比良野・靖行のフレンド

靖行は陽気なバカだが、文才とハイカラさだけは他の誰にも負けることがなかった。本人のその明るさから繰り出される冒険活劇はたいそう人気だった。……のだが、本人の一番尊敬する文豪である兄が「不幸な事故」で死んでしまってからは、あまり書けなくなってしまったらしい。偉そうだが隠れることが一切できない。とても目立つ。なお、文豪としては致命的に頭が悪い。後先を考えない（姿だけは）ミステリアスバカ。文豪（物理）。

天性の面倒くさがりで、もはや生きることすら面倒だ、と言わんばかりにぼんやりとしていた。数少なかった友人に食べ物を口に突っ込まれた。めちゃくちゃ美味しかったのでその後はご飯を食べるためだけに生きている。よくも悪くも一般人。 好き嫌いは特にないが、食べ物を粗末にするやつは嫌い。「全ての事柄は食べ物によって解決する」と思っている。が、料理はそこまで得意ではない。食べる専門。じゃがいもが好き。