【忘却者・弐】
アルトリウス・セレスタイト 2020年5月25日
扱うユーベルコードは全て何らかの原理、或いはそれに基づく権能を行使するものとなる
以下は情報更新時点でのもの。増減や変化する可能性がある
・破界
形態:蒼く輝く魔弾
機能:創世の原理に基づく事象消滅の権能の行使
定めた対象のみを選別的に消滅させる蒼光の魔弾を放つ
魔弾は権能を行使するための条件付けのようなものであり、それ自体は無害
術者が選択した対象に魔弾が重なると対象のみが不気味なほど綺麗に消失する
世界を初期化し全なる空虚へ還元する為の権能によるもので、文字通り絶無へと消え失せ痕跡すら残らない
・空理
形態:術者のみが認識可能な世界の亀裂からの世界外干渉
機能:条件を満たす対象へ万物消失の権能の投射
感情を辿り対象を捉え、世界の“外”に侵食させ消去する
生物や知性体が抱く全ての感情が条件を満たすため、精神性を持つものに逃れる術はまずない
・界離
形態:淡青色の光で構成される針金状の細工物
機能:任意の原理を望む規模で行使する端末
術者の持つ特定の機能を強化・拡張する補助端末を召喚する
何らかの針金細工の形状を取るが形状自体に意味はない
接続することで元から原理の端末である本人の機能を強化し、非常に効率の良い能力行使が可能となる
本来なら個体生物の範囲に収まる改変も、ほぼ無制限の規模で可能となる
本人の能力の限界値の都合上、同時に二つ以上の端末の召喚は不可能なため、何か一つを特化して強化する形になる
・回廊
形態:淡青色に輝く粒子
機能:異空間への収納・既知の任意の場所への転移
自身もしくは任意の対象を異空間へ転移させる
転移先の異空間は術者か対象自身が知る範囲の、望む場へ繋がる出口がある
何もないが生存に適した気候には保たれている
見える光景は人それぞれだが進みたい時に迷うことはない
現時点では世界を超えた転移は単独では不可能。グリモア猟兵が転移のための門を維持している状態なら、その世界間は移動できる
・絢爛
形態:不定
機能:空間内の完全支配及び原理を用いた世界改変
一定距離内の無機物を起点として望む範囲の空間を支配下に置き、自身の端末機能を用いて原理を浸透させ思うままに改変する
支配範囲に相応の、膨大な魔力を要する
必要とあらばその世界における法則を完全に無視することも可能だが、そのためだけに大半の能力を割く必要が出るため、ある程度のルールを追加するに留めることが殆ど
「起点」となった無機物自体は、成立後は空間内から外れても問題ない
・天位
形態:不定
機能:顕理輝光の統合強化、外的干渉の排除、飛行能力の付与
武装するように常時身に纏って定位させている原理を統合し大幅に干渉力を高める
顕理輝光と呼ぶそれは元々、オブリビオンフォーミュラのユーベルコードにも十分な対処となるだけの能力があるもの
それを更に強化し、汎ゆる方面に能力を高め、一個体としての行動の自由度と精度・強度を担保する
攻防速知全てを高めるため単独行動時に向く
・天楼
形態:不可視の迷宮
機能:指定対象のみへの概念付与及び束縛、存在消去
広範囲に渡り対象を選択し、「迷宮に囚われた」概念により閉じ込める論理の牢獄を作り出す
迷宮の「壁」は囚われた対象にとってしか存在せず、迷宮外のものは何ら制限を受けない
囚われた対象は内部に満ちる自壊の原理で速やかに存在を消去され、一時的に耐えて踏破を目指しても絶え間なく存在を削られ続ければ結果は同じである
フォーミュラクラスとなれば出口までの到達もあり得るが、満足な状態を保つことは極めて困難
迷宮の破壊は不可能ではないが、攻撃自体も即座に自壊の原理に晒されるため実現は難しい
対象は生物とは限らず、術式や呪い、被召喚物なども自在に捕らえる
・臘月
形態:術者と同じ外見
機能:自立稼働する術者の分体の作成
術者と同等の機能を備える分体を作成する
保持する技能やユーベルコード、纏う顕理輝光も完全に再現され、それぞれが自立して判断し行動可能
分体が得た記憶や経験は解除時に術者に統合される
・真世
形態:不定
機能:世界からの逸脱と独立、敵性存在の規模に応じた強化、受ける攻撃の吸収
その時点で位置する世界と自身を切り離し、一個の世界として自身を再定義する
世界の理に沿わず原理のみによって自身を運用し、且つ世界に悪影響を及ぼさないために自身を単独で完結させる能力
個体能力が追い付かず未完成。完全であれば無数の世界尽くを喰う規模の災厄にも単独で抗し得る
・真理
形態:不定
機能:個体能力の強化、自身への保護、条件による自動起動
術者の能力を向上させ、同時に無数の「自分という盾」を身に纏い外部からの干渉を遮断
更にゲーム的には処理能力の向上による連続行動が可能となる
実験的に特定条件での自動起動を行うよう調整可能。これは「術者が交戦状態に入ったと認識する」ことが条件
・消失
形態:不定
機能:受ける攻撃の無効化と存在原理の消去による反撃、条件による自動起動
受ける攻撃を無効化しつつ攻撃者の存在原理を消し去り消去する
実験的に特定条件での自動起動を行うよう調整可能。これは「術者が攻撃を受けること」で、自動反撃で敵対者を排除できる
・界識
形態:不可視の刻印
機能:指定対象の追跡、存在原理からの周辺知覚、術者との感覚共有
原理を通じ周囲を捉える刻印を召喚し指定対象を追跡する
