【RP】うめのゆきどけ
佐々・夕辺 2020年9月20日
グリモアベースでならきっと会える。
いつも通り面白そうな依頼を求めてふらついていた神様の手を引いたのは、蜂蜜色の妖狐。
余程探したのだろう。上がった息をぐっと整えて、言った。
「貴方は今からサクラミラージュのパンケーキ屋さんに行くのよ」
余りに一方的な約束。
あれよあれよとパンケーキが美味しいと評判のお店に入り、奥まった席を選んだ妖狐は――
なぜか、緊張した顔をしていた。
〇場所
サクラミラージュの喫茶店
パンケーキが美味しいと評判
〇発言可
ロキ・バロックヒート
佐々・夕辺
1
ロキ・バロックヒート 2020年10月1日
そんなことないよ?こうやってちゃんと応じてあげているでしょう。(すっとぼけたまま、ぱちくりと眼を瞬かせる。睨む青の視線を受けて、にっこり微笑んだ)なーんか緊張してるみたいだから、解してあげようと思ったのにー。
控え目だよ。トッピング半分ぐらいだし。(答えはしたけれど、たぶんまたズレたことを云われると思われてるのだろう。大体合っている)
えー、夕ちゃんに甘えてもらえなかったら俺様ただの神様じゃん。いつまでも甘えても良いのになぁ。(ぶらりと足を揺らし)
佐々・夕辺 2020年10月1日
ええ、そうなの。恋人g ってもっと重大に ハァ!? 結婚式!?
(ノリツッコミさえ追い付かない)
佐々・夕辺 2020年10月1日
ちょっと!!!真面目に聞いてよね!? いま私が何て言ったか言ってみなさいよ!?適当に聞き流してるんじゃないでしょうね!?
こっちはいつになく緊張してたってのに何なの!トッピングは盛り盛りだししれっと返事するし別に私が甘えなくても貴方はただの神様でしょう!!!
(息を整える間)
……。まあ、何というか。
甘えられないと思うに至った理由は判ったでしょ。
ロキ・バロックヒート 2020年10月1日
えぇ、まじめに聞いてあげてるのにー。恋人ができたんでしょう?ちょっと前から夕ちゃんに呼ばれなくなったし、様子が変わったからさ。なるほどなーじゃあなんだか改まってるし結婚するのかなって。ねぇ?(わんわんと耳に響く怒鳴り声を、心地よく聞いて首を傾げる。君もうつろうもの。いつかはそういう相手ができるとは思っていたから、だけれど)
? わかんない。恋人ができたら周りに甘えちゃ駄目な決まりでもあるの?(それには眼を瞬かせた。ほんとうにわからないようだ)
佐々・夕辺 2020年10月3日
真面目に見えない!
…呼ばれなく…? 貴方、よく呼ばれたとか呼ばれないとかいうけど。それってやっぱり、神様にだけ聞こえる何やらなの?
(このまま怒鳴れば衆目を集めてしまう。其れは意に沿わない。座り直し、着物の袷を整えて息を吐く)
結婚なんて…まだ先の話よ。まだ、その、お付き合いを始めたばかりです。
(気恥ずかしげに視線をそらして)
…。(判らない、と真正面から言われて怯む)
な、ないけど。でもほら、何ていうの? やっぱりこう、一人の自立した人間として……なんというか……その……
……。ロキは、凄く甘やかしてくれるじゃない。いやじゃないの、いやじゃないのだけど、……良いのかしらって、思うのよね。
(正直なところはそれだった。目の前の神様には、小さいころから甘やかされて、可愛がられて。でもそうされてばっかりでいいのかって、ずっと思っていた)
ロキ・バロックヒート 2020年10月3日
真面目なのに……(しゅん、とする素振り)うん。そんなものかなぁ。神様だからね。(詳しいことは言わずにそれで言い終えてから、落ち着こうとするさまを眺めていた)
なるほど、俺様にわざわざ彼氏ができました報告しに来てくれるなんて可愛いー。(にっこり笑う)ねぇ、どんな子?
ないなら良いじゃん。(不思議そうなまま)甘えなかったら自立になるのかな。いきなり甘えないってする方がヘンにならない?まぁ、夕ちゃんがもう必要ない、やめてというのなら、俺様もやめておくけどさ。(甘やかしたいけど。本人が駄目なら仕方がない)
……甘える自分がいや?
佐々・夕辺 2020年10月4日
真面目に見えません。(ぴしゃり)…そうなの。神様も大変なのね。
…う。だ、だって、ロキは私の…お兄ちゃん、みたいな、ものだから。やっぱり何というか、言っておかないとみたいな、…えっ、ど、どんな?
