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【🌙】今宵、月下のバルで【秋祭りノベル2024】

和井・時親　10月3日20時

　満月でなくてもいい、下弦上弦関係なし、その満ち欠けすら愛おしいから。
　仰げば、夜空を照らす、唯一の月。

　肴はお気に召すまま。
　酒も貴方の思うまま。
　日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、はたまたカクテル？

　ここは、月見のバル。無節操に気ままに、店主の気まぐれで料理が出てくる。
　月見を堪能できるようテラス席しかない。

　秋刀魚の塩焼き？　あるよ。少し待っていろ――そう言って、出てくるだろう。
　栗ご飯？　今から火を入れるから、待ってろ――そう言って、やっぱり提供されるだろう。
　秋の味覚御膳？　また難しい……待ってろよ――そう言って、店主謹製秋色弁当が出てくるだろう。
　秋っぽいカクテル？　アップル・フィズ…サングリアか？
　なに？　ノンアルだと？　梨ジュースにしておけ。

　広範囲にわたって、客の要望は叶えてくれる店主だが、彼が「できない」といったものは、出てくることはない。そのかわりに今できる最高のもてなしをしてくれることだろう。
　それと、厨房は覗いてはいけないことになっているから、予めご容赦を。

　さて。
　そんなバルで。
　あなたは、今宵、何を呑み、何を食べ、誰と語らい、何と思う――


✄————— ﾌ ｼﾞﾉ ﾖ ﾘ —————✄

　おひとり参加★1.5～（1000字に収められる気がしません…）
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　執筆時間確保のため★を盛って下さる方へ
　調子にのって全額分書きますので、返してほしい★数をお教えください。
　また指定字数では作成が難しいと判断した場合はリクエストをお返ししますのでご容赦ください。




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