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TRPG第3回『血塗られた館にて』ソロ版

ジャム・ジアム 2020年5月26日

第3回ソロプレイよ。
「ダークセイヴァー」TRPG 書籍版

一章:ボス戦: 血に濡れた伯爵夫人(難易度レベル合計×2)
二章:変則回: 展開により、冒険or集団戦になります
三章:ボス戦: 朱殷の魔術師(難易度レベル合計×2)

フレーム選択スレ:
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=41225


●簡易OP:

赤い月の下、今夜も悲劇は収まらない。
暗い洋館の一室で、蛇のような鱗がぬらりと光る。
彼らが体をくねらせて、必死に奪い合うのは、
おそらく元は、人であったもの。

もうその正体を知る者は、この世界にいないだろう。
また人知れずひとつの村が、消えた。

その光景を見て微笑むのは、黒衣を纏ったひとりの美しい貴婦人。
血の色をしたその瞳を、横たわった三日月のように歪ませて、満足げにこう言った。
「ねえ、愛しい貴方たち。次は、何が食べたい?」

応えるように『蛇』の一体が、
血だまりに浮かぶ、小さな懐中時計を咥える。貴婦人は幸せそうに体を震わせ、窓からそっと、遠い灯りに手を伸ばした。
それは、時計台のある、教会の灯火。
「素晴らしいわ。ええ、あの街にいたしましょう?」



「……この貴婦人の居場所は、分かっているの。」

ダークセイヴァーにおいて
たいていのヴァンパイアに言えることだが、
殺戮が好きな、悪趣味極まりないヴァンパイアである。
広い洋館に大量に人間を招いては、
配下にそれを襲わせるという。死ぬ晩に、見たこともないご馳走を食べさせてくれるそうだが、そこに交渉や生き残りの術はなく、ただ、自分が啜る美味しい血と、配下に食わせる餌としてしか人間を見ていない。

一刻も早く退治することが、人命をひとつでも多く救うことに繋がるはずだ。
近く狙われるのは、
彼女の館からほど近い、聖者の街。
付近の孤児を育てたり、傷ついた人々の癒しを担っている。そのためか技術者も多く、活気のある街だ。

今までは慎重に、ごく小さな村から、丸ごと『招待』することで、騒ぎを抑えていたようだが、力を蓄え、欲がまさった。『招待』はきっと明日にでも行われてしまう。
幸い、今、彼女の屋敷に、人間はまだいない。


「敵の本拠地だけど、郊外の大きな洋館に、
 居るのはオブリビオンだけ。殴りがいがあると思わない?」

「これ以上犠牲を出さないために、あいつらをやっつけて!」



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◆キャラクター情報:
長生・四葉(ちょうせい・よつば)
人狼の人形遣い×サイキッカー
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=41222




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ジャム・ジアム 2020年5月26日
◼️開始時のキャラクター情報:


長生・四葉(ちょうせい・よつば)
人狼の人形遣い×サイキッカー
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=41222
Lv.11(EXP:120)
UC:『ねじれたヒモ』『導きの糸』『手繰り火』

◼️アイテム:
「聖痕(スティグマ)Lv.1」「義手Lv.2」「サイコキャノンLv.1」「鉄塊剣Lv.1」
「仮面Lv.1」
◼️技能:
「フェイント」「武器改造」「傷口をえぐる」「呪詛」「暗殺」「生命力吸収」

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ジャム・ジアム 2020年5月26日
●《一章》『血に濡れた伯爵夫人』(難易度:22)

配下を打ち払いながら
黒衣の貴婦人を追いつめた猟兵のあなた。
そこは、人間たちの血で染まった白亜のホールだった。
床や壁は、打てばもろく、簡単に穴があく。
ろうそくの炎も多く、
白い天窓から月の光が反射して、視界は明るく隠れる空間もほとんど無い。

敵は今まだ1人、真っ向から戦えるはずよ。
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ジャム・ジアム 2020年5月26日
敵のユーベルコード:


