【RP】痛みの在り処
雲烟・叶 2020年1月11日
深夜。
アルダワ帰りの男は、UDCアースの路地裏で足を止めた。止めざるを得なかった、とも言う。
管狐が、ぼ、と宙に炎を灯せば、不安定に揺れる狐火に泥と血に汚れた男の姿が映し出された。だらりと下げた両腕は、骨が完全に砕けてどす黒く変色して腫れ上がり、指一本すら動かせそうにない。折れた骨が皮膚を突き破り、袖も真っ赤に染っていた。
首や背中にも、動く度に圧迫されるように痛みが走る。
げほ、と嫌な咳を零すと、唇を鮮血が濡らして、胸が酷く痛んだ。
巨大な鎚で上から石畳に叩き潰されれば、まあ、こうもなる。咄嗟に両腕を交差して防いだが、潰れ切ってしまわなかっただけマシと思えば良いのか、完全に破損すれば呪詛で新たな肉体を作り出せたのにと思うべきかは、ちょっと悩む所だった。
「…………本当、に……っもう少し器物寄りで、も、良いと思うんですけど、ねぇ……」
眉を顰め、ごほ、ともう一度咳き込んだ。そろそろ動くのも億劫だ。
・1名さま、誰でもどうぞ
・無人で1週間経ったら適当にソロルを回して〆
・参加したとある依頼の帰り
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フォーリー・セビキウス 2020年2月16日
数キロ先でも見えるくらいだな。(冗談に笑みを返す。)つまり本体とリンクしているわけではないのか…、本体は何処に?
フォーリー・セビキウス 2020年2月16日
…。(相手の流れを視る。流れが悪いという訳ではない、か。ただ…非常に見え辛い。恐らくはこれのせいか。)1つ聴く。お前は、何だ?
雲烟・叶 2020年2月17日
おや、やたら良いですねあんた。(km単位で来るとは。可笑しそうについ笑って、痛みに微かに眉を顰めた。本体でもないのに痛いなんて、何時も解せない)本体でしたら、何処ぞのUDC組織の奥に封印安置中、です。(流れるように喋るこの煙管にしては、何時もより僅かだけ言葉の区切りが多い。じわじわと己の呪詛で自動的に修復されては居るけれど)何、とは大雑把な聞き方をしますねぇ。ヤドリガミなのは、ご存知でしょう?まあ、所謂、呪物です、よ。(煙の境界で隠され、害なきよう外界と区切られているから、そう簡単には看破されぬものだ)
フォーリー・セビキウス 2020年2月24日
伊達にスナイパーを名乗っていない。(フ、とドヤる。名乗った事は特にない。)
だったらなんだ?ヤドリガミにも人権を、と抗議活動でもするか?受けて立つぞ。
呪物…そうか…やはり。(視た時に映った、あの黒いもやの正体はそれか。とはいえ世界を超えて現し身単体で移動できるとは、ヤドリガミについて知らない事はまだまだ多い。)それが回復の妨げになっているな…人間で言うアレルギー反応の様だ。こちらの干渉を防ぐが、お前も蝕む。
フォーリー・セビキウス 2020年2月24日
だが…それがお前の身体を構成してもいるな。性格と同じ、面倒なやつだ。
(其処まで言うと考え込んだ。)
然し呪いか…、オレの魔力と相性が良いかも知れん…。
雲烟・叶 2020年2月26日
何時名乗ったんですかね。(囁かに笑う。戯言は楽しい。満身創痍に見える割には、魂で動くヤドリガミであるからかそれなりに元気な男だった)別にそんなもん、主張しませんよ。物ですし。したい子はすりゃ良いと思いますが、ね。(結界の先を看破される経験はあまりない、尤も見えた所で身体を構築する黒靄が精々だとは思うけれど。面倒な性格なのも面倒な肉体なのも否定はしない、自覚もあるので笑うだけ)まあ、魂の最初の一片から全て呪詛で構成されてます、から。肉体構築も呪詛です、し、使う力も全て同様ですよ。(相性が良い、に僅か首を傾げた。誰かと力の相性が良かった経験なんてないのだ)
フォーリー・セビキウス 2020年3月2日
今名乗った。(両手を広げ、何か問題が?と示す。)流石。物らしく、淡白だ。(合理的な奴は嫌いじゃないと、煙を吐いた。)私の肉体も魂も呪詛で構成されてはないが、魔力に結び付いている。
雲烟・叶 2020年3月4日
