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【RP】仮想階・幻想の海

モモイ・ヴァライス 2019年1月8日

この建物、地上階は比較的安定しているが、地下についてはその限りではない。
誰が呼んだかランダム生成式ダンジョン。
とは言え身の危険があるほどではないのだが。
もし貴方がモモイ・ヴァライスを探して地下に入ったならば迷うことなくそこにたどり着くだろう。

夜明けのような星なき薄紫の空
天球を構築する金色のライン
銀河がきらめく粘性の高い液体でできた昏い海
薄桃色の波打ち際
石灰岩でできた朽ちた遺跡
籠もって生ぬるい空気

本物の海を知る者にとっては異質な、あまりにも異質な……
そのような空間に彼女はいた。

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先着1。どなたでも。
飽きたら終わり。




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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
(水際に堤防のように張り出した遺跡にこしかけて、昏い海に釣り糸を垂れている。鼻歌は十数年ほど前の船団で一時流行ったクラシックだ。)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
(波の音はほぼなく、時折足元の遺跡を洗う音のみだ。そのくせ塩気のような匂いはしている。垂れた糸を引き上げ、また仕掛けを遠くへ投げた。)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
(釣果を収めるバケツすら持たぬ釣りである。つまり、釣れることを期待してここに赴いて糸を垂れているのではなく、「自分がいい感じの棒を持っていたから」程度のものだろう。)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
(空を見る。多数の金線に隔てられた天球の向こう側を薄茜の雲が往くような、それ以外に星も月もない、退屈な空だ。)
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
何が釣れる?どうも生き物がいる気がしないがね。(陸からの風に乗って煙の臭気と絡みつくような声。振り返れば波止場には不似合いな白衣の女があるだろう)殺風景なところだね、地下はこんな有様だったのかい。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
さあねえ。何かが釣れるかもしれないが。(何が釣れるとも言わない。ニュアンスとしてば「微粒子レベルで何かが釣れる可能性が存在する」くらいのノリだろう。つまり、何も釣れないとほぼ同義だ) これもこれで綺麗とはおもうが……ああ、地下は大抵はインスタンスなのだ。固定の空間もあるがな。でも少なくともここはそう。記録、というか記憶でできている。白昼夢みたいなもんだな。
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
そうかい、そも殺風景な景色で育った人間ではあるが(ぐるり、首が回る範囲の光量をサーチして)もう少し、核融合の光があると落ち着くんだがね。(言いながら足元に吸いさしを放り投げる。単純な燃焼の光源が一点加わり、闇が少し赤みを帯びた。) 記録というよりむしろ記憶、ねぇ。そいつは主観的なものと解釈するが、じゃあこれは誰かの記憶なのかね。ここに人間は二人、少なくとも私じゃあないけれど。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
意図的に目立つ光源を隠しているからねえ、ここは。観光地はそういう、手の混んだことをするから……。あとは殺風景というより、船内にこういう物を持つ贅沢だよ、これは。大質量の液体と、粒体と……(言い分からすると、宇宙船の中にあった構造物なのだろう。) 私かもしれない。君に覚えがなければ君ではないだろう。ただ、我々以外に記憶を持っているものがどこにもないとは言わない。
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
ああ、疑似天球…か?どっちにしろ、この私の縁のある場所じゃない。インドア派の引きこもりだったんでね。(自分の持っている知識から近いものを探り当ててそれなりの得心を得る)ああ、無機物の持つ情報だって記憶といえばそうだろう。ただ…そうだね、これが私の認識していない私の記憶かもしれないな。無駄と切り離したものはアーカイブしていないから。(物忘れの激しいおばさんだからねぇ、といつもよりしわがれた声を作って自虐する)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
あるいはネズミ脳積層加工キューブとかかもだし、寝てる龍の夢かもだし、嘗てここに居た人間の記憶のリフレインかもだし。(可能性を山積みにして煙に巻くように曖昧にしていく。) まあなんにしろ、こういうのもいいだろう?地上じゃ二目と目にしない。星の海でも贅沢だ。キマイラフューチャーの古いレジャー施設ならこんなんもあるかもだけど。
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
ああ、ああ、ちょっと待って待つんだいっぺんに言うんじゃない……(可能性を丁寧に一個一個消そうとしてしばらく静止したのち)むぅ、これは答えが出ないたぐいの問題じゃないか。(2番目のに否定の材料を見つけられなかったところでむくれる) でもキマイラフューチャーには有り得そうというところがすごいよなぁ…なんなんだあそこ。そしてモモイ、アンタはずいぶん旅慣れてるようだね
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