感覚を共有する都合上、攻撃に巻き込まれれば術者が痛い目にあう
・透化
形態:不定
機能:自身の完全隠蔽、任意対象の不可視化
意識まで含め自身を世界から隠蔽し、巻き込む形で任意の対象一体を不可視とする
自身は声や気配、足音も消えるが巻き込んだ対象は見えなくなるだけに留まる
継続使用で疲労が蓄積する
・真影
形態:不定
機能:特定対象の二重身の作成
知覚されること無く接触に成功した対象の二重身を作成する
本人と同じ記憶を持ち、協力的であるため、内部調査などに適する
・焼尽
形態:剣型の青い炎
機能:存在根源の断絶と焼却
青い剣型の炎を形成し自在に操作する
断絶と焼却の二つの原理を宿し、存在根源に直に作用することで斬り裂き、焼き払う
精密攻撃も、魔力を過剰に注ぎ爆発させての無差別攻撃も可能
複数目標への個別攻撃も可能で応用が効く
・虚空
形態:淡青色に輝く魔弾
機能:任意対象への転移攻撃及び消去
無数の小さな光弾を生み出し任意数の対象へ転移攻撃を行う
一つの威力は大きさ相応だが数の暴力で押し潰す
ここまでは素直な攻撃だが、何らかの手段で回避された場合にこそ真の威を発揮する
転移後に目標に接触しなかった場合、即座に周囲の空間へ侵食
周囲は球形に削り取られたようにごっそりと消失する
回避「してしまった」魔弾全ての侵食範囲を脱していれば助かるが、辛うじて回避成功した場合などは間違いなく飲み込まれ消え失せる事となる
・反響
形態:不定
機能:ユーベルコードの回復への転化及び攻撃者の消去
自身に向けられたユーベルコードを回復へと転化し、更に一部を攻撃者の存在原理を消去するものへと変化
自身の魔力を上乗せして確実に攻撃者を消去し、無害化した「残り滓」を排出する
完全な脱力状態になること自体が困難だが効果は間違いない
・預言
形態:不定
機能:原理を辿っての攻撃予知
全知の原理を用いて周囲すべての情報を知覚
自身へ向けられる攻撃全てを回避する
外見上は何をしているようにも見えないため、特殊な条件下では有用となる
・魔眼・統滅
形態:魔眼
機能:対象物の消失
複数の機能を持つ魔眼の能力の一つ。任意の全対象の完全消滅
行使には肉眼心眼問わず「視て」いる必要があるが、顕理輝光を運用することで状況問わず能力行使の条件を満たし得るため汎用性は高い
行使と完全に同時に選択した対象全てが術者の起源たる空虚に飲まれ、何も残さず消え失せる
・魔眼・封絶
形態:魔眼
機能:対象の行動と能力発露の禁止
複数の機能を持つ魔眼の能力の一つ。任意の全対象の行動と能力発露の封印
行使には心眼で「視て」いる必要があるが、顕理輝光を運用することで状況問わず能力行使の条件を満たし得るため汎用性は高い
行使と完全に同時に選択した対象全てが一切の行動を禁じられ、発動中のユーベルコード含む各種能力も殆どは効力を失う
・魔眼・停滞
形態:魔眼
機能:事象の初期化
複数の機能を持つ魔眼の能力の一つ。指定空間内の事象の初期化
行使には肉眼心眼問わず「視て」いる必要があるが、顕理輝光を運用することで状況問わず能力行使の条件を満たし得るため汎用性は高い
行使と完全に同時に指定した空間が「何も起きていない状態」で上書きされ、継続中の現象が全て終了する
この際影響を受けるのはその場で自然に起こりうるものでない、何らかの力で引き起こされた現象のみ
・魔眼・回帰
形態:魔眼
機能:対象の復元
複数の機能を持つ魔眼の能力の一つ。指定対象の復元
行使には肉眼心眼問わず「視て」いる必要があるが、顕理輝光を運用することで状況問わず能力行使の条件を満たし得るため汎用性は高い
行使と完全に同時に選択した対象全てが、術者が想定する常態へ復元される
初見であるなど「常態」を知らない場合、対象自身の想定する常態が適用される
・始源
形態:複数の操作可能な光球
機能:任意数の原理による、望む規模の干渉・世界改変
生成した光球を起点とした周囲への改変
絢爛と似るが規模を絞った特定対象のみへの干渉などに優れる
複数の原理で複雑な改変を行うことも可能で都度改変内容も変えられるが、一度に行使する際の干渉内容は同一
破界を汎用的にしたものとも言える
・永劫
形態:不定
機能:魔力を代償とした、自身の行動の自動成功
魔力を相応量代償とし、あらゆる行動を成功させる
最初から何をどうやっても成功し得ない「不可能な行動」は対象外だが、「不可能としかいえない程度に困難な行動」であれば魔力次第で実現可能
運用上は顕理輝光を用いて魔力を汲み上げるため、事実上どんな困難さでも成功させ得る
・境界
形態:降り注ぐ光の雪
機能:自身の起源の顕現
止めどなく降り注ぐ淡青色の光の雪と共に世界という軛を一時的に排し、己を通じ起源たる"世界の外”を呼び込む
骸の海も、揺蕩う世界たちも、それにも含まれぬ遥か遠い物語も、文字通り全てを内包しそのどれでもない全なる空虚が顕現する
全であるならば個の区別は不要で、即ち絶無と同義でもある
いかなる世界の理も及ばず、「それ自体であるもの」でなくば己を定かとすることすら不能に近く、全能力を傾けて叶うか否かといったところ
対象を選ぶという器用なことは叶わないため、術者は普段どおり行動できても味方を巻き込まない気遣いは必須
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