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鈍・しとりのフレンド


😊揺・かくり

こぼれおちて、ゆこうとも
遠き彼方の密か事。仕合わせの環は色褪せた。往くべき路を違え、辿る事も叶わずに喪った泡沫の枝分れ。望んだ夢の儚さを抱いて、花嫁は昏き水底へと去ぬ。新たなる旅路の幸いを祝いながら。総て奪い往く背を呪いながら。――軈て、ひとつの死より目を醒ます。■過去たる呪符は剥がれ落つ。紛いの躯も、孤毒が潜む爪先も、臓腑を灼く慟哭も。何一つとて代わりやしない。求めた報えは、黄泉の何処にも在りはしない。其れでも、私は、
親近感

😊雨・萱

雨下雨下──
曾て見たことがある、旱に草木枯れ果て命悉く絶えんとする村を。遥かなる岩壁に磔にされた、女はひとり雨を乞う為に。//天を焦がす陽など要らぬ。我を焦がす彼奴など要らぬ。よしてくりゃれ。そなたはこあい。そなたはひどい。そなたなど要らぬ。呪ってくれよう。そなたを隠す、雲となり、雨となり。//巡りめぐる旅路の道すがら、そなたはなぜ我を解放ってくれたのじゃ?
同類

😊榎本・英

やあ、今日も良い天気だね。
筆は綴る為に有るとは限らない。男は人である。平凡な日常を過ごす平凡な推理小説家であり、馴染みの煙草屋で暇を持て余す通行人Aでもある。やはりただの人だ。特段変わったことなど無い。
興味がある

天狗火・松明丸

灯りは要らんか?
川の流るる山奥に座す天狗の気紛れにより生まれた火の怪鳥、松明丸とは此の男の事。長らく草木茂る自然の中で夜な夜な人間を化かしてきたが、そんな相手も居なくなった頃、古臭い仕来りを捨て何時しか人真似をする様になった。病を流行らせ、怯え逃げ惑う姿を好むが女の涙には滅法弱い。
好意

😊唄夜舞・なつめ

何度目の夏だとしても。
“ あいしてる ” と伝えた存在は。心に巣食うのは、俺が求めていたのは──共に死した弟だ。死後手にしていた途絶えぬ輪廻転生の力での邂逅を信じ、幾千と自ら命を落としては、必ず夏に生まれ変わった。この夏は何度目の熱だろう。死んでは生まれ、その度に何かをなくした。疲れたんだ、止まらせてくれ。願いは弟の未練を断った後、一生を約束してくれた愛する“ つがい ”が叶えてくれた。俺はもう自らを──終焉らせない。
腐れ縁

😊隠乃・皎


人魚から、竜神に成り損なったが故にその身は不完全。竜身の脚は鰭のよう、尾は魚の尾鰭。不全であることを受け入れて諦めるまで長い時を経た。しかし己の姿を恥じて引きこもり生活が長かったが故に、話すのが今はちょっと苦手。最近開き直ってお外に出…ようとした。無理だった。ひきこもりがさいのこう。黒髪は青み帯び、眠そうな瞳は海の底の青。西洋かぶれ。わりとちょろい性格をしているので、打てば響く。
一目置く

😊千々波・漣音

仕方ねェな、困ってんなら神格高いオレに言ってみろ
自信満々俺様なちゃらい竜神……に見えて、お人好し一途な不憫属性。偉そうな事を言いつつお人好しに世話を焼き、振り回される。好きな子には素直になれないが、後で使い魔達に本音漏らす日々。外見20歳位。長生きだが流行り物大好き。手先器用で家事万能。愛用のバス停は嘗ての邪神との戦で唯一残った大事な物。戦前は海沿いの神社で信仰されていたが、戦後は社持たずふらり気儘にと。純血で神格は無駄に高いが、でもやはり不憫
お隣さん

😊ユヴェン・ポシェット


オパールの身体をもつ青年。一見人間に近いクリスタリアンだが、よくみると肌の所々石が剥き出しなっている。肌表面に見える石は、その時々で場所や形、大きさが変わり、虹の光を放つ。割と真面目な性格で、お堅そうだが慣れた相手にはそうでもない。無自覚マイペース。動物や植物が好き。 基本的に漢字名は名字、カタカナ名は名前呼び。
お隣さん

😊伊集院・真叶

明日を思い、明日を願う
真名を読み解き、真名を喚ぶ。我人為らざるモノを使役する者也。 帝都を影から守護する一族に連なるもの也❒己が能力が全ての一族。才無き者は蔑まれ、才ある者は重宝される。一族を背負う者として育てられたが、力を伸ばしてきた弟に座を追われる。当主として更に力を付けようと猟兵になるも意外に猟兵の方が性に合っていると解り今に至る❒主に使役するのは管狐。雑用でこき使われる2匹は偉い迷惑だとかなんとか
お隣さん