答えが一つでもないから厄介だろう。私とて概要全部説明できますかっつったら多分どっかに抜けがある。ここができた当時から居るわけではないし。(竿を手繰り寄せた。やはり何も掛かっていない。) キマフュの人類は「地上にやることなくなったから精神世界に離脱しますわってどっかいった」って言われても荒唐無稽とも思えんからねえ。なんなんだ。 ……ああ、ちょっとばかし伴天連の魔術だとか第六天魔王の遺産とかそのへんを悪用したことがあってねえ。若い頃から旅してまわってたのだよ。
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
ああ厄介だ、腹立たしい話だ。否定から消去法しようにも消えるんだか消えないんだかわからん(ボサボサ髪をバリバリと掻きながら、気を鎮めるためにポケットをまさぐり、2本めを取り出した) ああ、それは面白い仮説。そのへんを叩くと食料なんかが出てくるってのは精神とか意識が気まぐれ自由に顕在化している、とかな。……しかし、羨ましい話だね。アンタは私が一つの世界でヒイヒイ言いながら理論構築している間にも世界を渡ってたってわけだ。一つじゃないなら最初から言えってのと文句言いたくもなる
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
裏返すと冗長性なんだよ。もし一個ダメになったりバラされたりしても別の論理で動けるようにしてる。ただまあ限度はあるが。(火力を絞った狐火をライター代わりに差し出し) ……星の海に帆をかけるのも十分偉大な技術だとおもうよ?それに私はほら、他人の技術の再検証といえば聞こえはいいが、裏付けもない夢物語に無謀に乗っかっただけに過ぎないからね。
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弦切・リョーコ 2019年1月8日
おっと(助かるね、と小さくつぶやきながら身を乗り出して狐火に顔を寄せる。それから吸って、心地よさげに吐き出す。)ふー。冗長性、なるほど実学的な考え方だ。そうすると全を束ねて一にしようという私みたいな考えはロマンチックなのかもね。 夢物語を躊躇なく実行するのと同じくらいには。 あ、でも再検証というところは実験に通じるものがあるな。そうして得た他人の技術がこういうやつなのかい?(と目の前の狐火を手にした銀の金属棒でちょんちょんとつつく。)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月8日
ただまあ、うん、それも後付の論理かもしらんな。思い当たる顔を思い浮かべると「やれること全部やったらこうなった」とかいけしゃあしゃあと言うやつらだ……。(マッドの部類である。自分が何やったか思い出せって言われても具体的に聞かれない限り忘れてる類の連中の言い分だ。) んやぁ、火を使うとかそういうのは生まれつきが大半だけどね?あとは逆上がりや側転を覚えるが如し、みたいな。心のままに世界を染める、というのが根底だとさ。師に曰く。(狐火は余計な熱も出さず燃えている。)
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弦切・リョーコ 2019年1月9日
うん、実学的以上に怪物のいいざまだねそれは。(煙と一緒にんべっと舌を出した。厭そうな顔だ)嫌いだ嫌いだ、道なき道を言ったら誰も通れないけど頂上にいたなんて。そういうのを見ると無理やりにでもそこへ至る道を見つけてやりたくなる。 そしてその、曰くの師というのもそっちの範疇の人間のように聞こえるな。私は逆上がりをするにしてもどう体を動かすかシミュレートするめんどくさい人間なんだ。(そう言って白衣の裡から銀の指揮棒を取り出すとついと振るう。途端眼の前の狐火を模したようにぢぢぢと音を立てて焔がもう一つ浮かび上がった)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月9日
でもまあ呪い師とか幻想生物ってそんなもんだよ。私も眉読まれたりすると息苦しくなるし、妖精に至っては存在を否定したら死んでしまうという話もあるし。そうさな、形而下より形而上に近い、ちょっと違う平面が見えている。私はそう思ってる。から一足飛びに見えるのだろう。(握り込んで手元の火を消す) ……まあ君はそれでいいんじゃないか?人それぞれ経由する論理は別だろうが、実質的に限りなく近いものを再現することは叶うだろう。きっとね。
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弦切・リョーコ 2019年1月9日
ああ、眉唾って語源の。難儀なものだね、精神に作用するのかな。そのあたりは再現できる気がしないが。そして私には形而上ってところがさっぱり、それこそこの建物に出会って初めて認識した世界だからなぁ。そのへんはどうにも相容れないね、アンタと私は。まぁ言う通り、過程が少々違っても(タクトを振るい手のひらに焔を移すと握り込む。それは少しのスパークを残して消えた。煙に混じってオゾンが香る)再現ができる。根源までの理解は及ばないにしても、ひとまず色々なものを模倣することで世界の学習をしていくとするさ…アンタの言葉はそんな私への激励と解釈しとくかね。
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弦切・リョーコ 2019年1月9日
(そうしてから手を握ったり開いたりしてから見せつけてくる。掌に火傷痕。)ま、やってみて失敗もするんだが……とても痛い。なにかすきっと治るような呪いはないかな。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月9日