どうぞお好きに名乗ってください、な、スナイパーさん。(可笑しそうに笑って、好きにしろと。生憎と己は術士特化、対抗馬になる気もない)物らしい、は褒め言葉ですよ。(僅かだけ、指先が動く。何処かが上手く繋がったらしい、とりあえず動かせる兆しは出て来た)おや、そうでしたか。難儀なもんを、くっつけてますねぇ。(難儀の塊が宣った)
フォーリー・セビキウス 2020年3月6日
まぁ、スナイパー以外にも色んなことができるがな。だって私ってばほら天才だから。(サラッとふざけた様に宣うが、その口振りは確固たる自信に基づいていた。)おや、褒める気も無かったが結果的に褒めてしまった様だこれは私のことも褒めるべきでは?(フムー、と考え込む様な仕草をしながら、再び叶の事を見た。)お互いにな。付けたく無くとも勝手についてくる。因果なものだ。…で、だ。外付けで回復させられないなら、自然回復力を高める方向にシフトするのは如何だ?つまり私の魔力をお前の魔力…呪力か、この場合は。それに同調させて流し込む。
雲烟・叶 2020年3月10日
相変わらずの自信家で。(吐息混じりにくすくすと笑う声に、嘲る意思はない。揶揄する響きはあれど、相手が有能なことは認めている)おや、褒められたい子ですか、あんた。(褒められたがりの子供を見るように、可笑しそうに。相手の言葉に、少しばかり考えるように視線を伏せた。魔力を己の呪力に同調。それは果たして可能なことだろうか?己に魔力と呼ばれるものがろくにないので、その辺り、あまり詳しくなかった。が、己の溢れるほど膨大な呪力がろくでもないことは良く知っていた)……魔力の扱いには詳しくねぇんで、変にあんたに逆流しねぇとは、言えませんが。可能なもん、なんです?
フォーリー・セビキウス 2020年3月12日
表彰されるのは、嫌いだがな。(そう言って目を細める。先程よりは、幾分か回復しつつある様だ。)するか否かはやってみない事にはわからないが、可能だ。同調させて、流れを整える。なんなら、可能ならこちらに余剰分を移しても良い。
雲烟・叶 2020年3月26日
その考えはありませんでした、ねぇ。(くすくす。笑うと痛いので困る。とはいえ、喋っていた方が気持ち的に楽なのは確かだ。じわじわと指先の骨が繋がる感覚が気持ち悪い)……人様に呪詛を伝染す気はねぇんで、お断りしておいた方が良さそうですかね。(余剰分、が何に当たるか分からないけれど、自分の呪力……呪詛の塊を相手に移すことになると言うのならそれは御免だ)
フォーリー・セビキウス 2020年4月6日
新しい考えを作るのが、私の思考だ。
(笑う彼に釣られ、苦笑する。何が面白いのかはわからなかった。ただ、悪くない。)
…そうか。なら、流れを整えるだけにしておこう。
(彼の体に触れる。呼吸を整え、集中する。全身に魔力が漲り、指先にまで伝わっていく。それを相手の身体へと少しずつ、少しずつ拡散させる。触れた部分から熱が相手へと移る。感じて、視えて、そしてーー)
終わったぞ。
(触れていたのは少しの間。おそらく、体感的にはそんな変わった様に思えないかもしれない。あるいは、多少は良くなったと感じるかも。だが少なくとも、先程よりは流れが良くなった…筈だ。)
雲烟・叶 2020年4月13日
柔軟ですこと。(相手ほどには柔軟になれそうにないけれど、軽口は楽しい)(身体に触れる手に、ほんの僅かだけ肩を強ばらせた。触れられるのは、どうしたって身構える。己から手を伸ばす分には、きちんと意識して気を付けているからまだ良いけれど。呪詛を内側に殊更に閉じ込めながら、暫しの時間。離れて行く相手の手に黒靄が纏わり付いていないことを視線だけで確認し、小さく吐息を漏らし)……ありがとうございます。確かに、少し楽ですね、これ。(ほっとしたように、吐息が緩む。けれど、身の裡を僅かでも探られたなら、体内で違うものがざわついていることも相手にはバレそうだ)(血を寄越せと、喚くそれ)
フォーリー・セビキウス 2020年4月22日
柔軟でないと、探偵なんてやってられないだろ。(軽口で返し、正面を見た。それから少し、間が空いた。やがて、ぽつりと言葉を漏らした。)ーー怖いか?そんなに身体に触れられることが。
(なんともなしに言うと、煙草に口をつける。)
楽になった様には、思えんがな。確かに乱れは治した。だが、別の原因があるんじゃないか?
