の方をじっと見上げた)
白斑・物九郎 2020年11月4日
…? おう、そこから出て来るんスか。
(足元か。影からか。その「ウト」とやらがこっちを見て来るならば、こっちもこっちでそっちを見返す。“悪魔”の類と直で目を合わせるという仕儀も、状況や手合いによっちゃヤバかったりなんだりするかもやもしれなかろうが、ド平然と見返すのだ)
「ウト」って言いましたかよ。そいつは? 何するヤツなんですよ?
虹月・天柳 2020年11月5日
(問いかけに目を伏せ、小さな嘆息とともに吐き出す)
大叔父と契約していた頃には半物質(エクトプラズム)で構築した霊糸での拘束やらができていたらしいんだがな……。俺の力量不足で現状は人形の義体に取り憑いての物理的干渉くらいしかできん。もう1体もそうだ。
まぁ、2桁には余裕で乗るであろう年月を過ごし研鑽を積んだ悪魔のフルスペックを、悪魔に関してはずぶの素人である俺が引き出しきれるはずもないが……少々不甲斐無くはあるな。
(言いきって背もたれに身を預けもう一つ溜息を吐いた天柳を気遣うような表情を作り物の顔に乗せて、ウトは影の中から天柳を見上げている)
白斑・物九郎 2020年11月5日
アーハーハ。ニャるほど、つまり? 力の扱いに、習熟――レベルが上がりゃ上がる都度――おたくの悪魔勢がブイブイ言わせてた往時のスペックにどんどん近付いてく。と。
ま、気長にやりゃイイんじゃニャーですか? 仲は悪くねえみたいですしよ。
(「ウト」の気遣わしげな挙措からは、魔法陣の中に入れとかねえといつ契約者の寝首を掻くか分かったもんじゃない系のアレでなしに、尋常な友誼的なやつを感じ取れなくもないのだ。)
虹月・天柳 2020年11月6日
あぁ、そうさせて貰うさ。此奴らの気が何処まで長いかとの勝負にもなりそうだが……下げ渡され不自由を被ってもまだ現世に在りたいと思っているのなら、次代の未熟くらいは大目に見て貰わねばな。
(言葉の最後の方はウトにも向けられていた。ポスポスと軽く叩くように頭を撫でられたウトは、口元こそ変わらないが嬉しそうに目を細めている)
白斑・物九郎 2020年11月6日
…。……。………。気性がイイのかしつけがイイのか、ともあれ「そいつ」は大人しそうなカンジですけども。
「もう一体」は?
呼んでスッと出したりは? 出来るんスか?
虹月・天柳 2020年11月7日
影に潜むのは両方とも出来る。だが、この方法は予め影に潜んでいないと出て来られない。つまり、現在別行動中のもう1体――ヴィトニールは、今すぐに呼び出せる状態に無い、という訳だ。
……彼奴が理由も無いのに大人しく影に居た例が無いがな。
(落ち着きの無い飼い犬のことでも語っているような様子。未だ引っ込んでいないウトも「やれやれ」とでも言いたそうな感じである)
白斑・物九郎 2020年11月7日
そっち(ウト)が忠義厚めの犬なら、今ココに居ねえそいつは差し詰めフリーダムな猫ってトコですわな…。ま、どっかで勝手にイタズラの類でもしてるでもなけりゃうるせえこたァ言いませんわ。
白斑・物九郎 2020年11月7日
どれ。どこぞほっつき歩いてる「そのそいつ」も、その内ツラ見る機会くらいありそうですしな。そろそろシメのアレ言っとくかァ。――エル?
(隣に居るドールに話し掛けるのにスマホに向かって声を出すという、傍目にはヘンな構図)
エル・クーゴー 2020年11月7日
(スマホ経由で命令が入力でもされましたみたいな頷き方を一度挟み、)
『猟団員は入団時、各自【担当】の名称の自己申請を実施します』 『申請内容は以降、団員名簿内に於いて付記され運用されます』
エル・クーゴー 2020年11月7日
『名称を入力して下さい』
(自分で打つ? みたいな感じで、虹月の目の前胸元の高さらヘンへ、ホログラム製のキーボードをシュイーンと宙を滑らせ投げ送った)
虹月・天柳 2020年11月8日
何方かと言うと彼奴の方が「待て」の利かん犬のようなものだがな……。
(誰に返すともなく呟き、目の前に投げてこられた非実体のキーボードに目を瞬かせながら、多少ぎこちない打ち込み方で文字を打っていく。打ち込まれた名称は――)
――【人形担当】――
俺を表す言葉ならこれだろう。読み替えでもう1つ意味を含めさせて貰ったが。
エル・クーゴー 2020年11月8日
『【人形担当】』『名称を登録しました』『それではマスター、解答をお願いします』
(どーぞー、って掌をヒラッと物九郎へ翻す)
白斑・物九郎 2020年11月8日
…ァ? (なんかいきなりクイズおっぱじめられた件)
…。……。………。
本職の人形師と、あと――悪魔の類と交渉なり折衝なりすんのに用いる「人形(ヒトガタ)」ってトコっスか。
虹月・天柳 2020年11月8日
(物九郎の答えにパチパチと拍手をする)
突然謎かけを投げた体になったな、すまない。が、御名答だ。
ヒトガタは人より厄を移し人を守るためのものでもある。俺が作ってきた人形たちはそういった使われ方もしてきた、ということだな。
エル・クーゴー 2020年11月9日
(テッテレー)
(クイズ正解! みたいなサウンドをどこからともなく流す)
白斑・物九郎 2020年11月9日
…はぁん。ニャるほど? そしたら「悪魔召喚士×人形遣い」ってのも、案外「なるべくしてなった」みてえな感すらありますわな。
白斑・物九郎 2020年11月9日
――どれ。そんじゃま、せいぜい励みなさいや。
『ワイルドハント』にゃ悪魔だってザラに居る。スキに跋扈すれ、王が許す。
白斑・物九郎 2020年11月9日
【そちらの次の書き込みで終了】
虹月・天柳 2020年11月10日
「君臨すれども統治せず」……と言ったところか。百鬼夜行の狩人たちによる猟団であるなら、旗は立てても首輪は要らぬ、という訳だな。
その末席に名を連ねる者として、研鑽に努めるとしよう。
白斑・物九郎 2020年11月10日
【このスレッドは終了しました】