まあサイキッカーとかフォースナイトみたいな人たちは限りなくそれっぽいものに触れてるだろけど、でも論理を精神で超越するのは多分君の流儀じゃないだろう。技術はもっとユニバーサルでなくちゃならないと、君は多分そう思っていそうだし、それは科学の美しさだ。遠景で見ればさして変わらずとも、乾闥婆城みたいな我々のやり口とちがって、強靭で精緻な構造でできている。美しいものは嫌いではないのだ。 ……で、あるとも。(やけどの残る相手の手に己の手を差し伸べる。抵抗されなければやんわりと握り込む。じわりと染み入るように微かに手の内が光り、広げればおそらく何の痕もない。)
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弦切・リョーコ 2019年1月9日
(手を差し出しながら)ほうご名答。一般化が最終的な到達点だよ。相容れなくとも理解があるととても嬉しいものだね。(そう笑ってから掌をみる。痕もない、生白い肌がきれいに戻っている。見事なものだ、助かったと言って顔を上げる)やっぱり根源の理屈はわからんがね、でも、アンタのこの術も同じく私は美しいと思うよ。そして手を差し伸べて救える術がぱっと出てくるのは素敵なことだ。
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弦切・リョーコ 2019年1月9日
(今度は自分の方から手を差し伸べ)羨ましいとも思う。私にこんな都合のいい術はないからね、真似だってしたくなる。……一つ、うまくアンタを真似できるようになるまで、仲良くしておくれよ。遠い世界のお姉さん。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月9日
人の考えくらいは多少はわかるとも。人たぶらかして生きるのが罪という自覚があるのだから。(皮肉げに笑う) それに「かくありたい、こうしたい」がすべての始まりだ。辿る道が違っても始まりはそこに行き着く。そこからきて、最終的に世界を変える。過去を脱ぎ捨てるように。まあ変えれないかもしれない。忘れちゃうかもしれない。それでも世界は人々の無数の願いで出来てる。ならば望み続けるっていう気高い行為を否定できるはずもない。(差し伸べられた手を握る) フフ、真似出来たら私のことなんぞすっぱり忘れちゃっても構わんけれど、それまではね。
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弦切・リョーコ 2019年1月10日
何を覚えて何を忘れるってのは自由なように思えて意外にままならないものだよ。(シェイクハンドしながら)ああ、私がかくありたい、かくあるべきだという思いはこんな曖昧模糊とした異様な空間や胡乱な人間を目にしても変わらないね。というかそうそう変われやしない、発見や革新で殺して踏み台にした過去がもったないからね。世界を変えられるか、少し自身がなくなっていたところだが、これからも色々なものを踏みしめて望みのままに進んでいくとするよ。しっかり道を作りながらね。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月10日
一時の思い出の残り香だけ残して、あとは何も残さず顧みられず、夢みたいに生きていたいのさ。(へらっと笑って、握られた手を上下に降る。) うん、うん、それがいい。私があやふやに酔歩するような生き様しか出来ないように、君にも君にしかできないことがあるからね。
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弦切・リョーコ 2019年1月11日
(へぇ、と眉を上げ)アンタはそういう願望なのかい。なるほど。理屈は相変わらずわからないが、モモイ。アンタがここに少なくとも観測範囲内では最初に訪れることになった理由が少しわかった気がする。(なんとなく、そのへんに法則性がありそうだが、いや…と独り言ちて少し思索に入りかけるが)まぁ、思索はもう少し地に足の着いたところで行うとしようかな。閃きを保存しそこねたらかなわん。
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モモイ・ヴァライス 2019年1月11日
一時の光が必要なものは山のように居るからね。名も知らぬ星々(Varlais)のようにささやかではあるが。(そのあり方がこの女を聖者として定義しているのかもしれない。誰かから賞賛されるようなものではないが。) ……まあ種明かしをするとココの原型をみたことあるのだよ。くはは。 さあて、上に戻ってコーヒーでも淹れるかい?考えたいこともあるようだし。
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弦切・リョーコ 2019年1月12日
あー、ああー。……ずるいぞ今の白状で私の思考時間が13時間ほど無駄になったじゃないか。(口を大きく開いたあと真一文字に結び、むすっと不服そうな顔をした)ぬーぬー……うん、思い切り濃いのを脳細胞に注ぎ込むことにするか。行こう行こう。(もと来た道を引き返そうと、来たときより曖昧げな千鳥足でフラフラ先を歩いていく)
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モモイ・ヴァライス 2019年1月12日
まあ私が見ていなくてもここにあったかもしれないから、全くの無駄ではないよ。きっとね。(でもちょっと悪かったねえと付け足して、からからと笑う) 体にも気を使いたまえよ。あまり常用すると胃を痛めるからね。(その小さな背について歩き出す)
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弦切・リョーコ 2019年1月12日
そうかもしれないしそうでもないかもしれないが、主観でもって観測しなきゃ事象は存在しない。第一発見者の主観は意外と重要なファクターじゃないかね?(振り返って唇の端を吊り上げ笑い) ああ、ああ。わーかってるよ。(生返事。多分帰ったら懲りずに濃いやつを作るのだろう。相変わらずおぼつかない足取りで階上へ上がっていった)
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