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【覚悟を決めておいでませ】外れてしまった占い

鈴置・たまゆら 2019年1月10日

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「…ふふ、ふふふふ…。
なんや、今日は気分がえぇんよ。
なんでや、思う?
ちいとな、占いの類をしてみたんよ。
そしたらな、今日『獲物』がくるらしいわぁ…」

寂れた神社――その祭壇の中である『モノ』へと向けて語りかける。
『ソレ』は、もしかするといずれ『同胞』になるかもしれない『モノ』――多分『意識』を持ち始めた『モノ』。

けれどその『モノ』の前でも擬態したままで、ほなね…と告げてその部屋を去る。

――罠を張った場所へと上機嫌に向かう。
通常ソレは『一般人の男性』がかかる様に仕掛けられていたの、だが…。




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鈴置・たまゆら 2019年1月10日
…………。(その場所まで来て思わず固まってしまった。だってそこにいたのは…)…あなた、イェーガーなん?なんでここに来はってるん?(そこは神社からは離れた深い森の中。術式で業の深い男性のみを誘導し捉えるはずだった罠にいたのは『獲物』にするには難しそうな相手だった。……もしかして、掛かったものを逃がすために身代わりになったのだろうか?それとも、イェーガーの抵抗力よりもこれに掛かってしまうほど深い業の持ち主なのだろうか?)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月10日
ふむ、ふむ……(無表情に、己を捕らえている何がしかを精査するような視線で見つめていて。声に反応するとふと顔を上げて)……と、失礼しました。あなたが、これの『仕掛け人』でしょうか。呼び鈴が見当たらなかったので、こうすればお会いできると思ったのですが(すっ、と静かに一礼して)リミティア・スカイクラッドと申します。以前、この辺りのことを小耳に挟んで、少し気になっていました。
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鈴置・たまゆら 2019年1月10日
…驚いたわぁ。もしかして自分からわざわざここに来たん?(つまり業も何もあったものではない、寧ろそれを成すという事は正反対な可能性が高いと思いながら)ふぅん……この辺りのこと、ねぇ。何を知ってはるんやろ?うち、ただ単に『狩り』の仕掛けしてただけやけども。(ごめんなぁ、と言いながら彼女を解放する。その言葉は『嘘』ではない)
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鈴置・たまゆら 2019年1月10日
あぁ、ごめんなぁ…。驚いて名乗ってへんかった。うちは、たまゆら…言うんよ。リマティアさん、どこか痛いところとかあらへん?(その術式は相手の自由を奪い生命力を徐々に蝕むものだった。掛かってすぐ来たし彼女はイェーガーだから…きっと大した事はないのだろうが『礼儀』として聞いておく)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月10日
たまゆらさん、ですね。突然の来訪、失礼しました(碧い瞳で相手をじぃと見つめ、綺麗な方、という印象を抱く。容姿に惹かれたというより、特に声と眼が印象的だった)特に踏み込んだ事を知っている訳ではありません。単なる噂や怪談話程度のことです。ただリムは職業柄そうした噂に敏感なので、少し気になりました。
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月10日
(術式から解放されると、体の具合を確かめ)少し痺れますが、特に問題はありません。直ぐに来てくださって助かりました。……ですがこの術式は、単なる獣を狩るための仕掛けではなさそうですね(問い詰めるつもりはなく、明瞭な回答を求めているわけでもなく。静かな眼で相手の反応を見ている)
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鈴置・たまゆら 2019年1月10日
…そう。(何に、でもなく敢えて短く返事を返し作り笑いを浮かべる。きっと相手次第でどうとでも取れる、そんな反応)……うん、よぉ…わかったね。…まぁ、コレにわざわざかかりにくるくらいやし、気付かん方がおかしいか。(怪談話、噂――そうか…ここはもう閉鎖された村ではない。いくら人が寄り付きにくいとは言え、道路ができてしまい、ひらけてしまった場所)…うん、まぁね。『その類用』やと思うてくれたらえぇよ?(『嘘』は言っていない。問題は、その怪談話の主が恐らく自分なのだろうということだ)