(素っ頓狂な声が出た)
え、えと、…お調子者…なところがあるかしら。でもちゃんと真面目な時は真面目で、其れで、…自分の在り方を、探している人…かしらね。
ひ、必要ないわけじゃないのよ!
(思わず声を上げた。其れはまるで、相手を要らないと突き放すような気がして)
そうじゃなくて、…なんていうのかしら。変な話だけど、恋人が出来て初めて、私は一人の人に成れたような気がしたのよね。一人の人…ニンゲン…妖として? 一人でも立てるようにしなきゃって、思って、…
(ぐちゃぐちゃの理論だと、喋りながら気付く。恥ずかしくなってしまって、耳を伏せて黙り込む)
…うん。(問いかけに頷いた)甘えてばかりの自分は嫌、かな。
ロキ・バロックヒート 2020年10月7日
ええーもしかして緊張してる夕ちゃんかわいーって思ってたのバレてた?(眼を丸くして言うけど、ちょっと棒読みくさい)……ふふ、ありがと。(だって、と続く言葉にはゆるく微笑んだ)
ふむふむ、自分の在り方を?(聞いて、共通の知り合いに該当する者が居ない気がして)俺様の知らないひとかな。
そう?(大きくなった声にまたきょとんとする。己の与える甘やかしは過ぎれば堕落と破滅を齎すそれで、いずれ要らないと告げられることは多いから。なにも不思議なことじゃない)
うんうん。俺様は夕ちゃんが自分で立ってないとは思ってなかったけれど、もっとしっかり地を踏み締めたいんだね。(ゆるやかに言う。水滴の浮かんだグラスをすこしなぞりながら)――でも君、むかしから極端だから、甘えないってしたら、つらくてくるしいときでも、甘えないって云ったもんって、しない?
佐々・夕辺 2020年10月7日
そういう問題じゃないし!(ぷん、と眉をつりあげて)
…ええ。何というのかしら。記憶がないって言ってたから、そのせいかしら。時々とても不安定に見えて……
そうね、ロキの知らない人だと思うわよ。(思い浮かべる。彼とロキの道が交わることは…なさそうに思うけれど。どうなんだろう)
そうよ。…別に、ロキが悪いとか、ロキを要らないって言ってるんじゃないわ。
(店員が品を持ってくる。パンケーキが二人の目の前)
…。そういう事。私にとってロキは甘えるだけの対象じゃないし、これからもそう思いたい。一緒に遊んだりとか、そういうのは甘えるのとは違うでしょう?
(ゆるやかな口ぶりはまさに神様だな、と頭の隅で思う。だからこそ、本音としては…自分も成長するのだと、相手に感心して貰いたかった。しかし続いたフレーズにぐっと言葉を詰まらす)
……そ、それは。…つらさとかくるしさによるんじゃないかしら? ちょっと辛いくらいなら平気よ。
ロキ・バロックヒート 2020年10月9日
今日の夕ちゃんはいつにも増して気難しいなぁ。(しょうがないなーこの子はみたいな顔を)
へぇ、記憶がないんだ。不安定。なるほど、なるほど……(グラスの飲み口に指を滑らせる。特徴的な高い音が鳴った。パンケーキが来ても、君の言葉をじっくり聞いて、考えるよう)
つまりさ、夕ちゃんはちゃんとしっかりして、そのひとを支えたいんだ。そういうこと?
(求められていることを察しているのかいないのか。かたちだけパンケーキに注いでいた視線を上げて、首を傾げた)
うん、そうだね。……俺様は求められることを受け止めるだけだから、夕ちゃんの好きなようにしてもらったら良いんだけどさ。律儀だよねぇ。(別の方向で感心はしている)
むりーしんじゃうーだめーとかいうつらさの時は?
佐々・夕辺 2020年10月10日
なによその温かい視線は!私が気難しいのはいつもの事でしょ!