😊ティル・レーヴェ

しあわせでいたいの、あなたの。あなたと、ずっと。
嘗て、聖女と言う名で飼われる墓場鳥の雛であった娘。常夜の鳥籠を離れ身繋ぐ金鎖も解かれ、春梟エアルオウルズの姓を抱き今を夫と生きる雌梟。◾️儚げな容姿に雅然とした口調。髪咲く鈴蘭揺らし、往き重ねし縁は藤の眸に映し心に刻む。■想い出護る勿忘は白に添い、永遠の誓いは花と結び、契り、薬指にふたつ宿し咲く。揺れる簪、想いを灯す沈丁花。足結ぶ赤薔薇レェスは密かな証。添い咲く心、帰る処はリラの傍《T.E》
面白い

😊城野・いばら

笑顔の花を、まもりたいから
🌹今は無き、日沈まぬ不思議な国の美しい城を彩っていた白薔薇。通せんぼが得意な棘の生垣だった。無垢で無知なお喋り花は、物語の垣根を超えて。花緑青の瞳輝かせ、アリスの笑顔を胸に咲いて咲って何処へでも。そうして旅路の先、出逢えたのは温かな陽光🪶2023.10.23.結婚。冴島・いばらとして。いとしい彼の隣で、また新たな物語を紡ぐのです【補足】同郷さん:~さん/それ以外の初めましてさん:アリス呼び
顔見知り

😊エール・ホーン

ボクはね――みんなの夢を彩るキャストになりたいんだ
『そうしていつか、あなただけの望む、ボクになるから』(底で、待っていて)。鮮やかで優しい絵本の世界に憧れた少女。真っ直ぐな一本角と大きな翼、立派な蹄は大の自慢。絵本の中のキャストなら、自分は王子様をお姫様のもとまで導く白馬だと言い、恋のキューピットにだって憧れちゃう。今日も少女は大好きなみんなの笑顔の為に踊る。――あの日、そういうふうに、造り変えられた。*[date]身長は角を含めたもの。
ご近所さん

😊蘭・七結

いのちの花を結わいましょう
冠する牡丹一華が綻ぶ。透明なこころを猛毒にひずめ、あかい渇慾にいのちを賭したまなくれなゐ。乞ひした『かみさま』との逢瀬を経て、かの祝愛を眸に結わう。眞白きつがいを添わせ、常闇を染めゆく花の嵐 ❁ 無し色の鬼は腥い戀に染まり、白蝶とのゆかりを編んで結目を成す。いつくしき希みを裡に探求の糸を手繰り続けながら、みことの聲を纏わい翔けてゆく。浮かぶ賜金の環が囲うのは、幸いなる彩夜の耀き。久袁を綯ゆ唯一華
綺麗

😊リル・ルリ

愛歌い、こい咲かす―開演時間だ、有頂天外の喝采を!
.。o君がため、僕は歌う。o春謳う桜のように愛歌う歌姫、元グランギニョールの瓶詰め人魚。父たる吸血鬼より劇団を継ぐ─名は『櫻沫の匣舟』座長、リルルリ.。月光ヴェールの尾鰭が揺蕩い螺鈿を描き、響く歌沫は黄金の旋律。透徹にして玲瓏たる銀細工の歌声―春蕩け硝子の音色.。柔く瞬く薄花桜の瞳は春空を映し、冬の彩に桜珊瑚を添え秘色の髪は瑠璃に染る。戀した半月闘魚は愛を識り匣舟は春と歌乗せて漕ぎ出した。君と共に
ステキ

😊宵雛花・十雉

歩いていくよ、夜明けまで
サクラミラージュを拠点とする私立探偵。強い男に憧れる気弱な青年。長年自分を偽って生きてきた彼は、少しずつ本当の自分と向き合い始める。□■あたたかな縁や居場所に恵まれ、少しだけ強くなった。いつかは自分も誰かのよすがになれたなら。□■不眠症。花が好き。よくも悪くも純粋で子供っぽい。生と死を繋ぐ霊感体質だが、生者にも死者にもなりきれない。愛されたがりの死にたがりは大切な皆と今日を生きる。
ステキ

😊天沢・トキ

ね!ね!飛び込んでもいいかな?
🐾子沢山な化け猫一家の末っ子で、つねに全力疾走な元気娘。軽やかな足音にリンリンと鳴る鈴の音がお供する。耳と尻尾はまだ頑張らないと隠しきれないので普段は放置。本性は人懐こい茶トラの子猫。🐾素直で元気、よく笑いよく喋りよく泣く。くるくる変わる表情と果てのない好奇心が標準装備。🐾老いた化猫の忍びを師と仰ぎ、立派な猫忍を目指して爆走中。
好印象

