嘉三津・茘繼のフレンド

ダンピールの没落貴族、優れた人形師であり人形使い。黒檀の髪に、雪白の肌、林檎のような赤を含む茶の瞳を持つ。外見は精彩衰えず、十代の少年を模した男装。くるくる表情を変え、度々振舞いで人を揶揄う遊びに興じる。曰く、女は皆生来女優なのだとか。子供もいるが夫とは死別した。故郷や一族、夫との別れの原因であるオブリビオンを憎んでいる。血を吸うことに抵抗はないが、美食家の為選好みが激しい。

ダンピールの人形師を母に持ち、犯罪の街に生まれた。正気を保つ為に僧籍に入るが歪みを抑えられず破戒、多重人格者として今に至る。浅黒い肌、癖のある黒髪、青い光を含んだ紫の瞳を持ち、左の眼元には傷跡がある。鍛え上げられた肉体を持つが手先も器用。内に白い男を抱え、それを封じるかの如く黒衣ばかり纏うようになった男。普段は理性的でやや寡黙だが、人格が変わると砕けた口調でよく喋る。

金の瞳、乳白とこげ茶の毛並みを修道服に包んだケットシーの女のコ。小さいけど気持ちは大きく、何事にも一生懸命の頑張り屋。シスターとしての勉強と修行に勤しんでいる。故郷の農村で幸せに暮らしていたが、オブリビオンに家族を奪われた。暫く独りでいたけれど、寂しくて弱っている時にクリストフ・ポーに出逢って養子になる。同時に猟兵としての素質にも目覚め、選ばれた。

ブラックタールのスクラップビルダーにしてフードファイター。7月7日生まれの34歳男性。管理社会を故郷に持つ『不明』。ガラスケースの中で飢えていた。逃げ出したくて堪らなくて逃げだして洞穴の中、そこでもやっぱり飢えていた。空腹なのか他の『何か』なのかは解らないけど、兎に角足りない。奪い取る。手負いの虎のように落ち着かない。そう感じながら、今はここに居る。最近白くてふわふわしたのが好きで、集めてる。