雲烟・叶 2020年4月28日
探偵のお仕事って何するもんなんです?(小説の中ならともかく、リアルな探偵というものと接触したことはなかった。零された言葉に、僅かだけ困ったように苦笑して)急に触れられるのはつい身構えちまうんですよねぇ、自分から触れる分にはそんなに気にならねぇんですが。(但し、手袋をしたままなら、と付く。素手は駄目だ、未だに危険な気しかしない。それに、気にならないのは、先に気を付けてから触れるから、と言うだけだ)
…………、……あー……まあ、これはちょっと血が不足してるだけなんで。(グールドライバー。全く、厄介なものになってしまったものだ)
フォーリー・セビキウス 2020年5月4日
ほう?気になるか?類推して見せろと言いたいが、今日だけは赦す!良いだろう、教えてやる。(感謝しろと言いながらハハハと笑う。)
探偵と偏に言えど、やっていることは様々だ。ペットや人探し、素行調査等、有り体に言えば何でも屋の様な物だからな。だが、私は基本殺人以外はやらん。余程でない限りはな。そして警察の協力をする、彼のホームズに擬えて言うなら、“顧問”とでも言うべきか。
フォーリー・セビキウス 2020年5月4日
生娘か己は。大方呪詛が憑ったり、或いはそれによって相手の皮膚に障害が起きないか気にしてるのだろうが、兎も角オレには気にしなくて良い…と言っても、気にするのだろうがな。気疲れを起こしても知らんぞ。(フン、と鼻を鳴らして頬杖を付いた。)
…難儀な奴だなぁ。
フォーリー・セビキウス 2020年5月4日
それで?直接が良いか?お勧めはお前の口に垂らしてやる方だが。(何処からか、ナイフを取り出して躊躇いなく手首に添えた。)
雲烟・叶 2020年6月24日
殺人事件専門の探偵なんて居るんですねぇ。(新鮮だ、と言外に。ついでに言うと、この男はホームズは未履修だ。洋名や片仮名が苦手な辺りでお察し頂きたい)……失敬な。気にはしますよ、それくらいしか出来ねぇんですから。(呪いたくないのだ。敵以外の誰も。何も。だから、難儀だと言われても、それだけはずっと変わらない。雲烟・叶と呼ばれるヤドリガミの魂が摩耗して形を変えてしまうまでは、きっと変わらないのだろう)
雲烟・叶 2020年6月24日
…………は、
雲烟・叶 2020年6月24日
(あまりにもとんとんと手早く進む話に呆気に取られ無防備に目を丸くしたのは、一瞬)いや、ちょっと待ってくださいフォーリー。ちょっと。(慌てて言葉で引き止める。両手が上がらないせいで、相手の手を抑えられないのは失敗だった。何がどうしてその発想に至るのか、理解に苦しむ。相手に利なんてひとつもない)(勿論、直接摂取した方が酸化しない血液を摂取出来て遥かに効率が良い訳だが、そういう話でもなく)あんたに利のひとつもないでしょうに。其処までしなくて良いですよ。
フォーリー・セビキウス 2020年7月22日
さあな。勝手にそう名乗っているだけだから、わからん。…お前も、本当に。…変わったやつだ。(優しい、とは言わずに、そう呟いた。)
フォーリー・セビキウス 2020年7月22日
まったくだ。追加労働手当でももらわなければ、こんなの割に合わん。面白いことなど何もない。…だが、ここでお前を放置すればそれこそネムリアやさゆりになんと言われるか分からん。それに、お前に貸しを一つ作っておくのも悪くはないかと、そう思ってな。