…。そうみたい。(パンケーキをフォークでつつく。行儀が悪い)少しずつ思い出してはいるみたいだけど、……、…。
…そう、かも。記憶がない事の不安定さは、私も知ってる。自分が宙ぶらりんになったような、そんな気持ちで……だから支えてあげたいの。ううん、…記憶が戻ったって、支えたいわ。帰ってくるのはいい記憶だとは限らないもの。
(ひどく不安げな視線が、相手の視線と重なる。そう、ロキの言うとおりだ。私が強い柱になって、彼の寄りかかれる場所になりたい)
――私の好きなようにと言われてもね。私は貴方が貴方らしく振舞ってくれることを望むのだけど。例えば私に、いろいろな遊びを教えてくれたみたいに。
(神様をどう扱えばいいのか、私は知らない。私の目の前にいるのは確かに神様だが、同時に友人でもある)
…う。……我慢してしまう、かも。
ロキ・バロックヒート 2020年10月11日
もー。わがままだなー。どういうお顔すれば良いの。(わがままなのも可愛い、なんて云ったら堂々巡りな気がして、拗ねてみせるフリ)
そうだったね。夕ちゃんも記憶がなかったんだっけ。……じゃあもし記憶が戻って、夕ちゃんのこと忘れてたらどうする?(あり得ないわけではない可能性の話をする。ひとの脳は不思議であやふやだ。特に記憶と呼ばれるものは)
俺様は好きなようにしているし、もうなにかに制限されるつもりもないよ。たださぁ、望まれることをしたいのが神様だから、本気で厭だと云われたらそれ以上はしないの。厭と言われたことをしても詰まんないもの。だから君が甘えさせるなと云うならその通りにするけど――
(温かいうちにバターをパンケーキにのせる。トッピングは小皿にそれぞれ入れられていて、チョコソースにまず手を付ける)
我慢して潰れそうになっているのを、ただ見て居ろっていうわけだ。
佐々・夕辺 2020年10月11日
どんな顔って言われると困るわね……真面目な顔、かしら…(むむむ、と考える)
ええ、戻ってきたけどね。森で暮らしているときは気にならなかったけど、お宿にたどり着いて生活に余裕が出来ると駄目だったわ。私は何か大切なことを忘れているんじゃないかって、怖かった。
…。
……。記憶が戻って、私を忘れても。(寂しげに笑う)あの人の記憶が戻ったのなら、それはきっと良い事だわ。またお友達から始めるだけよ。
神様って複雑なのね。まあでも、人間も同じよ。本気で嫌だって言われたらやらない。其れは社会で生きていく上のマナーだと思うわ。(神様に限った事じゃない、と)
……まあ、そういう話ではないわね。
(気まずそうに視線をパンケーキに下した。バターをナイフで乗せれば、温かみで溶けていく。よい香りがするのに、空気は重い)
…そういう、訳じゃ…ないけど。…ごめんなさい、怒ってる?
ロキ・バロックヒート 2020年10月12日
ええ……じゃあ、笑わない方がいいってこと?お祝いの席なのにー。(すぅ、と笑顔を消してみせる――が、すぐにこにこした。もたない)
森で暮らしてた時はそれどころじゃなかったもんねぇ。……夕ちゃんは記憶を取り戻して良かったと思うから、そのかれも取り戻せたらって思うんだね。
……んーーー……、
(四分の一にしたパンケーキにチョコソースをたっぷりつけて。記憶が戻った時の問いから、終わりの君の問いまでを、チョコソーストッピングを楽しみながらじっと聞いていた。考えていた)
(怒ってないよ。普段なら笑って優しく云ってあげるそれを、言わなかった)
わかんない。甘えられないというのをそうかぁわかったってすぐに受け入れたら、夕ちゃんの望み通りになったのかな。
佐々・夕辺 2020年10月15日
そ、そんな事はないけど。…そ、そうだったわね。お祝いの席だったわね……(叱られているような気がしていた所為ですっかり頭から抜けていた。ばつが悪そうにナイフでバターを滑らせる)
其の日を生きる事で精一杯だったものね。生活に余裕が出来ると、今度は心を満たされたいと思うものなのかしら。――ええ。(頷く)それで忘れられても、私は構わない。って言ったら、きっと彼は怒るんでしょうけどね。だから、秘密よ。(しい、と人差し指を唇の前に)
……。わかんない。
(反芻して、ベリーソースを一息にパンケーキにかけた。甘酸っぱい香りが広がって、美味しそうに見えるのに)
……望み通りにはなるわね。でも、…後悔しないかと言われると、ちょっと反論に困ってしまうわ。まるで貴方を要らないと言ったみたいな気持ちになって、後悔したと思う。…「もう大人なんだから」ってつもりだったんだけど、難しいわね、伝え方って。
ロキ・バロックヒート 2020年10月15日
ごめんってば。(ふんわり笑う。随分“らしくない”ことを言った気がして)
俺様もそうなったら怒っちゃおうかなぁ。なんて。……どっちにしろ、忘却が救いなのか、そうでないかは、記憶を紐解いたときじゃないとわかんないね。
