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歩いて、揺れる

朽守・カスカ 2019年6月2日

東の空が白んでくる

深く、長い夜もそろそろ終わり


静かに煌めいて夜を飾った満天の星々も

夜空と共に、眠りの時


*
よければ、どなたか

共に、ひとときを




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朽守・カスカ 2019年6月2日
(休む前に見回りを。孤島といえども一巡りするには、ほどほど、時間がかかるようで)(そうして歩くたびに、ランタンの灯は揺らめく)
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朽守・カスカ 2019年6月2日
(止まった時の中に住まうような暮らし)(だからこそ、刻一刻と空が移ろいゆくこの時間がとても好ましい)
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イトゥカ・レスカン 2019年6月3日
(夜闇が薄らぎ白みだした空。幾分見通せる様になり始めた視界の隅にカラン、揺れた灯はどうやら備えられた照明などではないようで) おや、この様な時間に誰かと出会うのは珍しいですね。こんばんは、……いえ、もうおはようでしょうか? (流石に早いでしょうか。灯りも携えず夜歩きに興じていたらしい男がふわりと笑う)
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朽守・カスカ 2019年6月4日
(響く声に、首を傾げて視線を送る)(問いかけられるような挨拶に、少し考えて)やぁ、おはよう、かな。君は、散歩かい?(どうしてここになどと気にする様子はなく、ただ、立ち話をするように話しかけて)
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イトゥカ・レスカン 2019年6月5日
(返された挨拶ににこりと笑みを深め) ええ。趣味の様なもの、でしょうか。眠りたくない夜がよくよくありまして、こうして夜明かししていると言う具合です。あなたは此方に住まわれているのですか?(歩く姿は慣れた様子に思えた。見慣れぬ道をふらふら行く自身とは違いそうに見えた)
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朽守・カスカ 2019年6月5日
眠りたくない、とは言うものの随分と夜更かしだね。(問いかけに緩やかに笑って)そうだね、近くに住んで、この辺りは私の庭のようなもの、かな。
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イトゥカ・レスカン 2019年6月7日
静かで良い場所ですね。潮風が心地よいです。(ほのかに風が運び来る海の香り。なびく宝石めいた髪を抑えて目を細め) それにしても、私が聞くのもなんではありますが……この様な時間に何故、外に? 朝の散歩には早い時間でしょうし。
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朽守・カスカ 2019年6月8日
ふふ、寧ろ喧騒を求めたとて、それは叶わないような場所さ、此処は。(その心地好さそうな表情に、微笑んで)日課のようなものかな。私の1日の締めくくりに、移ろいゆく夜の名残りを惜しんで、見回り、さ。
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イトゥカ・レスカン 2019年6月12日
締めくくりという事はこの後に眠られるのですか。お互い中々の夜更かしの様ですね。(ぽつりぽつり、刻々と星が眠りについていく。夜闇が薄明に溶けていくのを遠くに見遣り) もしよろしければ、少しご一緒しても良いですか? 見回りの足を止めてしまうのも悪いですから。
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朽守・カスカ 2019年6月14日
そう、だね。見回りが終わったら休むつもりさ。確かに私も随分と夜更かしだ。(東の海と空の境が僅かに色付いてゆくけれど、足元はまだ薄暗い)ふふ、付いてくるのは構わないよ。でも、転ばぬように気を付けておくれ(転ばぬようにランタンで足元を照らして、不意に気付いて)名乗ってなかったか。私はカスカ。朽守カスカさ。
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イトゥカ・レスカン 2019年6月18日
ええ、気を付けます。……どうにも他人より一等鈍い様ですので、厳重に。(恥ずかしながら、と苦笑を滲ませて。照らす明かりに感謝を述べつつ) カスカ。あわくやさしい音ですね。私はイトゥカと申します。イトゥカ・レスカン。一時ばかり、どうぞよろしくお願いします。
