【RP】心尽くし、心ゆくまで
千桜・エリシャ 2020年6月12日
ここは花の涯の離れ近くにある客室。
大きな窓から望める景色は満開の桜と錦鯉が泳ぐ日本庭園。
しっとりとした和の情緒に、まるで花散る音まで聴こえてきそうな静けさは、
ゆるりと過ごすにはもってこいの部屋であろう。
🌸🌸🌸
書き込み可:エリシャ、クロウ
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千桜・エリシャ 2020年6月12日
もちろん。最初はサァビスというやつですわ。また飲みたいと思ったら、うちに立ち寄ってくださいまし。
(つまりはまたうちに来て欲しいのだと、言外に籠めて)
見た目は自信がありますのよ、見た目は……味の感想が聴きたかったのですけれども……、…………まあ、いいですわ。次ですわね。
千桜・エリシャ 2020年6月12日
(彼の前に小鉢や小さめの皿を並べだす)
(ほかほかと湯気をたてる錦糸卵のお吸い物)(鯛の刺し身を昆布で締めたもの)(鯛の切り身を付け焼きしたもの)(海老、茄子、大葉等の天ぷらの盛り合わせ)
(種類は多いが、一つ一つの量は小鉢程度のものなので、これだけで腹を満たすことはないだろう)
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
お、よく分かってンじゃねェか!はっは、面白ェ(ぽこぽこと怒る姿さえ愛らしく思えるのは、──)
因みに、作ったヤツは味見とかしなかったのか?お前は食ってねェの?
…フーン、じゃァ頑張ってくれや。女将サン。
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
成程、お上手なこって。なら言葉に甘えて包んでくれ。また来たくなったら立ち寄らせてもらうわ(この旅館独特の趣ある雰囲気を醸し出してるのは、恐らく目の前の彼女の手入れがきちんと行き届いているから。純粋に”客”として此処は心地良く、また来たいと思える手厚い持て成しに、受け取らない方が失礼にあたるだろうと有難く頂戴する事に)
見た目には拘るンだな。それは、身に染みてよーくわかる(だから二度も騙された)(感想については黙秘を通し、次を待つ)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
(続く皿の数々に並ぶ彩は美事なもので。種類は多いが適量であり考えられて出されているのが一目見て分かる。美味な香りと立ち上る湯気は更に食欲を掻き立てた)凄ェ豪華だな。圧巻だ(刺身の味は新鮮さを残しつつ、鯛の切り身はふっくらと仕上がっており火入れも絶妙。そして大葉の天婦羅へ箸を伸ばそうとして、ふと)
……コレ、全部お前が一人で作ったのか?(つい、問うた)
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
……怒らせて楽しんでいるのでしょう?
味見はもちろんしましたわよ? 私が食べたときは、特に問題もなく美味しかったのですもの……。
(不思議な宿故か、それとも食材の悪戯な魔法か――はてさて)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
かしこまりましたわ。……ふふ、次の来訪もお待ちしておりますわね。
(来てくれること前提である。女将の直感――いや、女としての確信があった)
ええ。お料理は見た目でも楽しむものですもの。私は何に対しても見た目にはこだわってましてよ。
(それはこの宿を見れば明らかであろうか。細部に至るまで美意識が行き届いているのは、この娘が女将であるからこそだろう)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
そうよ? だって、あなたが私の手料理を食べたいと仰ったんじゃない。
(何を今更、とくすくす)(反応を見るに、掴みはばっちりのようだ)
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
否定はしねェよ、お前の反応が愉しくてついつい(からからと、)
お前が食べたのは美味かったのか。その割には、俺が行った時に倒れてるヤツがいたような気がしたが気の所為だったンだろうか…俺の見間違えか(時折、死に誘う料理があった気さえするのは、己の片割れの気配がこの旅館内で一定期間無くなった為ともいえる)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
その時はまた、お前がもてなしてくれよ(自信たっぷりな声色に、微笑で返す)(それでこそ、)
確かに、一理あるな。お前は美しいものも好きだろうし(先程の料理や酒にも桜が絡んでいたり、今回の料理も美麗に飾られていて彼女の性格がよく表れている品と見受けられた)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
……!…そう言ったのは俺だけどよ。それにしたって、手が込んでるなァと思ったンだよ(ふた色の眸をすす、と彼女から外して天婦羅を食む。さくさくと揚げ立て独特の小気味良い音に、つけた塩味が味を引き立てて。お吸い物で締めれば出汁の味が口中へ広がっていき、程よい温かみで胃も休まり)
……まい。
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
もう……人が悪いこと……。
(唇を尖らせてジト目)
あれには私も驚きましたわ! もう何もかも想定外のことばかりで……あの場も戦場のように感じてしまったほどでしたもの……。
千桜・エリシャ 2020年6月12日
あら、もちろん。私以外の誰かに任せる気は鼻からありませんわ。
(向けられた笑みに、桜色の双眸を細めて)
ええ、美しいものは好きよ。よくわかっていらっしゃること。
(なんて言いながらも視線は食事をする彼から逸らさず。表情の変化も見逃さないつもりで見つめて)
あっ、ご飯とお味噌汁もありますから、お酒がよければお出ししますわ。
千桜・エリシャ 2020年6月12日
…………今、なんて?