(今度はキャラメルソースに手を付ける。香ばしい匂いが混ざる。コーヒーフロートのアイスも気紛れにスプーンで掬ったりして、どこまでもマイペースだ)
……その“大人”ってのもよくわかんないんだよね、じつは。等しく皆可愛い子だからさぁ。夕ちゃんを“子ども”扱いしてたつもりはないし、俺様が一度離れた後からは、べったりってわけでもないでしょう。すでに俺様離れはしてるってー。(ね?とフォークを揺らす)
ロキ・バロックヒート 2020年10月15日
要らないなら要らないで良いんだよ。夕ちゃんがしあわせなら。(あっけらかんと言い放ってから)――そう、それでしあわせかどうかなんだよね。(甘えないから、と手を払われてもいい。頼られなくても良いけれど)
つまるところ、好きにしろって言われたらやっぱり甘やかすし、甘えたくないならその時に受けない、で良いんじゃない?あ、でも甘やかす態度自体が厭だったら……考える…………(すごく考えている)
……ああ、でもそうだね。アレ。齧ってもらうのはどちらにしろやめた方がいいね。(傷ひとつついていない手首を見せながら。“それ”も結局一度だけだけど)
佐々・夕辺 2020年10月16日
いえ、謝るのはこちらの方だわ。…ごめんなさい。傷付けたり、怒らせたりするつもりはなかったの。
(例え相手がそのような感情を覚えていなかったとしても。謝らなければ気が済まなかった)
そうね。私みたいに案外、ぽんと思い出すものかも知れないわ?ぽっかり空いていた穴が埋まって、其れだけの呆気ない取り戻し。
(ソースをナイフでパンケーキに塗る。丁寧に)
……そうね。でも、私は貴方に子ども扱いされていると感じていたの。子どものころから扱いが変わらないから、まあ、当然と言えば当然かしら。
神様(あなた)にとっては、人間(わたしたち)は等しくいとおしい。だからかしらね。……あら、べったりよ?(ほんの少し口角を上げて相手を見た)こうやって、恋人が出来ましたって報告するくらいには。
佐々・夕辺 2020年10月16日
私の幸せは、私の大切な人たちがいる事よ。勿論一番近くにいてほしいのはあの人だけど、ロキだってその中に含まれているんですからね。名前を呼べば振り返ってくれる距離にいてくれなければ嫌なの。…ほら、お兄ちゃん離れできてない。(くすくすと笑う)
……。(肩をすくめ)そうね、好きにしていいわ。私も好きにする。…ロキに助けてほしい時は、助けて、って言うから。
――。あはは!(笑った)ロキがそんなに考えるの、初めて見た! 良いのよ。貴方はそういうものでしょ?甘やかすのが好きな神様。
……ああ、…そうね。
(パンケーキにナイフを入れる。ふかふかの断面は流石といったところか)
其れはやめるべきでしょうね。あの後大丈夫だった? 貧血とか。
ロキ・バロックヒート 2020年10月21日
面白いことを言うね。(どちらもすっぽ抜けた、よくわからなくなったものだけど。それよりも自分にそう言い出すのがちょっと可笑しくて)
少なくとも、記憶がないけどまぁいっか、って感じではないんだ?(そういう者もいるから、ふわふわと聞く)
小さい子も大きな子も変わんないからねぇ。子ども扱いじゃないもの――云わば対等を求められたって、そういう“フリ”するだけになっちゃう。それは厭なんじゃない?
あ、でも結婚は?って聞いたし。夕ちゃんも大人に分類されるんだなとは思ってるよ。結婚は大人がするものでしょう?
べったり?ほんとー?なんかつれなーい。構ってくれなーい。って思ってたんだけどなぁ。(なんてね、と笑った)
ロキ・バロックヒート 2020年10月21日
今度はびっくりするぐらい素直だね。(なんとなく擽ったそうにした)
そんなに笑わなくても良いのにー。俺様だって考える時は考えるもん。どうやったら夕ちゃんに気付かれないで甘やかす方法とかさ。
……うん。まぁ、ほら。柱は一本でしか立ってなきゃいけないなんてことないし。適当に寄りかかれる先があっても良いんじゃないかな。
(続く話には残念だなぁ、とは言いながらキャラメルソースたっぷりのパンケーキを頬張る。んぐんぐ)
ん、らいひょううはお。(大丈夫だよ。ごくん)見ての通り元通りでしょ。
(苺かベリーソースも頼むんだったかなと思った。瑞々しい色合いは、あの痕と幸いをよく思い出せたかもしれない。あれがもう味わえないなんて。ああ、残念)
佐々・夕辺 2020年10月22日
面白い? そうかしら。(そう呟く彼は怒っても呆れてもいなくて、寧ろ面白げに見えた。この神様は、時々不思議な顔をする)
いえ、彼は割と「まぁいっか」って感じよ。私が嫌なの。…私が、寂しいって勝手に思ってるだけ。私みたいに大事なことを忘れていたら、…悲しいでしょう。(眉を下げ、お冷を一口)