●『血霧と踊りて』……( 物理無効化&負傷に応じて超強化 )
全身を【物理攻撃を無効化する真紅の霧】で覆い、自身が受けた【負傷】に比例した戦闘力増強と、生命吸収能力を得る。

●『鮮血の薔薇』……( 難易度m内の無敵範囲攻撃 )
自身の装備武器を無敵の【血の滴る薔薇】の花びらに変え、自身の難易度m半径内の指定した全ての対象を攻撃する。

●『愛しい子たち』……( ★一定条件で逃走用に、配下を召喚 )
自身が戦闘で瀕死になると【逃走時間を稼ぐために人肉を好む大量の騎竜】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。



「厄介なユーベルコードを持っていると思うわ。
 でもこれなら、ダメージを見ながら使い分けてくるはず。」
「敵を分析しながら、とどめを刺して!」
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ジャム・ジアム 2020年5月26日
⚫️ ※ 特殊変則ルール ※
「合計ダメージ」で展開が変わります。


・猟兵の合計ダメージが「人数×1」以上か
・残り難易度が「猟兵レベル×1」以下
になると、貴婦人はすぐ配下を呼んで逃げようと試みます。
「逃がさない内容を含むプレイング&ダイスロール」が
その後、ひとつでも成功すれば、
貴婦人はずっと逃げられず、配下と共に倒されます。


しかし、
・逃がさないプレイングをせず、ただ戦い続ける。
・逃がさないプレイングのダイスロールに「失敗・ファンブルだけ」する
いずれかを満たして、この章をクリアした場合は
貴婦人は屋敷の中に逃げ込み、
それを捜索する《二章》(冒険:難易度レベル合計×1)に続きます。

貴婦人が倒れた場合、《二章》は
別のオブリビオンとの集団戦(難易度レベル合計×1.5)になります。
状況に応じ、お好みで!
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
●息荒く、逃げ込む貴婦人。
彼女の姿はどこからみても、ただのか弱い一人の女性。
華奢な体を引きずるように白く輝く建物へと、必死に運ぶ。
この場に何者かがいたならば、
賊に襲われようとする悲劇の人、そう見えただろう。
しかし、その口元から、笑みは消えない。

猟兵?自分を殺そうとする敵?
そんなもの、力を蓄えた己にとっては、脅威でも何でもないはず。
愛しい私の僕を傷つけた、あの男。どう、痛めつけてくれようか。
その憎しみが、彼女の足をここに運ばせた。

ここには、私の贄たちがたっぷりと溜め込んだ、血が、溢れている。
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
◆長生・四葉:プレイング

厄介な相手だ。
いくら追っても、あのヘビが襲ってくる。
今度はこの広い空間へ、どこまでも逃げ果せる気か。
まだ手に入れたばかりの力だが、あれを試してみるか……

利き手で鉄塊剣を大きく振るい、敵を動かす。フェイントだ。
片手を影に隠し、
サイコキャノンで増幅した『手繰り火』を展開しよう。
敵の視界を奪い、そのまま前進、追撃をかける。

あれだけ己の身を守ろうとする敵だ、
必ず反撃してくるだろう。
物理的に対抗できる場合には、鉄塊剣と義手で暗殺を
範囲攻撃や術に対しては、
この念の炎で敵の攻撃手段ごと燃やし尽くす
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
●成功率の決定
「【チャレンジ+20、キャラクター+20、ユーベルコード+20、アイテム技能+10】で成功率は70よ。長生さん、ダイスロールをお願い。」
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
◆長生・四葉:ダイスロール
(あの余裕、隠し球にも注意して、全力を)
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
●判定:ファンブル!!
「ダメージ2よ。長生さん、真の姿も使えるから、慎重にね?」
(リプレイかくので、ちょっと待ってて)
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
黒衣の婦人に対するは、同じく「黒」の鎧に纏った人狼。
貴婦人の数多なる『僕』を切り裂き、ここまで恐るべきヴァンパイアを追い詰めた。しかし、敵の笑みは消えない。

