【1:1RP】月迎えの迷い家
朱酉・逢真 2020年4月27日
月齢上では満月のはずと、月光だのみの山越え途中。
群青の宵は暗いまま、サムライエンパイアの木々を染める。
ため息交じりに野の宿さがせば、開けた視界に古屋敷。
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マヨヒガに隠れた月を探す1:1RP、どなたでも。
基本は置きで、あんまし長くせず(30レス目安)
七日放置で終わったこと扱い。
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朱酉・逢真 2020年4月27日
(小鳥遊になぞらえて星遊(つきなし)か。きれいに隠れたもんである)(どこに、というならここ迷い家に。つまるとこ探してやらねばならず)(種族は神だが《宿》は人を模し。体格優れん未成年となれば、ため息のひとつも出ようもの。ああ誰か人手が捕まらぬものか)
ロキ・バロックヒート 2020年4月29日
(さふりさふりと、山を素足が踏む。月のかくれんぼを見に来たら、ほんとうに空に居なくて面白い。けれど先客がいたようで)好い夜だね、(そうこえを掛けてからなんとなしに気付く。あぁ、あれはひとじゃないな)
朱酉・逢真 2020年4月29日
まったく。これで月が出てりゃなァ。いい酒のあてだっつったら逃げやがった。言葉の綾だっての。(唇歪ませ引きつり笑い)ところで、お前さん。月を手に取ってみたかねェかい?(降ってきそうな星星の下、二点朱色が振り向いた)
ロキ・バロックヒート 2020年4月30日
ふふ、お月さまに逃げられちゃったの。どんだけ怖かったんだろうねぇ。(笑い返すのは陽気な。あかと視線を交わすのは、この宵闇にも目立つ金色だ。ほかは黒く。それから体格的にいうと、君より小柄で細っこい)お月さまを?雅でいいね。(どれぐらいの大きさで、重さかな。うえを見上げても――あぁ今はいないんだった)
朱酉・逢真 2020年4月30日
こぉんなガキ相手にびびるなんてしょんぼりだぜ。(言葉裏腹、気楽に猫背。お月様より月色な、君の目を見返して視線を促す)あの古いお屋敷が見えるかい? あれは「迷い家」っつぅ、ちょいとおかしな物件でねェ。近くに来たやつを迷い込ませやがる。(歩き出す。君も来るだろうか?)
朱酉・逢真 2020年4月30日
それを月が利用したのさ。(くるり回転、後ろ歩き。両手の指で楕円形を作り)こんくらいの《タマゴ》に化けて、どっかしらに隠れてる。お前さんの目ん玉みてぇにきらきらしてっからすぐわかるはずさ。(指さして)その手で掴んじまえば、観念して戻らァよ。(たぶん)
ロキ・バロックヒート 2020年4月30日
むしろフラれちゃったとか。(悪気のない口調の冗談ひとつ)へえぇ、面白いお屋敷だね。あそこに行くの?(興味津々で。軽い足取りで猫背について行く)月のタマゴかぁ。いいね、エッグハントみたい。あはは、似てる?タマゴが見付かんなくても俺様の眼を取っちゃ駄目だよ。(なんて)
朱酉・逢真 2020年4月30日
目が死んでる男はいやヨってか。(ひひと声の芯に稚気をにじませ)イースターかい? そぉいやアレも復活祝いか。どうすっかなァ、見っかンねかったら取っちまうかも。(言葉で戯れつつ玄関をあけて。電気なんて通っちゃいないので)おぉ真っ暗。兄さん、夜目は利くタイプ?
ロキ・バロックヒート 2020年5月1日
ふふ、どーだろ?誘ってるのかもしれないし。(隠れんぼしてるし。鬼さんこちらって。言葉で遊ぶようなまま)あはは、こわーい。――ううん、全然見えないや。でもほら、きらきらしてるんなら、真っ暗な方が見付かるよきっと。(裸足でお邪魔して、足取りそのまま行くも。なにかにぶつかった音。続けて、あいた、と声)
朱酉・逢真 2020年5月1日
おぉ。(ちゃんと靴を脱いだ君に感心の声ひとつ。)確かにそうだが気ィつけな…っつっても、さすがに明かりのひとつもなしは動きづれぇか。(ちょいと待ちなと指を鳴らせば、尋常でない大きさの蛍が二匹。暗闇の薄布を少しだけ消し、畳やいろり端を照らした)(一匹が君のところに行く)
ロキ・バロックヒート 2020年5月1日
(蛍が照らした先。危なっかしくなおも進もうとする姿が――ない。ぺたぺたと床を踏む足音も途絶えた)へぇ、それは君の子? かわいいね。(こえは聞こえる)
朱酉・逢真 2020年5月1日
おゥ、俺の眷属だ。殺してもいいが、病持ちなんで囓らんことをおすすめすンぜ。(闇に声を投げる。心配せず驚かずタンスの裏をのぞく朱の目)光は好かねえかい?