(割に合わん割に合わんと呟きながら、面倒くさそうに言った。)
それで?どちらにするか、早く決めろ。
雲烟・叶 2020年11月11日
なるほど。まあ、職業なんて、明確な資格が必要ない限りは名乗ったもん勝ちらしいですしねぇ。(変わったやつ、と言われれば、少しだけ眉を下げて苦笑する。自分の呪詛と、自分の意思は何時だって別物なのだ。全く、ままならない)
雲烟・叶 2020年11月12日
(ぱちくりと、螺鈿の瞳を瞬く。さゆり。ネムリア。己が親しんで傍に居る少女たちの名前が出て来てしまうと、何とか拒否して取り下げて貰おうとしていた言葉が宙ぶらりんになって詰まった。心配のあまりに必死に治そうとするであろう涙壺の娘と、不機嫌そうに不安と心配を込めて己を叱るレインコートの娘が、それはそれはもう簡単に想像出来てしまって)(……咄嗟に想像出来てしまうくらいに心配されて、大切にされて、いて)
雲烟・叶 2020年11月12日
………………、(何かを思うように、きゅっと僅かばかり、眉間に皺が寄った。何かを堪えるようでも、己の中の何かを捩じ伏せるようでもあったかもしれない。視線がほんの少しだけ、相手から逸れる。どうしようもない葛藤が見えたかもしれないけれど)(やがて)…………直接は、その。ちょっと、気持ち的に、あれなので。垂らして頂いても、……良いですか。(やっと、頼み事をした。それでも、一番最高率の直接摂取は流石に選べなかったけれど)
フォーリー・セビキウス 2021年1月3日
(その逡巡。その間。その表情。それだけで、おおよそ何を考えていたか、何を考えているかが見えてしまう。読み取れてしまう。ーーだから。)
雲烟・叶 2021年5月6日
(嘲笑われるくらいが気が楽だ。百年近く経っても、どうしようもなく慣れない。もっと言えば、幼少の心を持っていた頃より、もっと苦手になった。だって、血は誰かの生命だ)……、…………頂きます。(微妙な間。垂らされた血に、顔を寄せる。芳醇な香り。生命の力。ごくりと、飢えたように喉が鳴る。大抵輸血パック頼りのこの煙管にとって、まだ温かなそれはまるで度数の高い高級な酒のような、特別の甘露に等しい)
雲烟・叶 2021年5月6日
……っ、ん、(口内に落ちるそれに、じんわりと内側から滲み出るように吐息が漏れる。美味しい。満ち満ちた力が、例えようもないくらいに、舌を楽しませ、身を満たして癒す。は、と漏れた息が熱い。もっと。もっと、欲しい。冷え切った血液ではない、まだ温かな血液。流され続ける生命)……は、…………度数の高い、お酒みたいな威力です、ね……。(酒に酔うように、気分が高揚する。それを、無理矢理に抑え込んで苦笑を零す。赤く濡れた唇を、舌でぺろりと舐めた。これだけでも、体内で力が働くのが分かる。自己治癒が働こうとしている)
フォーリー・セビキウス 2021年5月6日
——ほう。(その様子をジ……と見つめて、感心するような声を上げた。)酒、か。前にダンピールの女に飲ませた時とは違う答えだな。(興味深いといった様子で呟くと、まるで、時間でも戻ったように綺麗なままの右手の掌を上に向けて)
で、どうだ?
