【二つ目の爆弾解除!三つ目の謎】奇妙な手紙
ジゼル・サンドル 6月1日22時
君がコードを入力すると爆弾は止まった。
爆弾の下を調べると【時】と書かれたカードと手紙が添えられていた。
今回の手紙は二通あるようだ。
「素晴らしい。それでは三つ目の爆弾のありかを教えよう。
三つ目の爆弾のありかは二枚目の手紙に記した」
気になる二通目の手紙を開くと、誰かに宛てたかのような文面が記されている…
拝啓 想い出の君へ
君に会えぬまま、百、いや千もの日が過ぎた気がする。
汽笛の音が響き、貨、物列車が過ぎる三番ホームにも
あの古書、店、にも君の姿はない。
離れの、屋、根裏部屋から眺めた景色は
遠く、上、の棚の本は埃をかぶったまま。
最終、回、のペェジを綴じるように
映像を反、転、させるように目を閉じれば見えてくる。
二階の古びた、木、の扉を抜けて降りた先。
灯りが灯る庭、馬、の玩具の傍で待っている。
君がここに辿り着くことを信じている。
敬具
追伸:点、を追え
0