【会議終了後】ネバーランド近海・高速艇内 通信室
ユウ・キリヤマ 2022年7月6日
「そうか」
報告を受け、間に合わなかったか、と内心で呟く。
時間は掛かったものの、役員総出の甲斐もあり外部の戦後処理も一段落。
隈を化粧で隠さねばならん程度には過酷だったが、それはさておき。
「生徒会、了解した。幾つか意見はあるが、その方向で進めて構わん」
幾つかの迷走の跡は見えるが、結論としては妥当であり、挑戦的。
、、 、、
学園と企業とのパワーバランスを崩しかねないその提案の意味。
理解しない者は、委員長の中には居ないだろう。…………多分。
ならば、とデータを秘匿回線越しに送りつける。
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ユウ・キリヤマ 2022年7月6日
ズラリと並んだ、人名と役職。
六ヶ国の政治家、官僚、高級軍人、企業幹部に技術者にと羅列は続いて。
「要望があれば、口利きも可能だと伝えていい」
販路拡大に復興需要、独自技術、実戦データ。
同時に、新たな企業とのコネは、既存のそれへのメッセージともなり、
、、、、、
「上手くやれ。以上だ」