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『雀のお宿』について【設定】

笹竹・暁子 2023年4月5日

【本拠地】
日本各地の山奥。特に群馬が有名。
現在は外国でUC製の臨時旅館を開いて活動する遠征組と、国内に残り潜伏し活動する存続組に分かれ、追跡を逃れるため主要拠点が定まっていない。

元々が迷い人の為に運営され、幻の宿として神秘寄りの存在だった事がこれを可能にしているという。

【所属者傾向】
所属職員はスズメを始め小鳥・小動物系獣人など。
旅館の仕事内容から、器用で芸達者な者が多い。
クマの大工など、役割に沿った他種族もおり、極稀に異世界様式の者もいたりする。

また「女将」と呼ばれる経営者がいるが、現在は一部の職員以外で姿を見た者はいない。


【お宿として】
〔活動内容〕
世界各地でUC製の旅館を臨時的に開き、心身を癒す活動をしている。

並行して各地から資材や物資調達を行っている。
この点から商人として見られる事もあるが、実際は割安、どころか利益度外視の取引をすることがある。

これは後述する「組織の目的」が関係しており、裏を勘繰られるよりは、仮にでも商売とする事で信用を得る事を重視している。

女将の商売勘は優れているらしく、僻地の名産品などを宿のお土産として扱っていたりと経営は割と安定している。
(もっとも、最盛期に比べると凋落しており、奉仕価格の頻度も増えたため、収益は若干赤字寄りの様子)

〔経緯〕
「幻朧帝国」が現れるまでは、獣人戦線世界に迷い込んだ異世界人の世話を積極的に引き受け、繁盛していた。
これは「女将」の経験や縁によるもののようで、加えて妖怪など異形の者にも慣れている様子があり、カクリヨファンタズムとの繋がりも見受けられる。

しかし実のところ、この「異邦人を受け入れ、無事に帰す」という方針が|反抗組織《レジスタンス》化した原因のひとつだったりする。


【|反抗奪還組織《レジスタンス》として】
〔活動内容〕
日本、特に群馬の奪還を目的としている。
しかし現在、日本を支配している幻朧帝国は情報が入らないほど強大なため、その時に備えて|物資や人脈・人材《コネクション》を確保できるよう、遠征組が各地に協力を申し出て縁を繋いでいる、というのが現状。

対して国内の存続組は、そんな遠征組や国外での活動情報を、幻朧帝国に渡さないように欺瞞工作を行っているという。
いまだ帝国の情報が外に出てこないのと同様に、外の情報を帝国に入れまいと奮闘している。

なお、こちらにも別の女将がおり、指揮系統は遠征組よりしっかりしているとかなんとか。

〔戦闘職員について〕
基本的にお宿の職員という事は変わらないが、遠征組は前線に赴くことが多いため、各種戦闘・技術訓練を受けている者が相当数いる。

諜報工作員のエージェント。
夜間活動訓練を受けた特殊部隊。
彼らの装備を支える開発整備縫製部隊。
などなど、場合によっては複数の訓練を受けている者も。

彼らは小動物の本能を乗り越え総じて士気が高い。
その反面、ストレスを溜めこみやすいので、猟兵化していない場合は連戦ができる者はさほど多くない。
(例として:暁子のUCで召喚される部隊は、1章ごとに休憩が必要で連続で使えない、という縛りプレイをしています。もちろん、連戦をこなす部隊もいるでしょう)

〔戦う理由〕
臆病と言われることが多い小動物系獣人の彼らだが、積極的に戦場に赴く理由が母国奪還の他にもう一つある。

それは「『幻朧帝国』を招いてしまった原因の一つは自分たちである」と認識している事。
これは特にお宿の上層部や古参の者に顕著な思考で、前述の「困っている人、特に異世界人は積極的に助ける」という基本方針だったことが起因。

異界の相手の事情や警戒を解くために、お互いの世界の情報を交換し合うのは自然だっただろう。
その相手が無垢な人だったとしても、帰還後に超大国と繋がる人物に話してしまう可能性は十分にある。
ましてや諜報員だったなら善意の獣人たちが見抜くのは至難だったに違いない。

助けたこと自体に後悔はないが、それが原因だとしたら、その責任は果たさなければならない。
お宿に所属しながらも各種訓練を受けた職員の半数は、この決意と共に戦場に出る事を志願した者たちである。

なお、これは「雀のお宿」側が一方的に持っている認識であり、幻朧帝国がどうやって、どれほどこの世界を知って侵攻してきたかは不明。


※以上はすべて、非公式な個人設定です。
今後の展開次第で矛盾や変更点が出てくると思います。
これらの設定は、キャラ作成や行動指針、シナリオフックなど、常識的範囲であれば自由に使用・流用していただいて構いません。
・「女将」に関しては謎のNPC扱いをしていただけると助かります。




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