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鈴置・たまゆら 2019年1月10日
…やからなぁ、掛け直さなあかんのよ。……もう、引っかかったりせんとってもらえる?うち、『無駄な殺生』は嫌やもん。(だが、相手がどこまで知り気付いていようと、そんな事はどうだっていい。自分は『狩り』をやめるつもりなんてさらさらないのだから)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月10日
リムは魔女ですから、こういったものへの造詣も多少なりとは(相手の笑顔に無表情で応じて)類用、ですか。なるほど。……警戒させてしまっていたら申し訳ないですが、リムはこの場所やあなたに何かしたい訳ではありません。ただ、見ておきたかっただけです。
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月10日
あなたの罠を駄目にしてしまったことは、率直に謝罪します。もし代価を要求されるのでしたら、可能な限り応じましょう(かくり、と首をかしげながら問いかけ)
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鈴置・たまゆら 2019年1月12日
ふぅん、魔女……魔女、ねぇ…。(随分と時代が変わったものだ。――いや、そもそもこの村が普通ではないだけのことか。意識を持ったのが何年前なのかは正確にはわからないが、魔女なんて普通に名乗れる事に少しだけ驚いている。……この身体になってから少しは学んでも、まだまだ知らない事が多すぎる)ふぅん……それは、すごい事なん?それとも、割と魔女って一般的なん?……ごめんなぁ、うち…あんまり世間言うものを知らんみたいでなぁ…。
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鈴置・たまゆら 2019年1月12日
んー、どうしよか…。別に対価なんか求める気なんてあらへんかったんけどな…。(むしろ敵に回したら厄介かもしれない、すぐ帰るように促すつもりだったのだが、なんとなく先程から話す感じだと罪悪感に対して償いをしないと気が済まないタイプに見える)んー……せやなぁ、だったら………嫌やったら断ってもえぇんよ?魔女の血、分けてもらう事とか出来ひんかな?興味もあるし、またこの『結界』を作るんにそれなりに疲れてまうからな…なにか学べるものがあったりもしかしたら疲れを癒す効果を得れるかもしれへん。―――どないやろ?
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月12日
すごくはありませんが、一般的でもありません。少なくともリムの生まれた世界では(あまり、誰かにこうした説明をすることは無かった。なので、自分でもひとつひとつ言葉を選びながら)古くから伝わる生活のための知恵。ヒトならざるものとの接し方。オブリビオン、UDC、災魔など呼び方は様々ですが、総じれば『蘇った過去』と戦う力……そういった知恵や技術を、リムの一族は代々受け継いできました。リムはまだ研鑽中の身ですが(表情は変わらない。が、実はそれなりに緊張している)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月12日
リムの血、ですね。構いませんよ(こくりと頷き、取り出したのは一振りの剣。赤い宝石できた刃を自分の手首に無造作に這わせ、傷口から零れ落ちる赤い雫を、同じく取り出した空の薬瓶に貯めていく。その所作に躊躇は無く)……あ、傷口から直に、のほうが良かったでしょうか。そういった嗜好の方がいるのも知っていますが(リミティアの力の源は、先祖から受け継いだ血に宿る。それを感じられる者向けに例えるなら、無数の人間の生命と魔力と魂を溶かし込んだような……それはリミティアの誇りでもある。でなければ対価足り得ないと判断し)どうぞ、お受け取りください。
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鈴置・たまゆら 2019年1月12日