……合点がいったわ。子ども扱いというより、貴方にとって「人間はそういうもの」なのね? …ああ、いえ、嫌味とかではないの。何ていうのかしら、…慈しむもの、愛でるもの、そういうものなのかなって。そうね、フリをされるのは嫌だわ。(怒るわよ、と頷いた)
け、! そ、そうだけど……わ、私、まだ20歳だし。結婚はちょっと早いような気もするわ。(適齢期ではあるのだろうが、まだその入り口だ。あたふたとして)
……そう? 私なりに、貴方にべったりだと思っていたけれど。
佐々・夕辺 2020年10月22日
素直に言った方が良い事もあると知りましたからね。たった今ですが。(要らぬ意地は要らぬ諍いを招く。…ことにこの相手とは、そんな事は構えたくなかった)
気付かれないで甘やかすとかそんな器用な事を考えてる暇があったら、何か連絡を取る方法とかそういうのを考えなさいよ……苦労したのよ、グリモアベースに思い至るまで。(溜息)
…そうね。じゃあロキも、寄りかかりたいときがあったら寄りかかって良いのよ。
こら!食べながら喋らないの。お行儀が悪いでしょう。
…うん、まあ、元通りだけど。……。神様って、便利なのか辛いのか判らないわね。
(其れってつまり、どんなに酷い目に遭っても元通りになってしまうって事だ。血肉に似たベリーソースを付けて、パンケーキを一口。どんなに痛い目にあっても、元通りになる。其れって、良い事なのかな)
ロキ・バロックヒート 2020年10月25日
うん。ふふ。そういう風に見えてたのかなぁって。(そうであれば随分と――人間くさかったのだな、と)
そうだねぇ、大事なことなら思い出せれば良いだろうけど……(不思議な共通点がある二人だなぁ、なんて思い至ったあと)そういえばどんな風に惹かれたの?馴れ初めは?ねぇねぇ。
そうだね。ひとには厳しく冷たくする気もないし、可愛いから。オトナ扱い?のフリしてバレたらすごい怒られそー。夕ちゃんって鈍いのに変なとこ勘が良いもんね。
えー、そう?前はもうちょい小さい子が結婚してたけどな。(前は、がどれぐらいかは覚えてないが)
もっとべったりしてくれてもいいんだよー?
ロキ・バロックヒート 2020年10月25日
意地張る夕ちゃんも可愛いよ。って言ったら素直になれそう?(意地っ張りなのは知ってるから、冗談交じり)
連絡を取る方法?(きょとんとしている)むしろよくグリモアベースに居るかもって思い付いたよね。暇になったら面白いお話はないかなって見に行ってるけどさ、最近。
夕ちゃんは頼って欲しい方かぁ。(わかったともそうするとも言わないけど。返されたことにも可笑しそうに笑って)
はぁーい。ふふ。(いつものように怒られて嬉しそうにする。それから、妙に浮かぬ顔で食べる君の口元が、あかいいろに濡れるさまを見ながら)
――おいしい?(うっそりと笑って聞くのだ)
ロキ・バロックヒート 2020年10月25日
(けれど、悪巫山戯はそこまで。君がなにか答える前に、黒糖ソースとキャラメルソースとチョコソースを、えーい、とひとつのパンケーキにかけてみる)
佐々・夕辺 2020年10月27日
…そういう風に、見えてたわね。まあ、短い付き合いじゃありませんから。ロキらしくないときは判るわよ。(パンケーキを切ることに集中する。本当は、自信はない。ことこの神様は掴みどころがないから、本当は「ロキらしさ」なんて知らないのだ)
そうね……って、な、なれそめ? えと、その、彼がお客だったのよ。私が働いているお宿のお客。其れで、お話をして……(窓に視線を向けた。外は晴れ渡っている。あの日はそう、しとしと静かに降る雨模様だった)…怒ったのよ。私が。
勘が良いというより、貴方の「フリ」が判りやすいのよ。
――そうね。(パンケーキを口に入れ、しばし沈黙)…世界にもよるんじゃないかしら。サムライエンパイアでは、まだ若年での婚姻もありうるでしょう。ただ私はいろんな世界に触れたから、まだ早いと思うだけだわ。
……。(照れたように視線を左右させ)、…あまりべったりすると、あの人が妬くから。(ぽつり)
佐々・夕辺 2020年10月27日
どうかしらね。寧ろもっと意固地になってしまうかもしれないわ。貴方はなんでも可愛いっていうんだもの。意地になっても、素直になっても。(ぱくり、もぐもぐ。パンケーキを食す)
ええ、連絡を取る方法。貴方はいつも、私が考えに耽ったら来てくれていたけど……こうやってこちらから誘いをかけようとしたら、手段がないんだもの。…グリモアベースならどんな猟兵でも集まると思ったの。当たりで良かったわ。
――ずっと貴方に頼ってきたわ。だから、少しくらい頼られたいの。判りなさいよね。……?
(まとわりつくような声音の問いに、不思議そうに顔を上げ……一気にソースをかけた相手に目を丸くした)
わあ! そんなに一気にかけて大丈夫なの……?