😊ネクロ・リビングデッド

死体ちゃんって呼んでね!
初めまして! 享年17歳、死んでから57年で合計74歳の死体ちゃんです! 死体ちゃんって呼んでね! 趣味は食べること、美味しい物を探すこと、いっぱい食べること! 好きなものは食べれるもの! 体を保つのにね、たんぱく質って重要なんだってさ。知ってた? それから……ええと、名前? 名前は死体ちゃんだよ? ネクロ? それって死体のことでしょ? だから気軽に死体ちゃんって呼んで欲しいな! 仲良くしてね!
興味がある

😊ミラ・ホワイト

ね、聴かせて。あなたのお聲を。
❇︎吐息が白く染まったら、鐘の音が近付いたら、街を彩る燈が増えたら――わたしを飾って。❇︎始まりと終わりのひと繋ぎに、白い松ぼっくりと金銀クーゲルを着飾って、咲うは一輪のポインセチア。紅いリボンを華やかに結いたら、扉の前で御挨拶。永遠の倖せを、巡る豊穣の季節を、愛するあなた達へ。❇︎またねと云って微笑ったあの子も、ありがとうと云って撫でてくれたあの人も、みんな優しい想い出の中。
ご近所さん

😊高塔・梟示

…さて。それじゃあ、往こうか
旧き神の一柱と言えば聞こえがいいが、所謂唯の公僕。24時間365日不眠不休のワーカホリックだが、中間管理職を辞し独立開業を経てやや落着いた。くまの濃い、覇気のない顔に、持て余し気味の長い手足はまるで生気を感じさせない影法師。やる気は無いが仕事振りは真面目。長命の為か味覚を欠損しており、効率重視でエナジードリンクを主食としている。よれたスーツに身を包み、魂を黄昏に導く燭台の持ち手――名を死神という。
ご近所さん

😊クラウン・メリー

みんなの笑顔が見たいんだ!
ある村で一人だけ翼を持った男の子。村の人々は男の子が産まれたと同時に次々と亡くなってしまい、『災いの子』と名付けられてしまった。子供の頃に、村から遠い森に逃げ出して偶然通っていた猟兵サーカスの団長に出会い、ピエロの役をやれと命じられる。ちょっとおバカで、常に笑顔な白黒ピエロ。揺れるフリチラリアはまるでベルのよう。花言葉は『人を喜ばせる』。笑顔の花を咲かせる為に、今日も愉快に芸を披露。
ご近所さん

志島・小鉄


幽世に店を出して云百年。シジマ堂を守る新しい妖怪の苦労人デス。探偵をやっていた時期もありマシタ。大変大変、今日も閑古鳥が鳴いていマス。温厚な新しい妖怪デス。暇潰しのお供にハ閑古鳥と迷宮入りした事件ヲどうぞ。 獣の姿は154cm、人の姿は更に20cmほど高い(普段ハ妖怪ノ姿ヲとってマス。人間様ノ世界デハ人間様ト同じ姿デス。)
ご近所さん

😊七枷・むつき

私と私。とは言え似て非なるモノなのですよ。
❄嘗ては銀誓館学園に通っていた能力者。在学中に行方を眩ませた後に死去。何の未練か生前に近い姿のまま、信じて疑わなかった妖怪(雪女)として本当に新生する。雪女バンザイ。◆目覚める以前の記憶が無かったのも今は昔。半人半妖の雪女として、左目に幽世を、右目に現世を映して今在る生を謳歌する。色々と思い出しはしたものの、前世には未練もしがらみも拘りもなく。干渉する気はあまり無いらしい。
顔見知り

无霧・凪

くゆるは夢か現か幻か
芳しい香を纏うあえかな夢の華。繊手は煙管を弄び、愛を囁くよう甘い毒を薫らせる。馨に酔わせ極楽も地獄も思うまま。殺され残るは消えぬ傷痕と壊れた心。死して止まった身長は補い160cm程。☽純白に赤薔薇と黒薔薇を飾り、深紅に妖しい色が滲む。月下美人を咲かせ微笑む宵営業の店の店主。心地良い時間を提供する事が信条。☽夢を司り弄る、混ざりの妖。私の事が識りたいのでしたら、どうぞ暴いて、ご覧になって。
顔見知り

ヴェル・ラルフ


最期に見た貴女の面影を追いかけて、故郷を彷迷い歩いて遂に再会を果たした。あなたから賜ったのは、いのちを赦す愛。青いみなそこにて、その旅は終わりを告げた。
顔見知り
顔見知り

夕時雨・沙羅羅

Syalala,lala.
"夕時雨がしゃららと降る" そう歌ったアリスは確かに僕の中に。きっと君に恋をしたから、君の好きな物を集め続けている。きらきらの硝子玉に小さな林檎、花と、レモンティーはウサギが邪魔でティーセットが用意できなかったから、レモンだけでも。けれど君は、黄昏の記憶を露にしてしまった。君はこの世のどこにもいない、本物の記憶も無い。それでも。大人になった僕は、なんでもない日に君に逢えると信じている。幾星霜でも。
顔見知り