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くらいくらい標もない夜に

朽守・カスカ 2018年12月21日

*


ランタンのガスも切れ

分厚い雲に星も月も、全く見えなくて

くらくて、何も見えない夜のこと。


真っ暗な灯台には誰も訪れるはずもないのに

不思議と響く、足音。


「やぁ、こんばんは」




*
顔も見えぬ、こんな夜だけど

少しお話ししてみない、かい?




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朽守・カスカ 2018年12月21日
(手を眼の高さまで上げてみても、全く何も見えなくて)ふふ、此処まで何も見えないと、不思議な気持ちだ。
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朽守・カスカ 2018年12月21日
そういえば、父さんが言ってたな。「本当に真っ暗だと僅かな距離も、永遠に思えるから気を付けなさい」と。本当に暗い世界が何処までも続いているようだ。
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朽守・カスカ 2018年12月21日
…こんな夜だからこそ、きっとどこか遠くに繋がっても不思議ではないのかも知れない、な
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朽守・カスカ 2018年12月23日
(何も見えないからこそ灯台の端に座れば、風に体を抜けて、それはまるで空を飛んでいるようにも感じられてしまう。)(無限に続く遥かな空を飛ぶように)
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朽守・カスカ 2019年2月17日
私の考えが間違ってなければ、此処は5月ぐらいまで、灯りがつかない筈さ。
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浮白・銀翠 2019年2月19日
(ぴしゃん。と水音一つ)…まぁ。こんなところでお話し声が聞こえるなんて…ふふ。どこの誰かも存じませんが……良い夜でございますね。
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朽守・カスカ 2019年2月20日
(常に響く波音とは異なる水の音。続いて響く、覚えのない声に少し驚いて、でも驚くさまは見せず)おや、こんばんは。月明かりも届かない、暗い夜だけれど……そうだね、今日は海が穏やかな、良い夜だ。(言われるまで気づいてなかったけどね、と笑うように言って)…私はカスカ。朽守カスカさ。
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浮白・銀翠 2019年2月20日
まぁ。今晩話。(やや声は弾んだ響き。機嫌良さげな音を滲ませ)この闇の底のような朔の夜にナニとも知れぬものに名を明かされるなんて。豪胆な方?それとも、純粋な方?しかしご注意なさいませ。眉毛を数えられるとも限りません。……けれど。名乗られたのなら名乗り返さねば…わたくしは銀翠。浮白銀翠。どうぞお見知り置きを。カスカ様。
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朽守・カスカ 2019年2月21日
(その問いは尤もで、だからこそ暫く考えて)…そうだな、それでは私の性分は純粋と思ってくれると、幸いだね。なので、純粋な私で遊ぶようなことはしないでくれるかい?(くすくす笑いながら答える)…銀翠君、か。こちらこそ宜しく頼むよ。ただ、様と呼ばれるほどのものではないよ。
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浮白・銀翠 2019年2月23日
ふふ。意地悪でございましたか?それは申し訳ございません。かわいらしいかた。純粋は美徳です。…捩じれ曲がらない限りは。 あらあら…わたくし、どなたさまもお呼びする際はそうお呼びするのが常でございますが…お嫌?
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朽守・カスカ 2019年2月23日
全く私のような、いたいけなものに意地悪はいけないよ?(真っ暗闇で見えないのをいいことに、好きなように喋ってみて、でもその口調とは裏腹に、響く声は楽しげで)…でも、確かに捩じれ曲がってはよくないな。気をつけるとしよう。 別に、嫌というわけではないが、単純にむず痒いだけ、さ。
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浮白・銀翠 2019年2月24日
むず痒い…。… あまり慣れていらっしゃらない?カスカ様は普段どのような風にお呼ばれに? わたくし、どのような方も… (一瞬言葉が閊えた。その間に何をよぎったのか音に乗ることはない) そのように、お呼びさせていただいておりまして…宜しければ呼ばせてくださいな。
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朽守・カスカ 2019年2月25日
父からは呼び捨てで呼ばれていたので、呼び捨てが一番慣れているかな。ただ、逆を言えば慣れる機会でもあると言える。銀翠君の好きに呼ぶといいさ。(僅かに閊えたことも、気にする様子もなく)
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浮白・銀翠 2019年2月26日
あぁ。お父様でございますか。ふふ、大事に呼ばれておられたのでしょうね。己が名を呼ぶ肉親の声が印象深いというのは、好いことでございましょう。 はい。どうぞ、慣れてくださいましな。カスカ様。
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朽守・カスカ 2019年2月27日
言われてみれば確かに、父にはちゃんと名前で呼ばれていた、な。ただ、印象深いのは父と2人きりで、こんな人里離れたところに住んでいたからね、他の人に呼ばれる機会が乏しかっただけ、とも言えるかな。(そういいながら、様、と付くたびに慣れぬ思いとなって)
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浮白・銀翠 2019年2月28日
まぁ…。ここはあまり人のおとなう場所ではございませんでしたか。人里を離れているなら生活に困ることも少なからずあったでしょうに。それでもお父様とお二人でいらっしゃったのなら、ここはそれだけ大事な場所なのでございますね。 …ふふ。左様でございますか。ならば珍しいお話し相手になれたようで、幸い。
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朽守・カスカ 2019年3月2日
そうだね、生活は豊かではないかもしれないけれど、私自身は見ての通り(暗闇の中で見える事は叶わなくても)ミレナリィドールだからか、あまり多くを求めずともなんとかなっていたものさ。 銀翠君こそ、普段はどのようなところに暮らしているのかい?
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浮白・銀翠 2019年3月5日
まぁ。愛されたお人形の方でございましたか。… わたくし? わたくしは水面の底に。いつもは灘へと出ることは、ないのですけれど。 不思議。 『こんな夜だからこそ、きっとどこか遠くに繋がっても不思議ではないのかも知れない』でしょうか。ふふ。(ぱしゃん。とまた水音一つ)
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朽守・カスカ 2019年3月6日
……水面の底?おや、君は水の世界の住人なのかい。ふふ、深い海の底は光も届かぬと聞いたけれど、本当なのかい?(好奇心が抑えられないようで、つい尋ねてしまい)って、聞いていたのか。そうだね、その通りだ。どこか遠くへ繋がって、君との縁ができたんだ。喜ばしいことさ。
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浮白・銀翠 2019年3月9日
ふふ、どうでございましょうか。わたくし、水に棲まうものではございますが、海原へは出ませんもので。穏やかな場所でしか生きられそうにありませんもの。… けれど、今宵はここに来られてよかった。きっと陽の差すうちはすれ違っても気づきはしないでしょうから。…   すれ違うことすらないかもしれませんし、ね。
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朽守・カスカ 2019年3月17日
そうか、君は海に住まう人ではなかったか。ふふ、すまない、私自身海に近いところに住んでいるから、つい思い込んでしまったよ。 …穏やかな場所でしか生きられないとは、銀翠君は優雅な出立ちをしているのだろうか?(言葉遣いも丁寧だし、ね。と笑いかけるように話し)暗いからこそ巡り会う縁というのも、不思議な話だ
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