(その表情筋、大気を通じて伝わる呼吸や鼓動、そして声の響き――全てを見逃すまいと、けれど自然に見るかの如く観察しながら相槌を打った。…なるほど、確かにこの場所とは全然違うものの、自分の身を明かすことにも何らかの制約やデメリットがあるのではないかと見受けられる。そして、流れるような動きで傷つけられた皮膚から溜められた血から感じたのは――なるほどこれは……そう感じながら渡されたものを受け取った)あ、んーん…うちグールドライバーとも違うし『そういう趣味』は特にあらへんから。(どうも、と会釈しながら血の溜まった容器を少し揺らす。――これは、いいものを手に入れた)
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鈴置・たまゆら 2019年1月12日
…うん、こういう代物は初めて手にするけども、どうにか有効活用させてもらうわぁ。この『仕掛け』も強力にできたら心強いしな?(彼女は気付いてはいないのだろう。気付いていたら、『こんな大事なモノ』を自分なんかに渡すはずもないだろうから)…リミティアさん、痛まへん?よかったらこれ使ってぇな。(小道具を入れたカバンから取り出したのは真っ白な包帯――普段は全く違う用途に使うものだが、浄化もしてあるし気づかれることもきっとないだろう)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月12日
でしたら良かったです。それはリムも恥ずかしいので(表情は変わらない、が、本心だった。だいぶ恥ずかしい。感情は隠しているのではなく表現に乏しいだけなので、観察されると意外とわかり易い)お気に召せば幸いです……その血で、あなたもしばらくは『満ち足り』るでしょうか?(あのような罠を用いてまで命を狩るならば、その理由はおよそ尋常のものではないのだろう。まして彼女は『狩り』と言った。それは生活と生存に結びついた表現だ……殺すでも奪うでもなく)痛みには慣れていますが、助かります(受け取った包帯で傷を止血しながら、彼女の目を見る。彼女の目に自分がどんな風に映っているかを、見る)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月12日
たまゆらさんも、片目を隠されていますが、大丈夫ですか? お怪我とは違う理由であればすみませんが(彼女はグールドライバーではないと言ったが。『それ以上』のものであったとしても、驚くには値しないだろうと思う――『結界』と呟いていた、ならここはきっと彼女の領域。現し世の常識や倫理で接するのは『失礼』にあたるだろう……渡した血は招かれざる客として最大限の敬意の証。それでも知らず知らず機嫌を損ねてはいないかと。初対面の相手と接するのは何であれ緊張する)
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鈴置・たまゆら 2019年1月13日
あら、恥ずかしいん?……なんとなぁく、そんな事あらへん。…思うんやけども魔女としてまだ未熟やと思うてはるとか?(渡された血から感じた『アレ』から想像するに相当濃い血族なのだろう。彼女自身の潜在能力は計り知れない――敵回すと面倒だと思う程度には。けれど恥ずかしいと言うことは…まだ制御できていないのか、身内からはまだ認められていないのか…)慣れる、言われてもなぁ…。はいそうですか、言うて見てる訳にもいかんやろ?(…相手が『男』ならきっとここまではしなかった…だろう。けれど、少女が傷を負うのを見るのはあまり好ましい感情を抱けない)(目を、見られた。観られた…。只々、彼女を観る。ガラス玉の様な瞳を『擬態』する。ただ映すだけの其れ)
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鈴置・たまゆら 2019年1月13日
あは…これはなぁ……うちも、失敗したことはあるんよ、『狩り』を。今は気配とか感じんから平気やけど、恐ろしいものやから弱るまでは近づきとうもなくてな?(等と大嘘を宣う。その瞳に宿すは『◾️◾️◾️◾️』…幾ら素質があろうとも、幾ら練度があろうとも…イェーガーでさえ『観られれば』ひとたまりもないだろう其れ)顔の傷跡言うんは図太いうちでも人に見られるんはちぃと嫌やなぁ思うて…心配してくれはってありがとうなぁ?(相手の考えまでは読めない。けれど、その緊張は空気を通して伝わってきた。それを和らげようと口元を緩める)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月13日