ロキ・バロックヒート 2020年5月1日
つまんなーい。(全然驚かない。拗ねたように云いつつ、ぺたり。足音と共に蛍の織り成す明暗の境から出てくる。しかしすぐに笑って)んーん、ちょっと悪戯しようとしただけだよ。天地がひっくり返っても驚かなさそうだからやーめた。 ふふ、殺すなんて物騒なことしないよぉ。触るのはいいの?(聞きながらつつこうとしている)
朱酉・逢真 2020年5月1日
おォっと、そいつは気が利かンですまねえ。長く生きてっと擦れちまっていけねえやなぁ。(肩をすくめて障子戸を開けば暗闇があふれ出た。こんなに真っ暗なのに、不思議とほこりのひとつも積もっちゃいない)おう、構わんぜ。経皮感染はしねえから。
ロキ・バロックヒート 2020年5月1日
まぁ、そんな気はしたし。驚かれた方が逆に驚いたかもしんない。 ふーん、どんな病をもっているの、この子。(おおきなおおきな蛍をつんつんと。かわいいね、と声をかけて、同伴してもらう)(匂いもしなさそうな屋敷だ。廊下を歩いていけば、ほとんど先が見えない階段を見付ける。上と下とに伸びた)地下も二階もあるみたいだよ、ここ。
朱酉・逢真 2020年5月2日
二人して驚くのは面白ぇな。相打ちかよ。(声をかけながら君の方へ歩き)血吸虫病が近いかね………っと、でけえお屋敷だこと。そうさな、かくれんぼが得意そうな兄さん的にはどっちが有力だ?(火の付いてないキセルで君を指して)
ロキ・バロックヒート 2020年5月3日
ふーん、それってひとだと死ぬやつ?(名前を聞いてピンと来なかったので。ひとの病気なんてごまんとあるから)そうだねぇ、空から逃げたんだから、捻くれてたら二階。素直なら地下かなぁ。 ――吸わないの?(今気付いたとばかり、煙管を見遣った)
朱酉・逢真 2020年5月4日
死ぬやつ。(さらりと答えて)ほォん。月ってなに考えてンだろなぁ……んじゃまず地下行くかね。 ――ん? ああこれ。毒性がやべえんで、“生き物”相手にゃ控えてンだわ。(くるりと指先で巡らせて)兄さんは違うかい?(何かしらの超常だろうなと、感じ取ってはいるけれど。鬼や怪物も死生有命、“生き物”なので、念のため)
ロキ・バロックヒート 2020年5月4日
へー、残念。(首を傾けた)君から逃げたんだし、素直かも。わかんないけど。(とん、とん、埃も舞わない階段を降りて行き)わぁ、毒はやばいね。即死でもなきゃ死にはしないけど、月を探せなくなるかも。 ふふ。生き物に神様も入る?(ふわり振り向いて、世間話みたいに問いを重ねた)それじゃあ月も恐れる君はなぁに。
朱酉・逢真 2020年5月4日
物質の方はなんも考えてねぇだろうが、概念の方はわかんねぇやなぁ。月の神性ボロボロ居るし。(君に続いて下へ。蛍を飛ばして偵察。石と土を固めた壁。しっかり支える柱は丸見え。生活感のある部屋の前には、のれんの代わりに鉄格子)座敷牢じゃねえか。誰もいねえのに意味あンのか?
