第六猟兵マスター講座#2 「地獄の実践編」その5
グァンデ・アォ 2019年6月23日
《21:32~26:22》
炎:はい。
上:オープニングのやつは、オープニングというのはですね、ラノベのタイトルと同じです。
たとえば、ラノベのタイトル、はい、ご覧ください。いま、たとえばこんなんがありますね。「異世界転生した事務員の俺が、経理の知識でドラゴン狩ってハーレム生活!?」みたいな!(笑)
炎:(笑)
上:こういう、あの、ラノベのタイトルな。オレがさっき考えついたやつですけど。
炎:なるほど。
上:あるじゃないですか、これって。
炎:すっげえありそう。
上:そうでしょ、そうでしょ?
このタイトルって、何のために作られたか、と。もう、タイトルでオチまで言っちゃってる、っていうことですね。
炎:確かに。
上:はい、これはですね、何のためにやるっていう。
「こういうラノベタイトル嫌い」っていう方もたくさんいらっしゃいますと思うんですよ。
(背景変わる)
上:でも、そして、えーと、まだ、まだちょっと早いかな?
あの、ですね、えーと、説明するんですけども、えーと、これは何のために作ったかって言うと、まず、えーと、これは編集者の要望で作られたと思ってる人が多いんですよ。はい、ですよね。
で、『Twitter』とかでも、「カッコいいタイトル考えたのに、編集者に、これ系のタイトルに替えられちゃった」っていう苦労談をよく聞くと思うんですね。
炎:ありますね。ありますあります。
上:はい、それは可哀そうだと思うんですが、実はこういう系のタイトルができたそもそもの理由はですね、ユーザーさんの要望だったんですよ、はい。
炎:おお。
上:山のようなライトノベルがあった時代にですね。
炎:はいはいはい。
上:えーと、こう、タイトルカッコいいのがいっぱいあったんですね。めちゃくちゃカッコいいタイトルがいっぱいあった。
炎:ですね。
上:それで、えーと、たとえば、要するに、あの、たまに流行った作品を買う人とかだったら、このタイトルの作品を買う必要はないわけですよ。
炎:はいはい。
上:要するにメインストリームじゃない人は、これを買う必要はないんですよ。
ところが、まあ、百冊以上くらいラノベが出ているわけなんですよね、はい。
炎:出てますね。
上:そして、その中から十冊ぐらい買う人っていうのがいるわけですよ。ラノベのメイン層。
炎:うんうんうん。
上:「なんなら百冊全部買う」って人もいるわけなんですよ。
炎:(笑)
上:でも、その人はですね、まあ、このタイトルになる前に、このタイトルが流行る前はですね、散々騙されてきたわけなんですよ。
炎:騙された?
上:そう、ヒロインと仲良くやる、あの、楽しい小説かなと思ったら、ヒロインが寝取られたり(笑)
炎:(笑)
上:ファンタジー、コテコテの純正ファンタジーと思ったら、ロボット出てきたり。こういうのがあったわけですよ。
んで、幸せな暮らしだと思ったら、ヒロインがさらわれてしまって、ほら。「サラマンダーより、ずっとはやい!!」(笑)
炎:(爆笑)
上:みたいなね、ことをされてしまったり、ことがあるんですよ。
炎:はい。
上:まあ、そういうことがあったんですよ。そういう、辛い、ユーザー、毎月たくさん作られるライトノベルにおいてですね、ハズレを引くことによってですね、業界自体に嫌な気持ちを抱いてしまう、という読者さんが、結構いらっしゃったんですよね。
炎:なるほど。
上:はい、なので、逆なんですよね。まずその、ユーザーの要望があって、「俺の妹」がヒットしたんですよ。
炎:なるほど。
上:『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』という、いわゆる『2ちゃんねる』のタイトル的な手法ですね。
炎:はいはいはい。
上:はい、で、えーと、まあ、あの、名前を聞いて、あの、声を聴いていただけばわかるんですけど、ファイヤーホイールはこんなにえっちなカラダをしてるのに男なんで。えーと(笑)
炎:いや、声関係ないじゃないですか(笑)
上:説明しますけれども、もうなんか、この前にですね、この騙し商法、騙し手法によってですね、滅び、一瞬滅びかけた業界があったわけですよ。
炎:ほうほう。
上:それはですね、エロ漫画業界です。エロ漫画業界。
炎:なるほど。
上:はい、はい。えっちな漫画の業界はですね、もっと、もっとサバイバルだったんですよ、もう。
炎:はい。
上:平和なやつかと思ったら、手足切られちゃったりとか(笑)
もうなんか、騙し討ちが日常茶飯事の世界だったんですね、えっちな漫画の世界は。
これは辛かった、辛かったんですよ。もう読みたくもないやつを高いお金を払ってですね、しかも家の本棚においてある、みたいな時代があってですね。
ホントにえっちな漫画は壊滅的なダメージをこうむったことがあったわけなんですよね。
でも、それが嫌いな人、あ、好きな人もいるわけですよ。いるわけです。だから、その人に届くべきじゃないですか。せっかく書いたんだから。
炎:確かに。
上:で、そのために防衛された手法が、タイトルでオチを全部言っちゃう、という手法だったんですね。
炎:(飛)
上:そうです、そうです。びっくりどんでん返しをするんだったら、最初に「どんでん返しがあります!」っていう説明をして、「それでもいいなら買ってください」っていう、リテラシーの高い人を相手にしようと。
炎:はいはいはい。
上:ということにしたんですよ。
炎:なるほど。
上:結果的に残ったんですよ、これが。生き残っただけであって。
もちろんこうじゃないのもありますよ。あの、作品のインパクト、イラストレーターさんの良さとかは、あの、あと、タイトルの、なんていうの、印象深さとか。
たとえば『いなくなれ、群青』とか。これはもうタイトルだけで、内容が分かんなくてもめちゃくちゃ面白くなる感じがするじゃないですか、はい。あの、そういうやつとかも良いわけなんですよ。
『ゴブリンスレイヤー』とかもね、まあ、分かりやすいし、っていうのもあるし。
なので、えーと、次のページをお願いします。すいません。
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