雲烟・叶 2021年5月6日
(五月蝿い体内を黙らせるように、一度深く俯いて、大きく息を吸って、吐く。血の匂いがまだ残る空気。喉から胃の腑がかぁっと熱くなるような感覚。全身の細胞が活性化するような。やっぱり直飲みにしなくて良かった、輸血パックに慣れていると刺激が強い。さっきまで動かなかった右手が動いて、僅かに汗で張り付いていた前髪を乱暴に搔き上げる。まだそれなりに痛いが、動かせる)……たっく、……効果絶大すぎて嫌んなりますね……。お陰さまで、今めちゃくちゃ体内で色々動いてますよ……。(折れた骨が、裂けた肉が、違えた筋が、みりみりと、めきめきと、微かな音を体内に響かせながら元の位置に戻って行く感覚。ちょっと痛い)
フォーリー・セビキウス 2021年5月6日
しかしまあ、なんだ。お前が人じゃなくて良かったよ。(左手でポリポリと頭をかく。)オレの血には大人くらい簡単に倒せる神経毒が含まれててな。解毒剤を用意しておけば問題は無いんだが、あいにく今はなかったからな。
雲烟・叶 2021年5月6日
(みし。めりめり。体内で捻れた骨が元の位置に戻って行く音がする)……下手をすると、ヤドリガミでも効きますよそれ……。自分の場合は取り込んだ血液は刻印に吸収されるも同じなんで、身体に影響ありませんけれど。(相手の言い分に呆れたような視線を向けるその顔は、何時もよりほんのりと血色が良い)●
雲烟・叶 2021年5月6日
だから、痛みも感じるし、殆どひとと変わらない作りだって言ってるじゃねぇですか……。(呆れた。まあ、助かったのは事実なので何とも言いづらいが。左手もゆっくりと動かしてみる。うん、骨は繋がった。まだあちこち少し痛いが、あとは貧血が残っている程度で立ち上がるにも支障はなさそうだ)
雲烟・叶 2021年5月6日
お陰さまで。とりあえず、帰るまでは保ちそうです。(壁に手を着いて、少しだけ億劫そうに身を起こす。少しだけ視界がくらりと回ったが、ゆっくりなら歩いて戻れそうだ)●
フォーリー・セビキウス 2021年5月6日
飲むか?(袋から缶ビールを取り出す。)
多少温くなったが、まだ飲めるぞ。
●
雲烟・叶 2021年5月6日
結構です。……持ち直したとはいえ、ふらっふらの相手に酒を勧めるってどうなんですか、あんた。(相変わらず可笑しな男だ。立ち上がれたのを確認するように、その場で一度、二度、脚を動かす。残留している不具合としては貧血。それと、両腕が一番痛いが、少なくとも大怪我の範囲からは脱している)
雲烟・叶 2021年5月6日
動けるようになったんなら、力尽きる前に帰りますよ。●
フォーリー・セビキウス 2021年5月6日
痛みを紛らわすのに最適だぞ?(ハハッと笑いながら冗談を言う。)
なら、少し付き合え。まだ酒が残ってる。●
雲烟・叶 2021年5月6日
だから、帰るって言ってるでしょうが。……あんたの血液で刻印が動いてる内に帰り着きたいんですよ……。(元から、この煙管はそんなに体力がない。大怪我をしてそれなりに貧血がある現状、まだ身体の痛みは鈍く訴えて来るし、何とかして相手の血液でブーストが掛かっている内に安全圏の自宅まで帰り着きたい)
雲烟・叶 2021年5月6日
(壁に手を着いて、ゆっくりと歩き出し掛けて、思い出したように視線だけ振り返り)……借りはお返しするんで、何ぞ希望があったら今度教えてくださいな。(では。短く別れを告げ、酷く億劫そうに歩き出して背を向けた)(何時もよりたっぷり時間を掛けて、家に辿り着いたら間違いなく居候に悲鳴をあげられることだろう。まあ、辿り着きさえすれば、何とでもなるのだ)●
フォーリー・セビキウス 2021年5月6日
(首を横に振り、ハッと鼻で笑うと酒に口を着けた。)振られたか。
(帰り姿を見送りながら、軽く手を振った。そして残りを飲み干すと、ゆっくりと立ち上がった。そして彼の後を着け始める。遠巻きから監視するように。目的は彼がちゃんと家に辿り着けるか、その確認。彼奴の痛みは身体だけの問題じゃなさそうだが、それを解決するのは役目じゃないな。だがまあ、その手助けくらいはしてやろう。そう思いながら、歩き始めた。)●