どこか予感はしていた、あの余裕。
追い詰めているはずなのに、全く消えない、あの笑み。
そこに人狼、長生の焦りがあった。一刻も早く、決着をつけねばいけないと。
振られた剣と共に、まっすぐに向かう大きな体。
もうヴァンパイアの周りに、『僕』たちはいない。
隠した手に込めた「黒の炎」が迸る。刹那、血色の霧と化す婦人——それは予測している。逃すものかと炎が、哮り、真紅の霧を飲み込んでゆく。

焼かれる血霧。黒い煙が舞う。
——だが、その中で、また婦人は嗤う。
高い、高い笑い声が響き渡る。
「バカな狼、私がそんな炎で消えるとでも?」
焼けただれた血のむせ返る匂い、確かに炎は血を焼いた。しかし——
「ヴァンパイアが不死と呼ばれる所以、見せてやろう。」
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ジャム・ジアム 2020年12月7日
黒く爛れた、血霧の渦が、炎を巻き込み、
どす黒い空間へと引き込んでいく。すべてを飲み込む。
爛れた、茶けた血の色が、みるみるに紅く、赤く、染まっていく。
月の光に輝くそれは、まるで宝石のように。——それは鋭くきらめくと、
人狼の懐に、深く突き刺さっていた。

「喜ぶがいい、私の糧となれることを。」
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ジャム・ジアム 2020年12月8日
●第2ターン
血の霧が槍と化して、人狼を襲った。
貫く衝撃。痛みを覚悟したが、それよりも、強い吐き気が意識を貫き、駆け巡る。冷たい、ただ力が抜けていく……血が、奪われているのだ。

即座に振り払い、距離を保とうとするが
足元は湖面のように頼りなく、世界が揺れる。
そのすぐ前方であった。
貴婦人はより艶やかに透き通った肌を晒して、にこやかに肉体を形作り始める。
「猟兵の血は、どれほどかと思ったけれど――所詮、ただの人狼。これなら……怯える人間の娘たちのほうがよほど甘美。」

弱った人狼を前に、
悪意に浸した口は軽くなる。
いつでも殺す事ができる。たっぷりと時間をかけて。
自信と加虐の喜びに満ちたその顔は、きっと今まで多くの人々が見たもの。
無辜の客人たちが、この歪んだ悪に食い尽くされた。
得た力に応えるように、足元に広がる大きな血の染みからは、あの「牙を持つ恐ろしい僕たち」が、次々に湧き出していた。

——貴方はどうするの?
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
◆長生・四葉:プレイング

危機の備え、即座に真の姿を解放。
ヘビ共を相手にして、慢心していた……情けない。
しかし先程まで消えていた僕どもが
ヤツが「血を吸収した途端に」湧き出した。
僕どもも、ヤツの一部に違いないという事か?
血の染みも多い。
人を襲い続ける手口、血がすべての源かもしれない。

ならば。
真の姿の解放と同時に鉄塊剣で床を叩き割る。
この姿、この作りならやれるはずだ。
血が足りぬならば敵のヘビでも喰らってやろう。(生命力吸収)
あのヘビ共も油断ならない、血霧の技は僕にも見られた。
クヴェタごと『ねじれたヒモ』に変化させ、ヤツも僕も向かい撃つ。
ヤツが血を力とするなら、源と僕ごと破壊する。
根源を突き止め、忌まわしき招待を防ぐ糸口を!
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●成功率の決定
「【チャレンジ+20、キャラクター+20、ユーベルコード+20、結果の利用+10、アイテム技能+10】で成功率は80よ。真の姿ルールが適用されるわ。長生さん、ダイスロールをお願い。」
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
◆長生・四葉:ダイスロール
(刃とクヴェタの力、すべてをのせて)
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●判定:大成功!!
「威力はレベル×2=22よ。難易度22から引いて、一章クリア!」
(リプレイかくわ、すこし待っててね)
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
またも油断から。人狼は悔いていた。
嘲笑う貴婦人に何も返すことが出来ない。敵は己の血を吸い、更に力を増す。床から次々と涌き出る蛇たちのうねりが、人形クヴェタと男の足に迫りつつあった。