リムはまだまだ未熟ですよ。力と技と知識は受け継げても、経験だけは自力で獲得しなければなりませんから。ですのでこうして各地を巡って知見を広げ、誰かとの『縁』を結んでいます(包帯を巻いた傷に手を当てて。これもまた一つの『縁』となるだろう。願わくば良縁であることを望むが、万が一悪縁であっても、大切な成長の糧となる『縁』だ)……たまゆらさんはお優しいのですね。勝手に入ってきて、邪険にあしらわれるのも覚悟していたのですが(見てる訳にもいかない、と言われて。見つめた相手の目からは何の感情も意思も読み取れなかった。それでも――何一つ正負の感情を抱かない相手ではないようだ、と思う)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月13日
……そうでしたか。踏み入ったことを聞いてしまい、申し訳ありません(なんとなく、鵜呑みにすべき話ではないように感じた。この飄々とした彼女が、そこまで何かを恐れる様を想像できなくて――とはいえ、初対面でこれ以上過去に踏み込むのは、それこそ失礼だろう。ヒトに様々な事情がある事は、リミティアも知っている)いえ。心配していただいたのは、こちらこそ、ですから(彼女の表情の変化には、気遣いを感じた。少し緊張がほぐれ、目つきが柔らかくなる)
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鈴置・たまゆら 2019年1月13日
んー、せやねぇ…。経験だけは場数踏んで補うしかない、言うて『聞く』から…。なるほどなぁ、わざわざこんな事しはったんもそういう事だったん…。(彼女ならアレが危ないと分かっていたはずだ。なのに踏み込んだのはそういう事…)あなた、決して自分の力を過信してる訳ではないやろ?あんまり危ない事はせんといてぇな?……うちも…リミティアさんの事知ってしまった以上、なんか有ったら何も思うな…言うほうがおかしいと思わん?
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鈴置・たまゆら 2019年1月13日
…んーん、えぇんよ。確かにこれは気になっても仕方がないもんやし、心配してくれはったんを謝る事なんてないて。(そう、例え本心がどうあろうとも――いや、彼女の場合はどこまで気付いていようとも…と考えた方が正しいか。その在り方はきっと清く正しいのだろうから…)うん、せやったら…お互い様、言うことでな?(彼女の傷口を見る様にしゃがんでいたのを立ち上がり一度大袈裟に空を仰いで辺りを見渡す)……ねぇ、感じる?あんまり此処に長居するんはよぉないよ。(嘘だ、何もない。やろうと思えば瘴気の類を辺りに充満させる事も出来たが、出所を変えてもバレる可能性がない訳ではない。それに……別に彼女に危害等を与えたい訳でもないのだから)…少し、送って行こうか?結構歩いたから疲れたんと違う?(この鬱蒼とした森の中までだとしたら…例え徒歩ではなくても、疲れていない方がおかしいと思う。先程の罠で生命力が多少弱まっているのだし)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月13日
はい。経験を重ねることで初めて、力も技も血肉に変わる……そうリムは教わりました(こくり、頷いて)……ご忠告、感謝します。確かに、ここで遭遇したのがたまゆらさんでなければ危なかったかもしれません。これ以上ご心配とご迷惑をかけないよう、一層の自戒を心がけます(己を過信してはいない、と思う。ただ、心配されることは少なかった。自分が魔女にして猟兵だと知る相手からは、特に。だからだろうか、彼女の言葉は自然と、胸に響いた)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月13日
……はい。気分を害されてなければ、良かった。お互い様、ですね(立ち上がった彼女につられて周囲を見回して)……そうですね。そろそろ、リムはお暇しようと思います(少なくとも今は、危険な兆候は感じない。だがそれは今のところは、ということに過ぎないし、彼女がそう言うのなら忠告には従うべきだろう)良いのですか? 確かに疲れが無いとは言いませんが、ご迷惑では……(少し、ふらついた。移動の疲労、罠による消耗、加えて一瓶分の流血。一つ一つなら……いや、三つでも普段なら誤魔化せただろうに、少し気が緩んでしまった)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
……うん、えぇ子。(この娘はどんな人生を送ってきたのだろう?気丈に振る舞ってはいるけれど、いくらイェーガーとは言え、素養がある家系だとはいえ……基本的な事すら教えられなかったのだろうか?それとも、そこで『脱落』するならそれまでの者だという事なのだろうか?どちらにせよ……『◾️◾️◾️◾️◾️』。……ダメだ、この年頃の少女はどうも苦手だ。どうしても……重ねてしまう。傷ついているのを見ると見過ごせなくなってしまう)……ほんま、気ぃつけてぇよ?うちで良かったら、なんや力になれる事有るかもしれんし…。(なんとなく、この先も放っておけない気がした。忠告はちゃんと聞き入れてくれた。けれど『ヒト』は簡単に変われなんてしない。だから……こんな感情を抱いてしまうのだろう)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