ロキ・バロックヒート 2020年10月30日
えー、ほんと?今は“らしい”の?(内心を知ってか知らずか、それはそれは楽しそうに聞いてみる。自分らしさなんて本当は誰にもわからないだろうけど、きっと彼女は今真面目に考えて居るのだろう、ぐらいはわかるから)
馴れ初めって大事じゃん。ふぅん……怒ったって、お客さんに?(自分以外に怒ったところはあんまり見たことない。知らないだけだろうけど。眼を瞬かせた。それで?と相槌、促す先)
そりゃそうだよ、わかるようにしてるから。(悪びれずに云う)ま、付き合い始めだったらまぁ早いと思うよね、 え?(間の抜けたこえで聞き返した。でも、聞こえてはいたからすぐに笑い出し)ああ、そりゃ駄目だね。ふふ。かーわいい。
ロキ・バロックヒート 2020年10月30日
だって可愛いんだもん。可愛いものが居たら夕ちゃんだって素直に可愛い~って言うでしょ?(ね?と同意を求めて)
んーー……そっかぁ……(連絡を取る方法を己に求められるとは思わなかった。そういうやりとりが気軽にできるようになった所為なのか。時代は変わるものだと思う)考えておくよ。
俺様は夕ちゃんに遊んでもらえたらそれで良いんだけどなぁ。あと頼ってると思うよ。戦いの時とかほら。(結構人任せな覚えがあったんだけど。おかしいな、もっと夕ちゃん任せにしようかな、等と口にして)
(べったりと三種のソース塗れになったパンケーキをひと切れ)ふくざつにすごくあまい。(微妙な感想)
佐々・夕辺 2020年11月1日
…そうね。今は“らしい”かしら。可愛い~ってからかってるいつものロキだわ。(自信なさげに言ったって、からかわれるだけだ。虚勢を張って少し笑い、パンケーキを切る。バニラアイスを一欠け切って、上に乗せ、ベリーソースをかけた)
…う。…うん。お客様に。簡単に死ぬなんて、食べられたいなんて言っちゃ駄目って。…そうして、約束したの。生きて生きて生き切って、其れでも生きられなかったら――私が食べてあげるからって。其れから少しずつお話するようになって、お出掛けとかして、…そうしたら、……好きになっていたわ。(パンケーキを含む。ジワリと冷たくて甘くて、そうして酸っぱい。うん、よい。)
……。性悪。(判るようにしている相手にジト目)ま、まあ、そうね。まだ一年も経っていないんだもの。…あ! あー! 笑った! 笑わないでよ!
佐々・夕辺 2020年11月1日
素直に可愛いと……?(想像してみる。例えば小さくてまんまるなふわふわが目の前にあったとして)……言わないかも。(プライドが邪魔をしそう)
…そこまで考えるなら、別に良いのよ? グリモアベースに行けば会えることは判りましたし。(思ったより真剣に考える相手に、こちらの態度がグラつく。そんなに難しいのだろうか。例えば、彼が靴を履くくらい?)
…私もよ。貴方と楽しく遊びたいわ。――あー…あー。そうね。貴方、戦うような事ほとんどしないわよね。…これ以上私任せにしないでくれる!? たまには戦ってよね!?
…。そりゃあ、三種類全部かけたらそうでしょう。其の三種類はきっと、色んな組み合わせを楽しむためのものだと思うのだけど。(黒糖にキャラメルにチョコ。考えただけで甘い。)
ロキ・バロックヒート 2020年11月7日
そうでしょ~?ふふふ。(虚勢も知りつつ、正解、とでも言いたげに笑って。甘い甘いパンケーキを切り分ける)(彼女にはそう在るべきだと思う。富に敏感で繊細なこの子には)
……ふぅん。(聞けば聞くほど、瞬いた)すっごい夕ちゃんが怒りそうなこと言ってる。怒ったのも納得だね。……でもそれさ、傍から聞いてたらプロポーズみたいなんだけど。(含んだ辺りでするっと言い出す)
本当の性悪は口にも出さないと思うよぉ。ふふ。(にこにこしている)えー、可愛いじゃない。からかってあげたくなるけど我慢してあげるよ。夕ちゃんがちょー怒りそうだから。
ロキ・バロックヒート 2020年11月7日
ええ~言わないの?まぁ、心の中で思うのも言うのも変わんないよ。可愛いものは可愛いでしょ?(ね?と首を傾げて)
だって、夕ちゃんの願いでしょう?まぁ、難しくはないんだよ。そういうの、持とうと思えば持てるの。持たなかっただけだし。……たぶん、今ならだいじょうぶ。(ぐ、ぱ、手のひらを握って開いて。確かめるよう)
うん。楽しく遊ぼうね。ほらぁ、ちゃんと夕ちゃんにも任せてるじゃない。これからも頼りにしてるよぉ。夕ちゃんの手に余るようだったら頑張るからさ。
うん、めちゃめちゃ甘ーい。けどコーヒー飲んだら(ずずー)……うん、コーヒーも殴り倒すぐらいの甘さだね。(でも食べる。ぱくり。もぐもぐ)
佐々・夕辺 2020年11月9日
(虚勢も計算の内か。なんだか癪で、返事をせず次のパンケーキを口に)ん?(でもそれさ、)――ん゛ッ!? んっぐ、んぐ、んむむむむ、(お冷を求めて手がばたばた。咳き込みそうになる喉をおさえ、目当てのものを手に取ると、ぐいっと一気に水を飲み)げっほ! げほ、ごほ! ぷぷっぷっp、プロポーズ!?!?!?何処が!?!?!?
