第六猟兵マスター講座#2 「地獄の実践編」その6
グァンデ・アォ 2019年6月24日
《26:22~32:25》
(背景変わる)
上:大事なことはですね、ラノベのタイトルもえっちな漫画もそうなんですけど、属性に刺さるかどうか、楽しめるかどうか、あと、えーと、裏切られないかどうか。
この三つを重視した結果、このようなタイトルのコンセプトが増えてきたということになります。
これが全てではないんですけど、どちらにせよ、刺さるものたのしめるもの、裏切られないものを求めて、結果、ユーザーの要請の結果これが増えてきたということなんですね。
(コメント:「意外性を楽しめる人間が減ったという事か……」)
上:しかるに、はい、PBWの意外性を楽しめる人間が減ったというかですね、意外性がある作品はみんな好きなんですよ。ただ、「意外性ありますよ」ってことを言ってほしいんですよ。
えーとラノベ、えっちな漫画の話をしましたんで、例えば、えー、『マトリックス』という世界的に大ヒットした映画を言いましょう。
炎:はいはいはい。
上:あれはですね、映画業界の中で、かなり珍しいプロモーションをしたんですよ。それがヒットの一因だとも言われています。えーと、具体的に言うとですね。
炎:はい。
上:あの、『マトリックス』はですね、えーと、予告編、映画の予告編でですね、オチを全部言っちゃってるんですよ。
炎:ああ。
上:『マトリックス』の映画予告編を覚えてらっしゃる方いるかもしれないんですけども、映画の『マトリックス』の予告編って、ほぼラストバトルまで全部のってるんですよ。
炎:確かに。のってますね色々、ばりばり。
上:そう、実はですね、えーと、『マトリックス』って、よく考えたら、現実の世界を生きているサラリーマンのネオさんが、今生きている現実世界はコンピュータ世界で、えーと、救世主として戦うことになる、っていうこと、話なんですよね。『マトリックス』は。
炎:そうですね。
上:はい、で、みんなこの情報を知ってるうえで映画館に観に行きましたよね?(笑)
炎:確かに! 知ってて自分も観に行きました。
上:それ知らないで『マトリックス』観に行って、「わあ、びっくりした」っていうことは無い、無かったじゃないですか。
炎:はい。
上:当時はみんな、みんな知って、予告編見て、すごいバトル? 立ち上がってキューって回ってみたいな、あの、バトルを知ってる時点で観に行ったわけです。
あれは、全く新しいプロモーションだったわけですよ。
炎:はい。
上:やっぱり、「ネタバレされたら終わりじゃん」っていう映画だと思いきや、ネタバレの先が面白いから、えーと、全部、ラストバトルの寸前までバラしてしまいましょう、みたいなことが、まあ割と、画期的だったわけですよ。で、みんな、しに、知って行ったのに、もちろん面白かったということだったんですね。
(コメント:「エロマンガより絶対マトリックスの話したほうがよかっただろwww」)
上:いやいや、ちょっと、えっち漫画の話をしとかないと、『マトリックス』の話、信用してもらえなかったじゃないですか(笑)
炎:(笑)
上:そういう、そういうことですよ。大事だったんですよ。別に悪気があったわけじゃないんやぞ。そういうことです。
えーと、良い、言って良いネタバレ、もっと大きなネタを隠すためのネタバレだったら、「こういう話です!」っていう説明は、どんどんしていこうというのは。
もう『マトリックス』というのは、二十年ぐらい前の話ですよね? 映画としても。そのころからすでに確立されていた手法なんですよ。
炎:なるほど。
上:はい。で、それはなぜか? 刺さる、裏切られない、楽しめる。これを説明することによって。
誰だって、とんでもないどんでん返しを楽しみたいし、ひどい話も楽しみたいし、悪に怒る話も、平和な話も楽しみたいわけですよ。でも、ラーメン屋に行ったらラーメンが欲しいわけ。
炎:はい。
上:カレー屋に行ったらカレーが欲しいわけ。
炎:はい。
上:んで、やっぱり、あの、なんていうの、カレーの奥にびっくり食材がありますっていったら、びっくり食材があることぐらいは教えてほしいわけ。
炎:確かにそうですね、はい。
上:そうなんです。これがPBWにおいてはオープニングになります。
炎:はあはあはあ。
上:はい、はい、そうなんです。オープニングになります。これがオープニングなんですよ。
炎:はい。
上:というわけでですね、えーと、幸いにも、たくさん第六猟兵にはシナリオがいっぱい出てますけども。
炎:はい。
上:まだ、まだタイトルで釣らなくても大丈夫。皆さんけっこうオープニングを、読んでいただきます、読んでくださいます。
なので、オープニング読んでくださいますから、オープニングで、えーと、内容が分かる、えーと、この、「今後こんな面白い話をしますよ」っていうことを伝える必要があるんですよ。
(背景変わる)
上:で、面白いかどうか。PBWにおいてはこの一点です。自分のキャラの活躍が思い浮かぶかどうか。
これが、「刺さる」「裏切られない」「楽しめる」オープニングの条件になります。
炎:なるほど。
上:ね? 分かるよね。これです。
炎:ああ、はい、分かります。
上:これがオープニング内容です。なにしろ、入ってしまえばタイトルのいい悪いなんて関係ないじゃないですか。
炎:そうですね。
上:うん、ただ、オープニングの内容は、えーと、これを、オープニング読んで、たとえものすごい美しい文章であっても、自分のキャラの出番が全く分からなかったら。
炎:(笑)
上:参加する気しないでしょ?
炎:その通りですね、確かに。
上:はい、そうでしょ? んで、「おれはこんな活躍する!」って言って、「ラーメン」っていう活躍を出したとして、「ハンバーグ」出てこないほうが嬉しいじゃないですか。
できれば「ラーメン」が返ってくる、だけど、「チャーシュー」が二枚のってて、「え!? なんでおれがチャーシューめっちゃ好きなの知ってたの?」って言われたら、良いオープニングです。分かるよね?
炎:分かります。
上:そういうことです。
ラーメンを食べに行って、チャーシューじゅ、チャーシュー好きの人がラーメン食べに行って、チャーシュー麺が返ってくる。これが良いオープニング、ま、良いマスター、良いシナリオになるわけです、はい。
炎:なるほど。
上:で、「おれチャーシュー嫌いなんだよなあ」と思って、ラーメン屋に行ってラーメン頼んだら、ちゃんとチャーシュー抜いてある、みたいなことが、良いマスターの、良いマスター、良いシナリオ、良いオープニング、良いリプレイなわけです。
これを「わたしは良いマスターであり、良いリプレイを書きますから、良いプレイングをくれ!」っていうための、最後の砦がオープニングなんですよ。
炎:ははあ、なるほど。
上:だから、オープニング八割です。
逆に言うと、ここはラーメン屋です、と。「チャーシューが好きな人にはチャーシューを無料サービスします。ネギが好きな人にはネギをあげます」みたいなことをオープニングに書いておけば「じゃあ俺はチャーシュー麺ください」っていうプレイングがたくさん来るので。
うん、そうでしょ? そうすると書きやすいんですよ、はい。そういうことでございますね、はい。
なので、オープニングにチカラを入れましょう、ということです。ここまではいいですね?
炎:はい、OKです。
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