あ、もう……大丈夫?(よろめいた彼女を支えようと動いたのは無意識だった。『ヒト』に触れるのは『◾️◾️◾️◾️』の時くらいなのに…。仮に彼女が自らの助けが必要なく持ち堪えたならホッとするし、そうでなければ複雑な想いを抱いたまま…嫌がられなければ『母親』の様に包み込むだろう)…もう、血でこんな風になるなんて思いもせんかった。……ごめんなぁ?送るんはうちがしたいからする事やから、気にせんの。……少し気分治ったら、行こか。(なるべく歩きやすく、なるべく街へと近い道を頭の中で思い起こす。謂わばこの森も自らの領域に近い場所…鮮明に思い出せ、どこに何があったかを…。その付近の道路に何があるかを『観ろ』。バスはない、タクシーも通らない――けれど確か……家族連れ。其れが一度『彼方』へと行った。あの場所は長居する場所ではない…とするときっと、今日中に『此方』側へと戻ってくるはず。…それを捕まえよう)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
……ありがとうございます。(えぇ子、と言われると少し照れる。年上の女性から褒められた、年相応の少女の反応を見せて)本当に、気をつけます。……そう言っていただけるということは、また、お会いできるでしょうか? ……もしそうなら、それはとても、心強いです(力になれる事有るかもしれんし、と言われて。ここまで忠告された以上、もうここにはなるべく踏み入らないつもりでいた。彼女が連絡手段を持っているかも定かではない以上、もう話せる機会はないかもしれない、と思っていたのだが……)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
あ……すみません(不意に触れられて、目を丸くして。本当なら、持ち堪えられるはずだった。けれど、その反応になんとなく安心するものを感じて。つい、寄りかかってしまう。包まれてしまう)大丈夫です、本当に。ここに来たのも、血を渡したのも、こちらこそ『したいからする事』だったので。これはその、少し気が抜けてしまっただけで(無様なところを見せてしまった。恥ずかしさを隠しながら、すぅ、と息を吸う。自分の体内から失われたものを、周囲の大気から――世界の霊気から取り込み、補う)……もう、大丈夫です。行きましょう(体調を整えて、彼女の顔を見上げ。こうして包まれて傍にいると、実はほとんど変わらない背丈だったことに、ふと気付く)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
……うん、あなたがね、また会いたい…言うて思うてくれるんなら…『お手紙』下さる?うち、未だ文明の機器には不慣れでなぁ…紙媒体の方が落ち着くん。不思議なことにな、投函したら割とすぐに届くみたいやから、時間のロスに関してはあんまり気にせんでえぇみたいよ?(実は街には家という拠点を構えていた。その住所が書かれた『モノ』は『持ち主が届けたと思った時点でそこに届く』。そこに届くと『パス』を通してある為『モノのみ』自分の本来の拠点に自由に移動させられる)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
…謝らんでえぇの。……あなた、こんな風に『ヒト』と触れ合ったりした事は?(自分でさえ初めての経験を人に問うとはなんと滑稽か。けれど、『知識』だけは長年積み重ねてきた。他人の、様々な少女の境遇は間近でたくさん『見て』きた)うん、うん…そうなんね…。そういう風に…したい、言うて思ってくれて…ありがとう、なぁ。(彼女が自ら離れるまで、慈しむ様に労わる様に、彼女に足りない『ナニカ』を確実に感じながら少しでも補える様に――)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
…そ、大丈夫やったら良かった。……行こか。(この先の道路では『帰ってきた』家族連れの車が予備のタイヤまでパンクして立ち往生してあるはずだ。『モノ』に細工するくらい、自らの能力が届くこの土地では容易い。それを助ければ、彼女を街まで送ってもらう口実も出来る。幸い今日は穏やかな天気…凍える事もないだろう。――こんな自分だって『意図しない事ではヒトを傷つけたくなんてない』)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