佐々・夕辺 2020年11月9日
まあ、……心の中では思うかも知れないわ。(可愛いとは。普通の女の子みたいに、きゃ~!なんて言わないとは思うけど。)
…持たなかったのにも、理由があるんでしょう? どういう理由かはしらないけど、…本当に大丈夫?(何かを確かめるような相手の動作に、眉を下げる。無理に持ってほしい訳ではないのだ。あれば便利だというだけで)
ま、まあ、任せられてた……けど!ああいうのは共同作業であってですね!? もう!(パンケーキを切り分けて、溶けたアイスを思い切って上に乗せる。甘い香りがする)コーヒーを殴り倒すってどれだけ甘いのよ…
ロキ・バロックヒート 2020年11月11日
えー。だって、生きて生きて生き切った先。つまり、かれの終わりまで看てあげるんでしょう?中々熱烈だと思うなー。夕ちゃんがそんなに積極的な子だったとは知らなかったや。(詰まらせるさまもにこにこしながら、心底楽しそうに眺めていた)
でしょー。その可愛い子にかけるアプローチとかはそういう扱いになるじゃない。逆にツンケンすることもあるかもしれないけど、俺様はあんまししないし。(だからやっぱり可愛がってしまうのだ、と)
ロキ・バロックヒート 2020年11月11日
理由?うーん。あるにはあったよ。でもなくなったみたいだから、もういいの。だから大丈夫だよ。(なにかの拍子にそれはすとんと抜け落ちたから。なくなったものには最早頓着しない)あれぇ?持ってほしいなら、俺様の気が向いてる内に持てって言った方が良いんじゃない?
夕ちゃんの実力を買ってるんだってー。夕ちゃんつよーい。(くすくす笑う。あむ、もぐもぐ。三つのソースをかけた部分を食べ尽くした)苦味が甘さに勝てなかった感じだよ。それぞれ違う甘さだしね。口の中が甘い。(言いながら抹茶アイスを口直しに)
佐々・夕辺 2020年11月11日
み、見てあげるかは判らないわ!…いえ、この場合「判らなかった」という方が正しいかしら。いつかのいつか、死ぬ間際に私のところへ来てくれればいいと思っていたのよ。…本当よ。ずっと一緒にいてほしいなんて欲張りな事、考えてなかった。(眉を下げ。言葉を飲み込むようにパンケーキを口に)
まあ、ロキがツンケンするところはあんまり想像できないわね……可愛い可愛いって猫かわいがり……してるわね。(確かに、と唇にフォークを当て考える。行儀が悪い)
佐々・夕辺 2020年11月11日
なくなった? …そう。神様ってみんなそういう風に淡白なのかしら?(自らの手から零れ落ちても、ああそうかで終わってしまう。今の彼はそういう風な気がして)…貴方が気まぐれなのは知ってるわ。だからなだめすかして気が向いているうちに持たせても、気が向かなくなったら持たなくなるかもしれないでしょう?