朱酉・逢真 2020年5月4日
そいつァ困る、しばらく封印だな。(ポイと放れば花びらと消えて)なんだい兄さん、神様かい。実体依存系なら生き物名乗っても許されんじゃねえの。(鉄格子の鍵を覗き込む。開いていた)ただの《日陰》だよ。月蝕も俺の範疇なもんで、呑まれたくねえって逃げたんだろう。
ロキ・バロックヒート 2020年5月4日
月の神、揃って明るいイメージはないけどね。(蛍にもすぐ追い越される歩調)ええー、(消えた煙管にぱちぱちと瞬いた)生き物。生き物かぁ。(笑ってる。鉄格子をキィと開いて中へ。ひともいないのに畳まれた布団をめくっていた)日陰?――ああ!(ぱん、両手を叩く音が響く)なるほどなるほど、月を食む。それでかぁ。
朱酉・逢真 2020年5月5日
根暗が多いよなあ。弩級陰キャの俺が言えるこっちゃねえが。(ひひと笑い、鉄格子の中の君を見ている)“生き物”になんかこだわりがあンのかい? ――あア、そこ。いまどかした枕の裏、なんか膨らんでるぜ。
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
ねぇねぇ、他にはなにが『君』なの?(日陰とは。興味が向いたもののこんな聞き方だ)ううん。生き物っていわれると面白いなっておもっただけ。身体は死んでも死なないからさぁ。(くすくす笑っている)……んー?あ、ほんとだ。お月さまいるかな?(ひょいと布団をめくってみる、)
朱酉・逢真 2020年5月5日
そぉさなァ……日蝕もそうだし…(指折り数えて)《陰》に属するもんはみィんな『そう』さ。この《宿(からだ)》動かしてんのもそのひとつだ。お前さんとおんなじで、身体(これ)が壊れても死なん。生き物を名乗るにゃァ、やっぱ厳しいかね。(喉を引きつらせて笑って)――
朱酉・逢真 2020年5月5日
おぉ。(君がめくった布団から、ころりとタマゴが転がり出た。まろいクリーム色のタマゴ。ひかえめな金色の光は、暖色なのに暖かみはあまりない)
やっぱ兄さんが見つけたか。(近寄りながら)コンコンとすりゃ、割れて中から出てくらぁ。俺じゃあ逃げられっぱなしだったかもしれん。助かったぜ、ありがとよ。
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
へえぇ、いいな。太陽まで食べられるんだ。面白いなぁ。君の身体のその白い皮でも剥いだら真っ暗闇でも出てくるのかな。 ふふ、なぁに。君は生き物を名乗りたいの?(愉しげに、戯れるような)おぉ、出て来たねぇ。ホントにタマゴだ。おいしそう。(云いながら、拾い上げたそれを君の前に出す)食べる?
朱酉・逢真 2020年5月5日
決まった刻以外にはしねえよ。(喉の奥で笑って)剥ぎてぇなら止めねぇがよ。なに、きれいにまとまった肉の裡には、くらァい何かが潜んでるもんさ。誰だってな。(「別に名乗りたかねぇけど」と手をひらひらさせて、そのままタマゴを受け取った)食べねえよぅ。こんなンで、あの女とドンパチすんなァごめんだ。
朱酉・逢真 2020年5月5日
(床に放れば、かしゃりと小さな檻が砕ける音。目もくらむような一瞬の合間に、視界を埋め尽くす《月》が見えただろうか)(――気づけば二人して山の中。古屋敷はどこにも見当たらなくて、ただ空に煌煌とまん丸い月が)
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
尤もらしいこと言ってるー。俺様の容れ物はほぼ人間だからさ、他のがどうなってるか気になるじゃん。(今剥ごうとする気配はないけれど、)そ、君が食べないなら――、あっ。(床に放られた。若干残念そうな声があがる。刹那に光)わぁ、
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
(間の抜けたような声をあげて、何度か瞬いた。月のやわらかな光を浴びて見上げ)あぁ、戻っちゃった。(笑う)
朱酉・逢真 2020年5月5日
神様っぽかろ? なんて。たぶん人間の中身に似てると思うぜ。所所必要ないとこ略されてそうな気もするが。(腸などは間違いなく適当な作りだろうと思っている)
――と。おォ、ちゃァんと戻ってンな。よしよし。(腰に手を当て満月を見上げ。確認できたら振り返り)隠れ鬼はお前さんの勝ちだ。楽しかったかい?
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
ふふ。そーかも。(お道化るように肩を竦めた。中身を聞けば、ふーん、と興味があるんだかないんだか、わからない返しをしてから)ちょっとタマゴ食べてみたかったなぁ。(空からゆるりと視線を向ける)けっこー面白かったよ。 君と遊ぶのもね。(朗らかに笑ったまま)
ロキ・バロックヒート 2020年5月5日
あぁ、このまま散歩するのも悪くないね――(くるりと背を向けて)それじゃあね、《日陰》(――またね、なんて気の利いた言葉は紡いだかどうか。さふさふと裸足が山を歩んで、少し経てば、もういない)
朱酉・逢真 2020年5月5日
(食べたかったと言う君に、ひひと引きつり笑いを返して)ああ、そいつぁ何より。 じゃあなァ、兄さん。(裸足で地を踏む君の背を見送る。見えなくなったら、男もならうだろう)
朱酉・逢真 2020年5月5日
(マヨヒガから何かを持ち帰ると、幸福が訪れるという説がある。一夜限りの思い出話、持ち帰った君に幸あらんことを)