はい。きっと送ります、お手紙。すぐに届くなら便利ですし、嬉しいです(こくこくと頷いて。手紙……そういえば送ったことは少ないかもしれない、と思いながら)……こんな風に誰かにぎゅっとされたり、甘えたりした記憶は少ないです。まだ幼い頃、母や父にされたことはあったかもしれませんが(家族や一族の人間たちは、自分に愛情を注ぐよりもまず、使命と責任を果たすことを教えた。魔女として、力を継いだ者として、オブリビオンを討つという使命を。――誓ってそれを重荷に感じたことはない。今では誇らしくさえある。ただ、こうされていると心地良さと共に、新鮮な感情が湧き上がった)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
したいことを、しただけです。こちらこそ、ありがとうございます。何だか前よりも元気になったかもしれません(言葉にならない想いを抱きながら、ぬくもりを受け取って。それでも、いつまでも甘えてはいられないと、体を離し)はい、行きましょう……あ(しゃんと自分の足で立って。それから、無自覚に手を差し出していた。手を繋ぎたい、と思ったのか。自分でも何故なのか良く分からない。無表情のまま困惑に目を泳がせ、この手を引っ込めるべきか悩む)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
……ん、そうなん…。うちも…嬉しいわぁ。(変な関係。決して相容れない人種に抱いた不思議な感情――彼女は自分の正体を知ればきっと『討つ』だろう。けれど、それでも……別にいいか、とも思う。元よりこの身は『◾️◾️』の塊でしかない。そんな自分が役に立てるのなら、それは形を成した今があるという事。彼女が両親から与えられたものは少なくはないのだろう…けれど、足りはしない。必要と感じるならば、求められるならば、それを補う為に勝手に動くだけ)
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鈴置・たまゆら 2019年1月14日
……うちの手、冷たくあらへん?嫌やったら離しぃや?(彼女の行動にはすぐに気付いた。『モノ』だった頃には見ている事しか出来なかったけれど、今なら『手』を差し出す事だって出来る)(そうしてなだらかな傾斜を選んで山を下り、『予定通り』タイヤが全て壊れてしまって途方に暮れている家族を『見つける』。偶然近くに廃棄場が有り、偶然そこから4つ使えるタイヤを保管していた――そんなシナリオ。頭を下げる彼らに思惑通りと思いながら、それならリミティアを送ってもらえないかと交渉する。…勿論、彼女が遠慮して断るのならそれは自由でもあるのだが…)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
たまゆらさんも、嬉しい、ですか。でしたら……幸いです(自分でも不思議なくらい。彼女からそんな言葉を聞けたことが、とても喜ばしく感じられた。彼女が何者なのか、はっきりしたことは分からない。彼女はその本質を掴ませてはくれないし、無理に探ろうとも思わない――だが、彼女が何者であれ、ここで彼女と出会えたことはきっと良い『縁』だった……それだけは、この先何があろうとも、何を知ろうとも、疑うことはないだろう)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月14日
全然、嫌じゃありません。ひんやりして、心地良いです(拒絶されなければ、遠慮がちに、でもしっかりと差し出された手を握って。歩調を合わせ、山を下っていく――その先で出会った家族連れと彼女のやりとりを眺め。送ってもらえないかとの交渉に、自分からもよろしくお願いしますと頭を下げる。……奇妙な巡り合わせもあったものだ。けれどきっと今日はそんな日なのだろう。こうして彼女と出会えたことも含め。それなら、良い流れには身を任せよう)
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鈴置・たまゆら 2019年1月18日
……ふふっ。(不思議だ。きっと本来は相容れぬだろう相手にこんな感情を抱くだなんて――『この形』を取るまで…いや、取った後も今まで知る事はなかった。そしてきっと、この先にもこんな機会はそうそうないだろう。あるとすれば――それこそ、自分の最期でも不思議ではない)なんでかなぁ…なんかリミティアさん……(ふと、そこで口元に手を当て足を止める。彼女が自分を呼ぶ時に使う言葉)――リムさん、言うてお呼びしてもいい?こう、なんやろ……親愛の証や、思うて?勿論嫌やったら普通に呼ぶんで言うてな?