そう、床から——
それは追い詰められたことで舞い降りた閃きであった。
蛇たちは、すべて血の染みから湧き出ている。
命を貪る貴婦人。彼女は吸血鬼である。それはごく自然なこと。
当たり前の道理だった。
血は彼らの源。

意を決した人狼は、蠢く蛇を打ち払うと
朱色の己を解き放ち、
喉笛を狙う獣のように、大きな鉄の塊を地面に叩きつけた。
紅に染まった白亜の床は、脆く砕け、宙に散る。
舞う欠片の先に見えたのは、大きな暗闇と、月の光を返す波の輝き。
——黒く深いその闇は、目を凝らせば、わずかに、赤い。
どす黒い、血の海だ。
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
深さはわからない。
だがそこから昇り立つ煙のように蛇は湧いていた。
貴婦人が己の恥部を見られたかのように、唸り声と共に襲いくる。
クヴェタ、人狼の賴き救世主。
彼女はその身を猛き花びらに変えると、吹雪のように貴婦人を覆い尽くした。

一瞬動きの止まった貴婦人を、押し潰すように鉄の塊が襲う。
黄金に輝く花びらは、血を乾かして。貴婦人は輝く粉となって、空に消えた。

上がる息を整え、血の海に視線を落とすと、
そこには、ただ、黒く床が広がっている。あれだけの血が——今の一撃で消えるものだろうか。
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●第一章、クリア!第二章へ。
●ダメージ回復と「アイテムと技能の獲得」

「おめでとう!二章は後日。考えておくわ。
 それまでに、獲得のダイスロールをお願いね。」
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
◆長生・四葉:技能&アイテム獲得
《第一章》分(10の位&1の位、好きな組み合わせでROC)
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●「アイテムと技能の獲得」の結果

「長生さん、
《第一章》分:「マスケット銃」と技能「戦闘知識」
を獲得!今までと合わせると、

所持UC:『ねじれたヒモ』『導きの糸』『手繰り火』
アイテム:「聖痕(スティグマ)Lv.1」「義手Lv.2」「サイコキャノンLv.1」
     「マスケット銃Lv.1」
技能:「フェイント」「武器改造」「傷口をえぐる」「呪詛」「戦闘知識」

になったわ。二章へいきましょ。」
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●二章:麗しき彼の方の為(難易度16)


さあ。あの方が私たちを呼ぶ時刻。
上着を持って、今宵はどのようなお召し物がよろしいかしら。
あの方は美しく、とても強い。
あの方は聡明で、私たちを愛してくださる。
——とても、とても美味しい、滴る血肉を、与えてくださる。

招待の準備は整えた。
きっと村の者たちは、またあれらの料理を幸せそうに食べるでしょう。
ええ、なんて優しいあの方。
あのような ものたちにも、喜びを与えてくださるのだから。

さあ、早く呼んで。麗しき我らの君。


鈴が、もう鳴るはずなのに。月が赤く輝くばかり。
おかしいわ。どうして呼んでくださらないの。
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ジャム・ジアム 2021年5月9日
●敵の情報・ユーベルコード


「異変に気付いた貴婦人の僕がやってくるわ。
 先ほどの蛇と違って、力の差はあれど彼女たちもヴァンパイアよ。
 油断しないで。」


●『ジャックの傲り』
戦闘中に食べた【血と肉】の量に応じて【吸血鬼の闇の力が暴走し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

●『クイーンの嘆き』
自身に【死者の怨念】をまとい、高速移動と【呪いで錬成した黒い槍】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。

●『キングの裁き』
対象のユーベルコードを防御すると、それを【書物に記録し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
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