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朽守・カスカ 2019年6月19日
鈍い。ならば……(空が白んできていたから、少しだけ落としていた灯を、強めて)これでよし。あわくやさしい……そのように言われると、少し面映ゆい気持ちだが、こちらこそよろしく、イトゥカ君。(さぁ、行こうか、と伝えるように先を歩み始める)
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イトゥカ・レスカン 2019年6月24日
お気遣い有り難いです、助かります。(より明るくなった足元に目を細め、腰を曲げて感謝を示し) ふふ……名が示す音には少なからずその方の性質が映るものだと、私はそう思っております。(灯の照らす道は明るい。これなら小石に蹴躓いたりは避けられそうだ、先行く歩みを追ってそろそろと足を進め)
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朽守・カスカ 2019年6月25日
どういたしまして。灯台守だからね、災いのないように照らすのは当然のことさ。(だから、気にすることはないよ。そう小さく付け加え、慣れた道も時折立ち止まり、ゆっくりと歩く)名が示す音。ならば、イトゥカ君の名前には、どのような意味があるのかな(尋ねてもよいかな?と問うような口振で)
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イトゥカ・レスカン 2019年6月28日
なるほど。でしたら遠慮なく頼りにさせて頂きましょう。(問いにはううん、と少しだけ困った様に首を傾けて) 私は、私の名の意味を知りません。……いいえ、厳密には、私が覚えていたのはイトゥカという名前だけでした。その名が示す意味を私は覚えていないのです。
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朽守・カスカ 2019年6月29日
ああ、でも私は船頭ではないからね、最後の注意は自らで頼むよ。(そう付け加えながらも、普段よりもゆっくりとしたペースで歩き)(少し困った様子に、考えて)そうだったのか。……ならば、イトゥカ君の名が示す意味を知るときが訪れたならば、そのときは教えてくれるかい?良い意味で幸せを願ったものならば喜ばしく、例え悪い意味であったとしても、乗り越えて強くあれる事を願えるから、ね。
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イトゥカ・レスカン 2019年7月8日
(言葉には一つ頷き返して。目線は時折足先へと落とし) ええ、もし分かる日が訪れたならば、きっとお伝えしましょう。託された意味がいかなるものであったとしても、そう願って頂けるのならとても心強いですから。(胸元に手を添えて目を閉じる。問うても今は答えは返らない。思い出せない名前の意味はまだ空白だ)
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朽守・カスカ 2019年7月13日
もし、その名の意味がわからなくとも、いざとなれば自らで与えれば良いのさ、イトゥカ君自身の在り方で。武勇を誇るもの、慈悲深いもの、美しい色彩をその身に宿すもの。ふふ、空白であればこそ、自ら選び放題さ。(乱暴すぎる提案だろうか、と静かにくすくす笑いながら、ゆるり、巡る)
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イトゥカ・レスカン 2019年7月21日
いいえ、とても良い提案です。分からないなら、空白であるなら、自由でもあると……ふふ。素敵な考え方です。気に入りました。願わくば過去のことが一欠片でも戻れば……とは思いますが、それが難しい時にはそうしようと思います。(会話についつい木を向ければ、少し躓きかける足先に注意をそちらへ戻して)
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朽守・カスカ 2019年7月23日
(気に入ったのならばよかった。そう言うかのように微笑んで)ああ、それと分かる日が訪れる前でも、気が向いたのならいつでも遊びに来るといい、歓迎するよ(たいした持て成しも出来ないが、それでもよければ。と告げる)(そうして、話していく中でも、東の水平線は色付いて行く)
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イトゥカ・レスカン 2019年8月1日
歓迎頂けるだけで十二分ですよ。ここの夜と夜明けはとても綺麗ですから、それを見れることが何よりの持て成しになりましょう。(移り変わる彼方の色に目を細める。見惚れたまま歩くと転びそうだから、ほんの一時だけ足を止めて)