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
今に始まったコトじゃねェだろ?(くす、)
驚きましたわ!じゃねェだろ!?やっぱ倒れてるヤツいたンじゃねェか!(思わずツッコミ)戦前の腹ごしらえと聞いてたが、真の戦場は此処に在ったのか……俺、初めてだったのに…。
責任取って、今日できちっと上塗りしてくれよ。
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
……それなら安心だ。お前の行き届いた心配りは、心地良い(桜鬼の彼女と視線を交差させながら)
あァ、悪いな。飯はまだ食べ終えてねェから…酒がイイ(酒を再び煽り、空の杯を彼女へ差し出して)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
(海老の天婦羅をつゆにつけて食しながら、箸を置く)
(──頃合いかねェ)(一息ついた後に、口開く)
……、…美味い。
美味かったよ、すごく。また食いたいと思えるほどには。
さっきの言葉は前言撤回するぜ。…お前の方が、料理出来るわ。
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
そうですわね!!!!
(ここ一番の大声であった。静かな空間によく響く)
な、なんですの!? 私は悪くありませんわよ? 色々とこう……タイミングが悪かっただけですわ!
(うるうる。自分のことを棚に上げて被害者面である)
それはもちろん。承知しておりますとも。
千桜・エリシャ 2020年6月12日
あら、ようやっと素直になってくださったようですわね。ふふ、あなたにも心地よく過ごせていただけたなら何よりですわ。
ええ、かしこまりました。
(空の杯にとぷとぷとお酒を注いでやって)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
(ドキドキと見守っていれば、掛けられた言葉に目をぱちくり)
……、…………まあ、
…………ついに認めてくださいましたわね……!
ふふ、ふふふふ! 今日のために頑張った甲斐がありましたわ!
そうでしょうそうでしょう? 美味しいでしょう? ふふ、遠慮なさらず心ゆくまで堪能なさって?
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
隣の客室まで声響いてそうだったが、ちったァ落ち着けや。女将サンよ(小刻みに肩揺らしながら笑いを堪えて)
どう考えてもお前が悪い気がするンだけど、なンで被害者ぶってるンだ!?食べて倒れちまうヤツが出る旅館とか色々と大丈夫か俺は心配だぞ?(ド正論だと思う)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
料理以外は気に入ってたぜ。此処へ初めて訪れた時から。けど、今回で……”全て気に入った”に変わったのは紛れもねェ事実だ(杯を満たす酒に目を落としながら語り)
………随分と嬉しそうだな(そこまで素直に喜ばれると、)
へェ、今日の為に?腕磨いてたと?イヤー偉い偉い。女将サンは頑張り屋サンなことで(ニヤニヤ)
杜鬼・クロウ 2020年6月12日
ま、そうだな。もう一度言うが美味かった。
──毎日、お前の料理食いたいと思ったし、作ってもらいてェと思った。
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月12日
(はっとして口を噤み、両手で隠して)
だ、誰のせいだと……。
今のところ何も問題なく経営できておりますもの。あなたがご心配なさるようなことは何もなくってよ?
千桜・エリシャ 2020年6月13日
あらあら……ふふ、随分と素直に褒めてくださるのね。そこまであなたを心変わりさせられたお料理ということかしら。我ながら罪なお料理を作ってしまいましたわね。
(声も弾むように、上機嫌に、こちらも素直に嬉しさを面に表して)
そうよ。私はがんばり屋なんですの。あなたのために頑張ったのですから、なにかご褒美をくださってもいいのではなくて?……なんて。
千桜・エリシャ 2020年6月13日
―――! また……そういうことを……よく、平気で言えますわね?
