34

アンジュ・グリィのフレンド


😊アンジュ・グリィ

お喋りな舌はいらないのだと
宵闇に遊ぶしなやかな脚。浮世離れた一匹の犬。噛み付き噛み付かれ。待てぬ私は彼を射る。射る射る、いる。射止めた彼はオブリビオン。私の舌はお邪魔虫。私の翼は枯れ果てた。彼は嘘つき。大嘘つき。
冒険仲間

杣友・椋

おまえだけ
▼過ぎ来し方、人の姿で生きる事を択んだ竜族の青年。嶮な風采と棘ある辭遣い故に友人が居らず、廃テアトルで野良猫たちと戯れる日々。嘗て故郷を滅ぼされ死に損ないは兄と自分のみ。病牀に臥す兄の名は蓮と云う。▼愛すのは遥けし世界を映す旧き頁。ぶっきらぼうであるが年下の子や動物、気に入った相手は放っておけない。▼或る日邂逅した天使と共に暮らしている。2024.6.6 入籍。
顔見知り

😊ハロルド・マクファーデン

キミは、どんな物語を識っているのだろうね。
■壱頁.移り変わる空の色を眺め、木々の囁きに耳を傾ける。湧き上がる泉のほとり、小さきもの達に囲まれて。自然を愛し、愛されていたエルフの末裔。あの穏やかな日々を忘れたことはなく――嗚呼、けれども。■弐頁.初めて『本』を開いた彼の日。未知への好奇、識る事への歓喜。彼の裡を満たしたのは『探求の心』■参頁.書物をこよなく愛す読書家。頁を捲る時を何よりも好む――この指の先には、どんな未知があるのだろううか。
冒険仲間