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【勾留部屋】我が身を裂くは其の心【シリアス・推理】

ファロ・トゥエルヴ　2019年4月12日

こんなことになる覚悟はしていた。
いや、本来ならこんな程度ではない処遇に置かれていたはずだ。
足の痛みを無視し、周囲を見渡す。
ベッドに洗面台、これはいい。
トイレとシャワーがそれぞれ個別についており、あまつさえ冷蔵庫が置かれている（中には水と清涼飲料と豆製品が入っていた）
船内の警備員だか職員の仮眠室だったのだろう。
さすがに出入口のドアは厳重にロックがかかっている……が、特別な材質ではないし、やろうと思えば破壊するのは造作もない。

そう考えて、思い直す。思い返す。
相手の行動力を、対応速度を、そして――その強さを。
足が痛む。
どういうつもりか目覚めたら治療を施されていたが、それが理由なのかもしれない。
つまり――『お前なんてどうとでもできる』と。

足が痛い。
同じ相手に瞬時に無力化されていた相棒を思い出す。
『霧』をばらまき、その隙に自分たちは転送で撤退するはずだった。
だが、完全に気を失う前に見てしまったのだ。
相棒が転送されていく様を。
そして気づいてしまったのだ。
目覚めたら見知らぬ、ここ最近ですっかり忘れていた、この穏やかで平凡な部屋に独り、取り残されていることを。

ああ、足が痛い。
俺は一人、潜入任務を始めるべきなのか？
それとも自分を見捨てた連中を見返すために、この船に恭順を示すべきなのか？
だが……ああ、だけど……
ずっと命令されてきたんだ。そう動くしか許されないんだ。

足が痛い。
どうすればいいんだ。誰か教えてくれ。
でなければもう終わらせてくれ。

足が――痛むんだ――

※このスレッドではエルピダが襲撃された際に確保した帝国兵を尋問・説得することをメインとした、日常からかけ離れたシリアスなＲＰをすることになります。
苦手、あるいは気分を害しそうと思った方は、どうか日常にお戻りください。
しかし、上記に描かれた帝国兵の心情に何か思うことがある方は、どうか彼を救ってあげてください。

◆ルール
更生を促すキーワードが設定されています。
キーワードを含めた発言に、彼は心を動かされるでしょう。
彼の心情にその手掛かりがあります。

また、尋問、あるいは説得と共にダイスで判定を可能とします。
技能を宣言すればボーナスがつきます。
こちらの場合、判定が成功した回数によって更生が進んでいきます。
ただし、今回は判定が失敗した場合、１つ遠のきます。
「ダイス目-（技能Ｌｖ）＝達成値」「目標値以下で判定成功」
【目標値：不明】【必要成功数：30】

どうか、彼の心に灯火を。




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