(打って変わって頬を染めて、困ったように視線を泳がせて)
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
俺の所為でイイぜ?(完全に開き直って)そうしてると普通の女子やれてンなァって思うわ(こういう他愛無い日常も、きっと彼女には必要なのだろうと思う)
エ、問題ない…?(首傾げ)お前がそういうなら、…まァイイか(腑に落ちないが、此処は一般的な宿とは違う。基準がそもそも無いに等しいと納得させ)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
ココで嘘偽りを言ったところで何の得にもならねェからな。……だって、頑張ったンだろ?その努力は、料理に出てたぜ(素直に喜ぶ彼女にふふり、と柔な笑み返し)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
褒美?……じゃァ、何が欲しい。
(とん、と片肘ついて上目遣いで彼女の桜眸を見遣りながら、問い返す。続く言葉には微笑を浮かべるばかりで肯定も否定もせず、狼狽する彼女の様子を只見つめるばかりで)
(真か嘘か。度々と重ねてきた逢瀬に果たしてどれ程の嘘があっただろうか。何時だって口にしてきたのは、──仮初の戯れは、とうに、)
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
なんですのもう! 開き直りとかずるいですわ!
(またもやぷくぅぅと頬が膨らんで)
戦場ばかりに身を置くことはできませんもの。こうしてこの宿で皆さんのお帰りを待つことも最近は好きですのよ。
…………? 問題ないでしょう? ここでは私がルールですもの。
千桜・エリシャ 2020年6月13日
何が、欲しい……?
(そんな言葉が返ってくるとは思っていなかった。だから虚を突かれたように、きょとんと呆けた面を晒してしまった)
(ふむと小首を傾げる)(一瞬だけ首を擡げた鬼の血を抑えて)
(それから彼の異彩の双眸をしっかりと見つめ返す)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
……、…………そうね。
私もあなたにおもてなしをしてもらいたいですわ。先程は自分のほうが料理が上手いと豪語していたじゃありませんの。あなたの手料理も食べてみたいですわ。
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
はっは、イヤーこれだから羅刹女弄りはやめられねェわ(悪気ありまくりである)
…そうなのか?(少し意外そうに片眉あげて)てっきり、……この宿の従業員や客に恵まれてるンだな。お前が此処で帰りを待つコトで、絶対に帰ってこなきゃいけねェと思うヤツも多そうだ(それ程迄に、この場所は暖かい)
問題ない、ってコトでイイわ。ココはお前の世界だから。
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
……(もしも首に関する願いだったならば、端から受け入れるつもりはなかったが)(”お願い”で獲れる弱ェ首になんざ、お前は興味ねェだろ)
(発せられた願い事に今度は此方が呆気に取られる番で)
この料理の後に、俺のをか?俺がお前より上手いと豪語してたのは、あまりにお前の料理がお粗末……じゃなかった、独特だったからであって、この料理の足元にも及ばねェよ?(所謂、男の料理という簡単な物しか作れない)それでも食いたいっていうなら、作ってヤってもイイが。
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
私はあなたの玩具じゃありませんのよ???
(怒りを通して呆れ顔である)
意外かしら? そうね、私は人に恵まれていると思いますわ。善人とは言い難い方が多いですけれども、一緒にいると居心地がいいですもの。
(それに、)(と口を開きかけたが、やはり言うのは憚られ、その言葉は虚空に消えた)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
あら、いい顔ですこと。
(可笑しくて、くすくす。悪戯が成功した少女のような笑みを零して)
お粗末って聴こえてましてよ……。あら、旅館の女将以上のお料理なんて鼻から期待してなくってよ? あなたの味が知りたいのですもの。
――――ええ、構いませんわ。私に食べさせてくださいまし?
