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生命研究所リアニメイト社

アト・タウィル　2022年3月13日

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リアニメイト社の表向きの顔：
　サイバーザナドゥで主に人の内蔵や血液、骨、筋繊維などを取り扱う企業。人々が機械化義体へと体を換装する中、『骸の海』に汚染された残る生身を交換し、治療する者へと材料を提供してきた。
　人の胚から培養し、人の肉体へと成長させて出荷している。その肉体には、商品であることを示す入れ墨が頬と腹に蛍光の緑で『Re』と刻まれており、意思もなく培養液に浮かんでいるとされている。
　そんなリアニメイト社だが、顧客が死亡した時に備えて自身の遺伝子情報と記憶を登録し、記憶を継承したクローンを生み出すことに成功し、クローン保険として売り出す事で成長を遂げた。

あまり表に出していない仕事：
　顧客の望む能力を持つ、汎用的なクローン体を販売している。汎用クローン体と呼ばれるそれは、例えば身体能力に優れた個体はヤクザの鉄砲玉などとして、または顔の良い個体は愛玩動物としてなどのように使われ、使い捨てられている。汎用クローン体の元となった者は、すでに記録の上では死亡している者であることが多い。
　汎用クローン体の特徴として、頬と腹に蛍光の緑で『Re』という文字が入れ墨されている。そのような特徴を持つ死体がダストエリアで発見される事がある。

さらに表に出せない事案：
　高額になるが、オーダーメイドのクローンも承っている。顧客自身の物は当然として、既に存在している他者にそっくりな者でも、細胞のひとかけらでも手に入れば作れてしまう。それらを敵対する企業の幹部と入れ替えていき、最終的に企業そのものを奪い取った者もいるらしい。
　表で扱われているような、肉体の代替品やクローン体を作るのに必要な原料は仕入れている。しかし、それだけでは裏で行われている汎用クローン体の作成までは賄えず、ダストエリアで集めた死体を原料として使うこともある。この時、質が良ければその者のデータを使い、汎用クローン体として新しい商品を生み出すこともある。




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