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朽守・カスカ 2019年8月5日
此処の景色を気に入ってくれるのなら、それは嬉しいことさ。けれどもね、それは私の持て成しとは言えないから、少し複雑な気分だよ(それでも誇らしげな響きと、くすくすと楽しげな声が混じる)(後ろからついていた足音が止まったことに気づいて、振り返る。見慣れた空の色が其処に。嗚呼、美しい。)
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イトゥカ・レスカン 2019年8月17日
ふふ……それでは、その時にはまた夜歩きにでもご一緒させて頂ければ。今回限りで隅から隅まで、とは行かないでしょうから。今日は回りきれぬこの島のことをお教え頂けるなら嬉しいです。それを持て成しに、というのはいかがでしょうか?(綾なす空から楽しげな声のこぼれた方へと視線を戻す。どうでしょうか、と首を柔く傾けて)
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朽守・カスカ 2019年8月23日
ふふ、それが持て成しとなるならば夜歩きではなくても、喜んで案内するよ。ああ、でも、季節の移り変わりはあまり期待しないでおくれ、よ(楽しげに笑いながら、手に持つ灯が、揺れる。)
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イトゥカ・レスカン 2019年9月6日
ええ、是非またの折にお願い致しましょう。変化ばかりが良さではありませんから。変わらぬ中を行くのも私は好きですよ。ですのでご安心を。(釣られるように笑い返し、揺れる灯に目を向ける。ゆらゆら踊る影にそのまま暫し視線を注いで)
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朽守・カスカ 2019年9月23日
変わること、変わらぬこと。そうだね、其々に良さがあるものだ。好みはあるだろうけれど、その時々に、良さを見いだせれば問題ない、か。ふふ、よい考えだね。(そうして、視線が灯に注がれることに気づけば)おや、どうしたのかな、これが物珍しい、かい?(問うように、ゆらりと照らして)
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イトゥカ・レスカン 2019年10月9日
ああ、いえ。ランタンは私も夜の伴にすることがあるので珍しいというわけでもないのですが、灯りと影の揺れる情景は心惹かれるもので。(問われてはっと顔をあげる。そう答えながら視線を再び灯とそれが移す影に向けて) 陽の下とはまた違う温かさがあって、綺麗ですよね。灯る明かりはとても好きです。
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朽守・カスカ 2019年10月10日
そう、だね。…昏い夜にも、迷わぬようにと灯しているけれど、その揺らめく明かりも影も、好きだよ。(そうして、ふと考えて。)今まで、あまり気にしてはいなかったのだけど、イトゥカ君のような宝石種の人達は、その影の色も、きっととても綺麗なんだろう、ね。
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イトゥカ・レスカン 2019年11月5日
(ふむ、と髪を一筋摘みあげる。言われれば光を透かす半透明のそれは影にもその色をいくらか映しているのだろう) そうですね…私もあまり意識したことはありませんでしたが、誰かの目に映るこの影がその様に感じて頂けるならば、光栄な事です。(陽に透けた影が如何様か、今度観察してみなければと楽しげに笑い)
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朽守・カスカ 2019年11月12日
(光が髪の色を帯びて色づく様子に微笑んで)やはり、綺麗だね。しかし、こうなるとイトゥカ君は日の差す道を歩むべきだね。きっと、君の影が美しくて、皆一緒に歩きたくなるはず、さ。冬の雪原ならなお一層、ね。(そんな機会があったら、私にも見せておくれ、と続けて)
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イトゥカ・レスカン 2019年12月9日
一面の銀はよく色を映してくれそうですね。いずれ冬が来たならば、真昼の逍遥に行かなければ。ええ、勿論機が巡りましたら是非。(動いた身体に、やわく吹いた風に髪が揺れる度、ランタン越しにちかちか乱反射して色を変え) けれどこうして灯りに透く色も好きですから、夜歩きも同じくらいたくさんしたいですね。
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