――実力、ねえ。私はただ、精霊の力を借りているだけよ。(バニラアイスとパンケーキを一緒に切り分ける。口に入れる。トロヒヤ。)
よっぽど甘かったのね…良かったわね、付け合わせが抹茶アイスで。
ロキ・バロックヒート 2020年11月14日
えー、そうなの?でも今はずっと一緒に居て、ずっとみていられるね。あ、でもかれが生き切った先はやっぱり食べちゃうの?(それこそこのパンケーキと同じような感覚で聞いた)
ちょっとツンってした感じだと、夕ちゃんもびっくりしてたじゃない。ツンってしたつもりはなかったんだけどさ。あれは厭でしょ?(どうしてあんな突き放すような言葉が出たのかも実はよくわからないのだけど。行儀わるーい、なんてことも言わない)
ロキ・バロックヒート 2020年11月14日
さぁ。他の神は知らなーい。……なにか物を持つのが――持っているものを失くすのが、怖かった、はずなんだけど。(零したのは、ただの気紛れ。口にすることで確かめるような)なんで怖かったのかもわかんなくなったから、どうでも良いかなぁ、って。あぁ、でも、大事に大切にはするよ。ちゃんと。
使役も実力の内じゃない?だからこれからも頼りにしてるよ。(調子の良いことを言って笑う。抹茶アイスはひんやりおいしい)
全部頼まないなら方向性の違うものも混ぜとくべきだね。(うんうん頷く)
佐々・夕辺 2020年11月16日
そ、そうね。願わくば生きてその涯まで見ていたいわ。……ええ。(食べちゃうの、という問いに、迷いなく頷いた)其れが私たちの最初の約束だから。私が彼のお墓になって、どこまでもいつまでも一緒なの。(顔を上げ、笑った。慈愛に満ちた笑みを湛え)
――うん。(耳が寝そべる)びっくりした。ロキが怒る…? ツンってする…? ってあんまりないから。なんだかんだで、私は甘やかされていたのね。今日知ったわ。(耳の先がぴるる、と震える。残り少ないパンケーキを切り分けて)
佐々・夕辺 2020年11月16日
はずなんだけど。(でも今は違うという事だろう。恐らく其の「怖い」を、彼は何処かに落としてきてしまったのだ。かける言葉が見つからなくて、暫し、無言)――うん。大事にしてくれるならそれで良いわ。特にスマホとかそういうのは、個人情報の塊ですから。(だから自分は、其の悲しい事実にそっとヴェールをかける。何事もなかったように)
…むー。頼りにしてるって言って、また任せきりにするつもりでしょ。(じとー、と相手を見る)
…。次のパンケーキの教訓が出来たわね?(其れは約束より儚いものだけれど。薄く笑って)
ロキ・バロックヒート 2020年11月18日
そっかぁ。……夕ちゃんはやっぱり、強い子だね。それとも欲張りかな。かれごと先をゆくつもりなんて。(夢見るような言葉を聞いて、独り言ちるように云う)君もその子も、長生きすると良いなぁ。(祈りはふわふわとしている。それもパンケーキみたいに)
あ、かわいー。撫でちゃ駄目?(ぺたっとして震えてるのにすかさず)ごめんってば。もう言わないよ。(たぶんあれは、拗ねていたのだ。まさに年甲斐もなく)お詫びに甘やかしてあげようか?
ロキ・バロックヒート 2020年11月18日
(彼女から、じわりと滲むような感情が少し。微かすぎて、哀しみなのかなんなのか、わからなかった。首を傾げる)こじんじょーほう。落としたら夕ちゃんとなに話したーとかが見られちゃうわけだね。(わざわざ例に出して、笑って――前は失くす想像をするだけでひどく怖ろしかったのに。やっぱりどこかにいってしまったんだと思う)
あれぇ、任せっきりにするの駄目?しょうがないなー、今度遊ぶ時は頑張るよ。たぶん。
ふふ、そうだね。うん、また来ようよ。今度は俺様が奢ってあげる。(トッピングあと半分頼んでないし。なんて。抹茶アイスを残りのパンケーキを、口いっぱいに頬張った)
佐々・夕辺 2020年11月20日
彼が私を強くしてくれたのよ。彼との約束がなかったら、……そうね。きっとあの人を食べた後に、私も後を追っているわ。私は強いんじゃなくて、強くして貰っているのよ。(パンケーキも残り一欠け。ぱくり、と食べてしまって、フォークとナイフを片側に寄せて置く)ありがとう。そうね、長生きしたいわ。お腹の中にいるといっても、……手を繋いだり出来ないのは、寂しいから。
――むむ。だめ。(両耳を手で押さえ)…でも、我慢はしないでね?(確認するように言う。感情を我慢するなんて、きっと彼らしくないし。)甘!? い、いいわよ!いま十分甘やかされてますから!
佐々・夕辺 2020年11月20日
そうよ。誰と電話したーとか、これから何するのかーとか、そういうのが筒抜けになってしまうのよ。だから落としたりなくしたりしては駄目。良いわね。(親のように言い聞かせる。ちょっとだけ、優越感。普段は言い聞かされる側だから)
任せっきりは駄目! もう…判ってるの? 判ってないわね? 貴方の多分ほど信用できないものはないわ。(はあ、と大きくため息を吐いて)
…。
……そうね。次は私、チョコソースを頼んでみたい。
(どれだけ甘いのだろう。そう考えるとなんだかおかしくて、ほんのりと笑みを浮かべた。他愛のない話は続く。)
(雪解けが訪れた。梅は綻んで、咲いた。)