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鈴置・たまゆら 2019年1月18日
ん……さよか。(この手が心地いい等と、言われる日が来るだなんて思いもしなかった。震えそうなほど緊張しているのが伝わってくる…けれどもしっかりと握りられたその指に応え、此方も努めて優しく包み込んだ)……ご家族は大変やったやろうけども、こうして『偶然』助ける事も出来たし帰りの道も心配せずに済んで良かったわぁ…。(ほな、彼女をよろしくお願いします。と、夫婦に頭を下げる。彼女よりも小さい子供二人がお姉ちゃーん、と運転席で挟み込むように陣取るだろう)……まぁ、悪い事したなぁとは一応思うとるから……ごめんなぁ?(遠くなっていく車を見ながら、そう一人で呟いた。手の平にはまだ、先程の暖かさと柔らかさが残っているような…そんな気がした)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月19日
ん、何でしょうか。リムが何か?(ふと彼女が足を止めたのに気付いて、自分も立ち止まって、首をかしげ)……!(それからの提案に、目を丸くして)ええ、ええ、是非。さんでも、ちゃんでも、呼び捨てでもご自由に(驚いた。それ以上に嬉しかった。親愛という言葉を彼女から聞けて。――それで嬉しくなったという事実で、自分が自覚していた以上に彼女に気を許していたのに気付く。――魔女としては少々冷静さに欠けるだろうか? でも、己の心を偽るのは、それ以上に良くないことだ。だから口にする……)……たまゆらさんにそう呼んで貰えるのは、とても嬉しいです(いつもは表情に乏しい顔に、自然と、心からの笑顔が浮かんだ)
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リミティア・スカイクラッド 2019年1月19日
……♪(握り返された手の感触。こうして誰かと並んで歩く『帰り道』。ほんとうに、いつ以来の経験だろう――あったのかどうかさえ、もう覚えていない。童心に返ったような恥ずかしさも少々。それもまた、悪い心地ではなかった)そうですね、幸運な偶然です。今日のリムは、とても、とても、幸運でした。(少し名残惜しそうに手を放して、お邪魔します、と車に乗り込んで。小さな子供たちに挟まれると、ちょっと戸惑いがちにはじめまして、と頭を下げて)……本当に、会えて良かったです。いつか、また。(窓を開けて振り返って。遠ざかっていく彼女の姿が見えなくなるまで、ずっと、微笑みながら手を振っている)
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鈴置・たまゆら 2019年1月20日
………幸運、なぁ…。……リムさん、あなた魔女としてはきっと、まだまだ経験足りひんわ。……そんで、いつか――(車が見えなくなっても、暫くの間その場から離れられずにいた。ただの独り言、そしてその先は言葉にすら出さない予感。あぁ、けれど……自分の最期が見知らぬ者の手によるよりは、彼女に見送られるならばそれもまた幸いなのかもしれない。…自分だけにとっては)
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鈴置・たまゆら 2019年1月20日
……あかんて。…あんな風には……普段はきっと、笑わへんやろうに…。(目を閉じたって脳裏から離れやしないその表情は、まるで爪痕のように記憶に刻み込まれてしまったようだ。意識を持ち、自我を持ち…そして形を得た後でも初めての感情――それに戸惑いながら帰路に着いた。…しばらくは、迷い決してこの場所に誰も辿り着けない結界を敷こうと独り決意を固めながら)
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