(無効票)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
はて、そうだっけか?(白々しく)
存外にこの場所が気に入ってるンだなァと、ちぃっと思っただけだ。ン、人の縁は金にも代えられない宝だ。善人じゃねェ方が多いのか、それはそれは楽しそうで何よりだ(ふくふくと笑いながら、不意に途切れた会話に訝しげに視線送って)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
ったく……、…そこまではっきり期待されてねェって言われンのも何だか腹立つな(面白くなさそうに口尖らし、がしがしと髪掻いて)
わかった、今度は俺がお前をもてなす。それまでに少しは腕磨いておくから覚悟しとけよ。
──っと。それとは別に、な(机から肘を離して、唐突に立ち上がる。其の儘、己の荷物から目当ての物を漁っていると、)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
……こういうモンは貰い慣れてると思うケド。今日の呼ンでくれた礼に。やるよ(と、紫のカトレアのリボンで結われた白い袋を半ば押し付けるように渡そうと)(昨日、偶然通り掛かった或る仕立て屋で購入した代物で。中には細い金鎖に吊るされた黒蝶のネックレスが入っており、翅の形はモンシロチョウに似て──肌に触れれば触れる程、翅の色は赤く変化する)
(無効票)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
玩具だと思っているのなら、ちゃんと構って遊んでくださらなければ寂しくてどこかに行ってしまいますからね?
(ふんっ、と鼻を鳴らして)
気に入っていなかったら、女将業なんてとうの昔に放り出していますわ。私、退屈は大嫌いですもの。そうね、その点は楽しめているかしら。
(視線には、にっこり。微笑みを返すだけ)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
あらあら。私のために努力してくださるの?ふふ、ふふふふ。良い行いですわ。きっと神様も褒めてくださることでしょうね。
(彼の様子がおかしくておかしくて、くすくす笑顔のまま)
…………あら、なにかしら?
千桜・エリシャ 2020年6月13日
あら……、
(贈り物。そんな代物を用意してくれてるとは思ってもいなくて、)(目をぱちくり。それから渡された袋をそっと開けてみれば、また目を丸くして)
――――素敵。蝶のネックレスね。まるで私のために誂えたかのような……。
ありがとうございます。慣れていたって、贈り物はいつだって嬉しいものですわ。
(取り出してしゃらり。愛おしそうに眺めて)
(話をやめる。)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
何、そんなに構って欲しいって?まだ遊び足りねェのかよ、相変わらず慾に涯がねェ女(くつくつと笑いながら)
ココでも刺激的な生活が送れてるみてェだなァ。そういや、カイトだけでなく源次もこの宿に泊まってるンだっけか…アイツら、何処でこの旅館のコトを知ったンだろ。
(返された視線には明らかに答える意思を感じさせず、そっと閉じて)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
最低限、出来るコトだけは。つってもたかが知れていると言われればそれまでだが。……神じゃなくてお前が褒めてくれればそれでイイんだケド(ジト目がちで不貞腐れた面持ちで告げて)
杜鬼・クロウ 2020年6月13日
偶然通り掛かったら、丁度作っ……ゴホゴホ。目についたからよ。手持無沙汰も格好つかなかったから、適当に選んだわ(これで要らないと突っ返されたら返品不可、と言うつもりが予想に反して喜んでくれた様子に内心胸撫で下ろし)
──黒も、お前によく映える。
(話をやめる。)
千桜・エリシャ 2020年6月13日
そうよ。よくわかっていらっしゃるじゃありませんの。
(得意げに胸を張って見せて)
あら、源次さんともお知り合いでしたの? お顔が広いこと。
うちはどの世界からでも、たどり着ける場所ですもの。きっと桜に導かれていらしてくださったのでしょうね。
千桜・エリシャ 2020年6月13日
あら、色男が随分と弱気ですこと。
(なんだかいつもより子どもっぽく見える彼が可笑しい)
まあ……私に褒めて欲しいだなんて、可愛らしいこと。もちろん、働きに応じて褒めて差し上げましてよ。
千桜・エリシャ 2020年6月13日
もう……あなたって嘘が下手ね……。
……偶然でもなんでも、私は嬉しくってよ? だって選んでくださるときは、私のことを考えてくださっているのですものね。
(蝶を大切そうにぎゅっと抱く。手の内をほわり照らすように、赤く染まっていることだろう)
ふふ、だって私は常夜に咲く桜ですもの。桜は夜にこそ美しく咲くのよ。
千桜・エリシャ 2020年6月13日
(日はすっかりと落ちて、辺りはすっかり夜の様相)
(窓から望む桜は月明かりに照らされ、仄かな花明り。それは心にほわりと灯る火によく似ていた――――)